JP2006305604A - サブマージアーク溶接用溶融型フラックス - Google Patents

サブマージアーク溶接用溶融型フラックス Download PDF

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Abstract

【課題】 大電流で横向き溶接することができ、且つ横向き、水平すみ肉及び下向きのいずれの溶接姿勢にも適用可能なサブマージアーク溶接用溶融型フラックスを提供する。
【解決手段】 組成を、フラックス全質量あたり、SiO:10乃至40質量%、CaO:10乃至27質量%、CaF:5乃至35質量%、MgO:3乃至20質量%、Al:9乃至35質量%及びMnO:1.5乃至20質量%を含有すると共に、TiO:6質量%以下に規制し、更に、CaO含有量(質量%)を[CaO]、SiO含有量(質量%)を[SiO]、Al含有量(質量%)を[Al]としたとき、下記数式で表される[A]を0.3乃至0.7とする。
Figure 2006305604

【選択図】 なし

Description

本発明は、横向き、水平すみ肉及び下向き等の溶接姿勢でサブマージアーク溶接する際に使用されるサブマージアーク溶接用溶融型フラックスに関し、特に、石油貯蔵用タンク等の円筒形の大型タンクを溶接する際に使用されるサブマージアーク溶接用溶融型フラックスに関する。
近時、石油の消費量拡大により石油貯蔵用タンクの大型化が進められており、それに伴い、石油貯蔵用タンクに使用される鋼板も厚膜化される傾向にある。このため、タンク建造時の溶接工数が増大し、溶接施工の効率化が強く求められている。
しかしながら、溶接施工を効率化するために、横向きサブマージアーク溶接のような開先角度が狭い溶接方法で大電流溶接した場合、溶接部に高温割れが発生しやすく、溶接後に手直しが必要になるため、施工能率が低下する。また、サブマージアーク溶接により石油貯蔵用タンクを建造する際には、横向き、水平すみ肉及び下向き等の種々の姿勢が適用されているが、各姿勢に応じて専用のフラックスを使用しなければならず、管理が煩雑になる。このような理由から、大電流溶接においても高温割れが発生し難い溶接材料、並びに、横向き、水平すみ肉及び下向きのいずれの姿勢にも適用可能なフラックスが求められている。
そこで、従来、円筒形石油貯蔵用タンク製造時の横向き溶接及び水平すみ肉溶接用として、SiO:20質量%以上、MnO:8質量%以上、F:1乃至14質量%、TiO:8質量%以下、SiO+Al:40乃至60質量%、MnO、CaO、MgO及びBaOからなる群から選択された2種以上の化合物を総量で35乃至55質量%含有する溶融型のフラックスに、金属Al粉を0.1乃至1.0質量%混合した潜弧溶接用フラックスが提案されている(特許文献1参照。)。この特許文献1に記載のフラックスは、溶融型フラックスに少量の金属Al粉を添加することにより、溶接金属の凝固温度を高め、ビードを垂れ難くすることにより、狭開先の溶接におけるスラグ巻込みを防止している。
また、SiO:21乃至30質量%、MnO:5乃至15質量%、CaO:5乃至15質量%、Al:21乃至30質量%及びCaF:20乃至30質量%を含有し、SiO+Al+CaF:68乃至83質量%であり、MgOを2質量%未満に規制した組成とすると共に、嵩密度を1.4g/cmよりも大きくした横向潜弧溶接用溶融型フラックスも提案されている(特許文献2参照。)。特許文献2に記載のフラックスにおいては、SiO、MnO、CaO、Al及びCaFの含有量を最適化すると共に、スラグの流動性を低下させるMgOを減少させることにより、柱状晶の凝固が下側に向かって進行していく不自然な溶接姿勢においても、溶融スラグの浮上を容易にしている。
特開昭61−202794号公報 特開昭56−92000号公報
