JP2003337163A - 電波方位・位置探知装置 - Google Patents

電波方位・位置探知装置

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JP2003337163A
JP2003337163A JP2002142525A JP2002142525A JP2003337163A JP 2003337163 A JP2003337163 A JP 2003337163A JP 2002142525 A JP2002142525 A JP 2002142525A JP 2002142525 A JP2002142525 A JP 2002142525A JP 2003337163 A JP2003337163 A JP 2003337163A
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radio wave
antenna
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azimuth
array antenna
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JP2002142525A
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English (en)
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Itsuhito Akazawa
逸人 赤澤
Eiji Kobayashi
英治 小林
Norikazu Takatori
範一 鷹取
Kazutaka Iwase
和尊 岩瀬
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電波発射源の方位探知及び位置探知を高い精
度で行える探知装置を提供する。 【解決手段】 目的の電波を受信するアレーアンテナ
と、前記アレーアンテナの出力から電波の到来方向を推
定する手段と、目的の電波を受信する受信アンテナと、
前記受信アンテナの出力から復調を行なう受信手段と、
目的の電波を発射する対象物を撮像するカメラと、前記
撮像カメラの出力である撮像から電波を発射するアンテ
ナ特徴を抽出する手段と、前記電波到来方向推定手段と
受信手段とアンテナ特徴抽出手段の各情報を記録する手
段を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電波の方向探知装置と
撮像手段を併用することにより、電波到来方向と位置を
高い精度で特定することのできる方位・位置探知装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】電波の到来方向を検出する方位探知装置
の基本的なものとしては、八木アンテナのような指向性
空中線を用いて電波の到来方向を探知するものがある。
また、特許第2619144号公報に開示された電波方
向探知装置のように無指向性空中線および指向性空中線
を利用して、方位探知を行うものがある。この方向探知
装置は、連動して回転する2つの指向性空中線と、これ
らの指向性空中線のパターンの和及び差のパターンに相
当した出力を得る180°ハイブリッドと、無指向性空
中線と、2つの指向性空中線の差のパターンに相当した
出力と無指向性空中線の出力とのいずれか一方を選択し
て出力するスイッチと、2つの指向性空中線のパターン
の和のパターンに相当した出力からスイッチの出力を減
算したものについての検波信号を出力する減算受信部
と、粗方向探知時には、スイッチに対して無指向性空中
線の出力を選択するように指示を与えるとともに、減算
受信部の出力から到来波の概略方向を定め、精方向探知
時には、スイッチに対して2つの指向性空中線のパター
ンの差のパターンに相当した出力を選択できるように指
示を与えるとともに、減算受信部の出力から到来波の方
位を決定する探知部とを備えたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の方位探知装置は
以上のように空中線の指向性を用いて方位角を推定する
ものであるから、指向性空中線の半値角(ビーム幅)に
より最大受信電力の方位精度が±10〜20°に探知精
度が制限されてしまう。そのため、高精度の探知ができ
なかった。
【0004】本発明は上記のような課題を解決するため
