JP2006300852A - 電波の簡易可視化装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】不法電波検出など、その発信場所に関する情報が全くない電波の検出を、直感的に効率よく把握できるようにする。
【手段】フェイズドアレイアンテナPAA及び撮像装置VCMを雲台TPHに搭載して同一方向の同一範囲を走査するように全体制御部CNT及び走査タイミング制御部TMCにより制御し、こうして得た撮像イメージとフェイズドアレイアンテナPAAが検出した電波発信源とを、その位置が上記イメージ上の該当位置に合致するようにビデオ合成部VIGで合成し、ビデオ表示部DSPへ合成表示する。これによって視界内のどの位置から電波が発信されているかを直感的かつ容易に把握できる。またこの表示は自動的に瞬時に行えるから、時間経過と共に電波発信位置をイメージ上に、その検出時間と合わせて表示すれば、移動体から発信されている電波を、その移動状態と共に容易かつ直感的に把握できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、電波の簡易可視化装置に関わり、特に不法電波などの発信源の方向や位置の検出に適した電波の簡易可視化装置に関する。
電波の発信源を簡便に知るには、例えばテレビジョンの受信アンテナのような指向性のアンテナを用いて手動ないし自動で空間を走査し、電界の強さを検出する。しかしこのような方法では、衛星放送や地上放送の受信のようにはじめからある程度電波の発信源方向が分っている時でも、時間と手間を要する面倒な作業を必要とする。電波発信源方向がまったく分かっていない違法電波の検出や、発信源が移動体であるような場合には、さらに膨大な手間と時間を必要とし、また発信源が移動している場合には方向の特定が非常に困難である。
電波発信源の探知をより効率的、かつ精度良く行うための「電波方位・位置探知装置」が特許文献1に開示されている。この公知例では、直線状、円形状などに複数のアンテナを配置して構成したアレイアンテナを設け、これによって電波の到来方向を検出し、撮像手段と画像処理手段とを設けて電波を発射しうるアンテナの存在やその形状を検出し、さらに電波の受信アンテナとその受信信号の復調手段を設けて、送信された情報を取得する構成を示している。この構成によると、同一時刻に、送信可能なアンテナが撮像方向に検出され、かつその方向から復調情報を発信している電波が検出されたとき、電波を検出したと判定できる。そしてこの判定処理は自動的に行えるので、効率が良く、かつ精度も良い。
特開2003−337163
前述した特許文献1に記載の技術では、撮像手段の撮像方向についての詳細な記述はなく、道路上を走行する車両からの発射電波検出への適用例においては、撮像方向が道路に沿う方向に固定されている。このため、地平面上の広い角度範囲を探索対象とする場合は、アレイアンテナで検出した電波発信源方向との連動がとれておらず、手動での対応を必要とする。また、撮像手段により取得した画像データは、電波発信源となりうるアンテナ検出のために用いられるが、視野内のどの方向から電波が送られているかを視野内の景色と対応させて表示する機能はない。さらに、電波発信源が広範囲に移動している場合に、その移動経路を追尾して、直感的に把握できるようにすることも望まれている。
本発明の目的は、広い監視対象範囲のどの方向・位置から電波が送られているかを、監視対象範囲の撮像イメージ上で表示し、電波発信源の方向・位置を直感的に把握でき、また移動体の電波発信源からの電波も容易に把握できるようにした電波の簡易可視化装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明は、二次元的にアンテナ素子が配置され雲台上に搭載されたフェイズドアレイアンテナと、前記雲台上に搭載された撮像装置と、前記雲台の方向を制御し、前記撮像装置の画角を制御し、さらに当該画角内を前記フェイズドアレイアンテナが走査するように制御する制御手段と、前記フェイズドアレイアンテナにより検出された受信電波をその検出位置が前記撮像装置により得られたイメージ上の位置と合致するようにして前記イメージと合成表示する表示手段と、を備えたことを特徴とする電波の簡易可視化装置を提供する。
