JP2006303242A - プリント基板を備えた電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】
プリント基板に配置される電子部品の座標位置とこの基板の表裏を、回路図上で特定可能とし、回路図に配置される電子部品の座標位置を、プリント基板上で特定可能に構成したプリント基板を備えた電子機器を提供する。
【解決手段】
マイコン基板32上に配置される電子部品51、52のX軸方向41とY軸方向42による座標位置記号45をマイコン回路図22に配置される電子部品51、52のレファレンス番号65や部品記号61の近傍に表示し、マイコン回路図22上に配置される電子部品51、52の座標位置記号45をマイコン基板32に配置される電子部品51、52のレファレンス番号65や部品マーク62の近傍に表示する。両面実装基板を用いた映像音声処理基板33では基板33の表裏3c、3dを示す表裏特定記号46をこの基板33の回路図23の座標位置記号45に付して表示した。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電子部品を配置するプリント基板を備える電子機器において、特にプリント基板上に配置される電子部品、及び回路図に配置される電子部品の座標位置を、回路図上、或いはプリント基板上で容易に特定することが出来るプリント基板を備えた電子機器に関するものである。
従来から電子機器の故障時に、そこに組み込まれているプリント基板の確認や修理を行なうに際し、前記電子機器のプリント基板とその回路図とを照らし合わせながら、故障箇所の確認をし、修理が行われており、プリント基板に配置された夫々の電子部品と、回路図に配置された夫々の電子部品の部品記号と、各部品記号間の配線や信号経路などの特定を容易に行うための取り組みがなされてきた。
例えば特許文献1には「印刷配線板」などがあり、プリント基板の表面にX軸方向とY軸方向に一定間隔で互いに平行な直線を略碁盤目状に表記し、X軸方向とY軸方向に概略位置特定記号を設けて大まかな座標位置を特定可能とし、さらにこれを細分した目盛りに対応する目盛り位置特定記号を設けてプリント基板上に配置される電子部品の座標位置を特定する方法が提案されていた。
また、特許文献2には「プリント基板の部品識別方法」などがあり、プリント基板の表面と裏面の双方に電子部品が配置されるプリント基板の回路を表示する回路図において、電子部品を表示する記号やレファレンス番号の近傍に、その電子部品がプリント基板の表裏の何れに配置されるかを示す識別マークを表示する方法が提案されていた。
特開平5−37099号公報 特開2004−342788号公報
前述の特許文献1による従来技術によれば、プリント基板上に略碁盤目状に表記された座標線と位置特定記号によって、このプリント基板上に配置された夫々の電子部品の座標位置を容易に特定することは可能であるが、このプリント基板に配置された特定の電子部品の座標位置を回路図と照らし合わせても、この回路図にプリント基板上の座標位置情報が記載されていないので、プリント基板に配置された前記特定の電子部品を回路図上で容易に探し出すことが出来ないといった問題がある。また、これとは逆に、前記プリント基板にも前記回路図上の夫々の電子部品の座標位置情報が記載されていないので、この回路図に配置された前記特定の電子部品を探し出し、この回路図に表示された各電子部品の部品記号間の配線や信号経路を把握しながら故障箇所の確認を容易に行うことが出来ないといった問題がある。
また、特許文献2による従来技術によれば、回路図に配置された電子部品を表示する記号やレファレンス番号の近傍に、その電子部品がプリント基板の表裏の何れに配置されるかを示す識別マークを表示するものであるが、プリント基板に配置される電子部品の座標位置を回路図に表示するものではなく、プリント基板に配置された夫々の電子部品の中から特定の電子部品を、回路図に配置された夫々の電子部品の中から前記特定の電子部品を容易に探し出すことが出来ないといった問題がある。
そこで本発明は、前記課題に鑑みてなされたものであり、前記従来技術に示したような問題を解消し、プリント基板に配置される夫々の電子部品の座標位置を、回路図を見ただけで容易に特定する。或いは回路図に配置される夫々の電子部品の座標位置を、プリント基板を見ただけで容易に特定可能とする。及び、それら夫々の電子部品がプリント基板の表面に配置されているのか、或いは裏面に配置されているのかを、回路図を見ただけで容易に特定可能とするプリント基板を備える電子機器を提供することを目的とする。
請求項1のプリント基板を備えた電子機器は、回路設計用CAD装置によって回路図を設計し、基板設計用CAD装置によって前記回路図に対応するプリント基板を設計して成る該プリント基板は、その外周にX軸方向とY軸方向の夫々に目盛りを表示し、このX軸方向とY軸方向を特定し、且つ、前記目盛りで仕切られた位置を示す位置表示記号を表示し、前記プリント基板に配置される夫々の電子部品の座標位置を前記目盛りと前記位置表示記号によって特定可能とするプリント基板を備えた電子機器において、前記基板設計用CAD装置によって設計された前記プリント基板上に配置される夫々の電子部品の座標位置データを、前記回路設計用CAD装置に記憶保持させ、この記憶保持された座標位置データに基づく夫々の座標位置記号を、前記回路設計用CAD装置によって該プリント基板の回路図に配置される夫々の電子部品を特定するレファレンス番号または電子部品の種類を表す部品記号の近傍に表示させ、前記回路図に表示された夫々の電子部品の座標位置に対応する座標位置記号によって前記プリント基板上に配置される夫々の電子部品の座標位置を特定可能に構成したことを特徴とする。