になされたものであって、アレーアンテナで検出された
電波到来方向推定情報と、アンテナ特徴抽出手段から得
られた無線アンテナ画像情報とを組合わせ、処理して電
波発射対象物の推定を行い、電波の発射源の方位および
位置を決定することができる電波方位・位置探知装置を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明は、電波を受信する第1のアレーアンテナ
と、第1のアレーアンテナの出力の相関から電波の到来
方向を推定する第1の電波到来方向推定手段と、電波を
受信するアンテナと、アンテナの出力から復調を行なう
受信手段と、電波を発射する対象物を撮像する第1の撮
像手段と、第1の撮像手段の撮像画像から電波を発射す
るアンテナの特徴を抽出する第1のアンテナ特徴抽出手
段と、電波到来方向推定手段と受信手段とアンテナ特徴
抽出手段とが出力する各情報を記録する記憶手段と有す
る電波方位・位置探知装置である。
【0006】この構成により、アレーアンテナで検出さ
れた電波到来方向推定情報と、アンテナ特徴抽出手段か
ら得られた無線アンテナ画像情報とを組合わせ、電波の
発射源の方位および位置を決定することができる。
【0007】また、本発明は、第1のアレーアンテナと
は異なる位置に設置された少なくとも1つの第2のアレ
ーアンテナと、第2のアレーアンテナの出力の相関から
電波の到来方向を推定する電波到来方向推定手段を有す
る電波方位・位置探知装置である。
【0008】この構成により、複数箇所から電波到来方
向を推定することにより到来方向推定精度が向上し、電
波方位・位置探知精度をより高めることができる。
【0009】また、本発明は、第1の撮像手段とは異な
る位置に設置された少なくとも1つの第2の撮像手段
と、第2の撮像手段の撮像画像から電波を発射するアン
テナの特徴を抽出する第2のアンテナ特徴抽出手段とを
有する電波方位・位置探知装置である。
【0010】この構成により、異なる複数位置からの撮
像手段による電波発射物推定により、電波方位・位置探
知精度を高めることができる。
【0011】さらに、本発明は、記録手段に接続された
自動的に通知を行なう通知手段を備えている電波方位・
位置探知装置である。
【0012】この構成により、所望の電波を発見した
ら、発見した電波情報及び画像情報を関係者や遠隔地等
に自動連絡することで電波方位・位置探知発見後の処理
を迅速に行なうことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0014】本発明の第1の実施の形態の電波方位・位
置探知装置のブロック図を図1に示す。この電波方位・
位置探知装置は、アレーアンテナ1およびこのアレーア
ンテナ1の出力に接続された電波到来方向推定手段2、
受信アンテナ3とこの受信アンテナ3の出力に接続され
た受信手段4、撮像手段5とこの撮像手段5の出力に接
続されたアンテナ特徴抽出手段6、および電波到来方向
推定手段2と受信手段4とアンテナ特徴抽出手段6の出
力のそれぞれが接続された記録手段7を備えている。
【0015】図5を用いて、アレーアンテナ1および電
波到来方向推定手段2の動作を説明する。
【0016】アレーアンテナ1は複数の無指向性アンテ
ナ素子から構成させれており、個々のアンテナにおける
利得・指向性は同一特性である。いま、ある電波発射源
からの電波をアレーアンテナ1で受信すると、各アンテ
ナ素子ごとに受信電力が誘起されるが、その際に電波発
射源から各アンテナ素子までの経路差は異なることから
振幅、位相、遅延時間が異なって受信される。電波到来
方向推定手段2は、アレーアンテナ1からの受信信号を
ステップ21でA/D取り込みを行ない、ステップ22
で振幅・位相・遅延時間を求め、ステップ23でこの振
幅・位相・遅延時間の差異を用いて各アンテナ素子との
相関を計算し、ステップ24で固有値分解を行ない、ス
テップ25でS/N分離を行ない、それに基づいてステ
ップ25でスペクトル計算を行ない、ステップ27でピ
ーク検出を行ない、ステップ28で電波の到来方向推定
演算を行なう。電波到来方向推定の演算方法として有名
なものにMUSIC法やCapon法が挙げられる。し
たがって、これらのアレーアンテナ1および電波到来方
向推定手段2を用いることによって到来方向の推定が可
能となる。MUSIC法を用いた電波到来方向の推定で
は、例えば900MHz帯において6〜8素子数のアレ
ーアンテナによって、電波到来方向を1〜2度の精度で
