JP2006298825A - 粉末化粧料 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明の粉末化粧料は、十分に防腐効果を有しながらも、皮膚刺激の問題が無く、成型後に結晶の析出などの問題を生じず、使用性、安全性、安定性に優れた粉末化粧料を提供する。
【解決手段】 下記一般式(1)で表されるペンタエリスリトール安息香酸エステルを配合する。
【化1】
Figure 2006298825

(式中、R1、R2は水素原子または炭素数1〜24の直鎖または分岐鎖の脂肪酸残基もしくは安息香酸残基を表す。)
【選択図】 なし

Description

本発明は粉末化粧料に関し、特に十分な防腐性を確保しながらも、使用性、安全性、安定性の良好な粉末化粧料に関する。
近年、肌に優しい安全な粉末化粧料が求められている。一方、粉末化粧料は保存性も重視しなくてはならず、防腐防黴に対する配慮が必要であり、製品を構築する上で、多くの粉末化粧料は防腐剤を必要量配合して目的を果たしている。
しかし、防腐剤の多くはパラオキシ安息香酸エステル(通称パラベン類)、クロルフェネシン、レゾルシンなどのように結晶性が高く、難溶性の固体である。そのため、特に粉末化粧料の場合、このような防腐剤を配合すると成型後または経時で結晶が析出するという問題が生じ、製品安定性および防腐性の確保もできない場合もあった。粉末化粧料の処方に適した形状や物性の防腐効果を有する素材がほとんどないために、粉末化粧料においては本来の防腐力を確保できていない処方も存在していた。
そのような中で製品安定性をある程度確保できる防腐剤としてはパラオキシ安息香酸エステル、通称パラベン類であり、この防腐剤を製品に配合して防腐力を確保しているのが実情である。
しかしながら、防腐剤としてパラベン類を配合した場合、まれに一部の敏感な使用者に、しみる、チクチクするなどの皮膚刺激が見られることもあり、安全性の面においても満足するものではなかった。
また、近年、銀イオン(Ag)配合のゼオライト粉末による抗菌剤を配合して防腐効果をもたせる粉末化粧料もあるが(例えば特許文献1参照)、ゼオライト自身も粉末であることから、均一に分散されていない場合もあり、防腐効果が低下する問題も発生していて、常に満足する防腐効果は得られていない。
特開平1−305013号公報
そこで、充分に防腐力が確保され、配合が容易で成型後に結晶の析出などの問題を生じず、経時で防腐力が低下することがなく、処方上安定性に問題がなく、さらに安全性に優れた粉末化粧料が強く望まれていた。
前記目的を達成するために本発明者らは鋭意検討を行った結果、ペンタエリスリトール安息香酸エステルを配合することにより、十分に防腐効果を有しながらも、皮膚刺激の問題が無く、成型後に結晶の析出などの問題を生じず、使用性、安全性、安定性に優れた粉末化粧料が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
本発明は、下記一般式(1)で表されるペンタエリスリトール安息香酸エステルを配合することを特徴とする粉末化粧料である。
Figure 2006298825
(式中、R1、R2は水素原子または炭素数1〜24の直鎖または分岐鎖の脂肪酸残基もしくは安息香酸残基を表す。)
本発明において、前記ペンタエリスリトールと安息香酸のエステルのR1が安息香酸残基であり、R2が2−エチルヘキサン酸であることが好ましい。
本発明の粉末化粧料は、十分に防腐効果を有しながらも、皮膚刺激の問題が無く、成型後に結晶の析出などの問題を生じず、使用性、安全性、安定性に優れた粉末化粧料である。
以下に、本発明の最良の実施の形態について説明する。
本発明に用いるペンタエリスリトール安息香酸エステルは公知物質であるが、本発明者らは、粉末化粧料中に配合することにより、防腐性および製品安定性を確保し、経時で防腐力が低下することがなく、安全性の高い粉末化粧料とすることができることをはじめて見出した。
本発明に用いるペンタエリスリトール安息香酸エステルは一般的な合成法により製造することが可能である。例えば適当な反応容器にペンタエリスリトール、安息香酸、直鎖または分岐の脂肪酸を入れ(添加順序は特に限定しない)、酸、アルカリ、その他の金属触媒の存在下または非存在下、好ましくは該反応に不活性な有機溶媒または/および気体中で150〜250℃において数時間〜30時間程度まで副生する水を除去しながら反応を行う。
本発明においては、前記一般式(1)で表されるペンタエリスリトール安息香酸エステルのうち、特にR1が安息香酸残基であり、R2が2−エチルヘキサン酸であるものが好ましい。このペンタエリスリトール安息香酸エステルは、株式会社日清オイリオから市販されており(商品名:サラコスP−B8(75))、容易に入手することができる。
