JP2006307629A - 吹付け方法及び吹付け装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】長大な法面に対して吹付け材の吹付け工を可能とする吹付け方法及び吹付け装置を提供する。
【解決手段】勾配部101,103,105,…と小段部102,104,106,…とが交互に連続する多段法面100を形成し、吹付け材の吹付けノズル56を法面とほぼ平行な方向へ移動可能に保持するフレーム10を第1の小段部102から第2の小段部104まで跨るように配置し、吹付けノズル56を法面とほぼ平行に移動させながら第1の小段部102、第2の小段部104及びその間の勾配部103に吹付ける工程と、フレーム10を第1の小段部102及び第2の小段部104に沿って移動させる工程と、フレーム10を多段法面100の勾配方向に移動させ、第2の小段部104から第3の小段部106まで跨るように配置する工程と、を繰り返す吹付け方法である。
【選択図】図1

Description

本発明は、盛土・切土等の法面に緑化用の厚層基材や吹付けコンクリート等の吹付け材を吹付ける吹付け方法及び吹付け装置に関する。
盛土・切土等の法面は盛土・切土等直後から風化や侵食が始まり、時間経過とともに不安定化する傾向がある。したがって、盛土・切土時点の状態を保存するために、法面の保護が必要である。一般に、法面に人工的に草や木を植える植生工という保護工法が用いられている。この植生工によると、法面の侵食を防止するとともに、法面の緑化を図ることができる。
植生工の1つとして、木質チップ、土、肥料或いは堆肥等に植物の種子を混合した厚層基材を法面に吹付けることにより、法面にこの厚層基材の層を形成する厚層基材吹付け工がある。この厚層基材吹付け工は、厚層基材を吹付けノズルから噴射して、法面に吹付けるものである。
従来の厚層基材吹付け工は大部分が人力によるものであり、作業員が、法面に沿って上下に配置された綱を頼りに昇降しながら吹付けノズルを操作して厚層基材を吹付けていた。また、例えば特許文献1に記載されているように、吹付けノズルをバックホウ等の土木作業用機械に取り付け、土木作業用機械によりノズルを操作して厚層基材を法面に吹付ける吹付け装置もある。
特許第3345388号明細書
しかし、作業員が吹付けノズルを操作する方法では、ノズルを作業員が持てる大きさ以上に大きくすることができず、厚層基材の噴出量に限界がある。また作業員が綱を頼りに法面を昇降するため、作業員の過労度も高い。
また、土木作業用機械で吹付けノズルを操作する吹付け装置を用いる場合にも、土木作業用機械で登ることができないような長大な法面では、厚層基材吹付け工を行うことができなかった。
本発明の課題は、長大な法面に対して厚層基材や吹付けコンクリート等の吹付け材の吹付け工を可能とする吹付け方法及び吹付け装置を提供することである。
以上の課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、勾配部101,103,105,…と小段部102,104,106,…とが交互に連続する多段法面100を形成し、吹付け材の吹付けノズル56を法面とほぼ平行な方向へ移動可能に保持するフレーム10を第1の小段部102から第2の小段部104まで跨るように配置し、吹付けノズル56をフレーム上で法面とほぼ平行に移動させながら第1の小段部102、第2の小段部104及びその間の勾配部103に吹付け材を吹付ける工程と、フレーム10を第1の小段部102及び第2の小段部104に沿って移動させる工程と、フレーム10を多段法面100の勾配方向に移動させ、第2の小段部104から第3の小段部106まで跨るように配置する工程と、を繰り返すことを特徴とする吹付け方法である。
請求項1に記載の発明によれば、勾配部101,103,105,107…と小段部102,104,106,…とが交互に連続する多段法面100を形成し、フレーム10を第1の小段部102から第2の小段部104まで跨るように配置し、吹付けノズル56をフレーム上で法面とほぼ平行に移動させながら第1の小段部102、第2の小段部104及びその間の勾配部103に吹付け材を吹付け、次いでフレーム10を第1の小段部102及び第2の小段部104に沿ってまだ吹付け材を吹付けていない場所に移動させ、同様に吹付けを行うことで、勾配部103の全面に渡って吹付けを行うことができる。
