JP2006294740A - 電子装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ヒートシンクに電子部品を搭載し、これらをモールド樹脂で封止してなる電子装置において、放熱フィンを不要としつつ放熱フィンを用いた場合と同様の放熱性を確保可能な簡易で安価な構成を実現する。
【解決手段】 ヒートシンク10と、ヒートシンク10の一面11に搭載されて固定された電子部品20と、ヒートシンク10および電子部品20を封止するモールド樹脂60とを備える電子装置100において、ヒートシンク10における一面11と反対側の他面12側の部位は、モールド樹脂60から突出する突出部13となっており、突出部13の突出方向Yからヒートシンク10の他面12をみたとき、突出部13の外周端部13aがモールド樹脂60の外周端部61からはみ出しており、突出部13は、モールド樹脂60よりもサイズが大きいものとなっている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、半導体チップなどの電子部品が搭載されたヒートシンクをモールド樹脂で封止してなる樹脂モールドパッケージタイプの電子装置に関し、特にヒートシンクの放熱構造に関する。
この種の電子装置は、一般に、ヒートシンクと、ヒートシンクの一面に搭載されて固定された電子部品と、ヒートシンクおよび電子部品を包み込むように封止するモールド樹脂とを備えて構成されている。
図7は、この種の一般的な電子装置を外部の基材200に取り付けた構造を示す外観側面図である。この図7において、ヒートシンク10は通常、Cuなどの金属からなる板形状をなすものであり、ヒートシンク10のほぼ全体がモールド樹脂60の内部に埋設されている。
そして、図示しないが、モールド樹脂60の内部において、ヒートシンク10の一面には半導体チップなどの電子部品が搭載されている。また、図7に示されるように、パッケージ放熱性を高めるため、ヒートシンク10の他面12がモールド樹脂60から露出して放熱面12となっており、ヒートシンク10に搭載された上記電子部品などから発生する熱は、このヒートシンク10の他面12から放熱可能となっている。
そして、図7に示されるように、電子装置は、このモールド樹脂60から露出したヒートシンク10の他面12にて、外部の基材200に、はんだや導電性接着剤などの接着部材300などを介して熱的に接続されることによって、電子装置にて発生した熱を、ヒートシンク10から基材200に放熱するようになっている。
ここで、基材200として回路基板などの基板200を用いた場合、ヒートシンク10の露出面である他面12は、たとえば、当該基板200のランド部分にはんだ付けされることにより、ヒートシンク10と当該基板200とが熱的に接続される。それによって、電子装置の熱は、ヒートシンク10から当該基板200へ放熱される。
一方、リードフォーミング時のアウターリードの曲げ方向を逆にし、当該アウターリードを介して電子装置を上記基板に実装した場合などには、モールド樹脂から露出するヒートシンクの他面は基板とは反対側を向くことになる。
そのため、電子装置の熱はヒートシンクから空気中へ放熱されることになるが、この場合、一般には、放熱性を高めるため、上記基材として放熱フィンが用いられる。つまり、この場合、上記図7に示される基材200が放熱性の高い材料を用いた放熱フィン200であり、ヒートシンク10の他面12は、熱伝導性に優れた接着剤やグリスなどからなる接着部材300を介して、放熱フィン200と熱的に接続される。
ここで、放熱フィン200のサイズは一般的に、モールド樹脂60のサイズすなわちパッケージサイズよりも大きいものである。このように、大きな放熱フィンを付加することにより、さらなる放熱性の向上が図られる。
しかしながら、上記したような放熱フィン200を付加するためには、ヒートシンク10と放熱フィン200との接続工程、すなわち、ヒートシンク10への接着材料の塗布や接着後の乾燥などを行わなければならない。
