JP2006289783A - 樹脂成形用金型及び樹脂成形装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】高精度な成形品を効率よく得ると共に、成形時の入子駒の摺動不良を検出して成
形作業時間の短縮化を図る。
【解決手段】射出成形用金型1は、溶融樹脂を用いて光学素子(成形品)を成形するものであり、キャビティ5の一部を形成する摺動可能な固定側入子駒15と、この固定側入子駒15の摺動量を規制する当接面11aと、前記固定側入子駒15の摺動を検出可能に該固定側入子駒15に対向配置された位置センサ40とを備えている。
【選択図】図1
形作業時間の短縮化を図る。
【解決手段】射出成形用金型1は、溶融樹脂を用いて光学素子(成形品)を成形するものであり、キャビティ5の一部を形成する摺動可能な固定側入子駒15と、この固定側入子駒15の摺動量を規制する当接面11aと、前記固定側入子駒15の摺動を検出可能に該固定側入子駒15に対向配置された位置センサ40とを備えている。
【選択図】図1
Description
本発明は、溶融樹脂を用いて光学素子を成形する樹脂成形用金型及び樹脂成形装置に関する。
光学素子の成形としては、例えば、溶融されたポリメチルメタクリレート(PMMA)やポリカーボネート等の熱可塑性樹脂を、金型のキャビティ内に充填する方法がある。この場合、転写面(光学面、レンズ面)にひけを生じないように、ある程度の射出圧力をかけて樹脂を注入する。その後、樹脂が冷却する過程においても転写面にひけが生じないように、注入した樹脂に対して保圧をかけている。しかし、成形品によっては、偏肉形状を有していたり、充填圧力が均等に伝達しない形状を有していたり、保圧が困難な複雑な形状を有するものもある。このような成形品の成形を行うに際しては、充填圧力及び保圧を大きくして、転写面がひけない程度の圧力に設定することが考えられる。しかし、充填圧力及び保圧を大きく設定すると、薄肉部や応力集中しやすい箇所では過剰な圧力が加わる。その結果、成形品の残留応力や内部歪みが大きくなるおそれがある。
また、キャビティ内に充填された溶融樹脂が冷却固化する過程では、キャビティ内の圧力や温度を均一にすることが望ましい。しかしながら、偏肉形状や複雑な形状の成形品の場合には、厚肉部と薄肉部での冷却速度が異なる。そのため、各部位によって体積収縮量の差が生じ、転写面にひけを生じる等の不具合が発生する。
そこで、溶融樹脂の充填圧力を利用して、キャビティの一部を形成する入子駒を反キャビティ方向(キャビティから離れる方向)に摺動させて、キャビティ容積を広げる方法がある。また、冷却時には、溶融樹脂の体積収縮に追従させて、入子駒をキャビティ方向に摺動させる方法もある。このような方法により、所望の形状の成形品を得るような樹脂成形技術が公知である。
例えば、特許文献1には、キャビティの一部を形成する摺動可能な入子駒と、その入子駒を固定する固定側型板を備えた構成が開示されている。ここで、入子駒のキャビティ面側とは反対側の面と固定側型板との間に、スプリングが装着されている。このような構成により、冷却時における熱可塑性樹脂の体積収縮に伴って、入子駒を熱可塑性樹脂に密着させながら所望のキャビティ容積となるように、スプリングで入子駒を押している。その結果、特許文献1では、良好な面精度の光学素子を得ることができる。
同様に、例えば特許文献2でも、キャビティの一部を形成する摺動可能な入子駒を有している。そして、特許文献2では、溶融樹脂を冷却する過程で、溶融樹脂の冷却に伴う体積収縮につれて、溶融樹脂と成形面との密着力によって入子駒を追従可能としている。
特開2004−82482号公報(第6頁、図2)
特開2004−114628号公報(第7−8頁、図1)
前述した従来技術では、いずれもキャビティの一部を形成する入子駒が摺動可能となっている。そして、この入子駒が、キャビティへの溶融樹脂の射出充填時に、キャビティから離れる方向に摺動する。その後、樹脂の体積収縮に合わせて、入子駒がキャビティに近づく方向に摺動する。従来技術は、このような摺動により、成形品内部の圧力や温度を均一化し、これにより高精度な成形品を得ようとするものである。しかしながら、従来技術においては、キャビティへの溶融樹脂の射出、及びその後の冷却による樹脂の収縮に合わせて入子駒が摺動するが、この入子駒の動きは確実性に欠けるものであったため、入子駒が何らかの原因により摺動しなかった場合には、その不具合を直ちに検出することができなかった。
本発明は、斯かる課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、高精度な成形品を効率よく得ることができる樹脂成形金型及び樹脂成形装置を提供することにある。また、成形作業時間の短縮化が図られる樹脂成形金型及び樹脂成形装置を提供することにある。
前記目的を達成するため、請求項1に係る発明は、溶融樹脂を用いて光学素子を成形する樹脂成形用金型において、
キャビティの一部を形成する摺動可能な入子駒と、
前記入子駒の摺動を検出するセンサと、を備えていることを特徴とする。
キャビティの一部を形成する摺動可能な入子駒と、
