JP2007332918A - 内燃機関の燃料蒸気処理装置 - Google Patents

内燃機関の燃料蒸気処理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】サブキャニスタが破過した場合にも、燃料蒸気濃度の検出精度を低下させないようにすることができる内燃機関の燃料蒸気処理装置を提供する。
【解決手段】サブキャニスタ25が破過したかどうかを判定し(ステップS2041)、サブキャニスタ25が破過した場合には、パージ徐変制御ルーチンにて、A/F計測に基づく濃度検出ルーチンにて検出した燃料状態FGPGに基づいて、サブキャニスタ25が吸着可能な状態に回復するまでパージを継続して行う(ステップS2042)。
【選択図】図7

Description

本発明は、内燃機関の燃料蒸気処理に関するものである。
燃料蒸気処理装置は、燃料タンクで発生した燃料蒸気の大気への放散を防止するためのもので、燃料タンク内の燃料蒸気を、吸着材を収納したキャニスタ内に導入して、一時的に吸着材に吸着させる。吸着材に吸着された蒸気燃料は、内燃機関の運転時に、吸気管に発生する負圧により吸着材から離脱し、パージ通路を介して内燃機関の吸気管に放出(パージ)される。このようにして、吸着材から蒸気燃料が離脱すると、吸着材の吸着能力が回復する。
燃料蒸気をパージする際には、パージ通路に設けられたパージ制御弁により、燃料蒸気を含む混合気の流量が調節される。ただし、実際に吸気管にパージされる燃料蒸気量を、適正な空燃比となるようにパージ制御弁で調節するためには、パージ通路を流れる混合気中の燃料蒸気の濃度を高精度に計測することが重要となる。
このため、従来は、例えば特許文献1に示されるように、パージ通路及びパージ通路から分岐する大気通路に質量流量計を設置し、2つの質量流量計の出力値に基づいて、パージ通路から内燃機関の吸気管に供給される混合気中の燃料蒸気の濃度を検出するようにしている。
しかしながら、特許文献1に記載の装置では、流量計がパージ通路に設置されているので、燃料蒸気を含む混合気のパージが実施されて、パージ通路内を混合気が流れないと燃料蒸気の濃度が検出できない。このため、検出した燃料蒸気濃度を空燃比制御に反映するためには、パージした燃料蒸気がインジェクタ位置に到達するに先立って燃料蒸気濃度の検出を完了し、これを用いてインジェクタから噴射される燃料の噴射量の指令値を補正する必要がある。
しかしながら、吸気管容積の小さなエンジンの場合や、吸入空気の流速の速い運転領域では、パージした燃料蒸気がインジェクタ位置に到達するまでの所要時間が、燃料蒸気の濃度の測定を完了するのに要する時間よりも短い場合が生じ、パージの開始初期から、測定した燃料蒸気濃度を空燃比制御に反映することができない場合がある。このため、配管のレイアウトなどのエンジン構造や、パージを開始する運転領域が制限されることになる。
特開平5−18326号公報
このような点に鑑みて、本出願人は、燃料蒸気を含む混合気のパージの実施とは無関係に、混合気に含まれる燃料蒸気の濃度を測定することが可能な装置を発明し、出願した(特願2004−377452号)。この装置では、絞りを有する計測通路にポンプを設けて、その計測通路にガス流を発生可能にするとともに、この計測通路を流れるガスを大気中の空気と、燃料蒸気を含む混合気とのいずれかに切替える切替弁を設けている。そして、計測通路内にガス流が生じているときに、絞りの前後で生じる差圧を計測する差圧センサを設けて、ガス流を空気としたときの差圧と、燃料蒸気を含む混合気としたときの差圧をそれぞれ計測する。
ここで、混合気に含まれる燃料蒸気濃度が高くなるほど、混合気の密度が高まるため、絞りでの差圧が大きくなる。そして、ガス流を空気としたときの差圧と、混合気としたときの差圧との差圧比と燃料蒸気濃度とは、ほぼ比例関係を有するので、その差圧比から燃料蒸気濃度を求めることができる。
ところで、この装置に対して、燃料タンクに接続される第1のキャニスタ(以下、メインキャニスタ)とは別に、上記計測通路の絞りとポンプとの間に第2のキャニスタ(以下、サブキャニスタ)を配置して構成することで、混合気に含まれる燃料蒸気がサブキャニスタに捕獲されるようになり、その結果、燃料蒸気濃度の検出精度を向上させることが可能となる。
しかしながら、このサブキャニスタの吸着量が飽和状態に達し、それ以降の吸着が不可能な状態となった場合、すなわち、サブキャニスタが破過した場合には、燃料蒸気濃度を高精度に検出できなくなるため、サブキャニスタを破過状態から吸着可能な状態に速やかに回復させる必要がある。