雲台制御により探索方向を定め、撮像装置の画角とフェイズドアレイアンテナの走査範囲を制御して探索範囲を定め、この範囲内に電波発信源が検出されると、その位置を撮像装置が取得したイメージ上で表示することで、直感的に電波発信源の位置を容易に認識できる。さらにこの電波発信源位置検出は自動的に瞬時に行えるので、時間経過とともに電波発信源が移動していてもそれを上記イメージ上に重ねて表示することで、その移動経路が直感的に把握でき、各検出位置の時刻も重ねて表示することもできる。
以下、本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は、本発明になる電波の簡易可視化装置の全体構成例を示すブロック図である。本装置は、フェイズドアレイアンテナPAA、アンテナビーム制御部ABC、レベル検出器LDT、A/D変換部ADC、イメージ生成部IMG、走査タイミング制御部TMC、全体制御部CNT、ビデオ合成部VlG、ビデオ表示部DSP、撮像装置VCM、撮像装置制御部VCC、ビデオキャプチャ部CAP、アラーム部ALM、パンニング制御部PNC、雲台TPHの各構成要素から成っていて、撮像装置VCMで撮像した画像をビデオ表示部DSP上に表示し、その表示画面上にフェイズドアレイアンテナPAAにより検出された電波発信源の位置を重ねて表示できるようにするものである。
図2は、全体制御部CNT、及び走査タイミング制御部TMCの詳細構成を示すブロック図である。全体制御部CNTは、オペレータが操作入力等を行う操作パネルとその操作入力対応の処理を行って本装置の各部への制御信号Cを生成、出力するMPU、主記憶、I/O制御部、バスインターフェースなどと、カレンダ時計を備えている。制御信号CはデータD、アドレスA、ライト信号WR、リード信号RDから成っていて、アドレス信号Aにより指定したユニットに対し、ライト/リード信号に応じてデータDを書き込みまたは読み出す。各ユニットへ書き込むデータは、当該ユニットの動作を制御する信号であり、読み出すデータは当該ユニットの動作状態を表す情報である。
操作タイミング制御部TMCは、ビデオ走査信号生成部VSSG、アンテナ走査信号生成部ASSG及びタイミング制御レジスタTMCREGを備えている。ビデオ走査信号生成部VSSGは、撮像装置VCMを走査するためのビデオ走査信号VSを生成する。この走査信号VSは、水平同期信号HSYNC、垂直同期信号VSYNC、水平クロックHCKから成っている。アンテナ走査信号生成部ASSGは、全体制御部CNTからタイミング制御レジスタTMCREGに設定された走査タイミングを参照してアンテナ走査信号、すなわちアンテナ水平同期信号AHS、アンテナ垂直同期信号AVS、アンテナ走査クロックASCKを生成するが、この走査タイミングは、システム構成を簡易化するために、ビデオ走査信号VSと同期させるようにしている。
なお、アンテナビーム走査の分解能は撮像装置の分解能よりも低くても運用上は支障がない。なぜならば、表示の視認性を高<する為にある程度の大きさをもって電波発信源を表示する必要があるからである。例えば撮像装置の水平/垂直方向の画素分解能が640/480であれば、アンテナビームの分解能は64/48程度でも運用上は支障が無い。
図3は、図1のフェイズドアレイアンテナPAAと、その制御部であるアンテナビーム制御部ABCの詳細を示したもので、フェイズドアレイアンテナPAAは二次元的に配置されたn+1個のアンテナユニットAU0〜AUnから構成され、これらアンテナユニットAUj(j=0〜n)の各々は、アンテナ素子AAEj、移相器APSjで構成される。各アンテナユニットの出力は合成され、受信信号Rとしてレベル検出器LDTに導かれる。各アンテナユニット内の移相器APSjはアンテナビーム制御部ABCにより生成される選択信号PCSj、書き込み信号PWR、移相データPDO〜PD3により移相量を制御される。移相量の切替はビーム走査のタイミングにあわせて行われる。移相データのビット数を本例では4ビットとしているが、これは表示精度に応じたビット長を用いればよい。
