JP2006290500A - エレベータの制御方法及びその装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】パルス発生装置が故障した場合でも、エレベータかごを目的階の階床に精度よく着床させることのできるエレベータの制御方法を提供する。
【解決手段】かご4の走行距離に対応して発生するパルスを計数し、計数されたパルスと予め記録された各階床の位置データとを基に目的階の階床までの走行距離を第1の走行距離演算装置で演算し、各階床においてかごの着床位置を着床位置検出装置17で検出し、検出されたかご4の着床位置により、目的階の階床までの走行距離を第2の走行距離演算装置で演算し、着床位置検出装置17が検出した着床位置に基づき、第1の走行距離演算装置で演算される走行距離と第2の走行距離演算装置で演算される走行距離とのいずれか一方を選択し、選択された走行距離から目的階の階床までの速度指令値を生成する。
【選択図】図1

Description

この発明は、エレベータかごを目的階の階床に減速着床させるエレベータの制御方法及びその装置に関するものである。
エレベータかご(以下、かごという。)を目的階の階床に減速着床させるときの着床精度に対しては従来から厳しい要求があり、種々の制御方法並びに制御装置が提案されている。一例として、例えば、パルス発生装置が発生するパルスをパルス計数装置により計数することにより、かごの位置を検出する。そして、かごが停止する目的階の階床の所定距離手前に到達すると、かごを駆動する駆動装置への速度指令を、走行速度指令から着床速度指令に切替えて、かごを高速運転から着床運転に切替え、かご位置に対応する着床速度指令値を記憶素子から抽出することにより、かごの着床速度を制御して、目的階の階床の所定位置にかごを着床させるエレベータの制御方法並びに制御装置がある。
この技術によれば、かごを目的階の階床の所定位置に着床させるとき、着床速度指令値は漸減されて、かごの着床速度は漸減され、着床誤差範囲内に入るとかごは停止するので、着床時のかご内の乗心地を改善することができる。しかし、かごは着床誤差範囲内に入ると停止するが、かごからの乗客の乗降により、かご内負荷が増減して、かごが昇降路の階床の停止位置より上下に移動し、着床誤差範囲から外れた場合、かごを着床誤差範囲内に復帰及び停止させるために、かごの再床合わせを行なう必要がある。したがって、かごを正規の着床位置である着床誤差範囲内に着床させた場合でも、かごからの乗客の乗降等により再床合わせ動作の回数が増加し、これにより消費電力量が増加したり、各種機器の寿命が短くなる等の可能性がある。
この課題を解決するため、かごが目的階の階床の所定距離手前に到達したときに、位置検出器の動作により速度指令補正手段を作動して、かご内負荷及び目的階床の昇降路位置に応じて、かご内負荷の増減によるかご位置の上下への変化を相殺する方向に予め着床位置を補正するよう、速度指令手段からの速度指令を補正する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平6−144724号公報(段落0002〜段落0005、図1)
しかし、上記特許文献1に開示されたエレベータの制御装置では、かごを目的階の階床の所定位置に着床させるための速度指令値はパルス発生装置からのパルスに基づいているため、パルス発生装置が故障した場合、着床位置がずれ、最悪着床ゾーンへ着床できない問題点がある。
この発明は上記問題点を解決するためになされたもので、かごを目的階の階床の所定位置に着床させるための速度指令を司るパルス発生装置が故障した場合でも、目的階の階床にかごを精度良く停止させることができるエレベータの制御方法及びその装置を提供するものである。
この発明にかかるエレベータの制御方法は、エレベータかごの走行距離に対応して発生するパルスをパルス計数装置で計数する第1ステップと、上記計数されたパルスと予め記録された各階床の位置データとを基に目的階の階床までの走行距離を第1の走行距離演算装置で演算する第2ステップと、各階床において上記エレベータかごの着床位置を着床位置検出装置で検出する第3ステップと、上記第3ステップで検出されたエレベータかごの着床位置により、目的階の階床までの走行距離を第2の走行距離演算装置で演算する第4ステップと、上記第3ステップで検出されたエレベータかごの着床位置に基づき、上記第1の走行距離演算装置で演算される走行距離と上記第2の走行距離演算装置で演算される走行距離とのいずれか一方を走行距離選択装置で選択する第5ステップと、上記第5ステップにおいて選択された走行距離から目的階の階床までの速度指令値を速度指令発生装置で生成する第6ステップと、を含むものである。
