JP2006300744A - 接触燃焼式ガスセンサ素子および接触燃焼式ガスセンサ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】被毒検知が容易でありかつ被毒寿命を延ばすことができる接触燃焼式ガスセンサ素子および接触燃焼式ガスセンサ装置を提供すること。
【解決手段】接触燃焼式ガスセンサ素子1は、コイル状のヒータ2の周囲を触媒物質3で覆っており、ヒータ2の近傍に対向するように棒状の電極4を設け、ヒータ2と電極4とによってその間に触媒物質3をはさんだコンデンサを構成する。コンデンサの容量変化を監視することにより被毒度合いの検知が容易でありかつ被毒寿命を延ばすことができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、接触燃焼式ガスセンサ素子および接触燃焼式ガスセンサ装置に関し、特に、被毒対策をした接触燃焼式ガスセンサ素子および接触燃焼式ガスセンサ装置に関する。
図5に示すように、従来の接触燃焼式ガスセンサ素子1は、20〜50μmの細い白金線のヒータ2をコイル状に形成し、ヒータ2の周囲をアルミナ(AL2 3 )を主成分とする触媒物質3で覆っている。可燃性ガスとこの触媒物質3の接触で触媒燃焼が発生し、その温度上昇をヒータ2の抵抗値変化で可燃性ガスを検知するものである。
上述の接触燃焼式ガスセンサ素子を備え、一般住宅の室内に設置される接触燃焼式ガスセンサ装置は、室内の珪素ガスにさらされるため、接触燃焼式ガスセンサ素子は、このガスの被毒を受けて、検出感度の低下を見ることが一般的である。したがって、接触燃焼式ガスセンサ素子は、法的に一定の交換時期を定め、実使用時の許容感度低下値が規定値以内になるように保証している。
また、被毒による検出感度の低下を検知するために、触媒表面上に電極を形成し、この電極を用いて触媒層および固体電解質の抵抗を測定するガスセンサもある。
特開平8−75698号公報
しかしながら、接触燃焼式ガスセンサ素子は、珪素ガスの被毒を受け比較的短期寿命であり、一定期間経過した接触燃焼式ガスセンサ素子は、廃棄される。
また、触媒表面上に電極を形成し、この電極を用いて触媒層および固体電解質の抵抗を測定するガスセンサでは、触媒層および固体電解質の抵抗値は高抵抗値であり、測定が困難であるという問題がある。
そこで、本発明は、上述した従来の問題点に鑑み、被毒検知が容易でありかつ被毒寿命を延ばすことができる接触燃焼式ガスセンサ素子および接触燃焼式ガスセンサ装置を提供することを目的としている。
請求項1記載の発明の接触燃焼式ガスセンサ素子は、コイル状のヒータの周囲を触媒物質で覆った接触燃焼式ガスセンサ素子であって、前記ヒータの近傍に対向するように棒状の電極を設け、前記ヒータと前記電極とによってその間に前記触媒物質をはさんだコンデンサを構成することを特徴とする。
請求項2記載の発明の接触燃焼式ガスセンサ装置は、請求項1記載の接触燃焼式ガスセンサ素子を含む直流ブリッジ回路および該直流ブリッジ回路の出力を増幅する第1の増幅回路を含むセンサ出力増幅部と、前記コンデンサを含む交流ブリッジ回路、該交流ブリッジ回路の出力を整流する整流手段および該整流手段の出力を増幅する第2の増幅回路を含み、前記コンデンサの容量変化を検出する容量検出部と、前記容量検出部の出力で制御され、前記第1の増幅回路の利得を検出感度が一定になるように制御する制御手段とを備えたことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の接触燃焼式ガスセンサ装置において、前記容量検出部の出力で制御され、前記容量変化が予め設定されたしきい値以上になった場合に警報する警報手段をさらに備えたことを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、被毒検知が容易でありかつ被毒寿命を延ばすことができる。
請求項2記載の発明によれば、被毒検知が容易でありかつ被毒による検出感度の低下を防ぐことができる。
