JP2002362879A - 荷役装置 - Google Patents

荷役装置

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JP2002362879A
JP2002362879A JP2001170359A JP2001170359A JP2002362879A JP 2002362879 A JP2002362879 A JP 2002362879A JP 2001170359 A JP2001170359 A JP 2001170359A JP 2001170359 A JP2001170359 A JP 2001170359A JP 2002362879 A JP2002362879 A JP 2002362879A
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load supporting
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Akira Matsumoto
朗 松本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 振れ止めを容易に迅速に行える荷役装置を提
供する。 【解決手段】 巻き取り、巻き戻し可能な索体17〜2
0群を有する巻き装置11と、索体17〜20群を掛け
て昇降自在な荷支持装置30からなる荷役装置である。
巻き装置11を移動体10に配設し、索体17〜20群
を、荷支持装置30側の動シーブ31〜34に掛けたの
ち、遊端17a〜20aを移動体10に固定した。移動
体10と荷支持装置30との間に、索体17〜20群に
作用する振れ止め装置41,51を介在した。空または
実の荷支持装置30に左右方向や回転方向の振れが生じ
たとき、振れ止め装置41,51を作動させることで振
れを止めできる。荷支持装置30の左右の振れや回転方
向の振れ止めを、作業者(オペレータ)の操作により重
量物の移動体10側を動かすことなく、容易に迅速に行
える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、巻き取り、巻き戻
し可能な索体群を有する巻き装置と、索体群が掛けられ
て昇降自在な荷支持装置とからなる荷役装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の荷役装置としては、たと
えば、走行自在な門型走行体側に移動体が設けられ、こ
の移動体は、門型走行体とともに前後動を行い、さらに
門型走行体側に支持案内されて左右動を行うように構成
されている。そして移動体の上部に巻き装置が設けら
れ、この巻き装置により昇降される荷支持装置によりコ
ンテナを支持して荷役を行うトランスファークレーンが
提供されている。
【0003】この従来構成によると、門型走行体の前後
動と、この門型走行体に対する移動体の左右動と、巻き
装置の作動による荷支持装置の昇降動と、荷支持装置に
よるコンテナの係脱動との組み合わせ動作によって、コ
ンテナの荷役を行うように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
構成によると、巻き装置の索体群によって荷支持装置が
宙吊り状態であることから、コンテナを支持していない
空の状態、コンテナを支持している実の状態のいずれに
おいても、荷支持装置側に振れが生じる。すなわち、吊
り開始時の偏荷重による衝撃、走行開始時や停止時の衝
撃、風圧などによって、荷支持装置側に、前後方向、左
右方向、旋回方向、これらの複合方向などの振れが生じ
る。また、コンテナに対する荷支持装置の位置合わせ
や、積み付け箇所に対するコンテナの位置合わせのた
め、調整移動させた時にも振れが生じる。
【0005】そこで本発明の請求項1記載の発明は、振
れ止めを容易に迅速に行える荷役装置を提供することを
目的としたものである。また請求項3記載の発明は、振
れ止めを自動的に行える荷役装置を提供することを目的
としたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明のうちで請求項1記載の荷役装置は、巻
き取り、巻き戻し可能な索体群を有する巻き装置と、索
体群が掛けられて昇降自在な荷支持装置とからなる荷役
装置であって、巻き装置は移動体に配設され、巻き装置
の索体群は、荷支持装置側の動シーブに掛けられたの
ち、遊端が移動体に固定され、この移動体と前記荷支持
装置との間に、索体群に作用される振れ止め装置が介在
されていることを特徴としたものである。
【0007】したがって請求項1の発明によると、移動
体を前後動、ならびに左右動させることにより、荷支持
