JP2006291709A - 気体密度比検出装置、濃度検出装置及び燃料蒸気処理装置 - Google Patents

気体密度比検出装置、濃度検出装置及び燃料蒸気処理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 複数種類の気体の密度比を精確に検出する気体密度比測定装置を提供する。
【解決手段】 上流側端部から複数種類の気体が相異なるタイミングで流入する測定通路24と、測定通路24の下流側端部に連通し、測定通路を減圧するポンプと、測定通路24の中途部に設けられ、測定通路24の通路面積を絞るオリフィス14と、オリフィス14よりも下流側において前記複数種類の気体が測定通路24の内壁面24cから剥離することを抑制する剥離抑制手段16と、ポンプにより測定通路24が減圧された状態でオリフィス14の両端間の差圧又はオリフィス14における気体通過流量を測定する測定手段と、前記複数種類の気体について測定手段により測定された差圧又は流量に基づき、それら気体の密度比を算出する密度比算出手段とを設ける。
【選択図】 図1

Description

本発明は、気体密度比検出装置並びにそれを備えた濃度検出装置及び燃料蒸気処理装置に関する。
従来、燃料タンク内で発生した燃料蒸気をキャニスタに一時的に吸着させ、内燃式エンジンの吸気通路の負圧によりキャニスタから脱離させた燃料蒸気を吸気通路へパージする燃料蒸気処理装置が知られている。こうした燃料蒸気処理装置の一種として、パージ対象の燃料蒸気が空気に混合してなる混合気中の燃料蒸気濃度を検出し、その検出結果に基づいてパージを制御するようにしたものが特許文献1に開示されている。具体的には特許文献1に開示の燃料蒸気処理装置では、混合気を吸気通路へ導くパージ通路において混合気の密度を検出する一方、大気に開放される大気通路において空気の密度を検出し、それら検出密度の比から燃料蒸気濃度を算出している。
特開平6−101534号公報
しかし、特許文献1に開示の燃料蒸気処理装置では、パージ通路及び大気通路にそれぞれ設けたオリフィスの両端間の差圧から混合気及び空気の密度を割り出しているため、その密度比は各オリフィスの公差の影響を受けてしまう。それ故、燃料蒸気濃度の検出精度が低下してしまう。また、特許文献1に開示の燃料蒸気処理装置では、吸気通路へパージをしながら混合気の密度検出を実施する必要がある。それ故、エンジン始動後等、パージが実施されていない状態では混合気の密度検出を実施することができないため、燃料蒸気を短期間に大量にパージすることが困難となる。
そこで本発明者らは、中途部にオリフィスを設けた測定通路をポンプにより減圧して当該測定通路へ空気及び混合気を相異なるタイミングで流入させつつ、オリフィス両端間の差圧又はオリフィスにおける気体通過流量を測定し、その測定結果から空気と混合気との密度比を算出する技術について鋭意研究を行ってきた。この技術によれば、パージに先立ってポンプを作動させて密度比を検出することができると共に、密度比の検出に唯一つのオリフィスを利用することで検出結果へのオリフィス公差の影響を回避することができる。ところが、本発明者らがさらに研究を進めたところ、図17に示すように内径が長さ方向に一定のオリフィス1000を用いた場合には、新たな問題が生じることが判明した。以下、その問題について詳細に説明する。
一般に、オリフィスを通過する気体の密度ρと当該気体通過時のオリフィス両端間の差圧ΔPとの相関は、オリフィスにおける気体の通過流量Q、オリフィスの断面積A及び流量係数αを用いて、下記式(1)にて表される。
ρ=2・(α・A/Q)2・ΔP ・・・(1)
上記式(1)において流量Qは、オリフィスを減圧するポンプの吸入流量と一致する場合、ポンプの圧力(P)−流量(Q)特性から把握することができる。この場合、オリフィスを通過する空気及び混合気の密度ρAir,ρGasの比を算出するには、それら気体通過時の差圧ΔPAir,ΔPGasと流量係数αAir,αGasとが必要になる。それ故、流量係数αAir,αGasが互いに等しければ、差圧ΔPAir,ΔPGasの測定結果から密度ρAir,ρGasの比を精確に算出可能となるが、一定径のオリフィス1000を用いた場合には流量係数αAir,αGasが相異することを、本発明者らは発見したのである。尚、流量係数αAir,αGasは密度ρAir,ρGasに依存する物理量であるため、密度ρAir,ρGasの比を算出する上で予め測定しておくことはできない。したがって、密度ρAir,ρGasの比を算出するには、αAir=αGasと仮定せざるを得ず、その結果、密度ρAir,ρGasの比の算出精度が低下するという問題が生じるのである。
また、空気通過時の差圧ΔPAirと混合気通過時の差圧ΔPGasとが互いに等しくなるようにポンプを制御した場合、密度ρAir,ρGasの比を算出するには、オリフィスにおけるそれら気体の通過流量QAir,QGasと流量係数αAir,αGasとが必要になる。それ故、流量係数αAir,αGasが互いに等しければ、流量QAir,QGasの測定結果から密度ρAir,ρGasの比を精確に算出可能となるが、一定径のオリフィス1000を用いた場合には上述の如く流量係数αAir,αGasが相異してしまう。したがって、この場合にも、密度ρAir,ρGasの比の算出精度が低下するという問題が生じるのである。
本発明は、以上の知見に基づいてなされたものであって、その目的は、複数種類の気体の密度比を精確に検出する気体密度比測定装置及びそれに用いられるオリフィス部材を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、複数種類の気体の密度比を精確に検出する気体密度比測定装置を備えた気体濃度検出処理装置及び燃料蒸気処理装置を提供することにある。