しかしながら、前述の従来の技術には以下に示す問題点がある。特許文献1に記載のフラックスは、特に狭開先の溶接に適しており、一般的な開先角度である45°に対して35°開先にも適用可能であるが、溶接電流が450乃至500Aの範囲までしか検討されていない。また、特許文献2に記載のフラックスは、水平すみ肉溶接及び下向き溶接への適用についての検討がなされていない。このため、特許文献1に記載のフラックスを溶接電流が550Aという大電流での横向き溶接に適用した場合、高温割れが発生する虞がある。また、特許文献2に記載のフラックスを水平すみ肉及び下向き溶接に適用した場合、ポックマーク及びアンダーカット等が発生する虞がある。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであって、大電流で横向き溶接することができ、且つ横向き、水平すみ肉及び下向きのいずれの溶接姿勢にも適用可能なサブマージアーク溶接用溶融型フラックスを提供することを目的とする。
本発明に係るサブマージアーク溶接用溶融型フラックスは、フラックス全質量あたり、SiO:10乃至40質量%、CaO:10乃至27質量%、CaF:5乃至35質量%、MgO:3乃至20質量%、Al:9乃至35質量%及びMnO:1.5乃至20質量%を含有すると共に、TiO:6質量%以下に規制し、CaO含有量(質量%)を[CaO]、SiO含有量(質量%)を[SiO]、Al含有量(質量%)を[Al]としたとき、下記数式で表される[A]が0.3乃至0.7であることを特徴とする。
Figure 2006305604
本発明においては、SiO、CaO、CaF、MgO、Al、MnO及びTiOの含有量を規定すると共に、上記数式1で表される[A]の値を規定しているため、溶融スラグの凝固温度及び粘性を最適化することができる。これにより、大電流で横向き溶接しても、スラグ剥離性及び耐高温割れ性が良好で、オーバーラップ及びアンダーカットがないビードを得ることができる。また、横向溶接、水平すみ肉溶接及び下向き溶接の全てにおいて、オーバーラップ及びアンダーカットのない安定したビードを得ることができると共に、良好なスラグ剥離性が得られる。その結果、溶接の高効率化に多大の貢献をなす。
このサブマージアーク溶接用溶融型フラックスは、SiO含有量がフラックス全質量あたり20乃至33質量%でもよい。これにより、横向き溶接において良好なスラグ剥離性及びビード形状が得られると共に、水平すみ肉溶接及び下向き溶接におけるビード形状を安定化することができる。
また、CaO含有量を、フラックス全質量あたり12乃至23質量%とすることができる。これにより、スラグが適度な凝固温度及び粘性となり、横向き溶接、水平すみ肉溶接及び下向き溶接において、良好な溶接部が得られる。
更に、CaF含有量は、フラックス全質量あたり10乃至28質量%とすることができる。これにより、良好なスラグ剥離性及びビード形状が得られる。
更にまた、MgO含有量は、フラックス全質量あたり3乃至15質量%としてもよい。これにより、良好なビード外観、耐高温割れ性及びスラグ剥離性が得られる。
更にまた、Al含有量がフラックス全質量あたり15乃至28質量%であってもよい。これにより、横向き溶接において、スラグのビード保持力が強くなり、ビード形状が安定化するため、良好なビード外観を得ることができる。
更にまた、MnO含有量を、フラックス全質量あたり3乃至15質量%とすることができる。これにより、溶融スラグの流動性及びスラグ剥離性を良好にすることができる。
更にまた、TiOは、フラックス全質量あたり3質量%以下に規制することが望ましい。これにより、横向き溶接において、良好なスラグ剥離性及びX線性能が得られる。
更にまた、上記数式1で表される[A]を0.35乃至0.65とすることができる。これにより、横向き溶接において、良好なスラグ剥離性及び耐高温割れ性が得られると共に、オーバーラップ及びアンダーカットがない優れたビードが得られる。
本発明によれば、SiO、CaO、CaF、MgO、Al、MnO及びTiOの含有量を規定すると共に、上記数式1で表される[A]の値を規定しているため、溶融スラグの凝固温度及び粘性を最適化することができると共にスラグ剥離性を良好にすることができるため、横向き、水平すみ肉及び下向きのいずれの溶接姿勢にも適用することができ、大電流で横向き溶接しても、スラグ剥離性及び耐高温割れ性が良好で、オーバーラップ及びアンダーカットがないビードを得ることができる。
以下、本発明の実施の形態に係るフラックスについて、具体的に説明する。本実施形態のフラックスは、サブマージアーク溶接に使用される溶融型フラックスである。以下、本実施形態のフラックスの成分組成における数値限定理由について説明する。
SiO :10乃至40質量%
