JP2005226386A - ニューマチックケーソンの掘削機搬出入方法及び掘削機回収システム - Google Patents

ニューマチックケーソンの掘削機搬出入方法及び掘削機回収システム Download PDF

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繁 大澤
Koji Onishi
浩司 大西
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義雄 南坂
Masateru Asano
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Abstract

【課題】圧気潜函において、比較的簡易な構造の回収ロック装置を付加するだけで、掘削機を解体することなく、迅速に容易に、作業室を高圧に保持した状態で搬出入でき、通常のケーソンに適用でき、ケーブルによる支障なく掘削機を搬出入できるようにする。
【解決手段】作業室スラブ5の掘削機搬出入用の開口部15の上に掘削機回収ロック装置12を設置し、上部の開閉扉30が閉じ、下部の開閉扉31が開き、回収架台16が開口部15内に固定された状態から、回収架台の下部レールに掘削機6を移載し、回収架台16を吊上げてロック室13内に収納し固定し、下部の開閉扉31を閉じた後、ロック室13内を大気圧にして点検・整備を行い、上部の開閉扉30を開いて、揚重設備17を撤去し、クレーン18で回収架台16を吊り上げ掘削機6を地上に搬出する。掘削機6の搬入は、上記と逆の工程で行う。掘削機はトロリー線等でケーブルレス化する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ニューマチックケーソン工法において掘削機の搬入・点検・整備・回収等に用いられるニューマチックケーソンの掘削機搬出入方法及び掘削機回収システムに関するものである。
ニューマチックケーソン工法(圧気潜函工法)は、周知の通り浸水等を防止するために、ケーソン底部の作業室を高圧にして掘削機で掘削作業を行うものである。そして、掘削機の遠隔操作システムの開発に伴い、掘削作業中は作業員が高気圧下の作業室内に入る必要が無くなった。しかし、掘削機の搬入組立・点検・整備・解体回収時には、遠隔操作ができないため、高気圧下の作業室内で作業員が作業する必要があった。
このような高気圧下の作業は、作業員の健康管理上、好ましくないため、従来においては、作業員を高気圧下に曝すことなく、掘削機の搬入・点検・整備・回収を行えるようにした技術が開発されている(例えば、特許文献1、2、3)。
特許文献1の発明は、ケーソン掘削機の回収装置であり、ケーソン下部の作業室スラブに掘削機搬出入用の開口部を設け、この開口部の上に、開口部を覆う形状の下部ハッチ容器、ハッチを下部に有する収容容器を下から順に設け、この開口部等を利用して土砂の排出を行い、掘削作業が終了すると、下部にレールの付いた回収架台を前記開口部内にセットし、作業室スラブの走行レールに懸架されている掘削機を前記レールに移載し、ワイヤとフック等からなる引上げ機構により回収架台を吊り上げ、掘削機を収容容器内に回収するものである。
特許文献2の発明は、掘削機が故障したときの修理作業または掘削機の解体・回収作業を行うために好適なニューマチックケーソンであり、ケーソン躯体の下部に下部スラブと上部スラブを構築し、この二重スラブの間の空間にエアロック室と掘削機整備室とを設け、下部スラブの掘削機整備室の箇所に掘削機搬出入用の開口部を設け、上部スラブの掘削機整備室の箇所に掘削機の一部を収納可能な掘削機収納部を設け、この掘削機収納部の上部には異形シャフトを介して、マテリアルロックを備えたマテリアルシャフトを立設したものである。