請求項1に記載の発明によると、上流側端部から複数種類の気体が相異なるタイミングで流入する測定通路においてオリフィスよりも下流側では、それらの気体が内壁面から剥離することを剥離抑制手段が抑制する。この剥離抑制によって、上記式(1)における流量係数αが気体の種類や密度に依存しない値となるので、オリフィスを通過する複数種類の気体について流量係数αの比は実質的に1となる。したがって、ポンプにより測定通路が減圧された状態で複数種類の気体について測定されたオリフィス両端間の差圧又はオリフィスにおける気体通過流量に基づくことで、それら気体の密度比を精確に算出することが可能になる。
尚、「オリフィス」とは、JIS−B等において規定されているように、「長さが断面寸法に比べて短い絞り」を意味する。
請求項2に記載の発明によると、剥離抑制手段は、オリフィスの内径をオリフィスの下流側端部から上流側へ向かって縮小するように設けられる。このようにオリフィスを長さ方向に縮径するという比較的簡素な構成によっても、高い剥離抑制機能が発揮され得る。
尚、剥離抑制手段によるオリフィスの長さ方向への縮径率は、例えば請求項3に記載の発明のように一定であってもよいし、請求項4に記載の発明のように上流側へ向かうほど小さくなっていてもよい。
請求項5に記載の発明によると、請求項2〜4のいずれか一項に記載の気体密度比検出装置に用いられ、上記剥離抑制手段が設けられたオリフィスを有することを特徴とするオリフィス部材である。したがって、このオリフィス部材を気体密度比検出装置に用いることによって、少なくとも請求項2に記載の発明と同様の効果を得ることができる。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか一項に記載の気体密度比検出装置であって、空気以外の特定気体が空気に混合してなる混合気と、空気とが複数種類の気体として測定通路へ流入する気体密度比検出装置を備えている。故に、それら混合気と空気の密度比を精確に算出することができるので、当該密度比に基づいた混合気中の特定気体の濃度算出もまた、精確なものとなる。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の気体濃度検出装置であって、キャニスタから脱離してエンジンの吸気通路へパージされる上記特定気体としての燃料蒸気が空気に混合してなる混合気と、空気とが測定通路へ流入する気体濃度検出装置を備えている。故に、混合気中の燃料蒸気の濃度を精確に算出することができるので、当該濃度に基づいた燃料蒸気のパージ制御もまた、精確なものとなる。
以下、本発明の複数の実施形態を図面に基づいて説明する。
(第一実施形態)
図2は、本発明の第一実施形態による燃料蒸気処理装置10を車両の内燃式エンジン1に適用した例を示している。
まず、エンジン1について説明する。
エンジン1は、燃料タンク2内に収容されたガソリン燃料を用いて動力を発生させるガソリンエンジンである。エンジン1の吸気通路3には、例えば燃料噴射量を制御する燃料噴射装置4、吸気量を制御するスロットル装置5、吸気量を測定するエアフローセンサ6、吸気圧を測定する吸気圧センサ7等が設置されている。また、エンジン1の排気通路8には、例えば空燃比を測定する空燃比センサ9等が設置されている。
次に、燃料蒸気処理装置について説明する。
燃料蒸気処理装置10は、燃料タンク2内で発生した燃料蒸気を処理してエンジン1に供給するものであり、キャニスタ11、ポンプ12、オリフィス14、差圧センサ18、複数の通路20〜30、複数の弁32〜36、及び電子制御ユニット(ECU)38を備えている。
キャニスタ11は、ケース42内を隔壁43で仕切られることにより二つの吸着部44,45を形成している。各吸着部44,45には、活性炭等からなる吸着材46,47が充填されている。
メイン吸着部44には、導入通路20を介して燃料タンク2が連通している。これにより、燃料タンク2内で発生した燃料蒸気は導入通路20を通じてメイン吸着部44へ流入し、当該メイン吸着部44の吸着材46に脱離可能に吸着される。メイン吸着部44にはさらに、パージ通路21を介して吸気通路3が連通している。ここでパージ通路21の吸気通路側端には、電磁駆動式の二方弁からなるパージ制御弁32が設けられており、パージ制御弁32はその開閉作動によって、パージ通路21と吸気通路3との連通を制御する。これによりパージ制御弁32の開状態では、吸気通路3のスロットル装置5よりも下流側に発生する負圧がパージ通路21を通じてメイン吸着部44に作用する。したがって、メイン吸着部44に負圧が作用するときには、メイン吸着部44の吸着材46から燃料蒸気が脱離し、その脱離蒸気が空気と混合してパージ通路21を導かれることで、当該混合気中の燃料蒸気が吸気通路3へとパージされる。尚、パージ通路21を通じて吸気通路3へパージされた燃料蒸気は、燃料噴射装置4からの噴射燃料と共にエンジン1内で燃焼されることとなる。
サブ吸着部45には、ケース42内底部の空間部48を介してメイン吸着部44が連通している。これにより、吸着部44,45のうち一方の吸着部から脱離した燃料蒸気は、空間部48で一旦滞留した後に、他方の吸着部に吸着され得る。
メイン吸着部44とパージ制御弁32との間においてパージ通路21から分岐する分岐通路22には、電磁駆動式の三方弁からなる通路切換弁33が接続されている。この通路切換弁33はさらに、大気開放されている第一大気通路23と、測定通路24とに接続されている。そして、かかる接続形態の通路切換弁33は、測定通路24の一端部24aに連通する通路を第一大気通路23とパージ通路21の分岐通路22との間で切り換える。したがって、第一大気通路23が測定通路24に連通する第一状態では、一端部24aから測定通路24へ空気が流入可能となる。また、パージ通路21の分岐通路22が測定通路24に連通する第二状態では、パージ通路21内の燃料蒸気を含む混合気が一端部24aから測定通路24へ流入可能となる。
