JP2006297984A - シートベルト用摩擦防止具 - Google Patents
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Abstract
【課題】シートベルトをした使用者が身体を動かしたとしても、ウエビングと衣服や肌との擦れを防止して、衣服にテカリや生地の傷みを生じ難くし又肌を傷つけ難くするようにしたシートベルト用摩擦防止具を提供する。
【解決手段】自動車や飛行機等に用いるシートベルト装置ZのウエビングZWに装着し、ウエビングZWと衣服や肌との擦れを防止するようにしたものであって、ウエビングZWの少なくとも一部を係止する第1係止部11と、この第1係止部11と対応して設けられ且つ使用者Mと接触する接触部2と、前記第1係止部11を使用者Mから離間した位置にて支持するための前記第1係止部11と接触部2との間に設けた離間部14とを具備して成るようにした。
【選択図】図1
【解決手段】自動車や飛行機等に用いるシートベルト装置ZのウエビングZWに装着し、ウエビングZWと衣服や肌との擦れを防止するようにしたものであって、ウエビングZWの少なくとも一部を係止する第1係止部11と、この第1係止部11と対応して設けられ且つ使用者Mと接触する接触部2と、前記第1係止部11を使用者Mから離間した位置にて支持するための前記第1係止部11と接触部2との間に設けた離間部14とを具備して成るようにした。
【選択図】図1
Description
本発明は、自動車や飛行機等に用いるシートベルト装置のウエビングに装着し、ウエビングと衣服や肌との擦れを防止するようにしたシートベルト用摩擦防止具に関するものである。
従来から、自動車や飛行機の座席に設けられ、自動車の運転者や同乗者、飛行機の乗員や乗客の身体が、衝撃等で座席から投げ出されることを防止するようにしたシートベルト装置が提供されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2004−345443号公報
ところが、従来の技術は、シートベルトをした使用者が身体を動かしたりすると、ウエビングはその動作に追随して車輌本体から引出されたり巻込まれたりし、特に、肩部や胸部のところで衣服を擦るように動いて、衣服にテカリや生地の傷みが生じてしまうといった問題点を有している。また、夏場のように肌を露出している場合には、ウエビングによって、肌が赤くなったりあるいは傷ついてしまうといった問題点を有している。
本発明は、このような課題に着目してなされたものであって、主たる目的は、シートベルトをした使用者が身体を動かしたとしても、ウエビングと衣服や肌との擦れを防止して、衣服にテカリや生地の傷みを生じ難くし又肌を傷つけ難くするようにしたシートベルト用摩擦防止具を提供することにある。
すなわち、本発明のシートベルト用摩擦防止具は、自動車や飛行機等に用いるシートベルト装置のウエビングに装着し、ウエビングと衣服や肌との擦れを防止するようにしたものであって、ウエビングの少なくとも一部を係止する第1係止部と、この第1係止部と対応して設けられ且つ使用者と接触する接触部と、前記第1係止部を使用者から離間した位置にて支持するための前記第1係止部と接触部との間に設けた離間部とを具備して成ることを特徴とする。
ここで、「ウエビング」とは、一般的にはシートベルトと呼ばれるものであって、例えば、当該シートベルト用摩擦防止具を自動車に用いる場合には、JIS D4604で規定されているものを用いることができる。また、「シートベルト装置」は、ウエビング、取付具、バックル、長さ調節具などで構成したものであって、いわゆる3点式と呼ばれる腰部と上胴部とをウエビングで拘束するものに限らず、2点式と呼ばれる腰部をウエビングで拘束するもの、或いは、フルハーネス式と呼ばれる身体全体をウエビングで拘束するもの等を用いることができる。
このようなものであれば、ウエビングの少なくとも一部を第1係止部が係止しつつ、離間部がこの第1係止部を使用者から離間した位置にて支持するので、ウエビングが使用者の衣服や肌に触れて擦れるといったことを好適に防止することができる。また、使用者と接触する接触部は、第1係止部と対応して設けているので、この接触部と使用者との接触範囲も無用に大きくならない。
すなわち、シートベルトをした使用者が身体を動かしたとしても、ウエビングと衣服や肌との擦れを防止して、衣服にテカリや生地の傷みを生じ難くし又肌を傷つけ難くするようにしたシートベルト用摩擦防止具を提供することができる。
なお、ウエビングを車輌本体から引出したり巻込んだりする動作を妨げないようにするには、前記第1係止部が、ウエビングを少なくともその進退方向へ進退可能に係止するものであることが好ましい。