請求項1の構成によれば、このプリント基板を備えた電子機器は、前記基板設計用CAD装置によって設計された前記プリント基板上に配置される夫々の電子部品の座標位置データは、前記回路設計用CAD装置に記憶保持されることにより、この記憶保持された座標位置データに基づく夫々の座標位置記号は、前記回路設計用CAD装置によって該プリント基板の回路図に配置される夫々の電子部品を特定するレファレンス番号または電子部品の種類を表す部品記号の近傍に表示されるので、前記回路図に表示された夫々の電子部品の座標位置に対応する座標位置記号によって前記プリント基板上に配置される夫々の電子部品の座標位置を特定可能に構成することが出来る。
請求項2のプリント基板を備えた電子機器は、請求項1記載のプリント基板を備えた電子機器において、前記プリント基板の回路図は、その外周にX軸方向とY軸方向の夫々に目盛りを表示し、このX軸方向とY軸方向を特定し、且つ、前記目盛りで仕切られた位置を示す位置表示記号を表示し、前記回路図に配置される夫々の電子部品の座標位置を前記目盛りと前記位置表示記号によって特定可能とし、前記回路設計用CAD装置によって前記回路図に配置される夫々の電子部品の座標位置データを、基板設計用CAD装置に記憶保持させ、この記憶保持された座標位置データに基づく夫々の座標位置記号を、前記基板設計用CAD装置によって前記プリント基板上に配置される夫々の電子部品を特定するレファレンス番号または電子部品の種類や概略の大きさを表す部品マークの近傍に表示させ、前記プリント基板に表示された夫々の電子部品の座標位置に対応する座標位置記号によって前記回路図上に配置される夫々の電子部品の座標位置を特定可能に構成したことを特徴とする。
請求項2の構成によれば、前記回路設計用CAD装置によって前記回路図に配置される夫々の電子部品の座標位置データは、基板設計用CAD装置に記憶保持されることにより、この記憶保持された座標位置データに基づく夫々の座標位置記号は、前記基板設計用CAD装置によって前記プリント基板上に配置される夫々の電子部品を特定するレファレンス番号または電子部品の種類や概略の大きさを表す部品マークの近傍に表示されるので、前記プリント基板に表示された夫々の電子部品の座標位置に対応する座標位置記号によって前記回路図上に配置される夫々の電子部品の座標位置を特定可能に構成することが出来る。
請求項3のプリント基板を備えた電子機器は、請求項1または2記載のプリント基板を備えた電子機器において、前記回路図に表示される前記電子部品の座標位置記号は、前記プリント基板の表面と裏面とを特定する表裏特定記号を付して表示し、該表裏特定記号によって前記プリント基板に配置される電子部品が該プリント基板の表裏の何れに配置されたかを特定可能に構成したことを特徴とする。
請求項3の構成によれば、前記回路図に表示される前記電子部品の座標位置記号は、前記プリント基板の表面と裏面とを特定する表裏特定記号を付して表示されることにより、該表裏特定記号によって前記プリント基板に配置される電子部品が該プリント基板の表裏の何れに配置されたかを特定可能に構成することが出来る。
請求項1の発明によれば、このプリント基板を備えた電子機器は、前記基板設計用CAD装置によって設計された前記プリント基板上に配置される夫々の電子部品の座標位置データを、前記回路設計用CAD装置に記憶保持させることにより、この記憶保持された座標位置データに基づく夫々の座標位置記号を、前記回路設計用CAD装置によって該プリント基板の回路図に配置される夫々の電子部品のレファレンス番号または部品記号の近傍に表示することが出来るので、前記回路図に表示された夫々の電子部品の座標位置に対応する座標位置記号によって前記プリント基板上に配置される夫々の電子部品の座標位置を容易に特定することが可能となる。これにより、電子機器の故障時に、そこに組み込まれているプリント基板に配置された夫々の電子部品の確認や修理を行なうに際し、前記電子機器のプリント基板とその回路図とを照らし合わせながら、プリント基板に配置された夫々の電子部品と対応する特定の電子部品を回路図上から容易に探し出し、回路図に配置された夫々の電子部品のレファレンス番号または部品記号と、回路図における各部品記号間の配線や信号経路などを容易に把握することにより、故障箇所の確認をし、前記レファレンス番号などから故障した電子部品の部品番号や定格値を確認し、素早く修理を行うことが容易となる。
請求項2の発明によれば、前記回路設計用CAD装置によって前記回路図に配置される夫々の電子部品の座標位置データを、基板設計用CAD装置に記憶保持させることにより、この記憶保持された座標位置データに基づく夫々の座標位置記号を、前記基板設計用CAD装置によって前記プリント基板上に配置される夫々の電子部品のレファレンス番号または部品マークの近傍に表示することが出来るので、前記プリント基板に表示された夫々の電子部品の座標位置に対応する座標位置記号によって前記回路図上に配置される夫々の電子部品の座標位置を容易に特定することが可能となる。これにより、電子機器の故障時に、そこに組み込まれているプリント基板に配置された夫々の電子部品の確認や修理を行なうに際し、前記電子機器のプリント基板とその回路図とを照らし合わせながら、プリント基板に配置された夫々の電子部品のレファレンス番号または部品マークと対応する特定の電子部品を回路図上から容易に探し出し、回路図に配置された夫々の電子部品のレファレンス番号または部品記号と、回路図における各部品記号間の配線や信号経路などを容易に把握することにより、故障箇所の確認をし、前記レファレンス番号などから故障した電子部品の部品番号や定格値を確認し、素早く修理を行うことが容易となる。
請求項3の発明によれば、前記回路図に表示される前記電子部品の座標位置記号は、前記プリント基板の表面と裏面とを特定する表裏特定記号を付して表示されることにより、該表裏特定記号によって前記プリント基板に配置される電子部品が該プリント基板の表裏の何れに配置されたかを容易に特定することが可能となる。これにより、プリント基板の表面と裏面に電子部品が配置される場合でも、回路図を見ただけでプリント基板の表裏の何れに配置されているかが容易に特定することが出来るので、電子機器の故障時に、そこに組み込まれているプリント基板に配置された夫々の電子部品の確認や修理を行なうに際し、前記電子機器のプリント基板とその回路図とを照らし合わせながら、プリント基板の表裏に配置された夫々の電子部品のレファレンス番号または部品マークと対応する特定の電子部品を回路図上から探し出し、回路図に配置された夫々の電子部品のレファレンス番号または部品記号と、回路図における各部品記号間の配線や信号経路などを容易に特定することにより、故障箇所の確認をし、前記レファレンス番号などから故障した電子部品の部品番号や定格値を確認し、素早く修理を行うことが容易となる。