ポンプ12は、例えば電動式のベーンポンプから構成されている。ポンプ12の吸入口は、測定通路24の通路切換弁33とは反対側端部24bに連通し、またポンプ12の排出口は第一排出通路25に連通している。これにより、ポンプ12の作動時には測定通路24が減圧され、通路22又は23内の気体が測定通路24の一端部24a側から他端部24b側へ向かって流通する。そこで以下では、測定通路24において一端部24a側を上流側といい、測定通路24において他端部24b側を下流側というものとする。尚、測定通路24からポンプ12の吸入口へ吸入された気体は、ポンプ12の排出口から第一排出通路25へ排出されることとなる。
測定通路24において通路切換弁33とポンプ12の間となる中途部には、測定通路24の通路面積を絞るオリフィス14が設けられている。このオリフィス14は図1に示すように、測定通路24の内壁24cの内径に対して十分に小さい厚さのオリフィスプレート15を厚さ方向へ貫通して形成されており、測定通路24と略同軸上に位置している。これによりオリフィス14の軸方向の長さは、当該オリフィス14の断面寸法である内径よりも短くなっている。そして特に本実施形態のオリフィス14において下流側端部14aからそれより上流側の中間部14bに至る部分は、当該オリフィス14の長さ方向に径変化する径変化部16とされている。具体的に径変化部16は、下流側端部14aから上流側へ向かって内径が縮小する形状であって、その縮径率が長さ方向において一定のテーパ状に形成されている。尚、オリフィス14において径変化部16より上流側、即ち中間部14bと上流側端部14cとの間は一定径とされている。
図2に示すように差圧センサ18は、通路切換弁33とオリフィス14との間において測定通路24から分岐する上流側導圧通路26と、ポンプ12とオリフィス14との間において測定通路24から分岐する下流側導圧通路27とに連通している。この連通形態により差圧センサ18は、オリフィス14の両端間の差圧を測定する。
測定通路24において下流側導圧通路27の分岐点とオリフィス14の間となる中途部には、電磁駆動式の二方弁からなる通路開閉弁34が設けられており、通路開閉弁34はその開閉作動によって、測定通路24をポンプ12に対して開閉する。したがって、通路開閉弁34の閉状態で差圧センサ18により測定される差圧は、ポンプ12の締切圧と実質的に等しくなる。
ポンプ12の排出口に連通する第一排出通路25には、電磁駆動式の三方弁からなる排出切換弁35が接続されている。この排出切換弁35はさらに、大気開放されている第二大気通路28と、キャニスタ11のサブ吸着部45に連通する第二排出通路29とに接続されている。そして、かかる接続形態の排出切換弁35は、第一排出通路25に連通する通路を第二大気通路28と第二排出通路29との間で切り換える。したがって、第二大気通路28が第一排出通路25に連通する第一状態では、ポンプ12の排出気体が第二大気通路28から大気中へ放散される。また、第二排出通路29が第一排出通路25に連通する第二状態では、ポンプ12の排出気体が第二排出通路29からサブ吸着部45へ流入可能となる。
キャニスタ11のサブ吸着部45に第二排出通路29を介して連通し且つ大気開放されている第三大気通路30の中途部には、電磁駆動式の二方弁からなるキャニスタクローズ弁36が設けられている。これによりキャニスタクローズ弁36の開状態では、サブ吸着部45が大気開放されることとなる。
ECU38は、CPU及びメモリを有するマイクロコンピュータを主体に構成されており、燃料蒸気処理装置10のポンプ12、差圧センサ18及び弁32〜36並びにエンジン1の各要素4〜7,9に電気接続されている。ECU38は、例えば各センサ18,6,7,9の測定結果、エンジン1の冷却水温度、車両の作動油温度、エンジン1の回転数、車両のアクセル開度、イグニションスイッチのオンオフ状態等に基づいてポンプ12及び弁32〜36の各作動を制御する。さらに本実施形態のECU38は、例えば燃料噴射装置4の燃料噴射量、スロットル装置5の開度、エンジン1の点火時期等、エンジン1を制御する機能も備えている。
次に、燃料蒸気処理装置10の特徴的な主作動のフローを図3に基づいて説明する。尚、本主作動は、イグニションスイッチがオンされてエンジン1が始動するに伴い開始される。
まず、ステップS101では、濃度検出条件が成立しているか否かをECU38により判定する。ここで濃度検出条件の成立とは、例えばエンジン1の冷却水温度、車両の作動油温度、エンジン1の回転数等、車両状態を表す物理量が所定の領域にあることを意味する。そして、かかる濃度検出条件は、例えばエンジン1の始動直後に成立するように予め設定されて、ECU38のメモリに記憶されている。
ステップS101において肯定判断された場合には、ステップS102へ移行して、濃度検出処理を実行する。この濃度検出処理により、パージ制御弁32の閉状態でパージ通路21の燃料蒸気濃度が検出されると、ステップS103へ移行して、パージ条件が成立しているか否かをECU38により判定する。ここでパージ条件の成立とは、例えばエンジン1の冷却水温度、車両の作動油温度、エンジン1の回転数等、車両状態を表す物理量が上記濃度検出条件の場合とは異なる所定の領域にあることを意味する。そして、かかるパージ条件は、例えばエンジン1の冷却水温度が所定値以上となってエンジン1の暖機が完了したとき成立するように予め設定されて、ECU38のメモリに記憶されている。