アンテナビーム制御部ABCでは、走査角レジスタASARへ全体制御部CNTによって設定された水平及び垂直方向のビーム走査角を、走査角一移相量変換器PSCNVにより各アンテナユニットごとの移相データPDO〜PD3に変換し、フェイズドアレイアンテナPAAの各移相器へ出力する。移相データの書き換えタイミングは、移相データ書込みタイミング生成部PSWTGによって決められるが、。このタイミングは、撮像装置のビデオ走査信号VSと同期したアンテナ走査信号ASに同期したものである。
図4は、図1のレベル検出器LTD及びA/D変換部ABCの詳細を示したものである。レベル検出器LDTでは、フェイズドアレイアンテナPAAの受信信号RをRF増幅器LNAで増幅し、周波数変換器FCVによって周波数変換した後に、可変帯域フィルタVBPFで所定の帯域の信号を取り出し、検波器DETで検波する。検波器DETで検波されたレベル信号LAはA/D変換部ADCに導かれる。可変帯域フィルタVBPFはフィルタ周波数切替回路FFCHGによりその通過帯域が変更される。通過周波数帯域の変更のタイミングはアンテナビーム走査に同期している必要があり、周波数切替回路FFCHGでは、アンテナ走査信号AS(AHS、AVS、ASCK)、及びフィルタ制御レジスタVBPFCへ全体制御部CNTから設定された設定内容を参照して、可変帯域フィルタVBPFの帯域を制御する。
A/D変換部ADCでは、レベル検出器LDT出力LAをA/D変換器ANTADCによりデジタル変換し、バスインターフェースADBIFを介してイメージ生成部IMGへレベルデータLDとして送出する。この送出制御は、イメージ生成部IMGからのリード制御信号RCにより行われる。A/D変換タイミングは、アンテナ走査信号ASに同期して変換タイミング生成部ADTGにより決定される。
図5は、図1の撮像装置VCMとその制御装置VCCの詳細を示すもので、撮像装置VCMは、ズームとオートフォーカスが可能なレンズZMLNZをもつビデオカメラである。ズームはズームリング駆動モータZMDVMで駆動され、このモータZMDVMはズーム駆動回路ZMDRVにより駆動される。
レンズZMLNZへの入射光は撮像ユニットVUNITに導かれるが、途中ハーフミラーHFMRを経由する。ハーフミラーHFMRにより入射光の一部はAFセンサAFSNSに導かれ、AF制御回路AFCNTはAFセンサAFSNSの出力を参照してAF駆動モータAFDVMを駆動しオートフォーカス制御を行う。
撮像ユニットVUNITは一般的に用いられているCCDイメージセンサなどを用いて構成する。このようなユニットは広く市販されているので、ここでの詳細説明は省略する。この撮像ユニットVUNITで得られた画像信号GAはRED、GREEN、BLUEのアナログカラー信号としているが、これらは輝度と色差信号でも構わないし、輝度信号のみでも構わない。このアナログ画像信号GAはビデオキャプチャ部CAPへ送られる。画角一ズーム量変換器ZMCNV及びズーム駆動制御ZMDCNTを介してズーム駆動回路ZMDRVを制御することで、ズーム制御を行う。
撮像装置制御部VCCは、ズーム、露光やホワイトバランスなどの、撮像装置VCMの動作制御を行うもので、そのための制御情報は全体制御部CNTから制御信号Cによって画角制御/状態レジスタPACSR及び撮像制御/状態レジスタVCSRに設定される。撮像装置制御ユニットVCCNTはこれらのレジスタに設定された情報を参照し、撮像ユニットVYUNITの露光、ホワイトバランスなどの制御を行う。
図6は、図1のビデオキャプチャ部CAPの詳細構成を示したものである。撮像装置VCMから送られてきたアナログ画像GAは画像A/D変換器VADCでデジタル化され、画像データバッファVBUFFに格納される。画像A/D変換制御回路VADCCは、ビデオ走査信号VSに同期したA/D変換クロックVADCKを生成し、画像A/D変換器VADC及びデータバッファVBUFFの動作を制御する。画像データバッファVBUFFに格納された画像データは、モノクロ変換器MNCRMが読み出して輝度データWBSIGを生成し、画像データ転送インターフェースVTIFを経由してビデオ信号VDSとしてビデオ合成部VIGに送られる。なお、このビデオ信号VDSは、モノクロ変換を行わないカラー信号のままでもよく、あるいはモノクロ変換した後で特定の色の多階調信号にしても良い。ビデオ信号の転送制御は、合成部VIGからの信号VDCにより行われる。キャプチャ総合制御部CAPCNTは、キャプチャ制御状態レジスタCAPCSRに全体制御部CNTより設定された情報に基づいて各部の動作/停止等を制御する。
