JP2006290481A - 吊下げ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】搬送装置に吊下げられ、吊荷を支持する吊下げ装置において、地上から地下坑内へと吊荷を搬送する場合等、制約条件の多い現場でも吊荷を容易に搬送する。
【解決手段】吊下げ装置1において、鋼材S1を吊下げるとともに、この鋼材S1を水平面に対して所望角度だけ傾斜させる傾斜制御装置4と、この傾斜制御装置4に連結されて、該傾斜制御装置4を鉛直軸回りに所望角度だけ回転させることによって、鋼材S1を所望角度だけ回転させる回転制御装置3と、を備える。
【選択図】図1
【解決手段】吊下げ装置1において、鋼材S1を吊下げるとともに、この鋼材S1を水平面に対して所望角度だけ傾斜させる傾斜制御装置4と、この傾斜制御装置4に連結されて、該傾斜制御装置4を鉛直軸回りに所望角度だけ回転させることによって、鋼材S1を所望角度だけ回転させる回転制御装置3と、を備える。
【選択図】図1
Description
本発明は、搬送装置に吊下げられ、吊荷を支持する吊下げ装置に関する。
従来より、高低差がある2地点間において資材等を搬送するときは、クレーン等の搬送装置が用いられることがある。この搬送装置は、揚重手段を備えており、この揚重手段によって吊索を介して吊荷を昇降させ、吊荷を吊上げ位置から吊降ろし位置へと搬送するものである(特許文献1参照)。
特開平9−227073号公報
しかしながら、地上から地下坑内へと吊荷を搬送する場合等、制約条件の多い現場で搬送装置を用いると、吊荷を一定の状態に維持したままでは通過できない個所が搬送途上にあったり、吊上げ位置及び吊降ろし位置の吊荷の向きが異なると、吊荷を円滑に搬送できないという問題があった。
本発明の課題は、搬送装置に吊下げられ、吊荷を支持する吊下げ装置において、地上から地下坑内へと吊荷を搬送する場合等、制約条件の多い現場でも吊荷を容易に搬送することである。
以上の課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、例えば図1,4に示すように、吊下げ装置1において、吊荷(例えば、鋼材S1)を吊下げるとともに、この吊荷(例えば、鋼材S1)を水平面に対して所望角度だけ傾斜させる傾斜制御装置4と、
この傾斜制御装置4に連結されて、該傾斜制御装置4を鉛直軸回りに所望角度だけ回転させることによって、前記吊荷(例えば、鋼材S1)を所望角度だけ回転させる回転制御装置3と、を備えることを特徴としている。
この傾斜制御装置4に連結されて、該傾斜制御装置4を鉛直軸回りに所望角度だけ回転させることによって、前記吊荷(例えば、鋼材S1)を所望角度だけ回転させる回転制御装置3と、を備えることを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、吊下げ装置は、傾斜制御装置と回転制御装置とを備えているため、吊荷を水平面に対して所望角度だけ傾斜させることができるとともに、傾斜制御装置を所望角度だけ鉛直軸回りに回転させることによって吊荷を所望角度だけ鉛直軸回りに回転させることができる。よって、搬送途上の吊荷の通過幅を小さくして狭い通路や開口部等を通したり、吊上げ位置及び吊降ろし位置の吊荷の向きを変えることができる。従って、制約条件の多い現場でも吊荷を容易に搬送することができる。
請求項2に記載の発明は、例えば図1,4に示すように、請求項1に記載の吊下げ装置1において、前記傾斜制御装置4は、前記吊荷(例えば、鋼材S1)を吊下げる吊索5a,5bを備えており、
この吊索5a,5bに、前記吊荷(例えば、鋼材S1)が固定される荷台6が取り付けられていることを特徴としている。
この吊索5a,5bに、前記吊荷(例えば、鋼材S1)が固定される荷台6が取り付けられていることを特徴としている。
請求項2に記載の発明によれば、吊下げ装置は、傾斜制御装置から吊下げられた吊索に取り付けられた荷台を備えている。よって、吊荷を搬送するには荷台に吊荷を固定するだけでよく、複雑な玉掛け等を行う必要はないため、吊荷の吊下げ作業が容易になる。
本発明によれば、搬送途上の吊荷の通過幅を小さくして狭い通路や開口部等を通したり
、吊上げ位置及び吊降ろし位置の吊荷の向きを変えることができる。従って、制約条件の多い現場でも吊荷を容易に搬送することができる。
、吊上げ位置及び吊降ろし位置の吊荷の向きを変えることができる。従って、制約条件の多い現場でも吊荷を容易に搬送することができる。
以下、図を参照して本発明に係る吊下げ装置1の実施形態を詳細に説明する。
図1は、鋼材S1等の長尺な部材を吊下げる吊下げ装置1を示すものである。
図1は、鋼材S1等の長尺な部材を吊下げる吊下げ装置1を示すものである。