さらに、勾配部103の全面に渡って吹付けを終えたら、フレーム10を多段法面100の勾配方向に移動させ、第2の小段部104から第3の小段部106まで跨るように配置し、上記工程を繰り返すことにより、小段部104、小段部106及びその間の勾配部105の全面に渡って吹付けを行うことができる。以上を繰り返すことにより、多段法面100の全面に渡って吹付けを行うことができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の吹付け方法において、小段部102,104,106,…に沿って溝102a,104a,106a,…を設けるとともに、この溝102a,104a,106a,…と係合する係合部(案内車輪35)をフレーム10に設けたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、係合部を溝102a,104a,106a,…に係合させることで、フレーム10の小段部102,104,106,…に沿った移動が容易になるとともに、フレーム10が多段法面100の勾配方向に落下することを防ぐことができる。
請求項3に記載の発明は、吹付け材を法面に吹付ける吹付けノズル56と、法面(多段法面100)とほぼ平行に配置され、吹付けノズル56を法面とほぼ平行な方向へ移動可能に保持するフレーム10と、フレーム10を法面に沿って移動させる移動装置と、を備えることを特徴とする吹付け装置1である。
請求項3に記載の発明によれば、フレーム10に保持された吹付けノズル56を法面とほぼ平行な方向へ移動させながら吹付け材を法面に吹付け、さらに移動装置(走行装置33、ワイヤー27及び昇降ウィンチ)によりフレーム10を法面に沿って移動させることで、法面の全面に渡って吹付けを行うことができる。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の吹付け装置1において、フレーム10を法面の勾配方向に移動させるための昇降用車輪25,30と、法面の勾配方向と交差する方向に移動させるための横行用車輪15,32とを備え、さらに昇降用車輪25,30または横行用車輪15,32のいずれか一方が法面に接地するように切り替える切替手段(上部脚23、下部脚28、及びシリンダー24,29)を備えることを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、切替手段により、昇降用車輪25,30または横行用車輪15,32のいずれか一方が法面に接地するように切り替えることで、フレーム10の法面に沿った移動方向を切り替えることができる。
請求項5に記載の発明は、請求項3に記載の吹付け装置1(1A)において、前記移動装置は、前記フレーム10(10A)に取り付けられて、このフレーム10(10A)を移動させるための車輪部70と、この車輪部70の向きを、法面(多段法面100)の勾配方向または法面の勾配方向と交差する方向に切り替える切替手段とを備え、前記フレーム10(10A)に、このフレーム10(10A)を所定量ジャッキアップするジャッキ装置80が設けられていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明によれば、切替手段により、車輪部70の向きを法面の勾配方向または法面の勾配方向と交差する方向のいずれか一方に切り替えることで、フレーム10(10A)の法面に沿った移動方向を切り替えることができる。
また、前記ジャッキ装置80によってフレーム10(10A)を所定量ジャッキアップすることによって、前記車輪部70の向きを容易に切り替えることができる。
本発明によれば、吹付け装置を法面に沿って移動させることで、全面に渡って吹付け工を完了させることができ、土木作業用機械で登ることができないような長大な法面であっても人力に頼ることなく吹付け工を行うことができる。
以下、図を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。なお、以下の実施の形態では、吹付け材として厚層基材を用いる厚層基材吹付け工について説明するが、本発明はこれに限らず、吹付け材として吹付けコンクリートを用いてコンクリート吹付け工を行ってもよい。
(第1の実施の形態)
図1は本発明が適用される多段法面100の勾配方向に沿った立断面図である。この多段法面100は、勾配が大きい勾配部101,103,105,…と勾配が小さい(ほぼ水平な)小段部102,104,106,…とが勾配方向に交互に連続するように形成されている。また、小段部102,104,106,…には、排水用の溝102a,104a,106a,…が多段法面100の勾配方向と垂直な方向に形成されている。この小段部102と、その一段上の小段部104との間に跨るように、本発明に係る吹付け装置1が配置されている。
