JP2006295387A - 移動端末及びその利用規制方法 - Google Patents

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Takahiro Matsui
孝宏 松井
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Abstract

【課題】
加速度センサを用いた構成による携帯電話端末の通話規制の精度を向上させる。
【解決手段】
携帯電話端末の制御部は、加速度センサで測定された加速度Gから速度Vを計算し、しきい値速度VM以上の場合には、通話不可状態に設定する。また、同制御部は、ハンドオーバーのタイミングとRSCP等のアンテナの受信状態の推移を記録するものとし、ハンドオーバー間隔が短い場合にも高速移動状態と判断し、通話不可状態に設定する。また、同制御部は、速度Vが低速であり、一定時間の間ハンドオーバーが発生せず、アンテナの受信状態が安定している時には、静止状態と判断し、現在の速度を0とし、フラグ等をリセットする。以上により、等速状態時に電源を入れた場合の誤った速度検出や速度測定誤差を補正することができる。
【選択図】
図3

Description

本発明は、移動端末(以下、本明細書において、「移動端末」とは、電話機能を備えた携帯電話端末を含む可搬型の情報処理機器をいい、電話機能を主機能としたものに限らない。)及びその利用規制方法に関し、特に、ユーザが自動車等を運転している際に特定の機能の利用を制限できる機能を備えた移動端末及びその利用規制方法に関する。
乗用車の運転中の安全確保のため、あるいは、公共交通機関の車両等の搭乗中における隣人への配慮のため、携帯電話端末の移動を検知して通話等を自動的に規制できる機能を実装した携帯電話端末が提案されている。例えば、特開平11−341570号公報に、加速度センサを備えて、加速度の変化から速度推定値を算出し、所定の速度以上であれば、通話を不可能とする携帯電話端末が紹介されている。
特開平11−341570号公報
上述した加速度センサを用いて通話等の規制を行う携帯電話端末は、追加の設備を要しないという利点があるが、次のような課題があった。その第1の課題は、加減速を積算して速度を求めているものであるため、誤差が発生しやすく、また、時間の経過によって当該誤差が積み上げられて、大きくなる可能性があるということである。
また、第2の課題は、等速移動状態で電源が入れられたときに加速度センサが加速度0と認識することであり、また、余分な設備を要しないが故に、等速移動状態であることを検出することができなかったことにある。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、上述した加速度センサを備えた移動端末において、特定の機能の利用制限を精度よく行いうるようにした構成を提供することにある。
本発明の第1の視点によれば、加速度センサと、該加速度センサの出力値から算出した移動速度が所定値以上である場合に、特定の機能の利用制限を行う機能制御部と、少なくともハンドオーバーが発生した時刻を記録する手段と、を備えた移動端末が提供される。この移動端末の前記機能制御部は、前記加速度センサの出力値から算出した速度が所定値未満であっても、前回ハンドオーバー発生時刻と現在時刻との間隔が所定値以下である場合は、前記特定の機能の利用制限を行うこと、を特徴としている。
また、本発明の第2の視点によれば、加速度センサを備える移動端末における特定の機能の利用制限方法が提供される。この方法によれば、まず、前記移動端末の機能制御部が、前記加速度センサから得られる加速度から速度を算出するステップと、前記移動端末の機能制御部が、ハンドオーバーが発生した時刻を記録するステップと、がそれぞれ独立して行われる。そして、前記移動端末の機能制御部は、(A−1)前記加速度センサから求めた速度が所定値以上、(B−1)前回ハンドオーバー発生時刻と現在時刻との間隔が所定値以下、いずれかが成立した場合に、特定の機能の利用制限を開始し、(A−2)前記加速度センサから求めた速度が所定値未満、(B−2)前回ハンドオーバー発生時刻と現在時刻との間隔が所定値超、の両方が成立した場合に、前記特定の機能の利用制限を解除すること、を特徴とする利用規制方法が提供される。
本発明によれば、移動端末における特定の機能の利用の禁止制御をより精度よく行うことが可能となる。その理由は、加速度センサ、ハンドオーバー情報との両手段を併用することとしたことにあり、いずれかの手段によって高速移動中であると確認できれば、利用制限が働くようにしたことにある。
