JP2006307396A - 袖口カバー - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、袖口の内外両面の汚れを防止できる袖口カバーを提供することにある。
【解決手段】衣服の袖口に着脱可能に取り付けられる袖口カバーであって、柔軟性を有する材質で略筒状に形成され、袖口の内側部分を覆う内側カバー部と、内側カバー部の一端から連続して袖口の外側部分を覆う外側カバー部とを備えている。
【選択図】図1
【解決手段】衣服の袖口に着脱可能に取り付けられる袖口カバーであって、柔軟性を有する材質で略筒状に形成され、袖口の内側部分を覆う内側カバー部と、内側カバー部の一端から連続して袖口の外側部分を覆う外側カバー部とを備えている。
【選択図】図1
Description
本発明は、衣服の袖口に着脱可能に取り付けられて、衣服の袖口に汚れが付着するのを防止する袖口カバーに関するものである。
従来、この種のカバーとしては、衣服の袖部よりも大径の筒状に形成され、手首から肘近傍までを被覆可能な長さを有するとともに、両端部の径を縮径させてなる作業用の腕カバーが提案されている (例えば、特許文献1参照)。そして、この腕カバーは、衣服の袖口から肘近傍までを覆うように衣服の上から装着されて、衣服の袖部の外面に汚れが付着するのを防止している。
特開平9−291405号公報
しかしながら、上記の腕カバーは、衣服の袖口から肘近傍までを覆うように衣服の上から装着されるため、衣服の外面に汚れが付着するのを防止できるものの、衣服の内面、特に皮膚と頻繁に接触して、汗、皮脂、垢などの汚れが付着しやすい袖口の内面に汚れが付着するのを防止することはできない。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、袖口の内外両面の汚れを防止できる袖口カバーを提供することにある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、袖口の内外両面の汚れを防止できる袖口カバーを提供することにある。
本発明の袖口カバーは、衣服の袖口に着脱可能に取り付けられるものであって、柔軟性を有する材質で略筒状に形成され、袖口の内側部分を覆う内側カバー部と、内側カバー部の一端から連続して袖口の外側部分を覆う外側カバー部とを備えていることを特徴とするものである。また、袖口カバー部は、径方向に伸縮可能な伸縮性を有していることが好ましい。なお、衣服の袖口とは、衣服の身頃から延出する袖部の遊端側の開口部付近をいうものとする。
本発明にかかる袖口カバーによれば、衣服の袖口に着脱可能で、柔軟性を有する材質で略筒状に形成され、袖口の内側部分を覆う内側カバー部と、内側カバー部の一端から連続して袖口の外側部分を覆う外側カバー部とを備えているので、内側カバー部により袖口の内側部分に皮膚の汚れが付着するのを防止できるとともに、外側カバー部により袖口の外側部分に外部からの汚れが付着するのを防止でき、袖口の内外両面をいつも清潔に保つことができる。また、袖口を挟んで外側カバー部を内側カバー部に対して折り返すだけの簡単な手順で袖口に装着することができる。
また、袖口カバーが、径方向に伸縮可能な伸縮性を有しているものでは、袖口カバーを手首に挿通可能な径に拡開させることができるので、手首に対して容易に着脱できる。また、内側カバー部と外側カバー部とが適度な伸縮力で袖口を挟み込むので、袖口カバーが袖口から脱落するのを防止できる。さらに、袖口カバーを袖口とともに手首に密着させることができるので、袖口から冷たい空気や雨水などが袖の内部に入り込むのを防止できるという効果もある。
以下、本発明にかかる袖口カバーの一実施形態について詳細に説明する。
本実施形態の袖口カバー1は、柔軟性および伸縮性を有するリブ編の編地素材で略筒状に形成されており、長さは約15cmで、着用者の手首の径よりもやや小さい内径を有している。そして、図1に示すように、袖口カバー1は、長さ方向略中央部から一端側に配置される内側カバー部2と、長さ方向略中央部から他端側に配置される外側カバー部3とから構成されており、外側カバー部3は、内側カバー部2とは異なる色柄で、内側カバー部2に連続して設けられている。
袖口カバー1の製造手順としては、例えば、長さ約15cm,幅約20cmの略矩形で、長さ方向にリブが形成されたリブ編の編地を、表面Pを内側にして幅方向に二つ折りし、重なり合った幅方向端部4,5同士を縫着している。
次に、袖口カバー1の装着手順としては、まず、図2(a)に示すように、衣服の袖をたくし上げて、手首付近の皮膚を露出させ、筒内面側を表にした状態で、内側カバー部2が肘側、外側カバー部3が指先側となるように、袖口カバー1を手首部分に嵌める。
そして、図2(b)に示すように、衣服の袖口の先端部が配置される位置に、内側カバー部2と外側カバー部3との境目部分を配置し、袖を元の位置に戻す。そして、外側カバー部3の表面が外側となるように、外側カバー部3の端部を折り返して、図2(c)に示すように、外側カバー部3を袖口の外側部分に被せる。
そして、図2(b)に示すように、衣服の袖口の先端部が配置される位置に、内側カバー部2と外側カバー部3との境目部分を配置し、袖を元の位置に戻す。そして、外側カバー部3の表面が外側となるように、外側カバー部3の端部を折り返して、図2(c)に示すように、外側カバー部3を袖口の外側部分に被せる。
