JP2006304547A - 永久磁石埋め込み式モータのロータとその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】永久磁石の温度上昇を低減させ、モータ効率を上げる。
【解決手段】ロータ10は、ロータコア12と、ロータコア12に形成された収容孔14に固定される永久磁石16と、を有する。永久磁石16の表面には、断熱層18が形成されて、永久磁石16と収容孔14の隙間に充填剤20が充填され、永久磁石16が収容孔14に固定されている。この断熱層18は、ロータコア12の製造時、製造後のモータの駆動時において、永久磁石18の温度上昇を抑えることができる。これにより、モータ効率を向上させることができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、永久磁石埋め込み式モータのロータとその製造方法に関し、永久磁石の温度上昇の改良に関する。
従来から、ロータコアの軸方向に沿って複数の収容孔を形成し、この収容孔に永久磁石を固定した永久磁石埋め込み式モータのロータが知られている。図5は、従来の永久磁石埋め込み式モータのロータの平面図である。図5に示すように、電磁鋼板の積層体で構成されたロータコア50の軸方向に沿って、複数の収容孔52が形成され、各収容孔52に永久磁石54が配置される。車両用のモータとしては、永久磁石54には、ネオジウム磁石が用いられる。
永久磁石54と収容孔52との間隙には、充填剤56、例えば樹脂が充填されて、ロータコア50と永久磁石54が固定される。ロータコア50と永久磁石54の固定工程においては、樹脂が約140℃〜200℃に加熱され軟化されると共に、ロータコア50、永久磁石54が樹脂と同じ温度に予備加熱される。ロータコア50、永久磁石54、充填剤56が加熱された状態で、収容孔52に永久磁石54が配置されると共に、収容孔52と永久磁石54との間隙に充填剤56が充填されて、充填剤56が冷却し永久磁石54がロータコア50に固定される。
下記特許文献1には、複数の永久磁石と保持環との間に断熱材を介装し、保持環を焼き嵌めて永久磁石を回転子ヨークに保持させることが開示されている。
特開平8−275470号公報
図6は、電磁鋼板とネオジウム磁石の熱膨張特性を示すグラフである。ネオジウム磁石については、縦方向(図5で矢印A方向)と横方向(図5で矢印B方向)の熱膨張特性が示されている。図6から解るように、固定工程における約140℃〜200℃の加熱温度で、ロータコア50と永久磁石54の横方向Bでは互いに異なる熱膨張特性を示す。すなわち、ロータコア50は膨張し、永久磁石54の横方向Bは収縮する。特に、図5に示したように、永久磁石54の側面付近の収容孔52は、大きな隙間が形成されるので、加熱時の永久磁石54の収縮によって、収容孔52には余分な充填剤56が充填される。加熱した状態から冷却されると、膨張していたロータコア50は収縮し、収縮していた永久磁石54は膨張し、それぞれ元の状態に戻る。ここで、永久磁石54は加熱状態に比べて膨張するので、ロータコア50のC領域に応力が発生してしまう。このロータコア50の残留応力により、ロータの磁気特性が不均一になり、モータ効率を低下させてしまうという問題がある。
また、永久磁石54は加熱により残留磁束密度が低下する特性を有しているので、固定工程において永久磁石54の温度が上昇すると、残留磁束密度が低下してしまうという問題がある。また、充填剤56が永久磁石54と収容孔52の隙間にまんべんなく充填されないという問題があった。
更に、モータ駆動時には、永久磁石54の温度が上昇してしまうと、磁束が低下し、モータ効率が低下するという問題もある。また、モータ駆動時に、永久磁石54の温度が上昇するので、耐熱レベルの高い磁石を選択しなければならず、磁石の選択の幅を狭め、また、耐熱レベルの高い磁石はコストが高いという問題があった。
そこで本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、永久磁石の温度上昇を抑えモータ効率を向上させる永久磁石埋め込み式モータのロータ及びその方法を提供することを目的とする。
本発明の永久磁石埋め込み式モータのロータは、永久磁石が、ロータコアの軸方向に沿って形成された複数の収容孔に、充填剤を介して固定される永久磁石埋め込み式モータのロータにおいて、永久磁石の表面であって、収容孔との接着面に断熱層が形成されていることを特徴とする。
また、本発明の永久磁石埋め込み式モータのロータにおいて、前記永久磁石は、ネオジウム磁石であることを特徴とする。
更に、本発明の永久磁石埋め込み式モータのロータにおいて、前記充填剤は、熱硬化性樹脂であることを特徴とする。
更に、本発明の永久磁石埋め込み式モータのロータにおいて、前記断熱層は、前記充填剤と同一の材料で構成されていることを特徴とする。
