JP2006291489A - ニューマチックケーソン - Google Patents

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Abstract

【課題】 小口径ケーソンにおいても、掘削機を回収して点検・修理するために必要な広さのメンテナンスロックを確保し得るニューマチックケーソンを提供すること。
【解決手段】 ケーソン躯体2と作業室スラブ4と上スラブ5とに囲まれた空間全体をメンテナンスロック7として使用可能とし、作業室スラブ4に、掘削機回収用開口部8を設け、上スラブ5には掘削機回収用開口部8の上方にマテリアルロック用開口部11を設け、その傍らにマンロック用開口部12を設け、掘削機回収用開口部8には掘削機回収用ハッチ13を取り付け、マテリアルロック用開口部11の脇の上スラブ5には掘削機回収装置18を取り付け、マテリアルロック用開口部11には上部にマテリアルロック22を有するマテリアルシャフト21を取り付け、マンロック用開口部12には昇降設備28とマンロック29とを有するマンシャフト27を取り付けて構成した。
【選択図】 図1

Description

本発明は、メンテナンスロックを設置した小口径ケーソンであっても、掘削機の点検・修理を能率良く行うために好適なニューマチックケーソンに関する。
図10は従来技術の一例を示す縦断側面図である。
この図10に示す従来のニューマチックケーソン41は、ケーソン躯体42と刃口43と作業室スラブ44と上スラブ45とを有して構成されている。
前記刃口43と作業室スラブ44とに囲まれた空間は、作業室46とされている。
ケーソン躯体42と作業室スラブ44と上スラブ45とに囲まれた空間は、隔壁47,48により掘削機用のメンテナンスロック51と作業員用の昇降室52と二重スラブマンロック53とに区画されている。
前記隔壁47,48には、それぞれ横行ハッチ50を有する横行用開口部49が設けられている。
作業室スラブ44には、メンテナンスロック51に連通する位置に、掘削機回収用開口部54が設けられ、二重スラブマンロック53に連通する位置にはマン用開口部55が設けられている。
一方、上スラブ45には、掘削機回収用開口部54の上方にマテリアルロック用開口部56が設けられ、昇降室52に連通する位置には昇降装置用開口部57が設けられている。
作業室46の天井には、走行レール58が敷設されている。この走行レール58には、掘削機59が懸架されている。この掘削機59は、地上等に設置された遠隔操作室60から発せられる制御信号により遠隔操作される。
前記掘削機回収用開口部54には、ハッチ62を有する掘削機回収用ハッチ61が取り付けられている。
前記マン用開口部55には、ハッチ64を有するマン用ハッチ63が取り付けられている。
上スラブ45の下面には、掘削機回収用ハッチ61の上方に、掘削機回収装置65が配備されている。
前記マテリアルロック用開口部56には、ハッチ67を有するマテリアルシャフト66が取り付けられている。このマテリアルシャフト66の上部には、下ハッチ69と上ハッチ70とを有するマテリアルロック68が連設されている。
前記昇降装置用開口部57には、上スラブ45の上方から昇降室52の内部にわたって昇降装置71が挿設されている。この昇降装置71の内部には、作業員用の昇降機72が設けられている。
前記作業室46、メンテナンスロック51、昇降室52および二重スラブマンロック53には、ケーソン躯体42の外部から制御可能に加減圧装置(図示せず)が設けられている。
前述のごとく構成したニューマチックケーソン41では、遠隔操作室60からの制御信号により、走行レール58に沿って掘削機59を走行させ、作業室46の底部の地盤Gを掘削し、ケーソン躯体42を沈下させて行く。
地盤Gの掘削土砂は、土砂バケット(図示せず)に積み込み、作業室46から掘削機回収用ハッチ61、メンテナンスロック51、マテリアルシャフト66およびマテリアルロック68を通じて地上まで搬出し、排土する。
掘削機59を点検・修理する場合において、メンテナンスロック51に回収可能な場合は、メンテナンスロック51に配備された掘削機回収装置65により、掘削機59を作業室46から掘削機回収用ハッチ61を通じてメンテナンスロック51内に回収し、大気圧に減圧する。そして、作業員が昇降装置71の昇降機72に乗って昇降室52に降り、この昇降室52から隔壁47に設けられた横行用開口部49を通ってメンテナンスロック51内に入り、掘削機59を点検し、必要な修理を行う。
掘削機59を点検・修理した後は、作業員はメンテナンスロック51から横行用開口部49を通って昇降室52に入り、昇降装置71の昇降機72を使って昇り、地上に出る。
一方、点検・修理した掘削機59は、メンテナンスロック51を作業室46内と同圧に加圧し、メンテナンスロック51から掘削機回収用ハッチ61を通じて作業室46に戻し、走行レール58に乗り移らせ、再び地盤Gの掘削に使用する。