つまり、従来では、電子装置においてモールド樹脂60から露出するヒートシンク10に、放熱フィン200を接続することにより、さらなる放熱性の向上が図れる反面、この接続工程を行うがゆえに、これらの作業について多くの工数が必要となってしまい、コストの増大につながる。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、ヒートシンクに電子部品を搭載し、これらをモールド樹脂で封止してなる電子装置において、放熱フィンを不要としつつ放熱フィンを用いた場合と同様の放熱性を確保可能な簡易で安価な構成を実現することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、ヒートシンク(10)と、ヒートシンク(10)の一面(11)に搭載されて固定された電子部品(20)と、ヒートシンク(10)および電子部品(20)を封止するモールド樹脂(60)とを備える電子装置において、ヒートシンク(10)における一面(11)と反対側の他面(12)側の部位は、モールド樹脂(60)から突出する突出部(13)となっており、突出部(13)の突出方向(Y)からヒートシンク(10)の他面(12)をみたとき、突出部(13)の外周端部(13a)がモールド樹脂(60)の外周端部(61)からはみ出しており、突出部(13)は、モールド樹脂(60)よりもサイズが大きいものとなっていることを特徴としている。
それによれば、ヒートシンク(10)の突出部(13)の突出方向(Y)からヒートシンク(10)の他面(12)をみたとき、当該突出部(13)の外周端部(13a)がモールド樹脂(60)の外周端部(61)からはみ出した構成とすることにより、ヒートシンク(10)の突出部(13)は、モールド樹脂(60)すなわちパッケージのサイズよりも大きなサイズを有することになるため、この突出部(13)を従来の放熱フィンと同程度のサイズとすることができる。
そして、突出部(13)は、もともと放熱性に優れた材料からなるヒートシンク(10)の一部であるため、この突出部(13)自体を放熱フィンとして機能させることができる。つまり、突出部(13)を放熱フィンの代用品とできるため、本発明の電子装置においては、放熱フィンを用いなくても、それを用いた場合と同等の放熱性を実現することができる。
このように、本電子装置によれば、放熱フィンが不要となり、それに伴い、放熱フィンとヒートシンクとの接続工程が不要になる。そして、このような突出部(13)をヒートシンク(10)自体に設けることは、ヒートシンク(10)の形状変更を行えばすむことであり、安価に実現できる。
よって、本発明によれば、ヒートシンク(10)に電子部品(20)を搭載し、これらをモールド樹脂(60)で封止してなる電子装置において、放熱フィンを不要としつつ放熱フィンを用いた場合と同様の放熱性を確保可能な簡易で安価な構成を実現することができる。
ここで、請求項2に記載の発明のように、請求項1に記載の電子装置においては、突出部(13)の突出方向(Y)からヒートシンク(10)の他面(12)をみたとき、突出部(13)の外周端部(13a)の全周部がモールド樹脂(60)の外周端部(61)からはみ出しているものにできる。
それによれば、ヒートシンク(10)の突出部(13)のサイズを、モールド樹脂(60)のサイズよりも一回り大きなものにできるため、放熱効果をより向上させることができる。
また、請求項3に記載の発明のように、請求項1または請求項2に記載の電子装置においては、電子部品(20)の周囲にはリード(40)が配置されており、電子部品(20)とリード(40)とは電気的に接続されており、リード(40)は、その一部がモールド樹脂(60)から露出するようにモールド樹脂(60)により封止されているものにできる。
さらに、請求項4に記載の発明のように、請求項3に記載の電子装置においては、電子部品(20)とリード(40)とはボンディングワイヤ(50)により結線されて電気的に接続されており、ボンディングワイヤ(50)はモールド樹脂(60)により封止されているものにできる。
また、請求項5に記載の発明のように、請求項1〜請求項4に記載の電子装置においては、電子部品としては、半導体チップ(20)を採用することができる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各図相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、説明の簡略化を図るべく、図中、同一符号を付してある。
