JP2006289579A - 多軸ヘッド交換式工作機械 - Google Patents

多軸ヘッド交換式工作機械 Download PDF

Info

Publication number
JP2006289579A
JP2006289579A JP2005115884A JP2005115884A JP2006289579A JP 2006289579 A JP2006289579 A JP 2006289579A JP 2005115884 A JP2005115884 A JP 2005115884A JP 2005115884 A JP2005115884 A JP 2005115884A JP 2006289579 A JP2006289579 A JP 2006289579A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
main body
fixed rail
rail
heads
axis
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005115884A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4699795B2 (ja
JP2006289579A5 (ja
Inventor
Motonori Uchikawa
元紀 内川
Tomoyoshi Miyagi
朋良 宮城
Norifumi Hirao
憲史 平尾
Kaname Goto
要 後藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority to JP2005115884A priority Critical patent/JP4699795B2/ja
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to GB1003695A priority patent/GB2465709B/en
Priority to GB0718908A priority patent/GB2439244B/en
Priority to US11/910,487 priority patent/US8167781B2/en
Priority to CN2009101306672A priority patent/CN101693302B/zh
Priority to BRPI0607513-4A priority patent/BRPI0607513B1/pt
Priority to PCT/JP2006/307559 priority patent/WO2006112290A1/ja
Publication of JP2006289579A publication Critical patent/JP2006289579A/ja
Publication of JP2006289579A5 publication Critical patent/JP2006289579A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4699795B2 publication Critical patent/JP4699795B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】 多軸ヘッド交換式工作機械による生産能力を向上させる。
【解決手段】 環状レール13を、第1本体部65に取付けた第1固定レール11と、第2本体部66に取付けた第2固定レール12と、加工ユニット35に取付けた第3固定レール43とに分割自在に連結し、インデックステーブル28に、それぞれの多軸ヘッド21〜26に係止離間自在な複数の係止部材78,79,106〜109を備え、これらのうちの係止部材106〜109を同時に多軸ヘッド23〜26に係止離間自在とするカム機構を含む係止部材作動機構を備え、第1固定レール11及び第3固定レール43を第2固定レール12から分離させることで、これらの第1固定レール11及び第3固定レール43に少数の多軸ヘッド21,22を残し、これらの多軸ヘッド21,22の一つを所定加工位置にインデックステーブル28により移動させる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、多軸ヘッド交換式工作機械の改良に関するものである。
従来の多軸ヘッド交換式工作機械として、複数のギャングヘッド(多軸ヘッド)を備え、これらのギャングヘッドをインデックステーブルにそれぞれ係合させて環状レール上を移動させるものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開昭63−114807号公報
特許文献1のFIG.2に示される通り、多軸工作機械30は、上下に配置した環状レール40a,40bに多軸ヘッドとしてのギャングヘッド42a〜42dを移動自在に取付け、これらのギャングヘッド42a〜42dを、環状レール40aの上方に配置したインデックステーブル44に係合させ、回転駆動源46によりインデックステーブル44を回転させて、ギャングヘッド42a〜42dを回転させ、治具台90に載せたワークWにギャングヘッド42a〜42dのうちの1台を臨ませることにより、ワークWを加工するギャングヘッド42a〜42dを順次交換する。
ギャングヘッド42a〜42dは、多数の工具を備えるために重量であり、ギャングヘッド42a〜42dを回転させて所定角度位置に移動させる場合に、ギャングヘッド42a〜42dの台数が多くなれば、それだけ重量も増加するから、インデックステーブル44の回転速度を小さくしなければならない。回転速度が小さくなれば、各ギャングヘッド42a〜42dでワークWを加工する間隔も長くなり、生産能力の低下を招く。
本発明の目的は、多軸ヘッド交換式工作機械による生産能力を向上させることにある。
請求項1に係る発明は、インデックス駆動源を有する本体部と、この本体部を囲む環状レールと、この環状レールに移動自在に取付けるとともに、インデックス駆動源により駆動されるインデックステーブルに係止自在とした複数の多軸ヘッドと、これらの多軸ヘッドから選択した一つの多軸ヘッドに備える複数の工具を駆動するために多軸ヘッドに着脱自在とした加工ユニットとを備えた多軸ヘッド交換式工作機械において、本体部を、第1本体部と、この第1本体部に設けた駆動源により第1本体部と相対移動自在とした第2本体部とから構成し、環状レールを、第1本体部に取付けた第1固定レールと、第2本体部に取付けた第2固定レールと、加工ユニットに取付けた第3固定レールとに分割自在に連結し、インデックステーブルに、それぞれの多軸ヘッドに係止離間自在な複数の係止部材を備え、第1本体部の上部にインデックステーブルを回転自在に取付け、複数の係止部材のうちの一部を同時に多軸ヘッドに係止離間自在とするカム機構を含む係止部材作動手段を備え、第1固定レール及び第3固定レールを第2固定レールから分離させることで、これらの第1固定レール及び第3固定レールに少数の多軸ヘッドを残し、これらの多軸ヘッドの一つを所定加工位置にインデックステーブルにより移動させることを特徴とする。
