JP4170488B2 - 航空機による目標捜索装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、航空機によって例えば救難捜索を行う航空機による目標捜索装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
航空機を利用する従来の救難捜索方法として、一般に航空機に搭乗した捜索員が双眼鏡を用いて目視で捜索する方法や、航空機にレーダー装置を搭載して、上記双眼鏡による目視捜索方法と併せてレーダーにより捜索する方法が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の双眼鏡を用いての目視捜索方法にあっては、例えば目標を発見した際に、その目標の正確な方位を確認することが困難であり、また目標の位置標定が困難になるという不具合があると共に、特に夜間等の暗い条件下では捜索自体が困難になることが懸念される。
【0004】
これに対し、上記レーダー装置を用いるレーダー捜索方法では、上記の双眼鏡を用いる目視捜索での不具合を解消することができるが、この捜索方法では捜索領域が陸上の場合にグランドクラッターが発生するため、目標の抽出が困難になることが懸念される。更に、レーダー装置は、その重量が約100Kgと重く、小型機に搭載するのが困難であると共に、価格も非常に高いため、搭載される機体が制限され、機動的に用い難いという不具合がある。
【0005】
従って、かかる点に鑑みてなされた本発明の目的は、陸上や海上の捜索領域に制限されることなく目標の捜索が可能であると共に、捜索した目標の位置標定が容易にでき、しかも小型機にも容易に搭載できるように適切に構成した航空機による目標捜索装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決ための手段】
上記目的を達成する請求項1に記載の航空機による目標捜索装置の発明は、画像信号を出力可能な撮像装置と、該撮像装置を回動させる回動手段と、回動手段による上記撮像装置の順次の所定の回動位置で各々静止画像を撮像するように、上記撮像装置及び上記回動手段の動作を制御する制御手段と、上記撮像装置の順次の所定の回動位置に対応する複数の表示器と、上記撮像装置からの順次の所定の回動位置での静止画像信号を各回動位置に対応する上記表示器に分配して供給する画像分配手段と、上記撮像装置を所望の回動位置に停止させて動画像信号を得るように上記制御手段に選択的に操作信号を供給すると共に、該動画像信号を上記複数の表示器に同時に供給して表示するように上記画像分配手段を制御する操作手段とを有し、航空機から上記撮像装置を上記回動手段により繰り返し回動させて、該回動の順次の所定の回動位置で各々静止画像を撮像し、該撮像に基づく静止画像信号を上記画像分配手段により各回動位置に対応する上記表示器に分配供給して表示させるよう構成し、上記操作手段による上記画像分配手段の制御に基づいて、上記複数の表示器に各々表示される上記撮像装置の順次の所定の回動位置に対応する静止画像を選択的に表示すると共に、上記所望の回動位置での動画像を表示する主表示器を有することを特徴とする。
【0011】
この請求項1の発明によると、回動手段により撮像装置を繰り返し回動させて、順次の所定の回動位置での静止画像信号を、各回動位置に対応する表示器に分配して表示することにより、陸上や海上の捜索領域に制限されることなく、各表示器に表示される静止画像を各々観察することで目標の捜索が可能になると共に、目標を発見した表示器に対応する撮像装置の回動位置から捜索目標の正確な方位を容易に検知することが可能になり、目標の位置標定が容易となり捜索効率を向上することができる。また、例えば、操作手段を操作する操作員において主表示器を観察し、該操作員あるいは他の表示器を観察する捜索員が目標を発見した際に、その目標に撮像装置を迅速に位置決めして、その動画像信号を主表示器及び複数の表示器に同時に供給して表示することが可能となり、目標の位置標定が容易になると共に、操作員及び複数の捜索員により目標をリアルタイムで追跡することが可能となる。更に、レーダ装置を用いる場合に比べ、全体が安価にできると共に、重量も軽くでき、小型機にも容易に搭載することが可能となる。
【0012】
請求項に記載の発明は、請求項の航空機による目標捜索装置において、上記回転手段は、ジンバル機構を含むことを特徴とする。
【0013】
請求項の発明によると、ジンバル機構により機体の揺れ等を補正しながら撮像装置を水平面内で回動させることができるので、順次の所定の回動位置において、各々機体の揺れ等による画像の歪み等のない画質の良好な静止画像を安定して得ることが可能となる。
【0014】