前記入子駒の摺動を検出するセンサと、を備えていることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の樹脂成形用金型において、
前記入子駒は、第1の柱状部と、該第1の柱状部よりも大きな外周部を有する第2の柱状部と、前記第1の柱状部と前記第2の柱状部の境界に形成された段部を有し、
前記センサは、前記段部と対向する位置に配置されていることを特徴とする。
前記入子駒は、第1の柱状部と、該第1の柱状部よりも大きな外周部を有する第2の柱状部と、前記第1の柱状部と前記第2の柱状部の境界に形成された段部を有し、
前記センサは、前記段部と対向する位置に配置されていることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1に記載の樹脂成形用金型において、
前記入子駒は、摺動方向に沿って外周部の寸法が変化するテーパ部を有し、
前記センサは、前記テーパ部と対向する位置に配置されていることを特徴とする。
前記入子駒は、摺動方向に沿って外周部の寸法が変化するテーパ部を有し、
前記センサは、前記テーパ部と対向する位置に配置されていることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の樹脂成形用金型において、
前記テーパ部は、前記入子駒の一端から他端にかけて形成されていることを特徴とする。
前記テーパ部は、前記入子駒の一端から他端にかけて形成されていることを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の樹脂成形用金型において、
前記テーパ部は、前記入子駒の一端から他端までのうちの一部に形成されていることを特徴とする。
前記テーパ部は、前記入子駒の一端から他端までのうちの一部に形成されていることを特徴とする。
請求項6に係る発明は、請求項3乃至請求項5のいずれか1項に記載の樹脂成形用金型において、
前記テーパ部の一端から他端までの間において、前記テーパ部の傾斜角が一定であることを特徴とする。
前記テーパ部の一端から他端までの間において、前記テーパ部の傾斜角が一定であることを特徴とする。
請求項7に係る発明は、請求項3乃至請求項5のいずれか1項に記載の樹脂成形用金型において、
前記テーパ部の一端から他端までの間において、前記テーパ部の傾斜角が変化することを特徴とする。
前記テーパ部の一端から他端までの間において、前記テーパ部の傾斜角が変化することを特徴とする。
請求項8に係る発明は、請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の樹脂成形用金型において、
前記入子駒の外周部に配置された型板を有し、
前記センサは、前記型板に設けられていることを特徴とする。
前記入子駒の外周部に配置された型板を有し、
前記センサは、前記型板に設けられていることを特徴とする。
請求項9に係る発明は、請求項8に記載の樹脂成形用金型において、
前記センサは、先端部が前記型板の内部に位置するように配置されていることを特徴とする。
前記センサは、先端部が前記型板の内部に位置するように配置されていることを特徴とする。
請求項10に係る発明は、請求項1に記載の樹脂成形用金型において、
前記入子駒は、前記キャビティ側の成形面と、前記キャビティ側とは反対側の後端面を有し、
前記センサは、前記後端面と対向する位置に配置されていることを特徴とする。
前記入子駒は、前記キャビティ側の成形面と、前記キャビティ側とは反対側の後端面を有し、
前記センサは、前記後端面と対向する位置に配置されていることを特徴とする。
請求項11に係る発明は、請求項10に記載の樹脂成形用金型において、
前記センサは圧力センサであり、
前記反対側の端面と該圧力センサの間に、弾性部材が配置されていることを特徴とする。
前記センサは圧力センサであり、
前記反対側の端面と該圧力センサの間に、弾性部材が配置されていることを特徴とする。
請求項12に係る発明は、請求項1乃至請求項11のいずれか1項に記載の樹脂成形用金型と、
前記センサにより検出された前記入子駒の摺動位置と、溶融樹脂充填後の保圧とに基づき成形品の合否を判定する判定装置と、を備えていることを特徴とする。
前記センサにより検出された前記入子駒の摺動位置と、溶融樹脂充填後の保圧とに基づき成形品の合否を判定する判定装置と、を備えていることを特徴とする。
請求項13に係る発明は、請求項12に記載の樹脂成形装置において、
前記樹脂成形用金型の温度を測定する温度センサと、
該温度センサにより検出された金型温度に基づき成形品の合否を判定する第2の判定装置と、を備えていることを特徴とする。
前記樹脂成形用金型の温度を測定する温度センサと、
該温度センサにより検出された金型温度に基づき成形品の合否を判定する第2の判定装置と、を備えていることを特徴とする。
