JP2006295828A - 歪み補償装置及び無線通信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 端末に要求される歪み補償の効果を、簡単な構成で、低消費電力で、電力増幅器の最大電力付近まで得られるようにする。
【解決手段】 無線送信部の電力増幅器の非線形歪みを補償する場合において、直交ベースバンド信号I,Qから、第2高調波に相当するバースバンド信号I2,Q2を直接演算により生成し、これを希望波の2倍の周波数で直交変調された高周波信号と、直交ベースバンド信号I,Qを直交変調した高周波信号とを、適当な電力比と位相差で加算することで歪み補償を行うようにした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば無線通信端末の送信部の増幅器で発生する非線形歪を補償する場合に適用して好適な非線形歪補償装置に関する。
近年、携帯電話装置が豊富なアプリケーションを搭載することによって、様々な使い方が可能になっていると共に、なるべく長い使用時間を持つ事が要求されている。端末は2次電池を電力源として動作するため、端末の使用時間を延ばすためには、端末の回路の低消費電力化と電池の大容量化が必要となる。携帯電話装置では、基地局に対する送信電力を生成するために電力増幅器を内蔵しており、通話時にはこの電力増幅器の消費電力が支配的であり、電力増幅器の低消費電力化が重要となる。
また、大容量電池を十分使い切るには端末の回路が電池の終止電圧まで動作する必要があり、より低電圧で無線回路が動作する必要がある。従来の無線回路でもっとも高い電圧を要求しているのは電力増幅器であり、電力増幅器の低電圧動作が求められる。
無線設備では、電力増幅器などで信号が歪むとチャネルのスペクトルが広がり、隣接するチャネルへの電波の漏れを生じ、この隣接チャネル漏洩電力が大きいと、隣接するチャネルを使用している端末に通信障害(混信)を与えるため、規格により許容値が規定されている。電力増幅器の消費電力を下げる事や動作電圧を下げる事と、歪み性能を良くする事は相反しており、歪み性能に要求された許容値を守りながら低消費電力化や低電圧化を行うためには、歪み補償の技術を適用することが必要となる。
W-CDMA方式の携帯電話では、現状の周波数帯域幅のままデータ通信時の通信速度を高くするためHSDPA(High Speed Downlink Packet Access)方式が採用される予定であるが、HSDPA方式に使用する信号はピークファクタが大きく、この信号を従来の電力増幅器で増幅すると歪性能が劣化する。このように今後のピークファクタが大きい信号でも効率よく電力増幅するためには、歪み補償技術が期待される。
従来の歪み補償方式は、回路規模が大きい、消費電流が大きい等の理由で無線端末への搭載は難しいなどの問題があった。また、使用電圧を下げる目的、ピークファクタが大きい信号を使用する場合の歪みを低減する目的などでは、電力増幅器の最大出力電力にて歪み補償の効果を得る必要があるため、なるべく高い出力電力で効果が出る歪み補償方式が望ましい。
従来から無線通信機に使用される歪み補償方式として、いくつかの方式が提案されているが、安定性や電力効率の点からプレディストータ法が、注目されている。従来、提案されていたプレディストータ法においては、非線形歪の特性を送信信号の振幅歪特性と位相歪特性とで表現し、これらの逆特性をデータとしてROMなどの記憶手段に保持して、非線形歪を補償するようにしている。
即ち、従来のプレディストータ法においては、送信電力増幅器の非線形歪特性を測定して、非線形歪を解析し、多項式近似によって非線形歪を高精度に近似している。そして、この高精度の近似式から逆歪特性の高精度近似式を生成し、その逆歪特性の高精度近似式を用いて歪補償データを作成し、ROM などに保持させて、入力信号レベルに応じて、その保持されたROM の対応したアドレスのデータを読み出して、その読み出したデータを入力信号に加算するようにしていた。
