JP2003121526A - 電波到来方向測定装置 - Google Patents

電波到来方向測定装置

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JP2003121526A
JP2003121526A JP2001314923A JP2001314923A JP2003121526A JP 2003121526 A JP2003121526 A JP 2003121526A JP 2001314923 A JP2001314923 A JP 2001314923A JP 2001314923 A JP2001314923 A JP 2001314923A JP 2003121526 A JP2003121526 A JP 2003121526A
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JP
Japan
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antenna
camera
directional antenna
radio wave
image
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JP2001314923A
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English (en)
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Kozo Sakawa
幸蔵 坂和
Hiroyuki Shimizu
裕之 清水
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YRP Mobile Telecommunications Key Technology Research Laboratories Co Ltd
Original Assignee
YRP Mobile Telecommunications Key Technology Research Laboratories Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電波到来方向の測定において、受信された電
波と受信時のアンテナ前方での状況を同時に測定し、取
得データの確度を向上させる。 【解決手段】 アンテナ回転制御装置14によりモータ
ー13を操作し、基台12に取り付けられた指向性アン
テナ11を回転させて電波を受信する。受信信号は、ロ
ーノイズアンプ15で増幅された後、ADコンバータ1
6でデジタルデータに変換される。静止画あるいは動画
撮像用のカメラ18が指向性アンテナ11の前方が撮影
できるように指向性アンテナ11に取り付けられてお
り、撮影した画像を画像処理装置19とモニタ20に出
力する。画像処理装置19は、画像をデジタル情報に変
換する。前記アンテナ回転制御装置14からの指向性ア
ンテナ11が向けられた方角を示す情報と前記ADコン
バータ16からの受信電波信号と前記画像処理装置19
からのデジタル画像情報が記録装置17に記録される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電波の到来方向を
測定するための電波到来方向測定装置に関わり、特に、
受信された電波と受信時のアンテナ前方での状況の同時
測定を容易に実現するものである。
【0002】
【従来の技術】電波の到来方向を測定する際は、測定対
象となる地点において電波の受信装置および記録装置の
接続された指向性アンテナを回転させながら同時に電波
測定を行う。図6は、従来の電波到来方向測定装置の構
成を示すブロック図である。ある地点での電波の到来方
向を測定する場合、その地点にこの電波到来方向測定装
置を設置し、アンテナ回転制御装置14を使って、基台
12に取り付けられた指向性アンテナ11を回転駆動さ
せるためのモーター13を操作し、指向性アンテナ11
を回転させて電波を受信・測定する。指向性アンテナ1
1からの受信電波信号は、ローノイズアンプ15で増幅
された後、アナログデジタル変換器(ADコンバータ)
16でデジタルデータに変換される。この時、記録装置
17には、前記アンテナ回転制御装置14から出力され
る前記指向性アンテナ11が向けられた方向(水平面内
回転角および仰角)の情報と、前記ADコンバータ16
からのその方角での受信電波信号が指向性アンテナ11