図2は図1の多段法面100に垂直な方向から見た吹付け装置1の斜視図である。吹付け装置1は、図1、図2に示すように、フレーム10と、支持台50と、ノズル旋回装置51とから概略構成される。
フレーム10は、2本の昇降用レール11,11と、上部梁12と、下部梁13と、横行用レール40とから概略構成される。
2本の昇降用レール11,11は、上端同士を上部梁12により接続されるとともに、下端同士を下部梁13により接続され、平行に保たれている。昇降用レール11,11はH鋼により形成されており、ウェブが法面と垂直になり、フランジが法面と平行になるように配置される。
昇降用レール11,11の上部梁12側の部分には、法面側のフランジに車輪用レール14,14が設けられている。車輪用レール14,14には、横行用車輪15,15が昇降用レール11,11の軸方向にスライド可能に取り付けられている。横行用車輪15,15は、フレーム10を法面の勾配方向に対して交差する方向に移動させるときに用いられる。
昇降用レール11,11の長さ方向の中央部分には、図3に示すように、勾配部103側の面に、フレーム調整脚16,16の端部が回動可能に取り付けられているとともに、フレーム調整脚16,16を回動させるシリンダー17,17が設けられている。フレーム調整脚16,16は、フレーム10を法面に固定して厚層基材吹付け工を行う際に、フレーム10に取り付けられた側と反対側の端部を法面に接地し、昇降用レール11,11のしなりを解消して直線状に保つ。
昇降用レール11,11の下部梁13側の部分には、図3に示すように、案内用スプロケット18,19及び昇降用モーター20が取り付けられており、昇降用モーター20の回転軸には駆動用スプロケット21が設けられている。駆動用スプロケット21及び案内用スプロケット18,19には、昇降用チェーン22が係合している。
上部梁12の左右両端部には、上部脚23,23が回動可能に取り付けられているとともに、上部脚23,23を回動させるシリンダー24,24が設けられている。上部脚23,23の先端には、昇降用車輪25,25が取り付けられている。昇降用車輪25,25は、フレーム10を法面の勾配方向に昇降させるときに用いられる。
また、上部梁12の左右両端部には、昇降用チェーン22と係合する案内用スプロケット26が設けられている。
また、上部梁12の左右両端部には、図示しない昇降ウィンチにより巻き取られるワイヤー27,27の端部が固定されている。昇降ウィンチは後述するように、ワイヤー27,27を巻き取ることでフレーム10を法面の勾配方向に移動させる。
下部梁13の左右両端部には、下部脚28,28が上下にスライド可能に取り付けられているとともに、下部脚28,28を上下にスライドさせるシリンダー29,29が設けられている。下部脚28,28の先端には、フレーム10を法面の勾配方向に昇降させるときに用いられる昇降用車輪30,30が取り付けられている。
また、下部梁13の左右両端部には、図4に示すように、昇降用チェーン22と係合する案内用スプロケット31,31が設けられている。
さらに、下部梁13には、横行用車輪32及び走行装置33が設けられている。横行用車輪32及び走行装置33は、フレーム10を法面の勾配方向に対して交差する方向に移動させるときに用いられる。
走行装置33には、図4に示すように、横行用のキャタピラー34と、案内車輪35とが設けられている。案内車輪35は小段部102に設けられた排水用の溝102aに係合しており、キャタピラー34の駆動時に走行装置33を溝102aに沿って案内する。
昇降用チェーン22は2本の昇降用レール11,11に沿ってそれぞれ1本ずつ設けられており、駆動用スプロケット21及び案内用スプロケット18,19,26,31と係合している。各昇降用チェーン22の両端部は、図2に示すように、それぞれ横行用レール40の左右両端部に取り付けられている。
横行用レール40は、両端部に設けられたローラ41,41により、H鋼からなる昇降用レール11,11の法面と反対側のフランジを保持し、昇降用レール11,11に対して軸方向に移動可能に設けられている。横行用レール40は昇降用チェーン22を介して昇降用モーター20により駆動され、昇降用レール11,11の軸方向に移動する。