また、この発明にかかるエレベータの制御装置は、エレベータかごの走行距離に対応してパルスを発生するパルス発生装置と、上記パルス発生装置が発生したパルスを計数するパルス計数装置と、上記パルス計数装置で計数されたパルスと予め記録された各階床の位置データとを基に目的階の階床までの走行距離を演算する第1の走行距離演算装置と、上記各階床において上記エレベータかごの着床位置を検出する着床位置検出装置と、上記着床位置検出装置が検出する上記エレベータかごの着床位置により、目的階の階床までの走行距離を演算する第2の走行距離演算装置と、上記着床位置検出装置が検出した着床位置に基づき、上記第1の走行距離演算装置で演算される走行距離と上記第2の走行距離演算装置で演算される走行距離とのいずれか一方を選択する走行距離選択装置と、上記走行距離選択装置が選択した走行距離から目的階までの速度指令値を生成する速度指令発生装置と、を備えたものである。
この発明によれば、速度指令を司るパルス発生装置が故障した場合でも、目的階の階床にかごを精度良く停止させることができ、安全性の向上を図ることができる効果がある。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかるエレベータの制御方法及びその装置について好適な実施の形態を説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1を説明するエレベータ装置の全体構成図である。この図1において、巻上電動機1によって駆動される巻上機の駆動綱車2に巻き掛けられた主ロープ3により、かご4及びつり合いおもり5が結合されており、かご4は後述する方法により、目的階の階床6に着床するように制御される。
ガバナエンコーダ7及び偏向シ−ブ8間には巻装された副ロープ9が取り付けられており、ガバナエンコーダ7にはかご4の位置検出を主目的としてガバナエンコーダ7の回転速度に比例してパルスを発生するパルス発生装置10が取り付けられている。パルス発生装置10で発生したパルスは、パルス計数装置11で計数される。即ち、パルス計数装置11で計数されるパルスの値は、かご4の位置を表すものである。
なお、図1のようなつるべ式エレベータ装置におけるかご4の位置の検出方法は、高階床・高速エレベータにおいては、かご4の位置と同期しロープに大きな負荷がかかっていないガバナエンコーダ7を用いてかご4の位置検出を行い、エレベータ減速時等に発生するロープの伸縮の影響を軽減するのが通常である。
パルス計数装置11で計数されたパルスの値、即ちかご4の位置と、予め記録された各階床の位置データ(図示せず)とから、目的階の階床までのかご4の走行距離(以下、正規残距離という。)を第1の走行距離演算装置(以下、正規残距離演算装置という。)12で演算し、この演算された正規残距離を基に目的階の階床までの速度指令を速度指令発生装置13で生成する。なお、速度指令発生装置13で生成された速度指令を基に制御装置14により巻上電動機1が制御される。
通常時においては、上記のようにパルス計数装置11で計数されたパルスの値と予め記録された各階床の位置データとから、正規残距離演算装置12により目的階の階床までのかご4の走行距離が演算され、かご4の走行制御が行われるのであるが、この実施の形態1によるエレベータの制御装置においては、パルス計数装置11の故障時に対応するために、各階床とかご4との間に被検出体と検出体から構成される着床位置検出装置が設けられ、かご4の着床位置がこの着床位置検出装置によっても検出されるように構成されている。次に、この着床位置検出装置について説明する。
即ち、各階床には、かご4の走行方向に所定間隔を有して並設された第1及び第2の被検出体、例えば並設した上側には第1の位置カム15A、下側には第2の位置カム15Bを設置し、また、かご4には上記第1の位置カム15A及び第2の位置カム15Bと対向する位置に第1及び第2の検出体、例えば並設した上側には第1の位置カム検出器16A、下側には第2の位置カム検出器16Bが設置されている。なお、上記第1の位置カム15A、第2の位置カム15B、および第1の位置カム検出器16A、第2の位置カム検出器16Bにより着床位置検出装置17が構成されている。