このようにして、袖口カバー1を衣服の袖口に装着すると、内側カバー部2が袖口の内側部分を覆うとともに、手首付近の皮膚に密着する。また、外側カバー部3が袖口の外側部分を覆うとともに、袖口の外側から袖口を適度な伸縮性で締め付ける。つまり、袖口カバー1の有する伸縮性によって、袖口カバー1を袖口に確実に係着させることができるので、袖口の内側部分に皮膚の汚れが付着するのを防止できるとともに、袖口の外側部分に外部からの汚れが付着するのを防止でき、袖口の内外両面をいつも清潔に保つことができる。また、袖口カバー1を手首に挿通可能な径に拡開させることができるので、手首に対して容易に着脱できる。
また、内側カバー部2が手首付近の皮膚に密着するとともに、外側カバー部3が内側カバー部2から折り返されて袖口の外側から適度な締め付け力で袖口を締め付けるので、袖口カバー1を袖口とともに手首に密着させることができ、手首と衣服の袖口との間の隙間を塞ぐことができる。したがって、袖口から冷たい空気や雨水などが袖の内部に入り込むのを効果的に防止できる。
また、内側カバー部2が手首付近の皮膚に密着するとともに、外側カバー部3が内側カバー部2から折り返されて袖口の外側から適度な締め付け力で袖口を締め付けるので、袖口カバー1を袖口とともに手首に密着させることができ、手首と衣服の袖口との間の隙間を塞ぐことができる。したがって、袖口から冷たい空気や雨水などが袖の内部に入り込むのを効果的に防止できる。
また、袖口カバー1は、径方向に伸縮可能な伸縮性を有しているので、袖口カバー1を装着した状態で袖をたくし上げると、袖口カバー1が、袖口に係着した状態で拡径方向に伸びながら袖と一体に移動し、そのたくし上げた位置において袖口を縮径方向に締め付ける。したがって、袖をたくし上げる必要がある場合には、容易かつ確実に袖を所望の位置にたくし上げ、その状態を維持することができる。
また、衣服の下に長袖の下着を着用している場合には、内側カバー部2と外側カバー部3との間に、衣服の袖口と下着の袖口の両方を介在させることにより、下着の袖口が衣服の袖口から見えてしまうのを防止することもできる。
本実施形態の袖口カバー1は、前記の優れた効果がある上、構造が簡単で、容易に製造できるため、大量生産に適しており、廉価に提供できるという利点もある。
なお、本実施形態の袖口カバー1は、柔軟性と伸縮性とを有しているが、必ずしも伸縮性を有さなくてもよく、内側カバー部2の上に外側カバー部3を折り返すことができる程度の柔軟性を有していればよい。
また、編組織は、リブ編の編地に限られず、プレーン編や模様編など他の編地であってもよい。また、編地に限られず、織地であってもよく、例えば、レース地、フリース地、タオル地などでもよい。レース地であれば、通気性がよい上、美観に優れる。フリース地であれば、感触がよい上、保温性に優れる。タオル地では、通気性がよい上、吸汗性に優れる。このように、素材の性質によって得られる効果も異なるため、様々な素材で形成して、目的や用途に応じて使い分けることが好ましい。
また、内側カバー部2と外側カバー部3とは、一枚の編地または織地でなくてもよく、別布を縫着して一体に形成してもよい。さらに、内側カバー部2と外側カバー部3とを異なる素材や色柄で構成してもよい。例えば、内側カバー部2を感触のよい素材で構成し、外側カバー部3を美観に優れた素材で構成してもよい。さらに、内側カバー部2と外側カバー部3とをそれぞれ美観の異なる素材や色柄で構成すれば、袖口への装着方向を逆にするだけで容易にファッションイメージを変えることができる。
また、本実施形態では、径方向に伸縮性を与えるためにリブ編で編成したが、これに限られず、例えば、ポリウレタン繊維などの弾性を有する繊維とともに編成した編組織としてもよいし、織地に弾性繊維を用いて伸縮性を持たせてもよい。また、繊維に紫外線吸収加工や、抗菌加工、防臭加工、撥水加工などを施してもよい。
さらに、編地の場合は、丸編機で筒状に編成された筒状編地で形成してもよい。筒状編地であれば、筒状に縫着する作業を不要とするので製造が容易である上、縫着部分がないので、着用時にごわつかず、袖口にフィットしやすい。
1 袖口カバー
2 内側カバー部
3 外側カバー部
2 内側カバー部
3 外側カバー部
Claims (2)
- 衣服の袖口に着脱可能に取り付けられる袖口カバーであって、
前記袖口カバーが、柔軟性を有する材質で略筒状に形成され、袖口の内側部分を覆う内側カバー部と、内側カバー部の一端から連続して袖口の外側部分を覆う外側カバー部とが備えられていることを特徴とする袖口カバー。 - 袖口カバーが、径方向に伸縮可能な伸縮性を有していることを特徴とする請求項1記載の袖口カバー。
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---|---|---|---|
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3125285U (ja) * | 2006-07-03 | 2006-09-14 | 株式会社マック | 上着の二重袖口構造 |
FR2947151A1 (fr) * | 2009-06-24 | 2010-12-31 | Melanie Derely | Accessoire decoratif pour article d'habillement |
JP5547859B1 (ja) * | 2014-01-24 | 2014-07-16 | 敏明 森 | 手首カバー |
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2005
- 2005-05-02 JP JP2005134214A patent/JP2006307396A/ja active Pending
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