本発明は、上記の問題を鑑みてなされたもので、サブキャニスタが破過した場合にも、燃料蒸気濃度の検出精度を低下させないようにすることができる内燃機関の燃料蒸気処理装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1に記載の内燃機関の燃料蒸気処理装置は、
燃料タンク内から導入通路を介して導かれた燃料蒸気を一時的に吸着する吸着材を有する第1のキャニスタと、
吸着材に吸着した燃料蒸気が当該吸着材から離脱して混合気となったとき、その混合気を内燃機関の吸気管に導くパージ管と、
パージ管に配置され、そのパージ管から吸気管へパージされる燃料蒸気を含む混合気のパージ流量を制御するパージ制御弁と、
内燃機関の排気管に設けられ、空燃比を測定する空燃比センサと、
絞りを備える計測通路と、
計測通路にガス流を発生させるガス流発生手段と、
絞りとガス流発生手段との間の計測通路に設けられる第2のキャニスタと、
ガス流発生手段がガス流を発生させたときに、絞りによって生じる圧力を計測する圧力計測手段と、
パージ制御弁が閉じているときに計測状態を切替えるものであって、計測通路を大気に開放して、計測通路に流れるガスを空気とする第1の計測状態と、計測通路を第1のキャニスタに連通して、計測通路に流れるガスを第1のキャニスタからの燃料蒸気を含む混合気とする第2の計測状態とに切替える計測通路切替手段と、
第1の計測状態のときに圧力計測手段によって計測される第1の圧力と、第2の計測状態のときに圧力計測手段によって計測される第2の圧力とに基づき、混合気中の燃料状態を検出する第1の燃料状態検出手段と、
パージ制御弁が開いているときに、空燃比センサによって検出される空燃比の目標空燃比からのずれ量に基づいて、キャニスタからパージされる燃料蒸気を含む混合気の燃料状態を検出する第2の燃料状態検出手段と、
第1の燃料状態検出手段、若しくは第2の燃料状態検出手段の検出した燃料状態に基づいて、キャニスタから燃料蒸気を含む混合気をパージするパージ制御手段と、を備えるものにおいて、
第2のキャニスタが破過したかどうかを判定する破過判定手段を備え、
パージ制御手段は、破過判定手段が破過したと判定した場合、第2の燃料状態検出手段の検出した燃料状態に基づいて、第2のキャニスタが吸着可能な状態に回復するまで、パージを継続して行うことを特徴とする。
このように、破過判定手段を備えることで、第2のキャニスタであるサブキャニスタが破過状態であるかどうかが判断できるようになる。そして、サブキャニスタ破過した場合には、第2の燃料状態検出手段の検出した燃料状態に基づいて、サブキャニスタが吸着可能な状態に回復するまでパージを継続して行うことで、第1の燃料状態検出手段が燃料状態を誤検出することがなくなる。その結果、燃料状態の検出精度を低下させないようにすることができる。
なお、請求項2に記載のように、破過判定手段は、第1燃料状態検出手段の検出した燃料状態が、所定の燃料状態よりも希薄な燃料状態の場合に破過したと判定するとよい。第2のサブキャニスタが破過した場合、第1燃料状態検出手段の検出した燃料状態は、所定の燃料状態よりも希薄な燃料状態(例えば、パージする必要がない程度に希薄な燃料状態)を示すことが多いからである。
以下、本発明の好ましい実施形態について説明する。図1は、本発明の実施形態による燃料蒸気処理装置の構成を示す構成図である。本実施形態による燃料蒸気処理装置は、例えば自動車のエンジンに適用され、内燃機関であるエンジン1の燃料タンク11は、蒸気導入通路であるエバポライン12を介してキャニスタ13と接続されている。キャニスタ13内には吸着材14が充填されており、燃料タンク11内で発生した燃料蒸気を吸着材14で一時的に吸着する。キャニスタ13はパージライン15を介してエンジン1の吸気管2と接続されている。パージライン15にはパージバルブ16が設けられ、その開き時にはキャニスタ13と吸気管2とが連通するようになっている。
なお、キャニスタ13における、エバポライン12の接続位置と、パージライン15の接続位置との間の、キャニスタ13の内部に仕切板14aが設けられ、エバポライン12から導入された燃料蒸気が、吸着材14に吸着されることなく、パージライン15から放出されることを防止している。また、キャニスタ13には、後述するように大気ライン17も接続されている。この大気ライン17の接続位置とパージライン15の接続位置との間の、キャニスタ13の内部には、吸着材14の充填深さとほぼ同じ深さの仕切板14bが設けられている。これにより、エバポライン12から導入された燃焼蒸気が大気ラインから放出されることを防止するようにしている。
