JP2006299776A - ユニットルームの止水構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】優れた止水性を有するとともに、施工現場での作業性が向上し、メンテナンスの容易なユニットルームの止水構造を提供する。
【解決手段】床パン3の外周に固着され壁パネル6と上記床パン3と壁パネルとの間に介装される幅木1と、該幅木1の前面に取着されるカバー部2とからなる止水構造であって、側断面略S字型とされた上記カバー部2は、その裏面上部に上記壁パネル6と幅木1との接続部分を止水するシーリング剤が逃げる上部空間21が設けられ、その裏面下部に上記幅木1と床パン3との接続部分を止水するシーリング剤が逃げる下部空間22が設けられたユニットルームの止水構造A。
【選択図】図3
【解決手段】床パン3の外周に固着され壁パネル6と上記床パン3と壁パネルとの間に介装される幅木1と、該幅木1の前面に取着されるカバー部2とからなる止水構造であって、側断面略S字型とされた上記カバー部2は、その裏面上部に上記壁パネル6と幅木1との接続部分を止水するシーリング剤が逃げる上部空間21が設けられ、その裏面下部に上記幅木1と床パン3との接続部分を止水するシーリング剤が逃げる下部空間22が設けられたユニットルームの止水構造A。
【選択図】図3
Description
本発明は、ユニットルームの止水構造に関する。さらに詳しくは、バスルーム等ユニットルームにおける水回りの止水構造に関する。
バスルームの洗い場等において壁パネルと床パンとの間には幅木が設置されることが多く、上記壁パネルと幅木および幅木と床パンとの接続部分は洗い場からの水の浸入を防ぐために止水処理が施されている。通常、上記止水処理はシリコンシーラント等のシーリング剤を接続部分に充填して行われる。
特開2002−121916号公報(第1〜3頁、第1図)
しかしながら、上記シーリング剤の充填部分は水と直接接触することが多いため劣化し易く、表面にヒビ割れが発生したり、シーリングが切れて止水性が低下するという問題がある。本発明はこのような問題を解決して、優れた止水性を有するとともに、施工現場での作業性が向上し、メンテナンスの容易なユニットルームの止水構造を提供することをその課題とする。
上記課題を解決するために、本発明においては、つぎのような技術的手段を講じている。すなわち、本発明によれば、床パンの外周に固着され壁パネルと上記床パンと壁パネルとの間に介装される幅木と、該幅木の前面に取着されるカバー部とからなる止水構造であって、側断面略S字型とされた上記カバー部は、その裏面上部に上記壁パネルと幅木との接続部分を止水するシーリング剤が逃げる上部空間が設けられ、その裏面下部に上記幅木と床パンとの接続部分を止水するシーリング剤が逃げる下部空間が設けられたユニットルームの止水構造が提供される。
上記カバー部の上部に後打ちシーリング剤を充填するための上部溝部が延設され、上記カバー部の下部に後打ちシーリング剤を充填するための下部溝部が延設されることが好ましい。また、上記シーリング剤としてシリコンシーラントを用いて上記壁パネルと幅木との接続部分および幅木と床パンとの接続部分を止水するとともに、上記カバー部の上部溝部と下部溝部とにシリコンシーラントを充填して止水することが好ましい。
請求項1に記載のユニットルームの止水構造は上記のとおりであり、壁パネルと床パンとの間に介装される幅木と、該幅木の前面に取着される側断面略S字型のカバー部とからなり、該カバー部は表面が緩やかな傾斜面を有しているため水あか等の溜まる部分がなく、掃除等のメンテナンスを容易に行うことができる。
また、カバー部の裏面上部には壁パネルと幅木との接続部分を止水するシーリング剤の逃げる上部空間が設けられ、その裏面下部には上記幅木と床パンとの接続部分を止水するシーリング剤の逃げる下部空間が設けられているため、シーリング時に壁パネルと幅木との間のシーリング剤がはみ出しても上部空間に逃げることが可能となる。同様に、上記幅木と床パンとの間のシーリング剤がはみ出しても下部空間に逃げることができ、施工後、上記の上、下の止水した部分をカバー部で覆ってはみ出したシーリング剤を目隠しできるため、作業性よく施工できる。
また、カバー部の裏面上部には壁パネルと幅木との接続部分を止水するシーリング剤の逃げる上部空間が設けられ、その裏面下部には上記幅木と床パンとの接続部分を止水するシーリング剤の逃げる下部空間が設けられているため、シーリング時に壁パネルと幅木との間のシーリング剤がはみ出しても上部空間に逃げることが可能となる。同様に、上記幅木と床パンとの間のシーリング剤がはみ出しても下部空間に逃げることができ、施工後、上記の上、下の止水した部分をカバー部で覆ってはみ出したシーリング剤を目隠しできるため、作業性よく施工できる。
上記カバー部の上部に後打ちシーリング剤を充填するための上部溝部が延設され、上記カバー部の下部に後打ちシーリング剤を充填するための下部溝部が延設されているため、上部、下部各溝部にシーリング剤を充填することにより、幅木とカバー部との間が上下でシーリングされ、さらに優れた止水性を得ることができる。
上記シーリング剤としてシリコンシーラントを用いて上記壁パネルと幅木との接続部分および幅木と床パンとの接続部分を止水し、上記カバー部の上部溝部と下部溝部とにシリコンシーラントを充填して止水するため、シリコンシーラントの特性により、見映えよく、かつ、止水性に優れたシーリングを行うことができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して、詳細に説明する。図1は、本発明にかかるユニットルームの止水構造Aを示す分解斜視図である。上記止水構造Aは、床パン3の外周に固着される幅木1と幅木1の前面に取着されるカバー部2とからなり、幅木1の上面部11にはその全長にわたって凹溝部12が設けられ、凹溝部12から幅木1を挿通するネジ5によって床パン3と補強裏板4とに固定される。また、幅木1の後面の上部は立ち上げられて後記するバックハンガーと係合する上向き係合片13とされている。