掘削機59に、メンテナンスロック51に回収できないような故障が発生したときは、作業員が昇降装置71の昇降機72に乗って昇降室52に入り、昇降室52から隔壁48に設けられた横行用開口部49を通って二重スラブマンロック53に入り、大深度ではヘリウム混合ガス装備を装着し、この二重スラブマンロック53からマン用ハッチ63を通って作業室46に入り、掘削機59の故障箇所を点検・確認し、修理する。
掘削機59を点検・修理した後は、作業員は作業室46からマン用ハッチ63、二重スラブマンロック53に入り、減圧途中で一定圧力の時点でヘリウム混合ガス装備を外し、酸素減圧を行いながら大気圧まで減圧する。そして、ヘリウム混合ガス装備を元の位置に戻し、横行用開口部49を通って昇降室52に入り、昇降装置71の昇降機72に乗って昇り、地上に戻る。
特許第3405537号公報
ところで、前記従来技術では、掘削機59の日常点検・修理・組立・解体作業は、掘削機59を遠隔操作によりメンテナンスロック51内に回収し、大気圧の中で掘削機59の点検等を行っている。
また、掘削機59がメンテナンスロック51に回収できないような故障が発生した場合のために、二重スラブマンロック53を設け、作業員が前記メンテナンスロック51と二重スラブマンロック53に出入りするための昇降室52を設けている。
しかしながら、前記従来技術は小口径ケーソンの場合、ケーソン躯体42と作業室スラブ44と上スラブ45とに囲まれた空間を、メンテナンスロック51と昇降室52と二重スラブマンロック53とに区画すると、必要な広さのメンテナンスロック51を確保できないという課題があった。
本発明は、上記の事情に鑑みなされたもので、その目的とするところは、小口径ケーソンにおいても、掘削機を回収して点検・修理するために必要な広さのメンテナンスロックを確保し得るニューマチックケーソンを提供することにある。
また、本発明の他の目的は、使い勝手が良く、しかも設備を簡素化し、設備費を節減し得るニューマチックケーソンを提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明の請求項1記載の発明では、ケーソン躯体2と作業室スラブ4と上スラブ5とに囲まれた空間をメンテナンスロック7として使用可能とし、前記作業室スラブ4に、掘削機回収用開口部8を設け、上スラブ5には前記掘削機回収用開口部8の上方にマテリアルロック用開口部11を設け、その傍らにマンロック用開口部12を設け、前記掘削機回収用開口部8には掘削機回収用ハッチ13を取り付け、前記マテリアルロック用開口部11の脇の上スラブ5には掘削機回収装置18を取り付け、前記マテリアルロック用開口部11には上部にマテリアルロック22を有するマテリアルシャフト21を取り付け、前記マンロック用開口部12には内部に昇降設備28を備えかつ上部にマンロック29を有するマンシャフト27を取り付け、前記掘削機回収用ハッチ13とメンテナンスロック7とを、マテリアルロック用開口部11を介してマテリアルシャフト21に連通する土砂搬出手段に兼用している。
また、前記目的を達成するため、本発明の請求項2記載の発明では、ケーソン躯体2と作業室スラブ4と上スラブ5とに囲まれた空間をメンテナンスロック7として使用可能とし、前記作業室スラブ4に、掘削機回収用開口部8と土砂搬出用開口部9とを設け、上スラブ5には前記掘削機回収用開口部8の上方に掘削機回収装置18を取り付け、前記土砂搬出用開口部9の上方にマテリアルロック用開口部11を設け、これらマテリアルロック用開口部11と掘削機回収装置18から外れた位置にマンロック用開口部12を設け、前記掘削機回収用開口部8には掘削機回収用ハッチ13を取り付け、前記土砂搬出用開口部9には土砂搬出用ハッチ15を取り付け、前記マテリアルロック用開口部11には上部にマテリアルロック22を有するマテリアルシャフト21を取り付け、前記マンロック用開口部12には内部に昇降設備28を備えかつ上部にマンロック29を有するマンシャフト27を取り付けている。
さらに、前記目的を達成するため、本発明の請求項3記載の発明では、ケーソン躯体2と作業室スラブ4と上スラブ5とに囲まれた空間をメンテナンスロック7として使用可能とし、前記作業室スラブ4に、掘削機回収用開口部8を設け、上スラブ5には前記掘削機回収用開口部8の上方に掘削機回収装置用開口部10を設け、その傍らにマンロック用開口部12を設け、前記掘削機回収用開口部8には掘削機回収用ハッチ13を取り付け、前記掘削機回収装置用開口部10には内部に掘削機回収装置18を備えかつ上部に土砂搬出用開口部17’を有する掘削機回収装置用ロック17を取り付け、この掘削機回収装置用ロック17の上部には土砂搬出用開口部17’に連通させて、上部にマテリアルロック22を有するマテリアルシャフト21を連結し、前記マンロック用開口部12には内部に昇降設備28を備えかつ上部にマンロック29を有するマンシャフト27を取り付け、前記掘削機回収用ハッチ13とメンテナンスロック7と掘削機回収装置用ロック17とを、前記土砂搬出用開口部17’を介してマテリアルシャフト22に連通する土砂搬出手段に兼用している。