請求項に記載の発明は、請求項1または2の航空機による目標捜索装置において、上記制御手段は、上記回動手段を上記航空機の機首方向を中心とする所定の角度範囲で繰り返し往復回動させるよう制御すると共に、該往動または復動における順次の所定の回動位置で各々静止画像を撮像するように上記撮像装置を制御することを特徴とする。
【0015】
請求項の発明によると、各回動位置において繰り返し静止画像を撮像するタイミングが等しくできる。この結果、各表示器に表示される静止画像の更新タイミングを等しくすることができるので、制御が容易になると共に、回動手段を機首方向を中心とする所定の角度範囲で往復回動させればよく、目標発見後の機首方向の設定が容易にでき、より詳細な捜索を迅速に行うことが可能になる。
【0016】
請求項に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項の航空機による目標捜索装置において、上記制御手段は、上記撮像装置により静止画像を撮像する際に、上記回動手段の回動を一旦停止させるよう制御することを特徴とする。
【0017】
請求項の発明によると、制御手段は、回動手段を間欠的、即ちステップ状に回動させ、その回動停止状態で撮像装置により静止画像を撮像するように制御すればよいので、比較的簡単な制御で、画像の流れ等の無い鮮明な静止画像を表示することができ、目標捜索がより容易にできる。
【0018】
請求項に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか1項の航空機による目標捜索装置において、上記制御手段は、上記撮像装置による順次の静止画像の撮像領域が一部重畳するように該撮像装置の撮像倍率を制御することを特徴とする。
【0019】
請求項の発明によると、順次の所定の回動位置での静止画像の撮像領域が一部重畳するので、目標を確実に捜索することが可能となる。
【0022】
請求項に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか1項の航空機による目標捜索装置において、上記撮像装置、回動装置、制御手段、複数の表示器、画像分配手段及び操作手段を上記航空機に搭載したことを特徴とする。
【0023】
請求項の発明によると、複数の捜索員が航空機に搭乗して目標を捜索することになるので、救難等に対する目標発見後の迅速な対応が可能となる。
【0024】
請求項に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか1項の航空機による目標捜索装置において、
上記撮像装置、回動手段及び制御手段を上記航空機に搭載すると共に、該航空機に無線通信手段を搭載し、上記複数の表示器、画像分配手段及び操作手段は地上局に設置すると共に、該地上局に無線通信手段を設置して、上記撮像装置で得た画像信号を地上局に無線通信すると共に、上記操作手段からの操作信号を上記制御手段に無線通信するように構成したことを特徴とする。
【0025】
請求項の発明によると、捜査員が航空機に搭乗することなく、地上において表示器を観察して目標を捜索することができるので、航空機を無線操縦或いは操縦士のみを搭乗させて操縦することが可能となり、小型機への搭載がより容易になる。
【0028】
請求項に記載の発明は、請求項1〜7のいずれか1項の航空機による目標捜索装置において、上記撮像装置がCCDカメラ等の可視光線カメラからなることを特徴とする。
【0029】
請求項8の発明によると、可視像が各表示器に表示されるので、レーダー等による画像から目標を捜索する場合に比べて、目標を確認し易くなり、捜索が容易になる。
【0030】
請求項に記載の発明は、請求項1〜8のいずれか1項に記載の航空機による目標捜索装置において、上記撮像装置が赤外線カメラからなることを特徴とする。
【0031】
請求項の発明によると、赤外像が各表示器に表示されるので、夜間での捜索も可能になる。
【0032】
【発明の実施の形態】
(第1実施の形態)
以下、本発明の航空機による目標捜索装置の第1実施の形態について、図1乃至図4によって説明する。
【0033】
図1は、本発明の航空機による目標捜索装置の全体の構成を示す概念図、図2は部分側面図、図3は要部の動作を説明するためのタイミングチャートである。
【0034】
本実施の形態は、航空機1を利用して画像を撮像し、その画像を地上局に無線送信して地上局で表示することにより目標を捜索するものである。このため、図1に示すように、航空機1には、撮像装置2、回動手段を構成するジンバル機構3、制御手段4、無線通信手段を構成する送受信機5及び送受信アンテナ6を設ける一方、地上局には、無線通信手段を構成する送受信アンテナ11及び送受信機12、画像分配手段13、表示器14a、14b、14c、14d、14e、主表示器15、操作手段16が設けてある。
【0035】