本発明によれば、キャビティへの溶融樹脂の充填後、冷却時の樹脂収縮に伴って摺動する入子駒の位置を、センサにより検出するようにしている。このようにすることで、成形時の入子駒の摺動不良を直ちに検出することができる。すなわち、摺動不良を迅速に解消できるので、高精度な成形品を効率よく得ることができる。また、成形時の入子駒の位置検出に基づき、成形品の面精度及び肉厚の良否を判定することができるため、成形後の検査を省略することができる。そのため、検査を含めた成形作業時間の短縮化を図ることができる。
以下、図面に基づき本発明の実施の形態を説明する。
[樹脂成形用金型の全体構成]
図1は、本発明に係る樹脂成形用金型の断面図である。ここで、樹脂成形用金型として、射出成形用金型を用いている。同図において、射出成形用金型1は、固定側金型10と可動側金型20とで構成されている。固定側金型10は、中央にスプルー12が設けられた固定側型板11と、この固定側型板11が取付けられる固定側取付板13とを有している。そして、固定側型板11には、段付穴14が形成されている。また、この段付穴14に、固定側入子駒15が摺動自在に挿入されている。この固定側入子駒15は、軸方向に所定の間隙を保持するように配置されている。
[樹脂成形用金型の全体構成]
図1は、本発明に係る樹脂成形用金型の断面図である。ここで、樹脂成形用金型として、射出成形用金型を用いている。同図において、射出成形用金型1は、固定側金型10と可動側金型20とで構成されている。固定側金型10は、中央にスプルー12が設けられた固定側型板11と、この固定側型板11が取付けられる固定側取付板13とを有している。そして、固定側型板11には、段付穴14が形成されている。また、この段付穴14に、固定側入子駒15が摺動自在に挿入されている。この固定側入子駒15は、軸方向に所定の間隙を保持するように配置されている。
可動側金型20は、可動側型板21と可動側取付板22とを有している。可動側取付板22には、受板23とスペーサブロック24を介して、可動側型板21が取付けられている。可動側型板21には貫通穴25が形成され、この貫通穴25に可動側入子駒26が摺動自在に挿入されている。そして、固定側入子駒15と可動側入子駒26とで、キャビティ5の一部を形成している。なお、固定側入子駒15のキャビティ5側には、成形面15aが形成されている。一方、可動側入子駒26のキャビティ5側には、成形面26aが形成されている。
ここで、固定側型板11と可動側型板21とを密着させた状態を、位置決めした状態とする。この位置決めした状態で、段付穴14と貫通穴25との中心軸線が略一致するように、段付穴14と貫通穴25は精密に形成されている。これにより、成形面15aと成形面26aとの位置関係が適正となり、成形品における偏心の発生が防止される。
なお、スペーサブロック24の内側の空間であって、可動側取付板22と受板23との間の空間には、突出機構が配置されている。この突出機構は、成形品を可動側型板21から突き出すための機構である。突出機構は、一対のエジェクタプレート27,28、突き出しロッド29、エジェクタピン30を有している。突き出しロッド29は、可動側入子駒26と一体的に形成されている。そして、一対のエジェクタプレート27,28が図1の右方向に移動すると、突き出しロッド29及び可動側入子駒26が固定側金型10の方向へ移動する。この結果、成形品が、可動側型板21から突き出される。このとき、ランナ7付近まで延びているエジェクタピン30が、ランナ7の部分で固化している樹脂を併せて突き出す。
[第1の実施の形態]
図1及び図2に示すように、固定側入子駒15は段付き円柱形状を有している。すなわち、固定側入子駒15は、第1の柱状部と第2の柱状部からなる。第1の柱状部と第2の柱状部では、固定側入子駒15の摺動方向に沿って、その外周部の大きさは一定になっている。そして、第1の柱状部の一端には、成形面15aが形成されている。また、第1の柱状部の他端は、第2の柱状部に続いている。第2の柱状部は、第1の柱状部よりも大きな外周部を有している。第2の柱状部の一端は、第1の柱状部に続いている。また、第2の柱状部の他端は、固定側取付板13に接している。本実施の形態では、第1の柱状部と第2の柱状部は、同じ材料で一体成形されている。そして、第1の柱状部と第2の柱状部の境界には、段部15bが形成されている。
[第1の実施の形態]
図1及び図2に示すように、固定側入子駒15は段付き円柱形状を有している。すなわち、固定側入子駒15は、第1の柱状部と第2の柱状部からなる。第1の柱状部と第2の柱状部では、固定側入子駒15の摺動方向に沿って、その外周部の大きさは一定になっている。そして、第1の柱状部の一端には、成形面15aが形成されている。また、第1の柱状部の他端は、第2の柱状部に続いている。第2の柱状部は、第1の柱状部よりも大きな外周部を有している。第2の柱状部の一端は、第1の柱状部に続いている。また、第2の柱状部の他端は、固定側取付板13に接している。本実施の形態では、第1の柱状部と第2の柱状部は、同じ材料で一体成形されている。そして、第1の柱状部と第2の柱状部の境界には、段部15bが形成されている。