第1本体部と第2本体部とを相対移動させ、第1固定レールと第2固定レールとを分離して複数の多軸ヘッドを第1固定レール側と第2固定レール側とに分け、例えば、第1固定レール側の多軸ヘッドを加工ユニットで駆動する。
第1固定レール側の多軸ヘッドは台数が少なくなるから重量が小さくなり、これらの多軸ヘッドをインデックステーブルに係止してインデックス駆動源で駆動するときに、第1固定レール上の多軸ヘッドの移動を速めることが可能になる。
請求項2に係る発明は、第1本体部の環状レールの内側に、一端を支軸に揺動自在に取付けるとともに他端に第1カム溝を有する第1カム部材を含み且つ可動レールを外側部に備える拡開部材と、第1本体部の中央部近傍に設けたブラケット部材と、このブラケット部材に一つの頂点を揺動自在に取付けるとともに他の二つの頂点にそれぞれ第1・第2軸部材を設け且つこの第1軸部材を拡開部材の第1カム溝に移動自在に挿入したほぼ三角形状のリンクプレートと、を備え、第2本体部の環状レールの内側に、第1本体部と第2本体部とが相対移動する方向に延びるストレート溝部及びこのストレート溝部からブラケット部材側に接近するように第2本体部の中央側に屈曲した屈曲溝部からなるほぼL字形状の第2カム溝が形成され且つこの第2カム溝にリンクプレートの第2軸部材が移動自在に挿入された第2カム部材を備え、第1本体部と第2本体部とを近接させて第1固定レールと第2固定レールとを連結したときには、第2軸部材が第2カム部材のストレート溝部内に位置して可動レールが第1本体部内に格納され、第1本体部と第2本体部とを相対移動させて第1固定レールと第2固定レールとを離したときには、第2軸部材が第2カム部材の屈曲溝部内へ移動して、第1軸部材がブラケット部材を支点にして外側方へスイングし、第1カム部材が支軸を中心にして拡開するように外側方へスイングすることで可動レールが第1固定レールの延長上に移動することを特徴とする。
第1本体部と第2本体部とが近接して第1固定レールと第2固定レールとが連結したときには、リンクプレートの第2軸部材が第2カム部材のストレート溝部内に位置し、リンクプレートの第1軸部材は第1カム部材の第1カム溝内に位置し、この第1カム部材を含む拡開部材の外側部に備える可動レールは第1本体部内に格納される。
第1本体部と第2本体部とが相対移動してリンクプレートの第2軸部材が第2カム部材のストレート溝部内を移動するときには、ストレート溝部が第1本体部と第2本体部とが相対移動する方向に延びるから、リンクプレートの第2軸部材は第1本体部上で静止した状態にあり、ブラケット部材に対してリンクプレートはスイングしないから、リンクプレートに第1軸部材を介して連結した拡開部材もスイングしない。
第1本体部と第2本体部とが相対移動して第1固定レールと第2固定レールとが離れ、リンクプレートの第2軸部材が、第2カム部材のストレート溝部からブラケット部材側に接近するように第2本体部の中央側に屈曲した屈曲溝部内へ移動するときには、第2軸部材は第2本体部の中央側に移動するので、リンクプレートの第1軸部材はブラケット部材を支点にして第2本体部の外側方へスイングする。従って、第1軸部材に連結した第1カム部材は支軸を中心にして第2本体部の外側方へスイングし、このカム部材を含む拡開部材は拡開するように外側方へスイングするため、可動アームは外側方へ移動し、第1固定レールに連結して第1固定レールの延長部材となる。
請求項3に係る発明は、第1本体部の環状レールの内側に、一端を支軸に揺動自在に取付けるとともに可動レールを外側部に有する拡開部材を備え、第1本体部と第2本体部とを近接させて第1固定レールと第2固定レールとを連結したときには、可動レールが第1本体部内に格納され、第1本体部と第2本体部とが相対移動して第1固定レールと第2固定レールとが離れたときには、可動レールが第1固定レールの延長上に移動し、可動レールの移動は、拡開部材を、駆動源による第1本体部と第2本体部との相対移動を動力として揺動させることにより行うことを特徴とする。
駆動源により第1本体部と第2本体部とを相対移動させ、この相対移動を動力として拡開部材を揺動させて、拡開部材の外側部に有する可動レールを、第1本体部内の格納状態から第1固定レールの延長上に移動させる。
請求項1に係る発明では、環状レールを、第1本体部に取付けた第1固定レールと、第2本体部に取付けた第2固定レールと、加工ユニットに取付けた第3固定レールとに分割自在に連結し、インデックステーブルに、それぞれの多軸ヘッドに係止離間自在な複数の係止部材を備え、第1本体部の上部にインデックステーブルを回転自在に取付け、複数の係止部材のうちの一部を同時に多軸ヘッドに係止離間自在とするカム機構を含む係止部材作動手段を備えたので、第1本体部と第2本体部とを相対移動させて第1固定レールと第2固定レールとを分離したときには、第1固定レール及び第3固定レールには少数の多軸ヘッドが残るため、多軸ヘッドの総重量が軽減され、多軸ヘッドの移動速度を高めることができる。従って、多軸ヘッドの所定位置への位置決めの時間を短縮することができ、サイクルタイムを短縮することができて、生産能力を向上させることができる。
請求項2に係る発明では、第1固定レールと第2固定レールとを分離しても、第1固定レールの延長上に可動レールを配置するので、第1固定レール側の多軸ヘッドの移動範囲を確保することができる。
請求項3に係る発明では、第1本体部と第2本体部との相対移動を動力として、可動レールを移動させるので、第1本体部に設けた駆動源以外に、特別に独立して可動レール移動用動力源を必要とせず、簡便且つ軽量な装置となる。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係る多軸ヘッド交換式工作機械の斜視図であり、多軸ヘッド交換式工作機械10は、X軸方向に第1固定レール11(アッパ第1固定レール11aとこのアッパ第1固定レール11aの下方に設けたロア第1レール11bとからなる。)と第2固定レール12(アッパ第2固定レール12aとこのアッパ第2固定レール12aの下方に設けたロア第2レール12bとからなる。)とに分割可能な環状レール13(アッパ環状レール13aとこのアッパ環状レール13aの下方に設けたロア環状レール13bとからなる。)に複数の多軸ヘッド(ギャングヘッドとも呼ばれる。)21〜26を移動自在に取付け、第1固定レール11と第2固定レール12とを連結した際には、環状レール13の上方中央に設けたインデックステーブル28を回転駆動源31により回転駆動することで多軸ヘッド21〜26を環状レール13に沿って移動させ、第1固定レール11と第2固定レール12とを分離した際には、第1固定レール11側に位置する、例えば、多軸ヘッド21,22を第1固定レール11及びこの第1固定レール11に連結した可動レール33(アッパ可動レール33aとこのアッパ可動レール33aの下方に設けたロア可動レール33bとからなる。詳細は後述する。)上で移動させ、これらの多軸ヘッド21,22のうちの1台、例えば、多軸ヘッド21を加工ユニット35に連結し、この加工ユニット35に設けた駆動源(不図示)の動力で多軸ヘッド21に備える複数の回転工具(説明の都合上、回転工具の一部に符号36〜38を記す。)を駆動し、図示せぬ治具台に載せたワークを加工するものである。