図1は、本発明の実施形態に係る樹脂モールドパッケージタイプの電子装置100の概略断面構成を示す図であり、図2は、この電子装置100の概略側面図、図3は、この電子装置100を外部の基材200に接続した構造を示す概略側面図である。なお、図2、図3においては、アウターリード42は省略してある。
この電子装置100は、たとえば、QFP(クワッドフラットパッケージ)、SOP(スモールアウトラインパッケージ)などの種々のモールドパッケージに適用することができる。
[構成等]
図1に示されるように、本実施形態の電子装置100は、大きくは、ヒートシンク10と、ヒートシンク10に接着剤30を介して搭載固定された電子部品20と、電子部品20の周囲に配置されたリード40と、電子部品20とリード40とを結線するボンディングワイヤ50と、これら各部10〜50を封止するモールド樹脂60とを備えて構成されている。
ヒートシンク10は、放熱性に優れた材料からなるものであり、たとえば、Cu、Fe、Mo、42アロイ、コバールなどに代表される金属などからなる板材である。具体的に、ヒートシンク10は、プレス加工やエッチング加工、切削加工などにより形成されたCu板からなるものにできる。
また、ヒートシンク10の表面には、必要に応じて、メッキやサンドブラストなどの表面処理が行われていてもよい。このような表面処理を行うことでヒートシンク10の表面粗度を調節することができ、たとえば、モールド樹脂60との密着性の確保や、はんだ付け性の確保、あるいは、モールド樹脂60から露出する部位にて樹脂バリを防止することなどに対して効果がある。
また、図1に示されるように、ヒートシンク10においては、部品搭載面である一面(図1中の下面)11側と放熱面である他面(図1中の上面)12との間の側面に段差が形成されており、それによって、ヒートシンク10のうち一面11側の方が小さく、一面11とは反対側の他面12側の方が大きい形状となっている。
つまり、本実施形態のヒートシンク10は、一面11と他面12とを比べた場合、一面11が比較的面積の小さな小面積部、他面12が比較的面積の大きな大面積部となっている。
そして、このヒートシンク10の一面11側には、電子部品20が搭載されている。ここでは、電子部品20は半導体チップ20としている。この半導体チップ20は、たとえば、シリコン半導体基板などからなるもので、半導体プロセス技術を用いてトランジスタ素子などの素子が形成されたICチップなどである。
具体的に、半導体チップ20としては、駆動時においてヒートシンク10により放熱が必要な程度に発熱量が大きいものであり、たとえばパワーMOS素子や電源IC、アナログドライバーICなどが形成されたチップとすることができる。
そして、本実施形態では、ヒートシンク10と半導体チップ20とはダイボンド材としての接着剤30を介して接着され固定されている。この接着剤30は、エポキシ系樹脂、ポリイミド樹脂、シリコーン系樹脂などの熱伝導性に優れた樹脂からなる。具体的に、接着剤30は、導電性接着剤などからなり、たとえば、エポキシ系樹脂にAgフィラーを混合させた銀ペーストからなるものにできる。
また、ヒートシンク10および半導体チップ20の周囲には、Cuや42アロイ合金などの金属からなるリードとしてのリードフレーム40が配置されている。このリードフレーム40の表面には、必要に応じてメッキ処理が施されている。そして、半導体チップ20とリードフレーム40とは、金やアルミニウムなどからなるボンディングワイヤ50によって結線され電気的に接続されている。
そして、モールド樹脂60は、ヒートシンク10、半導体チップ20、リードフレーム40のインナーリード41およびワイヤ50を包み込むように封止している。このモールド樹脂60は、エポキシ系樹脂などの電子装置分野で採用することの可能な通常のモールド材料からなるものである。具体的に、モールド樹脂60は、エポキシ系樹脂からなり、さらに熱膨張係数を調整する等のためにシリカなどからなるフィラーが含有されたものにできる。
このような本実施形態の電子装置100において、ヒートシンク10の他面12側の部位すなわち大面積部側の部分が、モールド樹脂60から突出した突出部13として構成されている。このように、ヒートシンク10の他面12側が突出部13としてモールド樹脂60から露出することにより、放熱性の向上が図られている。