パージバルブ16は電磁弁であり、エンジン1の各部を制御する電子制御ユニット(図示せず)によって開度が調整される。パージライン15を流れる燃料蒸気を含む混合気の流量は、パージバルブ16の開度によって制御され、その流量が制御された混合気が、スロットルバルブ3によって発生される吸気管2内の負圧により吸気管2内にパージされ、インジェクタ4からの噴射燃料とともに燃焼される(以下、適宜、パージされる燃料蒸気を含む混合気をパージガスという)。
キャニスタ13には、先端がフィルタを介して大気に開放する大気ライン17が接続されている。この大気ライン17には、キャニスタ13を大気ライン17とポンプ23の吸入側のいずれかに連通させる切替弁18が設けられている。なお、切替弁18は、電子制御ユニットによる非駆動時には、キャニスタ13を大気ライン17に連通させる第1位置にあり、駆動時に、キャニスタ13をポンプ23の吸入側に連通させる第2位置に切替られる。切替弁18が第2位置に切替えられるのは、パージライン15等に燃焼蒸気の漏れを生じさせる開口が生じているか否かをチェックするリークチェック時である。
このリークチェック時には、まず、切替弁18を第1位置として、空気流が絞り23を通過する際の圧力を計測して、これを基準圧とする。そして、切替弁18を第2位置として、圧力を計測し、その計測圧力と基準圧とを比較する。このとき、計測圧力が基準圧よりも低下しないと、パージライン15等に絞り23よりも大きな開口が生じていると推定でき、リークが発生していると判定する。
パージライン15から分岐する分岐ライン19は、3位置弁21の一方の入力ポートに接続されている。また、3位置弁21の他方の入力ポートには、フィルタを介して大気に開放されるポンプ26の吐出ライン27から分岐する空気供給ライン20が接続されている。3位置弁21の出力ポートは、計測ライン22が接続されている。3位置弁21は、上述した電子制御ユニットによって、空気供給ライン20を計測ライン22に接続する第1位置、計測ライン22に対して空気供給ライン20及び分岐ライン19のいずれとの連通も遮断する第2位置、及び分岐ライン19を計測ライン22に接続する第3位置のいずれかに切替えられる。なお、非駆動時、3位置弁21は第1位置となるように構成されている。
計測ライン22には、絞り23、ガス流発生手段であるポンプ26が設けられており、また、絞り23とポンプ26との間には、吸着材が充填されたサブキャニスタ25が設けられている。ポンプ26は電動ポンプであり、駆動時にサブキャニスタ25側を吸入側として計測ライン22にガスを流動させるもので、その駆動のオンオフおよび回転数が電子制御ユニットにより制御される。電子制御ユニットは、ポンプ26を駆動する際、その回転数が予め設定した所定値で一定となるように制御する。
従って、図2に示すように、切替弁18は第1位置のまま、3位置弁21を第1の位置とした状態で、電子制御ユニットがポンプ26を駆動すると、計測ライン22を空気が流動する「第1の計測状態」となる。また、図3に示すように、3位置弁21を第3の位置とした状態でポンプ26を駆動すると、大気ライン17、キャニスタ13、分岐ライン19までのパージライン15の一部、及び分岐ライン19を介して供給される燃料蒸気を含む混合気が計測ライン22を流動する「第2の計測状態」となる。
また、計測ライン22には、絞り22の下流側、すなわち、絞り22とサブキャニスタ25との間に、空気や混合気が流動したときに、絞り23によって発生する圧力(負圧)を計測する圧力センサ24が接続されている。この圧力センサ24によって計測された圧力は、電子制御ユニットに出力される。
電子制御ユニットは、吸気管2に設けられて吸入空気量を調整するスロットルバルブ3の開度やインジェクタ4からの燃料噴射量等を、種々のセンサによって検出された検出値に基づいて制御する。例えば、吸気管2に設けたエアフローセンサにより検出される吸入空気量及び吸気圧センサにより検出される吸気圧、排気管5に設けた空燃比センサ6により検出される空燃比の他、イグニッション信号、エンジン回転数、エンジン冷却水温、アクセル開度等に基づいて、燃料噴射量やスロットル開度等を制御する。
以下、電子制御ユニットの制御処理について説明する。図4は、空燃比フィードバック(F/B)制御ルーチンのフローチャートである。このルーチンは、一定カム角度毎に実行されるものであり、空燃比センサ6からの出力電圧を入力し、混合気のリッチ・リーン判定を行う。そして、リッチ状態からリーン状態に反転した場合及びリーン状態からリッチ状態に反転した場合は燃料噴射量を増減すべく空燃比補正係数FAFを段階状に変化(スキップ)させるとともに、リッチ状態又はリーン状態のときには空燃比補正係数FAFを徐々に増減させる。
図4に示すステップS101では、空燃比フィードバック制御が許容されるか否かを判断する。すなわち、