以上のように、本発明は、特にプリント基板上に配置される電子部品、及び回路図に配置される電子部品の座標位置を回路図上、或いはプリント基板上で容易に特定できる電子部品の座標位置特定法に関するものであるが、以下の説明において、図1、図2は、プリント基板に配置される電子部品の座標位置を、回路図に配置されるレファレンス番号や部品記号の近傍に表示すると共に、回路図に配置される電子部品の座標位置を、プリント基板に配置される電子部品のレファレンス番号や部品マークの近傍に表示する表示例であり、図3から図5は、これらをもとにプリント基板に配置される電子部品の座標位置を、回路図に配置されるレファレンス番号や部品記号の近傍に表示すると共に、プリント基板の表裏を特定可能に回路図に表示する実施例について示している。これらの実施例についての詳細を以下に説明する。
以下、本発明を実施するための最良の形態としての実施例を図1〜図6により以下に説明する。もちろん、本発明は、その発明の趣旨に反さない範囲で、実施例において説明した以外のものに対しても容易に適用可能なことは説明を要するまでもない。
図1はプリント基板に配置される電子部品の座標位置記号を、回路図に配置される電子部品のレファレンス番号または部品記号の近傍に表示した状態を示す回路図の平面説明図であり、図2は前記回路図に配置される電子部品の座標位置記号を、プリント基板に配置される電子部品のレファレンス番号または部品マークの近傍に表示した状態を示すプリント基板表面の平面説明図である。これら図1と図2は座標位置記号の表示例を説明するためにテレビのマイコン回路図とマイコン基板を模式的に示した回路図とプリント基板であり、実際のマイコン回路図とマイコン基板とは異なるものである。また、図6は後述する映像音声処理基板を備えたテレビの概観を示す斜視図である。
図6により、本発明におけるプリント基板を備えたテレビについて説明する。図6のテレビ1は、前方のフロントキャビネット1aに表示部1cが配置され、この表示部1cの下方に視聴者が操作ボタン1dを操作してテレビ1の動作を指示する操作部1eと、図示しないリモコン装置からの指示信号を受信するリモコン受光部1fが配置されている。また、後方にはリアキャビネット1bが配置され、前記フロントキャビネット1aとリアキャビネット1bの内部には、後述するテレビ1の映像音声信号を処理して表示するための映像音声処理回路が形成された映像音声処理基板(図示略)が配置されている。
続いて、図1と図2により、回路図と、これに対応するプリント基板について説明する。図1により図2に示すプリント基板に配置される電子部品の座標位置記号を、回路図に配置される電子部品のレファレンス番号または部品記号の近傍に表示した状態を示す回路図について説明する。図1に示す回路図22は前述のように図6に示すテレビ1のマイコン回路22aを模式的に形成しており、この回路名2aである「マイコン回路」と表示されている。また、これをもとに図2に示すマイコン基板32が作成されることを示す「マイコン基板」と基板名3aが表示されている。また、このマイコン回路図22には、この回路図22の図面番号2bが「CU1234A」と表示されている。この回路図22は、図1において回路図22の左右方向をX軸方向41、上下方向をY軸方向42とし、マイコン回路図22の外周21には前記X軸方向41とY軸方向42には一定間隔に目盛り43が表示されており、これらの目盛り43の間には個々の目盛り43に仕切られた位置を示す位置表示記号44が、X軸方向41にはA、B、C、D、E、Fとアルファベットで、Y軸方向42には1、2、3、4、5と数字で表示されている。
このマイコン回路図22には抵抗器51を示す部品記号61とコンデンサ52を示す部品記号61が配置され、前記抵抗器51の部品記号61の上には「R1001」とレファレンス番号65が表示され、部品記号61の下に定格値63が100オームであることを示す数値が「100」と表示され、その下に(B−4)とマイコン基板32上の座標位置を示す座標位置記号45が表示されている。また、前記コンデンサ52の部品記号61の右に「C1035」とレファレンス番号65が表示され、その下に定格値63が22ピコファラッドであることを示す数値が「22P」と表示され、さらにその下に(C―3)と座標位置記号45が表示されている。これらの抵抗器51とコンデンサ52の夫々は接続線24により配線されている。
このマイコン回路図22をもとに作成される図2に示すマイコン基板32は、その表面3cにのみ前記抵抗器51などの電子部品が配置される片面実装用基板材が用いられていることにより、裏面3dとの特定は不要となることから、本来であれば、前記マイコン回路図22に配置された抵抗器51やコンデンサ52のレファレンス番号65や部品記号61の近傍に表示される座標位置記号45に表裏特定記号46が付記されて表示されるべきところではあるが、該マイコン回路図22は、この表裏特定記号46の表示を省略し、電子部品51、52の種類を示す部品記号61と、電子部品51、52を特定するレファレンス番号65と、電子部品51、52の定格値63や部品番号64と、座標位置記号45などが表示されている。
この抵抗器51を例に、マイコン回路図22に表示される座標位置記号45について説明する。このマイコン回路図22に対応してマイコン基板32に配置されるレファレンス番号65が「R1001」の抵抗器51の座標位置を示す位置表示記号44はX軸方向41がBで、Y軸方向42が4である。これにより、この抵抗器51のマイコン基板32上の座標位置記号45は(B−4)と、マイコン回路図22に配置された前記抵抗器51のレファレンス番号65や部品記号61が表示された近傍に表示される。
