JP2006300842A - 半導体回路、半導体デバイス、および、該半導体回路の検査方法 - Google Patents

半導体回路、半導体デバイス、および、該半導体回路の検査方法 Download PDF

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Abstract

【課題】外部接続端子数の少ない、2種類の抵抗をテストする半導体回路を実現する。
【解決手段】第1のダイオードD1・第1の抵抗素子R1は固定電位点11とテスト端子TESTとの間で直列接続されている。第2のダイオードD2・第2の抵抗素子R2は第2の固定電位点12とテスト端子TESTとの間で直列接続されている。テスト端子TESTに接続する電源の設定で第1の抵抗素子R1・第2の抵抗素子R2に流れる電流を切り替え、第1の抵抗素子R1・第2の抵抗素子R2の片方のみがONする範囲の複数の電流を流して測定することで、第1・第2の抵抗素子R1・R2を1つの端子でテストできる。
【選択図】図1

Description

本発明は、検査に用いる半導体回路および半導体デバイスに関するものであり、特に、複数の抵抗素子が含まれた半導体回路ならびに半導体デバイスの検査用の回路および検査方法に関するものである。
従来、半導体デバイス上に形成された抵抗の検査に、複数のテスト用の端子を設けられた半導体デバイスが広く使われている。半導体デバイス、特に集積回路には、高機能・高性能がますます要望され、それらを達成すべく、複数の種類の素子を適所に使用する事が多くなっている。
低消費電流や高感度を要望される回路には高い抵抗が必要とされ、大電流を流す回路や損失を減らしたい回路には低い抵抗が必要とされる。上記のような抵抗を1種類の抵抗で設計すると、集積回路内で抵抗の占める面積が膨大になってしまう。
また、基準電源や増幅器に用いる抵抗には、精度や特性が異なる複数の種類の抵抗を用いることが多い。そのため、複数種類の抵抗が1つの半導体デバイスで利用されている。
上記のような抵抗は、半導体デバイス上で重要な特性を担っていることが多い。半導体デバイスを用いた製品が抵抗製造上のばらつきによって所望の性能を維持できなくなることを防ぐために、半導体デバイス上にテスト用の抵抗及びその抵抗をテストするための端子を設けテストを行う方法がある。半導体デバイスのテスト時にテスト用の抵抗の値を測定することで半導体デバイスの性能維持を図っている。
図11は、半導体デバイス上の抵抗を検査するための従来の回路構成例である。
複数の抵抗の抵抗値をテストするために、図11に示すように、テストする抵抗の数だけ端子を設け、各抵抗値を測定する方法が一般的である。しかし、上記の方法では、抵抗の数が増えるほど端子の数が増えてしまう。また、集積回路では素子の縮小が進んでいるが、集積回路外と接続するための端子のサイズは、機械的な精度や強度の関係で素子ほど縮小できていない。
外部接続端指数の増加は、回路の増加以上にデバイスのサイズや価格などに影響を与えるため、極力端子を減らす必要がある。
外部接続端指数を減らすために、複数のテスト用の入力端子と出力端子とを備えスイッチの切り替えによってテストを行う検査用の半導体回路が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
また、入出力端子、切り替えスイッチ、および、切り替えスイッチ制御信号入力端子を備え、スイッチおよび入出力端子をアナログテストバスで接続した検査用の半導体回路が開示されている(例えば、特許文献2参照)。
特開平10−253718号公報(1998年9月25日公開) 特開平10−288647号公報(1998年10月27日公開)
しかしながら、上記従来の構成では、デバイス内部に設けたスイッチを切り替えるためのスイッチ制御入力端子を新たに設ける必要がある。2種類の抵抗の値をテストする目的の場合、入力端子が2端子必要になる。そのため、抵抗の数が増える程入力端子の数も増え、回路が複雑になり、デバイスの縮小効果が期待できないという問題を生じる。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、2種類の抵抗をテストする際に外部接続端子数が少なくて済む半導体回路および半導体デバイス、ならびに、該半導体回路の検査方法を実現することにある。
本発明の半導体回路は、上記課題を解決するために、第1の固定電位点および第2の固定電位点と、第1のスイッチ手段および第2のスイッチ手段と、抵抗値が検査される第1の抵抗素子および第2の抵抗素子と、前記抵抗値を検査するための前記第1の抵抗素子と前記第2の抵抗素子とに共通のテスト端子とを備え、前記第1のスイッチ手段は、前記第1の固定電位点と前記テスト端子との間にかけられた電位差に基づくスイッチ動作によってON状態とOFF状態とが切り替わり、前記第2のスイッチ手段は、前記第2の固定電位点と前記テスト端子との間にかけられた電位差に基づくスイッチ動作によってON状態とOFF状態とが切り替わり、前記第1のスイッチ手段および前記第1の抵抗素子は、前記第1の固定電位点と前記テスト端子との間で直列に接続され、前記第2のスイッチ手段および前記第2の抵抗素子は、前記第2の固定電位点と前記テスト端子との間で直列に接続されていることを特徴としている。
上記の構成によれば、テスト端子に接続する電源の設定によって、スイッチ手段を用いて第1の抵抗素子のみに電流が流れる回路構成および第2の抵抗素子のみに電流が流れる回路構成を切り替えることができる。これにより、第1の抵抗素子および第2の抵抗素子のそれぞれに、他方の抵抗素子をOFF状態として複数の電流を流せば、それぞれの抵抗値を測定することができる。従って、抵抗素子の抵抗値を1つのテスト端子を用いて別々に測定することができる回路を構成することができる。
以上により、2種類の抵抗をテストする際に外部接続端子数が少なくて済む半導体回路を実現できるという効果を奏する。
本発明の半導体回路では、前記第1のスイッチ手段および前記第2のスイッチ手段には、それぞれダイオードを用い、前記第1のスイッチ手段および前記第2のスイッチ手段は、前記第1の固定電位点または前記第2の固定電位点のうちどちらか一方に向かって互いに順方向が同じ向きにそろって接続されていることを特徴としている。
上記の構成によれば、ダイオードを用いてスイッチ手段を構成できるので、本発明の半導体回路を簡素な回路で実現できるという効果を奏する。
本発明の半導体回路では、前記第1のスイッチ手段および前記第2のスイッチ手段には、複数の直列接続したダイオードをそれぞれ用い、前記複数の直列接続したダイオードの順方向電圧の和は、前記第1の固定電位点と前記第2の固定電位点との間にかけられた電位差よりも大きいことを特徴としている。