更に、本発明の永久磁石埋め込み式モータのロータにおいて、前記断熱層には、充填剤の充填方向に対してほぼ直角な方向に沿って、充填剤を誘導する誘導溝が形成されていること特徴とする。
本発明の永久磁石埋め込み式モータのロータの製造方法は、軸方向に伸びた複数の収容孔が形成されたロータコアと、各収容孔に充填剤を介して固定される永久磁石と、を有する永久磁石埋め込み式モータのロータの製造方法であって、永久磁石の表面であって、収容孔との接着面に断熱層を形成する工程と、ロータコア、永久磁石、充填剤を加熱した状態で、収容孔に永久磁石を配置すると共に、永久磁石と収容孔の間隙に充填剤を充填し、永久磁石とロータコアを接着する接着工程と、を有することを特徴とする。
また、本発明の永久磁石埋め込み式モータのロータの製造方法において、前記永久磁石は、ネオジウム磁石であることを特徴とする。
更に、本発明の永久磁石埋め込み式モータのロータの製造方法において、前記充填剤は、熱硬化性樹脂であることを特徴とする。
更に、本発明の永久磁石埋め込み式モータのロータの製造方法において、前記断熱層は、前記充填剤と同一の材料で構成されていることを特徴とする。
更に、本発明の永久磁石埋め込み式モータのロータの製造方法において、前記断熱層には、充填剤の充填方向に対してほぼ直角な方向に沿って、充填剤を誘導する誘導溝が形成されていること特徴とする。
本発明は、永久磁石の表面に断熱層を形成することにしたので、ロータコアの製造時、モータ駆動時、永久磁石の温度上昇を抑えることができ、モータ効率を向上させることができる。
以下、発明を実施するための形態(以下、実施形態という)について、図面を参照し説明する。
<永久磁石埋め込み式同期モータのロータ>
図1は、本実施形態の永久磁石埋め込み式同期モータのロータの全体斜視図であり、図2は、図1のA−A線に沿った拡大断面図である。この永久磁石埋め込み式同期モータは、ハイブリット車や電気自動車等のモータに用いることができる。
図1、2に示すように、本実施形態のロータ10は、ロータコア12と、ロータコア12に形成された収容孔14に固定される永久磁石16と、を有する。本実施形態において特徴的なことは、永久磁石16の表面に断熱層18が形成され、永久磁石16と収容孔14の隙間に充填剤20が充填され、永久磁石16が収容孔14に固定されている点である。以下、詳細に説明する。
ロータコア12は、薄板状の電磁鋼板等の積層体からなり、その中心部分に軸穴22が形成され、この軸穴22にシャフト(図示せず)が嵌合される。ロータコア12には、外周に近い部分にほぼ等間隔で、ロータコア12の軸方向に沿って複数の収容孔14が形成されている。
この収容孔14に、永久磁石16が配置される。永久磁石16は、サマリゥム・コバルト系の永久磁石、ネオジウム磁石等を用いることができ、自動車のモータ用としては、ネオジウム磁石が好適である。このネオジウム磁石は、ネオジウム、鉄、ホウ素を主成分とした磁石であり、磁束密度が高いので、小型、小軽量で且つ高効率が要求される自動車用モータに適しているからである。
永久磁石16は、充填剤20を介して収容孔14に固定される。充填剤20は、熱硬化性樹脂を用いることができ、例えば、エポキシ樹脂やシリコーン樹脂を用いることができる。
この永久磁石16の表面、詳細には収容孔14との接着面に断熱層18が形成され、この断熱層18を介して収容孔14と永久磁石16が固定されている。この断熱層18は、永久磁石16の温度上昇を抑えることができる。これにより、モータ駆動時に、ロータコア12からの伝熱を防ぎ、温度上昇による永久磁石16の磁束の減少を防止することができ、モータ効率の低下を防止することができる。また、耐熱レベルが低い永久磁石を選択することができる。なお、この断熱層18は、ロータコア12の製造における、永久磁石16とロータコア12の固定工程においても効果を有するが、これについては後述する。
この断熱層18の材料としては、機械強度、断熱効果等を考慮して選択され、好適には、薄くて、機械強度、断熱効果の高い材料が良い。例えば、ガラスまたはセラミックス繊維からなる材料から選択される。セラミックス繊維としては、機械強度や断熱特性の観点から、マグネシア、ジルコニア、あるいはアルミナ等が適している。また、断熱層18として、熱硬化性樹脂を用いても良く、充填剤20と同じ熱硬化性樹脂で使用しても良い。これにより、ロータ10を構成する材料を簡素化することができる。
また、この断熱層18には、他の部分より層厚が薄く、ロータコア12の軸方向に対してほぼ直角な方向に沿って誘導溝24が形成されている。この誘導溝24は、充填剤20として熱硬化性樹脂を用いた場合、充填剤20が永久磁石16の表面にまんべんなく回り込むように設けられたものである。永久磁石16と収容孔14の隙間の充填剤20の充填率が高くなることにより、ロータコア12と永久磁石16の固定力を向上することができる。これにより、モータ駆動時において、ロータ10の遠心力強度を高めることができる。また、充填剤充填率が高くなることにより、この充填剤20自体が断熱材として機能することにより、モータ駆動時における永久磁石16の温度上昇を抑制することができる。