請求項3記載の発明によれば、接触燃焼式ガスセンサ素子の被毒による劣化度合いを把握することができ、交換等の適宜な対処を行うことができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
(接触燃焼式ガスセンサ素子の実施の形態)図1は、本発明の実施の形態に係る接触燃焼式ガスセンサ素子の構成を示す図である。接触燃焼式ガスセンサ素子1は、20〜50μmの細い白金線のヒータ2をコイル状に形成し、ヒータ2の周囲をアルミナ(AL2 3 )を主成分とする触媒物質3で覆っている。また、ヒータ2のコイルの近傍に対向するように棒状の誘電率測定用の電極4を設け、ヒータ2と電極4とによってその間に触媒物質3をはさんだコンデンサを構成する。
図2は、接触燃焼式ガスセンサ素子1のコンデンサ構造を説明する図であり、(A)は、接触燃焼式ガスセンサ素子1におけるヒータ2と電極4と触媒物質3とによって形成されるコンデンサの模式図であり、(B)は、接触燃焼式ガスセンサ素子1における実形状のヒータ2と誘電率測定用の電極4の位置関係を示す図であり、棒状の電極4は、ヒータ2のコイルの外周から電極間隔dだけ離れた位置に配置される。
このような接触燃焼式ガスセンサ素子1を用いた場合、可燃性ガスと触媒物質3の接触で触媒燃焼が発生し、その温度上昇をヒータ2の抵抗値変化で捉えることにより、可燃性ガスを検知する。また、ヒータ2と電極4と触媒物質3とによって形成されるコンデンサの容量変化を監視することにより、被毒による検出感度の補正を行ったり、センサ素子の劣化度合いを検知したりすることができる。
(接触燃焼式ガスセンサ装置の第1の実施形態)次に、図3は、図1の接触燃焼式ガスセンサ素子1を用いた接触燃焼式ガスセンサ装置の第1の実施形態の回路図である。図3において、接触燃焼式ガスセンサ装置は、センサ出力増幅部11および容量検出部12を備えている。
センサ出力増幅部11は、直流電源V2に接続された、接触燃焼式ガスセンサ素子1および抵抗R4,R5,R16からなる直流ブリッジ回路からの出力を、抵抗R7,R11とインダクタL1,L2を介して、オペアンプU1の非反転入力端子および反転入力端子に入力する。オペアンプU1の非反転入力端子および反転入力端子は、それぞれ、コンデンサC2,C3を介して接地されている。インダクタL1とコンデンサC2の組み合わせおよびインダクタL2とコンデンサC3の組み合わせは、それぞれ、ローパスフィルタを構成し、後述する容量検出部12の交流ブリッジ回路に印加される高周波電圧が、オペアンプU1に入力されるのを阻止する。オペアンプU1の出力端子と反転入力端子間には抵抗R9,R17が直列接続され、抵抗R17にはトランジスタQ2のコレクタおよびエミッタが並列接続されている。
オペアンプU1の出力は、センサ出力増幅部11の出力として、抵抗R8を介してオペアンプU2の反転入力端子に入力される。オペアンプU2の非反転入力端子には、基準電源V4が接続され、出力端子は、抵抗R12を介してトランジスタQ1のベースに接続されている。トランジスタQ1のコレクタは、ブザーBZを介して直流電源V3に接続され、エミッタは接地されている。
また、容量検出部12は、交流電源V1に接続された、接触燃焼式ガスセンサ素子1とコンデンサC1と抵抗R2,3からなる交流ブリッジ回路の出力を、ダイオードD1,D2および抵抗R6,R10を介してオペアンプU3の非反転入力端子および反転入力端子に入力する。ダイオードD1と抵抗R6の接続点は、抵抗R15を介して接地されている。オペアンプU3の非反転入力端子は、抵抗R1を介して接地されている。オペアンプU3の出力端子と反転入力端子間には抵抗R14が接続されている。オペアンプU3の出力端子は、抵抗R13および抵抗R18の直列接続体を介して接地されている。抵抗R13および抵抗R18の接続点は、センサ出力増幅部11のトランジスタQ2のベースに接続されている。
上述の構成において、可燃性ガスが存在しない場合、直流ブリッジ回路は平衡を維持しており、センサ出力増幅部11から検出出力は発生しないので、ブザーBZは鳴動しない。