このとき、前記第1係止部が、ウエビングを点接触又は線接触により係止する複数の接触子を備えているのであれば、その効果を顕著なものとすることができる。なお、「接触子」とは、例えば、ボール状のものや突条のものが挙げられる。また、この接触子は、合成樹脂製であるか金属製であるかを問わない。
前記接触部が、使用者に接触しながら転動動作するものであれば、当該接触部により衣服にテカリや生地の傷みが生じてしまうことを効果的に防止することができる。
また、前記接触部が、弾性を有するものであれば、同様に、当該接触部により衣服にテカリや生地の傷みが生じてしまうことを効果的に防止することができる。
当該シートベルト用摩擦防止具をウエビングへ取り付ける際に、ウエビングを車輌本体から引出したり巻込んだりすることを妨げないようにしながらも、確実に取り付けられるようにするためには、前記第1係止部と異なる位置でウエビングを係止する第2係止部を具備し、第2係止部のウエビングに対する係止力を、第1係止部のウエビングに対する係止力よりも大きく設定していることが好ましい。
一端側に前記第1係止部を備える一方、他端側に前記第2係止部を備える本体部を具備し、この本体部における第2係止部側を、第1係止部側よりも撓みやすく構成しているのであれば、ウエビングが、第1係止部側でより自由に動くことを、当該シートベルト用摩擦防止具全体として許容することができる。ここで、「第2係止部側を、第1係止部側よりも撓みやすく構成する」とは、例えば、この本体部における第2係止部側の曲げモーメントを、第1係止部側の曲げモーメントよりも小さく設定しているものが挙げられる。
以上説明したように本発明のシートベルト用摩擦防止具によれば、ウエビングの少なくとも一部を第1係止部が係止しつつ、離間部がこの第1係止部を使用者から離間した位置にて支持するので、ウエビングが使用者の衣服や肌に触れて擦れるといったことを好適に防止することができる。また、使用者と接触する接触部は、第1係止部と対応して設けているので、この接触部と使用者との接触範囲も無用に大きくならない。
すなわち、シートベルトをした使用者が身体を動かしたとしても、ウエビングと衣服や肌との擦れを防止して、衣服にテカリや生地の傷みを生じ難くし又肌を傷つけ難くするようにしたシートベルト用摩擦防止具を提供することができる。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。
本発明の一実施形態におけるシートベルト用摩擦防止具Aは、図4に示すように、自動車に設けた3点式シートベルト装置Zを構成する肩ウエビングZW1及び腰ウエビングZW2(以下、これらを「ウエビングZW」と総称する。)のうち、肩ウエビングZW1に装着して使用するものであって、図1、図2に示すように、肩ウエビングZW1を係止するための本体部1と、この本体部1の一端側に設けられ使用者Mと接触させて使用する接触部2とを具備して成る。以下、各部をより具体的に説明する。
本体部1は、その両端側にそれぞれ設けられ且つ肩ウエビングZW1を挿通可能な断面視略横長矩形状の第1係止部11及び第2係止部12と、これら第1係止部11と第2係止部12とを接続する胴体部13と、第1係止部11の両端側から接触部2側に向けて伸びる一対の足部14(この足部14が、本発明の離間部に相当する)と、これら足部14間を横架し且つ接触部2を軸支する支軸部15とを具備し、これら各部を、耐衝撃性などに優れるABS樹脂、ナイロン樹脂、又はアセタール樹脂などの合成樹脂により一体に形成している。
第1係止部11は、対向配置される第1頂壁11a及び第1底壁11bと、これら第1頂壁11aと第1底壁11bとの一端部同士を連続させる第1連続壁11cと、第1頂壁11a及び第1底壁11bのそれぞれの他端部から他方の他端部に向かってそれぞれ伸び且つ開閉可能に構成される上下一対の第1取付壁11d1、d2(以下、「第1取付壁11d」と総称する)とを具備し、これら各壁で囲まれる空間に、肩ウエビングZW1を挿通するように構成したものである。そして、第1底壁11bには、その開口側の縁部に沿って、肩ウエビングZW1を点接触により係止する複数のボールba(このボールbaが、本発明の「接触子」に相当する。)を備えるようにしている。また、その開口幅を、肩ウエビングZW1の幅寸法よりも大きく設定することにより、この第1係止部11で、肩ウエビングZW1を、その進退方向へ進退可能に且つその進退方向と直交する方向にも移動可能に係止し得るようにしている。なお、その開口高さについては、肩ウエビングZW1の厚さ寸法よりも大きく設定している。