図4は、従来のプリディストーション法の1つの例を示し、補償用データを作成する手段としてテーブルを用いるものである。図4の構成について説明すると、歪み補償前のデジタル直交ベースバンド信号I,Qを端子91,92に得て、その直交ベースバンド信号I,Qを歪み補償部90に供給する。歪み補償部90では、パワー計算部94で、補償前のデジタル直交ベースバンド信号I,Qの振幅Vi,Vqから、Vi2+Vq2で表される演算出力が算出され、その演算出力(Vi2+Vq2)によって、テーブル95から、これにあらかじめ書き込まれた、演算出力(Vi2 +Vq2 )に対応する振幅歪み補償用データおよび位相歪み補償用データが読み出され、複素積演算部93で、ベースバンド信号I,Qとテーブル95から読み出された補償用データとの複素積が演算されて、歪み補償部90から歪み補償されたデジタル直交ベースバンド信号I’,Q’が得られる。
この歪み補償されたデジタル直交ベースバンド信号I’,Q’は、D/Aコンバータ31a,32aに供給されて、それぞれアナログ信号に変換され、そのアナログ直交ベースバンド信号が、ローパスフィルタ31b,32bを通じて直交変調部65に供給されて、直交変調部65から直交変調された高周波信号が得られ、その高周波信号が、可変ゲイン増幅器70で可変増幅され、さらに電力増幅器10で増幅され、端子1を経由して送信アンテナに供給される。可変ゲイン増幅器70は、パワー設定部98で設定されたパワーに基づいて、テーブル99からゲインが指示される。補償用データを供給するテーブル95についても、パワー設定部98で設定されたパワーに基づいてデータが補正される。
この図4に示した従来の歪補償方式は、複素積演算部での複素積演算を高速に行うため、歪み補償部での演算量が膨大となり、歪み補償部として大規模な演算ロジックを必要とし、しかも消費電力が大きいという問題がある。直交ベースバンド信号I,Qは、例えば図5に示すような電圧時間波形をしており、例えばW-CDMA方式携帯電話の場合にはシンボル点が3.84Mcpsで変わっており、例えば4倍サンプリングレートの15.36MHzの繰り返しでI,Q信号を生成している。図4に示した従来の歪補償方式では、複素積演算部での複素積演算を15.36MHzの繰り返し(65nSの周期)で行う必要があり、非常に高速性を要求される。
図6は、従来の別の歪み補償方式の回路構成である。この例では、歪み補償前のデジタル直交ベースバンド信号I,Qを端子91,92に得て、その直交ベースバンド信号I,Qをベースバンド部30に供給する。ベースバンド部30では、D/Aコンバータ及びローパスフィルタ31,32を介してアナログ直交ベースバンド信号とし、直交変調部60に供給する。直交変調部60では、発振器61からの搬送波信号を、移相器60aで相互に移相させて、ミキサ60b,60cに供給して各系統のアナログ直交ベースバンド信号に乗算し、それぞれの乗算信号を加算器60dで1系統の信号にして、直交変調された信号を得る。
直交変調された信号は、可変ゲイン増幅器70で増幅した後、加算器19及びバンドパスフィルタ80を介して電力増幅器10に供給されて増幅され、端子1を経由して送信アンテナに供給される。加算器19では、歪み補償用の信号が、適当な電力比と位相差で加算される。
その歪み補償用の信号の生成処理としては、ベースバンド部30内で、直交ベースバンド信号I,Qを用いて、歪み成分の直交ベースバンド信号Iim ,Qimを演算部47で生成し、これをD/Aコンバータ及びローパスフィルタ45,46を介してアナログ直交ベースバンド信号とし、直交変調部62に供給する。直交変調部62では、発振器61からの搬送波信号を、移相器62aで相互に移相させて、ミキサ62b,62cに供給して各系統のアナログ直交ベースバンド信号に乗算し、それぞれの乗算信号を加算器62dで1系統の信号にして、直交変調された信号を得る。
直交変調された信号は、移相器64で位相調整された後、可変ゲイン増幅器71で増幅した後、加算器19に供給され、送信信号に加算される。
各可変ゲイン増幅器70,71でのゲインと移相器64での位相調整量は、パワー設定部41からの信号で制御される。それぞれに供給される信号は、D/Aコンバータ42,43,44でアナログ信号に変換されて供給される。
この図6の例では、歪み成分の直交ベースバンド信号Iim ,Qimを用いて独立に直交変調部62で直交変調された高周波信号と、直交ベースバンド信号I,Qを直交変調した高周波信号とを、適当な電力比と位相差で加算することで歪み補償を行うものである。電力比と位相差は、出力するパワー設定からあらかじめ用意したテーブルを参照して決定する。I,Qの振幅に応じて演算をする必要が無いので、高速性な処理を必要とせず、機器の消費電流を下げる事ができ、大規模な高速演算装置を減らす事ができる。