固定側型板11の内部には、段付穴14が形成されている。段付穴14は、2つの孔が連続した形状となっている。2つの孔のうち、固定側取付板13側の孔の大きさは、残りの孔の大きさよりも大きい。すなわち、各々の孔の大きさは、固定側取付板13側の孔と第2の柱状部が略嵌合し、残りの孔と第1の柱状部とが略嵌合するように設定されている。そして、2つの孔の境界に、当接面11aが形成されている。
この射出成形用金型1では、段部15bが、固定側型板11の当接面11aと当接するようになっている。よって、固定側入子駒15は、それ以上、キャビティ5側に向かって摺動しないように規制される。これにより、固定側入子駒15がキャビティ5側に向けて過度に摺動しても、固定側入子駒15が可動側入子駒26等に衝突することがない。射出成形用金型1では、このような構成により、固定側入子駒15が破損等するのを防止している。
光学素子を成形する際、加熱軟化した溶融樹脂は、所定の射出圧でキャビティ5内に充填される。そして、その射出後は、ゲートから溶融樹脂に所定の保圧が付与される。本実施形態でも、ひけの発生を防止すべく、溶融樹脂の射出時には、固定側入子駒15をキャビティ5から離れるように摺動させている。また、溶融樹脂の収縮時には、固定側入子駒15を溶融樹脂に引っ張られるように摺動させるようにしている。このようにして、ひけの発生を防止すると共に、樹脂内部の残留応力や温度を均一化するようにしている。
ところで、固定側入子駒15の摺動量は、例えば10〜20μm程度と小さく、しかも摺動面でのかじり等が発生することも想定される。よって、固定側入子駒15の摺動は、不確実なものである。そして、摺動面間のかじり等によって固定側入子駒15が摺動できなかった場合は、高精度な成形品を効率よく得ることが難しい。
そこで、本実施の形態では、成形時に固定側入子駒15が実際に摺動しているか否かを検出するようにしている。
すなわち、本実施の形態では、固定側入子駒15の摺動を検出するセンサを設けている。本実施の形態におけるセンサは、位置センサである。この位置センサ40は、固定側型板11の内部に設けられている。具体的には、当接面11aから固定側型板11の内部に向かって孔が形成され、この孔に位置センサ40が配置されている。この位置センサ40は、その中心軸線が固定側入子駒15の移動方向に沿うように、固定側型板11に取り付けられている。
すなわち、本実施の形態では、固定側入子駒15の摺動を検出するセンサを設けている。本実施の形態におけるセンサは、位置センサである。この位置センサ40は、固定側型板11の内部に設けられている。具体的には、当接面11aから固定側型板11の内部に向かって孔が形成され、この孔に位置センサ40が配置されている。この位置センサ40は、その中心軸線が固定側入子駒15の移動方向に沿うように、固定側型板11に取り付けられている。
このように、位置センサ40は、固定側入子駒15の段部15bに対向するように配置されている。このような構成にして、段部15bと当接面11aとの間の間隙dを、位置センサ40により検出している。よって、固定側入子駒15が摺動すると、位置センサ40に対して段部15bの位置が変化する。すなわち、位置センサ40から段部15bまでの距離が変化する。本実施の形態では、この位置の変化を検出することで、固定側入子駒15の摺動を検出することができる。
なお、この位置センサ40は、先端位置が当接面11aよりも若干引っ込んだ位置となるように、に取り付けられている。このような取り付けにより、固定側入子駒15がキャビティ5側に摺動しても、固定側入子駒15と位置センサ40とが接触することがない。
更に、この位置センサ40は、金型外に設けた表示装置(図示せず)に接続されている。よって、この表示装置の表示により、成形中の固定側入子駒15の位置(摺動)を確認することができる。なお、この位置センサ40としては、例えば渦電流センサや光センサが用いられる。
本実施の形態によれば、成形中に、固定側入子駒15の摺動に不具合が発生した場合は、これを直ちに検出することができる。そのため、摺動の不具合を検出した場合には、その成形作業を直ちに中断して、金型の保守作業に移行することができる。すなわち、不良成形品の発生を極力抑えることができるので、高精度な成形品を効率よく得ることができる。また、迅速に金型の保守作業が行なえるので、作業効率の向上を図ることができる。また、摺動の不具合を検出した時点で、成形品の不良が分かる。よって、特に検査をすることなく不良成形品を廃棄できるので、検査を含めた成形作業時間の短縮が可能となる。
[第2の実施の形態]
この実施の形態では、図3に示すように、固定側入子駒15は、第1の柱状部と第2の柱状部からなる。第1の柱状部では、固定側入子駒15の摺動方向に沿って、外周部の大きさは一定になっている。一方、第2の柱状部では、固定側入子駒15の摺動方向に沿って、外周部の大きさが変化している。すなわち、第2の柱状部では、固定側取付板13からキャビティ5側に向けて、大きさが徐々に小さくなるテーパ状になっている。このように、固定側入子駒15は、円柱部(第1の柱状部)とテーパ部(第2の柱状部)で構成されている。また、第1の柱状部と第2の柱状部は、同じ材料で一体成形されている。また、固定側入子駒15のテーパ部の一端の面(固定側取付板13に対向している面)には、ねじ穴が形成されている。
