JP2006305112A - マッサージ用器具 - Google Patents
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Abstract
【課題】 指圧および肩叩きの双方に供することができ、電源を必要としないマッサージ用器具を提供する。
【解決手段】 一対の球体1,2と、この球体を適宜間隔で連結してなる可撓性を有する柄部3とからなり、上記柄部は、その可撓率を部分的に変化させてなることを特徴とする。柄部は、その中心に紐状部材4を配置し、この紐状部材の周辺にクッション部材31,32,33を設けることによって構成する。上記球体は、柄部の中心にある上記紐状部材の両端に連結される。複数のクッション部材は、それぞれを異なる可撓率で構成する。クッション部材は、綿入り袋体130を使用し、伸縮性のない紐106を巻き付けることによっても構成できる。
【選択図】 図1
【解決手段】 一対の球体1,2と、この球体を適宜間隔で連結してなる可撓性を有する柄部3とからなり、上記柄部は、その可撓率を部分的に変化させてなることを特徴とする。柄部は、その中心に紐状部材4を配置し、この紐状部材の周辺にクッション部材31,32,33を設けることによって構成する。上記球体は、柄部の中心にある上記紐状部材の両端に連結される。複数のクッション部材は、それぞれを異なる可撓率で構成する。クッション部材は、綿入り袋体130を使用し、伸縮性のない紐106を巻き付けることによっても構成できる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、マッサージ用器具に関し、特に、指圧および肩叩きに供することができる器具に関するものである。
従来の指圧用器具は、球体を可撓芯材でつなぎ、これを緩衝材の芯部に嵌め込み、可撓芯材の両端にベルトを連結して椅子等に取付け可能にしたものがあった(特許文献1参照)。また、肩叩き用の器具としては、一般的に長尺な棒状部材の先端に球体を設けた構成のものが周知であり、最近では電動式バイブレータを使用するものが開発されている(特許文献2参照)。
実開平5−63544号公報(2頁)
特開平9−215722号公報(2頁)
上記従来技術のうち、指圧用器具にあっては、緩衝材に球体が内蔵された構成であり、これを椅子等に取り付けて使用するものであることから、肩叩きに供することはできず、また、上記周知の肩叩き用器具は、これを指圧用器具として使用することができなかった。そして、電動式バイブレータを使用する器具にあっては、使用に際して電源が必須の要素となるとともに、指圧用の器具としての電気式マッサージ器とは異種の装置としており、指圧用の器具として使用するものではなかった。
本発明は、上記諸点にかんがみてなされたものであって、その目的とするところは、指圧および肩叩きの双方に供することができ、電源を必要としないマッサージ用器具を提供することである。
そこで、本発明は、一対の球体と、この球体を適宜間隔で連結してなる可撓性を有する柄部とからなり、上記柄部は、その可撓率を部分的に変化させてなることを特徴とするマッサージ用器具を要旨とするものである。
上記のような構成にすれば、柄部の両側に設けられる球体のいずれか一方を打撃部として肩叩きに使用できる。この場合、柄部は可撓性を有することから、打撃の際には柄部が弾性変形しつつ湾曲することとなり、いわゆる「撓り(しなり)」による強固な打撃を得ることができる。そして、可撓率が異なることから、大きい可撓率を有する柄部に近接する球体を使用して指圧するとき、当該球体により指圧される部位の周辺が柄部に当たった場合には、その可撓性により十分に変形することが許容されることとなる。
上記発明において、前記柄部が、中心に位置する紐状部材と、この紐状部材の周辺に配置されてなるクッション部材とを備えた構成とすることができ、かつ、上記紐状部材を前記球体に連結することができる。このような構成にすれば、紐状部材およびクッション部材はいずれも可撓性を有し、さらに、クッション部材の緩衝効果により、球体以外の部分が打撃または押圧される場合でも、その衝撃を緩和することができることとなる。
また、本発明は、一対の球体と、この球体を適宜間隔で連結してなる可撓性を有する柄部とからなり、上記柄部は、可撓率の異なる二以上のクッション部材を直列に設け、かつ、これらのクッション部材の直列方向ほぼ中央を貫通してなる紐状部材を設けて構成された柄部であり、上記紐状部材の両端に上記球体を連結してなることを特徴とするマッサージ用器具を要旨とする。