撮像装置2は、例えばCCDカメラ等の可視光線カメラ、或いは赤外線カメラをもって構成し、図2に部分側面図をも示すようにジンバル機構3を介して航空機1に回動可能に取り付け、これら撮像装置2及びジンバル機構3の動作を操作手段16の操作に基づいて制御手段4により制御するように構成されている。
【0036】
本実施の形態では、目標捜索の過程では、操作手段16の操作に基づいて制御手段4により、ジンバル機構3を所定のシーケンスに従って機首方向を中心とする所定の角度範囲で繰り返し往復回動させると共に、その各往動において、等角度毎に一旦停止させながら間欠的、即ちステップ状に回動させ、その往動の回動開始点および回動終了点を含む順次の5つの回動停止位置において、ジンバル機構3が回動を停止している状態で、撮像装置2により各々の静止画像S1、S2、S3、S4、S5を撮像する。なお、ジンバル機構3は、航空機の振動や揺れを補正して撮像できるスタビライザーを備えている。
【0037】
図3は、この場合の撮像装置2での静止画像の撮像タイミングと、ジンバル機構3の機首方向を中心(0°)とする回動角度とのタイミングチャートを示している。
【0038】
なお、この際の撮像装置2による静止画像の撮像倍率は、順次の静止画像、即ち静止画像S1とS2、S2とS3、S3とS4、S4とS5とが各々一部重畳するように、操作手段16の操作により制御手段4を介して制御する。
【0039】
このようにして、ジンバル機構3の順次の回動停止位置で撮像装置2から得られる静止画像信号は、制御手段4で例えばNTSC等のテレビジョン信号に変換して、送受信機5及び送受信アンテナ6を介して地上局に無線送信される。
【0040】
一方、地上局では、航空機1から送信されるテレビジョン信号を、送受信アンテナ11及び送受信機12を経て受信し、その受信した静止画像信号を画像分配手段13に供給する。画像分配手段13には、ジンバル機構3の5つの回動停止位置に対応して5つのフレームメモリ(図示せず)を設けて、入力する静止画像信号を回動停止位置に対応するフレームメモリに各々更新しながら格納し、各フレームメモリに格納された静止画像信号を、次の同一回動停止位置での静止画像信号が入力されるまで繰り返し読み出して、対応する各表示器14a乃至14eに供給して静止画像S1乃至S5を各々表示する。
【0041】
更に、各表示器14a乃至14eに供給される静止画像信号は、操作手段16の操作により画像分配手段13を介して主表示器15にも選択的に供給して静止画像を表示するようにする。
【0042】
また、目標発見後は、操作手段16の操作に基づいて制御手段4により、ジンバル機構3を回動させて撮像装置2を目標位置に位置決めし、その状態で動画像を撮像して、その動画像信号を地上局において画像分配手段13を介して各表示器14a乃至14e及び主表示器15に同時に供給して各々に動画像を表示させ、目標の位置標定を行うようにする。
【0043】
次に、本実施の形態による目標捜索装置の具体的運用例について説明する。
【0044】
先ず、目標捜索の過程では、ジンバル機構3を機首方向を中心とする所定の角度範囲で繰り返し往復回動させながら、その往動の順次の回動停止位置での各静止画像S1乃至S5を撮像装置2により一部重畳しながら撮像して、対応する各表示器14a乃至14eに表示すると共に、その任意の表示画像を操作手段16の操作により画像分配手段13を介して主表示器15に表示して、表示器14a乃至14eの画面を各々捜索員21a乃至12eにより観察し、主表示器15の画面を操作員22により観察する。
【0045】
ここで、各捜索員21a乃至21eは、各々対応する表示器14a乃至14eの画面を見て目標の捜索のみを行うものとし、操作員22は、主表示器15の画面の観察及び操作手段16の操作を行うものとする。
【0046】
捜索員21aから21eのうちの一人、例えば捜索員21dが対応する表示器の画面から目標23を発見したら、捜索員21dは、操作員22に速やかに報告し、それにより操作員22は操作手段16を操作して、送受信機12及び送受信アンテナ11を経て航空機1に操作信号を送信すると共に、表示器14a乃至14e及び主表示器15に同一画像信号を供給するように画像分配手段14を制御する。
【0047】
これにより、航空機1において、地上局からの操作信号を送受信アンテナ6を経て送受信機5で受信して制御手段4に供給し、その操作信号に基づいてジンバル機構3を介して撮像装置2を目標位置に位置決めして動画像を撮像させ、その動画像信号を地上局において画像分配手段13を介して表示器14a乃至14e及び主表示器15に同時に供給して各々動画像を表示して目標23の位置標定等の処理を行う。
【0048】