次に、図2により、図1に示す前記マイコン回路図22に配置される電子部品51、52の座標位置記号45を、マイコン基板32に配置される電子部品51、52のレファレンス番号65や部品マーク62の近傍に表示した状態を示すマイコン基板32について説明する。図2に示すマイコン基板32は図1に示すマイコン回路図22に基づいて形成されており、この基板32の品番3bが「TM1234A」と表示されている。また、このマイコン基板32には、図2においては基板32の左右方向をX軸方向41、上下方向をY軸方向42とし、マイコン基板32の外周31には前記X軸方向41とY軸方向42には一定間隔に目盛り43が表示されており、これらの目盛り43の間には個々の目盛り43に仕切られた位置を示す位置表示記号44が、X軸方向41にはA、B、C、D、E、Fとアルファベットで、Y軸方向42には1、2、3、4、5と数字で表示されている。
この基板32には抵抗器51が配置される位置にこの抵抗器51の種類と配置方向、抵抗器51の概略の大きさを示す略矩形の部品マーク62と、同様にコンデンサ52の配置位置にこのコンデンサ52の部品マーク62が配置され、前記抵抗器51の部品マーク62の上には「R1001」とレファレンス番号65が表示され、部品マーク62の下に(C−4)とマイコン回路図22上の座標位置を示す座標位置記号45が表示されている。また、前記コンデンサ52の部品マーク62の上に「C1035」とレファレンス番号65が表示され、部品マーク62の下に(D―3)と座標位置記号45が表示されている。
この抵抗器51を例に、マイコン基板32に表示されるその座標位置記号45について説明する。このマイコン基板32に対応してマイコン回路図22に配置されるレファレンス番号65が「R1001」の抵抗器51の座標位置を示す位置表示記号44はX軸方向41がCで、Y軸方向42が4である。これにより、この抵抗器51の座標位置記号45は(C−4)と、マイコン基板32に配置された前記抵抗器51のレファレンス番号65や部品マーク62が表示された近傍に表示される。
図1で示す前記マイコン回路22aの回路図22に表示された抵抗器51とコンデンサ52が、この回路図22と対応する図2に示すマイコン基板32の何れの位置に配置されているかを照らし合わせてみると、マイコン回路図22においてレファレンス番号65が「R1001」の抵抗器51に表示された座標位置記号45は(B−4)であり、同様に、レファレンス番号65が「C1035」のコンデンサ52に表示された座標位置記号45は(C―3)である。従って、前記図1で示した回路図2に配置された前記抵抗器51とコンデンサ52の座標位置記号45を、マイコン基板32上で探すには、抵抗器51の場合はX軸方向41の位置表示記号44がBで、Y軸方向42の位置表示記号44が4となる領域を探すだけで容易に探し当てることが出来る。また、コンデンサ52の場合はX軸方向41の位置表示記号44がCで、Y軸方向42の位置表示記号44が3となる領域を探すだけで容易に探し当てることが出来る。
また、図2で示す前記マイコン基板32に表示された抵抗器51とコンデンサ52が、この基板32と対応する図1に示すマイコン回路図22の何れの位置に配置されているかを照らし合わせてみると、マイコン基板32においてレファレンス番号65が「R1001」の抵抗器51に表示された座標位置記号45は(C−4)であり、同様に、レファレンス番号65が「C1035」のコンデンサ52に表示された座標位置記号45は(D―3)である。従って、前記図2で示した基板32上に配置された前記抵抗器51とコンデンサ52の座標位置記号45を、マイコン回路図22上で探すには、抵抗器51の場合はX軸方向41の位置表示記号44がCで、Y軸方向42の位置表示記号44が4となる領域を探すだけで容易に探し当てることが出来る。また、コンデンサ52の場合はX軸方向41の位置表示記号44がDで、Y軸方向42の位置表示記号44が3となる領域を探すだけで容易に探し当てることが出来る。
次に、図示しない回路設計用CAD装置と基板設計用CAD装置を用いて、前記マイコン回路図22と前記マイコン基板32を設計し、夫々に電子部品51、52の座標位置記号45と表裏特定記号46を表示させる手順の概略について説明する。
先ず、前記回路設計用CAD装置を用いて、前記マイコン回路図22を設計する概略の手順を説明する。最初にマイコン回路図22の外形を枠線で囲い、その外周21のX軸方向41とY軸方向42に夫々目盛り43と位置表示記号44を表記する。続いて、マイコン回路22aを構成する抵抗器51やコンデンサ52など電子部品の部品記号61をこの回路図22上に配置して、夫々の部品記号61間を接続線24で接続する。次に、これら夫々の部品記号61の近傍に夫々の電子部品51、52のレファレンス番号65、定格値63や部品番号64を表示し、このマイコン回路図22に回路名2aや基板名3a、回路図22の図番2bなどを表示する。
続いて、前記基板設計用CAD装置を用いて、前記マイコン回路図22をもとにマイコン基板32を設計する概略の手順を説明する。先ず、マイコン基板32の外形を指定された寸法に表記し、その外周31のX軸方向41とY軸方向42に夫々目盛り43と位置表示記号44を表記する。続いて、テレビ1などの電子機器によってその構造上、予め配置される位置が指定された図示しないスイッチやコネクタなどの電子部品を、この基板32上の指定された位置に配置する。次に、前記位置指定外の抵抗器51やコンデンサ52など他の電子部品を基板32上に配置して、前記マイコン回路図22における部品記号61間の接続通りに夫々の電子部品51、52間を配線する。或いは、前記回路設計用CAD装置によるマイコン回路図22データをこの基板設計用CAD装置に取り込んで、前記指定外の他の電子部品51、52を配置し、夫々を配線する。続いて、このマイコン基板32の品番3b、夫々の電子部品51、52の前記部品マーク62、レファレンス番号65などの表示を行なう。