この特許文献2の発明では、下部スラブの開口部・マテリアルシャフト等を利用して掘削土砂を排出し、掘削機の修理時や回収時には下部スラブの開口部のハッチを閉じてエアロック室と掘削機整備室をほぼ大気圧まで減圧し、掘削機収納部の上部から吊上げ設備により回収ブロックを吊下げ支持し、下部スラブの開口部のハッチを開けて開口部内に回収ブロックを吊降ろして固定し、回収ブロックの下部に設けられたレールに掘削機を移載し、吊上げ設備により回収ブロックと掘削機を引き上げ、下部スラブの開口部のハッチを閉じ、掘削機整備室の走行レールに掘削機を移載し、掘削機整備室内の所定の位置まで掘削機を移動させ、掘削機の点検や修理を行う。地盤掘削後、掘削機を解体・回収するときは、掘削機整備室内で掘削機の解体作業を行い、解体された機材をマテリアルシャフトにより地上に搬出し回収している。
特許文献3の発明は、掘削機の点検・修理・組立及び解体回収作業等を行う空間を有するニューマチックケーソンであり、ケーソン躯体の下部に下部スラブと上部スラブを構築し、この二重スラブの間の回収室を設け、下部スラブには掘削機搬出入用の開口部を設け、この開口部に掘削機を吊り上げる吊上架台を設け、回収室に掘削機を支持して床の上を移動できる回収架台を配置したものである。
この特許文献3の発明では、下部スラブの開口部・マテリアルシャフト等を利用して掘削土砂を排出し、掘削機の修理時や回収時には、外部のクレーンのクレーンワイヤにより吊上架台を吊下げ、下部スラブの開口部に吊上架台を固定し、この吊上架台の下部に設けられたレールに掘削機を移載し、クレーンにより吊上架台と掘削機を回収室内に吊り上げ、吊上架台を回収架台に支持させ、この回収架台を回収室内の任意の位置に移動させて、掘削機の点検・修理、組立・解体回収作業等を行う。
特開平4−368515号公報 特開2002−302957号公報 特開2003−166251号公報
前述の特許文献1の発明の場合、一つのシャフトを土砂の排出と掘削機の搬出入に兼用しているため、大径で特別な構造のマテリアルシャフトと大径のマテリアルロックが必要となる。また、作業室内には、通常、複数台の掘削機が設置されており、土砂の排出と、掘削機の点検・整備等のための搬出入を同時に行うことができない。さらに、掘削機に接続されている電力ケーブルや信号ケーブルの処理が難しく、これらのケーブルが掘削機の搬出入に際して支障となる。
前述の特許文献2、3の発明の場合、ケーソン躯体の底部に二重スラブを設け、上下のスラブ間に回収室とエアロック室を設けるため、ケーソン躯体の構造が複雑で高価なものになると共に、通常のケーソンに適用することができない。また、地上との搬出入に際して、掘削機を解体しなければならず、掘削機をそのまま搬出入することができない。さらに、この場合も、掘削機に接続されている電力ケーブルや信号ケーブルの処理が難しく、これらのケーブルが掘削機の搬出入に際して支障となる。
本発明は、このような問題点を解消すべくなされたもので、マテリアルシャフトやマンシャフトを備えたニューマチックケーソンにおいて、比較的簡易な構造の掘削機回収ロック装置を付加するだけで、掘削機の搬出入を、迅速に、容易に、作業室を高圧に保持した状態で行うことができ、また、通常のケーソンに適用することができると共に、掘削機を解体することなく搬出入することができ、さらに、電力ケーブルや信号ケーブルが支障となることなく掘削機を搬出入することができるニューマチックケーソンの掘削機搬出入方法及び掘削機回収システムを提供することを目的とする。
