JP2006289524A - 加工物設置誤差測定装置 - Google Patents

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    • G01B21/042Calibration or calibration artifacts

Abstract

【課題】 3次元の加工物設置位置誤差を測定できるようにする。
【解決手段】 工作機械のテーブルに加工物1’が設置され、加工物上の座標系を(X’,Y’,Z’)とする。該加工物1’の互いに直交する3つの面上のそれぞれ3点の位置A,B,C,D,E,F,G,H,Iをタッチプローブ2で検出する。同一平面上の3点より3点を通る平面の式を3つ求める。3つの平面の式が交差する点の位置O’(XO,YO,ZO)を求める。この位置が平行移動誤差である。3つの平面の式より、O’から長さLのX’,Y’,Z’軸上の点を求める。該各点と位置O’(XO,YO,ZO)及びLにより回転マトリックスを求める。回転マトリックスを用いて回転方向誤差を求める。3次元の平行移動誤差と回転方向誤差からなる加工物設置位置誤差を得る。
【選択図】 図1

Description

工作機械において、テーブルに設置された加工物の設置位置誤差(X,Y,Z軸方向への平行移動誤差ΔX,ΔY,ΔZ、および、X,Y,Z軸まわりの回転方向誤差ΔA,ΔB,ΔC)の測定装置に関する。
工作機械において、工作物をテーブルに取付固定する場合、取り付けるべき位置からずれて取り付けられ、設置位置誤差が発生する。すなわち、数値制御装置で制御される工作機械において、加工プログラムで想定している加工物の位置とテーブルに取り付けられた加工物の位置にズレが生じる。この設置位置誤差は、直交する直線軸のX,Y,Z軸方向への平行移動誤差ΔX,ΔY,ΔZ、および、X,Y,Z軸まわりの回転方向誤差ΔA, ΔB,ΔCである。
この設置位置誤差(X,Y,Z軸方向への平行移動誤差ΔX,ΔY,ΔZ、および、X,Y,Z軸まわりの回転方向誤差ΔA,ΔB,ΔC)を、予め数値制御装置に設定しておくことによって、加工物の設置位置を修正することなく、また加工用プログラムを変更することなく数値制御装置によって補正を行い加工する方法や装置はすでに提供されている(特許文献1参照)。
また、加工物の寸法や端面位置をタッチプローブで測定する際に、タッチプローブの径及びタッチプローブ取付位置ズレ量を求め測定位置を補正する方法が知られている(特許文献2参照)。特に、この特許文献2では、直角コーナー部の交点座標を求める方法として、コーナ部の一方の面の2点と、他方の面の1点を測定することにより、直角面のある加工物に対して直角コーナー部の交点座標Pa(xa,ya)と加工物の傾き(θ)を求めることが記載されている。この特許文献2に記載された方法を適用すると、2次元形状加工物の設置位置誤差を求めることができる。すなわち、本来の加工物のコーナー部の交点座標をPo(xo,yo)とすれば、
ΔX=xa−xo
ΔY=ya−yo
ΔC=θ
として、2次元形状加工物の設置位置誤差として、X軸,Y軸平面における誤差ΔX,ΔY、および該XY平面に直交するZ軸回りの回転誤差ΔCを求めることができる。
特開平7−299697号公報 特許第2524815号公報
上述した特許文献1には、加工物の位置をセンサで測定することは記載されているが(特許文献1の段落「0017」参照)、その測定方法は何ら記載されていない。
また、特許文献2に記載された測定方法は、2次元上の誤差を求めるのみで、X軸、Y軸方向の平行移動誤差ΔX,ΔY、およびZ軸まわりの回転方向誤差ΔC以外のZ軸方向への平行移動誤差ΔZ、および、X,Y軸まわりの回転方向誤差ΔA,ΔBを求めることはできない。