一方、可燃性ガスが存在し、可燃性ガスと触媒物質3の接触で触媒燃焼が発生し、その温度上昇により接触燃焼式ガスセンサ素子1のヒータ2の抵抗値が変化すると、直流ブリッジ回路の平衡がくずれ、センサ出力増幅部11から検出出力が発生する。この検出出力が基準電源V4の基準電圧以上に大きくなると、オペアンプU2から出力電圧がトランジスタQ1のベースに供給され、トランジスタQ1がオンする。それにより、ブザーBZは鳴動し、可燃性ガスを検知したことを警報する。
また、接触燃焼式ガスセンサ装置は、接触燃焼式ガスセンサ素子1における触媒物質3の主成分であるアルミナが、珪素ガスにより被毒され、触媒物質3の組成成分として酸化珪素分が増加してくる現象を利用し、この含有量を触媒物質3の誘電率の測定値(換言すると、ヒータ2、触媒物質3および電極4で形成されるコンデンサの容量の測定値)で知り、この値に応じてセンサ出力増幅部11の利得を検出感度が一定になるように自動制御する。すなわち、接触燃焼式ガスセンサ装置の検出感度を常に一定に保つオートチューニングセンサシステムを実現するものである。なお、アルミナの誘電率は約8であり、酸化珪素(SiO2 )の誘電率は約4.0である。
接触燃焼式ガスセンサ素子1のヒータ2と誘電率測定用の電極4間の容量の計算式は、下記(1)式で表される。
C=ε・S/d(F:ファラッド)・・・(1)
ただし、C:容量、ε:誘電率、S:面積およびd:電極間隔である。上述の(1)式から分かるように、εが変化することにより、容量Cも変化する。
そこで、図3の回路図において、接地されたヒータ2の電極と電極4の両端に、交流電源V1から約10MHzから数10MHzの高周波電圧を印加し、ヒータ2、触媒物質3および電極4で形成されるコンデンサにおける触媒物質3の被毒による容量変化を交流ブリッジ回路で捉える。
この容量変化に応じて発生する交流ブリッジ回路の出力をダイオードD1,D2で整流してオペアンプU3に入力し、その出力を抵抗R13およびR18で分圧して、容量検出部12のアナログ出力として、センサ出力増幅部11のトランジスタQ2のベースに供給する。
トランジスタQ2は、その可変抵抗性を利用した電子ボリュームとして容量検出部12のアナログ出力で制御され、オペアンプU2の負帰還量を変化させることにより、オペアンプU1の利得を変化させ、接触燃焼式ガスセンサ装置としての検出感度が一定になるように制御する。すなわち、トランジスタQ2は、請求項における制御手段として働く。
たとえば、接触燃焼式ガスセンサ素子1が珪素ガスの被毒により劣化し、直流ブリッジ回路から出力される検出信号レベルが低下した場合、容量検出部12で被毒による接触燃焼式ガスセンサ素子1の上記コンデンサの容量変化を検出し、容量検出部12からの出力でトランジスタQ2による電子ボリュームの抵抗が可変され、それによりオペアンプU1の負帰還量が可変され、オペアンプU1の利得が増加するように制御される。この利得の増加により、直流ブリッジ回路から出力される検出信号レベルの低下が補正され、センサ出力増幅部11から一定の検出感度の出力が得られる。
(接触燃焼式ガスセンサ装置の第2の実施形態)次に、図4は、図1の接触燃焼式ガスセンサ素子1を用いた接触燃焼式ガスセンサ装置の第2の実施形態の回路図である。図4において、接触燃焼式ガスセンサ装置は、センサ出力増幅部11および容量検出部12を備えている。
センサ出力増幅部11は、直流電源V2に接続された、接触燃焼式ガスセンサ素子1および抵抗R4,R5,R16からなる直流ブリッジ回路からの出力を、抵抗R7およびインダクタL1を介してオペアンプU1の非反転入力端子に入力すると共に、抵抗R11およびインダクタL2を介してオペアンプU4の非反転入力端子に入力する。オペアンプU1およびU4の非反転入力端子は、それぞれ、コンデンサC2,C3を介して接地されている。インダクタL1とコンデンサC2の組み合わせおよびインダクタL2とコンデンサC3の組み合わせは、それぞれ、ローパスフィルタを構成し、後述する容量検出部12の交流ブリッジ回路に印加される高周波電圧が、オペアンプU1およびU4に入力されるのを阻止する。オペアンプU1の出力端子と反転入力端子間には抵抗R9が接続され、オペアンプU4の出力端子と反転入力端子間には抵抗R19が接続されている。オペアンプU1の反転入力端子とオペアンプU4の反転入力端子の間には、3端子の電子ボリュームVRが接続されている。