さらにまた、前記目的を達成するため、本発明の請求項4記載の発明では、ケーソン躯体2と作業室スラブ4と上スラブ5とに囲まれた空間をメンテナンスロック7として使用可能とし、前記作業室スラブ4に、掘削機回収用開口部8と土砂搬出用開口部9とを設け、上スラブ5には前記掘削機回収用開口部8の上方に掘削機回収装置用開口部10を設け、前記土砂搬出用開口部9の上方にマテリアルロック用開口部11を設け、これらの開口部から外れた位置にマンロック用開口部12を設け、前記掘削機回収用開口部8には掘削機回収用ハッチ13を取り付け、前記土砂搬出用開口部9には土砂搬出用ハッチ15を取り付け、前記掘削機回収装置用開口部10には掘削機回収装置18を備えた掘削機回収装置用ロック17を取り付け、前記マテリアルロック用開口部11には上部にマテリアルロック22を有するマテリアルシャフト21を取り付け、前記マンロック用開口部12には内部に昇降設備28を備えかつ上部にマンロック29を有するマンシャフト27を取り付けている。
本発明の請求項1記載の発明では、ケーソン躯体2と作業室スラブ4と上スラブ5とに囲まれた空間をメンテナンスロック7として使用可能としている。また、作業室スラブ4に掘削機回収用開口部8を設け、これに掘削機回収用ハッチ13を取り付けている。さらに、マテリアルロック用開口部11の脇の上スラブ5に掘削機回収装置18を取り付けている。そして、掘削機の点検・修理時に、その掘削機を掘削機回収装置18により作業室6から掘削機回収用ハッチ13を通じてメンテナンスロック7内に回収するようにしている。したがって、小口径ケーソンであっても、広いメンテナンスロック7内で掘削機を隈無く、しかも能率良く点検し、必要な修理を施し得る効果がある。
また、この請求項1記載の発明では、上スラブ5には前記掘削機回収用開口部8の上方に、マテリアルロック用開口部11を設け、このマテリアルロック用開口部11に、上部にマテリアルロック22を有するマテリアルシャフト21を取り付けているので、掘削土砂を土砂バケットに積み込み、その土砂バケットを作業室6から掘削機回収用ハッチ13、メンテナンスロック7、マテリアルシャフト21およびマテリアルロック22を通じて地上へ自由に搬出し、排土することができる。
さらに、この請求項1記載の発明によれば、上スラブ5にマンロック用開口部12を設け、このマンロック用開口部12に、内部に昇降設備28を備えかつ上部にマンロック29を有するマンシャフト27を取り付けている。しかして、掘削機が故障し、しかもその掘削機をメンテナンスロック7内に回収できないような場合には、作業員がマンロック29からマンシャフト27、メンテナンスロック7、掘削機回収用ハッチ13を経て作業室6内に降り、故障した掘削機を点検し、故障箇所を確認し、必要な修理を施すことができる。
さらにまた、この請求項1記載の発明によれば、横行用開口部等を有する隔壁を省いているので、設備の簡素化を図り、設備費を節減し得る効果がある。
また、本発明の請求項2記載の発明では、ケーソン躯体2と作業室スラブ4と上スラブ5とに囲まれた空間をメンテナンスロック7として使用可能としている。そして、作業室スラブ4に、掘削機回収用開口部8を設け、これに掘削機回収用ハッチ13を取り付けている。さらに、上スラブ5には前記掘削機回収用開口部8の上方に掘削機回収装置18を取り付けている。しかして、掘削機の点検・修理時に、その掘削機を掘削機回収装置18により作業室6から掘削機回収用ハッチ13を通じてメンテナンスロック7内に回収するようにしている。したがって、この請求項2記載の発明においても、小口径ケーソンであっても、広いメンテナンスロック7内で掘削機を隈無く、しかも能率良く点検し、必要な修理を行い得る効果がある。
さらに、この請求項2記載の発明では、作業室スラブ4に土砂搬出用開口部9を設け、これに土砂搬出用ハッチ15を取り付けている。また、上スラブ5には前記土砂搬出用開口部9の上方にマテリアルロック用開口部11を設け、このマテリアルロック用開口部11に、上部にマテリアルロック22を有するマテリアルシャフト21を取り付けているので、掘削土砂を土砂バケットに積み込み、その土砂バケットを作業室6から土砂搬出用ハッチ15、メンテナンスロック7、マテリアルシャフト19およびマテリアルロック20を通じて地上まで自由に搬出し、排土することができる。
また、本発明の請求項3記載の発明においても、ケーソン躯体2と作業室スラブ4と上スラブ5とに囲まれた空間をメンテナンスロック7として使用可能としている。さらに、作業室スラブ4に掘削機回収用開口部8を設け、これに掘削機回収用ハッチ13を取り付けている。他方、上スラブ5には前記掘削機回収用開口部8の上方に掘削機回収装置用開口部10を設け、この掘削機回収装置用開口部10に、内部に掘削機回収装置18を有する掘削機回収装置用ロック17を取り付けている。しかして、掘削機の点検・修理時に、その掘削機を掘削機回収装置18により作業室6から掘削機回収用ハッチ13を通じてメンテナンスロック7内に回収するようにしている。したがって、この請求項3記載の発明によれば、より一層小口径のケーソンであっても、広いメンテナンスロック7内で掘削機を隈無く、しかも能率良く点検し、必要な修理を施し得る効果がある。