上記の構成によれば、テスト端子に何も接続していないときは、ダイオードが順方向にONしないため、テスト用の回路に電流がわずかにしか流れないので、無駄な電力の消費を削減できるという効果を奏する。
本発明の半導体回路では、上記課題を解決するために、第1の固定電位点および第2の固定電位点と、制御端子を備えた第1のスイッチ手段および第2のスイッチ手段と、抵抗値が検査される第1の抵抗素子および第2の抵抗素子と、前記抵抗値を検査するための前記第1の抵抗素子と前記第2の抵抗素子とに共通のテスト端子とを備え、前記第1のスイッチ手段および前記第2のスイッチ手段は、前記制御端子と前記テスト端子との間にかけられた電位差に基づくスイッチ動作によってON状態とOFF状態とが切り替わり、前記第1のスイッチ手段および前記第1の抵抗素子は、前記第1の固定電位点と前記テスト端子との間で直列に接続され、前記第2のスイッチ手段および前記第2の抵抗素子は、前記第2の固定電位点と前記テスト端子との間で直列に接続されていることを特徴としている。
上記の構成によれば、テスト端子に接続する電源の設定によって、制御端子への入力によってスイッチ動作をする特性を持った素子をスイッチ手段として用いて、第1の抵抗素子のみに電流が流れる回路構成および第2の抵抗素子のみに電流が流れる回路構成を切り替えることができる。これにより、第1の抵抗素子および第2の抵抗素子のそれぞれに、他方の抵抗素子をOFF状態として複数の電流を流せば、それぞれの抵抗値を測定することができる。従って、抵抗素子の抵抗値を1つのテスト端子を用いて別々に測定することができる回路を構成することができる。
以上により、2種類の抵抗をテストする際に外部接続端子数が少なくて済む半導体回路を実現できるという効果を奏する。
本発明の半導体回路では、前記第1の固定電位点および前記第2の固定電位点の電位をもとに電位が決定される第3の固定電位点をさらに備え、前記第1の抵抗素子は、前記第1のスイッチ手段と前記テスト端子との間に接続され、前記第2の抵抗素子は、前記第2のスイッチ手段と前記テスト端子との間に接続され、前記第3の固定電位点は、前記第1のスイッチ手段および前記第2のスイッチ手段の前記制御端子にそれぞれ接続されていることを特徴としている。
上記の構成によれば、第1および第2のスイッチ手段としてトランジスタを使用し、前記制御端子としてトランジスタのベース端子を用い、ベース−エミッタ間のON/OFFを利用してスイッチ動作を行うことができるので、特に同様のトランジスタを多数使用した半導体回路において、半導体素子を構成しやすいという効果を奏する。
本発明の半導体回路では、前記第1の固定電位点は、前記第2の固定電位点よりも高電位側であり、前記第1のスイッチ手段には、NPN型トランジスタを用い、コレクタは前記第1の固定電位点に接続され、エミッタは前記テスト端子に接続され、前記第2のスイッチ手段には、PNP型トランジスタを用い、コレクタは前記第2の固定電位点に接続され、エミッタは前記テスト端子に接続され、前記NPN型トランジスタおよび前記PNP型トランジスタのベース端子に、前記第3の固定電位点が接続されていることを特徴としている。
上記の構成によれば、NPN型トランジスタおよびPNP型トランジスタを用いてスイッチ手段を構成できるので、トランジスタを用いて簡素な回路で半導体テスト回路を実現できるという効果を奏する。
本発明の半導体回路では、前記第1の固定電位点および前記第2の固定電位点を分圧して前記第3の固定電位点の電位を決定するために、高電位側から低電位側に向かって順方向を同じ向きにそろえて直列接続した複数のダイオードをさらに備え、前記複数のダイオードの順方向電圧の和は、前記第1の固定電位点と第2の固定電位点との間にかけられた電位差よりも大きいことを特徴としている。
上記の構成によれば、分圧用のダイオードの回路に流れる電流は、微量の電流だけとなるので、回路全体に流れる無駄な電力の消費を減らすという効果を奏する。
本発明の半導体回路を含む半導体デバイスを構成することで、外部接続端子数の少ない半導体デバイスを実現することができる。
本発明の半導体回路の検査方法は、前記テスト端子に前記第1のスイッチ手段がONしかつ前記第2のスイッチ手段がOFFする範囲の第1の電圧をかけ、前記テスト端子に流れる第1の電流を測定し、前記テスト端子に前記第1のスイッチ手段がONしかつ前記第2のスイッチ手段がOFFする範囲で前記第1の電圧とは別の第2の電圧をかけ、前記テスト端子に流れる第2の電流を測定し、前記第1の電流および前記第2の電流から前記第1の抵抗素子の抵抗値を検査する工程と、前記テスト端子に前記第2のスイッチ手段がONしかつ前記第1のスイッチ手段がOFFする範囲の第3の電圧をかけ、前記テスト端子に流れる第3の電流を測定し、前記テスト端子に前記第2のスイッチ手段がONしかつ前記第1のスイッチ手段がOFFする範囲で前記第1の電圧とは別の第4の電圧をかけ、前記テスト端子に流れる第4の電流を測定し、前記第3の電流および前記第4の電流から前記第2の抵抗素子の抵抗値を検査する工程とを含むことを特徴としている。
上記の構成によれば、テスト端子に2つの異なる電圧をかけて、テスト端子に流れる電流から抵抗値を検査することで、1つのテスト端子を用いて2つの抵抗素子をテストする方法が実現できる。
本発明の半導体回路の検査方法は、前記テスト端子に前記第1のスイッチ手段がONしかつ前記第2のスイッチ手段がOFFする範囲の第1の電流を流し、前記テスト端子にかかる第1の電圧を測定し、前記テスト端子に前記第1のスイッチ手段がONしかつ前記第2のスイッチ手段がOFFする範囲で前記第1の電流とは別の第2の電流を流し、前記テスト端子にかかる第2の電圧を測定し、前記第1の電流および前記第2の電圧から前記第1の抵抗素子の抵抗値を検査する工程と、前記テスト端子に前記第2のスイッチ手段がONしかつ前記第1のスイッチ手段がOFFする範囲の第3の電流を流し、前記テスト端子に流れる第3の電圧を測定し、前記テスト端子に前記第2のスイッチ手段がONしかつ前記第1のスイッチ手段がOFFする範囲で前記第1の電流とは別の第4の電流を流し、前記テスト端子に流れる第4の電圧を測定し、前記第3の電圧および前記第4の電圧から前記第2の抵抗素子の抵抗値を検査する工程とを含むことを特徴としている。
上記の構成によれば、テスト端子に2つ異なるの電流を流して、テスト端子にかかる電圧から抵抗値を測定することで、1つのテスト端子を用いて2つの抵抗素子をテストする方法を実現できる。