(1)始動時でない
(2)燃料カット中でない
(3)冷却水温度(THW)≧0°C
(4)空燃比センサ6が活性状態である
の全ての条件(以下、F/B条件)が満足されたときに空燃比フィードバック制御が許容され、何れか1つの条件が満足されないときは空燃比フィードバック制御は許容されない。
ステップS101で肯定判断されたときはステップS102に進む。ステップS102では、空燃比センサ6の出力電圧VOXを読み込み、ステップS103において、その出力電圧VOXが、所定の基準電圧V(例えば0.45V)以下であるか否かを判断する。ステップS103で肯定判断された場合は、排気ガスの空燃比はリーンであるとしてステップS104に進み、空燃比フラグXOXを“0”にセットする。
次いで、ステップS105において、空燃比フラグXOXと状態維持フラグXOXOとが一致しているか否かを判断する。ステップS105で肯定判断されたときは、リーン状態が継続しているものとして、ステップS106で空燃比補正係数FAFをリーン積分量“a”増加してこのルーチンを終了する。一方、ステップS105で否定判断されたときは、リッチ状態からリーン状態に反転したものとして、ステップS107にて空燃比補正係数FAFをリーンスキップ量“A”増加する。なお、リーンスキップ量“A”はリーン積分量“a”に比較して十分大に設定する。そして、ステップS108で状態維持フラグXOXOをリセットしてこのルーチンを終了する。
ステップS103で否定判断された場合は、排気ガスの空燃比はリッチであるとしてステップS109に進み、空燃比フラグXOXを“1”にセットする。そして、ステップS110で空燃比フラグXOXと状態維持フラグXOXOとが一致しているか否かを判断する。ステップS110で肯定判断されたときは、リッチ状態が継続しているものとして、ステップS111で空燃比補正係数FAFをリッチ積分量“b”減少してこのルーチンを終了する。一方、ステップS110で否定判断されたときは、リーン状態からリッチ状態に反転したものとしてステップS112に進み、空燃比補正係数FAFをリッチスキップ量“B”減少する。なおリッチスキップ量“B”はリッチ積分量“b”に比較して十分大に設定する。
ステップS113では、状態維持フラグXOXOを“1”にセットしてこのルーチンを終了する。なお、ステップS101で否定判断されたときは、ステップS114に進み空燃比補正係数FAFを“1.0”にセットしてこのルーチンを終了する。
次に、電子制御ユニットのメインルーチンとしてのパージ制御ルーチンについて、図5に示すフローチャートに基づいて説明する。なお、本フローチャートに示すパージ制御は、エンジン1が運転を開始すると実行される。
まず、ステップS201では濃度検出条件が成立しているか否かを判定する。濃度検出条件はエンジン水温、油温、エンジン回転数などの運転状態を表す状態量が所定の領域にあるときに成立し、後述する燃料蒸気のパージの実施を許可するパージ実施条件が成立するよりも先に成立するように設定してある。
パージ実施条件は、例えばエンジン冷却水温が所定値T1以上となってエンジン暖機完了と判断されると成立するように設定される。従って、濃度検出条件は、エンジン暖機中に成立する必要があるため、例えば冷却水温が所定値T1よりも低めに設定した所定値T2以上であるときに成立するように設定される。また、エンジン運転中で燃料蒸気のパージが停止されている期間(主に減速中)も濃度検出条件が成立するように設定する。なお、本燃料燃料処理装置を、内燃機関と電動モータとを駆動源とするハイブリッド車に適用する場合は、エンジンを停止してモータにより走行しているときも濃度検出条件が成立するように設定する。
ステップS201において、濃度検出条件が成立したと判定されると、ステップS202に進み、後述する圧力計測に基づく濃度検出ルーチンを実行する。一方、濃度検出条件が非成立であると判定されると、ステップS206に進む。ステップS206ではイグニッションキーがオフされたか否かを判定する。このステップS206の処理にて、イグニッションキーがオフされていないと判定されると、ステップS201の処理に戻る。一方、イグニッションキーがオフされたと判定されると、図5に示すフローチャートによる処理を終了する。
ここで、ステップS202の圧力計測に基づく濃度検出ルーチンについて、図6のフローチャートに基づき説明する。なお、本ルーチン実行前の、各部の初期状態は、パージバルブ16は閉じられており、切替弁18はキャニスタ13を大気ライン17に連通させる第1位置となっており、3位置弁21は、空気供給ライン20を計測ライン22に接続する第1位置となっている。このため、初期状態において、圧力センサ24によって検出される圧力はほぼ大気圧と同じになっている。