<ロータの製造方法>
次に、本実施形態におけるロータ10の製造方法について説明する。図3は、各製造工程の様子を説明する図であり、図3(A)は、収容孔14の拡大平面図、図3(B)は、断熱層18が形成された永久磁石16の拡大斜視図、図3(C)は、ロータコア12の斜視図、図3(D)は、図3(C)のB−B線に沿った拡大断面図である。この例においては、永久磁石16にネオジウム磁石を用い、充填剤20に熱硬化性樹脂を用いる。
まず、一般的な手法を用い、例えば、帯状の電磁鋼板を円筒形状に券回させて、電磁鋼板の積層体からなるロータコア12を作製する。この円筒形状の中心部分が軸穴22となる。このロータコア12の所定の箇所を軸方向に打ち抜いて複数の収容孔14を形成する。この収容孔14は、図3(A)に示すように、例えば略扁平矩形形状の永久磁石16(図3(A)において点線で示す)が配置される場合、基本的には、永久磁石16の外形に沿って永久磁石16の外形形状よりわずかに大きい形状に形成されるが、両側部はやや丸くふくらんだ形状となる。言い換えると、永久磁石16の広平面16aと収容孔14との隙間は狭く、永久磁石16の側面16bと収容孔14との隙間は、やや大きく形成される。永久磁石16の側面16b付近の隙間を大きくするのは、永久磁石16の磁束が外側に出て行くようにするためである。
次に、図3(B)に示すように、永久磁石16に断熱層18を形成する。断熱層18は、上述したような材料から選択され、永久磁石16の表面であって、収容孔14との接着面16cに形成する。例えば、ガラス又はセラミック繊維からなるシート状の断熱材を永久磁石16の接着面16cに巻き付けることで形成することができる。この例では、接着面16cは、広平面16aと側面16bである。また、断熱層18として熱硬化性樹脂を用いることができる。この場合、永久磁石16の接着面16cに加熱した熱硬化性樹脂を塗布し、これを硬化させることで形成することができる。断熱層18として充填剤20と同じ熱硬化性樹脂を用いることで、ロータコア12の製作に必要な材料を簡素化することができる。
この断熱層18に、ロータコア12の軸方向にほぼ直角な方向に沿って誘導溝24が形成される。この誘導溝24の方向は、後述するように、充填剤20の充填方向に対してほぼ直角な方向となる。この誘導溝24は、永久磁石16の高さ方向で2〜3本設けることが好ましい。また、その断面形状は、充填剤20が流れやすいように半円形状の溝が好ましい。
次に、充填剤の樹脂20を約140℃〜200℃に加熱し軟化させる。このとき、この樹脂20の加熱温度と同じ温度に、ロータコア12、永久磁石16を予備加熱する。樹脂20、ロータコア12,永久磁石16の加熱後、図3(C)に示すように、ロータコア12の収容孔14に永久磁石16を配置すると共に、樹脂20をロータコア12の上側、図3(C)で示す永久磁石16の側面16bの付近の収容孔14から充填する。上側から流入された樹脂20は、収容孔14の隙間を上から下へ流下すると共に、断熱層18に形成された誘導溝24に流れ込んでいく。図3(D)に示すように、この誘導溝24に誘導された樹脂20は、永久磁石16の広平面16aと収容孔14の幅の狭い隙間にも拡散される。これにより、永久磁石16と収容孔14の狭い隙間にも樹脂20を充填させることができ、永久磁石16とロータコア12との固定力を高めることができる。
その後、冷却し樹脂20を硬化させて、永久磁石16とロータコア12を固定させる。
この固定工程において、断熱層18が予備加熱時や永久磁石16を収容孔14に配置した後のロータコア12からの伝熱を防止し、永久磁石16の温度上昇を抑えるので、残留磁束密度の低下を最小限に抑えることができる。
また、従来例で説明した図6に示すように、約140℃〜200℃の加熱温度では、ロータコア12は膨張し、ネオジウム磁石16の側面16bは収縮する。本実施形態においては、ネオジウム磁石16は、断熱層18に覆われているので、ネオジウム磁石16の側面16bの収縮は少なくなり、収容孔14の体積変化、詳細には、永久磁石16の側面16b領域の体積変化を少なくすることができる。これにより、収容孔14に多くの樹脂20が充填されない。よって、冷却されたときに、永久磁石16の側面16bが膨張して元に戻り、収容孔14の体積減少により、ロータコア12に応力が発生することを緩和することができる。これにより、ロータの磁気特性を均一化させることができ、モータ効率の低下を抑制することができる。