フラックス中のSiOは、スラグ形成剤として作用し、溶融スラグの粘性を増加させる。また、横向き溶接においてビードの保持力を高め、ビード形状を安定させる効果がある。しかしながら、SiO含有量が10質量%未満の場合、溶融スラグの粘性が不足してビード形状が不安定となり、オーバーラップ及びアンダーカットが発生する。一方、SiO含有量が40質量%を超えると、溶融スラグの粘性が高くなり過ぎて、スラグの剥離性が低下し、ポックマーク及びスラグ巻込みが発生する。よって、SiO含有量は10乃至40質量%とする。
また、SiO含有量は、20乃至33質量%とすることが好ましい。フラックス中のSiO含有量が増加すると、ガラス質のスラグが形成されるため、スラグが砕き易くなってスラグ剥離性が向上するが、その一方でスラグの粘性が増加し、スラグ巻込み等の欠陥が発生することがある。SiO含有量を20乃至33質量%とすると、ガラス質のスラグ形成とスラグの粘性とが調和がとれた状態となり、横向き溶接において、良好なスラグ剥離性及びビード形状が得られ、更に、水平すみ肉溶接及び下向き溶接においてもビード形状が安定する。
CaO:10乃至27質量%
CaOは溶融スラグの凝固温度を下げる効果及び粘性を下げる効果があり、適量添加することにより、スラグ剥離性が向上する。しかしながら、フラックス中のCaO含有量が27質量%を超えると、溶融スラグの粘性が低くなってビード保持力が低下するため、オーバーラップが発生し易くなる。また、CaO含有量が10質量%未満の場合、横向き溶接において溶融スラグの凝固温度が高くなり、高電流且つ高速の溶接に適用すると、ビード形状が凸型となり、高温割れの発生頻度が高くなると共にスラグ剥離性が劣化する。このスラグ剥離性の劣化は、横向き、水平すみ肉及び下向きのいずれの溶接姿勢においても発生する。よって、CaO含有量は10乃至27質量%とする。
また、CaO含有量は12乃至23質量%とすることが好ましく、これにより、スラグの凝固温度及び粘性を適度な範囲とすることができるため、横向き溶接、水平すみ肉溶接及び下向き溶接のいずれにおいても良好な溶接部が得られる。
CaF :5乃至35質量%
フラックス中のCaFは、溶融スラグの流動性及びスラグ剥離性を良好にする効果がある。しかしながら、フラックス中のCaF含有量が5質量%未満の場合、この効果が得られず、スラグがビードに焼き付く等のスラグ剥離性の劣化が生じると共に、溶融スラグの粘性が高くなり、スラグ巻込みが発生する。一方、CaF含有量が35質量%を超えると、スラグの流動性が増し、オーバーラップ及びアンダーカットが発生すると共に、ガス成分が増加してポックマークが発生する。また、高電流且つ高速度の横向き溶接時には、ビードが凸型になり、高温割れを起こしやすくなる。よって、CaF含有量は5乃至35質量%とする。このCaF含有量は10乃至28質量%とすることが好ましく、これにより、良好なスラグ剥離性及びビード形状が得られる。
MgO:3乃至20質量%
フラックス中のMgOは、オーバーラップの抑制に有効な成分である。しかしながら、MgO含有量が3質量%未満の場合はこの効果は得られず、オーバーラップが多発し、特に高電流及び高速度での横向き溶接時においては、溶接ビードが凸型になり、高温割れが発生しやすくなる。また、MgOはスラグを硬くする効果もあり、MgO含有量が20質量%を超えると、スラグ剥離性が劣化する。よって、MgO含有量は1.5乃至20質量%とする。また、MgO含有量の上限値は15質量%以下とすることが好ましく、これにより、良好なビード外観、耐高温割れ性及びスラグ剥離性が得られる。
Al :9乃至35質量%
フラックス中のAlは、スラグ形成剤として作用し、溶融スラグの粘性を上げる効果があり、また、スラグ剥離性向上にも有効な成分である。しかしながら、フラックス中のAl含有量が9質量%未満の場合、粘性不足となり、オーバーラップ及びアンダーカットが発生する。一方、Al含有量が35質量%を超えると、スラグの粘性が高くなりすぎて流動性が悪くなるため、スラグ巻込み及びポックマークが発生する。よって、Al含有量は9乃至35質量%とする。また、Al含有量の好ましい範囲は15乃至28質量%であり、これにより、横向き溶接において、スラグのビード保持力が強くして、ビード形状を安定化することができるため、良好なビード外観を得ることができる。