上記の構成によれば、直列に設けられたクッション部材は、個々の可撓率を変更してなる別個のクッション部材を使用することができ、当該クッション部材の可撓率の調整により、適度な弾性力と、緩衝効果を得ることができる。具体的には、指圧に使用する場合において、「つぼ」を球体に押圧したとき、当該「つぼ」以外の部分が柄部に当接することになる範囲のクッション部材は、その可撓性の高いものを配置することにより、指圧用器具として使用する際の柄部の違和感を解消させ得る。その他の範囲のクッション部材は、その可撓性の低いものを配置することにより、柄部全体に弾性力を与えることができ、肩叩き用器具として使用する際の打撃力を大きくすることができる。
上記発明において、前記クッション部材は、発泡率を異ならせてなる発泡樹脂よりなるクッション部材で構成することができる。この場合、発泡率の変更により異なる可撓性のクッション部材を容易に構成でき、その発泡率の微細な変化によって、僅かな可撓性の変化を生じさせることができるものである。そして、これらの発泡樹脂を棒状に構成したのち、長手方向中央に貫通孔を穿設することによって紐状部材を挿通させることができるものとなる。
さらに、本発明は、一対の球体と、この球体を適宜間隔で連結してなる可撓性を有する柄部とからなり、上記柄部は、クッション部材を所定長さの棒状または筒状に構成するとともに所定範囲に非伸縮性材料を被覆し、かつ、これらのクッション部材の長手方向ほぼ中央を貫通してなる紐状部材を設けて構成された柄部であり、上記紐状部材の両端に上記球体を連結してなることを特徴とするマッサージ用器具を要旨としている。
上記の構成によれば、均一な可撓性を有する柄部の一部に非伸縮性材料を被覆することにより、当該非伸縮性材料が被覆された範囲の可撓性を低下させることとなるのである。この可撓性の低下による反射的効果として、弾性力が向上するため、肩叩き用器具として使用する際の打撃力を向上させることとなる。
上記発明において、クッション部材としては、綿を封入してなるクッション部材で構成することができ、また、非伸縮性材料としては、伸縮を有しない紐を上記クッション部材の表面に巻き付けて構成することができる。このような構成によれば、綿を封入してなるクッション部材は、非伸縮性材料である紐による巻き付けによって所望範囲の可撓性を低下させることが可能となる。また、綿を封入してなるクッション部材を芯材として紐を巻き付けた範囲の可撓性は、当該紐の巻き付ける強度によって調整が可能となり、綿が封入されたクッション部材そのものが有する可撓性に応じて、種々の状態を現出させることが可能となる。
また、上記発明における紐状部材は、その両端が前記球体の中心を貫通しつつ該球体に固設される紐状部材とすることができる。この構成によれば、柄部の中心を貫挿して設けられる紐状部材が、さらに球体の中心を通過して連結されることとなり、柄部および球体のそれぞれの中心に紐状部材を配置させることができる。そして、球体に紐状部材を固設することにより、球体が紐状部材を軸心として回転させることを防止できることとなる。
さらに、上記発明において、紐状部材としては、その両端に係止突起が設けられた紐状部材とすることができ、球体としては、上記係止突起に嵌合する凹部を有する球体とすることができる。このような構成にすれば、係止突起が球体の凹部に係合して、その位置が確定することとなる。
また、上記発明の球体は、異なる径の球体を一対にしてなる構成とすることか好ましい。このような構成であれば、使用において任意の大きさの球を選択することができるものとなる。さらに、一対の球体は、いずれも木製で構成することができる。これにより、程良い重量と触感を得ることができる。
本発明によれば、柄部または球体を手で持って反対の球体により肩を打撃することで、肩叩き用器具として使用することができ、また、柄部を可撓性材料で構成することにより、柄部は容易に変形することから、球体をつぼに当てて身体を押し付ける際に、つぼ以外の身体が柄部によって痛みを感じるようなことがない。さらに、本発明のマッサージ用器具の全体が極端に大きな構成とする必然性はなく、周知の肩叩き用具と同じ程度の大きさで必要かつ十分であるから携帯性にも優れたものである。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。本発明の実施形態は、図1に示すように、2個の球体1,2を一対として、柄部3によって連結してなる構成としたものである。球体1,2は、同じ径としてもよいが、指圧用器具として使用する際に、つぼに当たる球の大きさを選択できるように両者の径を異なせる構成とすることができる。なお、図示する球体1,2は異なった径の球を使用したものを示しており、大きい径の球体1は外径約7cmとし、小さい径の球体2は外径約5cmとしている。また、材質としては、木製とすることが肩叩きとして使用する際の程良い硬さおよび重量により、良好な打撃感覚を得ることができるが、他の材質によって構成することも可能である。すなわち、適度な重量を有するプラスチックの表面にゴム製材料を被覆して構成することも可能である。この場合、大量生産が可能となり得るものとなる。