さらに、この請求項3記載の発明では、前記掘削機回収装置用ロック17の上部に土砂搬出用開口部17’を設け、この土砂搬出用開口部17’に連通させて、上部にマテリアルロック22を有するマテリアルシャフト21を連結している。そして、掘削土砂を土砂バケットに積み込み、その土砂バケットを作業室6から掘削機回収用ハッチ13、メンテナンスロック7、掘削機回収装置用ロック17、土砂搬出用開口部17’、マテリアルシャフト21およびマテリアルロック22を通じて地上まで自由に搬出し、排土することができる。
しかも、この請求項3記載の発明では、横行開口部等を有する隔壁を省いた外に、土砂搬出用ハッチを省き、マテリアルロック22を有するマテリアルシャフト21を、土砂搬出用開口部17’に連通させて、掘削機回収装置用ロック17に連結しているので、設備をより一層簡素化し、設備費を大幅に節減し得る効果がある。
さらにまた、本発明の請求項4記載の発明においても、ケーソン躯体2と作業室スラブ4と上スラブ5とに囲まれた空間をメンテナンスロック7として使用可能としている。また、前記作業室スラブ4に掘削機回収用開口部8を設け、これに掘削機回収用ハッチ13を取り付けている。さらに、上スラブ5には前記掘削機回収用開口部8の上方に掘削機回収装置用開口部10を設け、この掘削機回収装置用開口部10に、掘削機回収装置18を備えた掘削機回収装置用ロック17を取り付けている。しかして、掘削機の点検・修理時に、その掘削機を掘削機回収装置18により作業室6から掘削機回収用ハッチ13を通じてメンテナンスロック7内に回収するようにしている。したがって、この請求項4記載の発明においても、小口径ケーソンであっても、広いメンテナンスロック7内で掘削機を隈無く、しかも能率良く点検し、必要な修理を行い得る効果がある。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1および図2は本発明の第1の実施例を示すもので、図1は作業室の底部の地盤を掘削している状態の縦断側面図、図2はメンテナンスロック内に掘削機を回収した状態の縦断側面図である。
これら図1および図2に示す本発明の第1の実施例のニューマチックケーソン1は、ケーソン躯体2と、刃口3と、作業室スラブ4と、上スラブ5とを有している。
前記刃口3と作業室スラブ4とに囲まれた空間は、作業室6とされている。
前記ケーソン躯体2と作業室スラブ4と上スラブ5とに囲まれた空間を、掘削機用のメンテナンスロック7として使用し得るようになっている。
前記作業室スラブ4には、掘削機回収用開口部8が設けられている。一方、上スラブ5には、マテリアルロック用開口部11と、マンロック用開口部12とが設けられている。
前記掘削機回収用開口部8は、作業室スラブ4のほぼ中央部に設けられている。この掘削機回収用開口部8の上部には、ハッチ14を有する掘削機回収用ハッチ13が取り付けられている。
前記マテリアルロック用開口部11は、前記掘削機回収用開口部8のほぼ中心線上に設けられている。このマテリアルロック用開口部11の上部には、内部にハッチ20を有するマテリアルシャフト延長用ハッチ19が取り付けられている。このマテリアルシャフト延長用ハッチ19には、マテリアルシャフト21が連結されている。このマテリアルシャフト21の上部には、下ハッチ23と上ハッチ24とを有するマテリアルロック22が連設されている。
上スラブ5におけるマテリアルロック用開口部11の脇には、前記掘削機回収用ハッチ13に対応させて掘削機回収装置18が取り付けられている。
前記マンロック用開口部12は、前記マテリアルロック用開口部11の傍らに設けられている。このマンロック用開口部12の上部には、内部にハッチ26を有するマンシャフト延長用ハッチ25が取り付けられている。このマンシャフト延長用ハッチ25には、内部に昇降設備28としての階段を備えたマンシャフト27が連結されている。このマンシャフト27の上部には、マンハッチ30を有するマンロック29が連設されている。
作業室6の天井には、走行・横行レール31が敷設されている。この走行・横行レール31には、掘削機32が懸架されている。この掘削機32は、地上やケーソン躯体2内の適所に設置された遠隔操作室33から発せられる制御信号により遠隔操作され、通常の使用状態では作業室6の底部の地盤Gを掘削するようになっている。
前記掘削機回収用開口部8の内部には、掘削機回収用の吊り上げ架台34が設置されている。
作業室6の底部の地盤Gの掘削時には、掘削土砂搬出用の土砂バケット35が配備される。この土砂バケット35には、引き上げ・引き下ろし用のワイヤロープ36が取り付けられている。