推定することができる。
【0017】本発明に用いられるアレーアンテナ1の配
列には、各アンテナ素子を一列に並べる直線アレー方式
と、各アンテナ素子を円周上に等間隔で並べる円形アレ
ー方式がある。直線アレー方式は、各アンテナ素子間の
結合は隣接アンテナだけを考えればよく、素子間相関は
良好である。この直線アレイ方式は、素子を並べた面が
アンテナの開口面となるので、開口面に対して垂直方向
から電波が到来する場合は、開口面が広くなるので推定
精度は向上する。しかし、開口面に対して平行な方向か
ら電波が到来する場合は、開口面が狭くなるので推定精
度は劣化する。そのため、直線アレー方式は、一定範囲
の方向から到来する電波を探知するのに適している。一
方、円形アレー方式は、各アンテナの素子間結合が直線
アレー方式に比べて強くなり、各アンテナ素子間の相関
は直線アレー方式に比べ劣化するが、アンテナ開口面が
360度全方向に向いていることになるので、ビル等の
高層建築物の屋上に設置して平面上の全方向からの到来
電波の探知に適している。
【0018】目的の電波を受信する受信アンテナ3は、
無指向性アンテナ、または撮像手段5、例えば撮像カメ
ラと同一方向を向いた八木アンテナ等の指向性アンテナ
である。この受信アンテナ3の出力に接続された受信手
段4は、受信アンテナ3の出力の復調を行い、アナログ
変調もしくはディジタル変調された電波の内容を復調す
る。
【0019】目的の電波を発射する対象物を撮像手段
5、および前記撮像手段5の出力に接続され、撮像信号
から電波を発射しているアンテナの特徴を抽出するアン
テナ特徴抽出手段6は、特開2000−163693号
公報や特開2000−182184号公報に示されたス
テレオ画像処理によって目的物(例えば、車両)に搭載
された空中線あるいはその種別を判別することができる
車載空中線検出方法および装置を用いることができる。
この装置は、2つの撮像装置を用いてステレオ画像を
得、このステレオ画像を処理して車両に搭載された空中
線を検出するものである。この場合、ステレオ画像から
撮像空間の三次元情報を計測し、この三次元情報を用い
て車両に搭載された空中線を検出している。また、車載
空中線検出システムとして、撮像装置は、ステレオ画像
を得るとともに車両のナンバープレートも撮像し、さら
に画像処理によって車両に搭載されている空中線を検出
し、電波を発射できる設備の有無を確認することができ
るものである。
【0020】本発明の第1の実施の形態の電波方位・位
置探知装置は、上述した電波到来方向推定手段2の出
力、受信手段4の出力、アンテナ特徴抽出手段6の出力
を記録手段7で受け、同一時間で各出力からの情報が得
られたならば、所望の方位・位置から電波を発見したと
判定することができる。即ち、送信可能なアンテナを搭
載していること、撮像した方項で電波検出できること、
及び受信復調内容を得ること(多くの場合、アナログ無
線では識別符号がある)の3つの内容から電波を発見し
たと判定することができる。
【0021】本発明の第1の実施の形態の電波方位・位
置探知装置を車両システムに適用した例を図6に示す。
【0022】図6は、自動車等に積載された無線局を発
見するもので、(a)は道路及び無線設備積載車両を上
から見た状態図を、(b)は道路及び無線設備積載車両
を側面から見た状態図をそれぞれ示す。
【0023】図6において、本発明の電波方位・位置探
知装置は、対象となる道路に対して目的の電波を受信す
るアレーアンテナ1とこのアレーアンテナの出力に接続
され、出力の相関から電波の到来方向を推定する電波到
来方向推定手段(図示せず)、電波を受信するアンテナ
とこのアンテナの出力に接続され、出力から復調を行な
う受信手段(図示せず)、電波を発射する無線設備積載
車両を撮像する撮像カメラ5と、この撮像カメラ撮像画
像から電波を発射するアンテナの特徴を抽出するアンテ
ナ特徴抽出手段(図示せず)と、この電波到来方向推定
手段と受信手段とアンテナ特徴抽出手段とが出力する各
情報を記録する記憶手段(図示せず)を有している。
【0024】アレーアンテナ1を道路に設置する場合、
車両は1次元方向に進むことから直線アレーアンテナを
道路進行方向に沿って平行に設置するのが望ましい。設
置されたアレーアンテナ1の出力は、電波の到来方向を
推定する電波到来方向推定手段2に入力され、そこで車
載の無線局の電波到来方向が推定される。また、この電
波到来方向の推定と同時に、目的の電波を受信する受信