そして、図1に示されるように、ヒートシンク10の他面12と直交する方向Yすなわち突出部13の突出方向Yからヒートシンク10の他面12をみたとき、この突出部13の外周端部13aがモールド樹脂60の外周端部61からはみ出しており、それによって、突出部13は、モールド樹脂60よりもサイズが大きいものとなっている。
つまり、上記した突出方向Yからすなわち図1中の上方から電子装置をみたとき、ヒートシンク10の他面12の外周端部の一部あるいは全周部が、モールド樹脂60の外周端部61よりも外側に位置しており、それによって、上記突出方向Yからみたときのヒートシンク10の他面12の平面サイズが、モールド樹脂60の平面サイズよりも大きくなっている。
さらに言うならば、本実施形態のヒートシンク10は、モールド樹脂60内部に位置する部品搭載面としての一面11が、モールド樹脂60の外周端部61の内周に位置しており、モールド樹脂60から突出する放熱面としての他面12が、モールド樹脂60の外周端部61からはみ出すように、当該一面11側から当該他面12側へ拡がった形状となっている。
また、リードフレーム40のアウターリード42がモールド樹脂60から突出しており、このアウターリード42によって、電子装置100と外部の回路基板との接続を可能としている。ここで、この回路基板としては、プリント基板やセラミック基板などを採用することができる。
なお、このアウターリード42が、電子装置100の実装形態に応じて、適宜フォーミングされることは周知のことである。たとえば、ヒートシンク10の突出部13側すなわち他面12側を上記回路基板に対向させて電子装置100を実装するときには、アウターリード42は、ヒートシンク10の他面12側(図1中の上方側)に折り曲げられ、逆に、ヒートシンク10の一面11側を上記回路基板に対向させて電子装置100を実装するときには、アウターリード42は、ヒートシンク10の他面12側とは反対側(図1中の下方側)に折り曲げられる。
このような電子装置100は、たとえば次のようにして製造することができる。ヒートシンク10とリードフレーム40とを、かしめや溶接、あるいは接着などにより接合し、一体に固定する。
その後、半導体チップ20を接着剤30を介してヒートシンク10に搭載し、続いて、ワイヤボンディングを行って半導体チップ20とリードフレーム40とを接続し、その後、樹脂モールドを行い、モールド樹脂60による封止を行う。
さらに、リードフレーム40のうちモールド樹脂60の外部に出ている部分、たとえばタイバーやフレーム部のカットや、アウターリード42のフォーミング成形などを行う。それにより、本実施形態の電子装置100ができあがる。
そして、本電子装置100は、上述したように、上記回路基板上に搭載され、モールド樹脂60から突出するアウターリード42を、はんだなどを介して当該回路基板のランドに接続することにより、当該回路基板上に実装される。なお、この場合に用いられるはんだとしては、Sn−Ag(Ag3.5)系はんだ、Sn−Ag−Cu系はんだなどのPbフリーはんだなどが採用できる。
図3に示される例では、外部の基材200は、本電子装置100およびこの電子装置100が実装される上記回路基板を収納するケース200であり、図3には示さないが、当該回路基板は、電子装置100の下方に位置する。
つまり、本例では、ヒートシンク10の一面11側を回路基板に対向させて電子装置100を実装するものであり、図3では示さないが、アウターリード42は、ヒートシンク10の他面12側とは反対側(図3中の下方側)に折り曲げられて、回路基板に接続されている。
そして、本例では、図3に示されるように、電子装置100は、ヒートシンク10の他面12にて、はんだや導電性接着剤などの接着部材300などを介してケース200に熱的に接続されている。それによって、電子装置100にて発生した熱が、ヒートシンク10から外部の基材としてのケース200に放熱されるようになっている。
[効果等]
ところで、本実施形態によれば、ヒートシンク10と、ヒートシンク10の一面11に搭載されて固定された電子部品20と、ヒートシンク10および電子部品20を封止するモールド樹脂60とを備える電子装置において、ヒートシンク10における一面11と反対側の他面12側の部位は、モールド樹脂60から突出する突出部13となっており、突出部13の突出方向Yからヒートシンク10の他面12をみたとき、突出部13の外周端部13aがモールド樹脂60の外周端部61からはみ出しており、突出部13は、モールド樹脂60よりもサイズが大きいものとなっていることを特徴とする電子装置100が提供される。