図1に示すように、吊下げ装置1は、ワイヤー2を介して移動式クレーン等の搬送装置に吊下げられ、回転制御装置3と、この回転制御装置3の下に連結された傾斜制御装置4と、この傾斜制御装置4から吊下げられた一対の吊索5a,5bと、これらの吊索5a,5bに取り付けられた荷台6と、を備えている。
搬送装置に吊下げられたワイヤー2の先端にはスイベル2aが設けられており、このスイベル2aの下部には、スイベル2aに対して回転可能なフック2bが接続されている。このフック2bには、ワイヤー7aを介して上部H形鋼7が水平に吊下げられており、この上部H形鋼7の下端面に回転制御装置3が固定されている。
回転制御装置3は、図2に示すように、直方体のケーシング(図示せず)の中に、水平な回転軸3bを有するジンバルフレーム3aと、このジンバルフレーム3aを適宜方向に適宜速度で回転させるジンバルモータ3cと、ジンバルフレーム3a内に設けられ、ジンバルフレーム3aの回転軸3bと直交したスピン軸3eを有するフライホイール3dと、このフライホイール3dを適宜方向に高速回転させるスピンモータと、ジンバルモータ3c及びスピンモータを制御する制御装置(図示せず)と、この制御装置を遠隔操作するための無線用アンテナ(図示せず)と、を備えている。
回転制御装置3によって鋼材S1を鉛直軸回りに回転させるには、遠隔操作によってスピンモータを作動させ、フライホイール3dをX軸回りに高速回転させる。次に、ジンバルモータ3cを作動させ、ジンバルフレーム3aをY軸回りに適宜速度で回転させることによって、その回転に対するジャイロ効果により鉛直軸回り(Z軸回り)の回転力が発生する。この回転力によって、スイベル2aに接続されたフック2b以下が回転し、回転制御装置3、傾斜制御装置4、及び鋼材S1が鉛直軸回りに回転する。なお、ジンバルフレーム3aの回転範囲は回転制御装置3内に設けられたストッパー(図示せず)によって制限されているため、ジンバルフレーム3aは一定角度内でしか回転できない。ここで、ジンバルフレーム3aがストッパーに当接するとジャイロ効果は消失するが、慣性によってフック2b以下は回転を継続する。
また、ジンバルフレーム3aの回転軸3bをフライホイール3dのスピン軸3eより上方に偏心させておくことで、ジンバルフレーム3aはジンバルモータ3cの電力供給を絶つことによって水平状態に戻るようにしておく。ジンバルフレーム3aが水平状態に戻ったところで、ジンバルフレーム3aをY軸回りに適宜速度で逆回転させ、鋼材S1の回転方向とは逆の回転力を発生させ、鋼材S1の鉛直軸回りの回転を止める。なお、遠隔操作は鋼材S1を見ながら行う。
図1に示すように、回転制御装置3の下端には下部H形鋼8が固定されており、この下部H形鋼8から吊下げられた連結索8aに傾斜制御装置4が連結されている。
傾斜制御装置4は、図3に示すように、下端面が開口した直方体のケーシング4aの中に、一対の吊索5a,5bが互いに反対方向に巻回されたドラム4bと、このドラム4bを適宜方向に回転させるドラムモータ(図示せず)と、このドラムモータを制御する制御装置(図示せず)と、この制御装置を遠隔操作するための無線用アンテナ(図示せず)と
、を備えている。また、一対の吊索5a,5bは、荷台6の両端部にそれぞれ接続されている。
なお、吊索5a,5bは、一対でなく複数対でもよい。
、を備えている。また、一対の吊索5a,5bは、荷台6の両端部にそれぞれ接続されている。
なお、吊索5a,5bは、一対でなく複数対でもよい。
傾斜制御装置4によって鋼材S1を傾斜させるには、遠隔操作によってドラムモータを適宜方向に回転させ、ドラム4bを回転させる。ドラム4bが回転すると、このドラム4bに巻回された一方の吊索5bが繰り出され、他方の吊索5aが巻き取られる。これにより、一方の吊索5bが長くなり他方の吊索5aが短くなるため、荷台6及び鋼材S1が傾斜する。なお、遠隔操作は鋼材S1を見ながら行う。
図1に示すように、この荷台6は、板状の荷台本体6aと、この荷台本体6aの端部に直角に立設した立設部6bと、この荷台6に載置された鋼材S1を固定する固定部材6cと、一対の吊索5a,5bが固定されるガイド部材6dと、を備えている。
鋼材S1は、一端面を荷台6の立設部6bに当接させた状態で荷台6に載置され、固定部材6cによって固定されている。
次に、以上のように構成される吊下げ装置1の使用方法について説明する。
図4は、地上から開口部Eを通して地下坑T内へと鋼材S1を搬入する様子を示したものである。
図4は、地上から開口部Eを通して地下坑T内へと鋼材S1を搬入する様子を示したものである。
まず、吊上げ位置に載置された鋼材S1を荷台6に載せ、鋼材S1の一端面を荷台6の立設部6bに当接させた状態で、固定部材6cによって鋼材S1を荷台6に固定する。その後、移動式クレーンで荷台6及び鋼材S1を水平に吊上げる。