図7は、図1のイメージ生成部IMR、ビデオ合成部VIGの詳細を示したものである。A/D変換器ADCから出力されたレベルデータLDは、イメージ生成部IMG内のデュアルポートRAMIMGDPRAMに取り込まれる。デュアルポートRAMを用いることによりビデオ合成部VIGがA/D変換のタイミングなどに左右されずに動作可能になる。デュアルポートRAMlMGDPRAMへの書込み制御は、書込みアドレス/制御信号生成部DPWRCNTがイメージ生成情報レジスタIMGREGに全体制御部CNTから設定された情報を参照して、リード制御信号RCをA/D変換部ADCへ送ることにより行われる。またデュアルポートRAMからの読み出し制御は、読み出しアドレス/制御信号生成部DPRCNTによって行われる。
ビデオ合成部VIGでは、全体制御部CNTから表示/合成レジスタDSPREGに設定された情報を参照し、レイヤ合成器LYRMRGがリード制御信号IC及びVDCをイメージ生成部IMG及びビデオキャプチャ部CAPへそれぞれ送ることにより、フェイズドアレイアンテナで受信された受信電力レベルを表すデータIDと、撮像装置により取得されたビデオ信号VDSとを取り込み、合成画像Gを生成する。この合成画像Gは表示信号生成器DSPSGを通してビデオ表示部DSPに与えられる。
図8は、図1のパンニング制御部PNC及び雲台TPHの詳細を示したものである。撮像装置VCMとフェイズドアレイアンテナPAAは雲台TPHの雲台可動部に取り付けられており、雲台TPHはY軸モータYDRVMT及びX軸モータXDRVMTにより垂直及び水平方向に雲台可動部を回転する。パンニング制御部PNC内の雲台回転量計算部TPHCALは、全体制御部CNTからパンニング制御/状態レジスタPANREGに設定された情報を参照して雲台回転量を算出し、これに応じてY軸モータ駆動回路YTPDRV及びX軸モータ駆動回路XTPDRVが上記各モータを駆動制御する。
アラーム部ALMは、アラーム発生時に、全体制御部CNTから信号ALを出力してサウンドジェネレータSGを制御し、アラーム音を発生させたり、ランプ駆動回路LMPDRVを制御して警告ランプを点灯させる。
以上、図2〜図8を用いて、図1に示した本発明の可視化装置構成例各部の詳細を説明したが、次にこの装置の全体動作を述べる。本装置の使用時には、オペレータは全体制御部CNTに備えられた操作パネルを操作し、撮像装置VCMとフェイズドアレイアンテナPAAの方向、撮像装置の画角などの制御を行う。例えば雲台制御によって、電波発信源をサーチしようとする視野方向に撮像装置及びフェイズドアレイアンテナの方向を定め、さらにサーチしたい範囲に合わせて撮像装置のズーム制御を行い、さらに露光やホワイトバランスを行ってサーチ範囲の撮像画像をビデオ表示部DSPに表示する。このとき、フェイズドアレイアンテナPAAの走査範囲も上記撮像装置のサーチ範囲に合わせる。このアンテナ走査範囲の制御は、手動で行っても良いし、自動的に行えるようにしても良い。さらに検出対象電波の周波数帯域にあうように、可変帯域フィルタVBFの周波数帯域を設定する。こうしてフェイズドアレイアンテナPAAが何らかの電波を検出したときには、ビデオ合成部VIGでその検出位置を撮像装置の画像に重ねて合成画像を生成し、ビデオ表示部DSPへ表示する。フェイズドアレイアンテナと撮像装置の走査信号が同期しているので、ビデオ合成部VIGで電波検出位置をビデオ画像上の正しい位置に重ねることは容易である。また、周波数帯域のサーチを行うために、周波数を切り替えながらの走査または複数回の走査を行い、検出された電波発信源をその周波数帯域ごとに色分け表示すれば、広い周波数帯域にわたってのサーチ結果を直感的に把握しやすくなる。