なお、本実施形態においては、永久磁石16としてネオジウム磁石を用いた例について説明したが、ネオジウム磁石に限定されることなく、永久磁石とロータコアの熱膨張特性、特に固定工程における加熱温度までの熱膨張特性が互いに異なる永久磁石とロータコアの組み合わせの場合に、ロータコアの応力発生の問題を解決することができる。
また、本実施形態において、誘導溝は、ロータコアの軸方向に対して直角な方向に沿って形成されているが、例えば、充填剤の充填方向が異なる場合等には、誘導溝は、ロータコアの回転軸方向に沿って設けられても良い。更に、誘導溝は、両方の方向に沿って、すなわち格子状に設けても良い。
更に、固定工程において、永久磁石、ロータコアを予備加熱しているが、特に必要がない場合には予備加熱をしなくても良い。
<断熱層の他のバリエーション>
図4は、断熱層のバリエーションを示す図である。
図4(A)に示す例は、永久磁石16の側面16bのみに、断熱層18を形成した例である。上述したように、永久磁石16として用いられるネオジウム磁石は、加熱時において永久磁石16の側面16bが収縮してしまうので、ロータコア12に応力を発生させる。従って、この側面16bのみに断熱層18を設けても、永久磁石16と収容孔14の固定の際のロータコア12の応力緩和の効果を得ることができる。
図4(B)は、複数の断熱シート26を所定の間隙28をおいて配置し、断熱層18を形成した例である。図4(B)において、永久磁石16に3枚の断熱シート26が券回され、一番上の断熱シート26は、途中まで券回されている。この間隙28が誘導溝24として機能することになる。この例によれば、所定幅の断熱シート26を複数用いることにより、誘導溝24を簡単に形成することができる。また、永久磁石16の表面に、所定の間隙28を空けて樹脂20を塗布してこの形態を実現しても良い。
実施形態の永久磁石埋め込み式同期モータのロータの全体斜視図である。 図1のA−A線に沿った拡大断面図である。 本実施形態における各製造工程の様子を説明する図である。 断熱層のバリエーションを示す図である。 従来の永久磁石埋め込み式同期モータのロータの平面図である。 電磁鋼板とネオジウム磁石の熱膨張特性を示すグラフである。
符号の説明
10 ロータ、12 ロータコア、14 収容孔、16 永久磁石、16a 広平面、16b 側面、16c 接着面、18 断熱層、20 充填剤、22 軸穴、24 誘導溝、26 断熱シート、28 間隙。

Claims (10)

  1. 永久磁石が、ロータコアの軸方向に沿って形成された複数の収容孔に、充填剤を介して固定される永久磁石埋め込み式モータのロータにおいて、
    永久磁石の表面であって、収容孔との接着面に断熱層が形成されていることを特徴とする永久磁石埋め込み式モータのロータ。
  2. 前記永久磁石は、ネオジウム磁石であることを特徴とする請求項1に記載の永久磁石埋め込み式モータのロータ。
  3. 前記充填剤は、熱硬化性樹脂であることを特徴とする請求項1又は2に記載の永久磁石埋め込み式モータのロータ。
  4. 前記断熱層は、前記充填剤と同一の材料で構成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の永久磁石埋め込み式モータのロータ。
  5. 前記断熱層には、充填剤の充填方向に対してほぼ直角な方向に沿って、充填剤を誘導する誘導溝が形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の永久磁石埋め込み式モータのロータ。
  6. 軸方向に伸びた複数の収容孔が形成されたロータコアと、各収容孔に充填剤を介して固定される永久磁石と、を有する永久磁石埋め込み式モータのロータの製造方法であって、
    永久磁石の表面であって、収容孔との接着面に断熱層を形成する工程と、
    ロータコア、永久磁石、充填剤を加熱した状態で、収容孔に永久磁石を配置すると共に、永久磁石と収容孔の間隙に充填剤を充填し、永久磁石とロータコアを接着する接着工程と、
    を有することを特徴とする永久磁石埋め込み式モータのロータの製造方法。
  7. 前記永久磁石は、ネオジウム磁石であることを特徴とする請求項6に記載の永久磁石埋め込み式モータのロータの製造方法。
  8. 前記充填剤は、熱硬化性樹脂であることを特徴とする請求項6又は7に記載の永久磁石埋め込み式モータのロータの製造方法。
  9. 前記断熱層は、前記充填剤と同一の材料で構成されていることを特徴とする請求項6〜8のいずれか1項に記載の永久磁石埋め込み式モータのロータの製造方法。
  10. 前記断熱層には、充填剤の充填方向に対してほぼ直角な方向に沿って、充填剤を誘導する誘導溝が形成されていること特徴とする請求項6〜9のいずれか1項に記載の永久磁石埋め込み式モータのロータの製造方法。
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