しかしながら、図6に示した従来の歪補償方式では、補償を行おうとする電力増幅器の最大電力付近においては、注入する歪み補償信号が大きいために、希望波の信号と歪み補償信号とで新たな歪みを発生し、十分な補償ができなくなる問題がある。
図7は、非特許文献1に示された、第2高調波注入方式による従来の歪補償の例である。この例では、端子11に得られる送信する高周波信号を、加算器19を介して電力増幅器10に供給して、その電力増幅器10の出力を、端子12を介して送信させるものである。ここで、高調波検出器20で、電力増幅器10の出力から搬送波の2倍の周波数2f0の第2高調波を検出し、その検出信号をフィルタ16、移相器15、可変抵抗器14を介して調整された後、加算器19に供給して加算して補償するようにしたものである。
図8は、非特許文献2に示された、第2高調波注入方式による従来の歪補償の例である。この例は、端子11に得られる送信する高周波信号を、分岐器18を介してフィルタ17に供給し、搬送波周波数f0の信号を通過させて、加算器19に供給し、第2高調波を加算した後、電力増幅器10で増幅して、端子12を介して送信させるものである。
加算器19で加算する第2高調波としては、増幅器13、可変抵抗器14、移相器15、フィルタ16を通過させて、搬送波の2倍の周波数2f0の第2高調波を取り出し、加算器19に供給して加算させる。
M.R.Moazzam, C.S.Aitchison, "A Low Third Order Intermodulation Amplifier With Harmonic Feedback Circuitry", IEEE MTT-S Digest, pp.827-830, 1996. D. Jing, W.S Chan, C.W. Li, "New Linearization Method Using InterstageSecond Harmonic Enhancement", IEEE Microwave and Guided Wave Letters, vol.8, No.11, Nov. 1998, pp.402-404.
図7、図8に記載した第2高調波注入方式による歪補償は、他の方式と比べて比較的シンプルな構成であること、注入信号による新たな歪みの発生が少なく電力増幅器の最大電力付近においても歪み補償効果を得られることに利点があるが、注入信号の位相と振幅を希望波の2倍の周波数にて細かく調整する必要があり、コストやサイズなどの理由で端末での実現が難しい。
本発明の目的は、端末に要求される歪み補償の効果を、簡単な構成で、低消費電力で、電力増幅器の最大電力付近まで得られるようにすることにある。
本発明は、無線送信部の電力増幅器の非線形歪みを補償する場合において、直交ベースバンド信号I,Qから、第2高調波に相当するバースバンド信号I2,Q2を直接演算により生成し、これを希望波の2倍の周波数で直交変調された高周波信号と、直交ベースバンド信号I,Qを直交変調した高周波信号とを、適当な電力比と位相差で加算することで歪み補償を行うようにしたものである。
このようにしたことで、複雑な複素積演算や高速な演算を必要とすることなく、歪み補償を行うことができる。
本発明の構成で歪み補償を行うことで、直交ベースバンド信号の電圧の瞬時値に応じて複素積演算を行うことが不要であり、大規模な演算ロジックを不要とし、消費電力を下げることができる。
歪補償信号としての直交ベースバンド信号I2,Q2は簡単な演算で得られるため、歪補償部をベースバンドに集積でき、その他に部品を追加すること無く実現できるため、装置を小型化できる。
また、歪み補償の効果が得られる上限の電力を、従来の方式より大きくすることが可能である。
また、本発明の歪み補償を適用することにより、電力増幅器の電源電圧を下げることが可能となり、電池を使用した無線通信端末の使用時間を延ばす事が可能となる。
さらに、本発明の歪み補償を適用することにより、従来の電力増幅器を使用してピークファクタの大きな信号を増幅することが可能になり、低消費電力で通信速度の高い無線通信端末を実現できる。