本発明にかかるペンタエリスリトール安息香酸エステルは液体油分(常温)であるので、製品配合が容易であり、配合後に低温で結晶が析出することがない。更にはその極性から皮膚外用組成物の他の配合成分同士のなじみを向上し、処方系の安定性が向上する。また、経時で劣化や揮散することがなく、効果が低下することがない。
本発明にかかるペンタエリスリトール安息香酸エステルの配合量は、0.2〜30質量%である。ペンタエリスリトール安息香酸エステルはその効果への寄与を考えると0.2質量%以上が必要であり、好ましくは0.5質量%以上である。配合上限は粉末化粧料が形成できるかぎり制限はないが、著しく過剰に配合した場合、べたつきなどの使用性の劣化が発現するため、10.0質量%以下の配合が好ましい。
本発明の粉末化粧料は、ペンタエリスリトール安息香酸エステル以外の油分を含むことができる。かかる油分としては、通常化粧料において用いられる油分を挙げることができ、液体油脂、固体油脂、ロウ、炭化水素油、高級脂肪酸、高級アルコール、エステル油、シリコーン油等が挙げられる。
例えば、液体油脂として、アボガド油、ツバキ油、マカデミアナッツ油、ミンク油、オリーブ油、ヒマシ油、ホホバ油、トリグリセリン、トリオクタン酸グリセリン等;固本油脂として、ヤシ油、硬化ヤシ油、パーム油、牛脂、羊脂、モクロウ、硬化ヒマシ油等;ロウとして、ミツロウ、キャンデリラロウ、カルナバロウ、イボタロウ、鯨ロウ、ラノリン、還元ラノリン等、炭化水素として、流動パラフィン、スクワラン、パラフィン、セレシン、ワセリン、スクワレン、マイクロクリスタリンワックス等;高級脂肪酸として、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、べヘン酸、オレイン酸、12−ヒドロキシステアリン酸、イソステアリン酸、リノール酸、リノレイン酸等;高級アルコールとして、ラウリルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、べヘニルアルコール、オレイルアルコール、モノステアリルグリセロールエーテル、モノパルミチルグリセロールエーテル、コレステロール、フィトステロール、イソステアリルアルコール等;エステル油として、ミリスチン酸イソプロピル、オクタン酸セチル、ミリスチン酸オクチルドデシル、ステアリン酸ブチル、オレイン酸デシル、ジオクタン酸エチレングリコール、リンゴ酸次イソステアリル、トリオクタン酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、テトラオクタン酸ぺンタエリスリトール、トリオクタン酸グリセリン、トリイソステアリン酸グリセリン、酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸アミル等;シリコーンとして、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサン、デカメチルシクロぺンタシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、3次元網目構造を形成しているシリコーン樹脂、シリコーンゴム、各種変性ポリシロキサン(アミノ変性ポリシロキサン、ポリエーテル変性ポリシロキサン、アルキル変性ポリシロキサン、フッ素変性ポリシロキサン等)等が挙げられるが、上記の油分に限定されるものではない。またこれら油分は、本発明の粉末化粧料において1種あるいは2種以上を任意に選択して用いることができる。
本発明で用いられるペンタエリスリトール安息香酸エステルを含む油分の合計配合量は、0.2〜30質量%であり、より好ましくは、0.5〜10質量%である。
また、本発明の粉末化粧料は粉末の1種または2種以上を含有する。本発明の粉末化粧料は、ペンタエリスリトール安息香酸エステルと粉末とを組み合わせることにより、製品安定性および安全性が向上し、更に防腐性が向上する。
粉末として具体的には、例えば、無機粉末、有機粉末、顔料の中からからいずれか1種又は2種以上を選ぶことができるが、本発明はこれに限られたものではない。
前記無機粉末としては、具体的には、例えばタルク、カオリン、雲母、雲母バーミキュライト、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、無水ケイ酸、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸バリウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸マグネシウム、タングステン酸金属塩、マグネシウム、シリカ、ゼオライト、硫酸バリウム、焼成硫酸カルシウム、焼セッコウ,リン酸カルシウム、フッ素アパタイト、ヒドロキシアパタイト、セラミックパウダー、金属石鹸(ミリスチン酸亜鉛、パルミチン酸カルシウム、ステアリン酸アルミニウム)が挙げられ、これらの中からいずれか1種または2種以上を選ぶことができるが、本発明はこれに限られたものではない。