以上のように、本実施の形態では、撮像装置2をジンバル機構3に支持して回動させるようにしたので、航空機1の揺れ等を補正しながら撮像装置2を水平面内で回動させることができる。従って、静止画像を得る場合でも、動画像を得る場合でも、歪み等のない画質の良好な画像を安定して得ることができる。
【0049】
また、目標捜索過程では、ジンバル機構3を航空機1の機首方向を中心とする所定の角度範囲で繰り返し往復回動させると共に、その往動の順次の5つの回動位置で一旦回動を停止させて各々の撮像装置2により静止画像を撮像するようにしたので、各回動停止位置において繰り返し静止画像を撮像するタイミングを等しくできる。この結果、制御が容易になると共に、静止画像として画像の流れ等の無い鮮明な画像を得ることができ、目標捜索が容易になる。また、ジンバル機構3は機首方向を中心とする所定の角度範囲で往復回動するので、目標発見後の機首方向の設定が容易にでき、より詳細な捜索を迅速に行うことが可能になる。
【0050】
更に、順次の所定の回動停止位置での静止画像S1乃至S5を一部重畳して撮像することから、撮像装置2の回動範囲の全領域の静止画像を得ることができ、目標23を確実に捜索することができる。
【0051】
また、目標発見後は、操作手段16の操作により、撮像装置2を目標位置に位置決めして動画像を撮像させ、その動画像信号を表示器14a乃至14e及び主表示器15に同時に供給して動画像を表示できるようにしたので、目標23の位置標定を容易にできると共に、目標23をリアルタイムで追跡することができる。
【0052】
更に、本実施の形態は、航空機1から撮像装置2により撮像して得た画像信号を地上局に無線通信して、地上局において表示するようにしたので、航空機1を無線操縦或いは操縦士のみを搭乗させて操縦することができる。従って、小型機にも簡単に搭載することができる。
【0053】
(第2実施の形態)
次に、図4によって本発明の航空機による目標捜索装置の第2実施の形態を説明する。
【0054】
図4は全体構成を示す概念図であり、本実施の形態は、操縦士25及び副操縦士26によって操縦される航空機31に、撮像装置2をジンバル機構3を介して回動可能に搭載すると共に、制御手段4、画像分配手段13、表示器14a乃至14e及び操作手段16を搭載して、航空機31内で目標23を捜索するようにしたもので、その動作及び具体的運用については、第1実施の形態と略同様であるので、詳細な説明は省略する。なお、ここでは、主表示器を省略し、操作手段16を操作する操作員22が表示器14cを観察する捜索員を兼ねている。
【0055】
この第2実施の形態の場合には、航空機31に捜索員及び操作員が搭乗して目標23を捜索するので、救難等に対する目標発見後の迅速な対応が可能になるという利点があると共に、第1実施の形態のような送受信機及び送受信アンテナを含む無線通信手段が不要となるので、装置全体をより安価にできる。
【0056】
なお、本発明は、上記各実施の形態に限定されることなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、捜索過程での各静止画像信号や目標発見後に撮像装置2で撮像する目標23を含む動画像信号をビデオテープ等の記録媒体に記録するようにすることもできる。また、上記各実施の形態では、撮像装置2を機首方向を中心とする所定の角度範囲で往復回動させるようにしたが、その回動範囲は任意の方向を中心に任意の角度に設定できると共に、一方向に回転させることもできる。また、静止画像を取り込むステップ位置も5つに限らず任意に設定することができると共に、撮像装置2の回動速度によっては、回動を停止させることなく静止画像を取り込むようにすることもできる。更に、撮像装置2を回動させる回動手段は、ジンバル機構3を用いることなく、公知の種々の回動機構を用いることができる。
【0057】
【発明の効果】
以上説明した本発明の航空機による目標捜索装置によると、航空機から、撮像装置を繰り返し回動させて、順次の所定の回動位置での静止画像信号を、各回動位置に対応する表示器に分配して表示するので、陸上や海上の捜索領域に制限されることなく、各表示器に表示される静止画像を各々観察することで目標の捜索が可能になると共に、目標を発見した表示器に対応する撮像装置の回動位置から目標の正確な方位を容易に知ることが可能になるので、目標の位置標定が容易となり、捜索効率を向上することができる。
【0058】
更に、本発明の航空機による目標捜索装置によると、航空機から回動手段により撮像装置を繰り返し回動させて、その順次の所定の回動位置での各々の静止画像信号を画像分配手段により各回動位置に対応する表示器に分配供給して表示させるので、レーダー装置を用いる場合に比べて全体を安価にできると共に、重量も軽くでき、小型機にも容易に搭載することが可能となる。また、撮像装置をCCDカメラ等の可視光線カメラをもって構成することにより、目標を確認し易くなって捜索が容易となり、赤外線カメラをもって構成することにより夜間での捜索も可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の航空機による目標捜索装置の第1実施の形態の全体構成を示す概念図である。