次に、前記基板設計用CAD装置のマイコン基板32データの中から、夫々の電子部品51、52のレファレンス番号65にその座標位置データとマイコン基板32の表裏3c、3dを特定する表裏特定データとを対応させて出力する。続いて、前記基板設計用CAD装置から出力されたマイコン基板32上に配置される夫々の電子部品51、52のレファレンス番号65と対応する座標位置データと表裏特定データとをこの回路設計用CAD装置に取り込む。次に、該回路設計用CAD装置は、前記基板設計用CAD装置から取り込んだ夫々の電子部品51、52のレファレンス番号65と座標位置データと表裏特定データとを記憶保持する。続いて、記憶保持された基板32上の電子部品51、52のレファレンス番号65に対応する座標位置データと表裏特定データを、マイコン回路図22に配置される夫々の電子部品51、52のレファレンス番号65に対応して出力し、マイコン回路図22に配置された各々の電子部品51、52の部品記号61やレファレンス番号65の近傍に座標位置記号45と表裏特定記号46を表示する。
続いて、前記回路設計用CAD装置のマイコン回路図22データの中から、夫々の電子部品51、52のレファレンス番号65にその座標位置データを対応させて出力する。続いて、前記回路設計用CAD装置から出力されたマイコン回路図22上に配置される夫々の電子部品51、52のレファレンス番号65と対応する座標位置データをこの基板設計用CAD装置に取り込む。次に、該基板設計用CAD装置は、前記回路設計用CAD装置から取り込んだ夫々の電子部品51、52のレファレンス番号65と座標位置データとを記憶保持する。続いて、記憶保持された回路図22上の電子部品51、52のレファレンス番号65に対応する座標位置データを、マイコン基板32に配置される夫々の電子部品51、52のレファレンス番号65に対応して出力し、マイコン基板32に配置された各々の電子部品51、52の部品マーク62やレファレンス番号65の近傍に座標位置記号45を表示する。
なお、複数のマイコン回路図22からこのマイコン基板32が形成される場合は、前記マイコン基板32の表裏3c、3dに配置される夫々の電子部品51、52の表裏特定記号の表示方法と同様に、次のようにして複数のマイコン回路図22を特定して表示することが可能である。前記回路設計用CAD装置の複数のマイコン回路図22データの中から、夫々の電子部品51、52のレファレンス番号65にその座標位置データと複数のマイコン回路図22を特定する回路図特定データを対応させて出力する。続いて、前記回路設計用CAD装置から出力された複数のマイコン回路図22上に配置される夫々の電子部品51、52のレファレンス番号65と対応する座標位置データと回路図特定データとをこの基板設計用CAD装置に取り込む。次に、該基板設計用CAD装置は、前記回路設計用CAD装置から取り込んだ夫々の電子部品51、52のレファレンス番号65と座標位置データと回路図特定データとを記憶保持する。続いて、記憶保持された複数の回路図22上の電子部品51、52のレファレンス番号65に対応する座標位置データと回路図特定データを、マイコン基板32のレファレンス番号65に対応して出力し、マイコン基板32に配置される各々の電子部品51、52の部品マーク62やレファレンス番号65の近傍に座標位置記号45と図示しない回路図特定記号を表示することが出来る。
以上により、このマイコン基板32は、前記基板設計用CAD装置によって設計された前記マイコン基板32上に配置される夫々の電子部品51、52の座標位置データを、前記回路設計用CAD装置に記憶保持させることにより、この記憶保持された座標位置データに基づく夫々の座標位置記号45を、前記回路設計用CAD装置によって該マイコン基板32の回路図22に配置される夫々の電子部品51、52を特定するレファレンス番号65または部品記号61の近傍に表示することが出来るので、前記回路図22に表示された夫々の電子部品51、52のレファレンス番号65または部品記号61に対応する座標位置記号45によって前記マイコン基板32上に配置される夫々の電子部品51、52の座標位置を容易に特定することが出来る。
また、前記回路設計用CAD装置によって前記マイコン回路図22に配置される夫々の電子部品51、52の座標位置データを、基板設計用CAD装置に記憶保持させることにより、この記憶保持された座標位置データに基づく夫々の座標位置記号45を、前記基板設計用CAD装置によって前記マイコン基板32上に配置される夫々の電子部品51、52を特定するレファレンス番号65または部品マーク62の近傍に表示することが出来るので、前記マイコン基板32に表示された夫々の電子部品51、52のレファレンス番号65または部品マーク62に対応する座標位置記号45によって前記マイコン回路図22上に配置される夫々の電子部品51、52の座標位置を容易に特定することが出来る。
これにより、テレビ1など電子機器の故障時に、そこに組み込まれているマイコン基板32などのプリント基板に配置された夫々の電子部品51、52の確認や修理を行なうに際し、前記テレビ1のマイコン基板32とその回路図22とを照らし合わせながら、マイコン基板32に配置された夫々の電子部品51、52のレファレンス番号65または部品マーク62と対応する特定の電子部品51、52をマイコン回路図22上から容易に探し出し、この回路図22に配置された夫々の電子部品51、52のレファレンス番号65または部品記号61と、マイコン回路図22における各部品記号61間の配線や信号経路などを容易に把握することにより、故障箇所の確認をし、前記レファレンス番号65などから故障した電子部品51、52の部品番号64や定格値63を確認し、素早く修理を行うことが容易となる。また、前記回路設計用CAD装置に記憶保持された、或いは基板設計用CAD装置に記憶保持された座標位置データ、及び表裏特定データを利用して、夫々の電子部品51、52のレファレンス番号65順に前記回路図22と前記マイコン基板32とに配置された座標位置記号45、及びマイコン基板32の表裏特定記号46を表す一覧表を作成し、この一覧表によって前記回路図22やマイコン基板32上に配置された電子部品51、52の座標位置やマイコン基板32の表裏3c、3dを容易に探し当てることも可能となる。