ケーソン躯体2には、メンテナンスロック7に臨ませて加減圧装置37が設けられている。この加減圧装置37は、ケーソン躯体2の外部から制御し得るようになっている。
前述のごとく構成したニューマチックケーソン1は、次のように使用され、作用する。
まず、作業室6の底部の地盤Gを掘削し、ケーソン躯体2を沈下させるときは、作業室6内を高気圧に保持したうえで、遠隔操作室33から発せられる制御信号により掘削機32を走行・横行レール31に沿って移動させ、掘削バケット32’で地盤Gを掘削する。
そして、図1に仮想線で示すワイヤロープ36を介して土砂バケット35をマテリアルロック22、マテリアルシャフト21、マテリアルロック用開口部11、メンテナンスロック7および掘削機回収用ハッチ13を通じて作業室6内に入れ、作業室6の底部の地盤G上に定置する。ついで、掘削土砂を掘削バケット32’により土砂バケット35に積み込み、その土砂バケット35をワイヤロープ36により地上に引き上げ、排土する。
以上の作業をすべて遠隔操作により繰り返して行い、作業室6の底部の地盤Gを掘削し、ケーソン躯体2を沈下させて行く。
次に、掘削機32を点検・修理するときは、次のようにして行う。
(イ)土砂バケット35をマテリアルシャフト21またはマテリアルロック22内に引き上げ、マテリアルシャフト延長用ハッチ19内のハッチ20を閉める。
(ロ)作業室6内の掘削機32を走行・横行レール31から、掘削機回収用開口部8に設置された吊り上げ架台34に移す。
(ハ)前以て吊り上げ架台34に掛け止めていた掘削機回収装置18により吊り上げ架台34を引き上げ、掘削機32を図2に実線で示すように、メンテナンスロック7内に回収する。
(ニ)メンテナンスロック7内に掘削機32を回収後、掘削機回収用ハッチ13のハッチ14を閉める。
(ホ)加減圧装置37によりメンテナンスロック7内を大気圧まで減圧し、その気圧に保持する。
(ヘ)作業員がマンロック29からマンシャフト27内の昇降設備28を使って降り、メンテナンスロック7内に入る。そして、作業員は掘削機32を点検し、必要により修理を施す。
(ト)掘削機32を点検・修理した後、作業員はマンシャフト27内の昇降設備28を登り、マンロック29内に入り、マンハッチ30を閉めてマンロック29から外部に出る。
(チ)メンテナンスロック7を作業室6と同じ圧力に加圧した後、掘削機回収装置18により吊り上げ架台34と掘削機32とを降ろして行き、掘削機回収用ハッチ13内を通し、掘削機32を吊り下げた状態で吊り上げ架台34を掘削機回収用開口部8内に掛け止める。ついで、掘削機32を吊り上げ架台34から走行・横行レール31に乗り移らせ、図1に実線で示すように、使用可能な状態に懸架する。
(リ)そして、再び掘削機32を稼働させ、掘削作業を行う。
ところで、掘削機32をメンテナンスロック7内に回収できない故障が発生した場合であって、メンテナンスロック7の内部を減圧できる場合には、掘削機回収用ハッチ13のハッチ14およびマテリアルシャフト延長用ハッチ19のハッチ20を閉める。
ついで、作業員がマンロック29からマンシャフト27内の昇降設備28を使って降り、マンシャフト延長用ハッチ25を経てメンテナンスロック7内に入り、メンテナンスロック7を作業室6内の圧力に加圧し、続いて掘削機回収用ハッチ13のハッチ14を開け、掘削機回収用開口部8を通って作業室6内に入り、掘削機32を点検し、必要な修理を施す。
掘削機32の点検・修理後、作業員は作業室6から掘削機回収用開口部8および掘削機回収用ハッチ13を通ってメンテナンスロック7に戻り、掘削機回収用ハッチ13のハッチ14を締めてメンテナンスロック7を大気圧に減圧し、マンロック用開口部12からマンシャフト延長用ハッチ25を経てマンシャフト27内に入り、マンシャフト27内の昇降設備28を使って登り、マンロック29を通って地上に出る。
ところが、掘削機32をメンテナンスロック7内に回収できないような故障が発生した場合で、しかもメンテナンスロック7の気圧を外部から減圧できないような故障が発生した場合には、次のように操作し、掘削機32を点検・修理する。
(イ)マンハッチ30を閉め、マンロック29内を大気圧に戻す。作業員が大気圧状態のマンロック29内に入る。
(ロ)マンロック29内で、作業員は例えば高気圧下でかつ大深度での作業の場合は、ヘリウム混合ガス装備を装着し、減圧時で一定気圧に降下している状態での作業の場合は、高分圧酸素装備を装着する。
(ハ)マンロック29内をメンテナンスロック7の気圧と同じ気圧まで加圧する。
(ニ)マンハッチ30を開け、作業員はマンシャフト27の昇降設備28を使って降り、マンシャフト延長用ハッチ25を経てメンテナンスロック7内に入り、ついで掘削機回収用ハッチ13を通り、作業室6内に入り、掘削機32を点検し、故障箇所を確認し、必要な修理を行う。