続いて、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係る携帯電話端末100の概略構成を表したブロック図である。図1を参照すると、携帯電話端末100は、無線アンテナ101、送受信部(TRX)102、制御部103、キー等の操作部104、音声通話用のマイク105、音声通話用のレシーバ106、報知用のスピーカ107、加速度センサ108、表示部109、ヘッドセットジャック(H/S JACK)110、Bluetooth通信部111、USB(Universal Serial Bus)ポート112、記憶部113より構成されている。
制御部103は、動作モードとして、通話規制モードと通常モードとを有し、これらを切り替えることにより後記する機能制限処理を行う機能制御部として動作するほか、システム全体を制御する手段である。ここで、通話規制モードとは、発呼や電子メール(以下、単にメールという)の取扱い操作、インターネット等の外部接続操作等の特定動作が禁止され、着信時にはオフフック操作が禁止される動作モードである。
また、記憶部113は、ハンドオーバー情報やRSCP(Received Signal Code Power;希望波受信電力)情報の履歴等の保存先としても用いられる。制御部103及び記憶部113を含む携帯電話端末の構成は、当業者にとってよく知られているので、その詳細な構成は省略する。
続いて、本実施形態の動作について説明する。図2は、携帯電話端末100において所定時間間隔毎に行われるモード判定処理の流れを表したフローチャートである。図2を参照すると、まず、制御部103において、電源状態の確認が行われ(ステップS001)、電源がOFFの場合は、電源がONとなった場合のため、動作モードの初期化やフラグ等を初期値に設定する処理が行われる(ステップS008)。
電源がON状態となると、加速度センサ108によって加速度Gが検出され、そのアナログ値が制御部103に渡される(ステップS002)。制御部103は、前記加速度のアナログデータをデジタルデータに変換し、加速度を求め、前状態の速度V0と時間での積分値によって速度Vを算出する(ステップS003)。
また、制御部103は、ハンドオーバーの履歴(ハンドオーバー発生時間と基地局情報等)及びRSCPのデータを記憶部113に保存する(ステップS004)。
続いて、制御部103は、前記ステップS003で算出した速度Vが、モード変更の判定速度VM(例えば10km/h)以上であるか否かを判断する(ステップS005)。ここで、速度Vが、速度VM以上である場合は、制御部103は、次いで、現在の動作モードが通話規制モード(例えば、動作モードフラグC_flag=1で通話規制モード、動作モードフラグC_flag=0で通常モードとする。)になっているか確認する(ステップS006)。既に、現在の動作モードが通話規制モードであれば、動作モードの変更の必要は無いため、スタートに戻り速度の測定を継続する(ステップS011)。
一方、ステップS006において、現在の動作モードが通話規制モードでなければ、制御部103は、動作モードを通話規制モードに変更すべく、動作モードフラグC_flagに1を設定し、スタートに戻り速度の測定を継続する(ステップS007)。
また、ステップS005において、速度Vが速度VM未満であっても、制御部103は、記憶部113に保存されているハンドオーバー情報を参照し、一定時間S秒以内にハンドオーバーが生じていたか否かを確認する(ステップS009)。ここで、S秒以内にハンドオーバーが生じていた場合には、制御部103は、上記速度Vが速度VM以上である場合と同様の処理を行う(ステップS006〜)。
また、ステップS009において、一定時間S秒以内にハンドオーバーが生じていない場合、制御部103は、更に、記憶部113にあるRSCP情報を参照し、所定時間にわたって受信レベルが安定しているか否かを確認する(ステップS010)。ここで、所定時間にわたって受信レベルが安定している場合には、制御部103は、自機が静止状態にあると判断し、動作モードを通常モードに戻すべく、動作モードフラグC_flagを0にするとともに、速度V0を0にリセットし、スタートへ戻る(ステップS012)。
また、ステップS010において受信レベルが安定していない場合には、上記のとおり、速度Vが速度VM未満でかつ、ハンドオーバーが最近に行われている場合であっても、動作モードを変更することなく、スタートへ戻り、速度の測定を継続する(ステップS011)。
以上のとおり本実施形態では、加速度とハンドオーバーの履歴により、動作モードを決定することが可能となっている。特に、通常モードから通話規制モードへの以降の条件は成立しやすくなっているが、一旦通話規制モードになった後は、通常モードに戻りにくくなっている。このため、渋滞等によるごく短い停止状態に反応して通話規制が解除されにくいよう構成されている。
