JP2006296376A - 飲食品 - Google Patents
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Abstract
【課 題】多種の健康機能成分を配合した飲料などの飲食品を提供する。
【解決手段】ドコサヘキサ塩酸、γ−アミノ酪酸及びミネラル分、適宜の補助成分を含有することを特徴とする飲料のような飲食品を提供する。
【選択図】 なし
【解決手段】ドコサヘキサ塩酸、γ−アミノ酪酸及びミネラル分、適宜の補助成分を含有することを特徴とする飲料のような飲食品を提供する。
【選択図】 なし
Description
本発明は、主要成分としてドコサヘキサ塩酸、γ−アミノ酪酸及びミネラル成分、加えて脱塩深層水のような任意の成分を含有することを特徴とする飲食品に関するものである。
現代社会の多様化社会において、各種サプリメント、食品や飲料等の消費材料へのニーズは多様化し、健康志向や美味志向を背景に、種々の工夫や改良がなされ、多くの新製品が消費者に供給されている。飲料においては、美味志向と健康志向を満たす健康飲料が、飲料産業として成長するものと予想される。この健康飲料には様々な健康機能性成分を配合したものが知られている。
例えば、魚油中に多く含まれる高度不飽和脂肪酸であるドコサヘキサ塩酸(DHA)を高含有した飲料が知られている(例えば、特許文献1〜3)。
例えば、コーヒー葉茶を無酸素状態で処理後110℃以上の高温で熱処理、乾燥処理する方法で生体内でグルタミン酸の脱炭酸によって生成されるアミノ酸の一種であるγ−アミノ酪酸濃度の高いコーヒー葉茶が知られている(例えば、特許文献4〜11)。また、深層水を原料とする飲料水も知られている(例えば、特許文献12)。
例えば、コーヒー葉茶を無酸素状態で処理後110℃以上の高温で熱処理、乾燥処理する方法で生体内でグルタミン酸の脱炭酸によって生成されるアミノ酸の一種であるγ−アミノ酪酸濃度の高いコーヒー葉茶が知られている(例えば、特許文献4〜11)。また、深層水を原料とする飲料水も知られている(例えば、特許文献12)。
上述するように、水にドコサヘキサ塩酸やγ−アミノ酪酸を単独に添加した飲料は、数多く知られるが、これらドコサヘキサ塩酸、γ−アミノ酪酸及びミネラル成分の3成分を同時に含有した飲料などの飲食品は、未だ知られていない。いくら健康のためとはいえ、1日に何本も飲むことは様々な面で大変であり、消費者の受け入れも困難である。しかし、様々な健康機能成分を同時に飲料に配合するには、味、安定性等解決しなければならない困難な課題が多く存在している。そこで、優れた健康機能成分を同時に摂取できる飲料などの飲食品を提供することが、本発明の課題である。
従って、本発明は、ドコサヘキサ塩酸、γ−アミノ酪酸及びミネラル成分、加えて脱塩深層水のような任意の成分を含有することを特徴とする飲料のような飲食品を提供することである。
本発明の飲食品の主な構成は、ドコサヘキサ塩酸、γ−アミノ酪酸及びミネラル分を主な成分とし、これに適宜の脱塩深層水、ホスファチジルセリン、ハーブ及びアミノ酸を含んでいる。さらに、必要に応じて甘味料、酸味料及び香料を含むことも可能である。
本発明の飲料などの飲食品は、γ−アミノ酪酸やドコサヘキサ塩酸を含有するので、健康向上に格別の効果を有している。たとえば、エイコサペンタエン酸(EPA)は、コレステロール低下、血栓予防、記憶力の向上、幼児の脳の発達等の生理機能があることは周知であり、γ−アミノ酪酸は、生体内でグルタミン酸の脱炭酸によって生成されるアミノ酸の一種で、高等動物において重要な神経伝達物質の1つで、脳血管障害、血圧降下作用などの健康機能成分として機能することも知られている。さらに、人体に不足しやすいミネラル分を補給でき、しかもそのミネラル分は深層水由来のものであるから、ミネラル分が豊富に含まれており、その飲み易さ、食べ易さについてきわめて良好であるという顕著な効果を有する。また、上記ドコサヘキサ塩酸、γ−アミノ酪酸及びミネラル分を同時に含む飲料水などの飲食品は知られていなかったので、本発明ではこれらの飲食品を新たに創出したものである。
本発明の飲料の基本的構成は以下のとおりである。
(1)ドコサヘキサ塩酸(DHA)、γ−アミノ酪酸(GABA)及びミネラル成分を含有することを特徴とする飲食品。
(2)さらに、脱塩深層水、ホスファチジルセリン、ハーブ及びアミノ酸を含むことを特徴とする(1)に記載の飲食品。
(3)さらに甘味料、酸味料及び香料を含むことを特徴とする(1)又は(2)に記載の飲食品。
(4)甘味料が、ブドウ糖、アセスルファムK、スクラロースより選ばれる1種以上を含み、酸味料がクエン酸、香料がマンゴーであることを特徴とする(3)に記載の飲食品。
(5)水溶性のミネラル成分が、深層水より得たものであることを特徴とする(1)〜(4)のいずれかに記載の飲食品。
(6)水溶性のミネラル成分が、深層水より得たマグネシウムであることを特徴とする(1)〜(5)のいずれかに記載の飲食品。