[第2の実施の形態]
この実施の形態では、図3に示すように、固定側入子駒15は、第1の柱状部と第2の柱状部からなる。第1の柱状部では、固定側入子駒15の摺動方向に沿って、外周部の大きさは一定になっている。一方、第2の柱状部では、固定側入子駒15の摺動方向に沿って、外周部の大きさが変化している。すなわち、第2の柱状部では、固定側取付板13からキャビティ5側に向けて、大きさが徐々に小さくなるテーパ状になっている。このように、固定側入子駒15は、円柱部(第1の柱状部)とテーパ部(第2の柱状部)で構成されている。また、第1の柱状部と第2の柱状部は、同じ材料で一体成形されている。また、固定側入子駒15のテーパ部の一端の面(固定側取付板13に対向している面)には、ねじ穴が形成されている。
一方、固定側型板11の内部には、第1の実施の形態と同じように、段付穴が形成されている。段付穴のうち、径が小さい孔には、円柱部(第1の柱状部)が略嵌合する。一方、径が小さい孔には、テーパ部(第2の柱状部)が位置する。
固定側取付板13には、座付き穴45が形成されている。そして、この座付き穴45に、ボルト46が遊嵌されている。この座付き穴45は、座ぐり部45aと貫通孔45bとを有している。一方、ボルト46は、頭部46aと軸部46b及びねじ部46cを有している。そして、ボルト46の軸部46bは、座付き穴45の貫通孔45bに摺動可能に嵌入されている。また、ボルト46のねじ部46cは、固定側入子駒15のねじ穴に螺入する。
ここで、座付き穴45の座面45cとボルト46の頭部46aとの間には、所定の間隙sを設けている。このような構成において、座付き穴45の座面45cに、ボルト46の頭部46aが当接するようになっている。よって、固定側入子駒15は、それ以上、キャビティ5側に向かって摺動しないように規制される。これにより、固定側入子駒15がキャビティ5側に向けて過度に摺動しても、固定側入子駒15が可動側入子駒26等に衝突することがない。
本実施の形態では、このような構成により、固定側入子駒15が破損等するのを防止している。そして、本実施の形態でも、固定側入子駒15の摺動を検出するセンサを設けている。本実施の形態におけるセンサも、位置センサ40である。この位置センサ40は、固定側型板11の内部に設けられている。具体的には、テーパ部に対向している面から固定側型板11の内部に向かって孔が形成され、この孔に位置センサ40が配置されている。よって、位置センサ40は、この固定側入子駒15のテーパ部に対向するように配置されている。
また、位置センサ40は、その中心軸線が固定側入子駒15の摺動方向に対して略直交するように固定側型板11に取り付けられている。また、この位置センサ40は、先端位置が、固定側型板11の内周面から突出した位置となるように、取り付けられている。
このような構成において、固定側入子駒15が摺動すると、位置センサ40に対してテーパ部の位置が変化する。すなわち、位置センサ40からテーパ部までの距離が変化する。これは、位置センサ40により、テーパ部分の径の変化を検出していることになる。このように、本実施の形態では、この径の変化を検出することで、固定側入子駒15の摺動を検出することができる。
以上により、本実施の形態においても、成形作業中に、固定側入子駒15の摺動に不具合が発生した場合は、これを直ちに検出することができる。そのため、摺動の不具合を検出した場合には、その成形作業を直ちに中断して、金型の保守作業に移行することができる。すなわち、不良成形品の発生を極力抑えることができるので、高精度な成形品を効率よく得ることができる。また、迅速に金型の保守作業が行なえるので、作業効率の向上を図ることができる。また、摺動の不具合を検出した時点で、成形品の不良が分かる。よって、特に検査をすることなく不良成形品を廃棄できるので、検査を含めた成形作業時間の短縮が可能となる。
また、本実施の形態では、位置センサ40の中心軸線が固定側入子駒15の摺動方向に対して略直交するように、位置センサ40を配置したので、固定側入子駒15を幾分でも細径にすることができる。よって、射出成形用金型1を小型化することができる。
なお、本実施の形態では、テーパ部は、固定側入子駒15の一端から他端までのうちの一部、すなわち第2の柱状部に形成されている。しかしながら、このテーパ部は、第2の柱状部の全体に形成する必要はなく、例えば、位置センサ40で検出する範囲のみに形成しても良い。また、第1の柱状部の端部(成形面15aの近傍)から、第2の柱状部の端部(ねじ穴が形成されている面)までに、テーパ部を形成しても良い。また、テーパ部の傾斜角は、位置によらず一定であっても、位置によって異なっていても良い。また、第1の実施形態と同様に、金型外に設けた表示装置(図示せず)を設けても良い。
また、第1の実施の形態及び第2の実施の形態では、位置センサ40と対向する固定側入子駒15の部位は、固定側入子駒15の材質と同じ材料(材質)である。しかしながら、この部位を、固定側入子駒15材質と異なる材料(材質)にしても良い。
[第3の実施の形態]