ここで、柄部3は、可撓性を有する材料によって構成してなるものである。長さ寸法は約50cmとし、外径寸法を3cm〜5cm程度に構成している。上記のような寸法で構成することにより、肩叩きとして使用する場合に、柄部3を持って球体1,2のいずれか一方によって肩を打撃する際の握り具合または操作性が良好となるものである。ただし、上記寸法は、これに限定する意図ではなく、柄部3の可撓率に応じて外径寸法を変更することによって握り具合を一層良好なものとすることが可能となり、長さ寸法を変更することにより、使用の際の操作性を向上させ得るものとなる。
球体1,2と柄部3との連結状態を図2に示している。図2(a)に示しているように、柄部3の長手方向には1本の連続する紐状部材4が貫挿されており、その両端31,32を球体1,2に連結するものである。球体1,2には、その中心を通過する貫通孔11,21が設けられ、紐状部材4の両端付近をそれぞれの貫通孔11,21に挿通するとともに、両端41,42に結節部を構成させ、球体1,2の離脱を抑止して全体を一体的に構成している。なお、球体1,2が紐状部材4の軸まわりに回転できないように、紐状部材4が球体1,2に接する適宜個所を接着剤等により接着することが望ましい。
また、上記の紐状部材4は、図2(b)に示すように、柄部3の中心を通過するように配置されている。そして、この紐状部材4は、伸縮しない材質によるものであるが、可撓性を有するものである。柄部3は、全体として可撓性を有する構成としており、例えば、綿入りの部材で構成するほかに発泡ウレタンなどの発泡合成樹脂で構成することができる。このような柄部3の本体部分(クッション部材)を筒状に構成することにより、その中心孔に紐状部材4を挿通することができるのである。なお、柄部3の本体部分(クッション部材)を棒状に構成する場合、その長手方向中央に貫通孔を穿設し、この貫通孔に紐状部材4を挿通することによっても同様の柄部3を構成し得る。
柄部3は、その可撓率を異ならせて構成されている。可撓率とは、変形容易性を意味するが、これとともに硬度や弾性力をも同時に意味するものとして使用する。すなわち、肩叩き用器具として使用する場合には、弾性力の大小によって球体1,2の打撃力が変化し、また、指圧用器具として使用する場合には、いわゆる「つぼ」と呼ばれる指圧部分を除いた身体の一部が柄部3に押し付けられるとき、柔軟性の有無により感じる痛みが左右されることとなる。そのため、これらの要素を可撓率という表現により統一するものである。
そこで、異なる可撓率からなる柄部3を構成する場合、例えば、図3に示すように、異なる発泡率で構成された発泡ウレタンよりなるクッション部材31,32,33を直列に配置し、これらに紐状部材4を挿通することによって、一体的な柄部3を構成するものである。このクッション材31,32,33は、中央に配置するクッション部材32を硬質にし、その両側に配置するクッション部材31,33を軟質にする場合(図3(a)参照)のほかに、二種類の異なる可撓率よりなるクッション部材34,35により、一方のクッション部材34を硬質、他方のクッション部材35を軟質とする構成(図3(b)参照)がある。前者の構成にあっては、中央のクッション部材32を硬質のものとし、両側のクッション部材31,33を軟質のものとすることにより、指圧用器具として使用する際に、球体1,2の近傍において、つぼ以外の身体の一部が柄部3に押し付けられた場合に痛みを感じることを回避できる。他方、後者の構成にあっては、球体1,2のうち大径の球体1に近接するクッション部材34を硬質にすることにより、この球体1を使用して指圧する際には、当該球体1の径が大きいためにクッション部材34が身体の一部に当たる可能性が低く、小径の球体2を使用して指圧する際には、球体2に近接する軟質のクッション部材35がつぼ以外の身体に当たることとなるから、いずれにしてもつぼ以外の身体の一部に痛みを感じるようなことを回避できることとなる。