(7)ドコサヘキサ塩酸を50mg/Lから100mg/L、γ−アミノ酪酸を10mg/Lから50mg/L、マグネシウムを50mg/Lから300mg/L含むことを特徴とする上記(1)〜(6)のいずれかに記載の飲食品。
(8)上記飲食品が、飲料、水分を除去した乾燥食品、各種サプリメントであることを特徴とする(1)〜(7)のいずれかに記載の飲食品。
(1)ドコサヘキサ塩酸(DHA)、γ−アミノ酪酸(GABA)及びミネラル成分を含有することを特徴とする飲食品。
(2)さらに、脱塩深層水、ホスファチジルセリン、ハーブ及びアミノ酸を含むことを特徴とする(1)に記載の飲食品。
(3)さらに甘味料、酸味料及び香料を含むことを特徴とする(1)又は(2)に記載の飲食品。
(4)甘味料が、ブドウ糖、アセスルファムK、スクラロースより選ばれる1種以上を含み、酸味料がクエン酸、香料がマンゴーであることを特徴とする(3)に記載の飲食品。
(5)水溶性のミネラル成分が、深層水より得たものであることを特徴とする(1)〜(4)のいずれかに記載の飲食品。
(6)水溶性のミネラル成分が、深層水より得たマグネシウムであることを特徴とする(1)〜(5)のいずれかに記載の飲食品。
(7)ドコサヘキサ塩酸を50mg/Lから100mg/L、γ−アミノ酪酸を10mg/Lから50mg/L、マグネシウムを50mg/Lから300mg/L含むことを特徴とする上記(1)〜(6)のいずれかに記載の飲食品。
(8)上記飲食品が、飲料、水分を除去した乾燥食品、各種サプリメントであることを特徴とする(1)〜(7)のいずれかに記載の飲食品。
本発明に用いるDHAとは、エイコサペンタエン酸(EPA)と共に魚油に多く含まれている高度不飽和脂肪酸の一種である。コレステロール低下、血栓予防、記憶力の向上、幼児の脳の発達等の生理機能がある健康機能成分として期待されている。
本発明に用いるγ−アミノ酪酸(γ-aminobutyric acid)とは、生体内でグルタミン酸の脱炭酸によって生成されるアミノ酸の一種であり、高等動物において重要な神経伝達物質の1つである。脳血管障害、血圧降下作用などの健康機能成分として期待されている。
本発明に用いるγ−アミノ酪酸(γ-aminobutyric acid)とは、生体内でグルタミン酸の脱炭酸によって生成されるアミノ酸の一種であり、高等動物において重要な神経伝達物質の1つである。脳血管障害、血圧降下作用などの健康機能成分として期待されている。
本発明に用いる水溶性ミネラル成分とは、海水、好ましくは深層水を脱塩処理することによって塩化ナトリウムを除いた、マグネシウムやカルシウムや鉄などの主要ミネラルとヨウ素や銅や亜鉛などの必須微量ミネラルである。
本発明に用いる深層水とは、表面海水が深度100〜10,000m程度、好ましくは深度200〜1,000m沈降して層を形成しているもので、低温、清浄で天然ミネラルに富む深海水である。海面に近くなると、汚染度が高くなるおそれがあり、あまり深くなると安価に採取することが困難である。健康増進、生活習慣病予防、糖尿病、アトピー性皮膚炎、その他の疾病予防効果がある健康機能成分として期待されている。
深層水の取水海域は、例えば、高知県沖、富山県沖、沖縄県沖、神奈川県沖、静岡県沖、北海道沖及びハワイ沖等である。
深層水の取水海域は、例えば、高知県沖、富山県沖、沖縄県沖、神奈川県沖、静岡県沖、北海道沖及びハワイ沖等である。
深層水は、電気透析やろ過膜を使用して処理し、脱塩し、ミネラルに富んだ処理水として使用する。
本発明において脱塩処理とは、深層水に多く含まれている塩化ナトリウムを除去するもので、通常の種々の方法が使用され、逆浸透膜法、電気透析法、イオン交換膜法、蒸留濃縮法等が好ましい。脱塩処理後は、水と濃縮液に分離され、この濃縮液から必要に応じてさらに加熱濃縮法等により塩化ナトリウムを除き、人間が生きていく上で必要なマグネシウムやカルシウムなどのミネラル成分を多く含んだミネラル濃縮液が得られる。このミネラル濃縮液はさらに通常の種々の方法を使用し、その乾燥物を得ることもできる。
本発明において脱塩処理とは、深層水に多く含まれている塩化ナトリウムを除去するもので、通常の種々の方法が使用され、逆浸透膜法、電気透析法、イオン交換膜法、蒸留濃縮法等が好ましい。脱塩処理後は、水と濃縮液に分離され、この濃縮液から必要に応じてさらに加熱濃縮法等により塩化ナトリウムを除き、人間が生きていく上で必要なマグネシウムやカルシウムなどのミネラル成分を多く含んだミネラル濃縮液が得られる。このミネラル濃縮液はさらに通常の種々の方法を使用し、その乾燥物を得ることもできる。
本発明では、美味しさや飲みやすさを高めるために、糖分、酸味料やその他通常人間が摂取可能な成分等を適宜配合し、味の調整も当然行うことが可能である。例えば、ブドウ糖、クエン酸、アセスルファムカリウム、スクラロース、香料、水等が挙げられる。これにより、甘味や塩味や微妙な風味等が醸しだされる。