従って、従来例のような、プリント基板32に配置された特定の電子部品51、52の座標位置を回路図22と照らし合わせても、この回路図22にプリント基板32上の座標位置記号45などの座標位置情報が記載されていないので、プリント基板32に配置された前記特定の電子部品51、52を回路図22上で容易に探し出すことが出来ないといった問題や、これとは逆に、前記プリント基板32にも前記回路図22上の夫々の電子部品51、52の座標位置情報が記載されていないので、この回路図22に配置された前記特定の電子部品51、52を探し出し、この回路図22に表示された各電子部品51、52の部品記号61間の配線や信号経路を把握しながら故障箇所の確認を容易に行うことが出来ないといった問題は、前述のように、プリント基板32上に表示された回路図22上の座標位置記号45により容易に特定を可能とし、或いは、回路図22上に表示されたプリント基板32上の座標位置記号45により容易に特定することが出来るので、電子機器1の故障箇所の確認と修理を素早く行うことが出来る。
続いて、本発明における実施例について、プリント基板の表面3cと裏面3dに電子部品が配置される前記テレビ1の映像音声処理基板における座標位置記号45の表示と、プリント基板の表裏特定記号46について説明する。なお、前述までの説明と同一部分には同一符号を示し、その詳細な説明は省略して詳述する。
本実施例において、図3はテレビ1の映像音声処理回路を形成した映像音声処理基板に配置される電子部品の座標位置記号45と映像音声処理基板の表裏特定記号46を、映像音声処理回路図に配置される電子部品のレファレンス番号65や部品記号61の近傍に表示した状態を示す映像音声処理回路図の平面図であり、図4は図3における映像音声処理回路図と対応する映像音声処理基板の表面3cを示す平面図である。図5は図3における映像音声処理回路図と対応する映像音声処理基板の裏面3dを示す平面図である。
図3〜図5により、前記テレビ1の映像音声処理回路などが形成された映像音声処理回路図とこの映像音声処理回路図に基づいて設計された映像音声処理基板について説明する。
図3において、23はテレビ1の映像音声処理回路図であり、そこにはテレビ1の映像音声処理回路23aが形成されており、その一部を示したものである。この映像音声処理回路図23はその上部の外周21と左側の外周21に一定の間隔で目盛り43が表示されている。また、この目盛り43にはX軸方向41にA、Bと位置表示記号44が、Y軸方向42には5、6、7、8と位置表示記号44が表示されている。図3に示すこの映像音声処理回路図23は図4、図5に示すように、映像音声処理基板33の表面3cと裏面3dの両面に抵抗器51やコンデンサ52といった電子部品を配置可能な両面実装用基板材が用いられていることにより、前記マイコン基板32とは異なり、前記電子部品51、52の座標位置記号45に前記映像音声処理基板33の表裏3c、3dを示す表裏特定記号46が、該基板33の表面3cに配置される場合は白丸で、裏面3dに配置される場合は黒丸で付記され表示されている。
この映像音声処理回路23aの上方には図示しないアンテナが受信した放送電波から1つを選択するチューナ54の部品記号61が横長矩形に表示され、その下方には抵抗器51やコンデンサ52、インダクタ53など複数の電子部品を示す部品記号61が配置され、接続線24によって接続されている。前記チューナ54は、レファレンス番号65が「TU2801」で、この部品番号64は「TUN0123」と表示されている。さらに、レファレンス番号65の右側には座標位置記号45に白丸の表裏特定記号46が付記されて表示されており、図4に示すこのテレビ1の映像音声処理基板33の表面3cに配置され、且つ、X軸方向41の位置表示記号44はC、Y軸方向42の位置表示記号44は1の領域に配置されることを示している。また、前記チューナ54の左下方にはレファレンス番号65が「C2801」のコンデンサ52が配置されているが、座標位置表示記号45と白丸の表裏特定記号46の表示から、このコンデンサ52は、前記映像音声処理基板33の表面3cで位置表示記号44はX軸方向41がC、Y軸方向42が1の領域に配置されることを示している。同様に、このコンデンサ52の下方に配置されたレファレンス番号65が「C2802」のコンデンサ52と、レファレンス番号65が「B2802」のインダクタ53は、その近傍に表示された座標位置記号45に付記された黒丸の表裏特定記号46により、共に映像音声処理基板33の裏面3dに配置されることを示している。また、前記インダクタ53の右方に配置されたレファレンス番号65が「R2823」の抵抗器51は白丸の表裏特定記号46により、前記映像音声基板33の表面3cに配置されること示している。
次に、図4から図5により前記映像音声処理回路図23に対応する映像音声処理基板33の表面3cと裏面3dに配置される複数の前記電子部品51、52、53、54の配置と部品マーク62について説明する。この映像音声処理基板33はその表面3cと裏面3dの何れにも、部品マーク62の略中央に前記レファレンス記号65が表示されており、部品マーク62が小さい場合は、その一部が欠けて表示されている。
続いて、前記映像音声処理回路図23のレファレンス番号65の近傍に表示された白丸の表裏特定記号46によって映像音声処理基板33の表面3cに配置されると表示された電子部品について説明する。図3に示すこれらの電子部品の中から、レファレンス記号65が「TU2801」のチューナ54は、(C−1)と表示された座標位置記号45と、そこに付記された白丸の表裏特定記号46から、前記映像音声処理基板33の表面3cで位置表示記号44はX軸方向41がC、Y軸方向42が1の領域に配置されることを示している。同様に、前記レファレンス記号65が「C2801」のコンデンサ52と、レファレンス記号65が「R2823」の抵抗器51の夫々は、図4に示す映像音声処理基板33の表面3cのX軸方向41の位置表示記号44はC、Y軸方向42の位置表示記号44は1の領域に配置されることから、前記回路図23と該基板33を照らし合わせることにより、回路図23に表示された白丸の表裏特定記号46と座標位置記号45から、この基板33の表面3cの何れの位置に配置されているかを容易に確認することが出来る。