が回転中連続で記録される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような電波到来方
向の測定において、受信電波信号は、指向性アンテナ前
方における状況に大きく影響されるため、測定中のアン
テナ付近状況を記録・監視している必要があり、異常な
データが記録されたときには、アンテナ付近の状況を確
認し、正常に取得されたデータでない場合にはこれを破
棄し、データの確度を向上させている。一般的には、測
定と該アンテナ周辺の状況記録は必要に応じて別々行わ
れる。しかしながら、周辺状況変化の激しい場所での測
定においては、測定後に測定中の該アンテナ前方におけ
る状況を把握することは困難である。また、アンテナの
指向性が狭い場合には、仮に測定中に付近でカメラを用
いてアンテナ付近の状況の記録を行ったとしても、実際
のアンテナ設置位置から前方を見たときの状況との間に
違いが生じる。このため状況を正確に確認できなくな
り、データの確度向上が困難になるという欠点がある。
【0004】そこで本発明は、測定中の指向性アンテナ
前方の状況と受信電波信号を同時に容易に測定可能とす
ることにより、取得データの確度向上が確実に行える電
波到来方向測定装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の電波到来方向測定装置は、指向性アンテナ
と、該指向性アンテナの受信電波信号を増幅するための
ローノイズアンプと、該ローノイズアンプの出力信号を
デジタルデータに変換するためのADコンバータと、前
記指向性アンテナを支持するアンテナ基台と、該アンテ
ナ基台を回転駆動するためのモーターと、該モーターの
回転動作を制御し、前記指向性アンテナを任意の方向に
向けるためのアンテナ回転制御装置と、該アンテナ回転
制御装置からの前記指向性アンテナの向いている方角を
示す情報と前記ADコンバータが出力するデジタルデー
タを記録する記録装置とを有する電波到来方向測定装置
において、撮像用カメラと、該カメラの出力する映像を
デジタル情報に変換する画像処理装置とを備え、前記記
録装置は前記画像処理装置の出力情報も記録するように
構成されており、前記カメラは前記指向性アンテナにそ
の向けられている方向を撮影することができるように取
り付けられているものである。
【0006】また、さらに前記撮像用カメラの出力する
映像を表示するモニタを有するものである。さらにま
た、前記カメラは、動画撮像用カメラあるいは静止画撮
像用カメラとされているものである。さらにまた、前記
指向性アンテナはパラボラアンテナであり、前記カメラ
は前記パラボラアンテナの放射器の裏面あるいは放物面
反射器の縁に取り付けられているものである。さらにま
た、前記指向性アンテナはカセグレン・アンテナであ
り、前記カメラは前記カセグレン・アンテナの副反射器
の裏面あるいは放物面反射器の縁に取り付けられている
ものである。このように、到来方向測定に用いる指向性
アンテナにカメラを該指向性アンテナが電波をとらえる
方向に向けて取り付けることにより、測定中の指向性ア
ンテナ前方の状況と受信電波信号を同時に容易に測定・
記録可能とすることができ、取得データの確度向上を確
実に行うことができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。図1は本発明の電波到来方
向測定装置の一実施の形態の構成を示すブロック図であ
る。本発明による電波到来方向測定装置は、既存の電波
到来方向測定装置に静止画あるいは動画撮像用のカメラ
を設置することで、該装置がもつ指向性アンテナの測定
方向前方の状況を受信電波信号測定と同時に撮影し、該
カメラの出力する映像をデジタル情報に変換して受信電
波信号と共に記録するものである。
【0008】図1において、指向性アンテナ11は基台
12を介して電動モーター13に取り付けられており、
該モーター13はアンテナ回転制御装置14に接続さ
れ、該アンテナ回転制御装置14によって前記指向性ア
ンテナ11の動作方向を制御する。前記アンテナ回転制
御装置14は、前記指向性アンテナ11が向けられてい
る方角を示す情報(水平面回転角および仰角の情報)を
常に出力している。前記指向性アンテナ11からの受信
電波信号は、ローノイズアンプ15により増幅され、そ
の増幅後の受信電波信号はADコンバータ16において
デジタルデータに変換される。静止画あるいは動画撮像
用のカメラ18は、前記指向性アンテナ11の前方が撮
影できる該アンテナの一部に取り付けられており、撮影
した画像を常時、画像処理装置19とモニタ20に出力
する。画像処理装置19は、入力された画像をデジタル