本発明の半導体回路の検査方法は、前記第1の抵抗素子および前記第2の抵抗素子の抵抗値を測定した結果を所定の値と比較することによって、前記第1の抵抗素子および前記第2の抵抗素子の抵抗値を検査し、前記抵抗値の検査をもって、当該半導体回路を含む半導体デバイスの抵抗素子の検査とすることを特徴としている。
上記の構成によれば、抵抗素子の抵抗値の測定結果を用いて、該抵抗素子を用いた半導体回路を含む半導体デバイス全体の良否を検査することができる。
本発明は、以上のように、第1の固定電位点および第2の固定電位点と、第1のスイッチ手段および第2のスイッチ手段と、抵抗値が検査される第1の抵抗素子および第2の抵抗素子と、前記抵抗値を検査するための第1の抵抗素子と前記第2の抵抗素子とに共通のテスト端子とを備え、記第1のスイッチ手段は、前記第1の固定電位点と前記テスト端子との間にかけられた電位差に基づくスイッチ動作によってON状態とOFF状態とが切り替わり、第2のスイッチ手段は、第2の固定電位点と前記テスト端子との間にかけられた電位差に基づくスイッチ動作によってON状態とOFF状態とが切り替わり、第1のスイッチ手段および前記第1の抵抗素子は、前記第1の固定電位点と前記テスト端子との間で直列に接続され、第2のスイッチ手段および第2の抵抗素子は、第2の固定電位点と前記テスト端子との間で直列に接続されているので、2種類の抵抗をテストする際に外部接続端子数が少なくて済む半導体回路を実現することができる。
また、本発明の半導体回路では、第1の固定電位点および第2の固定電位点と、制御端子を備えた第1のスイッチ手段および第2のスイッチ手段と、抵抗値が検査される第1の抵抗素子および第2の抵抗素子と、前記抵抗値を検査するための前記第1の抵抗素子と前記第2の抵抗素子とに共通のテスト端子とを備え、第1のスイッチ手段および第2のスイッチ手段は、制御端子とテスト端子との間にかけられた電位差に基づくスイッチ動作によってON状態とOFF状態とが切り替わり、第1のスイッチ手段および第1の抵抗素子は、第1の固定電位点とテスト端子との間で直列に接続され、第2のスイッチ手段および第2の抵抗素子は、第2の固定電位点とテスト端子との間で直列に接続されているので、2種類の抵抗をテストする際に外部接続端子数が少なくて済む半導体回路を実現することができる。
[実施形態1]
本発明の一実施形態について図1〜図3に基づいて説明すると以下の通りである。
図1は本発明の一実施形態を示すものであり、半導体テスト回路(半導体回路)10の回路構成を示している。
半導体テスト回路10は、テスト端子TEST、第1の抵抗素子R1、第2の抵抗素子R2、第1のダイオード(第1のスイッチ手段)D1、第2のダイオード(第2のスイッチ手段)D2、第1の固定電位点11、第2の固定電位点12、および、接続点13を含んでいる。この半導体テスト回路10は半導体デバイスに備えられ、当該半導体デバイスに用いられている第1の抵抗素子R1と同じ設計抵抗値の抵抗、および、第2の抵抗素子R2と同じ設計抵抗値の抵抗のそれぞれの抵抗値がどのような値に製造されたのかを検査する回路である。第1の抵抗素子R1および第2の抵抗素子R2は、本発明によって抵抗値を検査する対象の抵抗素子である。
半導体テスト回路10は、電源Vcc、第1の抵抗素子R1、第1のダイオードD1のアノード、第1のダイオードのカソード、第2のダイオードD2のアノード、第2のダイオードD2のカソード、第2の抵抗素子R2、GNDの順番で接続されている。第1のダイオードD1および第2のダイオードD2の接続点である接続点13には、テスト端子TESTが接続されている。
第1の固定電位点11は、電源電圧Vccを持つ電源Vccと、第1抵抗素子R1とに接続されている。
第2の固定電位点12は、GNDと、第2の抵抗素子R2とに接続されている。
テスト端子TESTは、外部のテスト用回路を接続するためのものである。
第1のダイオードD1および第2のダイオードD2は、第1のスイッチ手段および第2のスイッチ手段として動作するものである。上記ダイオードは、ダイオードの一般的な性質として、略0.7Vの電圧を両端子にかけることによって順方向に導通する性質をもっている。従って、以下では、第1のダイオードD1および第2のダイオードD2のそれぞれについて、順方向に略0.7Vの電圧が印加されている場合にはON状態にあり、順方向にそれよりも小さい電圧しか印加されていない場合にはOFF状態にあるものとする。なお、OFF状態でも、以下の説明から分かるように電流は小さいながら流れ得る。このように、第1のダイオードD1および第2のダイオードD2は、順方向に印加される略0.7Vの電圧を境にしてON状態とOFF状態とが切り替わる。
次に、本実施形態の半導体回路を用いて抵抗素子の抵抗値を検査する方法について、図2および図3に基づいて説明する。
図2は、半導体テスト回路10のテスト端子TESTに定電圧を発生する直流電源15を接続した構成を示した概略図である
直流電源15は、テスト端子TESTと、GND14とに接続される。
今、第1の固定電位点11に電源電圧Vccが、第2の固定電位点12にGNDが与えられた状態で、直流電源15に、1)0Vと、2)0.2Vとの電圧を与えた場合について説明する。また、電源電圧Vccは0.7Vよりも大きい電圧であるとする。
1)の場合、直流電源15の電圧が0Vでなので、テスト端子TESTにかかる電圧は0Vである。第2のダイオードD2にかかる電圧も0Vとなるため、第2のダイオードD2はOFF状態となり、かつ、第2のダイオードD2には電流が流れない。
一方、第1のダイオードD1はON状態となり、第1の抵抗素子R1および第1のダイオードD1には、以下の式1における電流I11が流れる。
Vcc=I11・R1+V・ln(I11/Is)……(1)
ここで、Vは熱電圧kT/q(q:電子の電荷量、k:ボルツマン定数、T:絶対温度)を、Isはダイオードの逆方向飽和電流を示す。
第2のダイオードD2には電流が流れないため、電流I11はテスト端子TESTから直流電源15側に流れ出る。
次に、2)の場合、直流電源15の電圧が0.2Vなので、第1のダイオードD1には、式2で示す電流I12が流れる。
0.2V=I12・R1+V・ln(I12/Is)……(2)
このとき、第2のダイオードD2はOFF状態となり、第2のダイオードD2に流れる電流I22はごく微量であるため0に近似され、テスト端子TESTから直流電源15側に流れ出る電流I12−I22は、I12に近似される。
式1および式2より、式3が求められる。
0.2V=(I11/I12)・R1+V/ln(I11/I12)……(3)