MnO:1.5乃至20質量%
フラックス中のMnOは、溶融スラグの粘性及びスラグ剥離性の調整に有効な成分である。しかしながら、フラックス中のMnO含有量が1.5質量%未満の場合、溶融スラグの粘性が高くなり、スラグがビードに焼き付く等のスラグ剥離性の劣化が生じる。一方、MnO含有量が20質量%を超えると、溶融スラグの粘性が低くなり、オーバーラップ及びアンダーカット等が発生する。よって、MnO含有量は1.5乃至20質量%とする。また、MnO含有量の好ましい範囲は3乃至15質量%であり、これにより、溶融スラグの流動性及びスラグ剥離性を良好にすることができる。
TiO :6質量%以下
TiO含有量が6質量%を超えると、スラグが砕けにくくなり、スラグ剥離性が劣化する。よって、TiO含有量は6質量%以下に規制する。また、TiO含有量は、3質量%以下に規制することが好ましい。これにより、横向き溶接において良好なスラグ剥離性が得られる。
[A]:0.30乃至0.70
また、本実施形態のフラックスにおいては、下記数式2により与えられる[A]を0.30乃至0.70とする。なお、下記数式2における[CaO]はフラックス全質量あたりのCaO含有量(質量%)、[SiO]はフラックス全質量あたりのSiO含有量(質量%)、[Al]はフラックス全質量あたりのAl含有量(質量%)である。
Figure 2006305604
本発明者等は、上記問題点を解決するために鋭意実験研究を行った結果、溶融スラグの凝固温度を更に高くすると共に、溶融スラグの粘性を適度に低くすることにより、高電流の横向き溶接における溶融スラグの凝固速度を増加させ、溶融金属の高温割れを防止し、横向き溶接、水平すみ肉溶接及び下向き溶接のいずれにおいてもオーバーラップ及びアンダーカットのない安定したビードを得ることができると共に、スラグ剥離性が良好になることを見出した。そして、上記数式2に示す[A]、即ち、CaO含有量([CaO])とSiO含有量([SiO])及びAl含有量([Al]/2)との比が、溶接ビード形状及びスラグ剥離性に最も重要な影響を及ぼすことも見出した。
CaOは溶融スラグの融点及び粘性を下げると共に、スラグ剥離性を良好にする効果がある。また、SiOは溶融スラグの融点を上げる効果は乏しいものの、粘性を上げる効果が著しい。更に、Alは、溶融スラグの融点を上げる効果があるものの、粘性を上げる効果が乏しい。このような性質を利用すると、スラグ剥離性及び溶融スラグの粘性については、CaO及びSiOの含有量によって調節することができ、溶融スラグの粘性については、CaO及びAlの含有量によって夫々調節することができる。そこで、本実施形態の溶融型フラックスにおいては、CaO、SiO及びAlの各酸化物について、個々の含有量を上述の範囲に規定すると共に、それらの比である[A]の範囲を規定する。
[A]が0.30未満の場合、溶融スラグの融点及び粘性が高くなりすぎて、ビード形状が凸型になり、横向き溶接において高温割れが発生しやすくなると共にスラグ剥離性が劣化する。また、溶接時に発生するガス成分のスラグ層からの逸脱が妨げられ、ポックマークが発生する。一方、[A]が0.70を超えると、溶融スラグの融点が低くなると共に粘性が低くなり、横向き溶接においてはビードが垂れやすくなり、また、凸型ビードが形成されるため、横向き溶接、水平すみ肉溶接及び下向き溶接のいずれにおいても高温割れ、オーバーラップ及びビード蛇行等が発生しやすくなる。
また、[A]は0.35乃至0.65とすることが好ましく、これにより、横向き溶接において、良好なスラグ剥離性及び耐高温割れ性が得られ、更に、オーバーラップ及びアンダーカットがない良好なビードを得ることができる。
以下、本発明の実施例の効果について、本発明の範囲から外れる比較例と比較して説明する。図1(a)は横向き溶接における開先形状及び電極角度を示す断面図であり、図1(b)及び(c)は横向き溶接における積層方法を示す断面図である。また、図2(a)は水平すみ肉溶接における電極角度を示す断面図であり、図2(b)は水平すみ肉溶接における積層方法を示す断面図である。更に、図3は下向き溶接における開先形状を示す断面図である。
