JP2006289575A - 板ガラス加工方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】端縁部の研磨と電極の付着を同一の装置で同時に行う板ガラス加工方法を実現する。
【解決手段】板ガラス(1)の端縁部を面取りホイール(2)で加工するにあたり、面取りホイールとして、加工時の摺接部分を通じて板ガラスに導電性物質を付着させることが可能なものを用いる。面取りホイールは、その組成に導電性物質を含有する。あるいは、摺接部分に設けられた穴から導電性物質を放出する。加工時に付着した導電性物質は焼成によって板ガラスに固定する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、板ガラス加工方法に関し、とくに、板ガラスの端縁部を面取りホイールを用いて加工する方法に関する。
車両等のドア用の板ガラスは端縁部に研磨加工が施される。研磨加工は、ダイヤモンドホイールを用いたC面加工またはR面加工(一次加工)と、面取りホイールを用いた仕上げ加工(二次加工)からなる(例えば、特許文献1参照)。
車両等のパワーウィンドウは、ウィンドウレギュレータによって、窓枠を閉じる位置と開く位置の間で板ガラスを昇降させるようになっている。ウィンドウレギュレータには、搭乗者の身体等が板ガラスで挟まれるのを防止するための安全装置が設けられる。安全装置の一方式に、板ガラスと窓枠の間の静電容量を利用して挟み込みを検出するようにしたものがある。この種の安全装置では、板ガラス側の電極は板ガラスの端縁部に付着させてある(例えば、特許文献2参照)。
特開2002−160147号公報(第3−4頁、図1−2) 特開平10−110574号公報(第4−6頁、図1−4)
上記のような研磨と電極の付着は、いずれも板ガラスの端縁部に対する加工ではあるが、加工の種類が全く異なるので、それぞれ別の装置および工程によらざるをえないという問題がある。
そこで、本発明の課題は、端縁部の研磨と電極の付着を同一の装置で同時に行う板ガラス加工方法を実現することである。
上記の課題を解決するための請求項1に係る発明は、板ガラスの端縁部を面取りホイールで加工するにあたり、面取りホイールとして、加工時の摺接部分を通じて板ガラスに導電性物質を付着させることが可能なものを用いる、ことを特徴とする板ガラス加工方法である。
上記の課題を解決するための請求項2に係る発明は、加工時の摺接部分を通じて板ガラスに導電性物質を付着させることが可能な面取りホイールを用いて板ガラスの端縁部を加工し、前記加工時に付着した導電性物質を焼成によって板ガラスに固定する、ことを特徴とする板ガラス加工方法である。
上記の課題を解決するための請求項3に係る発明は、前記面取りホイールは、その組成に研磨剤、基体および導電性物質を含有する、ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の板ガラス加工方法である。
上記の課題を解決するための請求項4に係る発明は、前記面取りホイールは、導電性物質が充填された中空部とこの中空部から前記摺接部分に連通する穴を有する、ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の板ガラス加工方法である。
請求項1に係る発明によれば、板ガラスの端縁部を面取りホイールで加工するにあたり、面取りホイールとして、加工時の摺接部分を通じて板ガラスに導電性物質を付着させることが可能なものを用いるので、端縁部の研磨と電極の付着を同一の装置で同時に行う板ガラス加工方法を実現することができる。
請求項2に係る発明によれば、加工時の摺接部分を通じて板ガラスに導電性物質を付着させることが可能な面取りホイールを用いて板ガラスの端縁部を加工し、前記加工時に付着した導電性物質を焼成によって板ガラスに固定するので、端縁部の研磨と電極の付着を同一の装置で同時に行う板ガラス加工方法を実現することができる。
請求項3に係る発明によれば、前記面取りホイールは、その組成に研磨剤、基体および導電性物質を含有するので、加工時の摺接部分を通じて板ガラスに導電性物質を付着させることが容易である。
請求項4に係る発明によれば、前記面取りホイールは、導電性物質が充填された中空部とこの中空部から前記摺接部分に連通する穴を有するので、加工時の摺接部分を通じて板ガラスに導電性物質を付着させることが容易である。
以下、図面を参照して発明を実施するための最良の形態を詳細に説明する。なお、本発明は発明を実施するための最良の形態に限定されるものではない。図1および図2に、本発明を実施するための最良の形態の一例の方法による板ガラス加工工程を概念的に示す。図1および図2は、それぞれ、正面図および断面図で表された工程図である。なお、断面は図1におけるAA断面である。工程は(a),(b),(c),(d),(e)の順序で進行する。
工程(a)で未加工状態にある板ガラス1は、工程(b)で概ね円板状のダイヤモンドホイール3により端縁部が一次加工される。一次加工は、回転するダイヤモンドホイール3で板ガラス1の端縁部を削りながら、図1におけるY方向への相対的変位によって行われる。
一次加工により、板ガラス1の端縁部は、例えば、それに摺接するダイヤモンドホイール3の凹面状周面に対応したR面となるように成形される。この状態を(c)に示す。なお、一次加工は、糸巻き状周面を持つダイヤモンドホイールにより板ガラス1の端縁部をC面に成形するものであってよい。