支持台50は、下部に設けられたローラ53,53により横行用レール40を保持し、横行用レール40に対して軸方向に移動可能に設けられている。また、支持台50には、図2及び図3に示すように、案内用スプロケット54,55及び横行用モーター57が取り付けられており、横行用モーター57の回転軸には駆動用スプロケット58が設けられている。駆動用スプロケット58及び案内用スプロケット54,55には、横行用チェーン42が係合している。横行用チェーン42の両端部は、横行用レール40の左右両端部に固定されている。
支持台50は横行用モーター57により駆動され、横行用チェーン42を介して横行用レール40の軸方向に移動する。
支持台50の上端には、ノズル旋回装置51が法面の勾配方向に回動可能に設けられているとともに、ノズル旋回装置51を回動させて角度を調整するシリンダー52が設けられている。
ノズル旋回装置51は厚層基材の吹付けノズル56を保持し、吹付けノズル56の先端を旋回させる。このようなノズル旋回装置51としては、例えば特許第3345388号明細書に記載の首振り手段と同様のものを用いることができる。厚層基材の吹付け時に吹付けノズル56の先端を旋回させることで、吹付け面積を拡大することができる。
厚層基材は多段法面100の近傍に設けられた図示しない圧送装置により吹付けノズル56に圧送され、吹付けノズル56の先端から噴出され、法面に吹付けられる。吹付けノズル56の先端を旋回させることで、厚層基材の吹付け面積を拡大することができる。
次に、本発明の吹付け装置1を用いた厚層基材の吹付け方法について説明する。まず、図5に示すように、横行用車輪15,15を小段部104に接地する。また、横行用車輪32及び走行装置33のキャタピラー34を小段部102に接地するとともに、走行装置33の案内車輪35を小段部の排水用の溝102aに係合させる。
次いでフレーム調整脚16,16を接地し、フレーム10を勾配部103とほぼ平行に配置し、固定する。次に、ノズル旋回装置51により吹付けノズル56を旋回させながら、厚層基材を吹付けノズル56の先端から噴出させ、勾配部103に吹付ける。さらに、支持台50を横行用レール40に沿って移動させるとともに、横行用レール40を昇降用レール11,11に沿って移動させながら吹付け作業を行い、フレーム10の範囲全体の法面(勾配部103及び小段部102,104)に厚層基材を吹付ける。
フレーム10の範囲全体の法面に厚層基材を吹付けたら、シリンダー17,17を伸張させ、フレーム調整脚16,16を持ち上げ、次いでキャタピラー34を駆動してフレーム10を小段部に沿って移動させ、勾配部103の厚層基材を吹付けていない部分にフレーム10を移動させる。その後、シリンダー17,17を収縮させてフレーム調整脚16,16を接地し、フレーム10を固定する。
以上を繰り返すことにより、多段法面100のうち最初の一段(勾配部103及び小段部102,104)について吹付け作業を完了する。次に、フレーム10を二段目(勾配部105及び小段部104,106)に移動する。
ここで、フレーム10を一段上に移動する方法について説明する。まず、図6に示すように、横行用レール40を昇降用レール11の最下方に配置する。次いで、シリンダー17,17を伸張させ、フレーム調整脚16,16を勾配部103から持ち上げる。次いで、シリンダー24,24を伸張させて上部脚23,23の先端の昇降用車輪25,25を勾配部105に接地するとともに、シリンダー29,29を伸張させて下部脚28,28の先端の昇降用車輪30,30を小段部102に接地し、フレーム10を持ち上げる。このときフレーム10が多段法面100に沿って落下しないように、法面のフレーム10よりも上方に固定された図示しない昇降ウィンチにワイヤー27,27を接続しておく。
次いで、昇降ウィンチにより、ワイヤー27,27を巻き取り、図7に示すように、昇降用車輪25,25,30,30でフレーム10の荷重を支持しながら、フレーム10を法面の勾配方向に移動させる。
フレーム10が多段法面100の一段上に移動したら、図8に示すように、まず案内車輪35を溝104aの位置に合わせる。次いで、シリンダー29,29を収縮させて下部脚28,28を持ち上げ、横行用車輪32及び走行装置33のキャタピラー34を小段部104に接地するとともに、案内車輪35を溝104aに係合させる。