また、前記雲母としては、具体的には、例えばセリサイト、白雲母、黒雲母、金雲母、合成雲母、焼成雲母の中からいずれか1種又は2種以上を選ぶことができるが、本発明はこれに限られたものではない。
有機粉末としては、具体的にはポリアミド樹脂粉末、ポリエチレン粉末、ナイロンパウダー、ポリメタクリル酸メチル粉末、ポリスチレン粉末、スチレン−アクリル酸共重合体樹脂粉末、ポリエチレンテレフタレート・ポリメチルメタクリレート積層末、べンゾグアナミン樹脂粉末、ポリ四フッ化エチレン粉末、セルロース粉末の中からいずれか1種又は2種以上を選ぶことができるが、本発明はこれに限られたものではない。
また、前記顔料としては、具体的には、無機白色系顔料(二酸化チタン、酸化亜鉛)、無機赤色系顔料(酸化鉄(べンガラ)、チタン酸鉄))、無機褐色系顔料(γ−酸化鉄)、無機黄色系顔料(黄酸化鉄、黄土)、無機黒色系顔料(黒酸化鉄、カーボン、低次酸化チタン)、無機紫色系顔料(マンゴバイオレット、コバルトバイオレット)、無機緑色系顔料(酸化クロム、水酸化クロム、チタン酸コバルト)、無機青色系顔料(群青、紺青)、パール顔料(酸化チタン被覆マイカ、酸化チタン被覆オキシ塩化ビスマス、酸化チタン被覆タルク、着色酸化チタン被覆マイカ、オキシ塩化ビスマス、魚鱗箔)、金属粉末顔料(アルミニウムパウダー、カッパーパウダー)、有機顔料(赤色202号、赤色205号、赤色220号、赤色228号、赤色405号、橙色203号、橙色204号、黄色205号、黄色401号、青色404号)、ジルコニウム、バリウム、アルミニウムレーキの有機顔料(赤色3号、赤色104号、赤色227号、赤色401号、橙色205号、黄色4号、黄色202号、緑色3号、青色1号)、天然色素(クロロフィル、カルチノイド系(β−カロチン)、カルサミン、コチニール、カルコン、クルクミン、ベタニン、フラボノール、フラボン、アントシアニジン、アントラキノン、ナフトキノン)、機能性顔料(窒化ホウ素、フォトクロミック顔料、合成フッ素金雲母、鉄含有合成フッ素金雲母、微粒子複合粉体(ハイブリッドファインパウダー))の中からいずれか1種又は2種以上を選ぶことができるが、本発明はこれに限られたものではない。
本発明の粉末化粧料には、上記の成分に加え、必要に応じて、親油性非イオン界面活性剤、保湿剤、水溶性高分子、増粘剤、皮膜剤、紫外線吸収剤、金属イオン封鎖剤、低級アルコール、多価アルコール、糖、アミノ酸、有機アミン、皮膚栄養剤、ビタミン、酸化防止剤、酸化防止助剤、殺菌防腐剤、その他の薬剤、色素、香料等を本発明の効果を損なわない質的、量的範囲で配合することが可能である。また一般的な二価のアルコールなどを配合することにより抗菌作用を増強することもできる。
本発明の粉末化粧料においては、通常化粧料に配合されうる親油性非イオン系界面活性剤を用いることができる。
親油性非イオン系界面活性剤として例えば、ソルビタンモノイソステアレート、ソルビタンセスキオレエート等のソルビタン脂肪酸エステル、モノステアリン酸グリセリン等のグリセリンポリグリセリン脂肪酸類、モノステアリン酸プロピレングリコール等のプロピレングリコール脂肪酸エステル、硬化ヒマシ油誘導体、グリセリンアルキルエーテル等が挙げられるが、上記の界面活性剤に限定されるものではない。また、これら界面活性剤は、本発明にかかる粉末化粧料において1種あるいは2種以上を任意に選択して配合することができる。
保湿剤としては、例えば、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン、1,3−ブチレングリコール、キシリトール、ソルビトール、マルチトール、コンドロイチン硫酸、ヒアルロン酸、アセチル化ヒアルロン酸、ムコイチン硫酸等のムコ多糖およびその塩、コレステリル−12−ヒドロキシステアレート、乳酸、乳酸ナトリウム、dl−ピロリドンカルボン酸塩、トリメチルグリシン、ジグリセリン(EO)PO付加物、イザヨイバラ抽出物、セイヨウノコギリソウ抽出物、メリロート抽出物等が挙げられるが、上記の保湿剤に限定されるものではない。
天然の水溶性高分子としては、例えば、植物系高分子(例えば、アラビアガム、トラガカントガム、ガラクタン、グアガム、カラギーナン、ペクチン、カンテン、ローカストビンガム、クインスシード(マルメロ)、アルゲコロイド(カッソウエキス)、デンプン(コメ、トウモロコシ、バレイショ、コムギ);微生物系高分子(例えば、キサンタンガム、デキストラン、サクシノグルカン、ジェランガム、プルラン等)等が挙げられるが、上記の天然の水溶性高分子に限定されるものではない。
半合成の水溶性高分子としては、例えば、デンプン系高分子(例えば、カルボキシメチルデンプン、メチルヒドロキシプロピルデンプン等);セルロース系高分子(メチルセルロース、エチルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、セルロース硫酸ナトリウム、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、結晶セルロース、セルロース末等);アルギン酸系高分子(例えば、アルギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレングリコールエステル等)等が挙げられるが、上記の半合成の水溶性高分子に限定されるものではない。