(ホ)掘削機32を点検・修理した後、作業員は作業室6から掘削機回収用ハッチ13を通ってメンテナンスロック7内に入り、ついでマンロック用開口部12およびマンシャフト延長用ハッチ25を通り、マンシャフト27の昇降設備28を使って登り、マンハッチ30を開け、マンロック29内に入り、マンハッチ30を閉め、マンロック29内を大気圧に戻し、ヘリウム混合ガス装備や高分圧酸素装備を脱ぎ、元の位置に戻し、マンロック29から地上に出る。
以上の説明からも分かるように、この第1の実施例によれば、ケーソン躯体2と作業室スラブ4と上スラブ5とに囲まれた空間をメンテナンスロック7として使用可能としているので、小口径ケーソンであっても、上スラブ5に取り付けられた掘削機回収装置18を使ってメンテナンスロック7内に掘削機32を回収し、その掘削機32を作業員が隈無く、しかも能率良く点検・修理を施すことができる。
また、この第1の実施例によれば、掘削機32が故障し、しかもその掘削機32を作業室6からメンテナンスロック7内に回収できないような場合には、作業員がマンロック29からマンシャフト27、メンテナンスロック7、掘削機回収用ハッチ13を通って作業室6内に自由に入り、故障した掘削機32を点検・修理することができるし、掘削機32を点検・修理後、作業員は作業室6から掘削機回収用ハッチ13、メンテナンスロック7、マンシャフト27を通ってマンロック29内に入り、ここから自由に地上へ出ることができる。
さらに、この第1の実施例では、掘削土砂を土砂バケット35に積み込み、その土砂バケット35を作業室6から掘削機回収用ハッチ13、メンテナンスロック7、マテリアルシャフト21、マテリアルロック22を通じて地上まで自由に搬出し、排土することができる。
ここで、マテリアルシャフト21およびマンシャフト27を継ぎ足す際に、マテリアルシャフト延長用ハッチ19のハッチ20およびマンシャフト延長用ハッチ25のハッチ26を閉じることにより、メンテナンスロック7内の気圧にかかわらず、マテリアルシャフト21およびマンシャフト27を継ぎ足すことができる。ただし、両延長ハッチが無い場合でも大容積となるがメンテナンスロック7内を大気圧にすることができるので、両シャフトを継ぎ足すことができる。
さらにまた、この第1の実施例では、作業員の昇降室、二重スラブマンロック、これらの部屋を区画する隔壁を省き、ケーソン躯体2と作業室スラブ4と上スラブ5とに囲まれた空間を掘削機用のメンテナンスロック7として解放しているので、設備の簡素化を図り、設備費を節減することができる。
次に、図3は本発明の第2の実施例を示す縦断側面図である。
この図3に示す第2の実施例では、作業室スラブ4における掘削機回収用開口部8の傍らに土砂搬出用開口部9が設けられている。
一方、上スラブ5には前記土砂搬出用開口部9のほぼ中心線上にマテリアルロック用開口部11が設けられている。
そして、前記土砂搬出用開口部9にはハッチ16を有する土砂搬出用ハッチ15が取り付けられている。
また、前記マテリアルロック用開口部11にはハッチ20を有するマテリアルシャフト延長用ハッチ19が取り付けられている。このマテリアルシャフト延長用ハッチ19の上部には、マテリアルシャフト21が連結されている。このマテリアルシャフト21の上部には、下ハッチ23と上ハッチ24とを有するマテリアルロック22が連設されている。
しかして、この第2の実施例では、掘削機32により掘削した土砂を搬出するときは、土砂バケット35に掘削土砂を積み込み、土砂搬出用ハッチ15のハッチ16、マテリアルシャフト延長用ハッチ19のハッチ20、マテリアルロック22の下ハッチ23を開けておき、土砂バケット35をワイヤロープ36により作業室6から土砂搬出用ハッチ15、メンテナンスロック7、マテリアルロック用開口部11、マテリアルシャフト延長用ハッチ19、マテリアルシャフト21および下ハッチ23を通過し、マテリアルロック22内に一旦止めて、下ハッチ23を閉じ、ロック内を大気圧に減圧し、ハッチ24を開け地上に搬出し、排土する。
この第2の実施例の他の構成,作用については、前記第1の実施例と同様である。
ついで、図4〜図6は本発明の第3の実施例を示すもので、図4は縦断側面図、図5は図4のA−A線断面図、図6は図4のB−B線断面図である。
これら図4〜図6に示す第3の実施例では、上スラブ5における掘削機回収用開口部8のほぼ中心線上に掘削機回収装置用開口部10が設けられている。
前記掘削機回収装置用開口部10には、掘削機回収用ハッチ13に対応させて掘削機回収装置用ロック17が取り付けられている。この掘削機回収装置用ロック17の上部には、土砂搬出用開口部17’が設けられている。また、前記掘削機回収装置用ロック17の内部には、掘削機回収装置18が装着されている。
前記掘削機回収装置用ロック17に設けられた土砂搬出用開口部17’には、ハッチ20を有するマテリアルシャフト延長用ハッチ19が設けられている。このマテリアルシャフト延長用ハッチ19には、マテリアルシャフト21が連結されている。このマテリアルシャフト21の上部には、下ハッチ23と上ハッチ24とを有するマテリアルロック22が連設されている。