それによれば、ヒートシンク10の突出部13の突出方向Yからヒートシンク10の他面12をみたとき、当該突出部13の外周端部13aがモールド樹脂60の外周端部61からはみ出した構成とすることにより、ヒートシンク10の突出部13は、モールド樹脂60すなわちパッケージのサイズよりも大きなサイズを有することになるため、この突出部13を従来の放熱フィンと同程度のサイズとすることができる。
そして、突出部13は、もともと放熱性に優れた材料からなるヒートシンク10の一部であるため、この突出部13自体を放熱フィンとして機能させることができる。つまり、突出部13を放熱フィンの代用品とできるため、本発明の電子装置においては、放熱フィンを用いなくても、それを用いた場合と同等の放熱性を実現することができる。
このように、本電子装置によれば、放熱フィンが不要となり、それに伴い、放熱フィンとヒートシンクとの接続工程が不要になる。そのため、ヒートシンク10への接着材料の塗布や接着後の乾燥などを行う必要がなくなり、上記した本実施形態の製造方法のように、モールド樹脂60による封止の完了に伴い、本実施形態における放熱構造も同時に完成する。
そして、このような突出部13をヒートシンク10自体に設けることは、ヒートシンク10の形状変更を行えばすむことであり、安価に実現できる。つまり、本実施形態のヒートシンク10も、ヒートシンク素材をプレス加工やエッチング加工あるいは切削加工するという従来と同様の形成方法により、容易に作成することができるため、実質的にコストアップを生じることはない。
よって、本実施形態によれば、ヒートシンク10に電子部品20を搭載し、これらをモールド樹脂60で封止してなる電子装置100において、放熱フィンを不要としつつ、放熱フィンを用いた場合と同様の放熱性を確保可能な簡易で安価な構成を実現することができる。
また、本実施形態では、突出部13の突出方向Yからヒートシンク10の他面12をみたとき、突出部13の外周端部13aの一部もしくは全周部がモールド樹脂60の外周端部61からはみ出していればよいが、望ましくは、上記した突出方向Yからヒートシンク10の他面12をみたとき、突出部13の外周端部13aの全周部がモールド樹脂60の外周端部61からはみ出していることが好ましい。
それによれば、ヒートシンク10の突出部13のサイズを、モールド樹脂60のサイズよりも一回り大きなものにできるため、電子装置100の放熱効果をより向上させることができる。
また、本実施形態の電子装置100においては、電子部品20の周囲にはリードとしてのリードフレーム40が配置されており、電子部品20とリードフレーム40とは電気的に接続されており、リードフレーム40は、その一部すなわちアウターリード42がモールド樹脂60から露出するようにモールド樹脂60により封止されていることも特徴のひとつである。
さらに、本実施形態の電子装置100においては、電子部品20とリードフレーム40とはボンディングワイヤ50により結線されて電気的に接続されており、ボンディングワイヤ50はモールド樹脂60により封止されていることも特徴のひとつである。
また、本実施形態の電子装置100においては、電子部品として半導体チップ20を採用したことも特徴のひとつである。
[変形例]
図4、図5、図6は、それぞれ本実施形態の第1の変形例、第2の変形例、第3の変形例を示す概略側面図である。
図4に示される第1の変形例では、ヒートシンク10の突出部13に溝14が設けられている。図示例では、溝14はヒートシンク10の他面12に設けられているが、突出部13の表面ならば、当該他面12以外に設けられていてもよい。このように、突出部13に溝14を設けることにより、空気との接触面積が大きくなり、放熱性を高めることができる。
図5に示される第2の変形例では、ヒートシンク10の突出部13に貫通穴15が設けられている。それにより、上記溝14を設けた上記変形例の場合と同様に、空気との接触面積が大きくなり、放熱性を高めることができる。