アンテナ3で受信された電波は、受信アンテナ3の出力
に接続された受信手段4によって受信電波の復調が行わ
れる。さらに、撮像手段5の出力である撮像信号は、電
波を発射するアンテナの特徴を抽出するアンテナ特徴抽
出手段6に入力され、そこで画像データから無線アンテ
ナを積載しているのか、その位置はどこか、あるいはど
のような形式のアンテナかなどの判定が可能となる。
【0025】このように、本発明の電波方位・位置探知
装置は、アレーアンテナで検出された電波到来方向推定
情報と、アンテナ特徴抽出手段から得られた無線アンテ
ナ画像情報とを組合わせ、処理して電波発射対象物の推
定を行い、電波の発射源の方位および位置を決定するこ
とができる。
【0026】次に、本発明の第2の実施の形態の電波方
位・位置探知装置を図2に示す。
【0027】図2に示された本発明の第2の実施の形態
の電波方位・位置探知装置は、図1に示された第1の実
施の形態の電波方位・位置探知装置に加え、さらに異な
る場所に設置したアレーアンテナ8およびアレーアンテ
ナ8の出力に接続された電波到来方向推定手段9が備え
られたものである。
【0028】このように、さらに、アレーアンテナ1と
異なる場所に設置されたアレーアンテナ8と電波到来方
向推定手段9とを備えることによって、別の場所から監
視することが可能になり、アンテナ開口面を広く取るこ
とができる。複数箇所から電波到来方向を推定すること
により到来方向推定精度が向上し、電波方位・位置探知
精度をより高めることができる。さらに、アレーアンテ
ナとこのアレーアンテナに接続された電波到来方向推定
手段を組として設けることができることは当然である。
【0029】図7は、本発明の第1の実施の形態の電波
方位・位置探知装置を車両システムに適用した例を示
す。
【0030】図7において、対象となる道路に対して目
的の電波を受信するアレーアンテナ1と、目的の電波を
発射する車両を撮像する撮像手段5に加えて、さらに、
他のアレーアンテナ8がそれぞれ設置されている。図示
されていないが、電波到来方向推定手段、電波を受信す
るアンテナ、受信手段、アンテナ特徴抽出手段、および
記憶手段を備えていることは本発明の第1の実施の形態
の電波方位・位置探知装置と同様である。
【0031】図7において、アレーアンテナ8を道路に
設置する場合、車両は1次元方向に進むことから直線ア
レーアンテナを道路進行方向に沿って平行に、アレーア
ンテナ1と道路を隔てで対峙するように設置している
が、2つのアレーアンテナ1と8を車両の進行方向には
離して設置しても構わない。追加設置されたアレーアン
テナ8の出力は、電波の到来方向を推定する電波到来方
向推定手段に入力され、そこで車載の無線局の電波到来
方向が推定される。
【0032】このように、アレーアンテナ1と異なる場
所に設置したアレーアンテナ8とこのアレーアンテナ8
の出力に接続された電波到来方向推定手段9とを備える
ことによって、別の場所から監視することが可能にな
り、アンテナ開口面を実質的に広く取ることができる。
複数箇所から電波到来方向を推定することにより到来方
向推定精度が向上し、電波方位・位置探知精度をより高
めることができる。
【0033】いま、2つのアレーアンテナを用いる例を
示したが、さらに、アレーアンテナと電波到来方向推定
手段を組として設けることができることは当然である。
【0034】次に、本発明の第3の実施の形態の電波方
位・位置探知装置を図3を示す。
【0035】図3に示された本発明の第3の実施の形態
の電波方位・位置探知装置は、図1に示された第1の実
施の形態の電波方位・位置探知装置に加え、さらに撮像
手段5と異なる場所に設置した別の撮像手段10および
この撮像手段の出力に接続されたアンテナ特徴抽出手段
11を有するものである。
【0036】このように、さらに、撮像手段5と異なる
場所に設置した別の撮像手段10とこの撮像手段10の
出力に接続されたアンテナ特徴抽出手段11とを備える
ことによって、視野を変えた画像データを取得すること
ができるので、取得した画像データから無線アンテナの
積載判定精度が向上し、電波方位・位置探知精度をより
高めることができる。
【0037】図8は、本発明の第3の実施の形態の電波
方位・位置探知装置を車両システムに適用した例を示
す。
【0038】図8において、対象となる道路に対して目
的の電波を受信するアレーアンテナ1と、目的の電波を
発射する車両を撮像する撮像カメラ5に加えて、さら