加工物は通常3次元形状であり、3次元加工物の設置位置誤差は、図14に示すように、X,Y,Z軸方向への平行移動誤差ΔX,ΔY,ΔZ、および、X,Y,Z軸まわりの回転方向誤差ΔA,ΔB,ΔCとして現れる。
図14において、符号1は、本来設置されるべき位置に設置された加工物を示し、1’は、実際に設置された加工物を示し、本来加工物が設置されるべき本来の基準座標系を(X,Y,Z)座標系(符号Oが原点)とし、実際に加工物が設置され、設置位置誤差を持つ座標系を(X’,Y’,Z’)座標系(符号O’が原点)とする。この場合、ベクトル[OO’]が平行移動誤差(ΔX,ΔY,ΔZ)、X軸回りのΔAによる回転誤差、Y軸回りのΔBによる回転誤差、Z軸回りのΔCの回転誤差が加わって(X,Y,Z)座標系が(X’,Y’,Z’)座標系となったとした場合、それらのΔA, ΔB,ΔCがそれぞれの軸回りの回転方向誤差(ΔA,ΔB,ΔC)である。
そこで、本発明の目的は、3次元加工物が互いに直交する3面を持つことが多いことから、これを利用して3次元の加工物設置位置誤差を測定する加工物設置位置誤差測定装置を提供することにある。
本発明は、工作機械のテーブルに取付けられた少なくとも互いに直交する3面を持つ加工物の設置誤差を測定する加工物設置誤差測定装置であって、請求項1に係る発明は、前記互いに直交する3面における少なくとも6点の位置を測定する手段と、前記測定された少なくとも6点の位置から加工物の設置時のX,Y,Z軸方向平行移動誤差ΔX,ΔY,ΔZ、と各X,Y,Z軸回りの回転方向誤差ΔA,ΔB,ΔCを求める手段を備えた加工物設置誤差測定装置である。請求項2に係る発明は、前記互いに直交する3面におけるそれぞれ3点ずつ合計9点の位置を測定する手段と、前記測定された9点の位置から加工物の設置時のX,Y,Z軸方向平行移動誤差ΔX,ΔY,ΔZ、と各X,Y,Z軸回りの回転方向誤差ΔA,ΔB,ΔCを求める手段を備えた加工物設置誤差測定装置である。
又、請求項3に係る発明は、前記互いに直交する3面におけるそれぞれ2点ずつ合計6点の位置を測定する手段と、前記測定された6点の位置から加工物の設置時のX,Y,Z軸方向平行移動誤差ΔX,ΔY,ΔZ、と各X,Y,Z軸回りの回転方向誤差ΔA,ΔB,ΔCを求める手段を備えた加工物設置誤差測定装置である。
請求項4に係る発明は、前記互いに直交する3面におけるそれぞれ3点、2点、1点の合計6点の位置を測定する手段と、前記測定された6点の位置から加工物の設置時のX,Y,Z軸方向平行移動誤差ΔX,ΔY,ΔZ、と各X,Y,Z軸回りの回転方向誤差ΔA,ΔB,ΔCを求める手段を備えた加工物設置誤差測定装置である。
互いに直交する3面を持つ加工形状において、その互いに直交する3面に対して少なくとも6点の位置を測定し、その測定された少なくとも6点の位置から加工物の設置時のX,Y,Z軸方向平行移動誤差ΔX,ΔY,ΔZ、と各X,Y,Z軸回りの回転方向誤差ΔA,ΔB,ΔCを容易に求めることができる。
以下、本発明のいくつかの実施形態を図面と共に説明する。
第1の実施形態
まず、本発明の加工物設置誤差測定装置の第1の実施形態における設置誤差測定原理について説明する。この第1の実施形態は、互いに直交する3面において3点ずつ、したがって、合計9点の位置測定を行うことによって、設置位置誤差(X,Y,Z軸方向への平行移動誤差ΔX,ΔY,ΔZ、および、X,Y,Z軸まわりの回転方向誤差ΔA,ΔB,ΔC)を求める場合である。
図1は、この第1の実施形態における加工物の各面の位置測定の説明図である。工作機械のテーブルに設置された加工物1’の互いに直交する面に対してタッチプローブ2を図1に示すように動作させ、3点ずつA〜I点まで測定する。