図2はバスルームの洗い場の壁パネル6と床パン3との間に介装される本発明にかかるユニットルームの止水構造Aの構成を示す側面図である。図2からよくわかるように、ネジ5は上記凹溝部12に穿たれた図示しないネジ孔を挿通し、幅木1を床パン3と補強裏板4とにしっかりと固着する。図2において壁パネル6の下端には枠体61が一体的に付設され、枠体61の上面には図示しない嵌合孔部が適当な間隔で穿たれている。一方、下向きのダボ71を有するバックハンガー7が適当な間隔で配設され、上記ダボ71を上記嵌合孔部に嵌合させることにより、枠体61はバックハンガー7と結合する。さらに、バックハンガー7の後部には係合凹部72が曲成されており、この係合凹部72は上記幅木1の上向き係合片13と係合し、このようにして壁パネル6はバックハンガー7を介して幅木1にしっかりと結合され、幅木1の上面部11に載設される。
図2において、側断面略S字型とされたカバー部2の裏面上部には壁パネル6と幅木1との接続部分を止水するシーリング剤の逃げる上部空間21が設けられ、カバー部2の裏面下部には幅木1と床パン3との接続部分を止水するシーリング剤の逃げる下部空間22が設けられている。さらに、上記カバー部2の上部を切欠いて後打ちシーリング剤を充填するための上部溝部23が延設され、また下部を切欠いて下部溝部24が延設されている。
図3は、本発明にかかるユニットルームの止水構造Aをバスルームの洗い場に適用し、シーリング剤として用いたシリコンシーラントを充填した状態を示す部分側断面図である。図3において、上記壁パネル6と幅木1との接続部分はシリコンシーラント81で止水され、上記幅木1と床パン3との接続部分はシリコンシーラント82で止水されている。図3から、シーリング時に上記シリコンシーラント81がはみ出しても、余分のシリコンシーラント81は上部空間21に逃げることができ、同様に余分のシリコンシーラント82は下部空間22に逃げることができることが明らかである。したがって、上記の上、下の止水部分のシリコンシーラント81、82が多少はみ出してもカバー部2を幅木1の前面に接着等の公知の手段で取着して目隠しするため、作業性よく、かつ、見映えよく施工できる。
さらに図3に示すように、上記カバー部2の上部溝部23に後打ちシリコンシーラント91を充填し、下部溝部24に後打ちシリコンシーラント92を充填し、このように、幅木1とカバー部2との間を上下でシーリングすることによりさらに止水性が向上したものとなる。また、幅木1の前面に取り付けられたカバー部2の側断面は略S字型の形状とされているため、表面が緩やかな傾斜面を有し、水あか等の溜まる部分がなく、掃除等のメンテナンスも容易に行うことができる。
A 本発明にかかるユニットルームの止水構造
1 幅木
11 上面部
12 凹溝部
13 上向き係合片
2 カバー部
21 上部空間
22 下部空間
23 上部溝部
24 下部溝部
3 床パン
4 補強裏板
5 ネジ
6 壁パネル
61 枠体
7 バックハンガー
71 ダボ
72 係合凹部
81 シリコンシーラント
82 シリコンシーラント
91 後打ちシリコンシーラント
92 後打ちシリコンシーラント
1 幅木
11 上面部
12 凹溝部
13 上向き係合片
2 カバー部
21 上部空間
22 下部空間
23 上部溝部
24 下部溝部
3 床パン
4 補強裏板
5 ネジ
6 壁パネル
61 枠体
7 バックハンガー
71 ダボ
72 係合凹部
81 シリコンシーラント
82 シリコンシーラント
91 後打ちシリコンシーラント
92 後打ちシリコンシーラント
Claims (3)
- 床パンの外周に固着され壁パネルと上記床パンと壁パネルとの間に介装される幅木と、該幅木の前面に取着されるカバー部とからなる止水構造であって、側断面略S字型とされた上記カバー部は、その裏面上部に上記壁パネルと幅木との接続部分を止水するシーリング剤が逃げる上部空間が設けられ、その裏面下部に上記幅木と床パンとの接続部分を止水するシーリング剤が逃げる下部空間が設けられたユニットルームの止水構造。
- 上記カバー部の上部に後打ちシーリング剤を充填するための上部溝部が延設され、上記カバー部の下部に後打ちシーリング剤を充填するための下部溝部が延設された請求項1に記載のユニットルームの止水構造。
- 上記シーリング剤としてシリコンシーラントを用いて上記壁パネルと幅木との接続部分および幅木と床パンとの接続部分を止水するとともに、上記カバー部の上部溝部と下部溝部とにシリコンシーラントを充填して止水する請求項1に記載のユニットルームの止水構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005153034A JP2006299776A (ja) | 2005-04-22 | 2005-04-22 | ユニットルームの止水構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005153034A JP2006299776A (ja) | 2005-04-22 | 2005-04-22 | ユニットルームの止水構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006299776A true JP2006299776A (ja) | 2006-11-02 |
Family
ID=37468396
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005153034A Pending JP2006299776A (ja) | 2005-04-22 | 2005-04-22 | ユニットルームの止水構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006299776A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013256814A (ja) * | 2012-06-13 | 2013-12-26 | Panasonic Corp | 床パン設置構造 |
-
2005
- 2005-04-22 JP JP2005153034A patent/JP2006299776A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2013256814A (ja) * | 2012-06-13 | 2013-12-26 | Panasonic Corp | 床パン設置構造 |
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