JP5150334B2 - 電波発射源可視化装置 - Google Patents

電波発射源可視化装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5150334B2
JP5150334B2 JP2008086927A JP2008086927A JP5150334B2 JP 5150334 B2 JP5150334 B2 JP 5150334B2 JP 2008086927 A JP2008086927 A JP 2008086927A JP 2008086927 A JP2008086927 A JP 2008086927A JP 5150334 B2 JP5150334 B2 JP 5150334B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
antenna
slot
unit
radio wave
radio
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008086927A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009236883A (ja
Inventor
幸弘 上村
裕和 下牧
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2008086927A priority Critical patent/JP5150334B2/ja
Publication of JP2009236883A publication Critical patent/JP2009236883A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5150334B2 publication Critical patent/JP5150334B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Radar Systems Or Details Thereof (AREA)

Description

この発明は、電波の到来方向を二次元画像として出力可能な電波発射源可視化装置及びその方法に関する。特にこの発明は、ETC(Electronic Toll Collection System)などに応用されるDSRC(Dedicated Short Range Communication)の電波を可視化するのに好適に利用できる。
特許文献1に開示されるような電波発射源可視化装置を用いれば、電波の到来方向を可視化して電波発射源を容易に特定することが可能になる。この種の装置は、連続的に発射される電波やバースト的に短時間のみ発射される電波など様々な電波に対応可能で、電波の到来方向を算出しカメラ画像に合成表示することが可能である。その利点から、特にETCにおける応用が期待されている。
ETCは、ARIB(Association of Radio Industries and Businesses)において策定されたDSRCと称する通信方式を用いる。その主なものはARIB STD−T75およびこれを拡張したARIB TR−T17であり、路側装置と車載器の間の無線区間インタフェースがこれらの規格に規定されている。
特開2007−212228号公報
DSRCにおいて、一つの路側装置の覆域に複数の車両が進入すると、個々の車載器は同じ周波数を用いた時分割通信により路側装置と個別に通信する。よって車両を特定するために車両からの電波の発射位置を特定しようとしても、複数車両からの電波が時分割で捕捉されるにとどまり、複数の車両の位置を正確に特定することが難しい。つまり位置を特定した電波源の周波数が同じであるので、周波数により車両を区別することができない。
この発明は上記事情によりなされたもので、その目的は、複数の車両からの電波の到来方向を個別に可視化可能な電波発射源可視化装置を提供することにある。
上記目的を達成するためにこの発明の一態様によれば、複数の電波源から当該電波源ごとに割り当てられたスロットで放射される到来波を受信するアンテナ部と、このアンテナ部からの受信信号から前記到来波の到来方向を前記スロットごとに推定する推定処理部と、前記複数の電波源を含む画像を撮像する撮像部と、前記複数の電波源と各スロットとを個別に対応付けて、前記推定されたスロットごとの到来方向を前記撮像部における視野内の電波源位置に対応付けて画像合成する合成部と、この合成部により生成された合成画像を表示する表示部とを具備することを特徴とする電波発射源可視化装置が提供される。
このような手段を講じることにより、到来波が特にDSRCのアップリンク信号であれば、スロット(ACTS、あるいはACTSに含まれるACTC,VST)を各電波源(車載器)に対応付けてそれぞれの電波源を識別することが可能になる。すなわち車両ごとの電波の到来方向を路側装置において推定することが可能になる。
この発明によれば、複数の車両からの電波の到来方向を個別に可視化可能な電波発射源可視化装置を提供することができる。
図1は、この発明に係る電波発射源可視化装置の実施の形態を示す機能ブロック図である。この装置はETCにおける路側装置に搭載されるもので、電波源すなわち車両に搭載される車載装置からアップリンクで到来する電波の到来方向を推定する。図1の装置は、アンテナ部10、周波数変換部20、アナログ/ディジタル(A/D)変換部30、到来方向推定処理部40、画像合成処理部50、表示部60、およびカメラ部70を備える。