装置を目的箇所の上方へ位置し得る。そして、巻き装置
を正逆駆動することによって、索体群の巻き取りや巻き
戻しを行って動シーブ群を昇降し得、以て荷支持装置を
水平状で昇降し得る。このような動作において、空の荷
支持装置を下降して被荷役物に接近させ係合させたの
ち、荷支持装置とともに被荷役物を上昇させることで、
被荷役物の運搬を行える。また、実の荷支持装置を下降
して被荷役物を目的箇所に卸し離脱させたのち、空の荷
支持装置を上昇させることで、被荷役物の積み付けを行
える。このような動作を行う荷役装置において、空また
は実の荷支持装置に左右方向や回転方向の振れが生じた
とき、振れ止め装置を作動させることで振れを止め得
る。
【0008】また本発明の請求項2記載の荷役装置は、
上記した請求項1記載の構成において、振れ止め装置
が、索体における一対の垂れ下がり部分にそれぞれ内側
から当接されて、両垂れ下がり部分間を拡げて案内する
中間シーブ群と、これら中間シーブを拡げ方向に一体状
に移動させる移動手段とにより構成されていることを特
徴としたものである。
【0009】したがって請求項2の発明によると、空ま
たは実の荷支持装置に左右方向や回転方向の振れが生じ
たとき、振れ止め装置の移動手段を作動して、中間シー
ブ群を振れた側へ移動させる。この移動により、索体群
における一対の垂れ下がり部分を、両垂れ下がり部分間
を拡げた状態を維持して振れた側へ移動し得、これによ
り、動シーブを移動体に対して振れた側へ移動させるこ
とになり、以て荷支持装置の吊り中心を振れた側へ移動
し得ることになって、振れを減らし得る。
【0010】そして本発明の請求項3記載の荷役装置
は、上記した請求項1または2記載の構成において、移
動体に振れ検出手段が設けられていることを特徴とした
ものである。
【0011】したがって請求項3の発明によると、、空
または実の荷支持装置に左右方向や回転方向の振れが生
じたとき、振れ検出手段により振れたことを検知し得
る。この検知により振れ止め装置を作動して、左右の振
れを減らし得る。この振れ検知手段による振れの検知
や、振れ止め手段の作用は、振れ検知手段による検知が
なくなるまで繰り返して行われ、以て振れ止めし得る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
に基づいて説明する。荷役装置の移動体10は、たとえ
ば走行自在な門型走行体側に設けられて、この門型走行
体とともに前後動Aを行い、さらに門型走行体側に支持
案内されて左右動Bを行うように構成されている。そし
て荷役装置は、巻き取り、巻き戻し可能な索体群を有す
る巻き装置11と、索体群が掛けられて昇降自在な荷支
持装置(スプレッダ)30などから構成されている。
【0013】すなわち巻き装置11は、移動体10に配
設された巻きモータ12と、この巻きモータ12のモー
タ軸13に連動連結されかつ移動体10に配設された減
速機14と、この減速機14からの出力軸15に取り付
けられた巻きドラム16と、この巻きドラム16に巻か
れた4本(複数本)のロープ(索体の一例)17,1
8,19,20などにより構成されている。
【0014】そして巻きモータ12の正逆駆動によっ
て、減速機14を介して巻きドラム16を正逆に回転さ
せることで、ロープ17〜20群の巻き取りや巻き戻し
が行えるように構成されている。その際に巻きドラム1
6は、その回転軸心が左右動Bの方向に沿うように配設
されている。
【0015】前記移動体10には、各ロープ17〜20
を案内するための定シーブ21,22,23,24が、
それぞれ軸受手段25,26,27,28を介して遊転
自在に設けられている。その際に定シーブ21〜24
は、その遊転軸心が左右動Bの方向に向くように配設さ
れている。そして、各ロープ17〜20の遊端17a,
18a,19a,20aが移動体10に固定されてい
る。
【0016】前記荷支持装置30には、各ロープ17〜
20が掛けられる動シーブ31,32,33,34が、
それぞれ軸受手段35,36,37,38を介して遊転
自在に設けられている。その際に動シーブ31〜34
は、荷支持装置30の上部において、前後の端部でかつ
左右に振り分けて配置されており、そして、その遊転軸
心が前後動Aの方向に向くように配設されている。な
お、前記定シーブ21〜24と動シーブ31〜34は、
上下で対となる関係で配設されている。
【0017】このようにロープ17〜20群が掛けられ
た荷支持装置30は、巻きドラム16の正逆回転によっ
てロープ17〜20群の巻き取りや巻き戻しが行われる
ことにより昇降自在に構成されている。なお荷支持装置
30には、コンテナ(被荷役物の一例)1に形成された