に、他の撮像カメラ10がそれぞれ設置されている。図
示されていないが、電波到来方向推定手段、受信アンテ
ナ、受信手段、アンテナ特徴抽出手段、および記憶手段
を備えていることは本発明の第1の実施の形態の電波方
位・位置探知装置と同様である。
【0039】撮像カメラ10を道路に設置する場合、車
両が通行する道路上に設置された撮像カメラ5とは異な
る角度から車両を撮像することができる位置に設置する
のが望ましい。設置された撮像カメラ10の出力は、ア
ンテナ特徴抽出手段11に入力され、撮像カメラ5の視
野と異なる視野の画像データを取得することができる。
したがって、車両が無線アンテナを積載しているかどう
かの判定情報が増えるので、無線アンテナの積載判定精
度が向上し、電波方位・位置探知精度をさらに高めるこ
とができる。特に、画像データは2次元の面的な情報し
か得られないのに対し、対象物は立体構造物であるので
陰に隠れることもありうるので、複数箇所からの撮像
は、物体の陰になっている部分の画像データを得ること
ができる。
【0040】以上のように、異なる複数位置からの撮像
手段を設置することで、撮像カメラの撮影範囲が広くな
り、視野を変えた画像データを取得でき、画像データか
ら無線アンテナを積載しているかどうかの判定情報が増
えることになる。その結果、無線アンテナの積載判定精
度が向上し、電波方位・位置探知精度をより高めること
ができる。
【0041】本発明の第2の実施の形態としてアレーア
ンテナを複数設置した電波方位・位置探知装置、および
本発明の第3の実施の形態として撮像手段を複数設置し
た電波方位・位置探知装置について説明を行なったが、
第2と第3の実施の形態の電波方位・位置探知装置の組
合せ、即ち、複数のアレーアンテナ、および複数の札想
像知を有する電波方位・位置探知装置を構成することが
できることは勿論のことである。
【0042】次に、本発明の第4の実施の形態の電波方
位・位置探知装置を図4に示す。
【0043】図4において、本発明の電波方位・位置探
知装置は、第3の実施の形態の電波方位・位置探知装置
における電波到来方向推定手段2、9と受信手段4とア
ンテナ特徴抽出手段6、11の各情報を記録する記録手
段7の出力に接続された自動的に通知を行なう通知手段
12を備えている。この通知手段12は、所望の電波を
発見したら、発見した電波情報及び画像情報を関係者や
遠隔地等に自動連絡することができるものである。これ
によって、電波方位・位置探知発見後の処理を迅速に行
なうことができる。
【0044】本発明の第3の実施の形態の電波方位・位
置探知装置に通知手段12を設けた場合について説明し
たが、第1〜第3の実施の形態の電波方位・位置探知装
置に通知手段12設けることができるのは当然である。
【0045】図9は、本発明の通知手段12を有する電
波方位・位置探知装置を車両検知システムに適用した例
である。図9(a)は道路及び無線設備積載車両を上か
ら見た状態図を、図9(b)は道路及び無線設備積載車
両を側面から見た状態図をそれぞれ示す。図9に図示さ
れていないが、電波到来方向推定手段、受信アンテナ、
受信手段、アンテナ特徴抽出手段、および記憶手段を備
えていることは本発明の第1〜第3の実施の形態の電波
方位・位置探知装置と同様であり、アレーアンテナ1及
び撮像カメラ5はそれぞれ複数個配置することもでき
る。
【0046】例えば、本発明の電波方位・位置探知装置
を道路車線上やビル等建築物の屋上に設置した場合にお
いて、所望の電波を発見したら、発見した電波情報及び
画像情報を関係者や遠隔地等に自動連絡することによっ
て、本発明の電波方位・位置探知装置を設置した当該地
域での電波方位・位置探知発見の情報を例えば道路進行
方向数km先にて取得することが可能となり、不法無線
局の取り締まりを円滑に行なうことが可能になる。
【0047】
【発明の効果】以上のように、本発明は、電波を受信す
る第1のアレーアンテナと、第1のアレーアンテナの出
力の相関から電波の到来方向を推定する第1の電波到来
方向推定手段と、電波を受信するアンテナと、アンテナ
の出力から復調を行なう受信手段と、電波を発射する対
象物を撮像する第1の撮像手段と、第1の撮像手段の撮
像画像から電波を発射するアンテナの特徴を抽出する第
1のアンテナ特徴抽出手段と、電波到来方向推定手段と
受信手段とアンテナ特徴抽出手段とが出力する各情報を
記録する記憶手段と有することにより、アレーアンテナ
で検出された電波到来方向推定情報と、アンテナ特徴抽