情報に変換し、デジタル画像情報を記録装置17に出力
する。なお、静止画撮像用のカメラの場合には、所定時
間毎に撮影したデジタル画像情報を記録することとな
る。また、モニタ20には撮影した画像が表示される。
【0009】電波到来方向測定は、前記アンテナ回転制
御装置14により前記指向性アンテナ11を回転駆動中
に行われ、アンテナ回転制御装置14から出力される該
指向性アンテナ11の向けられた方角を示す情報(水平
面内回転角および仰角の情報)と、前記ADコンバータ
16より出力される測定された電波信号のデジタルデー
タと、前記画像処理装置19からのデジタル画像情報の
3つのデータを組みにして記録装置17が記録する。
【0010】このような本発明の電波到来方向測定装置
によれば、前記記録装置17に受信電波信号、方角を示
す情報とともにその方角の状況を示す画像情報が記録さ
れているため、測定完了後に受信電波信号と指向性アン
テナの向けられた方角の状況との整合を正確に確認する
ことができる。また、前記モニタ20に指向性アンテナ
の向けられた方角の状況が表示されているので、測定中
も指向性アンテナの向けられた方角の状況を確認するこ
とができ、異常なデータの記録を避けることができる。
【0011】図2は本発明の電波到来方向測定装置のよ
り具体的な実施の形態を説明するための図である。この
実施の形態は、前記指向性アンテナ11としてパラボラ
アンテナ21を用い、該パラボラアンテナ21の向けら
れている方向を撮影するように、該パラボラアンテナ2
1が持つ放射器22の裏面に静止画あるいは動画撮像用
のカメラ18を取り付けたものである。このように、前
記放射器22の裏面にカメラ18を取り付けることで、
該パラボラアンテナ21の電波受信方向と完全に同一な
方向の状況を、受信電波信号および方角を示す情報と同
時に記録することが可能である。
【0012】図3は本発明による他の実施の形態を示す
図である。この実施の形態は、前記指向性アンテナ11
としてカセグレン・アンテナ23を用い、該カセグレン
・アンテナ23の向けられている方向を撮影するよう
に、該カセグレン・アンテナ23が持つ副反射器24の
裏面に静止画あるいは動画撮像用のカメラ18を取り付
けたものである。このように、副反射器24の裏面にカ
メラ18を取り付けることで、カセグレン・アンテナ2
3の電波受信方向と完全に同一な方向の状況を、受信電
波信号および方角を示す情報と同時に記録することがで
きる。
【0013】図4は本発明によるさらに他の実施の形態
を示す図である。この実施の形態は、前記指向性アンテ
ナ11としてパラボラアンテナ21を用い、該パラボラ
アンテナ21の向けられている方向を撮影するように、
該パラボラアンテナ21が持つ放物面反射器25の縁に
静止画あるいは動画撮像用のカメラ18を取り付けたも
のである。このように、パラボラアンテナ21の放物面
反射器25の縁にカメラ18を取り付けることで、パラ
ボラアンテナ21の電波受信方向と同一な方向の状況
を、受信電波信号および方角を示す情報と同時に記録す
ることができる。
【0014】図5は本発明によるさらに他の実施の形態
を示す図である。この実施の形態は、前記指向性アンテ
ナ11としてカセグレン・アンテナ23を用い、該カセ
グレン・アンテナ23の向けられている方向を撮影する
ように、該カセグレン・アンテナ23が持つ放物面反射
器26の縁に静止画あるいは動画撮像用のカメラ18を
取り付けたものである。このように、カセグレン・アン
テナ23の放物面反射器26の縁にカメラ18を取り付
けることで、該カセグレン・アンテナ23の電波受信方
向と同一な方向の状況を、受信電波信号および方角を示
す情報と同時に記録することが可能となる。
【0015】なお、以上においては、指向性アンテナ1
1としてパラボラアンテナ21あるいはカセグレン・ア
ンテナ23を用いた場合について説明したが、これに限
られることはなく、どのようなタイプの指向性アンテナ
についても本発明を適用することができる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の電波到来
方向測定装置によれば、従来の電波到来方向測定装置で
は電波受信方向における状況の同時記録が困難であった
という問題を回避し、測定中および測定完了後において
も受信電波信号と、測定時の指向性アンテナの向けられ
た方角の状況との整合を容易に監視・確認可能となる。
したがって、異常なデータが記録されたときなどのその
状況を正確に確認することができ、取得したデータの確
