JP2006304393A5 - - Google Patents

Claims (5)

1. システムに組み込まれ、システムから電力の供給を受けてシステムの電力消費機器に電力を供給する電源装置であって、
   放電可能な電力量が低い低容量状態のときに劣化しやすい第１の特性を有する充放電可能な第１電池と、
   放電可能な電力量が高い高容量状態のときに劣化しやすい第２の特性を有する充放電可能な第２電池と、
   前記第１電池が接続された第１電圧系の電圧である第１電圧の調整と前記第２電池が接続された第２電圧系の電圧である第２電圧の調整とが可能な電圧調整手段と、
   前記第１電池の状態に基づいて該第１電池から放電可能な電力量としての第１残容量を演算する第１残容量演算手段と、
   前記第２電池の状態に基づいて該第２電池から放電可能な電力量としての第２残容量を演算する第２残容量演算手段と、
   システムがオフされた後に、前記演算された第１残容量が満充電状態の残容量より低い第１所定残容量未満であり且つ前記演算された第２残容量が前記第１電池を充電可能な第２所定残容量以上であるときには、前記第１電池と前記第２電池との間の電力の授受により前記第１電池の残容量が少なくとも前記第１所定残容量以上となるよう前記電圧調整手段を制御する制御手段と、
   を備える電源装置。
2. 請求項１記載の電源装置であって、
   前記第１電池は、放電可能な電力量が高い高容量状態と放電可能な電力量が低い低容量状態とを移行することにより電池性能が再生される特性を有する電池であり、
   前記制御手段は、システムがオフなされた後に、前記演算された第１残容量が前記第１所定残容量以上であり前記第２残容量が前記第１電池からの電力を受入可能な第３所定残容量以上であるときには、前記第１電池と前記第２電池との間の電力の授受により前記第１電池の残容量が放電可能な電力量が低い高容量状態となる第４所定残容量となった後に少なくとも前記第１所定残容量以上となるよう前記電圧調整手段を制御する手段である、
   電源装置。
3. 請求項１または２記載の電源装置であって、
   前記第１電池は、鉛蓄電池であり、
   前記第２電池は、リチウム二次電池である、
   電源装置。
4. 内燃機関と、
   前記内燃機関からの動力を用いて発電する発電機と、
   該発電機からの発電電力の供給を受ける請求項１ないし３いずれか記載の電源装置と、
   を備える車両。
5. 放電可能な電力量が低い低容量状態のときに劣化しやすい第１の特性を有する充放電可能な第１電池と、放電可能な電力量が高い高容量状態のときに劣化しやすい第２の特性を有する充放電可能な第２電池と、前記第１電池が接続された第１電圧系の電圧である第１電圧の調整と前記第２電池が接続された第２電圧系の電圧である第２電圧の調整とが可能な電圧調整手段と、を備え、システムに組み込まれ、システムから電力の供給を受けてシステムの電力消費機器に電力を供給する電源装置の制御方法であって、
   システムがオフされた後に、前記第１電池の状態に基づく該第１電池から放電可能な電力量としての第１残容量が満充電状態の残容量より低い第１所定残容量未満であり且つ前記第２電池の状態に基づく該第２電池から放電可能な電力量としての第２残容量が前記第１電池を充電可能な第２所定残容量以上であるときには、前記第１電池と前記第２電池との間の電力の授受により前記第１電池の残容量が少なくとも前記第１所定残容量以上となるよう前記電圧調整手段を制御する、
   ことを特徴とする電源装置の制御方法。