また、前記図3に示す回路図23で映像音声処理基板33の裏面3dに配置されると表示された、レファレンス記号65が「C2802」のコンデンサ52は、(C−1)と表示された座標位置記号45と、そこに付記された黒丸の表裏特定記号46から、図5に示す映像音声処理基板33の裏面3dのX軸方向41の位置表示記号44はC、Y軸方向42の位置表示記号44は1の領域に配置されることを示しており、同様に、前記レファレンス記号65が「B2802」のインダクタ53は、(D−2)と表示された座標位置記号45と黒丸の表裏特定記号46から、同様に図5に示す映像音声処理基板33の裏面3dのX軸方向41の位置表示記号44はD、Y軸方向42の位置表示記号44は2の領域に配置されることから、前記回路図23と該基板33とを照らし合わせることにより、回路図23に表示された表裏特定記号46と座標位置記号45からこの基板33の裏面3dの何れの位置に配置されているかを容易に確認することが出来る。
また、図4及び図5には前記X軸方向41とY軸方向42の目盛り43を細分した細分目盛り43aが表示されており、該基板33上の座標位置を細分化して座標位置記号45を表示することが可能となり、細分目盛り43aによる座標位置記号45により座標位置の精度を向上させることが可能である。例えば、図5に示すようにX軸方向41の細分位置記号44aと、Y軸方向42の細分位置記号44aは共にアルファベットの小文字によってa、b、c、d、eと表示されており、前記レファレンス記号65が「C2802」のコンデンサ52の座標位置記号45(C−1)は細分位置記号44aを用いて表示すると(Ce−1c)と表示され、同様に、前記レファレンス記号65が「B2802」のインダクタ53も(Da−2b)と細分表示することが出来る。これにより、小さなチップ型電子部品などが複数配置される場所は細分位置記号44aを用いて座標位置記号45を表示することにより詳細に特定することが可能となるが、一方で、大き目な電子部品は複数の領域に跨ってしまうこととなり、その座標位置を特定し辛くなってしまう。こうしたときは、細分位置記号44aを用いずに位置表示記号44を用いて座標位置記号45を表示するなど、配置される電子部品の大きさに合わせて位置表示記号44と細分位置記号44aを併用して座標位置記号45を表示する。或いは目盛り43の間隔を電子部品の大きさに合わせて自由に変更するなどにより、それらの座標位置を特定し易くすることも可能である。
これらにより、映像音声処理回路図23と映像音声処理基板33とを照らし合わせながら特定の電子部品51、52、53、54を探す際は、例えば前記特定の電子部品51、52、53、54をこの基板33の裏面3dに配置されたレファレンス番号65が「B2802」のインダクタ53とすると、このインダクタ53は、前記映像音声処理回路図23に表示された複数の表示記号60の中で比較的目立ち易い座標位置記号45と表裏特定記号46の表示を選び出し、この表示の中からインダクタ53を示す略矩形の部品記号61と、そのレファレンス番号65の「B2802」が表示されたものを探し出してこのインダクタ53を特定する。或いは、インダクタ53の部品記号61とレファレンス番号65の「B2802」表示からこのインダクタ53を特定し、そこに表示されている座標位置記号45と表裏特定記号46の表示により基板33上の配置と照合して特定し、その部品番号64である「BLM18BB750SN1」の表示から、その定格値63などを別の部品表を用いて読み取ることが出来る。
以上の実施例により、前記映像音声処理回路図23に表示される前記電子部品51、52、53、54の座標位置記号45は、前記映像音声処理基板33の表面3cと裏面3dとを特定する表裏特定記号46を付して表示されることにより、該表裏特定記号46によって前記映像音声処理基板33に配置される電子部品51、52、53、54が該映像音声処理基板33の表裏3c、3dの何れに配置されたかを容易に特定することが可能となる。これにより、映像音声処理基板33の表面3cと裏面3dに電子部品51、52、53、54が配置される場合でも、映像音声処理回路図23を見ただけで映像音声処理基板33の表裏3c、3dの何れに配置されているかが容易に特定することが出来るので、テレビ1の故障時に、そこに組み込まれている映像音声処理基板33に配置された夫々の電子部品51、52、53、54の確認や修理を行なうに際し、前記テレビ1の映像音声処理基板33とその映像音声処理回路図23とを照らし合わせながら、映像音声処理基板33の表裏3c、3dに配置された夫々の電子部品51、52、53、54のレファレンス番号65または部品マーク62と対応する特定の電子部品51、52、53、54を映像音声処理回路図23上から容易に探し出し、映像音声処理回路図23に配置された夫々の電子部品51、52、53、54のレファレンス番号65または部品記号61と、映像音声処理回路図33における各部品記号61間の配線や信号経路などを容易に把握することにより、故障箇所の確認をし、前記レファレンス番号65などから故障した電子部品51、52、53、54の部品番号64や定格値63を確認し、素早く修理を行うことが容易となる。