テスト端子TESTに流れる電流I11および電流I22を測定し、その値を式3に当てはめることで、第1の抵抗素子R1の抵抗値を測定することができる。
なお、テスト端子TESTの電圧が0.2Vの場合は、第2のダイオードD2には、次の式4の電流I22が流れる。
0.2V=I22・R2+V・ln(I22/Is)……(4)
そのため、正確には、テスト端子TESTから流れ出る電流は、I12−I22となる。しかし、飽和電流IsはシリコンPN接合型ダイオードの場合、通常1×10−15A程であり、I22は約2pAと極めて微小の値となる。一方、I11、I12の値は、例えば、Vcc=3V、R1=1kΩの場合は、I11=2.26mA、I12=2.06mAであり、I22に比べてはるかに大きく、テスト端子TESTから流れ出る電流はI12とほぼ近似できる。
このように、本実施の形態では、第1のダイオードD1をON状態とし、第2のダイオードD2をOFF状態とするに際して、特に、第2のダイオードD2に流れる電流が第1のダイオードに流れる電流に対して無視できる位の値となるような電圧をテスト端子TESTに印加するようにしている。これにより、特に第1の抵抗素子R1の抵抗値を正確に求めることができる。
図3は、半導体テスト回路10の抵抗素子R2を検査する構成を示した概略図である。図2とは、直流電源15が直流電源25に変わったところが異なっている。
今、第1の固定電位点11に電源電圧Vccが、第2の固定電位点12にGNDが与えられた状態で、直流電源25に、1)Vccと、2)Vcc−0.2Vとの電圧を与えた場合について説明する。
1)の場合、テスト端子TESTに直流電源25側から流れ込む電流I21は式5のようになる。
Vcc=I21・R2+V・ln(I21/Is)……(5)
2)の場合、テスト端子TESTに直流電源25側から流れ込む電流I22は式6のようになる。
Vcc−0.2V=I22・R2+V・ln(I22/Is)……(6)
式5および式6から、式3と同様に下の式7が導かれる。
0.2V=(I21−I22)・R2+V・ln(I21/I22)……(7)
上記式7にI21およびI22の値を代入することによって、第2の抵抗素子R2の抵抗値を測定することができる。
また、ここでは、第1のダイオードD1をOFF状態とし、第2のダイオードD2をON状態とするに際して、特に、第1のダイオードD1に流れる電流が第2のダイオードD2に流れる電流に対して無視できる位の値となるような電圧をテスト端子TESTに印加するようにしている。これにより、特に第2の抵抗素子R2の抵抗値を正確に求めることができる。
なお、上述の説明では、直流電源15および直流電源25を用いてテスト端子TESTの電圧を設定し、テスト端子TESTに流れる電流を測定することで第1および第2の抵抗素子R1・R2の抵抗値を測定する場合について説明したが、これに限るものではない。定電流源を用いてテスト端子TESTに流れる電流を設定し、テスト端子TESTにかかる電圧を測定することによって、第1および第2の抵抗素子R1・R2の抵抗値を測定する方法あってもよい。第1および第2のスイッチ手段に用いた第1および第2のダイオードD1・D2を順方向にON状態とし、またOFF状態とする設定を用いれば、直流電源15および直流電源25を用いる場合と略同様の効果が得られる。
例えば、既知の電流I11、I12をテスト端子TESTから引き抜いた時の電圧測定結果を、それぞれV1、V2とすると、下の式8が成り立ち、第1の抵抗素子R1の検査を行うことが出来る。
V2−V1=(I11−I12)・R1+VT・ln(I11/I12)……(8)
同様に、既知の電流I21、I22から、第2の抵抗素子R2の検査を行うことが出来る。
ただし、直流電源15および直流電源25を用いる場合のように、第1および第2のスイッチ手段の動作決定がテスト端子TESTに印加した電圧によるものである場合は、ダイオードの導通のON/OFFの設定が容易なので、特に効果が大きい。
以上のように、半導体テスト回路10は、1つのテスト端子TESTを用いて第1の抵抗素子R1および第2の抵抗素子R2に流れる電流を切り替えて、別々に測定できる回路として構成されているので、外部接続端子数の少ない抵抗値検査用の半導体回路を実現できる。なお、半導体テスト回路10の電源VccおよびGNDは、半導体テスト回路10が備えられる半導体デバイスの他の回路部分と共通でよいので、抵抗値検査用に電源端子が増加することはない。
上記の構成によれば、第1のダイオードD1および第2のダイオードD2を用いて第1および第2のスイッチ手段を構成できるので、本発明の半導体回路を簡素な回路で実現できるという効果を奏する。
[実施形態2]
本発明の別の実施形態について図4に基づいて説明すると以下の通りである。
本実施形態は実施形態1の応用例であり、図1〜図3に示される半導体テスト回路に比べて、第1のスイッチ手段および第2のスイッチ手段の構成が異なり、その他の構成は同様である。なお、上記実施形態で説明した構成と同様の機能を有する構成には同一の符号を付して、その説明を省略する。
図4は、実施形態1の応用例であり、図1で示した半導体テスト回路10における消費電力を減らす為の構成を持った半導体テスト回路40を示す回路図である。
図4に示すように、実施形態2における半導体テスト回路40は、第1のスイッチ手段として、図1で示した第1のダイオードD1の代わりに、順方向に直列に接続された複数のダイオードDx1を第1のスイッチ手段として、図1で示した第1のダイオードD2の代わりに、順方向に直列に接続された複数のダイオードDx2を第2のスイッチ手段として用いている。
図1で示した上記の実施形態1では、第1の固定電位点11と第2の固定電位点12との間にVccの電位差がかかっており、第1のダイオードD1、第2のダイオードD2、第1の抵抗素子R1、および、第2の抵抗素子R2が直列に接続されているために、半導体テスト回路10を用いて第1および第2の抵抗素子R1・R2の抵抗値を検査しないときにも絶えず電流が流れており、第1および第2のダイオードD1・D2や第1および第2の抵抗素子R1・R2における電力消費や発熱などを引き起こす。
実施形態1では、例えば、第1の抵抗素子R1の抵抗値=第2の抵抗素子R2の抵抗値=2kΩ、第1の固定電位点11と第2の固定電位点12との間の電位差Vcc=3Vとした場合、略788μAの電流が流れる。