本実施例においては、図1(a)及び(b)に示すように、下記表1に示す成分組成(JIS規格 G 3115 SPV490)で厚さが25mmの2枚の鋼板1a及び1bを、下記表2に示す組成(JIS規格 Z3351 YS−M4)で直径が3.2mmのワイヤ2及び下記表3に示す実施例及び比較例のフラックスを使用し、サブマージアーク溶接法により、下記表4に示すAの条件で2パスの横向き溶接を行った。また、図1(a)及び(c)に示すように、下記表1に示す成分組成で厚さが12mmの2枚の鋼板11a及び11bを、ワイヤ2及び下記表3に示す実施例及び比較例のフラックスを使用し、サブマージアーク溶接法により、下記表4に示すBの条件で3パスの横向き溶接を行った。このとき、電極チップ3の角度は38°、開先角度は45°、ワイヤ2の突き出し長さtは25乃至30mmとした。なお、図1(b)及び(c)に示す4a乃至4cは溶接金属であり、4aは1パス目、4bは2パス目、4cは3パス目に形成されたものである。
Figure 2006305604
Figure 2006305604
Figure 2006305604
Figure 2006305604
更に、図2(a)及び(b)に示すように、上記表1に示す成分組成で厚さが12mmの鋼板11aと上記表1に示す成分組成で厚さが16mmの鋼板21とを、上記表2に示す組成で直径が2.4mmのワイヤ12及び上記表3に示す実施例及び比較例のフラックスを使用し、サブマージアーク溶接法により、下記表5に示す条件で水平すみ肉溶接した。このとき、電極チップ3の角度は60°ワイヤ12の突き出し長さtは23乃至28mmとした。なお、図2(b)に示す14a乃至14cは溶接金属であり、14aは1パス目、14bは2パス目、14cは3パス目に形成されたものである。
Figure 2006305604
更にまた、図3に示すように、上記表1に示す成分組成で厚さが12mmの2枚の鋼板11c及び11dを、上記表2に示す組成で直径が3.2mmのワイヤ2及び上記表3に示す実施例及び比較例のフラックスを使用し、サブマージアーク溶接法により、下記表6に示す条件で下向き溶接した。このとき、開先角度は50°とした。そして、これら横向き溶接、水平すみ肉溶接及び下向き溶接について、溶接作業性(スラグ剥離性、高温割れ性、オーバーラップ、ポックマーク、スラグ巻込み及びアンダーカット)を評価した。
Figure 2006305604
以下、各項目の評価基準について説明する。
スラグ剥離性
スラグ剥離性は、ハンマーで叩くと簡単にスラグが剥離したものを◎、チッパー等のスラグ剥離専用の道具によりスラグが剥離したものを○、道具を使用してもなかなかスラグが剥離しなかったか又はビードの際にスラグが焼き付いていたものを×とした。なお、横向き溶接においては条件Aについて評価した。
高温割れ
高温割れについては、条件Aでの横向き溶接のみ評価した。図4(a)は高温割れ測定位置を示す断面図であり、図4(b)はそのA−A線による断面図である。なお、図4(a)及び(b)においては、図を見やすくするため、溶接金属4a及び4bのハッチングを省略している。図4(a)及び(b)に示すように、高温割れの評価は、溶接長1mあたりにおいて、2パス目の溶接線方向の割れ5がなかったものを◎、割れ5の長さxが1乃至10mmであったものを○、割れ5の長さxが10mmを超えていたものを×とした。なお、溶接金属4b中の割れ5は、放射線透過試験により検出した。
オーバーラップ
オーバーラップは、条件Bでの横向き溶接及び水平すみ肉溶接について評価した。図5(a)は横向き溶接におけるオーバーラップ幅の測定位置を示す図であり、図5(b)は水平すみ肉溶接におけるオーバーラップ幅の測定位置を示す図である。オーバーラップの評価は、オーバーラップが無かったものを◎、図5(a)及び(b)に示すラップ幅yが1乃至4mmであったものを○、ラップ幅yが4mmを超えていたものを×とした。
アンダーカット
図6(a)は横向き溶接におけるアンダーカット深さの測定位置を示す図であり、図6(b)は水平すみ肉溶接におけるオーバーラップ幅の測定位置を示す図であり、図6(c)は下向き溶接におけるオーバーラップ幅の測定位置を示す図である。アンダーカットの評価は、図6(a)乃至(c)に示すように、最終パスで形成された溶接金属4c、14c及び24のアンダーカット深さzを測定し、アンダーカット深さzが0.2mm未満であったものを◎、0.2mm以上で0.5mm未満であったものを○、0.5mm以上であったものを×とした。なお、横向き溶接においては条件Bについて評価した。