被係止部2に対して左右方向から係脱自在な係止体39
と、この係止体39を係脱動させる作動装置(シリンダ
ー装置など)40などが設けられている。
【0018】前記移動体10と前記荷支持装置30との
間に、ロープ17〜20群に作用される振れ止め装置4
1,51が介在されている。ここで振れ止め装置41,
51は、前側の一対のロープ17,18に作用される振
れ止め装置41と、後側の一対のロープ19,20に作
用される振れ止め装置51とに振り分けて配設され、各
別に作動可能に構成されている。
【0019】両振れ止め装置41,51は、ロープ17
〜20における一対の垂れ下がり部分にそれぞれ内側か
ら当接されて、両垂れ下がり部分間を拡げて案内する中
間シーブ42A,42B、43A,43B、52A,5
2B、53A,53B群と、これら中間シーブ42A,
42B、43A,43B、52A,52B、53A,5
3Bを拡げ方向に一体状に移動させる移動手段などによ
り構成されている。
【0020】すなわち、ロープ17に作用される中間シ
ーブ42A,42Bと、ロープ18に作用される中間シ
ーブ43A,43Bと、ロープ19に作用される中間シ
ーブ52A,52Bと、ロープ20に作用される中間シ
ーブ53A,53Bとが設けられている。これら中間シ
ーブ42A,42B、43A,43B、52A,52
B、53A,53Bは、それぞれアーム44A,44
B、45A,45B、54A,54B、55A,55B
の遊端(下端)に、前後方向のシーブ軸42a,42
b、43a,43b、52a,52b、53a,53b
を介して、前後方向軸心の周りで遊転自在に設けられて
いる。
【0021】そしてアーム44A,44B、45A,4
5B、54A,54B、55A,55Bの基端(上端)
は、移動体10側に対して、前後方向ピン46A,46
B、47A,47B、56A,56B、57A,57B
を介して左右方向に揺動自在に取り付けられている。前
記シーブ軸42a,42b、43a,43b間、ならび
に52a,52b、53a,53b間には、リンク体4
8,58が相対回動自在に設けられて、そしてリンク体
48,58と移動体10との間には、それぞれシリンダ
ー装置(移動手段の一例)49,59が設けられてい
る。
【0022】なお図2においては、シーブ群の配置を明
らかにするために一部を展開しているが、実際には、中
間シーブ42A,42B、43A,43B、52A,5
2B、53A,53B群の真下部分に動シーブ31〜3
4群が位置される構成である。
【0023】前記移動体10には、前記荷支持装置30
の振れの検出を行う振れ検出手段61が設けられてい
る。この振れ検出手段61は、たとえば荷支持装置30
の4隅における左右方向の外側を検出ゾーン62a,6
2b、63a,63bとした4個(複数個)のセンサ6
2A,62B、63A,63Bなどにより構成されてい
る。そして各センサ62A,62B、63A,63Bは
制御部64に接続されている。また制御部64から制御
により、両シリンダー装置49,59の制御弁50,6
0を自動的に操作し得るように構成されている。
【0024】以下に、上記した実施の形態における作用
を説明する。門型走行体側の走行により移動体10を前
後動Aさせ得、また移動体10は門型走行体側に支持案
内されて左右動Bさせ得る。これにより荷支持装置30
を、目的箇所の上方へ位置し得る。そして、巻き装置1
1の巻きモータ12を正逆駆動することによって、モー
タ軸13、減速機14、出力軸15を介して巻きドラム
16を正逆に回転させ得、これによりロープ17〜20
群の巻き取りや巻き戻しを行える。このロープ17〜2
0群の巻き取りや巻き戻しによって動シーブ31,3
2,33,34を昇降し得、以て動シーブ31,32,
33,34を設けた荷支持装置30を水平状で昇降し得
る。
【0025】このような動作において、たとえばロープ
17〜20群の巻き戻しによって、空の荷支持装置30
を下降してコンテナ1に接近させたのち、作動装置40
の作動により係止体39を被係止部2に係合させること
で、ロープ17〜20群の巻き取りによって、荷支持装
置30とともにコンテナ1を上昇し得、以てコンテナ1
の運搬を行える。また、ロープ17〜20群の巻き戻し
によって、実の荷支持装置30を下降してコンテナ1を
目的箇所に卸したのち、作動装置40の逆作動により係
止体39を被係止部2から離脱させることで、ロープ1
7〜20群の巻き取りによって、空の荷支持装置30を
上昇し得、以てコンテナ1の積み付けを行える。
【0026】このような動作を行う荷役装置において、
空または実の荷支持装置30に振れが生じたとき、振れ
止め装置41,51が自動的に作動して振れが止められ
る。すなわち、たとえば図3の仮想線や図5の仮想線に