図3は、上記動作モードの切り替え条件を概説するための図である。携帯電話端末ユーザが車両等を運転している場合、携帯電話端末は速度VMを上回る高速で移動しており、また、ハンドオーバー間隔も相応に短くなる。従って、図3の上段(A)に示されたとおり、現在の速度Vが速度VM以上である、前回のハンドオーバーが現時刻T0より遡って所定の時間(図の例では1秒)内に発生している、のいずれかが成立し、動作モードは、通常モードから通話規制モードに切り替えられる。反対に、携帯電話端末ユーザが車両等から降りた場合、図3の下段(B)に示されたとおり、速度Vはほぼ0となり、前回ハンドオーバー時刻と現在時刻との時間も開いていき(図の例では60秒経過している)、一般にアンテナ受信状態も安定する。従って、この場合、動作モードは、通話規制モードから通常モードに切り替えられる。
なお、本実施形態に係る携帯電話端末は、通話規制モードにおいて、発呼及びメール操作等の禁止、着信時における相手に運転中であることを伝えるメッセージの送信、通話中に高速移動状態になった場合には通話の自動断といった各制御を行うこととしている。以下、ユーザのキー操作時、着信時、通話中の各動作について説明する。
図4は、携帯電話端末100のユーザが発呼操作及びメール操作を行った場合の制御部の判断フローを表したフローチャートである。図4を参照すると、まず、発呼等で操作部104への操作が行われると、制御部103は、現在の動作モードが通話規制モードか否かを確認する(ステップS021)。ここで、現在の動作モードが通話規制モードでなければ通常どおり動作しユーザの操作を受け付ける(ステップS024)。
一方、ステップS021にて通話規制モードであれば、制御部103は、更に、発呼操作、メール操作、インターネット接続等の外部接続操作等の特定の禁止操作であるか否かを確認し(ステップS022)、前記特定の禁止操作以外であれば、通常どおり動作しユーザの操作を受け付ける(ステップS025)。一方、ここで、前記特定の禁止操作が行われた場合であれば、制御部103は、当該操作を無効にし、表示部109より高速移動中のため通話および通信できない旨の表示を行い、または、スピーカ107より警報音を出力する(ステップS023)。
図5は、携帯電話端末100宛てに着信があった場合の制御部の判断フローを表したフローチャートである。図5を参照すると、まず、着信を検出すると、制御部103は、現在の動作モードが通話規制モードか否かを確認する(ステップS031)。ここで、現在の動作モードが通話規制モードでなければ、制御部103は、通常どおり動作しユーザからのオフフック動作等を受け付ける(ステップS034)。
一方、ステップS031にて通話規制モードであれば、制御部103は、更に、メール着信か通話着信かを確認し(ステップS032)、メール着信であれば通常どおり動作しメールを受信する(ステップS035)。一方、通話着信の場合は、制御部103は、相手側に高速移動中のため通話ができない旨の自動応答メッセージを送出するとともに、伝言メッセージ録音機能がある場合には、伝言を受け付ける(ステップS033)。
図6は、通話中に通話規制モードに遷移した場合の制御部の判断フローを表したフローチャートである。図6を参照すると、制御部103は、通話中も、通話規制モードに遷移したことによる割り込みの発生を監視する(ステップS041、S044)。通話規制モードへの遷移が確認されると、まず通話断動作が行われる(ステップS042)。そして、着信時同様に、制御部103は、会話が中断された相手側に高速移動中のため通話ができなくなった旨の自動応答メッセージを送出するとともに、伝言メッセージ録音機能がある場合には、伝言を受け付ける(ステップS043)。
以上のとおり、本実施形態においては、携帯電話端末内部の加速度センサと、ハンドオーバー情報を利用することで、精度の良い通話規制の自動オンオフが実現されている。また、本実施形態は、既存の歩数計やカメラ機能の手ぶれ防止に用いられていた加速度センサを用いることが可能であり、追加のインフラストラクチャを要しないため、コスト的にも優位である。
また、本実施形態においては、ハンドオーバー情報とRSCP情報の組み合わせによって、前速度V0をゼロクリアするリセットを行うこととしているため、加速度センサ単体による構成に見られた高速移動中の電源投入に伴う速度推定値の誤認識や速度計算の誤差を補正することが可能となっている。
続いて、通常モードから通話規制モードへの遷移条件に更に工夫を加えた本発明の第2の実施形態について説明する。本発明の第2の実施形態の構成は、上記した第1の実施形態と同様であり、また、その動作も上記した第1の実施形態と共通するため、その相違する部分を中心に以下、説明する。