また、上記のような柄部3の構成により、肩叩き用の器具として使用する場合においては、硬質のクッション部材32,34が、適度の弾力性を発揮することとなり、柄部3の全体のいわゆる「撓り(しなり)」によって、球体1,2に対する打撃力の向上および反発力の緩衝を可能にするものとなる。なお、肩叩き用の器具として使用する場合は、クッション部材31〜35が肩に当たることを予定しておらず、その硬軟の差異による効果は専ら弾性力の差異となる。従って、クッション部材31〜35の硬度は指圧用の器具として使用する際を基準に配置すればよいこととなる。なお、肩叩きの際に球体1,2による打撃予定部以外の部分に柄部3が当たるような場合を想定すれば、球体1,2の近傍に位置する柄部3がクッション部材31,33,34,35で構成されていることにより、柄部3による打撃予定部以外の身体の一部に痛みを与えることを回避できることとなる。
次に、柄部3にかかる他の形態について説明すれば、図4に示すように、所定の面積を有する袋体130に綿を封入し、紐状部材4を中心に上記袋体130を巻き付けることによって1本の棒状に構成するクッション部材131がある。この場合、巻き付けた袋体130によるクッション部材131の状態を維持すべく、クッション部材131の全体を筒状の被覆部105により被覆することが好ましい。上記のように被覆部105で被覆された綿入り袋体130は、クッション性を備えつつ可撓性を有し、上記クッション部材31〜35と同様に機能する。そして、上記クッション部材131の可撓性を部分的に異ならせるために、一部に伸縮性のない紐(非伸縮性材料)106を巻き付けるのである。紐106が巻き付けられる部分は、可撓性を低下させること、すなわち、硬化させることを目的とするものである。このように、紐106の巻付けにより、クッション部材131の内部に封入された綿は圧縮され、その緩衝効果を減少させることができるのである。これと同時に、当該部分は、上記クッション部材131を芯材としてその周囲に紐106を巻き付けただけの構成であるから、少なからず可撓性を有することとなる。上記構成により、連続する1本の柄部103のうち、紐106を巻き付けた(非伸縮性材料を被覆した)範囲132は、それ以外の範囲131のよりも硬質となり、変形容易性が低く、弾性力は逆に向上するものとなるのである。
上記構成の柄部103は、所望の範囲に紐106を巻き付けることにより、自在に可撓性の異なる範囲を得ることができるのである。そこで、図5に示すように、柄部103の中央に紐106を巻き付ける場合には、中央に硬質部分132を、その両側に軟質部分131,133を設けることができる(図5(a)参照)。この場合、上述した発泡率の異なるウレタンを使用した軟質のクッション部材32を中央に配置した構成(図3(a)参照)と同様の柄部103とすることができる。また、柄部103のうち、大径の球体1に近接するほぼ半分に紐106を巻き付ける場合には、当該部分に硬質部分134を、残りの部分に軟質部分135を設けることができる。この場合は、発泡率の異なる二種のウレタンを使用したクッション部材34,35を使用する構成(図3(b)参照)と同様の柄部103とすることができる。
本発明の実施形態の構成は上記のとおりであるから、本実施形態のマッサージ用器具を肩叩きとして使用する場合、球体1,2のいずれか一方を打撃部として選択し、柄部3,103を手で持って当該打撃部を肩に打撃するのである。このとき、球体1,2は、大きさが異なるため、その重量も必然的に異なることとなり、肩の凝り具合に応じて任意に選択することができる。また、柄部3,103は、本実施形態では約50cmとしたため、肩叩き用として使用する場合には柄部3,103を握って使用できるが、打撃部として選択した球体1(または2)の他方の球体2(または1)を握って使用することも可能である。このような使用方法は、肩胛骨付近の凝りを叩いてほぐす際に便利である。
次に、指圧用の器具として使用する場合には、居室の畳等の上に仰向け状態で寝た体勢をとり、球体1,2の任意の一方を肩、背中または腰の指圧すべき部分(いわゆるつぼ)に当たるように移動させる。この任意の球体1,2を移動させる際には、柄部3,103を手で持って調整することとなる。指圧すべき部分を変更する場合には、柄部3,103を手で持って球体1,2の位置を変更することによって行う。指圧の強さは、体重の作用する大きさによって調整するものである。
また、椅子に座った状態で指圧する場合は、柄部3,103を手で支え、所望の球体1,2を背もたれと背中の間に配置する。そして、指圧すべき部分に球体1,2が位置するように柄部3,103で調整しつつ、身体を背もたれに押し付けるのである。指圧の強さは背もたれ方向に押し付ける強さによって調整するのである。なお、球体1,2は、径の大きさが異なるため、凝りの程度または当たり心地などに応じて選択すればよく、柄部3を持ち替えて、使用する球体1,2を変更してもよい。また、本実施形態は、紐状部材4を軸心として球体1,2が回転しないように構成したため、球体1,2に「つぼ」部分を押圧する際にも、球体1,2が回転することがなく、その押圧が球体1,2を回転させる方向であっても安定した指圧効果を得ることができることとなるのである。