この着床位置検出装置17を構成する第1の位置カム15Aと第1の位置カム検出器16A、及び第2の位置カム15Bと第2の位置カム検出器16Bのそれぞれは、かご4の移動に伴って後述するように、例えば、第1の位置カム15Aと第1の位置カム検出器16Aとが対向する前の状態から対向状態を経て対向した後の状態に至る過程において検出信号を出力するものであり、所定の検出範囲を有している。従って、第1及び第2の位置カム15A,16Aと、第1及び第2の位置カム検出器16A,16Bの組み合わせ数、換言すれば、対数により着床位置検出器17の検出範囲を予め定めることができ、また、対数を増やすことにより、その検出範囲を広くすることができて着床精度を高めることができる。
また、第2の走行距離演算装置(以下、補助残距離演算装置という。)18は、着床位置検出装置17が検出するかご4の着床位置と着床位置検出装置17の予め定められた検出範囲から、かご4の目的階の階床までの走行距離(以下、補助残距離という。)を演算するものであり、その動作については後述する。走行距離選択装置(以下、残距離選択装置という。)19は、この補助残距離演算装置18で演算された補助残距離と、正規残距離演算装置12で演算された正規残距離のいずれか一方を選択し、その演算結果を速度指令発生装置13に出力するものである。
この発明の実施の形態1によるエレベータ装置は上記のように構成されており、次にその動作について説明する。
先ず、着床位置検出装置17の動作について説明する。図2は、着床位置検出装置17の検出範囲を示す図で、第1の位置カム15Aおよび第2の位置カム15Bが、第1の位置カム検出器16Aおよび第2の位置カム検出器16Bにそれぞれ対向することにより、第1の位置カム検出器16Aが検出する検出信号をLU、第2の位置カム検出器16Bが検出する検出信号をLDとして、その検出信号LU/LDの検出範囲を示した図であって、ここで、LUとLDのいずれか一方、もしくは両方の信号が検出されている範囲、換言すれば、第1の位置カム検出器16Aと第2の位置カム検出器16Bのいずれか一方、もしくは両方が動作している範囲を着床ゾーンとして示している。
第1の位置カム検出器16A及び第2の位置カム検出器16Bのそれぞれが、第1の位置カム15A、第2の位置カム15Bを検出する範囲、即ち、着床位置検出装置17の検出信号LU/LDの範囲は、目的階の階床の所定距離Sa手前から所定距離Sb行き過ぎた位置までで、目的階の階床を基準に対称でSa>Sbである。図2では、目的階の階床より上方を正値(+)、下方を負値(−)として表記している。
次に、正規残距離演算装置12の動作について、図3により説明する。図3は、正規残距離演算装置12の動作を示すフローチャートである。
先ず、ステップS31でかご4が走行開始したか否かを判断し、走行していれば、ステップS32で正規残距離SRnmを演算する。正規残距離SRnmは、パルス計数装置11の計数値、即ち、かご4の位置と、予め記録された各階床の位置データとの差を求めればよい。即ち、上昇方向運転のときは、正規残距離SRnmを「目的階床の位置データ」ー「パルス計数装置11の計数値」として、また、下降方向運転のときには、正規残距離SRnmを「パルス計数装置11の計数値」ー「目的階床の位置データ」として求めればよい。ここで正規残距離SRnmは、目的階の階床よりも手前が正値(+)、行き過ぎを負値(−)とする。
次に、補助残距離演算装置18の動作について、図4により説明する。図4は、補助残距離演算装置18の動作を示すフローチャートである。
先ず、ステップS41でかご4が走行開始したか否かを判断し、走行していれば、ステップS42でかご4が目的階の階床の着床ゾーンに到達したか否かを判断する。かご4が目的階の階床の着床ゾーンに到達していれば、ステップS43で着床位置検出装置17の検出信号LU/LDにより着床位置をチェックする。LU/LD共にONしていれば、ステップS44で補助残距離SRasを予め定められた距離Sbにセットする。LDがONでLUがOFFであれば、ステップS45で補助残距離SRasを予め定められた距離Saにセットする。但し、下降方向運転の場合は行き過ぎであるため、補助残距離SRasを0にセットする。
また、LDがOFFでLUがONであれば、ステップS46で補助残距離SRasを0にセットする。但し、下降方向運転の場合は補助残距離SRasを距離Saにセットする。その後、ステップS47でかご4が停止したか否かを判断し、かご4が停止していなければ、停止するまでステップS43からステップS46までの動作を繰り返す。
次に、残距離選択装置19の動作について、図5により説明する。図5は、残距離選択装置19の動作を示すフローチャートである。