以下、本発明の第1の実施の形態を、図1及び図2を参照して説明する。
まず、本発明の第1の実施の形態における歪み補償処理の原理について、数式を用いて説明する。本実施の形態における歪み補償は、無線送信部の電力増幅器の非線形歪みを補償する場合において、直交ベースバンド信号I,Qから、第2高調波に相当するバースバンド信号I2,Q2を直接演算により生成し、これを希望波の2倍の周波数で直交変調された高周波信号と、直交ベースバンド信号I,Qを直交変調した高周波信号とを、適当な電力比と位相差で加算することで歪み補償を行うものである。ここで、電力比と位相差は、出力するパワー設定からあらかじめ用意したテーブルを参照して決定する。
まず、3次歪みを発生する電力増幅器のモデルを以下のように示す。
Figure 2006295828
直交ベースバンド信号I,Qを、ωcの角周波数で直交変調した希望波信号と、第2高調波に相当するバースバンド信号I2,Q2をωcの2倍の角周波数で直交変調した注入波信号とを合成して、電力増幅器へ入力する。この入力信号は以下のように表される。
Figure 2006295828
ここで、I2=(I2―Q2)/2、Q2=I・Qとすれば(2)式は、次のようになる。
Figure 2006295828
これを(1)式の電力増幅器のモデルに代入し、基本波成分を抽出すると、次のようになる。
Figure 2006295828
(4)式において、β=(3・a3)/(2・a2)となるように振幅を調整し、位相を反転となるよう調整すれば、3次歪み成分としての{I(t)2+Q(t) 2}*I(t)と{I(t)2+Q(t) 2}*Q(t)がキャンセルされる。すなわち、
Figure 2006295828
をベースバンド信号として希望波の2倍の周波数で直交変調した信号を、あらかじめ電力増幅器の3次歪み成分がキャンセルされるように、振幅と位相を適度に調整して加算しておけば、歪み成分をキャンセルできることがわかる。
次に、このような原理で歪み補償される回路構成を、図1及び図2を参照して説明する。図1は、上述した歪み補償方式によって送信部の電力増幅器の非線形歪みが補償される無線通信装置の一例を示し、デジタル携帯電話システムの端末電話機の場合である。
端子53,54に得られる送信する希望波信号のデジタル直交ベースバンド信号I,Qは、演算部30内で、D/Aコンバータおよびローパスフィルタ31,32に供給されて、これらD/Aコンバータおよびローパスフィルタ31,32の出力を、直交変調部62に供給して、局部発振器61の発振周波数の1/2(希望波に要求される中心周波数)で直交変調された希望波高周波信号を得る。直交変調部62では、局部発振器61の発振出力を、周波数1/2回路63で1/2の周波数として、その出力から移相器62aで所定の位相差の2つの信号を得て、それぞれの信号をミキサ62b,62cに供給して、直交ベースバンド信号I,Qと混合して、混合信号を加算器62dで加算して1系統の信号とし、直交変調された希望波高周波信号を得る。
一方、演算部30内の第2高調波成分演算部55は、端子53,54に得られるベースバンド信号I,Qを元に、既に説明した(5)式による演算で、注入波信号のデジタル直交ベースバンド信号I2,Q2を生成する。この注入波信号のデジタル直交ベースバンド信号I2,Q2は、可変減衰器45で信号の大きさを調整し、さらに移相器44で位相を変え、D/Aコンバータおよびローパスフィルタ48,49を介して、直交変調部60に供給し、局部発振器61の発振周波数(希望波の倍の周波数)で直交変調された注入波高周波信号を得る。直交変調部60では、局部発振器61の発振出力から移相器60aで所定の位相差の2つの信号を得て、それぞれの信号をミキサ60b,60cに供給して、注入波信号の直交ベースバンド信号I2,Q2と混合して、混合信号を加算器60dで加算して1系統の信号とし、直交変調された注入波高周波信号を得る。
直交変調部60,62で得られた2つの高周波信号は加算器64で加算され、可変ゲインアンプ70、帯域通過フィルタ80、電力増幅器10を通過して、送信出力端子1に必要とされる電力を供給する。無線通信装置の出力パワーは、パワー設定部41がD/Aコンバータ43を介して設定する可変ゲインアンプ70のゲイン変化によって変わる。