図2は本発明に係る加工ユニットを説明する斜視図であり、加工ユニット35は、回転工具を駆動させる駆動源39を備え、基台41に設けたX軸方向に延びるレール41a,41aに移動自在に取付けたものであり、基台41の後部に取付けた回転駆動源42によりボールねじ45を回転させることでこのボールねじ45にねじ結合するナット部材46を備える加工ユニット35をX軸方向に移動させる。
また、加工ユニット35は、第1レール11(図1参照)に連結されるとともに環状レール13(図1参照)の一部を構成する第3固定レール43を支持するために上部に左右一対のアッパシリンダ装置47A,47B、下部に左右一対のロアシリンダ装置48A,48Bを備える。
第3固定レール43は、アッパ第3固定レール43aとこのアッパ第3固定レール43aの下方に設けたロア第3固定レール43bとからなり、アッパシリンダ装置47A,47Bに備えるロッド51,51の先端にアッパ第3固定レール43aを取付け、ロアシリンダ装置48A,48Bに備えるロッド52,52の先端にロア第3固定レール43bを取付ける。
図3は本発明に係る多軸ヘッド交換式工作機械の断面図であり、多軸ヘッド交換式工作機械10は、基台41と、この基台41に設けた本体部61と、この本体部61に設けた環状レール13と、この環状レール13に移動自在に取付けた多軸ヘッド21〜26(多軸ヘッド21のみ示す。)と、これらの多軸ヘッド21〜26を移動させるために本体部61の上部に設けたインデックス機構62と、前述の加工ユニット35とからなる。
本体部61は、ワークを載せる治具台側(図の左方)に位置する第1本体部65と、基台41に移動自在に取付けた第2本体部66とからなる。
第1本体部65は、前述の第1固定レール11と、内部に加工ユニット35を収納するとともに上部にインデックス機構62を設けたかまくら形のハウジング68と、回転駆動源71を支持する駆動源支持部72とを備え、基台41に固定した部分である。
第2本体部66は、上部に第2固定レール12を取付け、下部にナット部材73を取付けたものであり、このナット部材73を第1本体部65側の回転駆動源71に取付けたボールねじ74にねじ結合することで、回転駆動源71を作動させてボールねじ74を回転させたときにナット部材73を介して第2本体部66を第1本体部65に対してX軸方向に移動させる。
インデックス機構62は、ハウジング68の天井部68aに取付けた回転駆動源31と、天井部68aに軸部(不図示)を介して回転自在に取付けるとともに回転駆動源31によって回転駆動されるインデックステーブル28と、このインデックステーブル28を多軸ヘッド21〜26に係止する係止機構76とからなる。この係止機構76については後で詳述する。
図4は本発明に係る多軸ヘッド交換式工作機械の平面図であり、第1本体部65に対して第2本体部66を離れる方向に移動させ、第1本体部65側の第1固定レール11と、第2本体部66側の第2固定レール12とを分離した状態を示す。なお、多軸ヘッド21〜26の回転工具は省略する(以下同じ)。
第1本体部65側は、第1固定レール11及び第3固定レール43に多軸ヘッド21,22が残り、これらの多軸ヘッド21,22の上部中央に設けたそれぞれの被係止片81をインデックス機構62の係止機構76で係止し、多軸ヘッド21,26を所定位置に位置決めした状態にあり、多軸ヘッド21は加工位置にある。
係止機構76は、多軸ヘッド21,22のそれぞれの被係止片81を係止する係止部材78,79を備える。
また、第2本体部66側は、第2固定レール12の所定位置に多軸ヘッド23〜26が固定された状態にある。なお、83,84は一対のレールであり、第2本体部66が移動するためのものである。
図中の87,87,88,88(符号87,87のみ示す。符号88については図3参照。)は、多軸ヘッド21〜26をそれぞれ環状レール13及び可動レール33に懸架するためのアーム部である(アーム部87,87はアッパ環状レール13a及びアッパ可動レール33a側、アーム部88,88はロア環状レール13b及びロア可動レール33b側にそれぞれ設けた部材である。)。
図5は図4の5矢視図であり、第1本体部65の駆動源支持部72に回転駆動源71を取付け、第1本体部65に取付けたレール83,84にそれぞれ滑り部材86を移動自在に嵌合させ、これらの滑り部材86,86に第2本体部66を取付けたことを示す。
図6は本発明に係る係止機構の平面図であり、係止機構76は、ハウジング68の天井部68a(図3参照)の中央に取付けた軸部材91と、この軸部材91で回転自在に支持した多角形状の係止カム部材92と、この係止カム部材92の各頂点に接近するように形成した円弧状のカム溝92a〜92d内にそれぞれ設けたピン94〜97と、これらのピン94〜97に一端を連結するとともにハウジング68に突出形成した凸部98の溝98aに移動自在に挿入したロッド部材101〜104と、これらのロッド部材101〜104のそれぞれの他端に設けた鉤部101a〜104aに一端を係合させるとともに他端に多軸ヘッド21〜26(図1参照)の被係止片81に係止する係止用切欠き106b〜109bを形成した係止部材106〜109と、係止カム部材92を回転させる駆動力を発生させるためにハウジング68の外壁に設けたブラケット部68bに一端を揺動自在に取付けるとともに他端を係止カム部材92に取付ブラケット112を介して取付けたカム駆動シリンダ装置113と、係止カム部材92の回転を規制するストッパ部材114とからなる。
カム溝92a〜92dは、一端92eが軸部材91に近く、他端92f(この図でピン94〜97が位置する側である。)が一端92eよりも軸部材91から遠くなるように形成した部分である。
以上の係止カム部材92及びピン94〜97はカム機構111を構成する部材であり、係止機構76から係止部材106〜109を除いたものは、係止部材作動機構115を構成するものである。
係止部材106〜109は、図3に戻って、ロッド部材101〜104(ロッド部材102のみ示す。)の鉤部101a〜104a(鉤部102aのみ示す。)に掛ける鉤部106a〜109a(鉤部107aのみ示す。)を備え、インデックステーブル28の下部に移動自在に取付けたものである。
図6において、カム駆動シリンダ装置113は、シリンダ部116と、このシリンダ部116に作用させた油圧でシリンダ部116から出入りするロッド部材117とからなる。ここで、121,122は左右一対のアッパ第1固定レール11a,11aを支持するためにハウジング68から延ばした腕部である。なお、左右一対のロア第1固定レール11b,1b(図2参照)を支持する腕部は省略する。