ステップS103において肯定判断された場合には、ステップS104へ移行して、パージ処理を実行する。このパージ処理により、パージ制御弁32の開状態でパージ通路21から吸気通路3へ燃料蒸気がパージされ、パージ停止条件が成立すると、ステップS105へ移行する。ここでパージ停止条件の成立とは、例えばエンジン1の回転数、アクセル開度等、車両の状態を表す物理量が上記濃度検出条件及び上記パージ条件とは異なる所定の領域にあることを意味する。そして、かかるパージ停止条件は、例えばアクセル開度が所定値以下となって車両が減速したとき成立するように予め設定されて、ECU38のメモリに記憶されている。
また、ステップS103において否定判断された場合には、ステップS105に直接移行する。
ステップS105では、ステップS102の濃度検出処理の終了から設定時間が経過したか否かをECU38により判定する。このステップS105において肯定判断された場合には、ステップS101へと戻り、また一方、ステップS105において否定判断された場合には、ステップS103へと戻る。尚、ステップS105の判断基準となる上記設定時間は、燃料蒸気濃度の経時変化と濃度の要求精度とを考慮して予め設定され、ECU38のメモリに記憶されている。
以上、ステップS101において肯定判断された場合の後続処理ステップS102〜S105について説明したが、以下、ステップS101において否定判断された場合の後続処理ステップS106について説明する。
ステップS106では、イグニションスイッチがオフされたか否かをECU38により判定する。このステップS106において否定判断された場合には、ステップS101へと戻り、また一方、ステップS106において肯定判断された場合には、主作動を終了する。
以下、上記ステップS102の濃度検出処理についてさらに詳しく説明する。
燃料蒸気の成分である炭化水素の密度をρHC、第一大気通路23内の空気の密度をρAirとしたとき、パージ通路21内の混合気中の燃料蒸気濃度D(%)と当該混合気の密度ρGasとは下記式(2)の関係を有している。したがって、式(2)に基づいて燃料蒸気濃度Dを算出するには、空気及び混合気の密度ρAir,ρGasの比が必要となることが判る。そこでまず、密度ρAir,ρGasの比の算出方法について説明する。
D=100・ρAir・(1−ρGas/ρAir)/(ρAir−ρHC) ・・・(2)
空気及び混合気がオリフィス14を通過するときの差圧(ΔP)−流量(Q)特性曲線SoAir,SoGasは、図4に示すように、先に説明した式(1)の関係を満たす曲線となる。このことから空気及び混合気の密度ρAir,ρGasの比は、空気通過時の通過流量QAir、差圧ΔPAir及び流量係数αAirと、混合気通過時の通過流量QGas、差圧ΔPGas及び流量係数αGasとを用いて、下記式(3)にて表される。
ρGas/ρAir={(αGas/αAir)・(QAir/QGas)}2・ΔPGas/ΔPAir
・・・(3)
本実施形態の測定通路24では、オリフィス14よりも下流側において気体の圧力損失が無視可能な程度に小さくされている。そのため、ポンプ12の吸入圧力Pとオリフィス14の両端間の差圧ΔPとは互いに等しいと擬制することができ、またポンプ12の吸入流量Qとオリフィス14における気体の通過流量Qとは互いに等しいと擬制することができる。そして、例えばベーンポンプからなるポンプ12では、負荷及び気体の粘度に応じて内部漏れ量が変化するので、空気及び混合気を吸入するときのP−Q特性曲線SpAir,SpGas(図4参照)が下記式(4),(5)にて表される。尚、式(4),(5)において、Q0は無負荷時のポンプ12の吸入流量であり、PtAir,PtGasはそれぞれ空気及び混合気を吸入した状態でのポンプ12の締切圧である。
Air=Q0・(1−ΔPAir/PtAir) ・・・(4)
Gas=Q0・(1−ΔPGas/PtGas) ・・・(5)
したがって、空気及び混合気の密度ρAir,ρGasの比の算出式(3)については、上記式(4),(5)を用いて下記式(6)へと変形することができる。
ρGas/ρAir={(αGas/αAir)・(1−ΔPAir/PtAir)/(1−PGas/PtGas)}2・ΔPGas/ΔPAir ・・・(6)
ここで、式(6)の空気及び混合気の流量係数αAir,αGasは、図17の比較例の如くオリフィス径を一定にした場合には、互いに等しくならない。しかし、本実施形態のオリフィス14は上述の如き径変化部16を有しているので、空気及び混合気の流量係数αAir,αGasを互いに等しくすることができる。以下では、空気及び混合気の流量係数αAir,αGasが互いに等しくなる原理について説明する。
測定通路24での流量係数αは、気体の速度係数Cv及び収縮係数Ccと、絞り面積比mと用いて、下記式(7)にて表される。尚、絞り面積比mは、図5に示すオリフィス14よりも下流側における測定通路24の通路面積Amとオリフィス14の上流側端部14cの断面積Aoとの相対比Ao/Amである。
α=Cv・Cc/(1−Cc 2・m21/2 ・・・(7)
上記式(7)において速度係数Cvは、気体とオリフィス内壁面との摩擦によって生じる損失係数であるので、オリフィス14の長さが内径よりも小さい本実施形態では、実質的に1であると擬制することができる。
また、上記式(7)において収縮係数Ccは、オリフィス14の下流側において気体が測定通路24の内壁面24cから剥離することによって生じる損失の程度を表すものであり、気体の動粘度に依存している。図18に示すように比較例では、一定径のオリフィス1000の下流側において気体が測定通路1002の内壁面1002aから剥離して、上流側へ戻る渦流を発生させるため、収縮係数Ccが気体の動粘度に応じて相異してしまう。これに対して本実施形態では、オリフィス14の内径が中間部14bから下流側端部14aへ向かって拡大していることにより、気体の剥離自体が抑制されて図5の如く渦流が発生しないため、収縮係数Ccは動粘度に依らない数値、即ち1であると擬制することができる。