本実施形態では、複数のダイオードDx1および複数のダイオードDx2として、3つの第1のダイオードD1および第2のダイオードD2と同じダイオードを直列接続して用い、それぞれ第1のスイッチ手段および第2のスイッチ手段として用いている。上記の構成で、第1の抵抗素子R1の抵抗値=第2の抵抗素子R2の抵抗値=2kΩ、第1の固定電位点11と第2の固定電位点12との間の電位差Vcc=3Vとした場合、半導体テスト回路40に流れる電流は略0.224μAとなる。
上記構成では、実施形態1と比較して、第1のスイッチ手段および第2のスイッチ手段は、用いられる複数のダイオードによって、順方向電圧が3倍になっている。
実施形態1と同様に、定電圧を発生する直流電源または定電流源をテスト端子に接続した場合、半導体テスト回路40には下の式9が成り立つ。
0.2V=(I11−I12)・R1+3・V・ln(I11/I12)……(9)
上記式9により、実施形態1と同様に、電流I11および電流I12の値を用いて、抵抗素子R1および抵抗素子R1を測定することができ、なおかつ、テスト端子TESTになにも接続しない場合にかかる消費電力を大幅に減らすことができる。
以上のように、上記の構成によれば、テスト端子に何も接続していないときは、テスト用の回路に電流がわずかにしか流れないので、無駄な電力の消費を削減できるという効果を奏する。
[実施形態3]
本発明の別の実施形態について図5〜図7に基づいて説明すると以下の通りである。
図5は本発明の一実施形態を示すものであり、半導体テスト回路50の回路構成を示している。
半導体テスト回路50は、テスト端子TEST、第1の抵抗素子R1、第2の抵抗素子R2、分圧するための抵抗素子Raおよび抵抗素子Rb、第1のトランジスタ(第1のスイッチ手段)Q1、第2のトランジスタ(第2のスイッチ手段)Q2、第1の固定電位点51、第2の固定電位点52、接続点53、および、接続点56を含んでいる。
この半導体テスト回路50は半導体デバイスに備えられ、当該半導体デバイスに用いられている第1の抵抗素子R1と同じ設計抵抗値の抵抗、および、第2の抵抗素子R2と同じ設計抵抗値の抵抗素子のそれぞれの抵抗値がどのような値に製造されたのかを検査する回路である。第1の抵抗素子R1および第2の抵抗素子R2は、本発明によって抵抗値を検査する対象の抵抗素子である。
第1のトランジスタQ1は、NPN型である。
第2のトランジスタQ2は、PNP型である。
なお、第1および第2のトランジスタQ1・Q2は、第1および第2のスイッチ手段と呼んでいるが、ON状態では増幅領域で用いるものとする。
半導体テスト回路50は、電源Vcc、第1のトランジスタQ1のコレクタ、第1のトランジスタQ1のエミッタ、第1の抵抗素子R1、第2の抵抗素子R2、第2のトランジスタQ2のエミッタ、第2のトランジスタQ2のコレクタ、GNDの順番で接続されている。第1の抵抗素子R1と第2の抵抗素子R2との接続点である接続点53には、テスト端子TESTが接続されている。
また、半導体テスト回路50は、上記回路構成と並列に、電源VccとGNDとの間に、抵抗素子Raおよび抵抗素子Rbが順番に接続されている。抵抗素子Raおよび抵抗素子Rbの接続点である接続点56には、第1のトランジスタQ1および第2のトランジスタQ2のベース端子が接続されている。接続点56の電位は、抵抗素子Raおよび抵抗素子Rbの抵抗値によって、Vcc〜GND間の電圧で任意に設定される。
第1の固定電位点51は、電源電圧Vccを持つ電源Vccと、第1の抵抗素子R1とに接続されている。
第2の固定電位点52は、GNDと、第2の抵抗素子R2とに接続されている。
テスト端子TESTは、外部のテスト用回路を接続するためのもので、第1の抵抗素子R1と、第2の抵抗素子R2との接続点53に接続されている。
上記の回路構成において、接続点56にかかる電位Vrefは、下の式10によって示される。
Vref=Vcc・Rb/(Ra+Rb)……(10)
また、このとき各トランジスタの特性は、シリコン接合型トランジスタであれば、ダイオードと同様に、ベース−エミッタ間に略0.7Vの電圧を両端子にかけることによってベース−エミッタ間が順方向に導通し、コレクタ−エミッタ間が導通する特性を示す。従って、以下では、第1のトランジスタQ1および第2のトランジスタQ2のそれぞれについて、ベース−エミッタ間の順方向に略0.7Vの電圧が印加されている場合にはトランジスタがON状態にあり、ベース−エミッタ間の順方向にそれよりも小さい電圧しか印加されていない場合にはトランジスタがOFF状態にあるものとする。
次に、本実施形態の半導体回路を用いて抵抗素子の抵抗値を検査する方法について、図6および図7に基づいて説明する。
図6は、半導体テスト回路50にテスト端子TESTに定電圧を発生する直流電源55を接続し、第1の抵抗素子R1を検査する構成を示した概略図である。
直流電源55は、テスト端子TESTと、GND54とに接続される。
上記の回路構成において、接続点56にかかる電位Vrefは、上記の式10によって示される。
今、第1の固定電位点51に電源電圧Vccが、第2の固定電位点52にGND電位が与えられた状態で、直流電源55からテスト端子TESTに、1)Vref−V1と、2)Vref−V2との電圧を与えた場合について説明する。
1)の場合、テスト端子TESTの電位がVref−V1、第1および第2のトランジスタQ1・Q2のベース端子の電位がVrefなので、第1のトランジスタQ1および第2のトランジスタQ2のベース端子には、テスト端子TESTに対してV1の電圧がかかる。
ここで、V1を第1のトランジスタQ1のベース−エミッタ間における順方向電圧Vbeよりも大きくすると、第1のトランジスタQ1はON状態となり、第2トランジスタQ2はOFF状態となる。この時、第1の抵抗素子R1に流れる電流をI11とし、第1のトランジスタQ1のベース電流を無視すると、下の式11が成立する。
V1=I11・R1+V・ln(I11/Isn)……(11)
ここで、Vは熱電圧、Isnは第1のトランジスタQ1の逆方向飽和電流を示す。一方、第2のトランジスタQ2のベース−エミッタ間には逆方向に電圧V1がかかっているため、OFF状態となって第2の抵抗素子R2には電流が流れない。このため、テスト端子TESTから直流電源55側に流れ出る電流は、I11の値となる。
同様に、2)の場合、直流電源55の電位がVref−V2、ベース端子の電位がVrefなので、第1のトランジスタQ1および第2のトランジスタQ2のベース端子には、テスト端子TESTに対してV2の電圧がかかる。
ここで、V2を第1のトランジスタQ1のベース−エミッタ間における順方向電圧Vbeよりも大きくすると、第1のトランジスタQ1はON状態となりし、第2トランジスタQ2はOFF状態となる。この時、第1の抵抗素子R1に流れる電流をI12とし、第1のトランジスタQ1のベース電流を無視すると、下の式12が成立する。