なお、これら溝14や貫通穴15は、上記したヒートシンク10の通常の加工方法により形成することができる。また、これら溝14や貫通穴15は、複数個でも単数でもよく、また、溝14と貫通穴15とが同時に形成されていてもよい。
さらに、図6に示される第3の変形例のように、貫通穴15が形成されたヒートシンク10において、貫通穴15に、水などの冷媒Rを流通させるようにすれば、強制的な冷却効果を持たせることができる。
(他の実施形態)
なお、上記図1に示されるヒートシンク10においては、その一面11と他面12との間の側面に段差が形成されることによって、ヒートシンク10のうち一面11側の方が面積が小さく他面12側の方が面積が大きくなっているが、このようにヒートシンク10の一面11と他面12とで面積が変わることは段差を介したものでなくてもよい。
たとえば、ヒートシンク10の側面が、一面11から他面12へ向かって拡がるようなテーパ状となっている、すなわち、上記図1に示される断面にてヒートシンク10の形状が、上辺(つまり他面12側)が下辺(つまり一面11側)よりも大きな台形となっていることにより、一面11と他面12とで面積が変わるものでもよい。
また、ヒートシンク10のうちモールド樹脂60にて封止されている表面に、モールド樹脂60とヒートシンク10との密着性を高めるための突起部(コイニング)を有するものであってもよい。当該突起部がモールド樹脂60に食い込むことにより、モールド樹脂60の剥離が抑制される。
また、上記図3において、外部の基材200を、電子装置100が実装される回路基板200として構成してもよい。この場合、ヒートシンク10の突出部13側すなわち他面12側を外部基板に対向させて電子装置100を実装するものであり、図3では示さないが、アウターリード42は、ヒートシンク10の他面12側(図3中の上方側)に折り曲げられて、回路基板200に接続される。
そして、この場合、電子装置100は、ヒートシンク10の他面12にて接着部材300などを介して、回路基板200あるいは回路基板200上の別部材に熱的に接続され、それによって、電子装置100にて発生した熱は、ヒートシンク10から外部の基材としての回路基板200に放熱されることになる。
また、上記図1に示される電子装置100は、たとえばQFPやSOPなどに適用可能な形態のものであったが、上記ヒートシンク10を適用可能な電子装置としては、パッケージ形態やパッケージサイズなどが限定されるものではない。
たとえば、上記ヒートシンク10を適用可能な電子装置としては、リードフレームを用いたQFNパッケージ(Quad Flat Non−Leaded Package)構造を有する電子装置が挙げられる。
このものは、リードフレームはモールド樹脂の側面から突出するアウターリードを無くし、リードフレームのインナーリードの一部をモールド樹脂から露出させるハーフモールド構造となる。そして、この場合、モールド樹脂におけるインナーリードが露出する面とは反対側の面からヒートシンク10を突出させ突出部とすればよい。
また、上記ヒートシンク10を適用可能な電子装置としては、パワーモジュールが挙げられる。このものは、ヒートシンク10の一面に、電子部品としての半導体チップ以外に、さらに、ICチップやコンデンサや抵抗などの部品が搭載された基板を、電子部品として並列に搭載したものである。ここで、この基板としては、セラミック基板やプリント基板を採用できる。
さらに言うならば、本発明の電子部品は、ヒートシンクに搭載可能なものであればよく、上記した半導体チップ20、上記の部品が搭載された基板、さらには、コンデンサ素子や抵抗素子などでもよい。
また、上記実施形態では、電子部品20とリード40との電気的な接続は、ボンディングワイヤ50により行っていたが、たとえば、電子部品とリードとがワイヤではなく、バンプなどで接続されていてもよい。
また、リードとしてのリードフレーム40は、ヒートシンク10に搭載された電子部品20からの電気的な取出を行うためのものであるが、このようなリードとしては、上記リードフレームに限定されない。
たとえば、ヒートシンク10そのものに一体にリードが成形された構成とし、このヒートシンクに電子部品が導電性接着剤やはんだなどを介して電気的に接続されることにより、このヒートシンクのリードを介して電子部品と外部とが電気的に接続されるようにしてもよい。