図7は本発明に係る第2本体部の要部を示す平面図であり、第2本体部66は、隣り合う多軸ヘッド23,24の第2固定レール12上の移動をロックする移動ロック機構131を設けたものである。
移動ロック機構131は、多軸ヘッド23,24のアーム部87,87,88,88(符号87のみ示す。)に設けたインナサイドローラ部材133に係合する係合凹部134a,134aを形成したロックプレート134を備える。
インナサイドローラ部材133は、アッパ第2固定レール12a及びロア第2固定レール12b(図1参照)のそれぞれの内周面を転がることで多軸ヘッド23,24を第2固定レール12に移動自在に取付けるものであり、他の多軸ヘッド21,22,25,26(図4参照)の端部にも備える。
また、図中の135はアーム部87,87,88,88に設けたアッパローラ部材であり、アッパ第2固定レール12a及びロア第2固定レール12bのそれぞれの上面を転がることで多軸ヘッド23,24を第2固定レール12に移動自在に取付けるものである。このアッパローラ部材135は、他の多軸ヘッド21,22,25,26の端部にも備える。
また、多軸ヘッド21〜26は、アッパ第2固定レール12a及びロア第2固定レール12bのそれぞれの外周面を転がることで多軸ヘッド23,24を第2固定レール12に移動自在に取付けるアウタサイドローラ部材(不図示)を備える。
これらのインナサイドローラ部材133、アッパローラ部材135、アウタサイドローラ部材及びアーム部87,87,88,88は、環状レール13に多軸ヘッド21〜26を移動自在に懸架する懸架機構130を構成するものであり、この懸架機構130は、多軸ヘッド21〜26のそれぞれに備える。
上記したように、移動ロック機構131を設けることで、インデックス機構62によって多軸ヘッド23,24及び多軸ヘッド25,26(図1参照)が係止されていないときに、多軸ヘッド23,24,25,26の第2固定レール12上での移動を防止して所定位置に停止させておくことができる。
図8(a),(b)は本発明に係る移動ロック機構の説明図であり、(a),(b)共に図7の8−8線断面図に相当するものである。
(a)において、移動ロック機構131は、ロックプレート134と、このロックプレート134を上下動させるために第2本体部66の枠体66aに取付けたシリンダ装置136と、ロックプレート134の上限位置と下限位置とを検出するために枠体66aにL字形ブラケット137を介して取付けた位置検出センサ141,142と、ロックプレート134の移動をガイドするガイドロッド(不図示)とからなる。
シリンダ装置136は、シリンダ部144と、このシリンダ部144に供給した油圧によりシリンダ部144から出入りするロッド部材145とからなり、ロッド部材145の先端にナット部材146〜148でロックプレート134を取付けたものである。
図では、ロックプレート134が上限に位置し、係合凹部134a,134a(一方の符号134aのみ示す。)がインナサイドローラ部材133,133(一方の符号133のみ示す。)に係合した状態にある。
(b)は、シリンダ装置136が作動し、ロックプレート134が下降して下限に位置する状態を示す。これにより、移動ロック機構131によるインナサイドローラ部材133,133(一方の符号133のみ示す。)のロックが解除される。
図9は本発明に係る可動レールを駆動する可動レール駆動機構を示す平面図であり、可動レール33を駆動する可動レール駆動機構150は、ハウジング68に取付けた一対の左駆動機構151及び右駆動機構152からなり、これらの左駆動機構151と右駆動機構152とは中心線153に対して対称であり、基本構造は同一であるため、以降は右駆動機構152のみ説明する。
右駆動機構152は、ハウジング68の腕部122に取付けた支軸155と、この支軸155に一端をスイング自在に取付けるとともに他端にコ字形状の第1カム部材156を取付け且つ可動レール33(即ち、アッパ可動レール33a及びロア可動レール33b(図1参照))を外側部に備えた拡開部材157と、ハウジング68の側壁68cに取付けたブラケット部材158と、このブラケット部材158に設けた支軸161に一つの頂点166a近傍をスイング自在に取付けるとともに他の二つの頂点166b,166c近傍にそれぞれ第1軸部材163及び第2軸部材164を取付け且つ第1軸部材163を拡開部材157のカム部材156に設けた第1カム溝156aに移動自在に挿入した三角形状のリンクプレート166と、第2本体部66の枠体66aに取付けられるとともに第2カム溝167aが形成され且つこの第2カム溝167a内にリンクプレート166の第2軸部材164が移動自在に挿入されたほぼL字形状の第2カム部材167とからなる。
図9から分かる通り、第2カム溝167aは、第2カム部材167の外形と同様なほぼL字形状の溝である。
アッパ可動レール33aは、円弧形状の部材であり、アッパ第1固定レール11aの延長上に位置することでアッパ第1固定レール11aと共に円の一部を構成する。
ロア可動レール33bは、円弧形状の部材であり、ロア第1固定レール11bの延長上に位置することでロア第1固定レール11bと共に円の一部を構成する。
カム部材156の第1カム溝156aは、支軸155から見て拡開部材157の他端向き、即ち遠心方向にストレートに設けた部分である。
拡開部材157及びリンクプレート166は、第1本体部65を構成する部材である。
第2カム部材167の第2カム溝167aは、中心線153と平行に延びるストレート溝部167bと、このストレート溝部167bの一端側でブラケット部材158に近接するように中心線153側に屈曲した屈曲溝部167cとからなり、この屈曲溝部167cの端部に第2軸部材164が移動したときに、アッパ可動レール33a及びロア可動レール33bはアッパ第1固定レール11a及びロア第1固定レール11bのそれぞれの延長上に移動する。
第1本体部65側の支軸155の軸心とブラケット部材158の支軸161の軸心とを通る直線170は中心線153に平行であり、図では、第2軸部材164の軸心も直線170上に位置する。
図中の11c,11cはアッパ第1固定レール11a及びロア第1固定レール11bのそれぞれの端面、12c,12cは円弧形状としたアッパ第2固定レール12a及びロア第2固定レール12bのそれぞれの端面であり、第2本体部66が第1本体部65に移動したときに、端面11c,11cに端面12c,12cがそれぞれ連結する。
以上に述べた多軸ヘッド交換式工作機械10の各部の作用を次に説明する。
図10は本発明に係る係止機構の作用を示す作用図である。
図6の状態から図10に示すように、カム駆動シリンダ装置113を作動させてロッド部材117を伸ばすと、係止カム部材92が軸部材91を中心にして時計回りに回転し、カム溝92a〜92dに挿入したピン94〜97がそれぞれカム溝92a〜92dの他端92fから一端92eに移動するため、ロッド部材101〜104はピン94〜97の移動に伴って軸部材91に近づくように移動し、ロッド部材101〜104に連結した係止部材106〜109が多軸ヘッド23〜26(図4参照)の被係止片81から外れる。