V2=I12・R1+V・ln(I12/Isn)……(12)
このとき、テスト端子TESTから直流電源55側に流れ出る電流は、I12の値となる。
上記式11および式12より、下の式13が求められる。
V1−V2=(I11−I12)・R1+V・ln(I11/I12)……(13)
式13に電流I11および電流I12の値を代入することで、抵抗素子R1の抵抗値を測定することができる。
図7は、図6とは直流電源55の代わりに定電圧を発生する直流電源55を用いる以外は同様の構成で、第2の抵抗素子R2を検査する状態を示した概略図である。なお、上述の同じ構成部材についての説明は省略する。
今、第1の固定電位点51に電源電圧Vccが、第2の固定電位点52にGND電位が与えられた状態で、直流電源55からテスト端子TESTに、1)Vref+V1と、2)Vref+V2との電圧を与えた場合について説明する。
これらの場合は、第1のトランジスタQ1がOFF状態となり、第2のトランジスタQ2がON状態となる。
1)の場合、テスト端子TESTに直流電源55側から流れ込む電流をI21とすると、式14が成立する。
V1=I21・R2+V・ln(I21/Isp)……(14)
2)の場合、テスト端子TESTに直流電源55側から流れ込む電流をI22とすると、式15が成立する。
V2=I22・R2+V・ln(I22/Isp)……(15)
式14および式15から、下の式16が導かれる。
V1−V2=(I21−I22)・R2+V・ln(I21/I22)……(16)
上記式16にI21およびI22の値を代入することによって、第2の抵抗素子R2の抵抗値を測定することができる。
なお、上述の説明では、直流電源55および直流電源55を用いてテスト端子TESTの電圧を設定し、テスト端子TESTに流れる電流を測定することで第1および第2の抵抗素子R1・R2の抵抗値を測定する場合について説明したが、これに限るものではない。定電流源を用いてテスト端子TESTに流れる電流を設定し、テスト端子TESTにかかる電圧を測定することによって、第1および第2の抵抗素子R1・R2の抵抗値を測定する方法もある。第1および第2のスイッチ手段に用いた第1および第2のトランジスタQ1・Q2の一方をON状態とし、他方をOFF状態とする設定を用いれば、直流電源55および直流電源55を用いた場合と略同様の効果が得られる。
例えば、既知の電流I11、I12をテスト端子TESTから引き抜いた時の電圧測定結果を、それぞれV1、V2とすると、上の式8が成り立ち、第1の抵抗素子R1の検査を行うことが出来る。
ただし、本実施形態のように、第1および第2のスイッチ手段の動作の決定がテスト端子TESIに印加する電圧によるの場合は、第1および第2のスイッチ手段にトランジスタを用いると、ON/OFF状態の設定が容易なので、特に効果が大きい。
以上のように、半導体テスト回路50によれば、1つのテスト端子TESTを用いて第1の抵抗素子R1および第2の抵抗素子R2に流れる電流を切り替えて、別々に測定できる回路を構成するので、外部接続端子数の少ない抵抗値検査用の半導体回路を実現できる。なお、半導体テスト回路50の電源VccおよびGNDは、半導体テスト回路50が備えられる半導体デバイスの他の回路部分と共通でよいので、抵抗値検査用に電源端子が増加することはない。
上記の構成によれば、第1および第2のスイッチ手段として第1のトランジスタQ1および第2のトランジスタQ2を使用するので、特に同様のトランジスタを多数使用した半導体デバイスに抵抗値検査用の半導体回路を構成する場合に、半導体素子を構成しやすい。
[実施形態4]
本発明の別の実施形態について図8に基づいて説明すると以下の通りである。
本実施形態は実施形態3の応用例であり、図5〜図7に示される半導体テスト回路50に比べて、第1の固定電位点51と第2の固定電位点52との間にかかる電位を分圧するための抵抗素子Raおよび抵抗素子Rbが複数のダイオードDx1および複数のダイオードDx2に置き換わっている点で構成が異なり、その他の構成は同様である。なお、上記実施形態で説明した構成と同様の機能を有する構成には同一の符号を付して、その説明を省略する。
図8は、実施形態3の応用例であり、図5で示した半導体テスト回路50における消費電力を減らす為の構成を持った半導体テスト回路80を示す回路図である。
図8に示すように、実施形態4における半導体テスト回路80は、図5で示した分圧するための抵抗素子Raの代わりに順方向に直列に接続された複数のダイオードDx1を用い、分圧するための抵抗素子Rbの代わりに順方向に直列に接続された複数のダイオードDx2を用いている。
実施形態3の図5では、半導体テスト回路50の抵抗値を検査しないときに、テスト端子TESTに何も接続しなければ、第1のトランジスタQ1および第2のトランジスタQ2はOFF状態であるため、第1の抵抗素子R1および第2の抵抗素子R2を通って電流が流れることはない。しかし、第1のトランジスタQ1および第2のトランジスタQ2にベース電位を与えるための抵抗素子Raおよび抵抗素子Rb介して第1の固定電位点51と、第2の固定電位点52との間に絶えず電流が流れている。
抵抗素子Raの抵抗値=抵抗素子Rbの抵抗値=10kΩとし、第1の固定電位点11と第2の固定電位点12との間の電位差Vcc=3Vとした場合、略150μAの電流が流れる。
本実施形態では、複数のダイオードDx1および複数のダイオードDx2として、3つ同じダイオードを直列接続して用い、それぞれ分圧するための抵抗素子Raおよび抵抗素子Rbとして用いている。上記の構成で、抵抗素子R1の抵抗値=抵抗素子R2の抵抗値=10kΩ、第1の固定電位点81と第2の固定電位点82との間の電位差Vcc=3Vとした場合、半導体テスト回路80に流れる電流は略0.225μAとなる。
上記の構成により、本実施形態は、実施形態3と同様に、電流I11および電流I12の値を用いて、抵抗素子R1および抵抗素子R1を測定することができ、なおかつ、テスト端子TESTになにも接続しない場合にかかる消費電力を大幅に減らすことができる。
以上のように、テスト端子に何も接続していないときは、テスト用の回路に電流がわずかにしか流れないので、無駄な電力の消費を削減できるという効果を奏する。
[実施形態5]
図9は本発明の実施形態を示すものであり、本発明の半導体回路を含む半導体デバイスの要部構成を示す回路図である。
光通信装置90は、半導体デバイスである双方向光通信デバイス91と、双方向光通信デバイス91に設けられた外部接続端子に接続された入出力デバイスとを含んでいる。