まず、ステップS2021では、イグニションスイッチがONであるか否かを判断する。この判断が否定判断であるときは、エンジン1は始動しておらず、従ってパージ制御を実施しないので、ステップS2027において、圧力計測に基づく濃度検出を禁止すると決定して、本ルーチンを終了する。
一方、ステップS2021が肯定判断のときは、ステップS2022において、パージバルブ16が全閉であるか否かを判断する。このステップS2022が否定判断である場合には、前述のステップS2027を実行し、肯定判断の場合には、圧力計測に基づく濃度検出を開始するため、ステップS2023へ処理を進める。
ステップS2023では、「第1の計測状態」に相当する、計測ライン22にガス流として空気を流動させた状態で、圧力センサ24により圧力P0の測定を行う。この空気流による圧力P0の測定は、3位置弁21を第1位置に保持したまま、ポンプ26を駆動することによりなされる。
この場合、図2に示すように、計測ライン22には空気供給ライン21を介して空気が供給されるので、圧力センサ24は、空気が計測ライン22を流動したときに絞り23によって発生する圧力(負圧)を検出する。このとき、圧力センサ24は、ポンプ26の駆動後、例えば所定時間間隔で、絞り23の下流側の圧力を繰返し検出する。これにより、ポンプ26の一定回転数に応じた速度で空気流が流動する定常状態となったときの、空気流の圧力P0の収束値に加え、その収束値までの圧力変化の挙動を測定することができる。
ステップS2024では、「第2の計測状態」に相当する、計測ライン22にガス流として燃料蒸気を含む混合気を流動させた状態で、圧力P1の測定を行う。この混合気流による圧力P1の測定は、3位置弁21を第3位置に切替えつつ、ポンプ26を駆動することによりなされる。この場合、計測ライン22には、大気ライン17、キャニスタ13、分岐ライン19までのパージライン15の一部、及び分岐ライン19を介して供給される燃料蒸気を含む混合気が供給される。
すなわち、図3に示すように大気ライン17から導入される空気がキャニスタ13内を流動することにより、燃料蒸気と空気との混合気となり、パージライン15の一部及び分岐ライン19を介して計測ライン22に供給される。従って、混合気流による圧力測定時には、圧力センサ24が、燃料蒸気を含む混合気が計測ライン22を流動したときに絞り23によって発生する圧力(負圧)を検出する。なお、計測ライン22を流れる混合気に含まれる燃料蒸気はサブキャニスタ25に捕獲される。
このとき、圧力センサ24は、空気流による圧力測定時と同様に、ポンプ26の駆動後、例えば所定時間間隔で、絞り23の下流側の圧力を繰返し検出する。これにより、混合気流による圧力P1の収束値に加え、その収束値までの圧力変化の挙動を測定することができる。
ステップS2025では、圧力P0及びP1のそれぞれの収束値に基づいて燃料濃度Cを算出し、記憶する。燃料濃度Cの算出は、圧力P0とP1との圧力比RPを数式1に従って算出し、圧力比RPに基づいて燃料濃度Cを数式2に従って算出する。数式2中、k1は予め実験などにより適合された定数である。
(数1)
RP=P1/P0
(数2)
C=k1×(RP−1)(=(P1−P0)/P0)
燃料蒸気は空気よりも重いため、パージガスに燃料蒸気が含まれていると、密度が高くなる。そして、ポンプ26の回転数が同じで計測ライン22の流速(流量)が同じであれば、エネルギー保存の法則により、密度が高いほど、絞り23の両側の差圧が大きくなる。従って、燃料濃度Cが大きくなるほど、圧力比RPが大きくなり、燃料濃度Cと圧力比RPとの関係は数式2に示すように直線関係となる。なお、このようにして求めた燃料濃度Cは、パージガス中の燃料蒸気の濃度を質量比で表したものである。
ステップS2026では、各部を初期状態に戻す。すなわち、切替弁18をキャニスタ13と大気ライン17とが連通する第1位置とし、3位置弁21は、空気供給ライン20を計測ライン22に接続する第1位置とする。そして、本ルーチンを終了する。
このようにして、ステップS202の圧力計測に基づく濃度検出ルーチンにより、混合気に含まれる燃料濃度Cが検出されると、ステップS203でパージ実施条件が成立しているか否かを判定する。パージ実施条件は、一般的な燃料蒸気処理装置と同様に、エンジン水温、油温、エンジン回転数などの運転状態に基づいて判断される。このステップS203において、パージ実施条件が成立したと判定されると、ステップS204に進んで、パージ実施ルーチンを実行する。