図7は、本発明の第2の実施形態に係る携帯電話端末100において所定時間間隔毎に行われるモード判定処理の流れを表したフローチャートである。図7のステップS101〜S106、ステップS109〜S112は、それぞれ、図2のステップS001〜S006、ステップS009〜S012に対応する。
本実施形態においても、まず、電源状態の確認が行われ(ステップS101)、電源がOFFの場合は、電源がONとなった場合のため、動作モードの初期化やフラグ等の初期化が行われるが、このとき高速移動状態の継続時間を表すタイマー値T=0がセットされる(ステップS108)。
また、ステップS105及びステップS109で共に否定判定であり(No)、かつ、ステップS110でRSCPも安定していると判断された場合、上記第1の実施形態では、動作モードフラグC_flagと速度V0を共に0にする処理を行っていたが、本実施形態では上記タイマー値Tも0にクリアする処理を行う(ステップS112)。
そして、ステップS105又はステップS109で高速移動中と判断され(ステップS105のYes、ステップS109のYes)、かつ、現在の動作モードが通話規制モードでないとき(ステップS106のNo)、タイマー値Tを参照し連続して移動している状態であるか否かを確認する処理が行われる(ステップS113)。
ここで、タイマー値Tが3秒を超えていれば、制御部103は、動作モードを通話規制モードに変更すべく、動作モードフラグC_flagを1に設定し、スタートに戻って速度測定を続行する(ステップS116)。
また、ステップS113にてタイマー値Tが3秒以下である場合には、更に、制御部103は、タイマーが停止しているか否かを確認する(ステップS114)。ここで、タイマーが停止状態(T=0)ならば、制御部103は、タイマーを起動し、高速移動状態の継続時間のカウントを開始し、スタートに戻って速度測定を続行する(ステップS117)。また、ステップS114にてタイマー値Tが0でない場合も、制御部103は、スタートに戻って速度を観測する(ステップS115)。
以上のとおり本実施形態では、タイマーにより高速移動状態が継続している状態を確認してから、動作モードを通話規制モードに移行することが可能となっている。従って、上記した第1の実施形態に比べて、携帯電話端末ユーザの瞬間的な挙動等によって過敏に反応しにくいよう構成されている。
続いて、携帯電話端末にハンズフリー機器が装着されているか否かによって、通話規制モードにおける規制内容に工夫を加えた本発明の第3の実施形態について説明する。本発明の第3の実施形態の構成は、上記した第1、第2の実施形態と同様であり、また、その動作も上記した第1、第2の実施形態と共通するため、その相違する部分を中心に以下、説明する。
本実施形態においては、制御部103は、ハンズフリー機器が接続されているか否かを自動検出し、ハンズフリー機器の接続状態を表すフラグ(HF_flag;接続時には1、未接続時には0)を管理する。このハンズフリー機器の接続状態の判定には、以下の情報を利用することができる。例えば、ヘッドセットジャック(H/S JACK)110接続のヘッドセット使用時は、ヘッドセット検出信号を使用することができ、USBハンズフリーキット使用時には、USB検出状態であるかの情報を利用することができる。また、Bluetooth機器の使用時は、HS profileやHandsfree Profileで接続がされているかによって判別可能である。
図8は、本実施形態に係る携帯電話端末100のユーザが発呼操作及びメール操作を行った場合の制御部の判断フローを表したフローチャートである。図8を参照すると、まず、発呼等で操作部104への操作が行われると、制御部103は、上記第1の実施形態同様、現在の動作モードが通話規制モードか否かを確認する(ステップS121)。ここで、現在の動作モードが通話規制モードでなければ通常どおり動作しユーザの操作を受け付ける(ステップS124)。
一方、ステップS121にて通話規制モードであれば、制御部103は、更に、ハンズフリー機器が接続されていることを示すフラグを確認することにより、ハンズフリー機器が接続されているか否かを確認する(ステップS122)。ここで、例えば、ハンズフリー機器が接続されていることが確認できた場合(HF_flag=1)には、制御部は、ハンズフリー機器装着時の制限に従い、ユーザの操作を受け付ける(ステップS123)。一方、ハンズフリー機器が接続されていない場合は、当該操作を無効にし、表示部109より高速移動中のため通話および通信できない旨の表示を行い、または、スピーカ107より警報音を出力する(ステップS125)。
図9は、本実施形態に係る携帯電話端末100宛てに着信があった場合の制御部の判断フローを表したフローチャートである。図9を参照すると、まず、着信を検出すると、制御部103は、現在の動作モードが通話規制モードか否かを確認する(ステップS131)。ここで、現在の動作モードが通話規制モードでなければ、制御部103は、通常どおり動作しユーザからのオフフック動作等を受け付ける(ステップS134)。
