JP2006299704A - 室内通気構造及びそれを用いた住宅の通気構造 - Google Patents

室内通気構造及びそれを用いた住宅の通気構造 Download PDF

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浩嗣 山田
Norio Ishizaki
功雄 石崎
Toshiya Sakamaki
俊哉 坂牧
Toshiyuki Shishido
俊之 宍戸
Kiichi Sugimoto
貴一 杉本
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Abstract

【課題】夏期における各居室の居住性を高める室内通気構造の提供。
【解決手段】室内通気構造1は、建具としての引込戸2が建て込まれる出入り用開口枠3の上に通風用開口枠4を設けるとともに、該通風用開口枠に通風遮断建具としての引込戸5を建て込んである。引込戸5は図1(c)でよくわかるように、横架材8の上に形成されたレール10の上を水平移動できるようになっているとともに、該レールは、通風用開口枠4に隣接する壁6内に延設してあるため、壁6の内部に収納することで開閉自在となっている。
【選択図】図1

Description

本発明は、主として住宅の室内通気構造及びそれを用いた住宅の通気構造に関する。
省エネルギー住宅を考える場合、高断熱設計及び高気密設計が不可欠である一方、当然ながら換気設計も適切に行う必要がある。ところが、高気密設計と換気設計とは相反する面もあり、換気が不十分な住宅あるいはその逆に気密性に劣る住宅も少なくない。
特開平5−141018
しかしながら、高気密ゆえ、夏期においては暖気が居室に滞留し、居住性が著しく低下してしまうという問題が生じており、それを解決しようとすると、冷暖房負荷が増加してしまうという別の問題が生じる。
ちなみに、大きな吹抜け空間を設けるとともに天井に天窓を設けることで南側の暖気を該天窓から逃がす方法が従来から多数提案されているが、かかる手法で解決できる居室は大空間の部屋に限られており、子供部屋、寝室、書斎等の標準的な居室については、依然として上記問題は解決されていないのが現状である。
本発明は、上述した事情を考慮してなされたもので、夏期における各居室の居住性を高めることが可能な室内通気構造及びそれを用いた住宅の通気構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る室内通気構造は請求項1に記載したように、開き戸、引き戸、引違い戸等の建具が建て込まれる出入り用開口枠の上に通風用開口枠を設けるとともに、該通風用開口枠に所定の通風遮断建具を開閉自在に建て込んだものである。
また、本発明に係る室内通気構造は、前記通風遮断建具を引込戸とし、該引込戸が前記通風用開口枠に隣接する壁の内部に収納できるように前記壁を構成したものである。
また、本発明に係る住宅の通気構造は請求項3に記載したように、請求項1に係る室内通気構造を住宅内に設けるとともに、該住宅の外壁であってその天井面下方に通風窓を設けたものである。
請求項1に係る室内通気構造においては、開き戸、引き戸、引違い戸等の建具が建て込まれる出入り用開口枠の上に通風用開口枠を設けてある。換言すれば、建具が建て込まれる建具枠の上方は、通常、天井まで下がり壁が設けられるが、この下がり壁に通風用開口枠を設ける。
このようにすると、天井付近に滞留している暖気は、該通風用開口枠で囲まれた開口を介して居室の外側、例えば廊下やホールに排気可能となり、夏期において居室内に暖気が滞留し、居住性が低下する懸念がなくなる。
居室内に暖気が滞留しない季節には、通風遮断建具で通風用開口枠で囲まれた開口を塞ぐ。このようにすれば、該開口を介した空気の流通が遮断され、居室内の温度が低下する懸念もなくなる。
出入り用開口枠とは、一般的には一対の竪枠及びその頂部に架け渡される上枠を指すが、本明細書では、開き戸、引き戸、引違い戸等の建具を建て込むための枠をすべて包摂する趣旨であり、例えば、一対の柱と該柱の間に渡される鴨居等の横架材とからなる枠等も含まれる。
通風用開口枠も同様であって、通風遮断建具を建て込むことができる枠であれば何でもよく、例えば一対の竪枠、その上下にそれぞれ渡される上枠及び下枠で構成するとともに、下枠については開口枠の上枠を兼用するようにしてもよい。
通風遮断建具は、開閉自在に建て込むことができるのであればどのようなものでもよく、例えば引き戸や倒し窓が考えられるが、前記通風遮断建具を引込戸とし、該引込戸が前記通風用開口枠に隣接する壁の内部に収納できるように前記壁を構成したならば、通風用開口枠の開口を露出させたとき、通風遮断建具が居室から見えなくなるため、居室の美観に優れた構成となる。
なお、通風遮断建具を倒し窓で構成する場合、その操作の便宜上、居室側に倒れるような内倒し窓とすることが考えられる。
このような室内通気構造を住宅内に設けるとともに、該住宅の外壁であってその天井面下方に通風窓を設けたならば、屋外からの風が該通風窓から取り込まれ、天井面に沿って流れた後、居室内の暖気を連行する形で通風用開口枠から廊下やホールへと排気される。
なお、廊下等へ排気された暖気は、建物反対側に設けた通風窓から屋外に排出するようにしてもよいし、公知の技術、例えば天井に設けた天窓を介して屋外に排出するようにしてもよい。
以下、本発明に係る室内通気構造及びそれを用いた住宅の通気構造の実施の形態について、添付図面を参照して説明する。なお、従来技術と実質的に同一の部品等については同一の符号を付してその説明を省略する。
(第1実施形態)