第2係止部12は、対向配置される第2頂壁12a及び第2底壁12bと、これら第2頂壁12aと第2底壁12bとの一端部同士を連続させる第2連続壁12cと、第2頂壁12a及び第2底壁12bのそれぞれの他端部から他方の他端部に向かってそれぞれ伸び且つ開閉可能に構成される上下一対の第2取付壁12d1、12d2(以下、「第2取付壁12d」と総称する)とを具備し、これら各壁で囲まれる空間に、肩ウエビングZW1を挿通するように構成したものである。なお、本実施形態では、その開口幅および開口高さを、肩ウエビングZW1の幅寸法および厚さ寸法とそれぞれ略一致させることにより、この第2係止部12で、肩ウエビングZW1を、緩やかに挟着するようにしている。換言すれば、この第2係止部12の肩ウエビングZW1に対する係止力を、第1係止部11の肩ウエビングZW1に対する係止力よりも大きく設定している。これにより、第2係止部12に、ある一定以上の外力を加えると、肩ウエビングZW1に対して留まっていた第2係止部12を、肩ウエビングZW1に対してスライド移動させることができる。
胴体部13は、第1係止部11の第1頂壁11aと第2係止部12の第2頂壁12aとに連続して設けた略薄板状のものであって、本実施形態では、当該胴体部13を平面視すると、この胴体部13が、第1係止部11から第2係止部12の近傍に進むにつれて漸次幅狭になった後、第2係止部12の近傍から第2係止部12に進むにつれて漸次幅広となる形状を有するようにしている。これにより、例えば、第1係止部11と第2係止部12とがねじれるような動きをしても、その動きに追従して胴体部13が変形するため、好適な装着感を得られる。また、肩ウエビングZW1を第1係止部11及び第2係止部12に挿通して状態で、この胴体部13を側面方向から見た際に、この胴体部13で肩ウエビングZW1が隠れないように、胴体部13の側縁部を薄肉に構成している(図3参照)。これにより、胴体部13が、使用者Mに直接擦れてしまうことを防止することができる。
足部14は、側面視略縦長矩形状の薄板状のものであって、その先端部に支軸部15の端部を固着している。そして、本実施形態では、一対の足部14の先端部同士間の寸法が、基端部同士間の寸法よりも若干大きくなるように構成している。このように構成することにより、例えば、車が衝突した際に、第1係止部11の第1底壁11bが肩ウエビングZW1によって使用者M側に押し遣られる向きの大きな力を受けると、その力を外側に分散するように足部14がひしゃげ、使用者Mに加わる衝撃を効果的に和らげるように作用する。
支軸部15は、その長手方向に各部等断面形状を有するピン状のものであって、その両端部を一対の足部14の先端部にそれぞれ固定されている。
接触部2は、その中心を、支軸部15に軸支される略円筒状のものであって、本実施形態では、弾性の大きなウレタンゴムなどの合成樹脂により形成している。そして、本実施形態では、支軸部15を挿通する挿通孔の直径を、支軸部15の直径よりも大きく構成するとともに、当該接触部2の長手方向の寸法を、肩ウエビングZW1の幅寸法と略一致させるように構成している。
次に、本実施形態のシートベルト用摩擦防止具Aの使用方法について説明する。
(1)肩ウエビングZW1への取付方法
まず、接触部2を使用者M側に配し、且つ、シートベルト用摩擦防止具Aの第1係止部11及び第2係止部12のうち、第1係止部11を肩ウエビングZW1の肩側に配する一方、第2係止部12をその腰側に配しながら、第1係止部11における一対の第1取付壁11dを開成状態にするとともに第2係止部12における一対の第2取付壁12dも開成状態にする。そして、肩ウエビングZW1を、第1係止部11の各壁及び第2係止部12の各壁の間に位置付けた後、一対の第1取付壁11dを閉止状態にするとともに一対の第2取付壁12dも閉止状態にすると、第1係止部11が、肩ウエビングZW1を比較的自由に動くことを許容しながらその開口内で保持しつつ、第2係止部12が、肩ウエビングZW1を緩やかに挟着する状態となる。このようにして、シートベルト用摩擦防止具Aを肩ウエビングZW1に取り付けることができる。
まず、接触部2を使用者M側に配し、且つ、シートベルト用摩擦防止具Aの第1係止部11及び第2係止部12のうち、第1係止部11を肩ウエビングZW1の肩側に配する一方、第2係止部12をその腰側に配しながら、第1係止部11における一対の第1取付壁11dを開成状態にするとともに第2係止部12における一対の第2取付壁12dも開成状態にする。そして、肩ウエビングZW1を、第1係止部11の各壁及び第2係止部12の各壁の間に位置付けた後、一対の第1取付壁11dを閉止状態にするとともに一対の第2取付壁12dも閉止状態にすると、第1係止部11が、肩ウエビングZW1を比較的自由に動くことを許容しながらその開口内で保持しつつ、第2係止部12が、肩ウエビングZW1を緩やかに挟着する状態となる。このようにして、シートベルト用摩擦防止具Aを肩ウエビングZW1に取り付けることができる。