図9は、撮像装置で取得した画像とフェイズドアレイアンテナで検出した電波発信源の表示例で、丸印で表示した位置に電波発信源source が検出されたことを示している。このように、本装置によると、視界内のどの場所から電波が送信されているかを容易かつ直感的に把握することができる。また、検出周波数を切り替えて操作を繰り返せば、複数の周波数帯の電波発信源を1つの画像に重ねて表示することもできる。さらに詳しい位置を把握するために同図の点線枠Wが画角となるように雲台及び撮像装置のズーム量などを制御し、同時にこの枠内をフェイズドアレイアンテナが操作するようにすると、図10のような画面が得られ、どのビルのどの辺から電波が送出されているかをより詳しく把握できる。
図9、10に示したような電波発信源の検出法を用いると、不法電波の検出が容易であり、その位置を直感的に把握できる。また、別の利用法としては、無線基地局のような既知の電波発信源位置が分かっているとき、その位置からの電波をサーチし、それが所定レベルで検出できないときは、当該電波発信源の装置かあるいは周囲の状況に何らかの異常があると判断することができる。すなわち無線基地局などの運用状態監視に利用できる。
このようにして不法電波検出や無線基地局などの異常を検出したときは、操作パネルの操作または組み込み手段の自動的動作によって、全体制御部CNTからアラーム信号ALを出力して警報を出力したり、図9,10等の電波発信源sourceの表示を点滅させたりして異常を報知するようにすれば、より使い勝手の良い装置とすることができる。
図11は、本発明の装置のさらに別の利用法を示す図である。同図は、2004年8月11日のデータで、図9の場合と同様にして時刻10時00分10秒に電波発信源S1が、時刻10時00分20秒に電波発信源S2が、さらに時刻10時00分30秒に電波発信源S3が検出されたことを示している。このような場合、各電波発信源の検出時刻を全体制御部CNTのカレンダ時計から取得し、画面上に表示することで、図示矢印のように電波発信源が移動しているものと判断でき、さらにその概略の移動速度も知ることができる。特に速い速度で移動している場合でも、本発明の装置は十分高速な自動検出が可能であるので、例えば走行中の自動車から不法電波が発射されているのをとらえることも容易である。
本発明の簡易可視化装置の全体構成例を示すブロック図である。 図1の全体制御部CNT及び走査タイミング制御部TMCの詳細を示す図である。 図1のフェイズドアレイアンテナPAAとアンテナビーム制御部ABCの詳細を示す図である。 図1のレベル検出器LDTとA/D変換部ADCの詳細を示す図である。 図1の撮像装置VCMと撮像装置制御部VCCの詳細を示す図である。 図1のビデオキャプチャ部CAPの詳細を示す図である。 図1のイメージ生成部IMGとビデオ合成部VIGの詳細を示す図である。 図1のアラーム部ALM、パンニング制御部PNC及び雲台TPHの詳細を示す図である。 撮像装置の撮像画像とフェイズドアレイアンテナがとらえた電波発信源を重ねて表示した画面の例である。 図9の枠Wをズームアップして表示した画面である。 電波発信源が移動しているときの表示画面例である。
符号の説明
PAA フェイズドアレイアンテナ
ABC アンテナビーム制御部
VCC 撮像装置制御部
VCM 撮像装置
LDT レベル検出器
ADC A/D変換部
TMC 走査タイミング制御部
CNT 全体制御部
CAP ビデオキャプチャ部
IMG イメージ生成部
VIG ビデオ合成部
DSP ビデオ表示部
ALM アラーム部
PNC パンニング制御部
TPH 雲台
source、S1、S2、S3 電波発信源表示マーク

Claims (1)

  1. 二次元的にアンテナ素子が配置され雲台上に搭載されたフェイズドアレイアンテナと、前記雲台上に搭載された撮像装置と、前記雲台の方向を制御し、前記撮像装置の画角を制御し、さらに当該画角内を前記フェイズドアレイアンテナが走査するように制御する制御手段と、前記フェイズドアレイアンテナにより検出された受信電波をその検出位置が前記撮像装置により得られたイメージ上の位置と合致するようにして前記イメージと合成表示する表示手段と、を備えたことを特徴とする電波の簡易可視化装置。
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