一方、ステップS131にて通話規制モードであれば、制御部103は、更に、メール着信か通話着信かを確認し(ステップS132)、メール着信であれば通常どおり動作しメールを受信する(ステップS135)。一方、通話着信の場合は、制御部103は、更に、ハンズフリー機器が接続されているか否かを確認する(ステップS136)。
ステップS136で、ハンズフリー機器が接続されていることが確認できた場合(HF_flag=1)には、制御部103は、ハンズフリー機器装着時の制限に従い、ユーザからのオフフック動作等を受け付ける(ステップS137)。一方、ハンズフリー機器が接続されていない場合は、制御部103は、第1の実施形態同様、当該操作を無効にし、表示部109より高速移動中のため通話および通信できない旨の表示を行い、または、スピーカ107より警報音を出力する(ステップS138)。
図10は、本実施形態に係る携帯電話端末にて通話中に通話規制モードに遷移した場合の制御部の判断フローを表したフローチャートである。図10を参照すると、第1の実施形態同様、制御部103は、通話中も、通話規制モードに遷移したことによる割り込みの発生を監視する(ステップS141、S144)。ここで、通話規制モードへの遷移が確認されると、制御部103は、更に、ハンズフリー機器が接続されているか否かを確認する(ステップS142)。
ステップS142で、ハンズフリー機器が接続されていることが確認できた場合(HF_flag=1)には、制御部103は、ハンズフリー機器装着時の制限に従い、通話制御を継続する(ステップS143)。一方、ハンズフリー機器が接続されていない場合は、制御部103は、第1の実施形態同様、通話断動作を行い(ステップS145)、自動応答メッセージ等の送出処理を実行する(ステップS146)。
以上のとおり、本実施形態は、上述した各実施形態の作用効果に加えて、上述した動作モードの適切な変更と相俟って、ハンズフリー機器の接続状態に応じたきめ細かい制御を行うことが可能となっている。
以上本発明の好適な実施形態を説明したが、本発明の技術的範囲は、上述した各実施形態に限定されるものではなく、加速度センサと、ハンドオーバー情報を併用して動作モードを、より安全側に働くよう保持乃至変更するという本発明の要旨を逸脱しない範囲で、各種の変形・置換をなしうることが可能であることはいうまでもない。例えば、上記した各実施の形態では、本発明を携帯電話端末に適用した例を挙げて説明したが、携帯電話端末に限らず、その他の車載端末、PDA(Personal Digital Assistant)、携帯型通信ゲーム機器等にも適用可能であり、またその場合に、前記通話規制モードに代えて当該移動端末に適した機能制限モードを設けることが可能である。
また、上記した各実施の形態では、速度の算出、ハンドオーバー情報等の記録を経てから、速度の判定、ハンドオーバー情報の判定、受信状態の判定を行うものとして説明したが、これらの順序を入れ替えたり、実施間隔を適宜変更しても良いことはもちろんである。
また、上記した各実施の形態では、RSCP情報を記録して、受信状態が所定期間に亘って安定している否かを判定するものとして説明したが、RSCP情報に代えてその他の通信品質を表すパラメータを用いることも可能である。
また、上記した各実施の形態では、通話規制モード中であっても電子メールの着信は許容するものとして説明したが、電子メールの着信も保留するなど、通話規制モード下での機能制限は、道路事情や法制に応じて適宜変更することが可能である。
本発明の第1の実施形態に係る携帯電話端末の概略構成を表したブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る携帯電話端末において所定時間間隔毎に行われるモード判定処理の流れを表したフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る携帯電話端末の動作モードの切り替え条件を概説するための図である。 本発明の第1の実施形態に係る携帯電話端末の制御部の判断フローを表したフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る携帯電話端末の制御部の判断フローを表したフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る携帯電話端末の制御部の判断フローを表したフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る携帯電話端末において所定時間間隔毎に行われるモード判定処理の流れを表したフローチャートである。 本発明の第3の実施形態に係る携帯電話端末の制御部の判断フローを表したフローチャートである。 本発明の第3の実施形態に係る携帯電話端末の制御部の判断フローを表したフローチャートである。 本発明の第3の実施形態に係る携帯電話端末の制御部の判断フローを表したフローチャートである。