双方向光通信デバイス91には、外部接続端子として、フォトダイオードPD1が接続される受信光入力端子92、送信信号を入力するための送信信号入力端子93、テスト用電源が接続されるテスト端子94(前記テスト端子TESTに相当)、受信した信号を出力するための受信出力端子95、発光ダイオードPD2を介して電圧Vccに接続される送信光出力端子96が設けられている。
双方向光通信デバイス91内部には、受信光入力端子92と受信出力端子95との間にアンプA1と抵抗素子Rrxとが並列に接続されている。
双方向光通信デバイス91内部には、また、送信信号入力端子93と送信信号出力端子96との間にアンプA2、トランジスタQt1のベース、トランジスタQt1のコレクタが順に接続され、トランジスタQt1のエミッタは、抵抗素子Rtxを介して接地されている。
双方向光通信デバイス91内部には、また、テスト端子94の先に、本発明の半導体回路が接続されている。半導体回路は、実施形態1の半導体テスト回路10と同様の回路構成で、順に、第1の固定電位点97、第1の抵抗素子Rrx’、第1のダイオードD1、接続点99、第2のダイオードD2、第2の抵抗素子Rtx’、および、第2の固定電位点98が接続されてなる。
第1の抵抗素子Rrx’は、抵抗素子Rrxと同じ特性をもって双方向光通信デバイス91上に構成されたものであり、半導体テスト回路によって抵抗値が検査されるものである。
第2の抵抗素子Rtx’は、抵抗素子Rtxと同じ特性をもって双方向光通信デバイス91上に構成されたものであり、半導体テスト回路によって抵抗値が検査されるものである。
上記の構成により、テスト端子94に電源を接続し、上述の実施形態の方法を用いて、第1の抵抗素子Rrx’および第2の抵抗素子Rtx’の検査を行うことで、抵抗素子Rrxおよび抵抗素子Rrtの検査とし、双方向光通信デバイス91全体の良否を検査する。
以上のように、テスト端子94に2つの異なる電圧を印加して、テスト端子94に流れる電流から抵抗値を測定する、あるいは、テスト端子94に2つの異なるの電流を流して、テスト端子94にかかる電圧から抵抗値を測定することで、1つのテスト端子を用いて2つの抵抗素子をテストする方法を実現できる。
また、上記双方向光通信デバイス91上に半導体テスト回路として実施形態2〜4の半導体テスト回路を設けて、抵抗値を検査してもよいことはもちろんである。
[実施形態6]
図10は本発明の実施形態を示すものであり、本発明の半導体回路を用いたテスト方法を示す概略図である。
テスト装置100は、デバイス試験装置101と、被測定デバイス102とを含む。
被測定デバイス102は、実施形態5の双方向光通信デバイス91のように、実施形態1と同様の半導体テスト回路を含む構成であり、同様の機能を有する構成はその説明を省略する。
被測定デバイス102内のテスト端子TESTに、デバイス試験装置101の接続端子104が接続されている。
接続端子104は、電流計105を介して可変電圧源106に接続されている。
ソフトウェア処理部103は、可変電圧源106の設定電圧を制御し、電流計105の値を検出する。設定電圧および電流計105の検出結果から、第1の抵抗素子R1および第2の抵抗素子R2の抵抗値を検査し、予め用意したそれぞれの抵抗の検査基準値との比較を行う。算出したそれぞれの抵抗値が基準値内であれば良品とし、基準値外であれば不良品と判定する。
本実施形態では、第1の抵抗素子R1の抵抗値を測定した結果が9kΩ〜11kΩの場合、第1の抵抗素子R1を良品と判定する。また、第2の抵抗素子R2の抵抗値を測定した結果が、90Ω〜110Ωの場合、第2の抵抗素子R2を良品と判断する。これらの検査結果から、被測定デバイス102の良否を検査する。
上記の構成によれば、前記第1の抵抗素子R1の抵抗値の測定結果、および、前記第2の抵抗素子R2の抵抗値の測定結果を所定の値と比較することによって、被測定デバイス102の良否を検査する検査方法を実現することができる。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、1つのテスト端子を用いて第1の抵抗素子および第2の抵抗素子に流れる電流を切り替えて、別々に検査できる回路を構成するので、外部接続端子数の少ない半導体テスト回路を実現できるので、各種半導体デバイスの半導体テスト回路に好適に利用できる。
本発明の実施形態1を示すものであり、ダイオードをスイッチ手段に用いた半導体テスト回路の要部構成を示す回路図である。 ダイオードをスイッチ手段に用いた図1に示した半導体テスト回路の一方の抵抗素子を検査する方法を示す概略図である。 ダイオードをスイッチ手段に用いた図1に示した半導体テスト回路の他方の抵抗素子を検査する方法を示す概略図である。 本発明の実施形態2を示すものであり、複数のダイオードをスイッチ手段に用いた半導体テスト回路の要部構成を示す回路図である。 本発明の実施形態3を示すものであり、トランジスタをスイッチ手段に用いた半導体テスト回路の要部構成を示す回路図である。 トランジスタをスイッチ手段に用いた図5に示した半導体テスト回路の一方の抵抗素子を検査する方法を示す概略図である。 トランジスタをスイッチ手段に用いた図5の半導体テスト回路の他方の抵抗素子を検査する方法を示す概略図である。 本発明の実施形態4を示すものであり、複数のダイオードを分圧素子に用いた半導体テスト回路の要部構成を示す回路図である。 本発明の実施形態5を示すものであり、半導体テスト回路を含む半導体デバイスの要部構成を示す回路図である。 本発明の実施形態6を示すものであり、半導体テスト回路を用いたテスト方法を示す概略図である。 従来技術を示すものであり、半導体テスト回路の要部構成を示す回路図である。
符号の説明
10 半導体テスト回路(半導体回路)
11 第1の固定電位点(第1の固定電位点)
12 第2の固定電位点(第2の固定電位点)
13 接続点
15 直流電源
TEST テスト端子(テスト端子)
R1 第1の抵抗素子(第1の抵抗素子)
R2 第2の抵抗素子(第2の抵抗素子)
D1 第1のダイオード(第1のスイッチ手段)
D2 第2のダイオード(第2のスイッチ手段)

Claims (11)

  1. 第1の固定電位点および第2の固定電位点と、第1のスイッチ手段および第2のスイッチ手段と、抵抗値が検査される第1の抵抗素子および第2の抵抗素子と、前記抵抗値を検査するための前記第1の抵抗素子と前記第2の抵抗素子とに共通のテスト端子とを備え、
    前記第1のスイッチ手段は、前記第1の固定電位点と前記テスト端子との間にかけられた電位差に基づくスイッチ動作によってON状態とOFF状態とが切り替わり、