本発明の請求項1は、ケーソン躯体の下部に設けられた作業室スラブの下に走行可能に設置された掘削機(天井走行式ショベル等)を搬出入させるためのニューマチックケーソンの掘削機搬出入方法であり、前記作業室スラブに掘削機搬出入用の開口部を設け、上下の開閉扉を有する掘削機回収ロック装置(回収ロック容器など) を前記開口部の上に設置することにより、専用の掘削機回収設備が構成されており、掘削機の搬出に際しては、前記掘削機回収ロック装置の上部の開閉扉が閉じ、下部の開閉扉が開き、掘削機回収ロック装置の内部に設置された揚重設備(吊り架台とチェーンブロック等) により回収架台が吊下げられ前記開口部内に固定された状態から、前記回収架台の下部のレールに作業室内の掘削機を移載し、この回収架台を前記揚重設備により吊上げて回収架台と掘削機を掘削機回収ロック装置内に収納し、前記回収架台を掘削機回収ロック装置内に固定すると共に下部の開閉扉を閉じた後、上部の開閉扉を開いて、掘削機回収ロック装置内の揚重設備を撤去し、外部の揚重機(クローラクレーン等) により回収架台を吊り上げて掘削機を地上に搬出し、掘削機の搬入に際しては、上記と逆の工程により、掘削機を地上から作業室内に搬入することを特徴とするニューマチックケーソンの掘削機搬出入方法である。
本発明の請求項2は、ケーソン躯体の下部に設けられた作業室スラブの下に走行可能に設置された掘削機(天井走行式ショベル等)を搬出入させるためのニューマチックケーソンの掘削機回収システムであり、前記作業室スラブに設けられた掘削機搬出入用の開口部と、この開口部の上に設置されて掘削機を上下の開閉扉の間に収納可能な掘削機回収ロック装置(回収ロック容器など) と、下部に掘削機を移載可能なレールを有し、前記開口部の支持部(支持穴など) と前記掘削機回収ロック装置内の支持部(突起状の支持梁など) に着脱自在な支持部材(ジャッキで進退移動する支持突起など) を備えた回収架台と、前記掘削機回収ロック装置内の上部に設置される吊り架台(支持梁など) とこの吊り架台に設置される巻上機(電動チェーンブロック等) からなる揚重設備を備えていることを特徴とするニューマチックケーソンの掘削機回収システムである。
即ち、本発明は、マテリアルシャフト・マテリアルロックとマンシャフト・マンロックを備えたニューマチックケーソンに、掘削機搬出入用の開口部と、上下の開閉扉を有する掘削機回収ロック装置とを新たに設け、さらに掘削機回収ロック装置内には、掘削機の回収架台と、回収架台の仮設の揚重設備を設けたものであり、点検・整備等のための作業室からの搬出、地上へ回収するための搬出、地上から作業室への搬入に用いられる。掘削機回収ロック装置は鋼製容器等による回収ロック室であり、この回収ロック室の上に必要に応じて回収シャフトを設ける。
作業室からの搬出に際しては、作業室内の掘削機を回収架台の下部に移動させ、回収架台を吊り上げて掘削機回収ロック装置内に収納し、回収架台を掘削機回収ロック装置内に固定する。下部の開閉扉を閉じて掘削機回収ロック装置内を排気して大気圧にし、この掘削機回収ロック装置内で必要に応じて点検・整備等のためのメンテナンス作業を行う。上部の開閉扉を開け、揚重設備を地上等へ回収する。地上の揚重機で回収架台を吊り上げ、掘削機を解体せずに地上ヘ回収する。地上からの搬入に際しては、上記と逆の工程を実施し、完成一体型の掘削機が地上から掘削機回収ロック装置内を経て作業室内に搬入される。
本発明の請求項3は、請求項2に記載の掘削機回収システムにおいて、回収架台と作業室スラブの下に、掘削機に電力を供給するトロリー線を配設し、かつ、掘削機との通信を無線で行うことにより、掘削機がケーブルレス化されていることを特徴とするニューマチックケーソンの掘削機回収システムである。
即ち、掘削作業時には、作業室スラブ下面の走行レールに沿って配設した絶縁トロリー線に、ケーソン躯体に埋設された地上からの電力ケーブルにより電力を供給し、掘削機に設けた集電アームを作業室スラブ下面の前記絶縁トロリー線に当接させて掘削機に電力を供給する。掘削機の搬出入時には、回収架台下部の回収用走行レールに沿って配設した絶縁トロリー線に、掘削機回収ロック装置内に設置したケーブルリールからの電力ケーブルにより電力を供給し、回収架台下部の前記絶縁トロリー線に当接させて掘削機に電力を供給する。ケーブルリールの電力ケーブルには、作業室スラブ下面の絶縁トロリー線から回収ロック室内の電力ケーブルを介して電力を供給するように構成するのが好ましい。