増粘剤としては、上記水溶性高分子以外では、例えば、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、ベントナイト、有機変性ベントナイト、ヘクトライト、ケイ酸A1Mg(ビーガム)、ラポナイト、無水ケイ酸等が挙げられるが、上記の増粘剤に限定されるものではない。
紫外線吸収剤としては、例えば、安息香酸系紫外線吸収剤(例えば、パラアミノ安息香酸(以下、PABAと略す)、PABAモノグリセリンエステル、N,N−ジプロポキシPABAエチルエステル、N,N−ジエトキシPABAエチルエステル、N,N−ジメチルPABAエチルエステル、N,N−ジメチルPABAブチルエステル、N,N−ジメチルPABAエチルエステル等);サリチル酸系紫外線吸収剤(例えば、アミルサリシレート、メンチルサリシレート、ホモメンチルサリシレート、オクチルサリシレート、フェニルサリシレート、ベンジルサリシレート、p−イソプロパノールフェニルサリシレート等);桂皮酸系紫外線吸収剤(例えば、オクチルシンナメート、エチル−4−イソプロピルシンナメート、メチル−2,5−ジイソプロピルシンナメート、エチル−2,4−ジイソプロピルシンナメート、メチル−2,4−ジイソプロピルシンナメート、プロピル−p−メトキシシンナメート、イソプロピル−p−メトキシシンナメート、イソアミル−p−メトキシシンナメート、オクチル−p−メトキシシンナメート(2−エチルヘキシル−p−メトキシシンナメート)、2−エトキシエチル−p−メトキシシンナメート、シクロヘキシル−p−メトキシシンナメート、グリセリルモノ−2−エチルヘキサノイル−ジパラメトキシシンナメート等); 3−(4’−メチルベンジリデン)−d,l−カンファー、3−ベンジリデン−d,l−カンファー;2−フェニル−5−メチルベンゾキサゾール;2,2’−ヒドロキシ−5−メチルフェニルベンゾトリアゾール;2−(2’−ヒドロキシ−5’−t−オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール;2−(2’−ヒドロキシ−5’−メチルフェニルベンゾトリアゾール;ジベンザラジン;ジアニソイルメタン;4−メトキシ−4’−t−ブチルジベンゾイルメタン;5−(3,3−ジメチル−2−ノルボルニリデン)−3−ペンタン−2−オン;ビス−エチルヘキシルオキシフェノール−メトキシフェニル−トリアジン;2,4,6−トリス[4−(2−エチルヘキシルオキシカルボニル)アニリノ]1,3,5−トリアジン等が挙げられるが、上記の紫外線吸収剤に限定されるものではない。
金属イオン封鎖剤としては、例えば、1−ヒドロキシエタン−1,1−ジフォスホン酸、1−ヒドロキシエタン−1,1−ジフォスホン酸四ナトリウム塩、エデト酸二ナトリウム、エデト酸三ナトリウム、エデト酸四ナトリウム、ヘキサメタリン酸ナトリウム、クエン酸ナトリウム、ポリリン酸ナトリウム、メタリン酸ナトリウム、グルコン酸、リン酸、クエン酸、アスコルビン酸、コハク酸、エデト酸、エチレンジアミンヒドロキシエチル三酢酸3ナトリウム等が挙げられるが、上記の金属イオン封鎖剤に限定されるものではない。
低級アルコールとしては、例えば、エタノール、イソプロパノール、イソブチルアルコール、t-ブチルアルコール等が挙げられるが、上記の低級アルコールに限定されるものではない。これら低級アルコールは揮発性が高いため、粉末化粧料においてはあまり使用されない。
多価アルコールとしては、例えば、2価のアルコール(例えば、エチレングリコール、プロピレングリコール、トリメチレングリコール、1,2−ブチレングリコール、1,3−ブチレングリコール、テトラメチレングリコール、2,3−ブチレングリコール、ペンタメチレングリコール、2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオール、エチルヘキサンジオール、2,2−ジメチル−1,3−プロパンジオール、2,2−ジエチル−1,3−プロパンジオール、2,2−ジメチロールペンタン、2−ブテン−1,4−ジオール、ヘキシレングリコール、オクチレングリコール等);3価のアルコール(例えば、グリセリン、トリメチロールプロパン等);4価アルコール(例えば、1,2,6−ヘキサントリオール等のペンタエリスリトール等);5価アルコール(例えば、キシリトール等);6価アルコール(例えば、ソルビトール、マンニトール等);多価アルコール重合体(例えば、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、トリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、テトラエチレングリコール、ジグリセリン、ポリエチレングリコール、トリグリセリン、テトラグリセリン、ポリグリセリン等);2価のアルコールアルキルエーテル類(例えば、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールモノフェニルエーテル、エチレングリコールモノヘキシルエーテル、エチレングリコールモノ2−メチルヘキシルエーテル、エチレングリコールイソアミルエーテル、エチレングリコールベンジルエーテル、エチレングリコールイソプロピルエーテル、エチレングリコールジメチルエーテル、エチレングリコールジエチルエーテル、エチレングリコールジブチルエーテル等);2価アルコールアルキルエーテル類(例えば、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコールブチルエーテル、ジエチレングリコールメチルエチルエーテル、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールイソプロピルエーテル、ジプロピレングリコールメチルエーテル、ジプロピレングリコールエチルエーテル、ジプロピレングリコールブチルエーテル等);2価アルコールエーテルエステル(例えば、エチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノブチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノフェニルエーテルアセテート、エチレングリコールジアジベート、エチレングリコールジサクシネート、ジエチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノブチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノエチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノプロピルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノフェニルエーテルアセテート等);グリセリンモノアルキルエーテル(例えば、キシルアルコール、セラキルアルコール、バチルアルコール等);糖アルコール(例えば、ソルビトール、マルチトール、マルトトリオース、マンニトール、ショ糖、エリトリトール、グルコース、フルクトース、デンプン分解糖、マルトース、キシリトース、デンプン分解糖還元アルコール等);グリソリッド;テトラハイドロフルフリルアルコール;POE−テトラハイドロフルフリルアルコール;POP−ブチルエーテル;POP・POE−ブチルエーテル;トリポリオキシプロピレングリセリンエーテル;POP−グリセリンエーテル;POP−グリセリンエーテルリン酸;POP・POE−ペンタンエリスリトールエーテル、ポリグリセリン等が挙げられるが、上記の多価アルコールに限定されるものではない。
単糖としては、例えば、三炭糖(例えば、D−グリセリルアルデヒド、ジヒドロキシアセトン等);四炭糖(例えば、D−エリトロース、D−エリトルロース、D−トレオース、エリスリトール等);五炭糖(例えば、L−アラビノース、D−キシロース、L−リキソース、D−アラビノース、D−リボース、D−リブロース、D−キシルロース、L−キシルロース等);六炭糖(例えば、D−グルコース、D−タロース、D−ブシコース、D−ガラクトース、D−フルクトース、L−ガラクトース、L−マンノース、D−タガトース等);七炭糖(例えば、アルドヘプトース、ヘプロース等);八炭糖(例えば、オクツロース等);デオキシ糖(例えば、2−デオキシ−D−リボース、6−デオキシ−L−ガラクトース、6−デオキシ−L−マンノース等);アミノ糖(例えば、D−グルコサミン、D−ガラクトサミン、シアル酸、アミノウロン酸、ムラミン酸等);ウロン酸(例えば、D−グルクロン酸、D−マンヌロン酸、L−グルロン酸、D−ガラクツロン酸、L−イズロン酸等)等が挙げられるが、上記の単糖に限定されるものではない。
オリゴ糖としては、例えば、ショ糖、グンチアノース、ウンベリフェロース、ラクトース、プランテオース、イソリクノース類、α,α−トレハロース、ラフィノース等が挙げられるが、上記のオリゴ糖に限定されるものではない。
アミノ酸としては、例えば、中性アミノ酸(例えば、スレオニン、システイン等)、塩基性アミノ酸(例えば、ヒドロキシリジン等)等が挙げられるが、上記のアミノ酸に限定されるものではない。
また、アミノ酸誘導体として、例えば、トリメチルグリシン、グリシルグリシン、グルタチオン、サルコシン、ピロリドンカルボン酸等が挙げられるが、上記のアミノ酸誘導体に限定されるものではない。
有機アミンとしては、例えば、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、モルホリン、トリイソプロパノールアミン、2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパンジオール、2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール等が挙げられるが、上記の有機アミンに限定されるものではない。