図4に示すように、地上における鋼材S1の吊上げ位置と、地下坑T内における鋼材S1の吊降ろし位置とでは、鋼材S1の向きが異なるため、鋼材S1を開口部Eに通す前に、回転制御装置3によって鋼材S1及び荷台6の向きを変え、吊降ろし位置における鋼材S1の向きに合わせる。
次に、図4(a)に示すように、鋼材S1を水平にしたままでは開口部Eを通過できないため、傾斜制御装置4(図1参照)によって鋼材S1及び荷台6(図1参照)を傾斜させ、開口部Eを通して地下坑T内へと鋼材S1を搬入する。
その後、図4(b)に示すように、地下坑T内で傾斜制御装置4によって鋼材S1及び荷台6を水平に戻し、地下坑Tの吊降ろし位置に鋼材S1を載置する。
以上の実施形態によれば、吊下げ装置1は、傾斜制御装置4と回転制御装置3とを備えているため、鋼材S1を水平面に対して所望角度だけ傾斜させることができるとともに、傾斜制御装置4を所望角度だけ鉛直軸回りに回転させることによって鋼材S1を所望角度だけ鉛直軸回りに回転させることができる。よって、搬送途上の鋼材S1の通過幅を小さくして狭い開口部Eを通したり、吊上げ位置及び吊降ろし位置の鋼材S1の向きを変えることができる。従って、制約条件の多い現場でも鋼材S1を容易に搬送することができる。
また、吊下げ装置1は、傾斜制御装置4から吊下げられた吊索5a,5bに取り付けられた荷台6を備えている。よって、鋼材S1を搬送するには荷台6に鋼材S1を固定するだけでよく、複雑な玉掛け等を行う必要はないため、鋼材S1の吊下げ作業が容易になる。また、鋼材S1及び荷台6が傾斜制御装置4によって傾斜しても、荷台6には立設部6bが形成されているため、鋼材S1が荷台6から抜け落ちるのを防ぐことができる。
1 吊下げ装置
3 回転制御装置
4 傾斜制御装置
5a,5b 吊索
6 荷台
S1 鋼材
3 回転制御装置
4 傾斜制御装置
5a,5b 吊索
6 荷台
S1 鋼材
Claims (2)
- 吊荷を吊下げるとともに、この吊荷を水平面に対して所望角度だけ傾斜させる傾斜制御装置と、
この傾斜制御装置に連結されて、該傾斜制御装置を鉛直軸回りに所望角度だけ回転させることによって、前記吊荷を所望角度だけ回転させる回転制御装置と、を備えることを特徴とする吊下げ装置。 - 前記傾斜制御装置は、前記吊荷を吊下げる吊索を備えており、
この吊索に、前記吊荷が固定される荷台が取り付けられていることを特徴とする吊下げ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005109921A JP2006290481A (ja) | 2005-04-06 | 2005-04-06 | 吊下げ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
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ID=37411486
Family Applications (1)
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JP2005109921A Pending JP2006290481A (ja) | 2005-04-06 | 2005-04-06 | 吊下げ装置 |
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JP (1) | JP2006290481A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013035651A (ja) * | 2011-08-08 | 2013-02-21 | Hitachi Plant Technologies Ltd | 回転治具及び吊荷旋回装置 |
CN104129722A (zh) * | 2014-07-24 | 2014-11-05 | 安徽省宁国市东波紧固件有限公司 | 一种自动钢带翻包机 |
CN110775837A (zh) * | 2019-09-12 | 2020-02-11 | 十一冶建设集团有限责任公司 | 一种运送和安装钢筋的辅助装置 |
JP7470010B2 (ja) | 2020-10-21 | 2024-04-17 | 鹿島建設株式会社 | 地下構造物の構築方法および吊り治具 |
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2005
- 2005-04-06 JP JP2005109921A patent/JP2006290481A/ja active Pending
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