本発明の実施形態は、上記のとおりであるが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲における種々の変更した態様をとることは可能である。例えば、上記実施形態において、球体1,2が紐状部材4を軸心として回転しないように接着することが好ましいと説明したが、この接着に変えて、図6(a)に示すように、紐状部材4の先端に係止突起43,44を設け、球体1,2は、半球状部材6,7を接合する構成とし、半球状部材6,7の接合面6a,7aには、上記係止突起43,44が嵌合できる嵌合凹部61,71を設ける構成とすることができる。この場合、半球状部材6,7を接合するための接着剤が必要となるが、球体1,2の回転を確実に防止することができる。また、図6(b)に示すように、紐状部材4の両端41,42に設けられる結節部は、球体1,2の貫通孔を挿通して、反対側に突出する紐状部材4の両端41,42を単に結んでなる構成とすることができる。この場合、球体1,2の貫通孔11の径よりも大きい結節部が構成されれば、球体1,2は、紐状部材4から離脱することがなく、また、柄部3,103により球体1,2が柄部3,103の長手方向に移動することもないことから、球体1,2を一定の位置に固定的に設置することが可能となる。なお、球体1,2のいずれか一方または両側に、凹状の結節部収納部12を構成することにより、紐状部材4の両端41,42に設けられる結節部が球体1,2から突出した状態で構成されることを回避することができる。この構成においては、結節部を係止突起として観念し、結節部収納部12を球体1,2に設けられる凹部として観念することができる。
1,2 球体
3,103 柄部
4 紐状部材
6,7 半球状部材
6a,7a 接合面
11,21 貫通孔
12 結節部収納部
31,32,33,34,35,131 クッション部材
41,42 紐状部材両端
61,71 凹部
3,103 柄部
4 紐状部材
6,7 半球状部材
6a,7a 接合面
11,21 貫通孔
12 結節部収納部
31,32,33,34,35,131 クッション部材
41,42 紐状部材両端
61,71 凹部
Claims (10)
- 一対の球体と、この球体を適宜間隔で連結してなる可撓性を有する柄部とからなり、上記柄部は、その可撓率を部分的に変化させてなることを特徴とするマッサージ用器具。
- 前記柄部は、中心に位置する紐状部材と、この紐状部材の周辺に配置されてなるクッション部材とを備えた柄部であり、上記紐状部材を前記球体に連結してなる請求項1に記載のマッサージ用器具。
- 一対の球体と、この球体を適宜間隔で連結してなる可撓性を有する柄部とからなり、上記柄部は、可撓率の異なる二以上のクッション部材を直列に設け、かつ、これらのクッション部材の直列方向ほぼ中央を貫通してなる紐状部材を設けて構成された柄部であり、上記紐状部材の両端に上記球体を連結してなることを特徴とするマッサージ用器具。
- 前記クッション部材は、発泡率を異ならせてなる発泡樹脂よりなるクッション部材である請求項3記載のマッサージ用器具。
- 一対の球体と、この球体を適宜間隔で連結してなる可撓性を有する柄部とからなり、上記柄部は、クッション部材を所定長さの棒状または筒状に構成するとともに所定範囲に非伸縮性材料を被覆し、かつ、これらのクッション部材の長手方向ほぼ中央を貫通してなる紐状部材を設けて構成された柄部であり、上記紐状部材の両端に上記球体を連結してなることを特徴とするマッサージ用器具。
- 前記クッション部材は、綿を封入してなるクッション部材であり、前記非伸縮性材料は、伸縮を有しない紐を上記クッション部材の表面に巻き付けて構成された非伸縮性材料である請求項5記載のマッサージ用器具。
- 前記紐状部材は、その両端が前記球体の中心を貫通しつつ該球体に固設される紐状部材である請求項1ないし6のいずれかに記載のマッサージ用器具。
- 前記紐状部材は、その両端に係止突起が設けられた紐状部材であり、前記球体は、上記係止突起に嵌合する凹部を有する球体である請求項1ないし6のいずれかに記載のマッサージ用器具。
- 前記一対の球体は、異なる径の球体を一対にしてなる請求項1ないし8のいずれかに記載のマッサージ用器具。
- 前記球体は、いずれも木製で構成された球体である請求項1ないし9のいずれかに記載のマッサージ用器具。
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