出手段から得られた無線アンテナ画像情報とを組合わ
せ、処理して電波発射対象物の推定を行ない、電波の発
射源の方位および位置を決定することができる電波方位
・位置探知装置を提供することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の電波方位・位置探
知装置を示すブロック図
【図2】本発明の第2の実施の形態の電波方位・位置探
知装置を示すブロック図
【図3】本発明の第3の実施の形態の電波方位・位置探
知装置を示すブロック図
【図4】本発明の第4の実施の形態の電波方位・位置探
知装置を示すブロック図
【図5】アレーアンテナ1および電波到来方向推定手段
の動作説明図
【図6】本発明の第1の実施の形態の電波方位・位置探
知装置を車両探知システムに適用した図で、(a)は道
路及び無線設備積載車両を上から見た状態図、(b)は
道路及び無線設備積載車両を側面から見た状態図
【図7】本発明の第2の実施の形態の電波方位・位置探
知装置を車両探知システムに適用した図で、道路及び無
線設備積載車両を上から見た状態図
【図8】本発明の第3の実施の形態の電波方位・位置探
知装置を車両探知システムに適用した図で、道路及び無
線設備積載車両を上から見た状態図
【図9】本発明の第3の実施の形態の電波方位・位置探
知装置を車両探知システムに適用した図で、(a)は道
路及び無線設備積載車両を上から見た状態図、(b)は
道路及び無線設備積載車両を側面から見た状態図
【符号の説明】
1 アレーアンテナ 2 電波到来方向推定手段 3 受信アンテナ 4 受信手段 5 撮像手段 6 アンテナ特徴抽出手段 7 記録手段 8 第2のアレーアンテナ 9 第2の電波到来方向推定手段 10 第2の撮像手段 11 第2のアンテナ特徴抽出手段 12 通知手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鷹取 範一 神奈川県横浜市港北区綱島東4丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内 (72)発明者 岩瀬 和尊 神奈川県横浜市港北区綱島東4丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内 Fターム(参考) 5J021 AA05 AA06 CA06 DB02 DB03 EA04 FA14 FA15 FA16 FA17 FA20 FA29 FA30 FA32 GA02 HA04 HA05 5J070 AC11 AD08 AE01 AH04 AK22 BD08

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電波を受信する第1のアレーアンテナ
    と、前記第1のアレーアンテナの出力の相関から電波の
    到来方向を推定する第1の電波到来方向推定手段と、電
    波を受信するアンテナと、前記アンテナの出力から復調
    を行なう受信手段と、電波を発射する対象物を撮像する
    第1の撮像手段と、前記第1の撮像手段の撮像画像から
    電波を発射するアンテナの特徴を抽出する第1のアンテ
    ナ特徴抽出手段と、前記電波到来方向推定手段と前記受
    信手段と前記アンテナ特徴抽出手段とが出力する各情報
    を記録する記憶手段とを備えたことを特徴とする電波方
    位・位置探知装置。
  2. 【請求項2】 前記第1のアレーアンテナとは異なる位
    置に設置された少なくとも1つの第2のアレーアンテナ
    と、前記第2のアレーアンテナの出力の相関から電波の
    到来方向を推定する電波到来方向推定手段を備えている
    ことを特徴とする請求項1記載の電波方位・位置探知装
    置。
  3. 【請求項3】 前記第1の撮像手段とは異なる位置に設
    置された少なくとも1つの第2の撮像手段と、前記第2
    の撮像手段の撮像画像から電波を発射するアンテナの特
    徴を抽出する第2のアンテナ特徴抽出手段とを備えてい
    ることを特徴とする請求項1または請求項2記載の電波
    方位・位置探知装置。
  4. 【請求項4】 前記記録手段に接続された自動的に通知
    を行なう通知手段を備えていることを特徴とする請求項
    1、請求項2または請求項3記載の電波方位・位置探知
    装置。
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