一方、パージ実施条件が不成立であると判定された場合には、ステップS205で圧力計測に基づく濃度検出ルーチンの実行による燃料濃度の検出から所定時間が経過したか否かを判定する。このステップS205において、まだ所定時間経過していないと判定されると、ステップS203の処理に戻る。一方、燃料濃度の検出から所定時間が経過したと判定されると、ステップS201の処理に戻り、あらためて燃料濃度を検出する処理が実行され、燃料濃度が最新値に更新される。
図7に、パージ実施ルーチンのフローチャートを示す。ステップS2041では、サブキャニスタ25が破過したかどうか、つまり、サブキャニスタ25の吸着量が飽和状態に達し、それ以降の吸着が不可能な状態となったかどうかを判断する。このステップS2041では、具体的には、圧力計測に基づく濃度検出ルーチンにて検出した燃料濃度Cが、所定の燃料濃度(燃料状態)よりも希薄な燃料状態の場合に、サブキャニスタが破過したと判断する。これは、サブキャニスタ25が破過した場合、燃料状態Cは、所定の燃料状態よりも希薄な燃料状態(例えば、パージする必要がない程度に希薄な燃料状態)を示すことが多いからである。
なお、このステップS2041は、後述するA/F計測に基づく濃度検出ルーチンにて検出した燃料濃度FGPGと圧力計測に基づく濃度検出ルーチンにて検出した燃料濃度Cとの差分値が所定値よりも大きいかどうかを判断し、この肯定判断された場合(燃料濃度FGPGと燃料濃度Cとの偏差が大きい場合)に、サブキャニスタが破過したと判断するようにしてもよい。
ステップS2401において肯定判断の場合には、ステップS2042において、図8に示すパージ徐変制御ルーチンを実行し、否定判断の場合には、ステップS2044において、図11に示すパージ通常制御ルーチンを実行する。
図8に、パージ徐変制御ルーチンのフローチャートを示す。図8のステップS20421では、空燃比フィードバック制御中であるか否かを判断する。このステップS20421が肯定判断した場合にはステップS20422へ進み、否定判断した場合には本処理を終了する。
ステップS20422では、空燃比補正係数FAFがどの領域にあるかを判断する。図9は空燃比補正係数FAFの領域を示すグラフであって、1±F内にあるときは領域Iに、1±Fと1±Gの間にあるときは領域IIに、1±Gの外側にあるときは領域IIIに属すると判断する。なお0<F<Gとする。
ステップS20422で領域Iに属すると判断されたときはステップS20423に進み、パージ率PGRを予め定められたパージ率アップ量Dだけ増加してステップS20425に進む。ステップS20422で領域IIIに属すると判断されたときはステップS20424に進み、パージ率PGRを予め定められたパージ率ダウン量Eだけ減少してステップS20425に進む。ステップS20422で領域IIに属すると判断されたときは、直接ステップS20425に進む。
ステップS20425では、パージ率PGRの上下限をチェックする。ステップS20426では、パージバルブ開度xを下記式にて算出する。
(数3)
x=PGR/PGR100×100
ここで、PGR100は全開パージ率であり、パージバルブ16を全開した時のパージ量を表している。この全開パージ率は、エンジン回転速度Neとスロットル弁開度TAとのマップとして予め設定されている。図10は、その全開パージ率を決定するためのマップの設定例である。
ステップS20427では、ステップS20426にて算出されたパージバルブ開度xを目標開度として制御する。
ステップS20428では、後述するA/F計測に基づく濃度検出ルーチンにて検出される燃料濃度FGPGを読み込み、ステップS20429では、図示しないパージ時間マップにより、燃料濃度FGPGに対応するパージ時間tgを演算する。ステップS20430では、数式4を演算した、パージ積算時間ttを求める。
(数4)
tt=tt+tg
ステップS20431では、パージ積算時間ttが所定時間を超える時間となったかどうかを判断する。このステップS20431における所定時間は、サブキャニスタ25が吸着可能な状態まで回復することのできる時間が予め設定されている。このステップS20431において、肯定判断の場合にはステップS20432にてパージバルブを全閉にして、本ルーチンを終了する。一方、否定判断の場合には、サブキャニスタ25が吸着可能な状態に回復するまでパージを継続して行うため、ステップS20421へ処理を移行し、上述した処理を繰り返す。
図11に、パージ通常制御ルーチンのフローチャートを示す。図11のステップS20441、S20442において、パージ流量許容上限値を設定する。すなわち、ステップS20441ではエンジン1の運転状態を検出し、ステップS20442において、許容されるパージ燃料蒸気流量許容値Fmを、検出された運転状態に基づいて算出する。