オペアンプU1の出力端子は、抵抗R8を介してオペアンプU2の反転入力端子に入力され、オペアンプU4の出力端子は、抵抗R20を介してオペアンプU2の非反転入力端子に入力される。オペアンプU2の非反転入力端子は、抵抗R21を介して接地されている。また、オペアンプU2の出力端子と反転入力端子の間には抵抗R22が接続されている。オペアンプU2の出力は、センサ出力増幅部11の出力端子OUTに接続されている。
また、容量検出部12は、交流電源V1に接続された、接触燃焼式ガスセンサ素子1とコンデンサC1と抵抗R2,3からなる交流ブリッジ回路の出力を、ダイオードD1,D2および抵抗R6,R10を介してオペアンプU3の非反転入力端子および反転入力端子に入力する。ダイオードD1と抵抗R6の接続点は、抵抗R15を介して接地されている。オペアンプU3の非反転入力端子は、抵抗R1を介して接地されている。オペアンプU3の出力端子と反転入力端子間には抵抗R14が接続されている。オペアンプU3の出力端子は、抵抗R13および抵抗R18の直列接続体を介して接地されている。
抵抗R13および抵抗R18の接続点は、アナログ/デジタル変換器(ADC)13に接続されている。ADC13の出力は、マイクロプロセッサ(MPU)14に入力されている。MPU14からの制御信号は、電子ボリュームVRの摺動端子に供給されている。また、MPU14からの制御信号は、抵抗R12を介してトランジスタQ1のベースに供給されている。トランジスタQ1のコレクタは、ブザーBZを介して直流電源V3に接続され、エミッタは接地されている。
上述の構成において、可燃性ガスが存在しない場合、直流ブリッジ回路は平衡を維持しており、センサ出力増幅部11の出力端子OUTから検出出力は発生しない。
一方、可燃性ガスが存在し、可燃性ガスと触媒物質3の接触で触媒燃焼が発生し、その温度上昇により接触燃焼式ガスセンサ素子1のヒータ2の抵抗値が変化すると、直流ブリッジ回路の平衡がくずれ、センサ出力増幅部11の出力端子OUTから検出出力が発生する。この出力端子OUTからの検出出力は、ガス漏れ警報等に用いられる。
また、図4の接触燃焼式ガスセンサ装置は、図3と同様に、接触燃焼式ガスセンサ素子1における触媒物質3の主成分であるアルミナが、珪素ガスにより被毒され、触媒物質3の組成成分として酸化珪素分が増加してくる現象を利用し、この含有量を触媒物質3の誘電率の測定値(換言すると、ヒータ2、触媒物質3および電極4で形成されるコンデンサの容量の測定値)で知り、この値に応じてセンサ出力増幅部11の利得を検出感度が一定になるように自動制御する。
すなわち、図4の回路図において、接地されたヒータ2の電極と電極4の両端に、交流電源V1から約10MHzから数10MHzの高周波電圧を印加し、ヒータ2、触媒物質3および電極4で形成されるコンデンサにおける触媒物質3の被毒による容量変化を交流ブリッジ回路で捉える。
この容量変化に応じて発生する交流ブリッジ回路の出力をダイオードD1,D2で整流してオペアンプU3に入力し、その出力を抵抗R13およびR18で分圧して、容量検出部12のアナログ出力として、ADC13に入力される。ADC13は、容量検出部12のアナログ出力を、対応するデジタル値に変換し、変換したデジタル値をMPU14に入力する。
MPU14は、入力されたデジタル値に応じて、電子ボリュームVRの摺動端子を可変し、それにより、オペアンプU1およびU4の負帰還量を変化させることにより、オペアンプU1およびU4の利得を変化させ、接触燃焼式ガスセンサ装置としての検出感度が一定になるように制御する。すなわち、ADC13、MPU14および電子ボリュームVRは、請求項における制御手段として働く。