    前記第2のスイッチ手段は、前記第2の固定電位点と前記テスト端子との間にかけられた電位差に基づくスイッチ動作によってON状態とOFF状態とが切り替わり、
    前記第1のスイッチ手段および前記第1の抵抗素子は、前記第1の固定電位点と前記テスト端子との間で直列に接続され、
    前記第2のスイッチ手段および前記第2の抵抗素子は、前記第2の固定電位点と前記テスト端子との間で直列に接続されていることを特徴とする半導体回路。
  2. 前記第1のスイッチ手段および前記第2のスイッチ手段には、それぞれダイオードを用い、前記第1のスイッチ手段および前記第2のスイッチ手段は、前記第1の固定電位点または前記第2の固定電位点のうちどちらか一方に向かって互いに順方向が同じ向きにそろって接続されていることを特徴とする請求項1記載の半導体回路。
  3. 前記第1のスイッチ手段および前記第2のスイッチ手段には、複数の直列接続したダイオードをそれぞれ用い、前記複数の直列接続したダイオードの順方向電圧の和は、前記第1の固定電位点と前記第2の固定電位点との間にかけられた電位差よりも大きいことを特徴とする請求項2記載の半導体回路。
  4. 第1の固定電位点および第2の固定電位点と、制御端子を備えた第1のスイッチ手段および第2のスイッチ手段と、抵抗値が検査される第1の抵抗素子および第2の抵抗素子と、前記抵抗値を検査するための前記第1の抵抗素子と前記第2の抵抗素子とに共通のテスト端子とを備え、
    前記第1のスイッチ手段および前記第2のスイッチ手段は、前記制御端子と前記テスト端子との間にかけられた電位差に基づくスイッチ動作によってON状態とOFF状態とが切り替わり、
    前記第1のスイッチ手段および前記第1の抵抗素子は、前記第1の固定電位点と前記テスト端子との間で直列に接続され、
    前記第2のスイッチ手段および前記第2の抵抗素子は、前記第2の固定電位点と前記テスト端子との間で直列に接続されていることを特徴とする半導体回路。
  5. 前記第1の固定電位点および前記第2の固定電位点の電位をもとに電位が決定される第3の固定電位点をさらに備え、
    前記第1の抵抗素子は、前記第1のスイッチ手段と前記テスト端子との間に接続され、
    前記第2の抵抗素子は、前記第2のスイッチ手段と前記テスト端子との間に接続され、
    前記第3の固定電位点は、前記第1のスイッチ手段および前記第2のスイッチ手段の前記制御端子にそれぞれ接続されていることを特徴とする請求項4記載の半導体回路。
  6. 前記第1の固定電位点は、前記第2の固定電位点よりも高電位側であり、
    前記第1のスイッチ手段には、NPN型トランジスタを用い、コレクタは前記第1の固定電位点に接続され、エミッタは前記第1の抵抗素子に接続され、
    前記第2のスイッチ手段には、PNP型トランジスタを用い、コレクタは前記第2の固定電位点に接続され、エミッタは前記第2の抵抗素子に接続され、
    前記NPN型トランジスタおよび前記PNP型トランジスタのベース端子に、前記第3の固定電位点が接続されていることを特徴とする請求項5記載の半導体回路。
  7. 前記第1の固定電位点および前記第2の固定電位点を分圧して前記第3の固定電位点の電位を決定するために、高電位側から低電位側に向かって順方向を同じ向きにそろえて直列接続した複数のダイオードをさらに備え、
    前記複数のダイオードの順方向電圧の和は、前記第1の固定電位点と前記第2の固定電位点との間にかけられた電位差よりも大きいことを特徴とする請求項5または6記載の半導体回路。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の半導体回路を含むことを特徴とする半導体デバイス。
  9. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の半導体回路を検査する半導体回路の検査方法であって、
    前記テスト端子に前記第1のスイッチ手段がONしかつ前記第2のスイッチ手段がOFFする範囲の第1の電圧をかけ、前記テスト端子に流れる第1の電流を測定し、前記テスト端子に前記第1のスイッチ手段がONしかつ前記第2のスイッチ手段がOFFする範囲で前記第1の電圧とは別の第2の電圧をかけ、前記テスト端子に流れる第2の電流を測定し、前記第1の電流および前記第2の電流から前記第1の抵抗素子の抵抗値を検査する工程と、
    前記テスト端子に前記第2のスイッチ手段がONしかつ前記第1のスイッチ手段がOFFする範囲の第3の電圧をかけ、前記テスト端子に流れる第3の電流を測定し、前記テスト端子に前記第2のスイッチ手段がONしかつ前記第1のスイッチ手段がOFFする範囲で前記第3の電圧とは別の第4の電圧をかけ、前記テスト端子に流れる第4の電流を測定し、前記第3の電流および前記第4の電流から前記第2の抵抗素子の抵抗値を検査する工程とを含むことを特徴とする半導体回路の検査方法。
  10. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の半導体回路を検査する半導体回路の検査方法であって、
    前記テスト端子に前記第1のスイッチ手段がONしかつ前記第2のスイッチ手段がOFFする範囲の第1の電流を流し、前記テスト端子にかかる第1の電圧を測定し、前記テスト端子に前記第1のスイッチ手段がONしかつ前記第2のスイッチ手段がOFFする範囲で前記第1の電流とは別の第2の電流を流し、前記テスト端子にかかる第2の電圧を測定し、前記第1の電圧および前記第2の電圧から前記第1の抵抗素子の抵抗値を検査する工程と、
    前記テスト端子に前記第2のスイッチ手段がONしかつ前記第1のスイッチ手段がOFFする範囲の第3の電流を流し、前記テスト端子に流れる第3の電圧を測定し、前記テスト端子に前記第2のスイッチ手段がONしかつ前記第1のスイッチ手段がOFFする範囲で前記第3の電流とは別の第4の電流を流し、前記テスト端子に流れる第4の電圧を測定し、前記第3の電圧および前記第4の電圧から前記第2の抵抗素子の抵抗値を検査する工程とを含むことを特徴とする半導体回路の検査方法。
  11. 前記第1の抵抗素子および前記第2の抵抗素子の抵抗値を測定した結果を所定の値と比較することによって、前記第1の抵抗素子および前記第2の抵抗素子の抵抗値を検査し、前記抵抗値の検査をもって、当該半導体回路を含む半導体デバイスの抵抗素子の検査とすることを特徴とする請求項9または10記載の半導体回路の検査方法。
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