先ず、前記と同様にステップS51でかご4が走行開始したか否かを判断し、走行していれば、ステップS52でかご4が目的階の階床の着床ゾーンに到達したか否かを判断する。かご4が目的階の階床の着床ゾーンに到達していないときは、ステップS55で正規残距離SRnmを速度指令発生装置13へ出力する。かご4が目的階の階床の着床ゾーンに到達していれば、ステップS53で着床位置検出装置17の検出信号LU/LDにより着床位置をチェックし、正規残距離SRnmが取るべき値Smin及びSmaxを着床位置に応じてセットする。即ち、LDがONでLUがOFFであれば、正規残距離SRnmが取るべき値Smin、Smaxを、それぞれSb、Saにセットし、LD/LU共にONしていれば、正規残距離SRnmが取るべき値Smin、Smaxを、それぞれ0、Sbにセットし、更に、LDがOFFでLUがONであれば、正規残距離SRnmが取るべき値Smin、Smaxをそれぞれ0にセットする。なお、上記は上昇方向運転時であり、下降方向運転時は上記のLDとLUを入れ替えて読み直す。
次に、ステップS54で正規残距離SRnmがSminとSmaxの範囲内であるか否かをチェックし、正規残距離SRnmがSminとSmaxの範囲内であれば、ステップS55で正規残距離SRnmを速度指令発生装置13へ出力する。また、パルス発生装置10の故障等により、正規残距離SRnmがSminとSmaxの範囲外であれば、ステップS56で補助残距離SRasを速度指令発生装置13へ出力する。その後、ステップS57でかご4が停止したか否かを判断し、かご4が停止していなければ、停止するまでステップS52からステップS57までの動作を繰り返す。
以上のように、この発明の実施の形態1によれば、パルス発生装置10が故障した場合には、着床位置検出装置17により目的階の階床の着床ゾーンが検出され、補助残距離演算装置18により演算された補助残距離が残距離選択装置19で選択され、速度指令値となるので、かごを精度良く停止させることができ、安全性の向上を図ることができる。
実施の形態2.
次に、この発明の実施の形態2について説明する。図6はこの発明の実施の形態2を説明するエレベータ装置の全体構成図である。この図6において、積分装置60は、速度指令発生装置13で生成された速度指令を積分してかご移動量を予測し、このかご移動量を補助残距離SRasから減算するものである。なお、その他の構成については、図1に示す実施の形態1と同様であり、その説明を省略する。
次に、上記実施の形態2によるエレベータ装置の動作について、図7のフローチャートにより説明する。
実施の形態1と同様に、ステップS61でかご4が走行開始したか否かを判断し、走行していれば、ステップS62でかご4が目的階の階床の着床ゾーンに到達したか否かを判断する。かご4が目的階の階床の着床ゾーンに到達していれば、ステップS63で補助残距離SRasを距離Saにセットする。ステップS64でLUとLDがONするエリアへ進入したことを認識したら、ステップS65で補助残距離SRasを距離Sbにセットする。ステップS66でLDとLUがONするエリアを脱出したことを認識したら、ステップS67で補助残距離SRasを0にセットする。これ以外の場合は、ステップS68において速度指令発生装置13で生成された速度指令値Vpを積分装置60で積分してかご移動量を予測し、このかご移動量を補助残距離SRasから減算する。ステップS69で停止したか否かを判断し、停止するまでステップS64からステップS68を繰り返す。
図8は、着床位置検出装置17の検出信号LU/LDの範囲、残距離選択装置19により選択された残距離(つまり速度指令発生装置13へ出力する残距離)、及び速度指令値Vpの関係を示しており、着床ゾーン進入直前でパルス発生装置10のパルスが停止した場合を想定した図である。実施の形態1によると、着床ゾーンへ進入すると速度指令発生装置13へ出力される残距離は実線のようになり、この実線に対応した速度指令値Vpが同じく実線の通りに生成されるが、実施の形態2によると、補助残距離が速度指令値Vpを積分したものを減算するため、点線のように滑らかな曲線となり、速度指令値Vpも同様に点線のように滑らかな曲線となる。ここで、一点鎖線は従来技術において、パルス発生装置に故障が発生した場合を想定した速度指令値Vpを表したものである。
この実施の形態2は、実施の形態1で説明した機能に加え、速度指令値を積分してかご移動量を予測し、このかご移動量を補助残距離から減算することにより着床精度の更なる向上と、滑らかな速度指令値による乗り心地の向上が図れるものである。
なお、上記各実施例では、着床位置検出装置17として、2対の位置カムと位置カム検出器を用いた例について図示説明したが、位置カムと位置カム検出器を増やすことでより着床精度を高めることができるのは明らかであり、諸種の設計的変更をも包含するものである。