示すように、荷支持装置30が左側に振れて、左側の一
対のセンサ62A、63Aの検出ゾーン62a、63a
に入ったとき、荷支持装置30が左側に振れたことが検
知される。この検知信号は制御部64に入れられ、そし
て制御部64から両制御弁50,60に制御信号が与え
られる。これにより両シリンダー装置49,59が伸展
動され、以て図4に示すように、リンク体49,59が
左側に移動される。
【0027】このリンク体49,59の左側への移動に
よって、アーム44A,44B、45A,45B、54
A,54B、55A,55Bが左側へ揺動(20°位)
され、以て中間シーブ42A,42B、43A,43
B、52A,52B、53A,53B群の左側への移動
により、ロープ17〜20群における一対の垂れ下がり
部分が、両垂れ下がり部分間を拡げた状態を維持して左
側へ移動されることになる。これにより、動シーブ3
1,32,33,34が移動体10に対して左側へ移動
されることになり、以て図4に示すように、荷支持装置
30の吊り中心が「イ」から「ロ」へと左側へ移動され
ることになって、前述した左側への振れを減らすことが
できる。
【0028】次いで荷支持装置30は右側に振れ、そし
て右側の一対のセンサ62B、63Bの検出ゾーン62
b、63bに入ったとき、荷支持装置30が右側に振れ
たことが検知される。この検知信号は制御部64に入れ
られ、そして制御部64から両制御弁50,60に制御
信号が与えられる。これにより両シリンダー装置49,
59が収縮動され、以てリンク体49,59が右側に移
動される。
【0029】このリンク体49,59の右側への移動に
よって、アーム44A,44B、45A,45B、54
A,54B、55A,55Bが右側へ揺動され、以て中
間シーブ42A,42B、43A,43B、52A,5
2B、53A,53B群の右側への移動により、ロープ
17〜20群における一対の垂れ下がり部分が、両垂れ
下がり部分間を拡げた状態を維持して右側へ移動される
ことになる。これにより、動シーブ31,32,33,
34が移動体10に対して右側へ移動されることにな
り、以て図4に示すように、荷支持装置30の吊り中心
が「ロ」から「ハ」へと右側へ移動されることになっ
て、前述した右側への振れを減らすことができる。
【0030】上記の振れ検知手段61による左右方向の
振れの検知、振れ止め手段51の作用は、センサ62
A,62B、63A,63Bによる検知がなくなるまで
繰り返して行われ、以て振れ止めし得る。なお、振れ止
めの状態とは、許容範囲内での小さな振れを含むもので
ある。
【0031】また荷支持装置30が、図6に示すように
右回転方向(スキュー方向)に振れて、左かつ前のセン
サ62Aと、右かつ後のセンサ63Bの検出ゾーン62
a、63bに入ったとき、荷支持装置30が右回転方向
に振れたことが検知される。この検知信号は制御部64
に入れられ、そして制御部64から両制御弁50,60
に制御信号が与えられる。これにより、前側のシリンダ
ー装置49が伸展動されてリンク体49が左側に移動さ
れるとともに、後側のシリンダー装置59が収縮動され
てリンク体59が右側に移動される。
【0032】その後は、前述と同様にして両シリンダー
装置49,59が逆方向に作動され、以て振れ検知手段
61による回転方向の振れの検知、振れ止め手段51の
作用が、センサ62A,62B、63A,63Bによる
検知がなくなるまで繰り返して行われ、以て振れ止めし
得る。
【0033】このように、荷支持装置30の左右方向の
振れや回転方向の振れは、作業者(オペレータ)の操作
により重量物の移動体10側を動かすことなく、荷支持
装置30を自動的に移動させて止め得る。
【0034】上記した実施の形態では、索体としてロー
プ17〜20が示されているが、これはチェーンやベル
トなどであってもよい。上記した実施の形態では、振れ
止め装置41,51として、中間シーブ42A,42
B、43A,43B、52A,52B、53A,53B
群と、これら中間シーブ42A,42B、43A,43
B、52A,52B、53A,53Bを拡げ方向に一体
状に移動させる移動手段49,59とが採用されている
が、これは他の形式などであってもよい。
【0035】上記した実施の形態では、移動体10に振
れ検出手段61が設けられているが、この振れ検出手段
61としては種々な形式を採用し得るものであり、また
省略した形式であってもよい。
【0036】
【発明の効果】上記した本発明の請求項1によると、移
動体を前後動、ならびに左右動させることにより、荷支
持装置を目的箇所の上方へ位置できる。そして、巻き装
置を正逆駆動することによって、索体群の巻き取りや巻
き戻しを行って動シーブ群を昇降し得、以て荷支持装置