図11は本発明に係る可動レール駆動機構の作用を示す第1作用図である。
第1本体部65に第2本体部66を近接させて、第1固定レール11に第2固定レール12を連結した状態を示す。
拡開部材157の第1カム溝156a及びリンクプレート166の第1軸部材163の軸心は直線170上に位置し、リンクプレート166の第2軸部材164は第2カム部材167のストレート溝部167bの端部に位置する。
図12は本発明に係る可動レール駆動機構の作用を示す第2作用図である。
第1本体部65に対して第2本体部66が中心線153の延びる方向であって第1本体部65から離れる方向に移動し始めると、リンクプレート166の第2軸部材164は、第2カム部材167の中心線153と平行なストレート溝部167b内を移動する。従って、リンクプレート166はスイングせず、拡開部材157もスイングせず、静止したままの状態である。
図13は本発明に係る可動レール駆動機構の作用を示す第3作用図である。
第1本体部65に対して第2本体部66が中心線153の延びる方向であって第1本体部65から離れる方向に移動し続け、リンクプレート166の第2軸部材164が、第2カム部材167のストレート溝部167bから屈曲溝部167c内へ移動すると、第2軸部材164は中心線153側に近づくから、スイングプレート166は、矢印Aで示すように、ブラケット部材158の支軸161を中心にして時計回りにスイングし、スイングプレート166の第1軸部材163の移動に伴って、拡開部材157が、矢印Bで示すように、支軸155を中心にして反時計回りにスイングする。
第1本体部65に対して第2本体部66が更に離れるように移動すれば、リンクプレート166の第2軸部材164は屈曲溝部167cの端部側に移動するため、リンクプレート166が更に矢印Aの向きにスイングし、拡開部材157は更に矢印Bの向きにスイングして、図9に示した状態となる。即ち、可動レール33が第1固定レール11に連結する。
以上に述べた多軸ヘッド交換式工作機械10の多軸ヘッド21〜26の割出し及び交換を以下に順に説明する。
図14(a),(b)は本発明に係る多軸ヘッド交換式工作機械の作用を示す第1作用図である。
(a)において、第1固定レール11と第2固定レール12とを連結した状態で、インデックス機構62により、例えば、多軸ヘッド21〜26(位置の把握を容易にするためにそれぞれの多軸ヘッド21〜26に1〜6の番号を付けた。)のうちの多軸ヘッド21を中心線153上に移動させ、この位置から加工ユニットとともに矢印Cの方向に前進させ、ワークWの加工を行う。ワークWの加工が終了したら、多軸ヘッド21を元の位置に後退させ、多軸ヘッド23〜26のうちの少なくとも1台を交換するためにインデックス機構62により多軸ヘッド21〜26を環状レール13上で、矢印Dで示すように、反時計回りに移動させる。このとき、インデックス機構62の係止部材78,79,106〜109で多軸ヘッド21〜26のそれぞれの被係止片81を係止した状態にある。
(b)は、多軸ヘッド21〜26が、(a)に示した位置に対して、隣り合う多軸ヘッドのなす角度の半分、即ち30°だけ移動した状態を示す。
この状態で、第2固定レール12側に位置する多軸ヘッド23〜26が第2固定レール12上で移動しないように、多軸ヘッド23,24を一方の移動ロック機構131でロックし、多軸ヘッド25,26を他方の移動ロック機構131でロックする。なお、アーム部87については、説明に必要な部分のみ図示し、他は省略した(以下同じ)。
図15(a),(b)は本発明に係る多軸ヘッド交換式工作機械の作用を示す第2作用図である。
(a)において、係止機構76(図6参照)を作動させ、係止部材106〜109による多軸ヘッド23〜26の被係止片81の係止を解除する。なお、係止部材78,79と多軸ヘッド21,22の被係止片81とは係止した状態にある。
ここで、被係止片81の係止を解除しても、多軸ヘッド23〜26は移動ロック機構131,131でロックされているため、第2固定レール12上を移動することはない。
次に、矢印Eで示す向きに第2本体部66を第1本体部65に対して移動させる。
(b)は第2本体部66の移動後の状態である。第2本体部66の移動に伴って、第1本体部65の内側に格納してあった可動レール33(クロスハッチングを施した部分である。)が第1固定レール11の延長上に移動する。
図16(a),(b)は本発明に係る多軸ヘッド交換式工作機械の作用を示す第3作用図である。
(a)において、係止機構76(図6参照)を作動させ、係止部材106〜109を突出させる。これは、係止部材106〜109を突出させないと、インデックス機構62が作動しない、即ち、インデックステーブル28が回転しないからであり、例えば、第1固定レール11と第2固定レール12とを連結した状態で、多軸ヘッド23〜26の被係止片81に係止部材106〜109が係止されないでインデックステーブル28が回転した場合に、インデックステーブル28と多軸ヘッド23〜26との位置関係が異なってしまうのを防止する。次に、インデックス機構62を作動させて、多軸ヘッド21,22を、矢印Fに示すように、反時計回りに回転させる。
(b)において、多軸ヘッド22を中心線153上に移動させ、この位置から加工ユニットとともに矢印Gの方向に前進させ、ワークWの加工を行う。
多軸ヘッド22でワークWを加工中に、多軸ヘッド23〜26のうちの少なくとも1台を第2固定レール12から外して、別の多軸ヘッドに交換し、回転工具の段取り替えをする。
多軸ヘッド22によるワークWの加工が終了したら、多軸ヘッド22を元の位置に後退させる。この後は、次に多軸ヘッド21を中心線153上に移動させ、前述と同様にワークWの加工を行ってもよいし、図16(a)→図15(b)→図15(a)→図14(b)というような工程を経て、図14(a)に戻ってもよい。
以上の図1、図3及び図4に示したように、本発明は第1に、インデックス駆動源としての回転駆動源31を有する本体部61と、この本体部61を囲む環状レール13(図11参照)と、この環状レール13に移動自在に取付けるとともに、回転駆動源31により駆動されるインデックステーブル28に係止自在とした複数の多軸ヘッド21〜26と、これらの多軸ヘッド21〜26から選択した一つの多軸ヘッド21に備える複数の工具としての回転工具36〜38を駆動するために多軸ヘッド21に着脱自在とした加工ユニット35とを備えた多軸ヘッド交換式工作機械10において、本体部61を、第1本体部65と、この第1本体部65に設けた回転駆動源71により第1本体部65に対して相対移動自在とした第2本体部66とから構成し、環状レール13を、第1本体部65に取付けた第1固定レール11と、第2本体部66に取付けた第2固定レール12と、加工ユニット35に取付けた第3固定レール43とに分割自在に連結し、インデックステーブル28に、それぞれの多軸ヘッド21〜26に係止離間自在な複数の係止部材78,79,106〜109を備え、第1本体部65の上部にインデックステーブル28を回転自在に取付け、複数の係止部材78,79,106〜109のうちの一部である係止部材106〜109を同時に多軸ヘッド23〜26に係止離間自在とするカム機構111(図6参照)を含む係止部材作動手段としての係止部材作動機構115(図6参照)を備え、第1固定レール11及び第3固定レール43を第2固定レール12から分離させることで、これらの第1固定レール11及び第3固定レール43に少数の多軸ヘッド21,22を残し、これらの多軸ヘッド21,22の一つを所定加工位置にインデックステーブル28により移動させることを特徴とする。