符号の説明
100 携帯電話端末
101 無線アンテナ
102 送受信部(TRX)
103 制御部
104 操作部
105 マイク
106 レシーバ
107 スピーカ
108 加速度センサ
109 表示部
110 ヘッドセットジャック(H/S JACK)
111 Bluetooth通信部
112 USBポート
113 記憶部

Claims (11)

  1. 加速度センサと、該加速度センサの出力値から算出した移動速度が所定値以上である場合に、特定の機能の利用制限を行う機能制御部と、を備えた移動端末であって、
    少なくともハンドオーバーが発生した時刻を記録する手段を備え、
    更に、前記機能制御部は、前記加速度センサの出力値から算出した速度が所定値未満であっても、前回ハンドオーバー発生時刻と現在時刻との間隔が所定値以下である場合も、前記特定の機能の利用制限を行うこと、
    を特徴とする移動端末。
  2. 更に、アンテナ受信状態の推移を記録する手段を備え、
    前記加速度センサから求めた速度が所定値未満であり、かつ、前記前回ハンドオーバー発生時刻と現在時刻との間隔が所定値を超えており、かつ、前記アンテナ受信状態が所定期間に亘って安定している場合に、前記特定の機能の利用制限を解除すること、
    を特徴とする請求項1に記載の移動端末。
  3. 前記特定の機能の利用制限を解除する場合は、現在の速度を0として前記加速度センサによる速度の算出を再開すること、
    を特徴とする請求項1又は2に記載の移動端末。
  4. 前記加速度センサの出力値から算出した速度が所定時間以上継続して所定値以上であった場合に、前記特定の機能の利用制限を開始すること、
    を特徴とする請求項1乃至3いずれか一に記載の移動端末。
  5. 前記特定の機能の利用制限中であっても、ハンズフリー機器が接続されている場合には、少なくともハンズフリー機器を介した通話を許容すること、
    を特徴とする請求項1乃至4いずれか一に記載の移動端末。
  6. 前記特定の機能として、通話機能が設定されていること、
    を特徴とする携帯電話端末。
  7. 加速度センサを備える移動端末における特定の機能の利用制限方法であって、
    前記移動端末の機能制御部が、前記加速度センサから得られる加速度から速度を算出するステップと、
    前記移動端末の機能制御部が、ハンドオーバーが発生した時刻を記録するステップと、を含み、
    前記移動端末の機能制御部は、
    (A−1)前記加速度センサから求めた速度が所定値以上、
    (B−1)前回ハンドオーバー発生時刻と現在時刻との間隔が所定値以下、
    いずれかが成立した場合に、特定の機能の利用制限を開始し、
    (A−2)前記加速度センサから求めた速度が所定値未満、
    (B−2)前回ハンドオーバー発生時刻と現在時刻との間隔が所定値超、
    の両方が成立した場合に、前記特定の機能の利用制限を解除すること、
    を特徴とする移動端末の利用制限方法。
  8. 更に、前記移動端末の機能制御部が、アンテナ受信状態の推移を記録するステップを含み、
    前記移動端末の機能制御部は、前記(A−2)、(B−2)の条件に加え、
    (C−2)前記アンテナ受信状態が所定期間に亘って安定している場合に、前記特定の機能の利用制限を解除し、その他の場合は、前記特定の機能の利用制限を続行すること、
    を特徴とする請求項7に記載の移動端末の利用制限方法。
  9. 前記移動端末の機能制御部は、前記特定の機能の利用制限を解除する場合は、現在の速度を0として前記加速度センサによる速度の算出を再開すること、
    を特徴とする請求項7又は8に記載の移動端末の利用制限方法。
  10. 前記移動端末の機能制御部は、
    (A’)前記加速度センサから求めた速度が所定時間以上継続して所定値以上であった場合に、前記特定の機能の利用制限を開始すること、
    を特徴とする請求項7乃至9いずれか一に記載の移動端末の利用制限方法。
  11. 前記特定の機能の利用制限中であっても、ハンズフリー機器が接続されている場合には、少なくともハンズフリー機器を介した通話を許容すること、
    を特徴とする請求項7乃至10いずれか一に記載の移動端末の利用制限方法。
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