ここで可変減衰器45の減衰量aおよび移相器44の移相量θの設定値は、例えば出力パワーに対してあらかじめ記憶された値を参照してパワー設定部41で決定される。無線通信装置の出力パワーによらずI,Qの平均パワーは一定となっており、減衰量aおよび移相量θの設定値は、無線通信装置の出力パワーが一定であれば直交ベースバンド信号I,Qの振幅及び位相の瞬時値が変化しても一定である。
図2は、演算部30内の第2高調波成分演算部55の構成例を示した図である。図2の構成について説明すると、端子53,54に得られるベースバンド信号I,Qを、乗算器55aに供給して乗算し、注入波信号の直交ベースバンド信号Q2として出力端子55Qに供給する。また、端子54に得られるベースバンド信号Qどうしを乗算器55bに供給して2乗し、さらに端子53に得られるベースバンド信号Iどうしを乗算器55bに供給して2乗された信号とし、それぞれの信号を減算器55dに供給して減算し、その減算出力を1/2回路55eに供給して、1/2のレベルの信号とし、注入波信号の直交ベースバンド信号I2として端子55Iに供給する。このように構成したことで、上述した(5)式の演算が行われていることが判る。
この図1、図2に示すように構成したことで、希望信号としてのI,Qを直交変調した信号と、注入波信号としてのI2,Q2を直交変調した信号とを加算し、電力増幅器10で増幅するが、電力増幅器10で発生した希望信号の3次歪み成分が、注入波信号と希望信号とを乗算して生成した歪み成分で打ち消され、結果として電力増幅器の歪みが補償される。
このように構成した本例の送信回路によると、歪み補償処理として、直交ベースバンド信号の段階で複素積演算を行うことが不要となり、大規模な演算ロジックを不要とし、消費電力も下げることができる。また、注入波信号の振幅と位相の調整は、ベースバンド部で生成する注入波信号の直交ベースバンド信号I2,Q2と希望波の直交ベースバンド信号I,Q信号との振幅比と位相差を調整する事で可能であり、デジタルベースバンド部内で演算できる。注入波信号の直交変調部は、希望波用の直交変調部の2倍の周波数で直交変調すれば良く、これら2つの直交変調部は集積が容易である。
このようにした本実施の形態による歪み補償回路は、注入波信号の生成、振幅調整、位相調整をデジタルベースバンド部に集積し、2倍周波数の直交変調部は従来の希望波用直交変調部に集積することができるため、従来回路から大きな部品追加無く実現可能である。
なお、図1の例では、出力パワーに対する可変減衰器45の減衰量および移相器44の移相量を1対1に対応づけた例としてあるが、さらに温度、周波数、電源電圧に対して減衰量および移相量を対応付けして変化させることも可能である。
次に、本発明の第2の実施の形態を、図3を参照して説明する。この第2の実施の形態においても、歪み補償を行う基本的な原理は、第1の実施の形態と同じであり、デジタル携帯電話システムの端末電話機の送信部に適用したものであり、図3において、図1に対応する部分には同一符号を付す。本実施の形態においては、希望波高周波信号用の可変ゲインアンプとは別に、注入波高周波信号用の可変ゲインアンプを用意した構成としたものである。
即ち、図3に示すように、ベースバンド部30内の第2高調波成分演算部55で、端子53,54に得られるベースバンド信号I,Qを元に、既に説明した(5)式による演算で、注入波信号のデジタル直交ベースバンド信号I2,Q2を生成し、移相器44、D/Aコンバータおよびローパスフィルタ48,49を介して、直交変調部60に供給し、局部発振器61の発振周波数(希望波の倍の周波数)で直交変調された注入波高周波信号を得る。
この直交変調部60で得た直交変調された注入波高周波信号は、希望波高周波信号用の可変ゲインアンプ70とは別の、注入波高周波信号用の可変ゲインアンプ71に供給して増幅する。そして、可変ゲインアンプ71の出力を加算器19で帯域通過フィルタ80が出力する希望波高周波信号と加算し、電力増幅器10を通過して、送信出力端子1に必要とされる電力を供給する。可変ゲインアンプ71のゲインは、パワー設定部41からD/Aコンバータ42を介して供給される信号で設定される。
ここで、希望波と注入波との減衰量の比は、可変ゲインアンプ70と可変ゲインアンプ71の設定の差によって行い、希望信号と補償信号との位相差は、第1の実施の形態(図1の構成)と同様に、移相器44の移相量θで行う。
このように構成したことで、本実施の形態においても、第1の実施の形態と同様に、歪み補償処理として、直交ベースバンド信号の段階で複素積演算を行うことが不要となり、簡単な構成で良好な歪み補償が行える。そして本実施の形態においては、直交変調器のベースバンド入力ダイナミックレンジが、希望信号と補償信号に要求される振幅比に比べて十分でない場合にも対処できる効果を有する。希望信号と補償信号を別々に直交変調し、直交変調出力後に入れた可変ゲインアンプの利得を別々に設定することで、希望波信号直交ベースバンド信号と注入波信号直交ベースバンド信号の振幅が同等であっても、十分な振幅比が得られる。
以上説明したように、第1及び第2の実施の形態による歪み補償は、電力増幅器の歪みが小さくなるように、希望信号と補償信号との減衰量の比と位相差を開ループ制御で設定することで実現できる。減衰量の比は、第1の実施の形態の図1の構成のように、ベースバンド部30の中でデジタル的な演算をする処理構成でも可能であるし、第2の実施の形態の図3のように別々に直交高周波信号に変換した後に別々の可変ゲインアンプで電力比をつける処理構成でも可能である。
位相差については、第1の実施の形態の図1のようにベースバンド部30の中でデジタル的な演算をする構成でも可能であるし、従来例として図6に示した構成のように、別々に高周波信号に変換した後に移相器を用いる処理構成でも、あるいは図示はしないが、図3に示した直交変調器60と直交変調器62の局部発振器の位相をずらす処理でも可能である。
なお、上述した各実施の形態では、デジタル携帯電話システムの端末電話機の送信部に適用した例としたが、その他の無線通信機にも適用可能である。
本発明の第1の実施の形態による送信部の歪み補償構成例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態による演算部の構成例を示した回路図である。 本発明の第2の実施の形態による送信部の歪み補償構成例を示すブロック図である。 従来のプレディストーション法による歪み補償構成例を示すブロック図である。 ベースバンド信号の電圧波形例を示す波形図である。 従来の別の歪み補償構成例を示すブロック図である。 従来の第2高調波注入方式による歪み補償構成例を示すブロック図である。 従来の別の第2高調波注入方式による歪み補償構成例を示すブロック図である。
符号の説明
1…送信信号出力端子、10…電力増幅器、30…ベースバンド部、31,32…D/Aコンバータ及びローパスフィルタ、41…パワー設定部、43…D/Aコンバータ、44移相器、45可変減衰器、48,49…D/Aコンバータ及びローパスフィルタ、55…演算部、60…直交変調部、61…局部発振器、62…直交変調部、64…加算器、70…可変ゲインアンプ、80…フィルタ

Claims (10)

  1. 搬送波信号が送信希望波直交ベースバンド信号により直交変調された送信希望波信号を電力増幅することにより発生する非線形歪みを、2倍搬送波信号が注入波直交ベースバンド信号により直交変調された注入波信号と送信希望波信号とを合成して電力増幅することで補償する歪み補償装置であって、
    送信希望波直交ベースバンド信号から2次高調波となる注入波直交ベースバンド信号を生成する2次高調波生成部と、
    送信希望波直交ベースバンド信号を搬送波信号で直交変調し送信希望波高周波信号を生成する第1の直交変調部と、
    前記2次高調波生成部で生成された注入波直交ベースバンド信号を2倍の搬送波信号で直交変調し注入波高周波信号を生成する第2の直交変調部と、
    送信希望波高周波信号と注入波高周波信号とを加算する加算部とを有することを特徴とする
    歪み補償装置。
  2. 搬送波信号が送信希望波直交ベースバンド信号により直交変調された送信希望波信号を電力増幅することにより発生する非線形歪みを、2倍搬送波信号が注入波直交ベースバンド信号により直交変調された注入波信号と送信希望波信号とを合成して電力増幅することで補償する歪み補償装置であって、
    送信希望波直交ベースバンド信号から注入波直交ベースバンド信号を生成する演算部と、