この第3の実施例では、掘削機回収用ハッチ13とメンテナンスロック7と掘削機回収装置用ロック17とを、土砂搬出用開口部17’およびマテリアルシャフト延長用ハッチ19を介してマテリアルシャフト21に連通する土砂搬出手段に兼用している。
しかして、この第3の実施例では掘削機32を点検・修理するときは、土砂バケット35を図4に仮想線で示すようにマテリアルシャフト21内、またはマテリアルロック22内、あるいは外部に引き上げ、マテリアルシャフト延長用ハッチ19のハッチ20を閉める。
ついで、掘削機回収用ハッチ13のハッチ14を開け、掘削機回収装置用ロック17から掘削機回収装置18を繰り出し、掘削機回収用開口部8内に設置された吊り上げ架台34に掛け止めておく。
続いて、掘削機32を走行・横行レール31から前記吊り上げ架台34に移す。
そして、前以て吊り上げ架台34に掛け止めておいた掘削機回収装置18により吊り上げ架台34を引き上げ、掘削機32を図4に仮想線で示すように、メンテナンスロック7内に回収し、点検・修理を行う。
また、この第3の実施例において掘削土砂を搬出するときは、次のようにして行う。
まず、あらかじめ掘削機回収用開口部8内の吊り上げ架台34を外しておく。
ついで、ワイヤロープ36を介して土砂バケット35をマテリアルロック22、マテリアルシャフト21、マテリアルシャフト延長用ハッチ19、土砂搬出用開口部17’、掘削機回収装置用ロック17、メンテナンスロック7および掘削機回収用ハッチ13を通じて作業室6内に導き、作業室6の底部の地盤G上に定置する。
そして、土砂バケット35に掘削機32の掘削バケット32’により掘削土砂を積み込む。
ついで、掘削土砂を積み込んだ土砂バケット35をワイヤロープ36により引き上げ、作業室6から掘削機回収用ハッチ13、メンテナンスロック7、掘削機回収装置用ロック17、土砂搬出用開口部17’、マテリアルシャフト延長用ハッチ19、マテリアルシャフト21およびマテリアルロック22を通じて地上に搬出し、排土する。
この第3の実施例によれば、前記掘削機回収用ハッチ13、メンテナンスロック7および掘削機回収装置用ロック17を、土砂搬出用開口部17’およびマテリアルシャフト延長用ハッチ19を通じてマテリアルシャフト21に連通する土砂搬出手段に兼用しているので、より一層小口径のケーソンにおいても、必要な広さのメンテナンスロック7を確保し、そのメンテナンスロック7内に掘削機32を回収し、その掘削機32を隈無くかつ能率良く点検し、修理を施すことができる。
この第3の実施例の他の構成,作用については、前記第1の実施例と同様である。
次に、図7〜図9は本発明の第4の実施例を示すもので、図7は縦断側面図、図8は図7のC−C線断面図、図9は図7のD−D線断面図である。
これら図7〜図9に示す第4の実施例では、上スラブ5における掘削機回収用開口部8のほぼ中心線上に掘削機回収装置用開口部10が設けられている。
前記掘削機回収装置用開口部10には、掘削機回収装置用ロック17が取り付けられている。この掘削機回収装置用ロック17には、掘削機回収装置18が装備されている。
しかして、この第4の実施例では掘削機32をメンテナンスロック7内に回収し、点検・修理するときは、掘削機回収装置用ロック17内に装備された掘削機回収装置18を繰り出し、その掘削機回収装置18を吊り上げ架台34に掛け止めておく。そして、吊り上げ架台34に掘削機32を走行・横行レール31から乗り移らせる。ついで、掘削機回収装置18により吊り上げ架台34を引き上げ、メンテナンスロック7内に掘削機32を回収し、点検・修理する。
この第4の実施例の他の構成,作用については、前記第2の実施例と同様である。
なお、各実施例共、マテリアルシャフト延長用ハッチ19およびマンシャフト延長用ハッチ25を省略しても良い。
本発明の第1の実施例を示すもので、作業室の底部の地盤を掘削している状態の縦断側面図である。 同第1の実施例において、メンテナンスロック内に掘削機を回収した状態の縦断側面図である。 本発明の第2の実施例を示す縦断側面図である。 本発明の第3の実施例を示す縦断側面図である。 図4のA−A線断面図である。 図4のB−B線断面図である。 本発明の第4の実施例を示す縦断側面図である。 図7のC−C線断面図である。 図7のD−D線断面図である。 従来技術の一例を示す縦断側面図である。
符号の説明
1 ニューマチックケーソン
2 ケーソン躯体
3 刃口
4 作業室スラブ
5 上スラブ
6 作業室
7 メンテナンスロック
8 掘削機回収用開口部
9 土砂搬出用開口部
10 掘削機回収装置用開口部
11 マテリアルロック用開口部
12 マンロック用開口部
13 掘削機回収用ハッチ
15 土砂搬出用ハッチ
17 掘削機回収装置用ロック
18 掘削機回収装置
19 マテリアルシャフト延長用ハッチ
21 マテリアルシャフト
22 マテリアルロック
25 マンシャフト延長用ハッチ
27 マンシャフト
28 昇降設備
29 マンロック
31 走行・横行レール