【図2】 図1の部分側面図である。
【図3】 図1の要部の動作を説明するためのタイミングチャートである。
【図4】 本発明の航空機による目標捜索装置の第2実施の形態の全体構成を示す概念図である。
【符号の説明】
1 航空機
2 撮像装置
3 ジンバル機構
4 制御手段
5 送受信機
6 送受信アンテナ
11 送受信アンテナ
12 送受信機
13 画像分配手段
14a 表示器
14b 表示器
14c 表示器
14d 表示器
14e 表示器
15 主表示器
16 操作手段
21a 捜索員
21b 捜索員
21c 捜索員
21d 捜索員
21e 捜索員
22 操作員
23 目標
25 操縦士
26 副操縦士
31 航空機

Claims (9)

  1. 画像信号を出力可能な撮像装置と、
    該撮像装置を回動させる回動手段と、
    回動手段による上記撮像装置の順次の所定の回動位置で各々静止画像を撮像するように、上記撮像装置及び上記回動手段の動作を制御する制御手段と、
    上記撮像装置の順次の所定の回動位置に対応する複数の表示器と、
    上記撮像装置からの順次の所定の回動位置での静止画像信号を各回動位置に対応する上記表示器に分配して供給する画像分配手段と
    上記撮像装置を所望の回動位置に停止させて動画像信号を得るように上記制御手段に選択的に操作信号を供給すると共に、該動画像信号を上記複数の表示器に同時に供給して表示するように上記画像分配手段を制御する操作手段とを有し、
    航空機から上記撮像装置を上記回動手段により繰り返し回動させて、該回動の順次の所定の回動位置で各々静止画像を撮像し、該撮像に基づく静止画像信号を上記画像分配手段により各回動位置に対応する上記表示器に分配供給して表示させるよう構成し
    上記操作手段による上記画像分配手段の制御に基づいて、上記複数の表示器に各々表示される上記撮像装置の順次の所定の回動位置に対応する静止画像を選択的に表示すると共に、上記所望の回動位置での動画像を表示する主表示器を有する
    ことを特徴とする航空機による目標捜索装置。
  2. 上記回転手段は、
    ジンバル機構を含むことを特徴とする請求項に記載の航空機による目標捜索装置。
  3. 上記制御手段は、
    上記回動手段を上記航空機の機首方向を中心とする所定の角度範囲で繰り返し往復回動させるよう制御すると共に、該往動または復動における順次の所定の回動位置で各々静止画像を撮像するように上記撮像装置を制御することを特徴とする請求項1または2に記載の航空機による目標捜索装置。
  4. 上記制御手段は、
    上記撮像装置により静止画像を撮像する際に、上記回動手段の回動を一担停止させるよう制御することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の航空機による目標捜索装置。
  5. 上記制御手段は、
    上記撮像装置による順次の静止画像の撮像領域が一部重畳するように該撮像装置の撮像倍率を制御することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の航空機による目標捜索装置。
  6. 上記撮像装置、回動装置、制御手段、複数の表示器、画像分配手段及び操作手段を上記航空機に搭載したことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の航空機による目標捜索装置。
  7. 上記撮像装置、回動手段及び制御手段を上記航空機に搭載すると共に、該航空機に無線通信手段を搭載し、上記複数の表示器、画像分配手段及び操作手段は地上局に設置すると共に、該地上局に無線通信手段を設置して、上記撮像装置で得た画像信号を地上局に無線通信すると共に、上記操作手段からの操作信号を上記制御手段に無線通信するように構成したことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の航空機による目標捜索装置。
  8. 上記撮像装置がCCDカメラ等の可視光線カメラからなることを特徴とする請求項1〜 7のいずれか1項に記載の航空機による目標捜索装置。
  9. 上記撮像装置が赤外線カメラからなることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の航空機による目標捜索装置。
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