要するに、本発明は、ヒートシンクと、ヒートシンクの一面に搭載されて固定された電子部品と、ヒートシンクおよび電子部品を封止するモールド樹脂とを備える電子装置において、ヒートシンクの他面側の部位としてモールド樹脂から突出する突出部について、その突出方向からヒートシンクの他面をみたとき、当該突出部の外周端部がモールド樹脂の外周端部からはみ出させることにより、当該突出部を、モールド樹脂よりもサイズが大きいものとしたことを要部としたものであり、その他の部分については適宜、設計変更が可能である。
ちなみに、従来では、上記図7にも示されるように、モールド樹脂から突出するヒートシンクの他面について、その突出方向からヒートシンクの他面をみたとき、当該他面の外周端部はモールド樹脂の外周端部からはみ出さずに、モールド樹脂の外周端部の内周側に位置している。それにより、従来では、モールド樹脂から突出するヒートシンクの他面の平面サイズは、モールド樹脂よりも小さくなっている。
このように、本発明は従来の樹脂モールドパッケージタイプの電子装置において、ヒートシンクのうちモールド樹脂から突出する突出部のサイズをパッケージサイズよりも大きくするという、従来とは異なる新規な構成を採用することで、上記目的を達成するものである。
本発明の実施形態に係る樹脂モールドパッケージタイプの電子装置の概略断面構成を示す図である。 図1に示される電子装置の概略側面図である。 図1に示される電子装置を外部の基材に接続した構造を示す概略側面図である。 上記実施形態の第1の変形例を示す概略側面図である。 上記実施形態の第2の変形例を示す概略側面図である。 上記実施形態の第3の変形例を示す概略側面図である。 従来の一般的な電子装置を外部の基材に取り付けた構造を示す概略側面図である。
符号の説明
10…ヒートシンク、11…ヒートシンクの一面、12…ヒートシンクの他面、
13…ヒートシンクの突出部、13a…突出部の外周端部、
20…電子部品としての半導体チップ、40…リードとしてのリードフレーム、
50…ボンディングワイヤ、60…モールド樹脂、61…モールド樹脂の外周端部、
Y…突出部の突出方向。

Claims (5)

  1. ヒートシンク(10)と、
    前記ヒートシンク(10)の一面(11)に搭載されて固定された電子部品(20)と、
    前記ヒートシンク(10)および前記電子部品(20)を封止するモールド樹脂(60)とを備える電子装置において、
    前記ヒートシンク(10)における前記一面(11)と反対側の他面(12)側の部位は、前記モールド樹脂(60)から突出する突出部(13)となっており、
    前記突出部(13)の突出方向(Y)から前記ヒートシンク(10)の前記他面(12)をみたとき、前記突出部(13)の外周端部(13a)が前記モールド樹脂(60)の外周端部(61)からはみ出しており、
    前記突出部(13)は、前記モールド樹脂(60)よりもサイズが大きいものとなっていることを特徴とする電子装置。
  2. 前記突出部(13)の突出方向(Y)から前記ヒートシンク(10)の前記他面(12)をみたとき、前記突出部(13)の外周端部(13a)の全周部が前記モールド樹脂(60)の外周端部(61)からはみ出していることを特徴とする請求項1に記載の電子装置。
  3. 前記電子部品(20)の周囲にはリード(40)が配置されており、
    前記電子部品(20)と前記リード(40)とは電気的に接続されており、
    前記リード(40)は、その一部が前記モールド樹脂(60)から露出するように前記モールド樹脂(60)により封止されていることを特徴とする請求項1または2に記載の電子装置。
  4. 前記電子部品(20)と前記リード(40)とはボンディングワイヤ(50)により結線されて電気的に接続されており、
    前記ボンディングワイヤ(50)は前記モールド樹脂(60)により封止されていることを特徴とする請求項3に記載の電子装置。
  5. 前記電子部品は、半導体チップ(20)であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載の電子装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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