ビタミンとしては、例えば、ビタミンA、B1、B2、B6、C、Eおよびその誘導体、パントテン酸およびその誘導体、ビオチン等が挙げられるが、上記のビタミンに限定されるものではない。
酸化防止剤としては、例えば、トコフェロール類、ジブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソール、没食子酸エステル類、リン酸、クエン酸、アスコルビン酸、マレイン酸、マロン酸、コハク酸、フマル酸、ケファリン、ヘキサメタフォスフェイト、フィチン酸、エチレンジアミン四酢酸等が挙げられるが、上記の酸化防止剤に限定されるものではない。
防腐剤としては、フェノキシエタノール、安息香酸及びその塩類、サリチル酸及びその塩類、フェノール、ソルビン酸及びその塩類、デヒドロ酢酸及びその塩類、パラオキシ安息香酸エステル類(例えばメチルパラベン、エチルパラベン、ブチルパラベンなど)、クロルクレゾール、ヘキサクロロフェン、レゾルシン、イソプロピルメチルフェノール、オルトフェニルフェノール、塩化ベンザルコニウム、塩酸クロルヘキシジン、グルコン酸クロルヘキシジン、臭化アルキルイソキノリウム、トリクリリカルバニリド、ハロカルバン、感光素201号、トリクロロヒドロキシジフェニルエーテル(トリクロサン)、メチルクロロイソチアゾリノン・メチルイソチアゾリノン液、ビサボロール、塩酸アルキルジアミノエチルグリシン、トリクロロ・サリチルアニリド(TCSA)、トリブロモ・サリチルアニリド(TBS)等の配合も可能であるが、本発明の粉末化粧料は防腐性に優れているので、特に必要としない場合が多い。
その他の配合可能成分としては、例えば、消炎剤(例えば、グリチルリチン酸誘導体、グリチルレチン酸誘導体、サリチル酸誘導体、ヒノキチオール、酸化亜鉛、アラントイン等);美白剤(例えば、胎盤抽出物、ユキノシタ抽出物、アルブチン、トラネキサム酸、4−メトキシサリチル酸カリウム等);各種抽出物(例えば、オウバク、オウレン、シコン、シャクヤク、センブリ、バーチ、セージ、ビワ、ニンジン、アロエ、ゼニアオイ、アイリス、ブドウ、ヨクイニン、ヘチマ、ユリ、サフラン、センキュウ、ショウキュウ、オトギリソウ、オノニス、ニンニク、トウガラシ、チンピ、トウキ、海藻等)、賦活剤(例えば、ローヤルゼリー、感光素、コレステロール誘導体等);血行促進剤(例えば、ノニル酸ワレニルアミド、ニコチン酸ベンジルエステル、ニコチン酸β−ブトキシエチルエステル、カプサイシン、ジンゲロン、カンタリスチンキ、イクタモール、タンニン酸、α−ボルネオール、ニコチン酸トコフェロール、イノシトールヘキサニコチネート、シクランデレート、シンナリジン、トラゾリン、アセチルコリン、ベラパミル、セファランチン、γ−オリザノール等);抗脂漏剤(例えば、硫黄、チアントール等);抗炎症剤(例えば、チオタウリン、ヒポタウリン等);安定化剤(4,5−ジモルホリノ−3−ヒドロキシピリダジン)等が挙げられるが、上記の物質に限定されるものではない。
本発明の粉末化粧料は具体的には、例えば固型、油性型、粉末状、スティック状、ペンシル状、練状、シート状等のいずれかの形状をとるが、本発明はこれに限られたものではない。またとり得る形態もいずれでもよい。具体的には、例えばファンデーション、化粧下地、白粉、頬紅、口紅、アイシャドー、アイライナー、眉墨の形態から選ばれるいずれでもよいが、本発明はこれに限られたものではない。
次に、実施例を挙げて本発明をさらに詳細に説明するが、本発明の技術的範囲はこれら実施例により何ら限定されるものではない。なお、配合量の単位はすべて質量%である。
また、実施例で用いたペンタエリスリトール安息香酸エステルとしては、すべて、R1が安息香酸残基であり、R2が2−エチルヘキサン酸であるものを用いた。
実施例1〜3、比較例1,2
表1に示す処方のファンデーションを後記する方法で調製し、防腐防黴試験を実施した。更に温度加速試験を行い、製品の安定性を評価した。
<粉末化粧料の製法>
粉末各成分を混合粉砕したところへ、それ以外の各成分を混合したものを加えて撹伴混合し、さらに粉砕したものを容器に成型して、粉末化粧料を得た。
<防腐防黴試験法>
実施例および比較例の試料に菌液を接種後、塗抹法により菌数確認と観察を実施した。
接種菌はカビ(菌株名:Aspergillus niger ATCC16404;接種量10cfu(colony forming unit)/g)、Penicillium spp.(自社分離株);接種量10cfu)を用いて防腐力を評価し、観察で得られた効果を以下の5段階の基準で示した。
A;カビの菌糸を全く認めない
B;カビの菌糸を一部に認める
C;カビの菌糸を広範囲に認める
D;カビの胞子着生を一部に認める