環状レール13を、第1本体部65に取付けた第1固定レール11と、第2本体部66に取付けた第2固定レール12と、加工ユニット35に取付けた第3固定レール43とに分割自在に連結し、インデックステーブル28に、それぞれの多軸ヘッド21〜26に係止離間自在な複数の係止部材78,79,106〜109を備え、第1本体部65の上部にインデックステーブル28を回転自在に取付け、複数の係止部材78,79,106〜109のうちの一部の係止部材106〜109を同時に多軸ヘッド23〜26に係止離間自在とするカム機構111を含む係止部材作動機構115を備えたので、第1本体部65と第2本体部66とを相対移動させて第1固定レール11と第2固定レール12とを分離したときには、第1固定レール11及び第3固定レール43には少数の多軸ヘッド21,22が残るため、インデックステーブル28上の多軸ヘッド21,22の総重量が軽減され、多軸ヘッド21,22の移動速度を高めることができる。従って、多軸ヘッド21,22の所定位置への位置決めの時間を短縮することができ、サイクルタイムを短縮することができて、生産能力を向上させることができる。
本発明は第2に、図4及び図9に示したように、第1本体部65の環状レール13の内側に、一端を支軸155にスイング自在に取付けるとともに他端に第1カム溝156aを有する第1カム部材156を含み且つ可動レール33を外側部に備える拡開部材157と、第1本体部65の中央部近傍に設けたブラケット部材158と、このブラケット部材158に一つの頂点166a近傍をスイング自在に取付けるとともに他の二つの頂点166b,166c近傍にそれぞれ第1軸部材163、第2軸部材164を設け且つこの第1軸部材163を拡開部材157の第1カム溝156aに移動自在に挿入したほぼ三角形状のリンクプレート166と、を備え、第2本体部66の環状レール13の内側に、第1本体部65と第2本体部66とが相対移動する方向に延びるストレート溝部167b及びこのストレート溝部167bからブラケット部材158側に接近するように第2本体部66の中央側に屈曲した屈曲溝部167cからなるほぼL字形状の第2カム溝167aが形成され且つこの第2カム溝167aにリンクプレート166の第2軸部材164が移動自在に挿入された第2カム部材167を備え、第1本体部65と第2本体部66とを近接させて第1固定レール11と第2固定レール12とを連結したときには、第2軸部材164が第2カム部材167のストレート溝部167b内に位置して可動レール33が第1本体部65内に格納され、第1本体部65と第2本体部66とを相対移動させて第1固定レール11と第2固定レール12とを離したときには、第2軸部材164が第2カム部材167の屈曲溝部167c内へ移動して、第1軸部材163がブラケット部材158を支点にして外側方へスイングし、第1カム部材156が支軸155を中心にして拡開するように外側方へスイングすることで可動レール33が第1固定レール11の延長上に移動することを特徴とする。
第1固定レール11と第2固定レール12とを分離しても、第1固定レール11の延長上に可動レール33を配置するので、第1固定レール11側の多軸ヘッド21,22の移動範囲を確保することができる。
本発明は第3に、第1本体部65の環状レール13の内側に、一端を支軸155に揺動自在に取付けるとともに可動レール33を外側部に有する拡開部材157を備え、第1本体部65と第2本体部66とを近接させて第1固定レール11と第2固定レール12とを連結したときには、可動レール33が第1本体部65内に格納され、第1本体部65と第2本体部66とが相対移動して第1固定レール11と第2固定レール12とが離れたときには、可動レール33が第1固定レール11の延長上に移動し、可動レール33の移動は、拡開部材157を、回転駆動源71による第1本体部65と第2本体部66との相対移動を動力として揺動させることにより行うことを特徴とする。
第1本体部65と第2本体部66との相対移動を動力として、可動レール33を移動させるので、第1本体部65に設けた回転駆動源71以外に、特別に独立して可動レール移動用動力源を必要とせず、簡便且つ軽量な装置となる。
尚、本実施形態では、図4に示したように、環状レール13上に多軸ヘッド21〜26を6台懸架したが、これに限らず、環状レール13上に多軸ヘッドを3台〜5台、あるいは、更に多く懸架してもよい。
本発明の多軸ヘッド交換式工作機械は、多軸ヘッドを移動させる環状レールを分割式としたものに好適である。
本発明に係る多軸ヘッド交換式工作機械の斜視図である。 本発明に係る加工ユニットを説明する斜視図である。 本発明に係る多軸ヘッド交換式工作機械の断面図である。 本発明に係る多軸ヘッド交換式工作機械の平面図である。 図4の5矢視図である。 本発明に係る係止機構の平面図である。 本発明に係る第2本体部の要部を示す平面図である。 本発明に係る移動ロック機構の説明図である。 本発明に係る可動レールを駆動する可動レール駆動機構を示す平面図である。 本発明に係る係止機構の作用を示す作用図である。 本発明に係る可動レール駆動機構の作用を示す第1作用図である。 本発明に係る可動レール駆動機構の作用を示す第2作用図である。 本発明に係る可動レール駆動機構の作用を示す第3作用図である。 本発明に係る多軸ヘッド交換式工作機械の作用を示す第1作用図である。 本発明に係る多軸ヘッド交換式工作機械の作用を示す第2作用図である。 本発明に係る多軸ヘッド交換式工作機械の作用を示す第3作用図である。
符号の説明
10…多軸ヘッド交換式工作機械、11…第1固定レール、12…第2固定レール、13…環状レール、21〜26…多軸ヘッド、28…インデックステーブル、31…インデックス駆動源(回転駆動源)、33…可動レール、35…加工ユニット、36〜38…工具(回転工具)、43…第3固定レール、61…本体部、65…第1本体部、66…第2本体部、71…駆動源(回転駆動源)、78,79,106〜109…係止部材、111…カム機構、115…係止部材作動手段(係止部材作動機構)、155…支軸、156…第1カム部材、156a…第1カム溝、157…拡開部材、158…ブラケット部材、163…第1軸部材、164…第2軸部材、166…リンクプレート、166a,166b,166c…頂点、167…第2カム部材、167a…第2カム溝、167b…ストレート溝部、167c…屈曲溝部。