アンテナ部10は、リファレンスアンテナA0およびアレイアンテナA1を備える。リファレンスアンテナA0およびアレイアンテナA1はDSRC通信における共通の周波数帯の到来波を捕捉可能な受信アンテナである。アレイアンテナA1はN個のアンテナ素子A11〜A1nを平面上に規則的に配置したもので、アンテナ素子の形状・種類、アンテナ素子の総数、アンテナ素子を配置するための間隔などは、測定対象、測定目的などにより任意である。アレイ面の反対側から入射する電波の感度を抑えるため、アンテナ素子A11〜A1nを配置する平面を反射板とすることも可能である。
なおアンテナ素子A11〜A1nのいずれか一つをリファレンスアンテナA0として利用することも可能である。この場合は、リファレンスアンテナA0を別に取り付ける機構的な構造が不要になる利点がある。リファレンスアンテナA0及びアレイアンテナA1で受信された電波は周波数変換部20により、サンプリング可能な中間周波数帯域にまで周波数変換される。
周波数変換部20は、到来した電波を増幅するとともに、後段のA/D変換部30においてA/D変換可能な中間周波数に変換する。A/D変換部30は、リファレンスアンテナA0及びアレイアンテナA1からの各素子信号を同時にサンプリングしてA/D変換し、デジタル化する。このA/D変換部30でデジタル化されたデータは、到来方向推定処理部40に与えられる。
到来方向推定処理部40は素子信号に基づくディジタルデータを二次元高速フーリエ変換(FFT)処理して、到来波の到来方向をDSRC通信におけるスロットごとに検出する。そして、各スロットが電波圏内の車載装置ごとに固有に割り当てられていることを利用して、スロットと車両とを対応付けることで、車両ごとの電波の到来方向を識別する。
検出された車両ごとの電波到来方向は画像合成処理部50に与えられる。画像合成処理部50はカメラ部70で撮影された画像ビデオに含まれる車両ごとに、電波の到来方向を対応付けて画像合成する。これにより得られた2次元の合成画像は表示部60に表示される。
図2は、DSRC通信におけるフレームフォーマットを示す図である。DSRC通信においては4つのケースが想定され、各ケース1〜4はACTS(アクチベーションスロット)の数(0〜3)に対応する。各フレームは9スロットの固定長で形成され、FCMS(フレームコントロールメッセージスロット)がフレームの先頭になる。MDS(メッセージデータスロット)はFCMSに引き続いて送信され、4スロット〜7スロットの範囲で変化する。ACTSはMDSに引き続いて送信され、最大で3スロットとなる。図3に示すように、ACTSには12オクテット長の6つのアクチベーションチャネルウインドウ(ACTC)が設けられる。
DSRCの伝送レートは1024kbpsの半二重通信であり、ASK(Amplitude Shift Keying)方式で変調される。各スロットは100オクテット固定長であるので、1スロットあたりの伝送期間は781.25マイクロ秒となる。図2の各スロットのうちFCMSはダウンリンク(路側装置から車載装置へ)で、ATCSはアップリンク(車載装置から路側装置へ)で転送される。MDSはダウンリンク、アップリンクのいずれにも用いられる。次に上記構成における作用を説明する。
図4は、路側装置の形成する電波圏内に車載装置が1つだけ在圏するケースを示す模式図である。AD変換したデータを処理し、車載器からの電波をDSRC通信のACTSスロットで識別する。ACTSスロットには最大で6チャネルまでのACTCが割当てられ、1つのACTCは12オクテット(約94μsec)で送出される。このことを利用してこの実施形態では、各車両から送信される約94μsecのACTCを受信し、ACTCの位置で各車両を区別することで車両と電波源推定位置とを対応付け、複数の車両に対応できるようにする。図4の状態では、到来方向推定処理部40は車載装置からアップリンクで到来する1つのVST(Vehicle Service Table)を処理する。すなわちこのVSTの位相を検出し、FFT処理を経て電波ホログラフィ法により電波到来方向が推定される。その結果をもとに車両と到来方向とが対応付けられて、可視化される。
図5は、路側装置の形成する電波圏内に車載装置が4つ在圏するケースを示す模式図である。この場合、到来方向推定処理部40はTAG0〜TAG3の各VSTごとに位相を検出する。ACTC間の時間が約16μsecと非常に短く、この期間内に可視化処理を完了することが困難であれば、ACTCの位相情報を例えばFIFO(First in First Out)のようなバッファメモリに蓄積して可視化処理を逐次行うようにすればよい。
検出された位相データはVSTごとにFIFOに順次蓄積され、2次元FFT処理および画像合成処理が行われる。到来方向の推定にあたってはFFT処理の結果を象限入れ替えし、AZ(アジマス),EL(エレベーション)につきピークの角度を算出する。その結果とスロット位置とを対応付けることで、同じ周波数の電波であっても複数の車両からの電波に対応することが可能になる。これらのことから、複数の車両からの電波の到来方向を個別に可視化可能な電波発射源可視化装置を提供することが可能となる。
なお、この発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。
この発明に係る電波発射源可視化装置の実施の形態を示す機能ブロック図。 DSRC通信におけるフレームフォーマットを示す図。 図2のACTSの詳細を示す図。 路側装置の形成する電波圏内に車載装置が1つだけ在圏するケースを示す模式図。 路側装置の形成する電波圏内に車載装置が4つ在圏するケースを示す模式図。
符号の説明
10…アンテナ部、20…周波数変換部、30…アナログ/ディジタル(A/D)変換部、40…到来方向推定処理部、50…画像合成処理部、60…表示部、70…カメラ部、A0…リファレンスアンテナ、A1…アレイアンテナ、A11〜A1n…アンテナ素子

Claims (3)