この実施の形態では、図4に示すように、固定側入子駒15は、第1の実施の形態と同じ形状である。また、固定側型板11の内部形状も、第1の実施の形態と同じ形状である(ただし、センサを配置する孔がない。)
本実施の形態では、固定側取付板13に有底孔50が穿設されている。そして、有底孔50の内側に、弾性部材としてのコイルバネ(圧縮)51と、コイルバネ51の付勢圧を検出する圧力センサ52が設けられている。このコイルバネ51は、溶融樹脂の収縮に伴って伸張する。そして、コイルバネ51の伸張に合わせて、固定側入子駒15も摺動する。このようにして、固定側入子駒15が溶融樹脂の収縮に追従しながら摺動する。
[第3の実施の形態]
この実施の形態では、図4に示すように、固定側入子駒15は、第1の実施の形態と同じ形状である。また、固定側型板11の内部形状も、第1の実施の形態と同じ形状である(ただし、センサを配置する孔がない。)
本実施の形態では、固定側取付板13に有底孔50が穿設されている。そして、有底孔50の内側に、弾性部材としてのコイルバネ(圧縮)51と、コイルバネ51の付勢圧を検出する圧力センサ52が設けられている。このコイルバネ51は、溶融樹脂の収縮に伴って伸張する。そして、コイルバネ51の伸張に合わせて、固定側入子駒15も摺動する。このようにして、固定側入子駒15が溶融樹脂の収縮に追従しながら摺動する。
このような構成において、固定側入子駒15が摺動すると、コイルバネ51の付勢圧が変化する。ここで、圧力センサ52は、常時、コイルバネ51の付勢圧を検出している。よって、圧力センサ52により、固定側入子駒15の摺動を検出することができる。
更に、この圧力センサ52は、金型外に設けた表示装置(図示せず)に接続されている。従って、この表示装置の表示画面を見ることで、コイルバネ51の付勢圧を視認することができる。また、この付勢圧を検出することで、コイルバネ51の伸張量を算出することが可能である。更に、この付勢圧の値により、固定側入子駒15の位置(移動量)を算出することができる。
本実施の形態によれば、成形中に、固定側入子駒15の摺動に不具合が発生した場合には、これを直ちに検出することができる。そのため、摺動の不具合を検出した場合には、その成形作業を直ちに中断して、金型の保守作業に移行することができる。すなわち、不良成形品の発生を極力抑えることができるので、高精度な成形品を効率よく得ることができる。また、迅速に金型の保守作業が行なえるので、作業効率の向上を図ることができる。また、摺動の不具合を検出した時点で、成形品の不良が分かる。よって、特に検査をすることなく不良成形品を廃棄できるので、検査を含めた成形作業時間の短縮が可能となる。
なお、本実施の形態では、コイルバネ51の付勢圧を圧力センサ52にて検出する場合について説明したが、例えばコイルバネ51を介さずに直接的に圧力センサ52を設けてもよい。このようにすれば、圧力センサ52により、固定側入子駒15の摺動を直接検出することもできる。
[第4の実施の形態]
第4の実施の形態は、樹脂成形装置2の一例を示している。樹脂成形装置2は、図5に示すように、表示装置41と合否判定装置42を有している。表示装置41は、位置センサ40に接続されている。また、表示装置41は合否判定装置42に接続されている。
[第4の実施の形態]
第4の実施の形態は、樹脂成形装置2の一例を示している。樹脂成形装置2は、図5に示すように、表示装置41と合否判定装置42を有している。表示装置41は、位置センサ40に接続されている。また、表示装置41は合否判定装置42に接続されている。
前述のように、位置センサ40は、固定側入子駒15の摺動を検出している。そして、位置センサ40の出力に基づいて、固定側入子駒15の移動量を算出することができる。そこで、固定側入子駒15の移動量を利用して、合否判定装置42で、成形品の合否判定を行なうことができる。なお、図5において、図1に示した部材と同一の部材には同一の符号を付してその説明を省略する。
本実施形態においても、位置センサ40により、固定側入子駒15の摺動が検出される。また、検出結果に基づいて、摺動量(移動量)を算出できる。このとき、固定側入子駒15の摺動量と保圧とが、いかなる関係にあれば、成形品の面精度が良品となるか等の関係を予め把握しておく。このようにしておけば、固定側入子駒15の位置(摺動量)と保圧とを検出することで、直ちに成形品の面精度の良否等を、より正確に判定することができる。
そこで、本実施の形態では、後述するように、固定側入子駒15の摺動量と保圧との関係を予め把握している。そして、その把握した関係から得られた結果に基づいて、合否判定装置41により表示するものである。これにより、固定側入子駒15の摺動に不具合が発生した場合はもとより、成形条件にバラツキが生じたとしても、成形品の面精度が不良か否かの判定が、より詳しく行なえる。そして、成形品の面精度が不良と判定された場合は、成形品を成形完了前に廃棄することができる。よって、成形後の成形品の面精度検査や肉厚検査を省略することができる。その結果、検査を含めた成形作業時間の短縮が可能となる。