次に、横行用車輪15,15を車輪用レール14,14に沿って移動させ、横行用車輪15,15の位置を上側の小段部106の位置に合わせる。次いで、シリンダー24,24を収縮させて上部脚23,23を持ち上げ、横行用車輪15,15を小段部106に接地する。最後に、シリンダー17,17を収縮させてフレーム調整脚16,16を勾配部105に接地し、フレーム10を固定する。以後同様にして二段目の法面(勾配部105及び小段部104,106)についても吹付け作業を行う。
以上を繰り返し、三段目以降の法面についても吹付け作業を行うことで、多段法面100の全ての面について厚層基材吹付け工が完了する。このような厚層基材の吹付け方法によれば、人力に頼ることなく厚層基材吹付け工を行うことができる。また、土木作業用機械で登ることができないような長大な法面であっても、フレーム10を法面に沿って水平方向及び勾配方向に移動させることで、全面に渡って厚層基材吹付け工を完了させることができる。
なお、以上の実施の形態においては、H鋼を用いて昇降用レール11,11を形成するものとしたが、他の鋼材を用いて昇降用レール11,11を形成してもよい。また、昇降用モーター20を横行用レール40に設けてもよい。
また、上記実施の形態においては、多段法面100の下段から厚層基材吹付け工を行ったが、上段から行い、吹付け装置1を勾配方向に下降させてもよい。その他、具体的な細部構造等についても適宜に変更可能であることは勿論である。
(第2の実施の形態)
次に、図面を参照して本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、説明の便宜上、上述した第1の実施の形態における吹付け装置1とは異なる構成部分のみについて説明する。
図9は、本発明が適用される多段法面100の勾配方向に沿った立断面図であり、この多段法面100の小段部102と、その一段上の小段部104との間に跨るように、本実施の形態に係る吹付け装置1Aが配置されている。
本実施の形態における吹付け装置1Aは、上述した第1の実施の形態と同じように、吹付け材(厚層基材)を法面に吹付ける吹付けノズル56Aと、法面とほぼ平行に配置され、前記吹付けノズル56Aを法面とほぼ平行な方向へ移動可能に保持するフレーム10Aと、このフレーム10Aを法面に沿って移動させる移動装置とを備えている。
ここで、本実施の形態の吹付け装置1Aは、上述した第1の実施の形態における吹付け装置1と異なり、前記移動装置は、前記フレーム10Aに取り付けられて、このフレーム10Aを移動させるための車輪部70と、この車輪部70の向きを、法面の勾配方向または法面の勾配方向と交差する方向に切り替える切替手段とを備え、前記フレーム10Aに、このフレーム10Aを所定量ジャッキアップするジャッキ装置80が設けられている。
すなわち、このような本実施の形態の吹付け装置1Aによれば、切替手段により、車輪部70の向きを法面の勾配方向または法面の勾配方向と交差する方向のいずれか一方に切り替えることで、フレーム10Aの法面に沿った移動方向を切り替えることができるようになっている。
しかも、前記ジャッキ装置80によってフレーム10Aを所定量ジャッキアップすることによって、前記車輪部70の向きを容易に切り替えることが可能となっている。
前記車輪部70は、前記フレーム10Aの上部梁12Aおよび下部梁13Aに取り付けられ、フレーム10Aの四隅に位置しており、これらフレーム10Aと車輪部70とは支持脚71を介して接続されている。
また、この車輪部70には車輪70aと、これら車輪70aを回転駆動させる駆動装置70bが設けられており、吹付け装置1Aを法面の勾配方向と交差する方向に移動させる際に用いる。一方、吹付け装置1Aを法面の勾配方向に移動させる際は、図示はしないが、クレーン等に設けられたウィンチによって移動させるので、前記駆動装置70bは用いないようにする。
そして、前記吹付け装置1Aを法面の勾配方向と交差する方向に移動させる際は、図14(a)に示すように、クラッチ73を操作して車輪70aと駆動装置70bとを繋いで動力が伝達する状態にする。また、吹付け装置1Aを法面の勾配方向に移動させる際は、図14(b)に示すように、クラッチ73を操作して車輪70aと駆動装置70bとの間の動力伝達を切るようにする。
また、前記支持脚71の下端部を回転自在に支承する回転支承部72が、前記車輪部70の上部に設けられており、これによって前記切替手段が構成されている。すなわち、このように前記回転支承部72が車輪部70の上部に設けられていることで、前記車輪部70を回転させて向きを変えることができるようになっている。