以上より流量係数αAir,αGasは、測定通路24の通路面積Amとオリフィス14の上流側端部14cの断面積Aoとの比mにのみ依存する値となるので、唯一つのオリフィス14を利用する本実施形態では気体の種類及び密度に依らない一定値(=1/(1−m21/2)となる。これは図6に比較して示すように、一定径の比較例では、HCであるプロパン及びブタンについて理論演算されたΔP−Q特性曲線から測定値がずれているのに対し、本実施形態では、当該ΔP−Q特性曲線に対して測定値が略一致していることからも明らかである。それ故、上記式(6)における流量係数αAir,αGasの比αGas/αAirは1となるので、密度ρAir,ρGasの比の算出式については、最終的に下記式(8)にて表すことができる。
ρGas/ρAir={(1−ΔPAir/PtAir)/(1−PGas/PtGas)}2・ΔPGas/ΔPAir ・・・(8)
したがって、上記式(8)により密度ρAir,ρGasの比を算出し、その算出結果から燃料蒸気濃度Dを算出するには、差圧ΔPAir,ΔPGasと締切圧PtAir,PtGasを測定するだけでよいことが判る。以下、この知見に基づいて実施される本実施形態の濃度検出処理のフローを図7に基づき説明する。尚、濃度検出処理の直前においては、ポンプ12が停止状態、パージ制御弁32が閉状態、通路切換弁33及び排出切換弁35が第一状態、通路開閉弁34及びキャニスタクローズ弁36が開状態となっているものとする。
まず、ステップS201では、ECU38により、各弁32〜36を濃度検出処理直前の状態のまま保持しつつ、ポンプ12を駆動する。これにより、第一大気通路23に連通する測定通路24が減圧されるので、通路23から通路24へ空気が流入し、差圧センサ18の測定差圧が所定値にまで変化して安定する。そこで、この測定差圧の安定値を空気通過時の差圧ΔPAirとしてECU38のメモリに記憶する。
ステップS202では、ECU38により、ポンプ12の駆動を継続しつつ、通路開閉弁34を閉状態にする。これにより、測定通路24が閉塞されて空気吸入状態のポンプ12が締切状態となるので、差圧センサ18の測定差圧が所定値にまで変化して安定する。そこで、この測定差圧の安定値をポンプ12の締切圧PtAirとしてECU38のメモリに記憶する。
ステップS203では、ECU38により、ポンプ12の駆動を継続しつつ、通路切換弁33及び排出切換弁35を第二状態にすると共に通路開閉弁34を開状態にする。これにより、パージ通路21の分岐通路22に連通する測定通路24が減圧されるので、通路21,22から通路24へ混合気が流入し、差圧センサ18の測定差圧が所定値にまで変化して安定する。そこで、この測定差圧の安定値を混合気通過時の差圧ΔPGasとしてECU38のメモリに記憶する。
ステップS204では、ECU38により、ポンプ12の駆動を継続しつつ、通路開閉弁34を閉状態にする。これにより、測定通路24が閉塞されて混合気吸入状態のポンプ12が締切状態となるので、差圧センサ18の測定差圧が所定値にまで変化して安定する。そこで、この測定差圧の安定値をポンプ12の締切圧PtGasとしてECU38のメモリに記憶する。
ステップS205では、ステップS201,S203でメモリに記憶された差圧ΔPAir,ΔPGasと、ステップS202,S204でメモリに記憶された締切圧PtAir,PtGasと、メモリに予め記憶されている上記式(2),(8)とを、ECU38のCPUへ読み出す。さらにステップS205では、ECU38により、差圧ΔPAir,ΔPGas及び締切圧PtAir,PtGasを式(8)に代入して密度ρAir,ρGasの比を算出し、その算出結果を式(2)に代入して燃料蒸気濃度Dを算出する。尚、算出された燃料蒸気Dはメモリに記憶される。
ここまで、濃度検出処理について説明した。続いて、上記ステップS104のパージ処理のフローを図8に基づいて説明する。尚、パージ処理の直前においては、ポンプ12が停止状態、パージ制御弁32が閉状態、通路切換弁33及び排出切換弁35が第一状態、通路開閉弁34及びキャニスタクローズ弁36が開状態となっているものとする。
まず、ステップS301では、濃度検出処理のステップS205でメモリに記憶された燃料蒸気濃度DをECU38のCPUへ読み出す。さらにステップS301では、ECU38により、車両のアクセル開度等の車両状態を表す物理量と、読み出された燃料蒸気濃度Dとに基づいてパージ制御弁32の開度を設定する。
次にステップS302では、ECU38によりパージ制御弁32を開状態にして、当該弁32の開度をステップS301での設定値に一致させる。これにより吸気通路3の負圧がキャニスタ11に作用するので、パージ制御弁32の開度に応じて燃料蒸気がメイン吸着部44から脱離して吸気通路3へとパージされる。尚、本ステップS302は、先に説明したパージ停止条件が成立すると終了する。
以上説明したように第一実施形態では、内径を下流側端部14aから上流側へ向かって縮小する径変化部16がオリフィス14に設けられることにより、当該オリフィス14の下流側では、気体が測定通路24の内壁面24cから剥離し難くなっている。これにより、空気及び混合気についての流量係数αAir,αGasが互いに等しくなり、その結果、流量係数αAir,αGasに依存しない上記式(8)によってそれら気体の密度ρAir,ρGasの比を算出可能となっている。したがって、第一実施形態によれば、密度ρAir,ρGasの比を精確に算出し、さらにはその算出結果から燃料蒸気濃度Dを精確に算出することができる。さらには、そのように精確に算出された燃料蒸気濃度Dに基づいてパージ制御弁32の開度を設定することにより、パージ制御精度をも高めることもできる。