なお、この肩ウエビングZW1の取り付けは、使用者Mがいわゆるシートベルトをする前、あるいはシートベルトをした後を問わずに行える。
(2)シートベルトをした際の動作
使用者Mがシートベルトをした状態では、肩ウエビングZW1にテンションが掛かっている。このため、第1係止部11内の肩ウエビングZW1は、その第1係止部11の第1底壁11b側に押し遣られる。そして、第1底壁11bには、その開口側の縁部に沿って複数のボールbaを備えるようにしているため、第1底壁11b側に押し遣られた肩ウエビングZW1は、それらボールbaのそれぞれに点接触により係止されることとなる。
使用者Mがシートベルトをした状態では、肩ウエビングZW1にテンションが掛かっている。このため、第1係止部11内の肩ウエビングZW1は、その第1係止部11の第1底壁11b側に押し遣られる。そして、第1底壁11bには、その開口側の縁部に沿って複数のボールbaを備えるようにしているため、第1底壁11b側に押し遣られた肩ウエビングZW1は、それらボールbaのそれぞれに点接触により係止されることとなる。
このような状態で、使用者Mが例えば運転のために体を動かすと、第2係止部12が、肩ウエビングZW1を緩やかに挟着する状態を保ちながら、第1係止部11内の肩ウエビングZW1は、その動きに追従するように、比較的自由に移動する。なおこのとき、肩ウエビングZW1がボールbaと当接していても、ボールbaによってその動きを無用に制限されること無く比較的自由に動くことができる。
また、使用者Mと接触する接触部2は、肩ウエビングZW1の引き出し方向或いは巻き込み方向の力を受けると、転動しながら移動するので、使用者Mの衣服や肌と無用に擦れてしまうことが無い。また、その方向と直交する方向の力を受けると、支軸部15上をスライド移動するので、この場合も使用者Mの衣服や肌と無用に擦れてしまうことが無い。
このように、本実施形態に係るシートベルト用摩擦防止具Aは、肩ウエビングZW1の少なくとも一部を第1係止部11が係止しつつ、足部14がこの第1係止部11を使用者Mから離間した位置にて支持するので、肩ウエビングZW1が使用者Mの衣服や肌に触れて擦れるといったことを好適に防止することができる。また、使用者Mと接触する接触部2は、第1係止部11と対応して設けているので、この接触部2と使用者Mとの接触範囲も無用に大きくならない。したがって、肩ウエビングZW1に全体に亘って設けるような接触部としてのビロード素材を巻き付けて使用するタイプのものよりも、接触部2による劣化部分が少なくて済むし、また当該接触部2自体の劣化も少なくすることができる。
すなわち、シートベルトをした使用者Mが身体を動かしたとしても、肩ウエビングZW1と衣服や肌との擦れを防止して、衣服にテカリや生地の傷みを生じ難くし又肌を傷つけ難くするようにし、さらには部材の劣化も少ないといったシートベルト用摩擦防止具Aを提供することができる。
なお、第1係止部11が、肩ウエビングZW1を少なくともその進退方向へ進退可能に係止するようにしているため、肩ウエビングZW1を車輌本体(図示せず)から引出したり巻込んだりする動作を妨げず、好適に使用することができる。
このとき、第1係止部11が、肩ウエビングZW1を点接触により係止する複数のボールbaを備えるようにしているため、その効果を顕著なものとすることができる。特に、肩ウエビングZW1に全体に亘って設けるような接触部としてのビロード素材を巻き付けて使用するタイプのものと比べると、その効果は歴然である。
接触部2が、使用者Mに接触しながら転動動作するようにし、且つ弾性を有するようにしているため、当該接触部2により衣服にテカリや生地の傷みが生じてしまうことを効果的に防止することができる。
第1係止部11と異なる位置で肩ウエビングZW1を係止する第2係止部12を具備し、第2係止部12の肩ウエビングZW1に対する係止力を、第1係止部11の肩ウエビングZW1に対する係止力よりも大きく設定しているため、当該シートベルト用摩擦防止具Aを肩ウエビングZW1へ取り付ける際に、肩ウエビングZW1を車輌本体から引出したり巻込んだりすることを妨げないようにしながらも、確実に取り付けられるようにすることができる。
一端側に前記第1係止部11を備える一方、他端側に前記第2係止部12を備える本体部1を具備し、この本体部1における第2係止部12側を、第1係止部11側よりも撓みやすく構成しているため、肩ウエビングZW1が、第1係止部11側でより自由に動くことを、当該シートベルト用摩擦防止具A全体として許容することができる。
なお、本発明は、以上に詳述した実施形態に限られるものではない。