スラグ巻込み
スラグ巻込については、条件Bでの横向き溶接及び水平すみ肉溶接について評価した。スラグ巻込みの評価は、放射線透過試験を行い、2mm以上のスラグ巻込みの数を数えた。その結果、溶接線1mあたり、2mm以上のスラグ巻込みがなかったものを◎、1個以上5個未満であったものを○、5個以上であったものを×とした。
ポックマーク
ポックマークについては、溶接長1mあたり、1mm以上のポックマークの数が4個以下であったものを◎、5乃至9個であったものを○、10個以上であったものを×とした。なお、横向き溶接においては条件Bについて評価した。
以上の結果を下記表7にまとめて示す。
Figure 2006305604
上記表7に示すように、本発明の実施例であるNo.1乃至No.21のフッラックスは、高温割れがなく、横向き溶接、水平すみ肉溶接及び下向き溶接のいずれにおいても溶接作業性が良好であった。特に、No.1乃至No.5のフラックスは、CaO含有量、CaF含有量、MgO含有量、Al含有量、MnO含有量、TiO含有量及び[A]が全て好ましい範囲であるため、他のフラックスに比べて耐高温割れ性及び溶接作業性が優れていた。
これに対して、本発明の比較例であるNo.22のフラックスは、SiO含有量が本発明の範囲よりも少ないため、溶融スラグの粘性が不足し、横向き溶接、水平すみ肉溶接及び下向き溶接において、オーバーラップ及びアンダーカットが発生した。また、No.23のフラックスは、SiO含有量が本発明の範囲よりも多いため、溶融スラグの粘性が高くなりすぎて、スラグ剥離性が劣化し、更に、スラグ巻込み及びポックマークが発生した。
No.24のフラックスは、CaO含有量が本発明の範囲よりも少ないため、スラグ剥離性が劣化すると共に高温割れが発生した。一方、No.25のフラックスは、CaO含有量が本発明の範囲を超えているため、スラグの粘性が低下し、オーバーラップが発生した。また、No.26のフラックスは、CaF含有量が本発明の範囲よりも少ないため、スラグの流動性が低下してスラグ剥離性が劣化し、更にスラグ巻込みが発生した。一方、No.27のフラックスは、CaF含有量が本発明の範囲を超えているため、スラグの流動性が増加してオーバーラップ及びアンダーカットが発生すると共に、高温割れ及びガス成分の増加によるポックマークが発生した。
No.28のフラックスは、MgO含有量が本発明の範囲よりも少ないため、オーバーラップ及び高温割れが発生した。一方、No.29のフラックスは、MgO含有量が本発明の範囲を超えているため、溶融スラグが硬くなりスラグ剥離性が劣化した。また、No.30のフラックスは、Al含有量が本発明の範囲よりも少ないため、スラグの粘性が低く、オーバーラップ及びアンダーカットが発生した。一方、No.31のフラックスは、Al含有量が本発明の範囲を超えているため、溶融スラグの粘性が高く、スラグ巻込みが発生した。
No.32のフラックスは、MnO含有量が本発明の範囲よりも少ないため、溶融スラグの粘性が高くなり、スラグ剥離性が劣化した。一方、No.33のフラックスは、MnO含有量が本発明の範囲を超えているため、溶融スラグの粘性が低くなり、オーバーラップ及びアンダーカットが発生した。また、No.34のフラックスは、TiO含有量が本発明の範囲を超えているため、スラグ剥離性が劣化した。
No.35及びNo.36のフラックスは、[A]が本発明の範囲よりも小さいため、溶融スラグの融点及び粘性が高くなり、高温割れが発生し、スラグ剥離性が劣化した。また、ガス成分のスラグ層への逸脱が妨げられやすくなり、ポックマークが発生した。一方、No.37及びNo.38のフラックスは、[A]が本発明の範囲を超えているため、溶融スラグの融点及び粘性が低くなり、横向き溶接時に溶接ビードが垂れて凸型形状となり、高温割れが発生し、更にアンダーカット及びオーバーラップが発生した。
No.39のフラックスは、CaF、Al及びMnOの含有量が本発明の範囲外であるため、溶融スラグの粘性が高く、スラグ剥離性が劣化すると共にスラグ巻込みが発生した。また、No.40のフラックスは、CaO、CaF及びTiO含有量が本発明の範囲外であるため、溶融スラグの凝固温度が高くなると共に粘性が低くなり、高温割れが発生し、スラグ剥離性も劣化した。更に、No.41のフラックスは、MgOの含有量が本発明の範囲よりも少ないため、高温割れ及びオーバーラップが発生した。