    送信希望波信号と注入波信号との間の振幅比を、電力増幅の際に発生する非線形歪みの振幅成分を打ち消す所望の振幅比に調整する振幅比調整部と、
    送信希望波信号と注入波信号との間の位相差を、電力増幅の際に発生する非線形歪みの位相成分を打ち消す所望の位相差に調整する位相差調整部と、
    送信希望波直交ベースバンド信号を搬送波信号で直交変調し送信希望波高周波信号を生成する第1の直交変調部と、
    注入波直交ベースバンド信号を2倍の搬送波信号で直交変調し注入波高周波信号を生成する第2の直交変調部と、
    送信希望波高周波信号と注入波高周波信号とを加算する加算部とを有し、
    所望の振幅比の調整値と所望の位相差の調整値は、送信希望波直交ベースバンド信号の振幅や位相によらず一定であることを特徴とする
    歪み補償装置。
  3. 請求項2記載の歪み補償装置において、
    送信電力制御のための送信出力パワーを設定するパワー設定部と、
    送信出力パワーの設定値に応じて、所望の振幅比の調整値と所望の位相差の調整値を決定する調整値決定部とを有し、
    振幅比調整部は、上記決定された振幅比の調整値により、送信希望波信号と注入波信号との間の振幅比の調整を行い、
    位相差調整部は、上記決定された位相差の調整値により、送信希望波信号と注入波信号との間の位相差の調整を行うことを特徴とする
    歪み補償装置。
  4. 請求項3記載の歪み補償装置において、
    調整値決定部は、複数の振幅比の調整値及び複数の位相差の調整値と、複数の送信出力パワーとの対応表を有し、上記送信出力パワーの設定値に応じた振幅比の調整値と位相差の調整値を選択的に決定することを特徴とする
    歪み補償装置。
  5. 請求項4記載の歪み補償装置において、
    上記対応表は、複数の温度値、複数の周波数値、複数の電源電圧値の少なくとも何れかと、上記振幅比の調整値の補正値及び上記位相差の調整値の補正値との対応表を含むことを特徴とする
    歪み補償装置。
  6. 請求項2記載の歪み補償装置において、
    送信希望波直交ベースバンド信号をI(t),Q(t)とし、
    注入波直交ベースバンド信号をI2(t),Q2(t)としたとき、
    2=(I2−Q2)/2及びQ2=I・Q
    の演算により求めることを特徴とする
    歪み補償装置。
  7. 請求項2記載の歪み補償装置において、
    送信希望波信号と注入波信号との振幅比と位相差の調整は、送信希望波直交ベースバンド信号と注入波直交ベースバンド信号の位相差の調整をベースバンド信号として行い、送信希望波信号と注入波信号との振幅比の調整を各々の直交変調後の振幅比を調整することで行うことを特徴とする
    歪み補償装置。
  8. 請求項2記載の歪み補償装置において、
    送信希望波信号と注入波信号との振幅比と位相差の調整は、送信希望波直交ベースバンド信号と注入波直交ベースバンド信号の位相差と振幅比の調整をベースバンド信号として行うことを特徴とする
    歪み補償装置。
  9. 請求項2記載の歪み補償装置において、
    送信出力パワーが所定の閾値より小さいとき、
    注入波の直交変調と位相差の調整と振幅比の調整を停止することで消費電力を下げることを特徴とする
    歪み補償装置。
  10. 搬送波信号が送信希望波直交ベースバンド信号により直交変調された送信希望波信号を電力増幅することにより発生する非線形歪みを、2倍搬送波信号が注入波直交ベースバンド信号により直交変調された注入波信号と送信希望波信号とを合成して電力増幅することで、送信信号の歪み補償を行う無線通信装置であって、
    送信希望波直交ベースバンド信号から2次高調波となる注入波直交ベースバンド信号を生成する2次高調波生成部と、
    送信希望波直交ベースバンド信号を搬送波信号で直交変調し送信希望波高周波信号を生成する第1の直交変調部と、
    前記2次高調波生成部で生成された注入波直交ベースバンド信号を2倍の搬送波信号で直交変調し注入波高周波信号を生成する第2の直交変調部と、
    送信希望波高周波信号と注入波高周波信号とを加算する加算部とを有することを特徴とする
    無線通信装置。
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