例えば、シートベルト用摩擦防止具Aを、自動車の乗員席に設けたシートベルト装置について用いるようにしているが、これに限らず、例えば、飛行機などの乗員席に設けたシートベルト装置について用いることを妨げない。
また、シートベルト用摩擦防止具Aを、肩ウエビングZW1に用いているが、腰ウエビングZW2に用いることもできる。このような場合には、図4に示すように、シートベルト用摩擦防止具Bを、第1係止部11、足部14、及び、接触部2を主たる構成とし、第2係止部12を具備しないようなものとすることができる。
また、接触子に、ボールbaを用いているがこれに限らず、例えば、本体部1の長手方向に沿って伸びる突条のものを用いることができる。
また、接触部2を円筒状のものとしているが、例えば、そろばんの珠を連ねたような構成とすることを妨げない。
また、接触部2が古くなった際に、新しいものに取り替えて使用できるように構成することもできる。このようにすれば、交換時のコストダウンを図ることもできる。
その他、各部の具体的構成についても上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
A・・・・・シートベルト用摩擦防止具
B・・・・・シートベルト用摩擦防止具
ba・・・・接触子(ボール)
M・・・・・使用者
Z・・・・・シートベルト装置
ZW・・・・ウエビング
ZW1・・・肩ウエビング
ZW2・・・腰ウエビング
1・・・・・本体部
2・・・・・接触部
11・・・・第1係止部
12・・・・第2係止部
14・・・・離間部(足部)
B・・・・・シートベルト用摩擦防止具
ba・・・・接触子(ボール)
M・・・・・使用者
Z・・・・・シートベルト装置
ZW・・・・ウエビング
ZW1・・・肩ウエビング
ZW2・・・腰ウエビング
1・・・・・本体部
2・・・・・接触部
11・・・・第1係止部
12・・・・第2係止部
14・・・・離間部(足部)
Claims (7)
- 自動車や飛行機等に用いるシートベルト装置のウエビングに装着し、ウエビングと衣服や肌との擦れを防止するようにしたものであって、
ウエビングの少なくとも一部を係止する第1係止部と、この第1係止部と対応して設けられ且つ使用者と接触する接触部と、前記第1係止部を使用者から離間した位置にて支持するための前記第1係止部と接触部との間に設けた離間部とを具備して成ることを特徴とするシートベルト用摩擦防止具。 - 前記第1係止部が、ウエビングを少なくともその進退方向へ進退可能に係止するものであることを特徴とする請求項1記載のシートベルト用摩擦防止具。
- 前記第1係止部が、ウエビングを点接触又は線接触により係止する複数の接触子を備えていることを特徴とする請求項2記載のシートベルト用摩擦防止具。
- 前記接触部が、使用者に接触しながら転動動作するものであることを特徴とする請求項1乃至3いずれか記載のシートベルト用摩擦防止具。
- 前記接触部が、弾性を有するものであることを特徴とする請求項1乃至4いずれか記載のシートベルト用摩擦防止具。
- 前記第1係止部と異なる位置でウエビングを係止する第2係止部を具備し、第2係止部のウエビングに対する係止力を、第1係止部のウエビングに対する係止力よりも大きく設定していることを特徴とする請求項1乃至5いずれか記載のシートベルト用摩擦防止具。
- 一端側に前記第1係止部を備える一方、他端側に前記第2係止部を備える本体部を具備し、
この本体部における第2係止部側を、第1係止部側よりも撓みやすく構成していることを特徴とする請求項6記載のシートベルト用摩擦防止具。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2019077060A1 (de) * | 2017-10-18 | 2019-04-25 | Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft | Umlenkvorrichtung für einen sicherheitsgurt |
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2005
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WO2019077060A1 (de) * | 2017-10-18 | 2019-04-25 | Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft | Umlenkvorrichtung für einen sicherheitsgurt |
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