このように第一実施形態では、燃料蒸気処理装置10が特許請求の範囲に記載の「気体密度比検出装置」及び「気体濃度検出装置」としても機能している。また、オリフィスプレート15が特許請求の範囲に記載の「オリフィス部材」に相当し、径変化部16が特許請求の範囲に記載の「剥離抑制手段」に相当している。さらにまた、差圧センサ18が特許請求の範囲に記載の「測定手段」に相当し、ECU38が特許請求の範囲に記載の「密度比算出手段」及び「濃度算出手段」に相当し、ECU38及びパージ制御弁32が特許請求の範囲に記載の「パージ制御手段」に相当している。
(第二実施形態)
図9に示すように、本発明の第二実施形態は第一実施形態の変形例であり、第一実施形態と実質的に同一の構成部分には同一の符号を付すことで説明を省略する。
第二実施形態では、オリフィスプレート100に設けられたオリフィス102において下流側端部102aとそれより上流側の中間部102bとの間を径変化して延びる径変化部104が、第一実施形態とは異なる構成を有している。
具体的には径変化部104は、オリフィス102の下流側端部102aから上流側へ向かって内径が縮小する形状であるが、その縮径率が長さ方向の上流側へ向かうほど小さくなる断面R形状に形成されている。このような径変化部104によれば、オリフィス102の内径が中間部102bから下流側端部102aへ向かって拡大するので、オリフィス102の下流側では、気体が測定通路24の内壁面24cから剥離し難くなる。したがって、空気及び混合気についての流量係数αAir,αGasが互いに等しくなるので、第一実施形態で説明した式(8)によりそれら密度ρAir,ρGasの比を精確に算出することができる。故に第二実施形態によっても、燃料蒸気濃度Dの算出、ひいてはパージ制御が精確となる。
尚、第二実施形態の径変化部104については、オリフィスプレート100の素材となるプレート材100’に図10の如きパンチ110を打ち付けることにより不可避的に生じる断面R形状の部分を利用してもよい。
以上、第二実施形態では、オリフィスプレート100が特許請求の範囲に記載の「オリフィス部材」に相当し、径変化部104が特許請求の範囲に記載の「剥離抑制手段」に相当している。
(第三実施形態)
図11に示すように、本発明の第三実施形態は第一実施形態の変形例であり、第一実施形態と実質的に同一の構成部分には同一の符号を付すことで説明を省略する。
第三実施形態では、主作動のステップS102の濃度検出処理における密度ρAir,ρGasの比の算出方法が第一実施形態とは異なっている。
具体的には、例えばダイヤフラムポンプからなるポンプ12では、図11の如くP−Q特性曲線Spが吸入気体の粘度に依らず一律となる。したがって、空気がオリフィス14を通過するときの通過流量QAir及び差圧ΔPAirは、下記式(9)の関係を満たし、混合気がオリフィス14を通過するときの通過流量QGas及び差圧ΔPGasは、下記式(10)の関係を満たす。尚、式(9),(10)において、Ptはポンプ12の締切圧であり、Kは下記(11)にて表される値である。
Air=K・(ΔPAir−Pt) ・・・(9)
Gas=K・(ΔPGas−Pt) ・・・(10)
K=−Q0/Pt ・・・(11)
したがって、第一実施形態で説明した密度ρAir,ρGasの比の算出式(3)については、上記式(9),(10)から下記式(12)のように変形することができる。ここで、式(12)における空気及び混合気の流量係数αAir,αGasは、第一実施形態で説明した原理によって互いに等しくなるので、密度ρAir,ρGasの比の算出式については、最終的に下記式(13)にて表すことができる。
ρGas/ρAir={(αGas/αAir)・(ΔPAir−Pt)/(ΔPGas−Pt)}2・ΔPGas/ΔPAir ・・・(12)
ρGas/ρAir={(ΔPAir−Pt)/(ΔPGas−Pt)}2・ΔPGas/ΔPAir ・・・(13)
したがって、上記式(13)により密度ρAir,ρGasの比を算出し、その算出結果を第一実施形態で説明した式(2)に代入して燃料蒸気濃度Dを算出するには、差圧ΔPAir,ΔPGasと締切圧Ptを測定するだけでよいことが判る。そこで、第三実施形態による濃度検出処理では、ステップS202において差圧センサ18の測定差圧の安定値を締切圧Ptとして記憶すると共に、ステップS204を省略する。そしてその後、ステップS205において差圧ΔPAir,ΔPGas及び締切圧Ptを上記式(13)に代入して密度ρAir,ρGasの比を算出し、その結果から燃料蒸気濃度Dを算出する。
このように第三実施形態によっても、流量係数αAir,αGasに依存しない上記式(13)を用いて密度ρAir,ρGasの比を精確に算出することができるので、燃料蒸気濃度Dの算出、ひいてはパージ制御が精確となる。
尚、第三実施形態では、燃料蒸気処理装置10の工場出荷前等に締切圧Ptを予め測定してその測定値をECU38のメモリに記憶しておき、濃度検出処理時にはステップS202を実施しないようにしてもよい。この場合、通路開閉弁34は不要となる。
(第四実施形態)
図12に示すように、本発明の第四実施形態は第一実施形態の変形例であり、第一実施形態と実質的に同一の構成部分には同一の符号を付すことで説明を省略する。
第三実施形態では、主作動のステップS102の濃度検出処理における密度ρAir,ρGasの比の算出方法が第一実施形態とは異なっている。
具体的には、例えば理想的な容積型ポンプからなるポンプ12のP−Q特性曲線Spmpは、図12の如く吸入気体に依らず流量一定の曲線となる。したがって、第一実施形態で説明した密度ρAir,ρGasの比の算出式(3)については、下記式(14)のように変形することができる。ここで、式(14)における空気及び混合気の流量係数αAir,αGasは、第一実施形態で説明した原理によって互いに等しくなるので、密度ρAir,ρGasの比の算出式については、最終的に下記式(15)にて表すことができる。