パージ燃料蒸気流量許容値Fmは、現在のスロットル開度などのエンジン1の運転状態のもとで要求される燃料噴射量、インジェクタ4で制御可能な燃料噴射量の下限値などに基づいて算出される。燃料噴射量が大きければ、燃料噴射量に対するパージ燃料蒸気流量の割合が小さくなる方向に作用するからパージ燃料蒸気流量許容値Fmも大きな値まで許容されることになる。
ステップS20443では、図示しない吸気圧センサにより、現在の吸気管圧力Piを検出し、ステップS20444で吸気管圧力Piに基づいて基準流量Q100を演算する。基準流量Q100は、パージライン15を流れるガスがエア100%でパージバルブ16の開度(パージバルブ開度)を100%のときにパージライン15を流れる前記ガスの流量であり、基準流量マップにしたがって演算される。図12に基準流量マップの一例を示す。
ステップS20445では、図6に示した圧力計測に基づく濃度検出ルーチンで検出された燃料濃度Cに基づいてパージ混合気の予想流量Qcを数式5にしたがって算出する。予想流量Qcはパージバルブ開度を100%として、パージライン15に現在の燃料濃度Cのパージガスを流したときのパージガス流量の予想値である。
図13は、燃料濃度Cと基準流量Q100に対する予想流量Qcの比率(Qc/Q100)との関係を示すもので、燃料濃度Cが大きくなるとパージガスの密度が増大し、吸気管圧力Piが同じであっても、エネルギー保存の法則により、パージガスがエア100%のときに比して流量が減少する。図中の直線は数式5と等価である。数式5中、Aは定数であり、予め制御プログラムなどと共に電子制御ユニットのROM(図示せず)に記憶される。
(数5)
Qc=Q100×(1−A×C)
ステップS20446では、燃料濃度Cと予想流量Qcとに基づいて、パージバルブ開度を100%として、パージライン15に現在の燃料濃度Cのパージガスを流したときのパージ燃料蒸気の予想流量(以下,適宜、予想パージ燃料蒸気流量という)Fcを数式6にしたがって算出する。
(数6)
Fc=Qc×C
ステップS20447〜S20449ではパージバルブ開度xを設定する。ステップS20447では予想パージ燃料蒸気流量Fcをパージ燃料蒸気流量許容値Fmと比較し、Fc≦Fmであるか否かを判定する。肯定判断された場合は、ステップS20448に進み、パージバルブ開度xを100%とする。パージバルブ開度xを100%としても許容パージ燃料蒸気流量許容値Fmまでに余裕があるからである。Fc≦Fmであるか否かを判定するステップS20447が否定判断されると、パージバルブ開度xが100%では過剰な燃料蒸気により空燃比が適性に維持できなくなるものと判断して、ステップS20449に進み、パージバルブ開度xを(Fm/Fc)×100%とする。Fc>Fmのもとでは適正な空燃比が保証されるパージ流量の最大がパージ燃料蒸気流量許容値Fmとなるからである。
ステップS20450では、パージバルブ16を開放することで、目標開度xに制御する。ステップS20451では、パージ停止条件が成立したかどうかを判断する。このステップS20451が肯定判断した場合には、ステップS20452にてパージバルブを全閉にして、本ルーチンを終了する。一方、ステップS20451が否定判断した場合には、ステップS20441に処理を移行し、上述した処理を繰り返す。
図14は、A/F計測に基づく濃度検出ルーチンのフローチャートである。ステップS401では、濃度検出条件が成立しているか否かを判断する。すなわち、
(1)空燃比フィードバック制御中
(2)冷却水温度(THW)≧80°C
(3)始動時燃料増量=0
(4)暖機燃料増量=0
の全ての条件が満足されたときに検出を開始するものとし、いずれかの条件が満足されないときは検出を行わないものとする。
ステップS401で否定判断されたときは本ルーチンを終了する。ステップS401で肯定判断されたときには、ステップS402において、図4の空燃比F/B制御ルーチンで演算した空燃比補正係数FAFの時間的平均値FAFAVを演算し、ステップS403に進む。
ステップS403では、平均値FAFAVが“0.98”以下、“0.98”を越え“1.02”未満、“1.02”以上のいずれの領域にあるかを判断する。平均値FAFAVが“0.98”以下であると判断されたときは、ステップS404に進み、燃料濃度FGPGを所定量“Q”(例えば0.4%)減少して、ステップS406に進む。
ステップS403において“1.02”以上であると判断されたときは、ステップS405に進み燃料濃度FGPGを所定量“P”(例えば0.4%)増加して、ステップS406に進む。また、ステップS403において“0.98”を越え“1.02”未満であると判断されたときは燃料濃度FGPGを更新することなくステップS406に進む。