工程(d)において、概ね円板状の面取りホイール2によって板ガラス1の端縁部の二次加工が行われる。二次加工は、回転する面取りホイール2で板ガラス1の端縁部を研磨しながら、図1におけるY方向への相対的変位によって行われる。二次加工により、板ガラス1の端縁部は、それに摺接する面取りホイール2の凹面状周面に対応したR面となるように研磨される。
面取りホイール2としては、研磨に並行して板ガラス1の端縁部に導電性物質を付着させることが可能なものが用いられる。そのような面取りホイール2の一例を図3に示す。図3の(a)は外観を示し、(b)は断面を示す。なお、断面は中心軸を含みそれに平行な断面である。
図3の(b)に一部分を拡大して示すように、面取りホイール2は、例えば、ゴム210の中に酸化セリウム(CeO2)粒子211と金属粒子212を分散させた材料で構成される。酸化セリウム(CeO2)粒子211は研磨剤として機能する粒子である。金属粒子212は導電性物質として機能する粒子である。ゴム210はそれらを保持する基体として機能する物質である。研磨剤は酸化セリウム(CeO2)粒子に代えてダイヤモンド粒子としてよい。金属粒子212としては例えば銀の粒子が用いられる。なお、金属粒子212は銀に限らず他の適宜の金属であってよい。
面取りホイール2がこのような組成であるため、板ガラス1の研磨時には面取りホイール2自身も削れる。このため、板ガラス1との摺接部分から金属粒子212が分離して板ガラス1の加工面に容易に付着する。
この状態を図4に模式的に示す。すなわち、工程(d)での研磨時に、板ガラス1の端縁部には、(d’)に示すように、面取りホイール2から分離した金属粒子310が付着する。このような板ガラス1を適宜の温度で焼成することにより、板ガラス1の端縁部に密着した金属層312を形成することができる。金属層312は電極として利用することができる。
このように、研磨に伴って自ずから電極用の導電性物質が板ガラス1の端縁部に付着するので、板ガラス1の端縁部にあらためて導電性物質を付着させる必要がない。したがって、そのための装置も工程も不要となる。
図5に、面取りホイール2の他の例を示す。図5の(a)は外観を示し、(b)は断面を示す。なお、断面は中心軸を含みそれに平行な断面である。面取りホイール2は、板ガラス1との摺接部分となる周面がダイヤモンド等の研磨材で構成されており、かつ、この部分に複数のスリット状の貫通穴222を有する。貫通穴222は面取りホイール2の内部のリング状の中空部230に通じており、中空部230には導電性物質232が充填されている。
導電性物質232は例えば導電性塗料である。なお、導電性物質232は、導電性塗料に限らず、金属粉末、金属粉末を含んだ液体、金属ペースト、または、銀等を主成分とするセラミックペーストであってよい。また、貫通穴222は、スリット状の穴に限らず、例えば、図6の(a),(b)にそれぞれ示すような角穴223や丸穴224等適宜の形状の穴であってよい。
面取りホイール2がこのような構成であるため、板ガラス1の研磨時には、板ガラス1との摺接部分の貫通穴222から金属粒子212が放出されて、板ガラス1の加工面に容易に付着する。
この状態を図7に模式的に示す。すなわち、工程(d)での研磨時に、板ガラス1の端縁部には、(d’)に示すように、面取りホイール2の貫通穴222から放出された導電性物質232が付着する。このような板ガラス1を適宜の温度で焼成することにより、板ガラス1の端縁部に密着した導電層322を形成することができる。導電層322は電極として利用することができる。
このように、研磨に伴って自ずから電極用の導電性物質が板ガラス1の端縁部に付着するので、板ガラス1の端縁部にあらためて導電性物質を付着させる必要がない。したがって、そのための装置も工程も不要となる。
本発明を実施するための最良の形態の一例の方法による板ガラス加工の概念図である。 本発明を実施するための最良の形態の一例の方法による板ガラス加工の概念図である。 板ガラス加工に用いる面取りホイールの一例を示す図である。 板ガラス加工工程の一部を示す図である。 板ガラス加工に用いる面取りホイールの一例を示す図である。 面取りホイールの周面における穴の形状を示す図である。 板ガラス加工工程の一部を示す図である。
符号の説明
1 : 板ガラス
2 : 面取りホイール
3 : ダイヤモンドホイール
210 : ゴム
211 : 酸化セリウム粒子
212 : 金属粒子
222 : 貫通穴
230 : 中空部
232 : 導電性物質
310 : 金属粒子
312 : 金属層
322 : 導電層

Claims (4)

  1. 板ガラスの端縁部を面取りホイールで加工するにあたり、
    面取りホイールとして、加工時の摺接部分を通じて板ガラスに導電性物質を付着させることが可能なものを用いる、
    ことを特徴とする板ガラス加工方法。
  2. 加工時の摺接部分を通じて板ガラスに導電性物質を付着させることが可能な面取りホイールを用いて板ガラスの端縁部を加工し、
    前記加工時に付着した導電性物質を焼成によって板ガラスに固定する、
    ことを特徴とする板ガラス加工方法。
  3. 前記面取りホイールは、その組成に研磨剤、基体および導電性物質を含有する、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の板ガラス加工方法。
  4. 前記面取りホイールは、導電性物質が充填された中空部とこの中空部から前記摺接部分に連通する穴を有する、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の板ガラス加工方法。
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