ρGas/ρAir=(αGas/αAir2・ΔPGas/ΔPAir ・・・(14)
ρGas/ρAir=ΔPGas/ΔPAir ・・・(15)
したがって、上記式(15)により密度ρAir,ρGasの比を算出し、その算出結果を第一実施形態で説明した式(2)に代入して燃料蒸気濃度Dを算出するには、差圧ΔPAir,ΔPGasを測定するだけでよいことが判る。そこで第四実施形態では、通路開閉弁34を不要とし、また濃度検出処理において、ステップS202,S204を省略する。そして濃度検出処理のステップS205では、差圧ΔPAir,ΔPGasを上記式(15)に代入して密度ρAir,ρGasの比を算出し、その結果から燃料蒸気濃度Dを算出する。
このように第四実施形態によっても、流量係数αAir,αGasに依存しない上記式(15)を用いて密度ρAir,ρGasの比を精確に算出することができるので、燃料蒸気濃度Dの算出、ひいてはパージ制御が精確となる。
(第五実施形態)
図13に示すように、本発明の第五実施形態は第一実施形態の変形例であり、第一実施形態と実質的に同一の構成部分には同一の符号を付すことで説明を省略する。
第五実施形態では、通路開閉弁34が設けられておらず、またポンプ12には流量センサ200が設けられている。この流量センサ200はECU38に電気接続されており、ポンプ12の吸入口からの吸入流量を測定する。尚、測定通路24のオリフィス14より下流側では気体の圧力損失が無視可能な程度に小さくされているので、流量センサ200の測定流量はオリフィス14における気体の通過流量と実質的に一致する。
また、第五実施形態では、主作動のステップS102の濃度検出処理が第一実施形態とは異なっている。
具体的には、ECU38によりポンプ12の吸入流量を調整することで、空気通過時の差圧ΔPAirと混合気通過時の差圧ΔPGasとを互いに等しくした場合、第一実施形態で説明した密度ρAir,ρGasの比の算出式(3)については、下記式(16)のように変形することができる。ここで、式(16)における空気及び混合気の流量係数αAir,αGasは、第一実施形態で説明した原理によって互いに等しくなるので、密度ρAir,ρGasの比の算出式については、最終的に下記式(17)にて表すことができる。
ρGas/ρAir={(αGas/αAir)・(QAir/QGas)}2 ・・・(16)
ρGas/ρAir=(QAir/QGas2・・・(17)
したがって、上記式(17)により密度ρAir,ρGasの比を算出し、その算出結果を第一実施形態で説明した式(2)に代入して燃料蒸気濃度Dを算出するには、オリフィス14における空気及び混合気の通過流量QAir,QGasを測定するだけでよいことが判る。以下、この知見に基づいて実施される本実施形態の濃度検出処理のフローを図14に基づき説明する。尚、この濃度検出処理の直前においては、ポンプ12が停止状態、パージ制御弁32が閉状態、通路切換弁33及び排出切換弁35が第一状態、キャニスタクローズ弁36が開状態となっているものとする。
まず、ステップS401では、ECU38により、差圧センサ18の測定差圧が規定値ΔPcとなるようにポンプ12を駆動すると共に、各弁32〜33,35,36を濃度検出処理直前の状態のまま保持する。これにより、第一大気通路23に連通する測定通路24が減圧されて通路23から通路24へ空気が流入し、差圧センサ18の測定差圧が規定値ΔPcに保持されるため、流量センサ200の測定流量は所定値にまで変化して安定する。そこで、この測定流量の安定値を空気通過時のオリフィス14における流量QAirとしてECU38のメモリに記憶する。
ステップS402では、ECU38により、差圧センサ18の測定差圧を規定値ΔPcにするポンプ12の駆動を継続しつつ、通路切換弁33及び排出切換弁35を第二状態にする。これにより、パージ通路21の分岐通路22に連通する測定通路24が減圧されて通路21,22から通路24へ混合気が流入し、差圧センサ18の測定差圧が規定値ΔPcに保持されるため、流量センサ200の測定流量は所定値にまで変化して安定する。そこで、この測定流量の安定値を混合気通過時のオリフィス14における流量QGasとしてECU38のメモリに記憶する。
ステップS403では、ステップS401,S402でメモリに記憶された流量QAir,QGasと、メモリに予め記憶されている上記式(17),(2)とを、ECU38のCPUへ読み出す。さらにステップS403では、ECU38により、流量QAir,QGasを式(17)に代入して密度ρAir,ρGasの比を算出し、その算出結果を式(2)に代入して燃料蒸気濃度Dを算出する。尚、本実施形態においても、算出された燃料蒸気Dはメモリに記憶されてパージ処理に利用される。
このように第五実施形態によっても、流量係数αAir,αGasに依存しない上記式(17)を用いて密度ρAir,ρGasの比を精確に算出することができるので、燃料蒸気濃度Dの算出、ひいてはパージ制御が精確となる。
以上、第五実施形態では、流量センサ200が特許請求の範囲に記載の「測定手段」に相当している。
ここでまで本発明の複数の実施形態について説明してきたが、本発明はそれらの実施形態に限定して解釈されるものではない。
例えば第一〜第五実施形態では、上流側導圧通路26を設けないで、下流側導圧通路27を通じて受ける圧力と大気圧との差圧を差圧センサ18によって測定するようにしてもよい。この場合、差圧センサ18の測定差圧は、通路開閉弁34の開状態においてオリフィス14両端間の差圧と実質的に等しくなる。
また、第一〜第五実施形態では、絶対圧を測定する二つの圧力センサをそれぞれ導圧通路26,27に連通接続し、それら圧力センサによる測定圧力の差を測定差圧として利用するようにしてもよい。