Claims (3)

  1. インデックス駆動源を有する本体部と、
    この本体部を囲む環状レールと、
    この環状レールに移動自在に取付けるとともに、前記インデックス駆動源により駆動されるインデックステーブルに係止自在とした複数の多軸ヘッドと、
    これらの多軸ヘッドから選択した一つの多軸ヘッドに備える複数の工具を駆動するために前記多軸ヘッドに着脱自在とした加工ユニットとを備えた多軸ヘッド交換式工作機械において、
    前記本体部は、第1本体部と、この第1本体部に設けた駆動源により第1本体部と相対移動自在とした第2本体部とからなり、
    前記環状レールは、前記第1本体部に取付けた第1固定レールと、前記第2本体部に取付けた第2固定レールと、前記加工ユニットに取付けた第3固定レールとに分割自在に連結にされ、
    前記インデックステーブルは、それぞれの前記多軸ヘッドに係止離間自在な複数の係止部材を備え、
    前記第1本体部は、上部に前記インデックステーブルを回転自在に取付け、複数の前記係止部材のうちの一部を同時に前記多軸ヘッドに係止離間自在とするカム機構を含む係止部材作動手段を備え、
    前記第1固定レール及び第3固定レールを前記第2固定レールから分離させることで、これらの第1固定レール及び第3固定レールに少数の多軸ヘッドを残し、これらの多軸ヘッドの一つを所定加工位置に前記インデックステーブルにより移動させることを特徴とする多軸ヘッド交換式工作機械。
  2. 前記第1本体部は、前記環状レールの内側に、
    一端を支軸に揺動自在に取付けるとともに他端に第1カム溝を有する第1カム部材を含み且つ可動レールを外側部に備える拡開部材と、
    前記第1本体部の中央部近傍に設けたブラケット部材と、
    このブラケット部材に一つの頂点を揺動自在に取付けるとともに他の二つの頂点にそれぞれ第1・第2軸部材を設け且つこの第1軸部材を前記拡開部材の前記第1カム溝に移動自在に挿入したほぼ三角形状のリンクプレートと、を備え、
    前記第2本体部は、前記環状レールの内側に、前記第1本体部と前記第2本体部とが相対移動する方向に延びるストレート溝部及びこのストレート溝部から前記ブラケット部材側に接近するように前記第2本体部の中央側に屈曲した屈曲溝部からなるほぼL字形状の第2カム溝が形成され且つこの第2カム溝に前記リンクプレートの前記第2軸部材が移動自在に挿入された第2カム部材を備え、
    前記第1本体部と前記第2本体部とを近接させて前記第1固定レールと前記第2固定レールとを連結したときには、前記第2軸部材が前記第2カム部材のストレート溝部内に位置して前記可動レールが第1本体部内に格納され、
    前記第1本体部と前記第2本体部とが相対移動して前記第1固定レールと前記第2固定レールとが離れたときには、前記第2軸部材が前記第2カム部材の屈曲溝部内へ移動して、前記第1軸部材がブラケット部材を支点にして外側方へスイングし、第1カム部材が前記支軸を中心にして拡開するように外側方へスイングすることで前記可動レールが前記第1固定レールの延長上に移動することを特徴とした請求項1記載の多軸ヘッド交換式工作機械。
  3. 前記第1本体部は、前記環状レールの内側に、
    一端を支軸に揺動自在に取付けるとともに可動レールを外側部に有する拡開部材を備え、
    前記第1本体部と前記第2本体部とを近接させて前記第1固定レールと前記第2固定レールとを連結したときには、前記可動レールが第1本体部内に格納され、
    前記第1本体部と前記第2本体部とが相対移動して前記第1固定レールと前記第2固定レールとが離れたときには、前記可動レールが前記第1固定レールの延長上に移動し、
    前記可動レールの移動は、前記拡開部材を、前記駆動源による前記第1本体部と前記第2本体部との相対移動を動力として揺動させることにより行うことを特徴とする請求項1記載の多軸ヘッド交換式工作機械。
JP2005115884A 2005-04-13 2005-04-13 多軸ヘッド交換式工作機械 Expired - Fee Related JP4699795B2 (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005115884A JP4699795B2 (ja) 2005-04-13 2005-04-13 多軸ヘッド交換式工作機械
GB0718908A GB2439244B (en) 2005-04-13 2006-04-10 Multi-spindle head exchangeable machine tool
US11/910,487 US8167781B2 (en) 2005-04-13 2006-04-10 Multi-spindle head exchangeable machine tool
CN2009101306672A CN101693302B (zh) 2005-04-13 2006-04-10 可替换的多轴头加工工具
GB1003695A GB2465709B (en) 2005-04-13 2006-04-10 Multi-spindle head exchangeable machine tool
BRPI0607513-4A BRPI0607513B1 (pt) 2005-04-13 2006-04-10 Máquina-ferramenta intercambiável de cabeçote de múltiplos mandris
PCT/JP2006/307559 WO2006112290A1 (ja) 2005-04-13 2006-04-10 多軸ヘッド交換式工作機械