度を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による電波到来方向測定装置の一実施
の形態の構成を示すブロック図である。
【図2】 本発明による電波到来方向測定装置の他の実
施の形態について説明するための図である。
【図3】 本発明による電波到来方向測定装置のさらに
他の実施の形態について説明するための図である。
【図4】 本発明による電波到来方向測定装置のさらに
他の実施の形態について説明するための図である。
【図5】 本発明による電波到来方向測定装置のさらに
他の実施の形態について説明するための図である。
【図6】 従来の電波到来方向測定装置の構成を示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
11:指向性アンテナ 12:基台 13:モーター 14:アンテナ回転制御装置 15:ローノイズアンプ 16:ADコンバータ 17:記録装置 18:カメラ 19:画像処理装置 20:モニタ 21:パラボラアンテナ 22:放射器 23:カセグレンアンテナ 24:副反射器 25、26:放物面反射器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 清水 裕之 神奈川県横須賀市光の丘3番4号 株式会 社ワイ・アール・ピー移動通信基盤技術研 究所内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 指向性アンテナと、該指向性アンテナの
    受信電波信号を増幅するためのローノイズアンプと、該
    ローノイズアンプの出力信号をデジタルデータに変換す
    るためのADコンバータと、前記指向性アンテナを支持
    するアンテナ基台と、該アンテナ基台を回転駆動するた
    めのモーターと、該モーターの回転動作を制御し、前記
    指向性アンテナを任意の方向に向けるためのアンテナ回
    転制御装置と、該アンテナ回転制御装置からの前記指向
    性アンテナの向いている方角を示す情報と前記ADコン
    バータが出力するデジタルデータを記録する記録装置と
    を有する電波到来方向測定装置において、 撮像用カメラと、該カメラの出力する映像をデジタル情
    報に変換する画像処理装置とを備え、 前記記録装置は前記画像処理装置の出力情報も記録する
    ように構成されており、 前記カメラは前記指向性アンテナにその向けられている
    方向を撮影することができるように取り付けられている
    ことを特徴とする電波到来方向測定装置。
  2. 【請求項2】 さらに、前記撮像用カメラの出力する映
    像を表示するモニタを有することを特徴とする請求項1
    記載の電波到来方向測定装置。
  3. 【請求項3】 前記カメラは、動画撮像用カメラあるい
    は静止画撮像用カメラであることを特徴とする請求項1
    あるいは2記載の電波到来方向測定装置。
  4. 【請求項4】 前記指向性アンテナはパラボラアンテナ
    であり、前記カメラは前記パラボラアンテナの放射器の
    裏面に取り付けられていることを特徴とする請求項1〜
    3のいずれかに記載の電波到来方向測定装置。
  5. 【請求項5】 前記指向性アンテナはパラボラアンテナ
    であり、前記カメラは前記パラボラアンテナの放物面反
    射器の縁に取り付けられていることを特徴とする請求項
    1〜3のいずれかに記載の電波到来方向測定装置。
  6. 【請求項6】 前記指向性アンテナはカセグレン・アン
    テナであり、前記カメラは前記カセグレン・アンテナの
    副反射器の裏面に取り付けられていることを特徴とする
    請求項1〜3のいずれかに記載の電波到来方向測定装
    置。
  7. 【請求項7】 前記指向性アンテナはカセグレン・アン
    テナであり、前記カメラは前記カセグレン・アンテナの
    放物面反射器の縁に取り付けられていることを特徴とす
    る請求項1〜3のいずれかに記載の電波到来方向測定装
    置。
JP2001314923A 2001-10-12 2001-10-12 電波到来方向測定装置 Withdrawn JP2003121526A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006300852A (ja) * 2005-04-25 2006-11-02 Hitachi Kokusai Electric Inc 電波の簡易可視化装置
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