ステップS406では、燃料濃度FGPGを所定の上下限値内の値に制限して本ルーチンを終了する。そして、この燃料濃度FGPGが、図8に示したパージ徐変制御ルーチンにて用いられる。
以上、本実施形態では、サブキャニスタ25が破過したかどうかを判定し、サブキャニスタ25が破過した場合には、パージ徐変制御ルーチンにて、A/F計測に基づく濃度検出ルーチンにて検出した燃料状態FGPGに基づいて、サブキャニスタ25が吸着可能な状態に回復するまでパージを継続して行う。これにより、圧力計測に基づく濃度検出ルーチンにて燃料状態Cを誤検出することがなくなるため、燃料状態Cの検出精度を低下させないようにすることができる。
本発明の実施形態による燃料蒸気処理装置の構成を示す構成図である。 第1の計測状態を示す図である。 第2の計測状態を示す図である。 空燃比フィードバック(F/B)制御ルーチンのフローチャートである。 パージ制御ルーチンのフローチャートである。 圧力計測に基づく濃度検出ルーチンのフローチャートである。 パージ実施ルーチンのフローチャートである。 パージ徐変制御ルーチンのフローチャートである。 空燃比補正係数FAFの領域を示すグラフである。 全開パージ率を決定するためのマップの設定例である。 パージ通常制御ルーチンのフローチャートである。 基準流量マップの一例である。 燃料濃度Cと基準流量Q100に対する予想流量Qcの比率(Qc/Q100)との関係を示した図である。 A/F計測に基づく濃度検出ルーチンのフローチャートである。
符号の説明
1 エンジン
2 吸気管
11 燃料タンク
12 エバポライン
13 キャニスタ(第1のキャニスタ)
14 吸着材
15 パージライン
16 パージ制御弁
17 大気ライン
19 分岐ライン
20 空気供給ライン
21 3位置弁
22 計測ライン
23 絞り
24 圧力センサ
25 サブキャニスタ(第2のキャニスタ)
26 ポンプ

Claims (2)

  1. 燃料タンク内から導入通路を介して導かれた燃料蒸気を一時的に吸着する吸着材を有する第1のキャニスタと、
    前記吸着材に吸着した燃料蒸気が当該吸着材から離脱して混合気となったとき、その混合気を内燃機関の吸気管に導くパージ管と、
    前記パージ管に配置され、そのパージ管から前記吸気管へパージされる燃料蒸気を含む混合気のパージ流量を制御するパージ制御弁と、
    内燃機関の排気管に設けられ、空燃比を測定する空燃比センサと、
    絞りを備える計測通路と、
    前記計測通路にガス流を発生させるガス流発生手段と、
    前記絞りと前記ガス流発生手段との間の計測通路に設けられる第2のキャニスタと、
    前記ガス流発生手段がガス流を発生させたときに、前記絞りによって生じる圧力を計測する圧力計測手段と、
    前記パージ制御弁が閉じているときに計測状態を切替えるものであって、前記計測通路を大気に開放して、前記計測通路に流れるガスを空気とする第1の計測状態と、前記計測通路を前記第1のキャニスタに連通して、前記計測通路に流れるガスを前記第1のキャニスタからの燃料蒸気を含む混合気とする第2の計測状態とに切替える計測通路切替手段と、
    前記第1の計測状態のときに前記圧力計測手段によって計測される第1の圧力と、前記第2の計測状態のときに前記圧力計測手段によって計測される第2の圧力とに基づき、混合気中の燃料状態を検出する第1の燃料状態検出手段と、
    前記パージ制御弁が開いているときに、前記空燃比センサによって検出される空燃比の目標空燃比からのずれ量に基づいて、前記キャニスタからパージされる燃料蒸気を含む混合気の燃料状態を検出する第2の燃料状態検出手段と、
    前記第1の燃料状態検出手段、若しくは前記第2の燃料状態検出手段の検出した燃料状態に基づいて、前記キャニスタから燃料蒸気を含む混合気をパージするパージ制御手段と、を備える内燃機関の燃料蒸気処理装置において、
    前記第2のキャニスタが破過したかどうかを判定する破過判定手段を備え、
    前記パージ制御手段は、前記破過判定手段が破過したと判定した場合、前記第2の燃料状態検出手段の検出した燃料状態に基づいて、前記第2のキャニスタが吸着可能な状態に回復するまで、パージを継続して行うことを特徴とする内燃機関の燃料蒸気処理装置。
  2. 前記破過判定手段は、前記第1燃料状態検出手段の検出した燃料状態が、所定の燃料状態よりも希薄な燃料状態の場合に破過したと判定することを特徴とする請求項1記載の内燃機関の燃料蒸気処理装置。
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