図6は、射出成形用金型1の保圧と固定側入子駒15の摺動位置(摺動量)との関係を示す図である。同図において、横軸は溶融樹脂を射出した後の保圧(kgf/cm2)を示し、縦軸は固定側入子駒15の基準位置(11a)からの摺動位置(mm)を示している。この図6で明らかなように、溶融樹脂の保圧と固定側入子駒15の摺動位置とは略直線的な比例関係にあることがわかる。
本実施の形態では、前記基準位置を固定側型板11の当接面11aに設定しており(図2参照)、この基準位置(11a)から固定側入子駒15の段部15bまでの距離を算出している。ここで、ある光学素子の成形の場合には、保圧が略235〜285(kgf/cm2)で、かつ固定側入子駒15の基準位置(11a)からの距離が略1.042〜1.047(mm)の範囲内にあれば、成形品の面精度は良品となることが、予め確認されているものとする。これにより、合否判定装置41において、判定結果が良と判定されれば、成形後の成形品の面精度検査や肉厚検査を省略することができる。
[第5の実施の形態]
第5の実施の形態は、樹脂成形装置の別の例を示している。樹脂成形装置3は、図7に示すように、第1の合否判定装置(成形品の合否判定装置)43に加えて、第2の合否判定装置61を有する。図7に示すように、第2の合否判定装置61は、金型温度を検出する温度センサ60に接続されている。なお、図1に示した部材と同一の部材には同一の符号を付してその説明を省略する。
[第5の実施の形態]
第5の実施の形態は、樹脂成形装置の別の例を示している。樹脂成形装置3は、図7に示すように、第1の合否判定装置(成形品の合否判定装置)43に加えて、第2の合否判定装置61を有する。図7に示すように、第2の合否判定装置61は、金型温度を検出する温度センサ60に接続されている。なお、図1に示した部材と同一の部材には同一の符号を付してその説明を省略する。
前述したように、固定側入子駒15の摺動(位置)は、位置センサ40によって検出することができる。また、検出結果に基づいて、摺動量(移動量)を算出できる。よって、このときの算出値と樹脂射出後の保圧との相関関係を予め把握しておき、位置センサ40からの信号を合否判定装置41に入力すれば、成形品の良否を判定することが可能となる。
更に、本実施の形態では、温度センサ60により、金型温度を検出している。また、金型温度の変化による成形品への影響を、予め把握しておく。このようにすることで、温度センサ60からの温度情報に基づいて、合否判定装置61において、成形品の良否を判定することが可能となる。更に、合否判定装置41及び合否判定装置61の双方からの情報を入力する判定装置(不図示)を備えることもできる。このようにしておけば、より正確に、成形品の最終的な合否を決定することができる。
すなわち、本実施の形態では、例えば、予め設定した金型温度が変化した際の、金型温度の変化に対する成形品の面精度及び肉厚の相関関係を予め把握しておく。また、金型温度が変化した場合の成形品の面精度に与える影響についても予め確認しておく。そして、成形時に、位置センサ40と温度センサ60により夫々検出された値が、いずれも予め確認しておいた成形品の良品範囲を逸脱していた場合、又はいずれか一方の検出結果が成形品の良品範囲を逸脱していた場合には、最終的に成形品を不良と判断し、図示しない成形品取出し装置により不良品として廃棄する。
本実施の形態によれば、固定側入子駒15の移動量をパラメータとする合否判定装置41と、金型温度をパラメータとする合否判定装置61とを設け、成形時に固定側入子駒15の位置と金型温度を計測することで、高い確率で成形品の面精度の良否を判断することができる。これにより、成形条件のばらつきや、金型温度の変化等により成形品の面精度が不良となったものを、直接成形品を検査することなく成形完了前に判断することが可能となる。これにより、成形後の成形品の面精度検査及び肉厚検査等を省略して検査を含めた成形作業時間の短縮が可能となる。なお、良品と判定された成形品にあっても、面精度及び肉厚以外の検査は必要であるのは勿論である。
1 射出成形用金型
2 樹脂成形装置
3 樹脂成形装置
5 キャビティ
10 固定側金型
11 固定側型板
11a 当接面
13 固定側取付板
14 段付穴
15 固定側入子駒
15a 成形面
15b 段部
20 可動側金型
21 可動側型板
22 可動側取付板
26 可動側入子駒
26a 成形面
40 位置センサ
41 合否判定装置
45 段付穴
45a 座ぐり部
45b 貫通孔
45c 座面
46 ボルト
46a 頭部
46b 軸部
46c ネジ部
51 弾性部材
52 圧力センサ
60 温度センサ
61 合否判定装置
2 樹脂成形装置
3 樹脂成形装置
5 キャビティ
10 固定側金型
11 固定側型板
11a 当接面
13 固定側取付板
14 段付穴
15 固定側入子駒
15a 成形面
15b 段部
20 可動側金型
21 可動側型板
22 可動側取付板
26 可動側入子駒
26a 成形面
40 位置センサ
41 合否判定装置
45 段付穴
45a 座ぐり部
45b 貫通孔
45c 座面
46 ボルト
46a 頭部
46b 軸部
46c ネジ部
51 弾性部材
52 圧力センサ
60 温度センサ
61 合否判定装置