たとえば、接触燃焼式ガスセンサ素子1が珪素ガスの被毒により劣化し、直流ブリッジ回路から出力される検出信号レベルが低下した場合、容量検出部12で被毒による接触燃焼式ガスセンサ素子1の上記コンデンサの容量変化を検出し、容量検出部12からの出力で電子ボリュームVRの抵抗が可変され、それによりオペアンプU1およびU4の負帰還量が可変され、オペアンプU1およびU4の利得が制御されて、直流ブリッジ回路から出力される検出信号レベルの低下が補正され、センサ出力増幅部11の出力端子OUTから一定の検出感度の出力が得られる。
また、接触燃焼式ガスセンサ素子1の被毒による容量変化が大きくなり、容量検出部12から出力される検出出力が大きくなり、ADC13のデジタル値がMPU14内で予め設定された比較用のしきい値以上になった場合は、MPU14は、制御信号をトランジスタQ1のベースに供給し、トランジスタQ1をオンするように制御する。それにより、ブザーBZが鳴動し、被毒の度合いが警報レベルに達したことを報知する。
以上の通り、本発明の最良の形態について説明したが、本発明はこれに限らず、種々の変形、応用が可能である。
たとえば、センサ出力増幅部11と容量検出部12は絶縁されるべきものであれば、フォトカップラなどで両回路を結合させることもできる。
また、センサ出力増幅部11を可燃性ガスの検出を低消費電力の目的などで間欠動作させることもでき、この場合には、容量検出部12もこれに同期して間欠動作させることができる。容量検出(誘電率測定)の結果は、MPU14の制御するメモリに格納し、この値に相当する抵抗値を電子ボリュームVRに予め設定されたタイミングで出力する。さらに、容量検出(誘電率測定)は、間欠測定の複数回の平均値をとるなどの測定精度向上手法をもりこむことができるのは言うまでもない。
本発明の実施の形態に係る接触燃焼式ガスセンサ素子の構成を示す図である。(接触燃焼式ガスセンサ素子の実施の形態) 接触燃焼式ガスセンサ素子のコンデンサ構造を説明する図であり、(A)は、接触燃焼式ガスセンサ素子におけるヒータと電極と触媒物質とによって形成されるコンデンサの模式図であり、(B)は、接触燃焼式ガスセンサ素子における実形状のヒータと誘電率測定用の電極の位置関係を示す図である。(接触燃焼式ガスセンサ素子の実施の形態) 図1の接触燃焼式ガスセンサ素子1を用いた接触燃焼式ガスセンサ装置の第1の実施形態の回路図である。(接触燃焼式ガスセンサ装置の第1の実施形態) 図1の接触燃焼式ガスセンサ素子1を用いた接触燃焼式ガスセンサ装置の第2の実施形態の回路図である。(接触燃焼式ガスセンサ装置の第2の実施形態) 従来の接触燃焼式ガスセンサ素子の構成を示す図である。
符号の説明
1 接触燃焼式ガスセンサ素子
2 ヒータ
3 触媒物質
4 電極
11 センサ出力増幅部
12 容量検出部
U1 オペアンプ(第1の増幅手段)
U3 オペアンプ(第2の増幅手段)
Q2 トランジスタ(制御手段)

Claims (3)

  1. コイル状のヒータの周囲を触媒物質で覆った接触燃焼式ガスセンサ素子であって、
    前記ヒータの近傍に対向するように棒状の電極を設け、前記ヒータと前記電極とによってその間に前記触媒物質をはさんだコンデンサを構成する
    ことを特徴とする接触燃焼式ガスセンサ素子。
  2. 請求項1記載の接触燃焼式ガスセンサ素子を含む直流ブリッジ回路および該直流ブリッジ回路の出力を増幅する第1の増幅回路を含むセンサ出力増幅部と、
    前記コンデンサを含む交流ブリッジ回路、該交流ブリッジ回路の出力を整流する整流手段および該整流手段の出力を増幅する第2の増幅回路を含み、前記コンデンサの容量変化を検出する容量検出部と、
    前記容量検出部の出力で制御され、前記第1の増幅回路の利得を検出感度が一定になるように制御する制御手段と
    を備えたことを特徴とする接触燃焼式ガスセンサ装置。
  3. 請求項2記載の接触燃焼式ガスセンサ装置において、
    前記容量検出部の出力で制御され、前記容量変化が予め設定されたしきい値以上になった場合に警報する警報手段をさらに備えた
    ことを特徴とする接触燃焼式ガスセンサ装置。
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