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005115884A JP4699795B2 (ja) 2005-04-13 2005-04-13 多軸ヘッド交換式工作機械

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2006289579A true JP2006289579A (ja) 2006-10-26
JP2006289579A5 JP2006289579A5 (ja) 2007-11-29
JP4699795B2 JP4699795B2 (ja) 2011-06-15

Family

ID=37410716

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005115884A Expired - Fee Related JP4699795B2 (ja) 2005-04-13 2005-04-13 多軸ヘッド交換式工作機械

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4699795B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107891163A (zh) * 2017-10-24 2018-04-10 嘉善东顺塑料五金制品厂(普通合伙) 一种五金件打孔设备
US11669968B2 (en) 2017-08-14 2023-06-06 Optos Plc Ophthalmic device

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57205011A (en) * 1981-06-10 1982-12-16 Fuji Seiki Seizosho:Kk Multi-spindle drilling machine having freely replaceable large spindle head
JPS60118457A (ja) * 1983-11-29 1985-06-25 Honda Motor Co Ltd ギヤングヘツド交換式工作機械
JPS63102810A (ja) * 1986-10-21 1988-05-07 Honda Motor Co Ltd 多軸ヘツド交換式工作機械
JPS63295106A (ja) * 1987-05-25 1988-12-01 Toyota Motor Corp ギャングヘッド交換式工作機械

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57205011A (en) * 1981-06-10 1982-12-16 Fuji Seiki Seizosho:Kk Multi-spindle drilling machine having freely replaceable large spindle head
JPS60118457A (ja) * 1983-11-29 1985-06-25 Honda Motor Co Ltd ギヤングヘツド交換式工作機械
JPS63102810A (ja) * 1986-10-21 1988-05-07 Honda Motor Co Ltd 多軸ヘツド交換式工作機械
JPS63295106A (ja) * 1987-05-25 1988-12-01 Toyota Motor Corp ギャングヘッド交換式工作機械

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11669968B2 (en) 2017-08-14 2023-06-06 Optos Plc Ophthalmic device
CN107891163A (zh) * 2017-10-24 2018-04-10 嘉善东顺塑料五金制品厂(普通合伙) 一种五金件打孔设备

Also Published As

Publication number Publication date
JP4699795B2 (ja) 2011-06-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6403978B2 (ja) 工作機械
JP5270299B2 (ja) 複合加工旋盤
JP2017202547A (ja) 工作機械
JP2006102847A (ja) 加工搬送装置
JP2008529808A (ja) 複数の可動軸で工具を動かすための工具ヘッド
JP4699794B2 (ja) 多軸ヘッド交換式工作機械
JPWO2009144831A1 (ja) 工作機械
JP2010052068A (ja) 立形工作機械
JP6004890B2 (ja) 複合加工研削盤及びそれを利用した加工方法
JP2010064243A (ja) 複数のワークピーススピンドルを備えた多軸旋盤
JP4699795B2 (ja) 多軸ヘッド交換式工作機械
JP2006289579A5 (ja)
US9039587B2 (en) Multitasking machine tool
JP2008296294A (ja) パレット交換装置
JP5953241B2 (ja) タレット旋盤
JP5149031B2 (ja) 工作機械
JP2014065132A (ja) 工作機械およびそれに使用される切削加工機構
JP2012139805A (ja) ワーク搬送装置
JP4384915B2 (ja) 工作物保持スピンドル付き多軸式マシニングセンター
JP6992380B2 (ja) 工作機械、ブレーキ故障判断方法、及びコンピュータプログラム
JP2011011312A (ja) テーブル装置及び工作機械
JP5658799B1 (ja) ワーク加工装置
WO2012056837A1 (ja) 工作機械システム
WO2006112290A1 (ja) 多軸ヘッド交換式工作機械
JP2005081528A (ja) パレット交換装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071012

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071012

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101019

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110301

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110303

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4699795

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees