JP3223542U - カバー体 - Google Patents

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泰伸 中山
泰伸 中山
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Abstract

【課題】身体の一部に装着して使用しても、ずり落ちにくいとともに、カバー体と接する身体の一部に掻痒感等を引き起こしにくいカバー体を提供すること。【解決手段】カバー体1は、身体の一部を覆うために用いられる。カバー体1は、身体の一部を覆うための筒状の本体部2と、環状の弾性部3と、滑り止め部4とを有する。弾性部3は、本体部2における少なくとも一方の開口端縁21に沿って接続されている。滑り止め部4は、弾性部3における内周面31に積層されている。滑り止め部4は、基布部41と、基布部41表面から突出する複数の突出糸部42とを有する。複数の突出糸部42は、両端部が基布部41表面に固定されるとともに両端部間が基布部41表面に固定されていない。【選択図】図6

Description

本考案は、身体の一部を覆うために用いられるカバー体に関する。
身体の一部を覆うために用いられるカバー体として、例えば、脚部や腕部などを覆う筒状のカバー体がある。しかしながら、このようなカバー体は、使用中にずり落ちる場合がある。
特許文献1に記載の脚部を覆うカバー体は、使用中にずり落ちることを防ぐため、滑り止めとして、カバー体の端部にシリコーンゴムを貼着している。
特開2005−54332号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたカバー体には以下の課題がある。
シリコーンゴムは、水分を吸収しにくい。それゆえ、シリコーンゴムを貼着したカバー体を身体の一部に装着して使用すると、発汗などによって、シリコーンゴムと接する身体の一部に掻痒感等を引き起こすおそれがある。
本考案は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、身体の一部に装着して使用しても、ずり落ちにくいとともに、カバー体と接する身体の一部に掻痒感等を引き起こしにくいカバー体を提供しようとするものである。
本考案の一態様は、身体の一部を覆うために用いられるカバー体であって、
上記身体の一部を覆うための筒状の本体部と、
上記本体部における少なくとも一方の開口端縁に沿って接続された環状の弾性部と、
上記弾性部における内周面に積層された滑り止め部と、を有しており、
上記滑り止め部は、基布部と、上記基布部表面から突出する複数の突出糸部とを有しており、
複数の上記突出糸部は、両端部が上記基布部表面に固定されるとともに上記両端部間が上記基布部表面に固定されていない、
カバー体にある。
上記カバー体において、滑り止め部は、基布部及び基布部の表面に突出した複数の突出糸部を有する。また、滑り止め部は、環状の弾性部の内周面に積層されている。それゆえ、カバー体を身体の一部に装着して使用した際、弾性部が滑り止め部を内方に向かって締め付ける。それゆえ、滑り止め部と身体の表面とが密着することにより、カバー体のずり落ちを抑えるとともに、滑り止め部自体が汗を吸収し、身体の表面を乾燥させることができる。その結果、カバー体は、ずり落ちにくいとともに、身体における掻痒感等を引き起こしにくい。
上記態様によれば、身体の一部に装着して使用しても、ずり落ちにくいとともに、カバー体と接する身体の一部に掻痒感等を引き起こしにくいカバー体を提供することができる。
図1は、実施例1における、カバー体の斜視図である。 図2は、実施例1における、カバー体を脚部に装着した使用状態を示す斜視図である。 図3は、実施例1における、カバー体の滑り止め部周辺の拡大平面図である。 図4は、実施例1における、カバー体をZ方向における上側から見た平面図である。 図5は、図3におけるV−V線矢視断面相当のカバー体の拡大断面図である。 図6は、図4におけるVI−VI線矢視断面相当のカバー体の断面図である。 図7は、実施例2における、カバー体を腕部に装着した使用状態を示す斜視図である。 図8は、実施例3における、カバー体を胴体部から脚部にわたって装着した使用状態を示す斜視図である。 図9は、実施例4における、カバー体を胴体部に装着した使用状態を示す斜視図である。
複数の上記突出糸部の上記両端部は、上記滑り止め部の周方向に配列されている構成とすることができる。この構成によれば、カバー体が装着された身体の一部を動かす際、カバー体の長手方向に伸縮する突出糸部を、両方の端部によって支えることができる。その結果、身体の一部に装着したカバー体は、一層ずり落ちにくい。
また、複数の上記突出糸部は、上記滑り止め部の幅方向および周方向に配列されている構成とすることができる。この構成によれば、突出糸部と身体の一部との接触面積を大きくしやすい。その結果、身体の一部に装着したカバー体は、一層ずり落ちにくい。
また、上記突出糸部は、伸縮性を備えている構成とすることができる。この構成によれば、突出糸部と身体の一部との接触面積を大きくしやすい。その結果、身体の一部に装着したカバー体は、一層ずり落ちにくい。
また、上記滑り止め部と上記弾性部との間に空隙を有する構成とすることができる。この構成によれば、身体の一部を動かすことによって弾性部の位置がずれたとしても、滑り止め部は、弾性部に従ってずれにくい。その結果、身体の一部に装着したカバー体は、一層ずり落ちにくい。
また、上記滑り止め部は、外側端縁が山折り状態とされて上記弾性部に縫合されている構成とすることができる。この構成によれば、外側端縁の先端部を外部に露出させることなく、滑り止め部と弾性部とを縫合することができる。その結果、滑り止め部の外側端縁がほつれにくい。また、カバー体の美観性を向上させることができる。
また、上記滑り止め部の内側端縁は、上記弾性部の内側端縁と一緒に上記本体部の上記開口端縁に縫合されている構成とすることができる。この構成によれば、滑り止め部と、弾性部と、本体部とを同時に縫合できるため、カバー体の製造工程を簡素化しやすい。その結果、カバー体の製造コストを低減することができる。
また、上記身体の一部は、腕部、脚部、又は胴体部とすることができる。この構成によれば、本体部を構成する素材を、紫外線遮蔽性が優れた生地や、保温性が優れた生地等に変更することにより、例えば、脚部や腕部は日焼け防止、胴体部は保温を目的としたカバー体とすることができる。その結果、カバー体を多目的で使用することができる。なお、紫外線遮蔽性が優れた生地は、例えば、酸化チタン等の紫外線遮蔽剤を練り込んだ繊維から形成される生地とすることができる。また、保温性が優れた生地は、例えば、フリース生地やウール混生地等とすることができる。
(実施例1)
身体の一部を覆うために用いられるカバー体の実施例について、図1〜図6を参照して説明する。
本実施例のカバー体1は、図2に例示されるように、身体6の一部を覆うために用いられる。カバー体1は、図1に例示されるように、身体6の一部を覆うための筒状の本体部2と、環状の弾性部3と、滑り止め部4とを有する。弾性部3は、本体部2における少なくとも一方の開口端縁21に沿って接続されている。滑り止め部4は、図5、図6に例示されるように、弾性部3における内周面31に積層されている。また、滑り止め部4は、基布部41と、基布部41表面から突出する複数の突出糸部42とを有する。複数の突出糸部42は、図5に例示されるように、両端部421が基布部41表面に固定されるとともに両端部421間が基布部41表面に固定されていない。以下、これを詳説する。
カバー体1が覆う身体6の一部は、例えば、腕部63(図7参照)、脚部60(図2参照)、又は胴体部66(図9参照)とすることができる。
本例において、カバー体1が装着される身体6の一部は、図2に例示されるように、脚部60である。
カバー体1は、一方の開口端縁21から脚部60を挿通することにより、脚部60に装着される。本実施例のカバー体1は、図2に例示されるように、大腿部61から下腿部62にかけて、脚部60を覆っている。なお、本明細書において、カバー体1の長手方向であって、装着の際に身体6の一部を挿通する方向と平行な方向を、適宜、Z方向という。
本体部2は、図1に例示されるように、カバー体1の大部分を占めている。本体部2は、2つの開口端縁21を有する。また、カバー体1は、図2に例示されるように、本体部2の開口端縁21が、大腿部61と下腿部62とに位置するよう寸法設計されている。
本体部2は、図1に例示されるように、カバー体1が装着される身体6の一部の形状に合わせるように形成されている。つまり、本例において、本体部2は、脚部60の形状に合わせて形成されている。
本例において、本体部2は、伸縮性を有する生地からなる。本体部2を構成する生地は、例えば、ポリエステル繊維、ポリアミド繊維、ポリウレタン繊維、又はこれらの繊維の混合繊維によって形成される。
身体6の一部に装着していない状態のカバー体1における本体部2の内径は、身体6の一部に装着した状態のカバー体1における本体部2の内径よりも小さい。それゆえ、カバー体1を脚部60に装着した際、本体部2は、脚部60に密着するように配置される。
図1、図2に例示されるように、本体部2の開口端縁21の一方には、弾性部3と滑り止め部4とが接続されている。また、他方の開口端縁21には、弾性部3と滑り止め部4とは接続されていない。本例において、弾性部3と滑り止め部4とが接続された開口端縁21は、カバー体1を脚部60に装着した際に大腿部61に位置する開口端縁21である。また、弾性部3と滑り止め部4とが接続されていない開口端縁21は、下腿部62に位置する開口端縁21である。また、本例において、大腿部61に位置する開口端縁21の内径は、下腿部62に位置する開口端縁21の内径よりも大きい。
なお、Z方向において、弾性部3と滑り止め部4とが接続された開口端縁21がある側を上側、その反対側であって、弾性部3と滑り止め部4とが接続されていない開口端縁21がある側を下側という。
図2に例示されるように、大腿部61に位置する本体部2の開口端縁21には、その開口端縁21の上側に弾性部3が接続されている。弾性部3は、ゴム弾性を有する。弾性部3は、ゴム弾性により、伸縮性を有する。弾性部3は、Z方向よりも、カバー体1の周方向に伸縮しやすい。また、弾性部3のZ方向における幅は、弾性部3の厚み方向における幅よりも大きい。本例において、弾性部3は、テープ状のゴム弾性体である。
身体6の一部に装着していない状態のカバー体1における弾性部3の内径は、身体6の一部に装着した状態のカバー体1における弾性部3の内径よりも小さい。それゆえ、カバー体1を脚部60に装着した際、弾性部3は、滑り止め部4を内方に向かって締め付けることができる。つまり、弾性部3は、滑り止め部4を脚部60に向かって締め付けることができる。
弾性部3の内周面31には、図5、図6に例示されるように、滑り止め部4が積層されている。滑り止め部4は、弾性部3の内周面31の全体にわたって積層されている。滑り止め部4は、基布部41と、複数の突出糸部42とを有する。滑り止め部4は、伸縮性を有する。また、滑り止め部4は、弾性部3と別体である。
本例において、基布部41は、周知の技術を用いて、繊維を織ることで形成される生地である。基布部41は、伸縮性を有する。基布部41は、Z方向よりも、カバー体1の周方向に伸縮しやすい。また、基布部41は、速乾性を有する。基布部41は、例えば、ポリエステル繊維によって形成される。
基布部41は、水分を吸収することができる。なお、本例において、JISL1907規格に規定される滴下法による滑り止め部4の吸水速度は、65秒以下である。
複数の突出糸部42は、図4、図5に例示されるように、カバー体1の内側に向かって弧状に突出している。突出糸部42は、伸縮性を備えている。突出糸部42は、例えば、ポリエステルからなる。
複数の突出糸部42の両端部421は、図3、図5に例示されるように、滑り止め部4の周方向に配列されている。
突出糸部42の端部421は、図3に例示されるように、滑り止め部4の幅方向にも配列されている。つまり、突出糸部42の端部421は、Z方向にも配列している。
滑り止め部4の周方向に隣り合う2つの突出糸部42同士は、図5に例示されるように、互いに近い側の端部421において、内側糸部422によって接続されている。内側糸部422は、基布部41内に配置されている。また、内側糸部422は、後述する滑り止め部4と弾性部3との間の空隙5には、露出していない。なお、突出糸部42と内側糸部422とは、伸縮性を有する同様の素材からなる。突出糸部42と内側糸部422とは、一体的に形成されている。
複数の突出糸部42は、図3に例示されるように、滑り止め部4の幅方向および周方向に配列されている。
滑り止め部4は、図3に例示されるように、複数の突出糸部42が滑り止め部4の幅方向に配列してなる糸部配列単位43を有する。言い換えると、糸部配列単位43において、複数の突出糸部42は、Z方向に配列している。
複数の糸部配列単位43は、互いに離間した状態により、滑り止め部4の周方向に配列されている。つまり、図3に例示されるように、隣り合う2つの糸部配列単位43において、一方の糸部配列単位43を構成する突出糸部42は、Z方向において、他方の糸部配列単位43を構成する突出糸部42と重ならない。
糸部配列単位43において、一方の突出糸部42の両端部421を結ぶ線分は、Z方向に配列している他方の突出糸部42の両端部421を結ぶ線分と交差していない。つまり、糸部配列単位43を構成する突出糸部42は、Z方向において、一方の突出糸部42の両端部421の間に、他方の突出糸部42の端部421が位置しない。
図3に例示されるように、隣接する2つの糸部配列単位43の間には、基布部41の表面が露出している。つまり、隣接する2つの糸部配列単位43を離間するように、Z方向に沿って、基布部41の表面が露出している。
滑り止め部4は、図6に例示されるように、外側端縁44が山折り状態とされて弾性部3に縫合されている。滑り止め部4の外側端縁44と弾性部3とは、それぞれの厚み方向において、互いに圧接するように、縫合糸7によって縫合されている。
言い換えると、滑り止め部4の外側端縁44は、図6に例示されるように、縫合糸7によって弾性部3に縫合される先端部441と、山折り状態となっている山折り部442とを有する。そして、滑り止め部4の主要部46と、外側端縁44の先端部441とは、外側端縁44の山折り部442を介して繋がっている。
また、滑り止め部4の内側端縁45は、図6に例示されるように、弾性部3の内側端縁32と一緒に本体部2の開口端縁21に縫合されている。つまり、本体部2の開口端縁21と、弾性部3の内側端縁32との間に、滑り止め部4の内側端縁45が挟まれており、それぞれが厚み方向において互いに圧接するように、縫合糸7によって縫合されている。また、縫合糸7によって縫合されることにより、図3、図6に例示されるように、本体部2の開口端縁21の内周側に縫合部70が形成されている。また、本体部2における上側の開口端縁21の先端部211は、図6に例示されるように、縫合部70が形成されたことによって、外部に露出していない。つまり、上側の開口端縁21の先端部211は、縫合部70と滑り止め部4とによって囲われている。
また、カバー体1は、図5、図6に例示されるように、滑り止め部4と弾性部3との間に空隙5を有する。上記のように、カバー体1は、滑り止め部4の外側端縁44と弾性部3とが縫合される。さらに、カバー体1は、滑り止め部4の内側端縁45と、弾性部3と、本体部2とが縫合される。これにより、カバー体1には、滑り止め部4と弾性部3とに囲われた閉じられた空間である空隙5が形成される。そして、滑り止め部4は、空隙5を介して、弾性部3の内周面31に積層されている。
次に、本実施例の作用効果につき説明する。
本例のカバー体1において、滑り止め部4は、基布部41の表面に突出した複数の突出糸部42を有する。また、滑り止め部4は、環状の弾性部3の内周面31に積層されている。それゆえ、カバー体1を身体6の一部に装着して使用した際、弾性部3が滑り止め部4を内方に向かって締め付ける。それゆえ、滑り止め部4と身体6の表面とが密着することにより、カバー体1のずり落ちを抑えるとともに、滑り止め部4自体が汗を吸収し、身体6の表面を乾燥させることができる。その結果、カバー体1は、ずり落ちにくいとともに、掻痒感等を引き起こしにくい。
ここで、実施例1のカバー体1とは異なり、弾性部3と滑り止め部4とが別体ではなく、一体で形成されている場合を想定する。この場合、カバー体1の製造時において、弾性部3の締め付け力を容易に変更することが困難となる。それゆえ、滑り止め部4と弾性部3とが一体的に形成されている場合、滑り止め部4と身体6の表面との密着性を調整しにくく、ずり落ちが生じるおそれがある。
一方、本例のカバー体1は、弾性部3と滑り止め部4とが別体である。それゆえ、カバー体1の製造時において、弾性部3の締め付け力を変更することが容易となる。その結果、滑り止め部4と身体6の表面との密着性を調整しやすい。
複数の突出糸部42の両端部421は、滑り止め部4の周方向に配列されている。それゆえ、カバー体1が装着された身体6の一部を動かす際、カバー体1の長手方向に伸縮する突出糸部42を、両方の端部421によって支えることができる。その結果、身体6の一部に装着したカバー体1は、一層ずり落ちにくい。
複数の突出糸部42は、滑り止め部4の幅方向および周方向に配列されている。それゆえ、突出糸部42と身体6の一部との接触面積を大きくしやすい。その結果、身体6の一部に装着したカバー体1は、一層ずり落ちにくい。
突出糸部42は、伸縮性を備えている。それゆえ、突出糸部42と身体6の一部との接触面積を大きくしやすい。その結果、身体6の一部に装着したカバー体1は、一層ずり落ちにくい。
滑り止め部4は、外側端縁44が山折り状態とされて弾性部3に縫合されている。それゆえ、外側端縁44の先端部441を外部に露出させることなく、滑り止め部4と弾性部3とを縫合することができる。その結果、滑り止め部4の外側端縁44がほつれにくい。また、カバー体1の美観性を向上させることができる。
滑り止め部4の内側端縁45は、弾性部3の内側端縁32と一緒に本体部2の開口端縁21に縫合されている。それゆえ、滑り止め部4と、弾性部3と、本体部2とを同時に縫合できるため、カバー体1の製造工程を簡素化しやすい。その結果、カバー体1の製造コストを低減することができる。
カバー体1は、滑り止め部4と弾性部3との間に空隙5を有する。それゆえ、身体6の一部を動かすことによって弾性部3の位置がずれたとしても、滑り止め部4は、弾性部3に従ってずれにくい。その結果、身体6の一部に装着したカバー体1は、一層ずり落ちにくい。
滑り止め部4の外側端縁44は、山折り部442を有する。それゆえ、カバー体1は、滑り止め部4と弾性部3との間に空隙5が形成されやすい。その結果、身体6の一部を動かすことによって弾性部3の位置がずれたとしても、空隙5があることにより、滑り止め部4は、弾性部3に従ってずれにくい。
カバー体1を構成する滑り止め部4、弾性部3、及び本体部2は、伸縮性を有する。それゆえ、カバー体1は、身体6の曲げ伸ばし等の動作に対する追従性が高い。その結果、身体6の一部に装着したカバー体1は、一層ずり落ちにくい。また、カバー体1は、身体6の一部に装着しやすいとともに、身体6の一部から取り外しやすい。
上記身体6の一部は、腕部、脚部60、又は胴体部とすることができる。それゆえ、本体部2を構成する素材を、紫外線遮蔽性が優れた生地や、保温性が優れた生地等に変更することにより、例えば、脚部60や腕部は日焼け防止、胴体部は保温を目的としたカバー体1とすることができる。その結果、カバー体1を多目的で使用することができる。なお、紫外線遮蔽性が優れた生地は、例えば、酸化チタン等の紫外線遮蔽剤を練り込んだ繊維から形成される生地とすることができる。また、保温性が優れた生地は、例えば、フリース生地やウール混生地等とすることができる。
滑り止め部4は、複数の糸部配列単位43を有する。それゆえ、基布部41の表面において、突出糸部42を、より多く配列しやすい。その結果、カバー体1は、身体6の一部に装着して使用しても、一層ずり落ちにくい。
以上のように、本実施例によれば、身体6の一部に装着して使用しても、ずり落ちにくいとともに、カバー体1と接する身体6の一部に掻痒感等を引き起こしにくいカバー体1を提供することができる。
(実施例2)
本実施例のカバー体1は、図7に例示されるように、身体6の一部である腕部63を覆うアームカバーの実施例である。
本実施例のカバー体1は、図7に例示されるように、上腕部64から手首65にかけて、腕部63を覆っている。また、カバー体1は、本体部2の開口端縁21が、上腕部64と手首65に位置するよう寸法設計されている。
上腕部64に位置する開口端縁21には、弾性部3と、滑り止め部4とが接続されている。また、手首65に位置する開口端縁21には、弾性部3と、滑り止め部4とは、接続されていない。また、本例において、上腕部64に位置する上側の開口端縁21の内径は、手首65に位置する下側の開口端縁21の内径よりも大きい。
その他の構成及び作用効果は、実施例1と同様である。
(実施例3)
本実施例のカバー体1は、図8に例示されるように、身体6の一部である胴体部66から脚部60にわたって覆うカバー体1の実施例である。
本実施例のカバー体1は、図8に例示されるように、本体部2が二股に分かれている。二股に分かれている本体部2の一部は、それぞれ脚部60を覆っている。
本体部2は、3つの開口端縁21を有する。カバー体1は、3つの開口端縁21のうち、一方が胴体部66に位置するよう寸法設計されている。また、カバー体1は、残りの2つの開口端縁21が、それぞれ脚部60の下腿部62に位置するよう寸法設計されている。
胴体部66に位置する開口端縁21には、弾性部3と、滑り止め部4とが接続されている。また、下腿部62に位置する2つの開口端縁21には、弾性部3と、滑り止め部4とは、接続されていない。また、本例において、胴体部66に位置する上側の開口端縁21の内径は、下腿部62に位置する下側の開口端縁21の内径よりも大きい。
その他の構成及び作用効果は、実施例1と同様である。
(実施例4)
本実施例のカバー体1は、図9に例示されるように、身体6の一部である胴体部66を覆うカバー体1の実施例である。
頭部に近い側に位置する上側の開口端縁21には、弾性部3と、滑り止め部4とが接続されている。また、脚部60に近い側に位置する下側の開口端縁21には、弾性部3と、滑り止め部4とは、接続されていない。また、本例において、双方の開口端縁21の内径は、略同一である。
その他の構成及び作用効果は、実施例1と同様である。
上記実施例1〜4においては、本体部2の複数の開口端縁21のうち、一方の開口端縁21に弾性部3と滑り止め部4とが接続されている。ただし、弾性部3と滑り止め部4とは、カバー体1において、複数の開口端縁21に接続されていてもよい。
本考案は上記各実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の実施形態に適用することが可能である。
1 カバー体
2 本体部
21 開口端縁
3 弾性部
31 内周面
4 滑り止め部
41 基布部
42 突出糸部
421 端部
6 身体

Claims (8)

  1. 身体の一部を覆うために用いられるカバー体であって、
    上記身体の一部を覆うための筒状の本体部と、
    上記本体部における少なくとも一方の開口端縁に沿って接続された環状の弾性部と、
    上記弾性部における内周面に積層された滑り止め部と、を有しており、
    上記滑り止め部は、基布部と、上記基布部表面から突出する複数の突出糸部とを有しており、
    複数の上記突出糸部は、両端部が上記基布部表面に固定されるとともに上記両端部間が上記基布部表面に固定されていない、
    カバー体。
  2. 複数の上記突出糸部の上記両端部は、上記滑り止め部の周方向に配列されている、請求項1に記載のカバー体。
  3. 複数の上記突出糸部は、上記滑り止め部の幅方向および周方向に配列されている、請求項1または2に記載のカバー体。
  4. 上記突出糸部は、伸縮性を備えている、請求項1から3のいずれか1項に記載のカバー体。
  5. 上記滑り止め部と上記弾性部との間に空隙を有する、請求項1から4のいずれか1項に記載のカバー体。
  6. 上記滑り止め部は、外側端縁が山折り状態とされて上記弾性部に縫合されている、請求項1から5のいずれか1項に記載のカバー体。
  7. 上記滑り止め部の内側端縁は、上記弾性部の内側端縁と一緒に上記本体部の上記開口端縁に縫合されている、請求項1〜6のいずれか1項に記載のカバー体。
  8. 上記身体の一部は、腕部、脚部、又は胴体部である、請求項1〜7のいずれか1項に記載のカバー体。
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