図1は、本実施形態に係る室内通気構造を示した図である。同図でわかるように、本実施形態に係る室内通気構造1は、建具としての引込戸2が建て込まれる出入り用開口枠3の上に通風用開口枠4を設けるとともに、該通風用開口枠に通風遮断建具としての引込戸5を建て込んである。
出入り用開口枠3は、対向配置された一対の竪枠7,7とそれらに渡された横架材8とからなるとともに、通風用開口枠4は、一対の竪枠7,7、横架材8及び上枠9とからなり、横架材8は、出入り用開口枠3の上枠と通風用開口枠4の下枠とを兼用し、竪枠7,7は、出入り用開口枠3の竪枠と通風用開口枠4の竪枠とを兼用する。出入り用開口枠3で囲まれた開口13が居住者の出入りのための開口となることは言うまでもない。
引込戸5は図1(c)でよくわかるように、横架材8の上に形成されたレール10の上を水平移動できるようになっているとともに、該レールは、通風用開口枠4に隣接する壁6内に延設してあるため、壁6の内部に収納することで開閉自在となっている。
ここで、引込戸5は同図(b)でよくわかるように、引込み完了位置で取っ手11が露出するように構成してあり、開閉を容易に行うことが可能となっている。
本実施形態に係る室内通気構造においては、引込戸2が建て込まれる出入り用開口枠3の上に通風用開口枠4を設けてある。
このようにすると、天井付近に滞留している暖気は、該通風用開口枠で囲まれた開口12を介して居室の外側、例えば廊下やホールに排気可能となり、夏期において居室内に暖気が滞留し、居住性が低下する懸念がなくなる。
居室内に暖気が滞留しない季節には、引込戸5を閉めることで開口12を塞ぐ。このようにすれば、該開口を介した空気の流通が遮断され、居室内の温度が低下する懸念もなくなる。
以上説明したように、本実施形態に係る室内通気構造1によれば、夏期においては、引込戸5を開けることにより、天井付近に滞留している暖気を、開口12を介して排気し、冬期においては、引込戸5を閉めることで該開口を介した空気の流通を遮断し、居室内の温度低下を防止することが可能となる。
本実施形態では、出入り用開口枠3に建て込む建具を引込戸2としたが、かかる形式の戸に限定されるものではなく、例えば開き戸でもかまわない。
また、本実施形態では、通風用開口枠4に建て込む通風遮断建具として引込戸を採用したが、これに代えて、倒し窓としてもかまわない。
図2は、かかる変形例を示したものであり、出入り用開口枠3の開口13には開き戸24を建て込んであるとともに、通風用開口枠4の開口12には倒し窓21を建て込んである。
ここで、同図(a)の倒し窓21は、竪枠7,7に取り付けられたストッパー22,22で倒れ角度が制限されるようになっているとともに、同図(b)の倒し窓21は、竪枠7,7に取り付けられた折り曲げ金物23,23で倒れ角度が制限されるようになっている。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態について説明する。なお、第1実施形態と実質的に同一の部品等については同一の符号を付してその説明を省略する。
図3は、本実施形態に係る住宅の通気構造を示した概念図である。同図でわかるように、本実施形態に係る住宅の通気構造30は、上述した室内通気構造1を住宅内に設けるとともに、該住宅の外壁であってその天井面下方に通風窓31を設けてある。
本実施形態に係る住宅の通気構造30においては、住宅の外壁であってその天井面下方に通風窓31を設けてあるため、図3に示すようにまず、該通風窓を介して居室32aに風が流入する。
ここで、夏期の場合、南側にある居室32aには日射のため、室温が上がり、暖気33が天井付近に滞留している。
しかし、本実施形態においては、通風窓31を介して居室32aに流入した風が同図矢印で示すように天井面に沿って流れた後、上述した居室32a内の暖気を連行する形で、通風用開口枠4の開口12から廊下32bへと排気される。
そして、同じく通風用開口枠4で囲まれた開口12から居室32cにいったん流入した後、通風窓31を介して屋外へと抜ける。
以上説明したように、本実施形態に係る住宅の通気構造30によれば、住宅の外壁であってその天井面下方に通風窓31を設けてあるため、該通風窓から流入してきた自然風で居室の天井面付近に滞留している暖気を屋外へと排出することが可能となる。
本実施形態では、自然通風の入口として、住宅の外壁であってその天井面下方に通風窓を設けたが、出口をどのように設けるかは任意であり、上述した実施形態のように設けるほか、屋根面に天窓を設けるようにしてもかまわない。
かかる場合、居室から流出した暖気は、例えば階段室を介して上階へと流れ、最終的には天窓から屋外へ排気されることとなる。
第1実施形態に係る室内通気構造の概略図。 第1実施形態に係る室内通気構造の変形例を示した図。 第2実施形態に係る住宅の通気構造の概略図。
符号の説明
1 室内通気構造
2 引込戸(建具)
3 出入り用開口枠
4 通風用開口枠
5 引込戸(通風遮断建具)
6 壁
21 倒し窓(通風遮断建具)
30 住宅の通気構造
31 通風窓

Claims (3)

  1. 開き戸、引き戸、引違い戸等の建具が建て込まれる出入り用開口枠の上に通風用開口枠を設けるとともに、該通風用開口枠に所定の通風遮断建具を開閉自在に建て込んだことを特徴とする室内通気構造。
  2. 前記通風遮断建具を引込戸とし、該引込戸が前記通風用開口枠に隣接する壁の内部に収納できるように前記壁を構成した請求項1記載の室内通気構造。
  3. 請求項1に係る室内通気構造を住宅内に設けるとともに、該住宅の外壁であってその天井面下方に通風窓を設けたことを特徴とする住宅の通気構造。
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