Claims (13)
- 溶融樹脂を用いて光学素子を成形する樹脂成形用金型において、
キャビティの一部を形成する摺動可能な入子駒と、
前記入子駒の摺動を検出するセンサと、
を備えていることを特徴とする樹脂成形用金型。 - 前記入子駒は、第1の柱状部と、該第1の柱状部よりも大きな外周部を有する第2の柱状部と、前記第1の柱状部と前記第2の柱状部の境界に形成された段部を有し、
前記センサは、前記段部と対向する位置に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の樹脂成形用金型。 - 前記入子駒は、摺動方向に沿って外周部の寸法が変化するテーパ部を有し、
前記センサは、前記テーパ部と対向する位置に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の樹脂成形用金型。 - 前記テーパ部は、前記入子駒の一端から他端にかけて形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の樹脂成形用金型。
- 前記テーパ部は、前記入子駒の一端から他端までのうちの一部に形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の樹脂成形用金型。
- 前記テーパ部の一端から他端までの間において、前記テーパ部の傾斜角が一定であることを特徴とする請求項3乃至請求項5のいずれか1項に記載の樹脂成形用金型。
- 前記テーパ部の一端から他端までの間において、前記テーパ部の傾斜角が変化することを特徴とする請求項3乃至請求項5のいずれか1項に記載の樹脂成形用金型。
- 前記入子駒の外周部に配置された型板を有し、
前記センサは、前記型板に設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の樹脂成形用金型。 - 前記センサは、先端部が前記型板の内部に位置するように配置されていることを特徴とする請求項8に記載の樹脂成形用金型。
- 前記入子駒は、前記キャビティ側の成形面と、前記キャビティ側とは反対側の後端面を有し、
前記センサは、前記後端面と対向する位置に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の樹脂成形用金型。 - 前記センサは圧力センサであり、
前記反対側の端面と該圧力センサの間に、弾性部材が配置されていることを特徴とする請求項10に記載の樹脂成形用金型。 - 請求項1乃至請求項11のいずれか1項に記載の樹脂成形用金型と、
前記センサにより検出された前記入子駒の摺動位置と、溶融樹脂充填後の保圧とに基づき成形品の合否を判定する判定装置と、を備えていることを特徴とする樹脂成形装置。 - 前記樹脂成形用金型の温度を測定する温度センサと、
該温度センサにより検出された金型温度に基づき成形品の合否を判定する第2の判定装置と、を備えていることを特徴とする請求項12に記載の樹脂成形装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005113626A JP2006289783A (ja) | 2005-04-11 | 2005-04-11 | 樹脂成形用金型及び樹脂成形装置 |
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2006289783A true JP2006289783A (ja) | 2006-10-26 |
Family
ID=37410890
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2005113626A Withdrawn JP2006289783A (ja) | 2005-04-11 | 2005-04-11 | 樹脂成形用金型及び樹脂成形装置 |
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Country | Link |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2010194966A (ja) * | 2009-02-26 | 2010-09-09 | Konica Minolta Opto Inc | 成形方法及びヒケなし限界保圧値の判断方法 |
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WO2020017579A1 (ja) * | 2018-07-18 | 2020-01-23 | クミ化成株式会社 | 射出成形用金型、および成形品の製造方法 |
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-
2005
- 2005-04-11 JP JP2005113626A patent/JP2006289783A/ja not_active Withdrawn
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