を水平状で昇降できる。このような動作において、空の
荷支持装置を下降して被荷役物に接近させ係合させたの
ち、荷支持装置とともに被荷役物を上昇させることで、
被荷役物の運搬を行うことができる。また、実の荷支持
装置を下降して被荷役物を目的箇所に卸し離脱させたの
ち、空の荷支持装置を上昇させることで、被荷役物の積
み付けを行うことができる。
【0037】このような動作を行う荷役装置において、
空または実の荷支持装置に左右方向や回転方向の振れが
生じたとき、振れ止め装置を作動させることで振れを止
めることができる。このように、荷支持装置の左右の振
れや回転方向の振れ止めを、作業者(オペレータ)の操
作により重量物の移動体側を動かすことなく、容易に迅
速に行うことができる。
【0038】また上記した本発明の請求項2によると、
空または実の荷支持装置に左右方向や回転方向の振れが
生じたとき、振れ止め装置の移動手段を作動して、中間
シーブ群を振れた側へ移動できる。この移動により、索
体群における一対の垂れ下がり部分を、両垂れ下がり部
分間を拡げた状態を維持して振れた側へ移動でき、これ
により、動シーブを移動体に対して振れた側へ移動させ
ることになり、以て荷支持装置の吊り中心を振れた側へ
移動できることになって、振れを減らすことができる。
【0039】そして上記した本発明の請求項3による
と、空または実の荷支持装置に左右方向や回転方向の振
れが生じたとき、振れ検出手段により振れたことを検知
でき、この検知により振れ止め装置を作動して、左右の
振れを減らすことができる。この振れ検知手段による振
れの検知や、振れ止め手段の作用は、振れ検知手段によ
る検知がなくなるまで繰り返して行われ、以て振れ止め
できる。このように、荷支持装置の左右の振れや回転方
向の振れを、荷支持装置を自動的に移動させて止めるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示し、荷役装置の
斜視図である。
【図2】同荷役装置の一部を展開した平面図である。
【図3】同荷役装置の正面図である。
【図4】同荷役装置の振れ止め作用時の正面図である。
【図5】同荷役装置の前後振れ状態を説明する概略平面
図である。
【図6】同荷役装置の回転振れ状態を説明する概略平面
図である。
【符号の説明】
1 コンテナ(被荷役物) 2 被係止部 10 移動体 11 巻き装置 16 巻きドラム 17 ロープ(索体) 17a 遊端 18 ロープ(索体) 18a 遊端 19 ロープ(索体) 19a 遊端 20 ロープ(索体) 20a 遊端 21 定シーブ 22 定シーブ 23 定シーブ 24 定シーブ 30 荷支持装置 31 動シーブ 32 動シーブ 33 動シーブ 34 動シーブ 39 係止体 41 振れ止め装置 42A 中間シーブ 42B 中間シーブ 43A 中間シーブ 43B 中間シーブ 44A アーム 44B アーム 45A アーム 45B アーム 48 リンク体 49 シリンダー装置(移動手段) 50 制御弁 51 振れ止め装置 52A 中間シーブ 52B 中間シーブ 53A 中間シーブ 53B 中間シーブ 54A アーム 54B アーム 55A アーム 55B アーム 58 リンク体 59 シリンダー装置(移動手段) 60 制御弁 61 振れ検出手段 62A センサ 62a 検出ゾーン 62B センサ 62b 検出ゾーン 63A センサ 63a 検出ゾーン 63B センサ 63b 検出ゾーン 64 制御部 A 前後動 B 左右動

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巻き取り、巻き戻し可能な索体群を有す
    る巻き装置と、索体群が掛けられて昇降自在な荷支持装
    置とからなる荷役装置であって、巻き装置は移動体に配
    設され、巻き装置の索体群は、荷支持装置側の動シーブ
    に掛けられたのち、遊端が移動体に固定され、この移動
    体と前記荷支持装置との間に、索体群に作用される振れ
    止め装置が介在されていることを特徴とする荷役装置。
  2. 【請求項2】 振れ止め装置が、索体における一対の垂
    れ下がり部分にそれぞれ内側から当接されて、両垂れ下
    がり部分間を拡げて案内する中間シーブ群と、これら中
    間シーブを拡げ方向に一体状に移動させる移動手段とに
    より構成されていることを特徴とする請求項1記載の荷
    役装置。
  3. 【請求項3】 移動体に振れ検出手段が設けられている
    ことを特徴とする請求項1または2記載の荷役装置。
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