また、各種サプリメントや乾燥食品として食するときには、含まれる水を周知方法によって除去するか、あるいは各種担持食品に含浸させることも可能である。
以下に本発明を実施例を示すが、本発明はこれにより限定されるものではない。
また、各種サプリメントや乾燥食品として食するときには、含まれる水を周知方法によって除去するか、あるいは各種担持食品に含浸させることも可能である。
以下に本発明を実施例を示すが、本発明はこれにより限定されるものではない。
(実施例)
質量%
1.ドコサヘキサ塩酸 0.12
2.γ−アミノ酸 0.0019
3.深層水ミネラル 0.35
4.ブドウ糖 0.10
5.クエン酸 0.08
6.アセスルファムカリウム 0.01
7.スクラロース 0.003
8.香料 0.1
9.精製水 残余
質量%
1.ドコサヘキサ塩酸 0.12
2.γ−アミノ酸 0.0019
3.深層水ミネラル 0.35
4.ブドウ糖 0.10
5.クエン酸 0.08
6.アセスルファムカリウム 0.01
7.スクラロース 0.003
8.香料 0.1
9.精製水 残余
Claims (8)
- ドコサヘキサ塩酸(DHA)、γ−アミノ酪酸(GABA)及びミネラル成分を含有することを特徴とする飲食品。
- さらに、脱塩深層水、ホスファチジルセリン、ハーブ及びアミノ酸を含むことを特徴とする請求項1の飲食品。
- さらに甘味料、酸味料及び香料を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の飲食品。
- 甘味料が、ブドウ糖、アセスルファムK、スクラロースより選ばれる1種以上を含み、酸味料がクエン酸、香料がマンゴーであることを特徴とする請求項3に記載の飲食品。
- 水溶性のミネラル成分が、深層水より得たものであることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の飲食品。
- 水溶性のミネラル成分が、深層水より得たマグネシウムであることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の飲食品。
- ドコサヘキサ塩酸を50mg/Lから100mg/L、γ−アミノ酪酸を10mg/Lから50mg/L、マグネシウムを50mg/Lから300mg/L含むことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の飲食品。
- 上記飲食品が、飲料、水分を除去した乾燥食品、各種サプリメントであることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の飲食品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005126948A JP2006296376A (ja) | 2005-04-25 | 2005-04-25 | 飲食品 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
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---|---|
JP2006296376A true JP2006296376A (ja) | 2006-11-02 |
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ID=37465239
Family Applications (1)
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JP2005126948A Withdrawn JP2006296376A (ja) | 2005-04-25 | 2005-04-25 | 飲食品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006296376A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2023127368A1 (ja) * | 2021-12-27 | 2023-07-06 | サントリーホールディングス株式会社 | 甘味料とgabaとを含有する飲料 |
-
2005
- 2005-04-25 JP JP2005126948A patent/JP2006296376A/ja not_active Withdrawn
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WO2023127368A1 (ja) * | 2021-12-27 | 2023-07-06 | サントリーホールディングス株式会社 | 甘味料とgabaとを含有する飲料 |
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