一方、前記ジャッキ装置80は、図11に示すように、地面に接地する接地部80aと、この接地部80aの上部に設けられるジャッキ本体80bとを備えており、フレーム10Aの四隅に設けられた前記車輪部70に隣接して設けられている。
また、前記ジャッキ本体80bは、フレーム10Aの所定の位置に取り付けられる制御部(図示せず)によって制御されており、例えば、フレーム10Aの四隅に設けられる複数のジャッキ本体80bを同時に作動させたり、一つ一つのジャッキ本体80bを操作して各小段部102,104,106,…の表面起伏に合わせたり等を行うことができる。
なお、本実施の形態のジャッキ装置80は油圧式とするが、これに限られず、例えば空気圧式や、その他のジャッキアップ機能を有するものでも良く、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
次に、本発明の吹付け装置1Aを用いた厚層基材の吹付け方法について説明する。まず、図9に示すように、フレーム10Aの上部梁12Aおよび下部梁13Aに設けられた車輪部70が、それぞれ小段部104,102に接地されるようにして吹付け装置1Aを設置する。
そして、法面の勾配方向と交差する方向に沿って(小段部102,104に沿って)吹付け装置1Aを走行させながら、勾配部103への厚層基材の吹付け作業を行う。この時、吹付けノズル56Aのホース56Aaを、フレーム10A上に設けられる枠部10Aaに繋いでおくことによって、ホース56Aaが、吹付け作業中や吹付け装置1Aを移動する際の邪魔になることを防ぐことができるので好ましい。
またこの時、前記吹付けノズル56Aの近傍に、図15に示すように、法面に吹付けた厚層基材の厚さを計測するためのセンサ92,93を設けておくようにする。これらセンサ92,93は、センサ取付位置から法面までの距離を測定するものであり、前記吹付けノズル56Aと共に横行するようになっている。
このようなセンサ92,93で厚層基材の吹付け厚さを計測するには、まず、前記センサ93によって、厚層基材が吹付けられていない状態の法面までの距離L1を測定するとともに、センサ92によって、法面に吹付けられた厚層基材の表面までの距離L2を測定し、次に、これらL1とL2との距離の差から、厚層基材の吹付け厚さを計測(算出)する。
また、計測結果を記録しておくことで、法面の元の地盤と吹付け後の表面状況を確認して、吹付けが足りない箇所や地盤の形状等に合わせて部分的な吹付けを行うことができるので好ましい。
そして、勾配部103の吹付け作業が終了した後は、図10に示すように、まず、横行用レール40を最下部まで移動させてフレーム10Aの上側が軽くなるようにしてから、ワイヤー90を介してウィンチとフレーム10Aとを接続固定する。
次いで、図11に示すように、前記ジャッキ装置80によってフレーム10Aを所定量ジャッキアップし、前記車輪部70を小段部102,104から浮かせるとともに、前記車輪部70を水平に90度回転させて、車輪部70の向きを法面の勾配方向に向かせるようにする。
ここで、図14(b)に示すように、前記クラッチ73を操作して車輪70aと駆動装置70bとの間の動力伝達を切っておく。その後、前記ジャッキ装置80のジャッキアップを解除して車輪部70を接地させる。
そして、図12に示すように、車輪部70で荷重を受けたまま、ウィンチでワイヤー90を巻き上げて吹付け装置1Aを引き上げる。この時、フレーム10Aの上部梁12Aおよび下部梁13Aに設けられた車輪部70が、それぞれ小段部106,104に接地する位置まで引き上げる。
なお、吹付け装置1Aを引き上げる際、ワイヤー90によって法面を痛めないように、小段部106に法面保護用ローラ91を設置しておき、ワイヤー90が法面に接触しないようにしておくことが望ましい。
その後、図13に示すように、フレーム10Aの下部梁13A側に設けられた車輪部70を小段部104の中心に合わせてから、前記ジャッキ装置80によってフレーム10Aを所定量ジャッキアップする。そして、この間に、車輪部70を90度回転させて、車輪部70の向きを法面の勾配方向と交差する方向に向かせるようにする。
ここで、図14(a)に示すように、クラッチ73を操作して車輪70aと駆動装置70bとを繋いで動力が伝達する状態にする。その後、前記ジャッキ装置80のジャッキアップを解除して下部梁13A側の車輪部70を接地させる。
また、フレーム10Aの上部梁12A側に設けられた車輪部70も、下部梁13A側に設けられた車輪部70と同じように90度回転させて法面の勾配方向と交差する方向に向かせ、小段部106に接地させる。その後は、ウィンチの張力を緩めるようにする。