E;カビの胞子着生を広範囲に認める
なお、製品の観察結果としてはAないしBを合格と判定する。防腐防黴試験の結果を表1に記載する。
<安定性試験>
実施例及び比較例の試料50gを50℃の恒温槽に1月間保存して温度加速試験を行った。上記加速試験を施した試料について以下の基準にて安定性を評価した。
◎:製品安定性が良好で、外観に変化がなく、変色や凝集・割れなどがない。
○:製品安定性がほぼ良好で、問題となるほどの大きな外観変化がないが、一部変化が認められる。
△:製品安定性にやや問題があり、一部凝集や変色などが認められる。
×:製品安定性に問題があり、外観変化や変色・凝集・割れなどが認められる。
なお、製品としては◎及び○のものを合格とする。安定性試験の結果を表1に記載する。
Figure 2006298825
表1から、ファンデーションの実施例1〜3では防腐力が確保され、いずれも製品安定性は良好であることが分かる。しかし、エチルパラベンを配合している比較例1では防腐力は有しているものの、製品安定性では劣る。陰性ブランクとしてエチルパラベン無配合のものを比較例2に示したが、製品安定性はあるものの、防腐力は全く無い事が分かる。
実施例4、比較例3,4
表2に示す処方のアイカラーを前記した方法で調製し、防腐防黴試験および製品の安定性試験を前記と同様にして行った。その結果を併せて表2に示す。
Figure 2006298825
表2から、アイカラーの実施例4では、防腐力が確保され、製品安定性は良好であった。エチルパラベンを配合している比較例3では防腐力は有しているものの、製品安定性では劣る。陰性ブランクとしてエチルパラベン無配合のものを比較例4に示したが、製品安定性はあるものの、防腐力は全く無い事が分かる。
以上のことから、本発明の粉末化粧料は十分な防腐力を有しており、更に製品安定性に関してはパラベン類を凌ぐ効果を示していることがわかる。
以下に、本発明の処方例を更に詳述するが、本発明は以下の実施例に限定されることはなく、他の処方で用いることが出来る。尚、各実施例は各製品の製造における常法により製造したもので良く、配合量のみを示した。いずれにおいても本発明の良好な効果が得られた。
実施例5 固型ファンデーション(両用) 質量%
ジメチルポリシロキサン 5.0
イソステアリン酸 0.5
リンゴ酸ジイソステアリル 3.0
トリ2−エチルヘキサンサングリセリル 1.0
セスキイソステアリン酸ソルビタン 1.0
テトラ(安息香酸/2−エチルヘキサン酸)ペンタエリスリド 1.0
球状PMMA被覆雲母 6.0
プリズムトーンパウダーYR 1.0
微粒子酸化亜鉛 0.5
微粒子酸化チタン 2.0
合成金雲母 2.0
金属石鹸処理タルク 8.0
球状シリカ 5.0
ビタミンEアセテート 0.1
δートコフェロール 0.1
トリメトキシ桂皮酸メチル 1.0
ビス(トリメチルシロキシ)シリルイソペンチル
パラメトキシ桂皮酸2−エチルへキシル 3.0
球状ポリアクリル酸アルキル粉末 6.0
メチルハイドロジェンポリシロキサン被覆タルク 残余
メチルハイドロジェンポリシロキサン被覆セリサイト 20.0
メチルハイドロジェンポリシロキサン被覆酸化チタン 15.0
メチルハイドロジェンポリシロキサン被覆顔料(色剤) 5.0
実施例6 固型ファンデーション(両用) 質量%
セレシン 0.5
ジメチルポリシロキサン(6cs) 2.0
メチルフェニルポリシロキサン 1.0
スクワラン 7.0
スクワラン(植物性) 1.0
セスキイソステアリン酸ソルビタン 1.0
テトラ(安息香酸/2−エチルヘキサン酸)ペンタエリスリド 0.5
グリセロール変性シリコーン樹脂被覆焼成セリサイト 16.0
グリセロール変性シリコーン樹脂被覆セリサイト 7.0
黄酸化鉄被覆雲母チタン 0.1
微粒子酸化チタン 5.0
タルク 10.0
酸化チタン被覆セリサイト 0.1
窒化ホウ素 2.5
ベンガラ被覆雲母チタン 0.1
フィトステロール 0.1
ジパルミチン酸アスコルビル 0.1
酢酸DL−α−トコフェロール 0.1
D−δ−トコフェロール 0.1
パラメトキシ桂皮酸2−エチルへキシル 1.0
球状ポリアクリル酸アルキル粉末 8.0
メチルハイドロジェンポリシロキサン被覆雲母 残余
メチルハイドロジェンポリシロキサン被覆酸化鉄酸化チタン焼結物 10.0
メチルハイドロジェンポリシロキサン被覆セリサイト 5.0
メチルハイドロジェンポリシロキサン被覆酸化チタン 9.0
メチルハイドロジェンポリシロキサン被覆薄片状酸化チタン 5.0
メチルハイドロジェンポリシロキサン被覆顔料(色剤) 5.0
香料 適量
実施例7 固型ファンデーション 質量%
α−オレフィンオリゴマー 3.0
ジメチルポリシロキサン 8.0
メチルハイドロジェンポリシロキサン 0.5
セスキイソステアリン酸ソルビタン 1.0
テトラ(安息香酸/2−エチルヘキサン酸)ペンタエリスリド 0.7
リン酸水素カルシウム 3.0
アルキル変性シリコーン樹脂被覆黄酸化鉄 2.0