また、掘削機の操作制御・カメラ映像・掘削機姿勢データについては、作業室の天井に設置された送受信アンテナと掘削機の送受信アンテナにより無線を用いて通信する。また、掘削機回収ロック装置のロック制御・カメラ映像は遠隔操作室からのケーブルにて通信を行うが、作業室内に設置してある送受信アンテナの死角となる回収ロック室内についても、回収ロック室内に送受信アンテナを設置し、搬出入時の掘削機の無線通信を可能にする。無線はSS(スペクトル拡散) 無線が好ましい。
以上のような構成の本発明によれば、次のような効果が得られる。
(1) マテリアルシャフトやマンシャフトを備えたニューマチックケーソンにおいて、比較的簡易な構造の掘削機回収ロック装置を付加するだけで、掘削機を解体することなく搬出入することができ、作業員が高気圧下の作業室内で組立・解体作業を行う必要が無く、また点検・整備等のメンテナンス作業も回収ロック装置内の大気圧下で行うことができ、比較的低コストの設備で施工上の安全性を向上させることができる。
(2) マテリアルシャフトとは別に専用の掘削機回収ロック装置を設けているため、土砂の排出と、掘削機の点検・整備等のための搬出入を同時に行うことができ、搬出入作業を迅速に容易に行うことができ、施工能率を向上させることができる。
(3) ケーソン躯体の底部に二重スラブ等を設ける必要がなく、通常のケーソンに適用することができ、コストの低減を図ることができる。
(4) 地上との搬出入に際して、掘削機を解体することなく、掘削機をそのまま搬出入することができ、作業時間の短縮、コストの低減を図ることができる。
(5) 掘削機をケーブルレス化することにより、電力ケーブルや通信ケーブルが掘削機の搬出入に際して支障となることがなく、開閉扉を容易に確実に開閉できるなど本発明を完全に実施することができると共に、迅速で安全な作業が実施できる。
以下、本発明を図示する一実施形態に基づいて説明する。図1は本発明のニューマチックケーソンの掘削機回収システムの概要を示す鉛直断面図である。図2は本発明の掘削機回収ロック装置の一実施形態を示す正面から見た鉛直断面図と側面から見た鉛直断面図である。図3は図2の水平断面図である。図4は本発明で用いる掘削機の一例を示す側面図と正面図である。図5は本発明による点検・整備・回収作業を工程順に示す鉛直断面図である。
図1において、ニューマチックケーソン1は、箱状や筒状のケーソン躯体2の底部に設けられた作業室スラブ3の下を刃口4で囲まれた作業室5とし、この作業室5内に地上から水圧に見合う圧縮空気を送り、完全にドライにした高気圧下で掘削を行い、掘削のみまたは荷重等との併用により沈下を行うように構成されている。掘削は、地上から遠隔操作される天井走行式ショベル等の掘削機6による無人化掘削とされている。
また、ケーソン躯体2の内側には、掘削土の搬出等を行うマテリアルシャフト7が立設され、このマテリアルシャフト7の上部にマテリアルロック8が設けられている。さらに、作業員が昇降するマンシャフト9も立設されている。このマンシャフト9の下部には、高圧障害を回避するための混合ガスマンロック10が設置され、マンシャフト9内のエレベータ11により作業員が昇降する。
このようなニューマチックケーソン1において、本発明では、図1に示すように、マテリアルシャフト7とは別に、専用の掘削機回収ロック装置12を作業室スラブ3の上に設置する。この掘削機回収ロック装置12は、縦長筒状の鋼製容器からなる回収ロック室13から構成され、この上部に回収シャフト14が接続される。作業室スラブ3に形成した掘削機搬出入用の開口部15の上に回収ロック室13を設置する。後に詳述するように、回収架台16と回収ロック内の揚重設備17により掘削機6を吊り上げて回収ロック室13内で掘削機6の点検・整備等を実施し、また掘削機6を解体することなく、完成一体型の掘削機6を、回収架台16と揚重設備17または地上のクローラクレーン18とを用いて、地上へ搬出し、作業室5内へ搬入する。
なお、地上には、圧縮空気の供給設備が設置され、この供給設備からの送気管がそれぞれ作業室5と回収ロック室13へ配管されており(図示省略) 、作業室5と回収ロック室13内の気圧を調整することができる。
さらに、掘削機6はケーブルレス化し、掘削機6を容易に搬出入できるようにする。即ち、後に詳述するように、掘削作業時・掘削機搬出入時の掘削機6への電力の供給は、ケーソン躯体に埋設された地上からの電力ケーブル(図示省略) と、回収ロック室13内に設けた電力ケーブル20、21と、回収架台16の下部と作業室5の天井に設けた絶縁トロリー線22、23を用いる(図2(b) 参照)。
また、図1に示すように、掘削機6の操作制御・カメラ映像・掘削機姿勢データについては、作業室5の天井に設置された送受信アンテナ24と地上の遠隔操作室25の掘削機遠隔操作盤とを結ぶ通信ケーブル26を用い、掘削機6にも送受信アンテナを設け、無線を用いて通信する。この無線は、混信による誤動作がなく、伝送能力が高いなどの利点を備えたSS(スペクトル拡散) 無線(アナログまたはデジタル) を使用する。
また、回収ロック室13のロック制御・カメラ映像については、回収ロック室13と遠隔操作室25の回収ロック遠隔操作盤とを結ぶ通信ケーブル27を用いて通信を行う。さらに、作業室5内に設置してある送受信アンテナ24の死角となる回収ロック室13にも送受信アンテナ(図示省略) を設置し、回収時の掘削機6のSS無線による無線通信を可能にする。
図2に示すように、回収ロック室13の内部には、上下の開閉扉30、31と、回収架台16の支持部32と、回収架台16のガイドレール33と、揚重設備17の支持部34が設けられている。また、作業室スラブ3の開口部15の下部にも、回収架台16の支持穴35が設けられている。
上下の開閉扉30、31は、例えば一対の半円状の扉体を開閉シリンダ36で開閉させる2分割型であり、それぞれ回収ロック室13の上部開口と下部開口を下から塞ぐように開閉する構成とされている。なお、下に開いた状態で一対の扉体が回収架台16の昇降の際のガイドとなるようにされている。
回収架台16は、図2に示すように、完成一体型の掘削機6を懸架して搬出入させるものであり、回収用フレーム40と回収用走行レール41とガイド42等から構成されている。回収用フレーム40には、図3(b) に示すように、作業室スラブ3の開口部15を通過可能な大きさの平面視で十字状の本体フレームの4つの端部に支持突起43がジャッキ44により水平スライドして本体フレームから出没自在に設けられている。
従って、支持突起43を引っ込めておけば、回収架台16は、図2に示すように、開口部15内、回収ロック室13内、回収シャフト14内を通過でき、ジャッキ44により支持突起43を外側に突出させれば、4つの支持突起43がそれぞれ開口部15の4つの支持穴35に挿入され、回収架台16を開口部15内の下部に固定することができる。また、回収ロック室13内の支持部32は、回収ロック室13の中間部に回収架台16を通過可能に配置され、かつ、4つの支持突起43に対応させて平面配置された突起状の支持梁であり、突出させた支持突起43を支持部32の上に設置することにより回収架台16を回収ロック室13の中間部に支持固定することができる。
揚重設備17は、図2に示すように、掘削機搬出に際して、開口部15内に固定されている回収架台16を回収ロック室13内に吊り上げ、掘削機搬入に際して、回収ロック室13の中間部の支持部32に支持固定された回収架台16を開口部15内に吊り降ろす仮設の設備であり、一対の突起状の支持部34、34上に架け渡される支持梁(吊り架台) 50と、この支持梁50に吊下げられた一対の電動チェーンブロック(巻上機) 51、51から構成されている。この電動チェーンブロック51の吊りチェーンが回収架台16の上面に接続される。
回収架台16の回収用走行レール41は、図2に示すように、掘削機6を走行可能に懸架する一対のレールであり、回収用フレーム40の下に取付部材を介して固定されており、回収用フレーム40を支持突起43により開口部15内の下部に固定したとき、作業室スラブ3の下面に配設された一対の走行レール28に連続するようにされている。
掘削機6は、天井走行式ショベルであり、図4に示すように、主に、走行装置60と、掘削機本体61と、スライドブーム62と、アーム63と、掘削バケット64から構成されている。走行装置60は、一対の回収用走行レール41及び一対の走行レール28の下部フランジ上を転動する走行車輪60aと、掘削機6をレールに固定するためのチャッキング装置60bを備えている。この走行装置60の下部に掘削機本体61が水平旋回可能に設けられ、伸縮可能なスライドブーム62が起伏シリンダ65により上下に傾動可能に掘削機本体61に取付けられている。スライドブーム62の伸縮ブームの先端にアーム63が固定され、このアーム63の先端に掘削バケット64やその他のアタッチメントが交換可能に取付けられている。
また、一対の回収用走行レール41及び一対の走行レール28のレールの外側には、それぞれ絶縁トロリー線(3相) 22、23がレールと平行に配設され、一方、掘削機6の走行装置60には絶縁トロリー線22、23に当接して集電する集電アーム66が設けられ、掘削機6に走行と作動等のための電力がケーブルレスで(掘削機に電力ケーブルを接続することなく) 供給される。
図2に示すように、電力ケーブル20、21は掘削機搬出入時に用いられるものである。電力ケーブル20は、先端部を回収架台16の下部の絶縁トロリー線22に接続固定し、揚重設備17の支持梁50の上に設置したケーブルリール67に巻き取り、回収架台16・掘削機6の昇降に合わせて電力ケーブル20を巻き取り・繰り出しできるようにする。電力ケーブル21は、図2(b) に示すように、ケーブルリール67の電力ケーブル20の基端部に接続した後、回収ロック室13の内壁に沿って配置し、作業室スラブ3を貫通させ、作業室5の天井の絶縁トロリー線23に接続する。
一方、作業室5の天井の絶縁トロリー線23には、別に、ケーソン躯体に埋設された地上からの電力ケーブル(図示省略) が接続され、掘削作業時と掘削機搬出入時の掘削機に電力が供給される。掘削機搬出入時には、回収架台16の絶縁トロリー線22は、電力ケーブル20、ケーブルリール67、電力ケーブル21により、作業室5の絶縁トロリー線23に接続されているため、地上からの電力が作業室の絶縁トロリー線23から回収架台の絶縁トロリー線22へと供給される。
回収架台16のガイド42は、揚重設備17・地上のクローラクレーン18で掘削機6を搬出入させる際に、回収架台16の昇降をガイドし、掘削機6が横に振れて損傷するのを防止するものであり、図2に示すように、回収用フレーム40の上面の外周部4箇所に立設した部材の外側にガイドローラ等を設けて構成されている。一方、回収ロック室13の中間部には、ガイドローラ等を案内するガイドレール33がガイド42に対応させて配設されている。回収ロック室13内では、上下の開閉扉30、31とガイドレール33を案内として回収架台16が昇降し、回収シャフト14内ではその内面を案内として回収架台16が昇降する。
以上のような構成のニューマチックケーソン1において、掘削作業時には、図1に示すように、地上の遠隔操作室25でオペレータが作業室内のモニタ映像を見ながら、掘削機6を操作し、掘削機6を走行レール28に沿って走行させ、掘削機6を自動制御して、無人掘削を実施する。掘削された土砂は排土バケットに投入し、マテリアルシャフト7を通って地上へと排出される。この掘削作業中、掘削機回収ロック装置12の上部の開閉扉30を閉じておき、回収架台16を開口部15内の下部に固定し、その回収用走行レール41と走行レール28とにより、作業室天井に連続一体化した走行レールが形成されるようにするのが好ましい。
掘削機の点検・整備、搬出は次のような手順で実施する(図5参照)。
(1) 掘削機回収準備工程であり、回収ロック室13の上部の開閉扉30は閉じられ、下部の開閉扉31は開いている。また、回収架台16は開口部15内の下部に固定され、回収ロック室13内には揚重設備17が設置され、その吊りチェーンが回収架台16に接続されている。この状態で回収用走行レール41と走行レール28とが連続しており、掘削機6を自走させて走行レール28から回収用走行レール41ヘ移動させる。給電は絶縁トロリー線22、23によりケーブルレスで行われる。
(2) 掘削機上昇工程であり、回収架台16の固定を解除し、揚重設備17により回収架台16を上昇させる。この際、掘削機6が開口部15内を通過できるように、掘削機6のスライドブーム・アームを鉛直近くまで下げ降ろしながら上昇させる。給電は絶縁トロリー線22によりケーブルレスで行われる。
(3) 掘削機ロック内収納工程であり、掘削機6が回収ロック室13内の所定の中間位置に上昇すると、回収架台16の支持突起43を外側に突出させ、支持部32に回収架台16を支持固定する。下部の開閉扉31を閉じ、回収ロック室13内を排気して大気圧にした後、作業員が回収ロック室13内に入り、点検・整備等の簡単なメンテナンス作業を行う。例えば、図1に示すように、回収ロック室13内と混合ガスマンロック10内は連絡通路70で連結されている。メンテナンス終了後、掘削機6を作業室5に戻す場合には、上記と逆の手順で搬入作業を行う。
(4) 掘削機回収準備工程であり、掘削沈下完了後の回収を行う場合には、上部の開閉扉30を開け、揚重設備16を地上のクローラクレーンを用いて撤去した後、地上のクローラクレーンのフックを回収架台16の上面に接続する。
(5) 掘削機回収搬出工程であり、回収架台16の支持突起43を内側に引っ込め、地上のクローラクレーンで回収架台16を吊り上げ、掘削機6を回収シャフト14内から地上へと回収する。
次に、掘削機の搬入は、次のような手順で実施する。この搬入作業は上記の搬出工程の逆である(図示省略、図5参照)。
(1) 予め地上で組み立てられた掘削機6を地上のクローラクレーンで回収シャフト14内から回収ロック室13内に吊り降ろす。
(2) 回収架台16の支持突起43を外側に突出させ、支持部32に回収架台16を支持固定する。
(3) 地上のクローラクレーンのフックを外し、このクローラクレーンで揚重設備17を回収ロック室13内に吊り降ろし、所定の位置に固定する。揚重設備17の吊りチェーンを回収架台16に接続する。
(4) 上部の開閉扉30を閉じた後、回収ロック室13内の気圧を作業室5と同等の気圧まで上昇させる。その後、下部の開閉扉31を開け、揚重設備17で回収架台16を開口部15内に吊り降ろす。
(5) 回収架台16が開口部15内の下部に位置すると、回収架台16の支持突起43を外側に突出させ、回収架台16を開口部15内の下部に固定する。掘削機6を回収用走行レール41から走行レール28へ移動させ、掘削作業を開始する。
なお、本発明は、以上のような図示例に限定されないことは言うまでもない。
本発明のニューマチックケーソンの掘削機回収システムの概要を示す鉛直断面図である。 本発明の掘削機回収ロック装置の一実施形態であり、(a)は正面から見た鉛直断面図、(b)は側面から見た鉛直断面図である。 図2の水平断面図であり、(a)は掘削機回収ロック装置の上部、(b)は下部である。 本発明で用いる掘削機の一例であり、(a)は側面図、(b)は正面図である。 本発明による点検・整備・回収作業を工程順に示す鉛直断面図である。
符号の説明
1……ニューマチックケーソン
2……ケーソン躯体
3……作業室スラブ
4……刃口
5……作業室
6……掘削機
7……マテリアルシャフト
8……マテリアルロック
9……マンシャフト
10……混合ガスマンロック
11……エレベータ
12……掘削機回収ロック装置
13……回収ロック室
14……回収シャフト
15……掘削機搬出入用の開口部
16……回収架台
17……揚重設備
18……クローラクレーン
20……電力ケーブル(掘削機搬出入時)
21……電力ケーブル(掘削時)
22……絶縁トロリー線(回収架台)
23……絶縁トロリー線(作業室)
24……送受信器
25……遠隔操作室
26……通信ケーブル
27……通信ケーブル
28……作業室天井の走行レール
30……回収ロック上部の開閉扉
31……回収ロック下部の開閉扉
32……回収架台の支持部
33……ガイドレール
34……揚重設備の支持部
35……回収架台の支持穴
36……開閉シリンダ
40……回収用フレーム
41……回収用走行レール
42……ガイド
43……支持突起
44……ジャッキ
50……支持梁(吊り架台)
51……電動チェーンブロック(巻上機)
60……走行装置
60a…走行車輪
60b…チャッキング装置
61……掘削機本体
62……スライドブーム
63……アーム
64……掘削バケット
65……起伏シリンダ
66……集電アーム
67……ケーブルリール
70……連絡通路

Claims (3)

  1. ケーソン躯体の下部に設けられた作業室スラブの下に走行可能に設置された掘削機を搬出入させるためのニューマチックケーソンの掘削機搬出入方法であり、
    前記作業室スラブに掘削機搬出入用の開口部を設け、上下の開閉扉を有する掘削機回収ロック装置を前記開口部の上に設置することにより、専用の掘削機回収設備が構成されており、掘削機の搬出に際しては、前記掘削機回収ロック装置の上部の開閉扉が閉じ、下部の開閉扉が開き、掘削機回収ロック装置の内部に設置された揚重設備により回収架台が吊下げられ前記開口部内に固定された状態から、前記回収架台の下部のレールに作業室内の掘削機を移載し、この回収架台を前記揚重設備により吊上げて回収架台と掘削機を掘削機回収ロック装置内に収納し、前記回収架台を掘削機回収ロック装置内に固定すると共に下部の開閉扉を閉じた後、上部の開閉扉を開いて、掘削機回収ロック装置内の揚重設備を撤去し、外部の揚重機により回収架台を吊り上げて掘削機を地上に搬出し、掘削機の搬入に際しては、上記と逆の工程により、掘削機を地上から作業室内に搬入することを特徴とするニューマチックケーソンの掘削機搬出入方法。
  2. ケーソン躯体の下部に設けられた作業室スラブの下に走行可能に設置された掘削機を搬出入させるためのニューマチックケーソンの掘削機回収システムであり、
    前記作業室スラブに設けられた掘削機搬出入用の開口部と、この開口部の上に設置されて掘削機を上下の開閉扉の間に収納可能な掘削機回収ロック装置と、下部に掘削機を移載可能なレールを有し、前記開口部の支持部と前記掘削機回収ロック装置内の支持部に着脱自在な支持部材を備えた回収架台と、前記掘削機回収ロック装置内の上部に設置される吊り架台とこの吊り架台に設置される巻上機からなる揚重設備を備えていることを特徴とするニューマチックケーソンの掘削機回収システム。
  3. 請求項2に記載の掘削機回収システムにおいて、回収架台と作業室スラブの下に、掘削機に電力を供給するトロリー線を配設し、かつ、掘削機との通信を無線で行うことにより、掘削機がケーブルレス化されていることを特徴とするニューマチックケーソンの掘削機回収システム。
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