この時、車輪部70が小段部106の中心に合うように微調整することが望ましい。すなわち、フレーム10Aと支持脚71との間に、この支持脚71をスライドさせるスライド部74が設けられており、各勾配部101,103,105,107,…の寸法誤差を吸収できるようになっている。
以上を繰り返し、順次法面の吹付け作業を行うことで、多段法面100の全ての面について厚層基材吹付け工が完了する。このような厚層基材の吹付け方法によれば、人力に頼ることなく厚層基材吹付け工を行うことができる。また、土木作業用機械で登ることができないような長大な法面であっても、フレーム10Aを法面に沿って水平方向及び勾配方向に移動させることで、全面に渡って厚層基材吹付け工を完了させることができる。
なお、本実施の形態においては、多段法面100の下段から厚層基材吹付け工を行ったが、上段から行い、吹付け装置1Aを勾配方向に下降させてもよい。その他、具体的な細部構造等についても適宜に変更可能であることは勿論である。
本発明の吹付け装置1が配置された多段法面100の勾配方向に沿った立断面図である。 図1の多段法面100に垂直な方向から見た吹付け装置1の斜視図である。 図1の要部拡大図である。 走行装置33を示す立面図である。 吹付け装置1を用いた厚層基材の吹付け方法を示す立断面図である。 吹付け装置1を用いた厚層基材の吹付け方法を示す立断面図である。 吹付け装置1を用いた厚層基材の吹付け方法を示す立断面図である。 吹付け装置1を用いた厚層基材の吹付け方法を示す立断面図である。 吹付け装置1を用いた厚層基材の吹付け方法を示す立断面図である。 吹付け装置1を用いた厚層基材の吹付け方法を示す立断面図である。 吹付け装置1を用いた厚層基材の吹付け方法を示す立断面図である。 吹付け装置1を用いた厚層基材の吹付け方法を示す立断面図である。 吹付け装置1を用いた厚層基材の吹付け方法を示す立断面図である。 車輪部70の向きを切り替える切替手段を示す平面図である。 厚層基材の吹付け厚さを計測するセンサを示す立断面図である。
符号の説明
1 吹付け装置
10 フレーム
15,32横行用車輪
23 上部脚
24,29シリンダー
25,30昇降用車輪
27 ワイヤー
28 下部脚
33 走行装置
35 案内車輪
50 支持台
56 吹付けノズル
100多段法面
101,103,105,107,… 勾配部
102,104,106,… 小段部
102a,104a,106a,… 溝

Claims (5)

  1. 勾配部と小段部とが交互に連続する多段法面を形成し、
    吹付け材の吹付けノズルを法面とほぼ平行な方向へ移動可能に保持するフレームを第1小段部から第2の小段部まで跨るように配置し、
    吹付けノズルをフレーム上で法面とほぼ平行に移動させながら第1の小段部、第2の小段部及びその間の勾配部に吹付け材を吹付ける工程と、
    フレームを第1の小段部及び第2の小段部に沿って移動させる工程と、
    フレームを多段法面の勾配方向に移動させ、第2の小段部から第3の小段部まで跨るように配置する工程と、を繰り返すことを特徴とする吹付け方法。
  2. 小段部に沿って溝を設けるとともに、この溝と係合する係合部をフレームに設けたことを特徴とする請求項1に記載の吹付け方法。
  3. 吹付け材を法面に吹付ける吹付けノズルと、
    法面とほぼ平行に配置され、吹付けノズルを法面とほぼ平行な方向へ移動可能に保持するフレームと、
    フレームを法面に沿って移動させる移動装置と、を備えることを特徴とする吹付け装置。
  4. フレームを法面の勾配方向に移動させるための昇降用車輪と、法面の勾配方向と交差する方向に移動させるための横行用車輪とを備え、
    さらに昇降用車輪または横行用車輪のいずれか一方が法面に接地するように切り替える切替手段を備えることを特徴とする請求項3に記載の吹付け装置。
  5. 前記移動装置は、前記フレームに取り付けられて、このフレームを移動させるための車輪部と、この車輪部の向きを、法面の勾配方向または法面の勾配方向と交差する方向に切り替える切替手段とを備え、
    前記フレームに、このフレームを所定量ジャッキアップするジャッキ装置が設けられていることを特徴とする請求項3に記載の吹付け装置。
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