さらに第一,第三〜第五実施形態では、図15に示すように径変化部16をオリフィス14の下流側端部14aと上流側端部14cとの間の全域を延びる形態に形成してもよい。また、第二実施形態では、図16に示すように径変化部104をオリフィス102の下流側端部102aと上流側端部102cとの間の全域を延びる形態に形成してもよい。さらにまた、第三〜第五実施形態では、第二実施形態又は図15,16の変形例に準ずる径変化部104を設けるようにしてもよい。
またさらに第一〜第五実施形態では、空気及び混合気の密度ρAir,ρGasの比並びに混合気中の燃料蒸気濃度Dを検出する燃料蒸気処理装置10に本発明を適用した例について説明した。しかし、本発明は、そうした燃料蒸気処理装置以外にも、複数の気体の密度比を算出する公知の装置や、空気以外の特定気体を空気に混合してなる混合気と空気との密度比に基づいて当該特定気体の濃度を算出する公知の装置にも適用することもできる。
第一実施形態による燃料蒸気処理装置の要部を示す断面図である。 第一実施形態による燃料蒸気処理装置を示す構成図である。 第一実施形態による燃料蒸気処理装置の主作動を説明するためのフローチャートである。 第一実施形態による密度比の算出方法を説明するための模式図である。 第一実施形態における気体の流通様式を説明するための模式図である。 第一実施形態の特性(A)と比較例(B)の特性とを比較するための模式図である。 第一実施形態による濃度検出処理を説明するためのフローチャートである。 第一実施形態によるパージ処理を説明するためのフローチャートである。 第二実施形態による燃料蒸気処理装置の要部を示す断面図である。 第二実施形態によるオリフィスプレートの製造方法の一例を示す断面図である。 第三実施形態による密度比の算出方法を説明するための模式図である。 第四実施形態による密度比の算出方法を説明するための模式図である。 第五実施形態による燃料蒸気処理装置を示す構成図である。 第五実施形態による濃度検出処理を説明するためのフローチャートである。 変形例による燃料蒸気処理装置の要部を示す断面図である。 変形例による燃料蒸気処理装置の要部を示す断面図である。 比較例を示す断面図である。 比較例における気体の流通様式を説明するための模式図である。を示す断面図である。
符号の説明
1 エンジン、2 燃料タンク、3 吸気通路、10 燃料蒸気処理装置(気体密度比検出装置、気体濃度検出装置)、11 キャニスタ、12 ポンプ、14,102 オリフィス、14a,102a 下流側端部、15,100 オリフィスプレート(オリフィス部材)、16,104 径変化部(剥離抑制手段)、18 差圧センサ(測定手段)、21 パージ通路、22 分岐通路、24 測定通路、24c 内壁面、32 パージ制御弁(パージ制御手段)、38 ECU(密度比算出手段、濃度算出手段、パージ制御手段)、200 流量センサ(測定手段)

Claims (7)

  1. 上流側端部から複数種類の気体が相異なるタイミングで流入する測定通路と、
    前記測定通路の下流側端部に連通し、前記測定通路を減圧するポンプと、
    前記測定通路の中途部に設けられ、前記測定通路の通路面積を絞るオリフィスと、
    前記オリフィスよりも下流側において前記複数種類の気体が前記測定通路の内壁面から剥離することを抑制する剥離抑制手段と、
    前記ポンプにより前記測定通路が減圧された状態で前記オリフィスの両端間の差圧又は前記オリフィスにおける気体通過流量を測定する測定手段と、
    前記複数種類の気体について前記測定手段により測定された前記差圧又は前記気体通過流量に基づき、それら気体の密度比を算出する密度比算出手段と、
    を備えることを特徴とする気体密度比検出装置。
  2. 前記剥離抑制手段は、前記オリフィスの内径を前記オリフィスの下流側端部から上流側へ向かって縮小するように設けられることを特徴とする請求項1に記載の気体密度比検出装置。
  3. 前記剥離抑制手段による前記オリフィスの長さ方向への縮径率は、一定であることを特徴とする請求項2に記載の気体密度比検出装置。
  4. 前記剥離抑制手段による前記オリフィスの長さ方向への縮径率は、上流側へ向かうほど小さくなることを特徴とする請求項2に記載の気体密度比検出装置。
  5. 請求項2〜4のいずれか一項に記載の気体密度比検出装置に用いられ、前記剥離抑制手段が設けられた前記オリフィスを有することを特徴とするオリフィス部材。
  6. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の気体密度比検出装置であって、空気以外の特定気体が空気に混合してなる混合気と、空気とが前記複数種類の気体として前記測定通路へ流入する気体密度比検出装置と、
    前記気体密度比検出装置の前記密度比算出手段により算出された前記混合気と空気との密度比に基づき、前記混合気中の前記特定気体の濃度を算出する濃度算出手段と、
    を備えることを特徴とする気体濃度検出装置。
  7. 燃料タンク内で発生した燃料蒸気を脱離可能に吸着するキャニスタと、
    前記キャニスタから脱離した燃料蒸気をエンジンの吸気通路へパージするパージ通路と、
    請求項6に記載の気体濃度検出装置であって、前記特定気体としての前記燃料蒸気が空気に混合してなる前記混合気と、空気とが前記測定通路へ流入する気体濃度検出装置と、
    前記気体濃度検出装置の前記濃度算出手段により算出された前記濃度に基づき、前記パージを制御するパージ制御手段と、
    を備えることを特徴とする燃料蒸気処理装置。
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