32 掘削機
33 遠隔操作室
37 加減圧装置
G 作業室の底部の地盤
17’ 掘削機回収装置用ロックに設けられた土砂搬出用開口部

Claims (4)

  1. ケーソン躯体(2)と作業室スラブ(4)と上スラブ(5)とに囲まれた空間をメンテナンスロック(7)として使用可能とし、
    前記作業室スラブ(4)に、掘削機回収用開口部(8)を設け、
    上スラブ(5)には前記掘削機回収用開口部(8)の上方にマテリアルロック用開口部(11)を設け、その傍らにマンロック用開口部(12)を設け、
    前記掘削機回収用開口部(8)には掘削機回収用ハッチ(13)を取り付け、前記マテリアルロック用開口部(11)の脇の上スラブ(5)には掘削機回収装置(18)を取り付け、前記マテリアルロック用開口部(11)には上部にマテリアルロック(22)を有するマテリアルシャフト(21)を取り付け、前記マンロック用開口部(12)には内部に昇降設備(28)を備えかつ上部にマンロック(29)を有するマンシャフト(27)を取り付け、
    前記掘削機回収用ハッチ(13)とメンテナンスロック(7)とを、マテリアルロック用開口部(11)を介してマテリアルシャフト(21)に連通する土砂搬出手段に兼用した、
    ことを特徴とするニューマチックケーソン。
  2. ケーソン躯体(2)と作業室スラブ(4)と上スラブ(5)とに囲まれた空間をメンテナンスロック(7)として使用可能とし、
    前記作業室スラブ(4)に、掘削機回収用開口部(8)と土砂搬出用開口部(9)とを設け、
    上スラブ(5)には前記掘削機回収用開口部(8)の上方に掘削機回収装置(18)を取り付け、前記土砂搬出用開口部(9)の上方にマテリアルロック用開口部(11)を設け、これらマテリアルロック用開口部(11)と掘削機回収装置(18)から外れた位置にマンロック用開口部(12)を設け、
    前記掘削機回収用開口部(8)には掘削機回収用ハッチ(13)を取り付け、前記土砂搬出用開口部(9)には土砂搬出用ハッチ(15)を取り付け、前記マテリアルロック用開口部(11)には上部にマテリアルロック(22)を有するマテリアルシャフト(21)を取り付け、前記マンロック用開口部(12)には内部に昇降設備(28)を備えかつ上部にマンロック(29)を有するマンシャフト(27)を取り付けた、
    ことを特徴とするニューマチックケーソン。
  3. ケーソン躯体(2)と作業室スラブ(4)と上スラブ(5)とに囲まれた空間をメンテナンスロック(7)として使用可能とし、
    前記作業室スラブ(4)に、掘削機回収用開口部(8)を設け、
    上スラブ(5)には前記掘削機回収用開口部(8)の上方に掘削機回収装置用開口部(10)を設け、その傍らにマンロック用開口部(12)を設け、
    前記掘削機回収用開口部(8)には掘削機回収用ハッチ(13)を取り付け、前記掘削機回収装置用開口部(10)には内部に掘削機回収装置(18)を備えかつ上部に土砂搬出用開口部(17’)を有する掘削機回収装置用ロック(17)を取り付け、この掘削機回収装置用ロック(17)の上部には土砂搬出用開口部(17’)に連通させて、上部にマテリアルロック(22)を有するマテリアルシャフト(21)を連結し、前記マンロック用開口部(12)には内部に昇降設備(28)を備えかつ上部にマンロック(29)を有するマンシャフト(27)を取り付け、
    前記掘削機回収用ハッチ(13)とメンテナンスロック(7)と掘削機回収装置用ロック(17)とを、前記土砂搬出用開口部(17’)を介してマテリアルシャフト(22)に連通する土砂搬出手段に兼用した、
    ことを特徴とするニューマチックケーソン。
  4. ケーソン躯体(2)と作業室スラブ(4)と上スラブ(5)とに囲まれた空間をメンテナンスロック(7)として使用可能とし、
    前記作業室スラブ(4)に、掘削機回収用開口部(8)と土砂搬出用開口部(9)とを設け、
    上スラブ(5)には前記掘削機回収用開口部(8)の上方に掘削機回収装置用開口部(10)を設け、前記土砂搬出用開口部(9)の上方にマテリアルロック用開口部(11)を設け、これらの開口部から外れた位置にマンロック用開口部(12)を設け、
    前記掘削機回収用開口部(8)には掘削機回収用ハッチ(13)を取り付け、前記土砂搬出用開口部(9)には土砂搬出用ハッチ(15)を取り付け、前記掘削機回収装置用開口部(10)には掘削機回収装置(18)を備えた掘削機回収装置用ロック(17)を取り付け、前記マテリアルロック用開口部(11)には上部にマテリアルロック(22)を有するマテリアルシャフト(21)を取り付け、前記マンロック用開口部(12)には内部に昇降設備(28)を備えかつ上部にマンロック(29)を有するマンシャフト(27)を取り付けた、
    ことを特徴とするニューマチックケーソン。
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