  1. 複数の電波源からARIB(Association of Radio Industries and Businesses) STD−T75におけるACTS(Activation Slot)スロットで到来するアップリンク信号を受信するアンテナ部と、
    このアンテナ部からの受信信号から前記アップリンク信号の到来方向を前記スロットごとに推定する推定処理部と、
    前記複数の電波源を含む画像を撮像する撮像部と、
    前記複数の電波源と各スロットとを個別に対応付けて、前記推定されたスロットごとの到来方向を前記撮像部における視野内の電波源位置に対応付けて画像合成する合成部と、
    この合成部により生成された合成画像を表示する表示部と、
    FIFO(First in First Out)型のバッファメモリとを具備し、
    前記推定処理部は、
    前記ACTSスロットに含まれるACTCの位相情報を検出し、
    前記検出した位相情報を前記バッファメモリに蓄積し、
    前記ACTCごとに二次元画像化した到来方向を出力する可視化処理を逐次行う、電波発射源可視化装置。
  2. 前記アンテナ部は、
    前記アップリンク信号を受信する複数のアンテナ素子を配列したアレイアンテナと、
    前記アップリンク信号を受信するリファレンスアンテナとを備え、
    前記推定処理部は、
    前記アレイアンテナの個々の素子出力と前記リファレンスアンテナの出力から前記アップリンク信号の到来方向を電波ホログラフィ法で推定し、前記スロットごとに二次元画像化した到来方向を出力する請求項1に記載の電波発射源可視化装置。
  3. 前記リファレンスアンテナは、前記アレイアンテナの前記複数のアンテナ素子の一部である請求項2に記載の電波発射源可視化装置。
JP2008086927A 2008-03-28 2008-03-28 電波発射源可視化装置 Active JP5150334B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008086927A JP5150334B2 (ja) 2008-03-28 2008-03-28 電波発射源可視化装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008086927A JP5150334B2 (ja) 2008-03-28 2008-03-28 電波発射源可視化装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009236883A JP2009236883A (ja) 2009-10-15
JP5150334B2 true JP5150334B2 (ja) 2013-02-20

Family

ID=41250987

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008086927A Active JP5150334B2 (ja) 2008-03-28 2008-03-28 電波発射源可視化装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5150334B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011145221A (ja) * 2010-01-15 2011-07-28 Toshiba Corp レーダ装置及びレーダ信号処理方法
RU2560098C1 (ru) * 2014-04-22 2015-08-20 Российская Федерация, от имени которой выступает Министерство обороны Российской Федерации Способ радиоконтроля
US9654232B2 (en) * 2015-07-09 2017-05-16 Cognitive Systems Corp. Radio frequency camera system

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3677148B2 (ja) * 1998-05-18 2005-07-27 株式会社アドバンテスト 通信観測装置および方法
JP3510558B2 (ja) * 2000-01-20 2004-03-29 三菱重工業株式会社 受信アンテナの設置位置・姿勢の校正方法及びこれに用いる治具
JP5339493B2 (ja) * 2006-02-08 2013-11-13 総務大臣 電波発射源可視化装置及びその方法
JP4766604B2 (ja) * 2006-02-08 2011-09-07 総務大臣 電波発射源可視化装置
JP4911571B2 (ja) * 2006-02-08 2012-04-04 総務大臣 電波発射源可視化装置及びその方法
JP2009212771A (ja) * 2008-03-04 2009-09-17 Mitsubishi Electric Corp 路側装置及び車載器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009236883A (ja) 2009-10-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9291695B2 (en) Real-time RF signal visualization device
US20100220552A1 (en) Method and apparatus for estimating sound source
JP4466988B2 (ja) 地上送信機のアレイによるデジタル・テレブロードキャスティング送信を使用した移動体検出システム
WO2003022153A1 (fr) Appareil ultrasonographique, procede de traitement de donnees ultrasonographiques, et programme de traitement de donnees ultrasonographiques
JP2006349470A (ja) アップリンク干渉源位置特定装置及びその方法
JP5150334B2 (ja) 電波発射源可視化装置
JP6364955B2 (ja) ソーナーシステムとソーナー用送信装置と受信装置及び目標物特定法並びにプログラム
JP4805610B2 (ja) 電波発生源可視化装置及び電波発生源可視化方法
US20110227777A1 (en) Two-dimensional array antenna and device for detecting internal object using the same
KR101167308B1 (ko) 초음파 시스템의 제어 방법 및 자동 제어 초음파 시스템
US20190377083A1 (en) Radar sensor having a two-dimensional beam scan and L-, U- or T-shaped structure for mounting in the region of the front radiator of an automobile
CN101650437B (zh) 一种实现矩形扫描的图像声纳系统和方法
JP2010060303A (ja) 測位装置
JP5339493B2 (ja) 電波発射源可視化装置及びその方法
JP4911571B2 (ja) 電波発射源可視化装置及びその方法
JP4542956B2 (ja) カメラ画像歪み補正表示装置
JP2007017272A (ja) カメラ画像オフセット補正表示装置
JP4982275B2 (ja) 電波発生源可視化装置及び電波発生源可視化方法
EP1126288A3 (en) Ultrasound imaging system for performing receiving focusing at points corresponding to display pixels and method thereof
CN105974413B (zh) 多基地外辐射源雷达成像系统的自聚焦方法
JP4758674B2 (ja) 電波の簡易可視化装置
EP4119972A1 (en) Radio wave emission source visualizing device, and bandwidth expansion method
JP2007010616A (ja) 電波発射源検知装置
JPWO2020213036A1 (ja) 路側通信装置および路車間通信方法
JP3653082B2 (ja) レーダ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100412

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120522

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120723

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121106

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121203

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5150334

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151207

Year of fee payment: 3