これにより、従来例のような、回路図22、23に配置された電子部品51、52、53、54を表示する記号61やレファレンス番号65の近傍に、その電子部品51、52、53、54がプリント基板32、33の表裏3c、3dの何れに配置されるかを示す識別マーク46を表示するものであっても、プリント基板32、33に配置される電子部品51、52、53、54の座標位置を回路図22、23に表示するものではなく、プリント基板32、33に配置された夫々の電子部品51、52、53、54の中から特定の電子部品51、52、53、54を、或いは、回路図22、23に配置された夫々の電子部品51、52、53、54の中から前記特定の電子部品51、52、53、54を容易に探し出すことが出来ないといった問題は、前述のようにプリント基板32、33に配置される座標位置とプリント基板32、33の表裏3c、3dの何れに配置されるかは、座標位置記号45と表裏特定記号46を回路図22、23に表示する。或いは回路図22、23に配置される座標位置はプリント基板32、33の表裏3c、3dの夫々に分けて表示することにより、回路図22、23に表示された座標位置記号45と表裏特定記号46によってプリント基板32、33上の表裏3c、3dの夫々に配置された特定の電子部品51、52、53、54を容易に探し出すことが出来ると共に、プリント基板32、33の表裏3c、3dに表示された回路図22、23上の座標位置記号45から特定の電子部品51、52、53、54を容易に探し出すことが出来る。また、本実施例では一定の間隔で目盛り43を表示しているが、必ずしも一定の間隔である必要はなく、配置される電子部品の大きさに合わせて目盛り43の間隔を変更するなど、座標位置が特定できる目盛り43間隔であれば良い。
以上、本実施例を詳述したが、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、目盛り43、及び細分目盛り43aは回路図22、23の外周21、及び基板32、33の外周31にのみ表示することに限定されるものではなく、回路図22、23やプリント基板32、33の全面に略碁盤目状に表記して座標位置を特定し易くするなど、座標位置が容易に特定することが可能な状態であればよく、また、1枚のプリント基板32、33に対して複数の回路図22、23が形成されたときは、例えば、前記表裏特定記号46に類似して第1の回路図22、23を示す回路図特定記号、及び第2の回路図22、23を示す回路図特定記号などをプリント基板32、33に表示される前記座標位置記号45に付して表示するなど、適宜選定すればよい。
本発明におけるマイコン基板に配置される電子部品の座標位置記号を、マイコン回路図に表示した状態を示すマイコン回路図の平面説明図である。 同上、マイコン回路図に配置される電子部品の座標位置記号を、マイコン基板に表示した状態を示すマイコン基板の平面説明図である。 本発明の実施例におけるテレビの映像音声処理基板に配置される電子部品の座標位置記号と前記基板の表裏を示す表裏特定記号を、映像音声処理回路図に表示した状態を示す該回路図の平面説明図である。 同上、映像音声処理回路図と対応する映像音声処理基板の表面を示す平面説明図である。 同上、映像音声処理回路図と対応する映像音声処理基板の裏面を示す平面説明図である。 本発明の実施例におけるテレビの概観を示す斜視説明図である。
符号の説明
1 テレビ
3c 表面
3d 裏面
21 回路図の外周
22 マイコン回路図
23 映像音声処理回路図
31 基板の外周
32 マイコン基板
33 映像音声処理基板
41 X軸方向
42 Y軸方向
44 位置表示記号
45 座標位置記号
46 表裏特定記号
61 部品記号
62 部品マーク
65 レファレンス番号

Claims (3)

  1. 回路設計用CAD装置によって回路図を設計し、基板設計用CAD装置によって前記回路図に対応するプリント基板を設計して成る該プリント基板は、その外周にX軸方向とY軸方向の夫々に目盛りを表示し、このX軸方向とY軸方向を特定し、且つ、前記目盛りで仕切られた位置を示す位置表示記号を表示し、前記プリント基板に配置される夫々の電子部品の座標位置を前記目盛りと前記位置表示記号によって特定可能とするプリント基板を備えた電子機器において、前記基板設計用CAD装置によって設計された前記プリント基板上に配置される夫々の電子部品の座標位置データを、前記回路設計用CAD装置に記憶保持させ、この記憶保持された座標位置データに基づく夫々の座標位置記号を、前記回路設計用CAD装置によって該プリント基板の回路図に配置される夫々の電子部品を特定するレファレンス番号または電子部品の種類を表す部品記号の近傍に表示させ、前記回路図に表示された夫々の電子部品の座標位置に対応する座標位置記号によって前記プリント基板上に配置される夫々の電子部品の座標位置を特定可能に構成したことを特徴とするプリント基板を備えた電子機器。
  2. 前記プリント基板の回路図は、その外周にX軸方向とY軸方向の夫々に目盛りを表示し、このX軸方向とY軸方向を特定し、且つ、前記目盛りで仕切られた位置を示す位置表示記号を表示し、前記回路図に配置される夫々の電子部品の座標位置を前記目盛りと前記位置表示記号によって特定可能とし、前記回路設計用CAD装置によって前記回路図に配置される夫々の電子部品の座標位置データを、基板設計用CAD装置に記憶保持させ、この記憶保持された座標位置データに基づく夫々の座標位置記号を、前記基板設計用CAD装置によって前記プリント基板上に配置される夫々の電子部品を特定するレファレンス番号または電子部品の種類や概略の大きさを表す部品マークの近傍に表示させ、前記プリント基板に表示された夫々の電子部品の座標位置に対応する座標位置記号によって前記回路図上に配置される夫々の電子部品の座標位置を特定可能に構成したことを特徴とする請求項1記載のプリント基板を備えた電子機器。
  3. 前記回路図に表示される前記電子部品の座標位置記号は、前記プリント基板の表面と裏面とを特定する表裏特定記号を付して表示し、該表裏特定記号によって前記プリント基板に配置される電子部品が該プリント基板の表裏の何れに配置されたかを特定可能に構成したことを特徴とする請求項1または2記載のプリント基板を備えた電子機器。
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