No.42のフラックスは、CaO及びMgO含有量が本発明の範囲を超えているため、溶融スラグの凝固点が高くなり、スラグ剥離性が劣化し、更に高温割れも発生した。また、No.43のフラックスは、Al含有量が本発明の範囲よりも少ないため、溶融スラグの粘性が低下し、オーバーラップ及びアンダーカットが発生した。更に、No.44のフラックスは、SiO含有量が本発明の範囲を超えているため、スラグの粘性が高くなり、スラグ剥離性が劣化すると共に、ポックマーク及びスラグ巻込みが発生した。
(a)は横向き溶接における開先形状及び電極角度を示す断面図であり、(b)及び(c)は横向き溶接における積層方法を示す断面図である。 (a)は水平すみ肉溶接における電極角度を示す断面図であり、(b)は水平すみ肉溶接における積層方法を示す断面図である。 下向き溶接における開先形状を示す断面図である。 (a)は高温割れ測定位置を示す断面図であり、(b)はそのA−A線による断面図である。 (a)は横向き溶接におけるオーバーラップ幅の測定位置を示す図であり、(b)は水平すみ肉溶接におけるオーバーラップ幅の測定位置を示す図である。 (a)は横向き溶接におけるアンダーカット深さの測定位置を示す図であり、(b)は水平すみ肉溶接におけるオーバーラップ幅の測定位置を示す図であり、(c)は下向き溶接におけるオーバーラップ幅の測定位置を示す図である。
符号の説明
1、11、21;鋼板
2、12;ワイヤ
3;電極チップ
4a〜4c、14a〜14c;溶接金属

Claims (9)

  1. フラックス全質量あたり、SiO:10乃至40質量%、CaO:10乃至27質量%、CaF:5乃至35質量%、MgO:3乃至20質量%、Al:9乃至35質量%及びMnO:1.5乃至20質量%を含有すると共に、TiO:6質量%以下に規制し、CaO含有量(質量%)を[CaO]、SiO含有量(質量%)を[SiO]、Al含有量(質量%)を[Al]としたとき、下記数式で表される[A]が0.3乃至0.7であることを特徴とするサブマージアーク溶接用溶融型フラックス。
    Figure 2006305604
  2. SiO含有量がフラックス全質量あたり20乃至33質量%であることを特徴とする請求項1に記載のサブマージアーク溶接用溶融型フラックス。
  3. CaO含有量がフラックス全質量あたり12乃至23質量%であることを特徴とする請求項1又は2に記載のサブマージアーク溶接用溶融型フラックス。
  4. CaF含有量がフラックス全質量あたり10乃至28質量%であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のサブマージアーク溶接用溶融型フラックス。
  5. MgO含有量がフラックス全質量あたり3乃至15質量%であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のサブマージアーク溶接用溶融型フラックス。
  6. Al含有量がフラックス全質量あたり15乃至28質量%であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のサブマージアーク溶接用溶融型フラックス。
  7. MnO含有量がフラックス全質量あたり3乃至15質量%であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のサブマージアーク溶接用溶融型フラックス。
  8. TiOをフラックス全質量あたり3質量%以下に規制することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のサブマージアーク溶接用溶融型フラックス。
  9. [A]が0.35乃至0.65であることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載のサブマージアーク溶接用溶融型フラックス。
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