アルキル変性シリコーン樹脂被覆ベンガラ 1.0
アルキル変性シリコーン樹脂被覆黒酸化鉄 適量
アルキル変性シリコーン樹脂被覆酸化チタン 10.0
アルキル変性シリコーン樹脂被覆タルク 5.0
低温焼成酸化亜鉛 5.0
硫酸バリウム 2.0
焼成セリサイト 10.0
金雲母 残余
球状ポリメチルシルセスキオキサン粉末 3.0
架橋型シリコーン・網状型シリコーンブロック共重合体粉末 5.0
酢酸DL−α−トコフェロール 0.1
D−δ−トコフェロール 0.1
チオタウリン 0.1
パラメトキシ桂皮酸2−エチルへキシル 3.0
無水ケイ酸 1.0
酸化チタン 2.0
実施例8 おしろい(ルースタイプ) 質量%
グリセロール変性シリコーン樹脂被覆セリサイト 0.1
黄酸化鉄被覆雲母チタン 0.1
タルク 残余
マイカ 20.0
窒化ホウ素 0.1
ミリスチン酸亜鉛 3.0
ステアリン酸アルミニウム 0.1
無水ケイ酸 5.0
架橋型シリコーン末 2.0
無水ケイ酸 6.0
ベンガラ被覆雲母チタン 0.1
ジパルミチン酸アスコルビル 0.01
酢酸トコフェロール 0.02
テトラ(安息香酸/2−エチルヘキサン酸)ペンタエリスリド 2.0
ベンガラ被覆雲母チタン 0.1
黄酸化鉄 0.1
色素 適量
香料 適量
実施例9 白粉 質量%
タルク 残余
セリサイト 10.0
球状ナイロン粉末 10.0
窒化ホウ素 5.0
酸化鉄 3.0
炭酸マグネシウム 5.0
スクワラン 3.0
トリイソオクタン酸グリセリン 2.0
セスキオレイン酸ソルビタン 2.0
テトラ(安息香酸/2−エチルヘキサン酸)ペンタエリスリド 2.0
香料 適量
実施例10 アイシャド− 質量%
タルク 残余
マイカ 15.0
球状ナイロン粉末 10.0
窒化ホウ素 5.0
酸化鉄 3.0
酸化チタン被覆マイカ 5.0
スクワラン 3.0
トリイソオクタン酸グリセリン 2.0
セスキオレイン酸ソルビタン 2.0
テトラ(安息香酸/2−エチルヘキサン酸)ペンタエリスリド 1.0
香料 適量
実施例11 アイシャド−/ほお紅 質量%
流動パラフィン 1.0
ワセリン 5.0
セレシン 3.0
ジメチルポリシロキサン 1.0
モノイソステアリン酸ソルビタン 1.0
テトラ(安息香酸/2−エチルヘキサン酸)ペンタエリスリド 0.5
雲母チタン 3.0
カルミン・紺青被覆雲母チタン 3.0
タルク 30.0
マイカ 残余
紺青被覆雲母チタン 5.0
δ−トコフェロール 0.05
酸化亜鉛処理群青 1.0
色素 適量
ポリアクリル酸アルキル粉末 5.0
香料 適量
実施例12 アイシャド−/ほお紅 質量%
流動パラフィン 0.5
ワセリン 1.0
テトラ(安息香酸/2−エチルヘキサン酸)ペンタエリスリド 0.5
メチルフェニルポリシロキサン 2.0
セスキイソステアリン酸ソルビタン 1.0
酸化チタン 0.1
マイカ 10.0
合成金雲母 2.0
セリサイト 30.0
タルク 残余
ミリスチン酸亜鉛 2.0
D−δ−トコフェロール 0.02
黄酸化鉄 2.0
黒酸化鉄 20.0
色素 適量
リンゴ酸ジイソステアリル 3.0
実施例13 アイシャド−/ほお紅(ルースタイプ) 質量%
酸化亜鉛 0.1
雲母チタン 40.0
タルク 残余
テトラ(安息香酸/2−エチルヘキサン酸)ペンタエリスリド 0.5
群青 2.0
実施例14 アイシャド−/ほお紅 質量%
タルク 残余
セリサイト 7.0
マイカ 15.0
球状PMMA粉末 3.0
球状スチレン樹脂被覆合成マイカ 2.0
紺青被覆雲母チタン(赤干渉色) 4.0
シリカ被覆酸化亜鉛 5.0
酸化鉄 1.5
硫酸バリウム 5.0
アルミナ 3.0
スクワラン 2.0
ジメチルポリシロキサン 2.0
モノオレイン酸ソルビタン 0.5
テトラ(安息香酸/2−エチルヘキサン酸)ペンタエリスリド 0.5
香料 適量

Claims (5)

  1. 下記一般式(1)で表されるペンタエリスリトール安息香酸エステルを配合することを特徴とする粉末化粧料。
    Figure 2006298825

    (式中、R1、R2は水素原子または炭素数1〜24の直鎖または分岐鎖の脂肪酸残基もしくは安息香酸残基を表す。)
  2. 前記ペンタエリスリトールと安息香酸のエステルのR1が安息香酸残基であり、R2が2−エチルヘキサン酸であることを特徴とする請求項1に記載の粉末化粧料。
  3. 前記ペンタエリスリトール安息香酸エステルの配合量が0.2〜30質量%であることを特徴とする請求項1に記載の粉末化粧料。
  4. ペンタエリスリトールと安息香酸のエステルを含む油分の合計配合量が0.2〜30質量%であることを特徴とする請求項1に記載の粉末化粧料。
  5. ファンデーション、化粧下地、白粉、頬紅、アイシャドー、アイライナーまたは眉墨の形態をとることを特徴とする請求項1に記載の粉末化粧料。
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