以上のように、この発明に係るエレベータの制御方法及びその装置は、目的階の階床にかごを着床させる際の速度指令を司るパルス発生装置が故障した場合でも、目的階の階床にかごを精度良く停止させることができ、安全性の向上を図ることができるもので、産業上の利用可能性は大なるものである。
この発明の実施の形態1を説明するエレベータ装置の全体構成図である。 この発明の実施の形態1で使用される着床位置検出装置の検出範囲を示す図である。 この発明の実施の形態1で使用される正規残距離演算装置の動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態1で使用される補助残距離演算装置の動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態1で使用される残距離選択装置の動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態2を説明するエレベータ装置の全体構成図である。 この発明の実施の形態2によるエレベータ装置の動作を説明するフローチャートである。 着床位置検出装置の検出信号の範囲、残距離選択装置により選択された残距離、及び速度指令値の関係を実施の形態1と実施の形態2で比較して示した図である。
符号の説明
1 巻上電動機
2 駆動綱車
3 主ロープ
4 かご
5 つり合いおもり
6 階床
7 ガバナエンコーダ
8 偏向シーブ
9 副ロープ
10 パルス発生装置
11 パルス計数装置
12 正規残距離演算装置
13 速度指令発生装置
14 制御装置
15A 第1の位置カム
15B 第2の位置カム
16A 第1の位置カム検出器
16B 第2の位置カム検出器
17 着床位置検出装置
18 補助残距離演算装置
19 残距離選択装置
60 積分装置

Claims (4)

  1. エレベータかごの走行距離に対応して発生するパルスをパルス計数装置で計数する第1ステップと、
    上記計数されたパルスと予め記録された各階床の位置データとを基に目的階の階床までの走行距離を第1の走行距離演算装置で演算する第2ステップと、
    各階床において上記エレベータかごの着床位置を着床位置検出装置で検出する第3ステップと、
    上記第3ステップで検出されたエレベータかごの着床位置により、目的階の階床までの走行距離を第2の走行距離演算装置で演算する第4ステップと、
    上記第3ステップで検出されたエレベータかごの着床位置に基づき、上記第1の走行距離演算装置で演算される走行距離と上記第2の走行距離演算装置で演算される走行距離とのいずれか一方を走行距離選択装置で選択する第5ステップと、
    上記第5ステップにおいて選択された走行距離から目的階の階床までの速度指令値を速度指令発生装置で生成する第6ステップと、を含むエレベータの制御方法。
  2. 上記速度指令発生装置が生成する速度指令値を積分して上記エレベータかごの移動量を予測し、上記エレベータかごの移動量予測値を上記第2の走行距離演算装置で演算される走行距離から減算するステップを備えたことを特徴とする請求項1に記載のエレベータの制御方法。
  3. エレベータかごの走行距離に対応してパルスを発生するパルス発生装置と、
    上記パルス発生装置が発生したパルスを計数するパルス計数装置と、
    上記パルス計数装置で計数されたパルスと予め記録された各階床の位置データとを基に目的階の階床までの走行距離を演算する第1の走行距離演算装置と、
    上記各階床において上記エレベータかごの着床位置を検出する着床位置検出装置と、
    上記着床位置検出装置が検出する上記エレベータかごの着床位置により、目的階の階床までの走行距離を演算する第2の走行距離演算装置と、
    上記着床位置検出装置が検出した着床位置に基づき、上記第1の走行距離演算装置で演算される走行距離と上記第2の走行距離演算装置で演算される走行距離とのいずれか一方を選択する走行距離選択装置と、
    上記走行距離選択装置が選択した走行距離から目的階までの速度指令値を生成する速度指令発生装置と、を備えたことを特徴とするエレベータの制御装置。
  4. 上記速度指令発生装置が生成する速度指令値を積分して上記エレベータかご移動量を予測し、上記エレベータかごの移動量予測値を上記第2の走行距離演算装置で演算される走行距離から減算する積分装置を備えたことを特徴とする請求項1に記載のエレベータの制御装置。
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