これらの点を正確に測定するには、プローブ径(プローブ球の半径)およびプローブ取付誤差だけオフセットする必要があるが、ここではそのことは考慮しない。つまり、プローブ径およびプローブ取付誤差は0とみなす。プローブ径およびプローブ取付誤差分の補正については後述する。
図14、図2に示すように、本来の基準座標系を(X,Y,Z)座標系とし、加工物を設置した時の設置位置誤差を持つ座標系を(X’,Y’,Z’)座標系とする。ここで、(X,Y,Z)座標系、(X’,Y’,Z’)座標系は、加工物の互いに直交する3面が交差する3辺を各座標軸とする。なお、図2では、本来の取付られるべき位置の加工物は記載していない。
(X,Y,Z)座標系での位置から(X’,Y’,Z’)座標系への位置への変換は次の式(1)で表される。つまり、(X’,Y’,Z’)座標系上の指令位置P’(XP’,YP’,ZP’)Tが、式(1)によって(X,Y,Z)座標系上の実位置P(XP,YP,ZP)Tに変換される。
(XP,YP,ZP)T=M*(XP’,YP’,ZP’)T+ (ΔX,ΔY,ΔZ) T ・・・(1)
ここで、変換マトリックスMが回転方向誤差ΔA,ΔB,ΔCによる変換マトリックスであり、(ΔX,ΔY,ΔZ)が平行移動誤差である。
変換マトリックスMの各要素は次の式(2)のように表す。
Figure 2006289524
ここで、「T 」は転置を表す。平行移動誤差(ΔX,ΔY,ΔZ)は、点O’の位置(XO,YO,ZO)でもある。以降、特に断らない場合、座標位置は(X,Y,Z)座標系での位置である。
変換マトリックスMは、回転マトリックスR(z;ΔC)、R(y;ΔB)、R(x;ΔA)を用いて次の式(3)で生成される。
M=R(z;ΔC)*R(y;ΔB)*R(x;ΔA) …(3)
なお、回転マトリックスR(x;ΔA)は、座標系(X,Y,Z)をX軸回りにΔA度回転する回転マトリックス、回転マトリックスR(y;ΔB)は、座標系(X,Y,Z)をY軸回りにΔB度回転する回転マトリックスで、回転マトリックスR(z;ΔC)は、座標系(X,Y,Z)をZ軸回りにΔC度回転する回転マトリックスであり、次の式(4)、式(5)、式(6)で表される。
Figure 2006289524
Figure 2006289524
Figure 2006289524
なお、簡便のため、cos(ΔA)をcosΔA,sin(ΔA)をsinΔAというように三角関数において括弧を省いて記載している。
図3は、上述した(1)式による座標変換の説明図である。
図3(a)は、回転マトリックスR(x,ΔA)により座標系(X,Y,Z)をX軸回りにΔA度回転した座標系(X1,Y1,Z1)を示し、図3(b)は、回転マトリックスR(y;ΔB)により、さらに座標系(X,Y,Z)をY軸回りにΔB度回転した座標系(X2,Y2,Z2)を示し、図3(c)は、回転マトリックスR(z;ΔC)により、さらに座標系(X,Y,Z)をZ軸回りにΔC度回転した座標系(X3,Y3,Z3)を示す。図3(d)は、さらに、(ΔX,ΔY,ΔZ)だけ平行移動したときの座標系(X4,Y4,Z4)を示し、座標系(X4,Y4,Z4)=座標系(X’,Y’,Z’)である。
3点(A,B,C)を通る平面は、行列式を使用して次の式(7)のように表される。
Figure 2006289524
ここで、(XA,YA,ZA)は点Aの座標値、(XB,YB,ZB)は点Bの座標値、(XC,YC,ZC)は点Cの座標値である。なお、点A,点B,点Cの座標値は(X,Y,Z)座標系上の位置である。以下の点D,点E,点F,点G,点H,点Iも同様に(X,Y,Z)座標系上の位置である。
この式(7)を展開して、次の式(8)とする。
LABCX+mABCY+nABCZ−pABC=0 …(8)
ここで、LABC、mABC、nABC、−pABCは、それぞれ、式(7)を展開した時の、X,Y,Zの係数および定数である。
同様に、3点(D,E,F)を通る平面は、行列式を使用して次の式(9)のように表される。
Figure 2006289524
ここで、(XD,YD,ZD)は点Dの座標値、(XE,YE,ZE)は点Eの座標値、(XF,YF,ZF)は点Fの座標値である。
この式(9)を展開して、次の式(10)とする。
LDEFX+mDEFY+nDEFZ−pDEF=0 …(10)
ここで、LDEF、mDEF、nDEF、−pDEFは、それぞれ、式(9)を展開した時の、X,Y,Zの係数および定数である。
同様に、3点(G,H,I)を通る平面は、行列式を使用して次の式(11)のように表される。
Figure 2006289524
ここで、(XG,YG,ZG)は点Gの座標値、(XH,YH,ZH)は点Hの座標値、(XI,YI,ZI)は点Iの座標値である。
この式(11)を展開して、次の式(12)とする。
LGHIX+mGHIY+nGHIZ−pGHI=0 …(12)
ここで、LGHI、mGHI、nGHI、−pGHIは、それぞれ、式(11)を展開した時の、X,Y,Zの係数および定数である。
3点(A,B,C)を通る平面、3点(D,E,F) を通る平面、3点(G,H,I)を通る平面が交差する点がO'であるから、式(8)、(10)、(12)の3式を連立方程式として X,Y,Z について解き、その解をXO,YO,ZOとすれば、位置O’(XO,YO,ZO)を求めることができる。
ある適当な長さLを導入する。
(8)にY=YO+Lを代入する。
LABCX+mABC(YO+L)+nABCZ−pABC=0 …(13)
(10)にY=YO+Lを代入する。
LDEFX+mDEF(YO+L)+nDEFZ−pDEF=0 …(14)
そして、式(13)、(14)の2式を連立方程式として X,Z について解き、その解をXPY,ZPYとすれば、位置PY’(XPY,YO+L,ZPY)を求めることができる。この位置PY’は直線O’Y’(座標系(X’,Y’,Z’)上のY’軸)上の点である(図4参照)。
なお、ここでは、直線OY(座標系(X,Y,Z)上のY軸)と直線O’Y’の成す角はそれほど大きくないこと(45度未満程度)を想定している。
式(10)にX=XO+Lを代入する。
LDEF(XO+L)+mDEFY+nDEFZ−pDEF=0 …(15)
(12)にX=XO+Lを代入する。
LGHI(XO+L)+mGHIY+nGHIZ−pGHI=0 …(16)
そして、式(15)、(16)の2式を連立方程式としてY,Zについて解き、その解をYPX,ZPXとすれば、PX’(XO+L,YPX,ZPX)を求めることができる。このPX’は
直線O’X’(座標系(X’,Y’,Z’)上のX’軸)上の点である(図4参照)。
なお、ここでは、直線OX(座標系(X,Y,Z)上のX軸)と直線O’X’の成す角はそれほど大きくないこと(45度未満程度)を想定している。
式(12)にZ=ZO+Lを代入する。
LGHIX+mGHIY+nGHI(ZO+L)−pGHI=0 …(17)
式(8)にZ=ZO+Lを代入する。
LABCX+mABCY+nABC(ZO+L)−pABC=0 …(18)
そして、式(17)、(18)の2式を連立方程式としてX,Yについて解き、その解をXPZ,YPZとすれば、PZ’(XPZ,YPZ,ZO+L)を求めることができる。
このPZ’は直線O’Z’ (座標系(X’,Y’,Z’)上のZ’軸)上の点である(図4参照)。
なお、ここでは、直線OZ(座標系(X,Y,Z)上のZ軸)と直線O’Z’の成す角はそれほど大きくないこと(45度未満程度)を想定している。
OX方向,OY方向,OZ方向の長さ1の正規化ベクトルをそれぞれi,j,kとする。
つまり、次のように与えられる。
i=(1,0,0)T
j=(0,1,0)T
k=(0,0,1)T
また、ベクトル(O’PX’), ベクトル(O’PY’), ベクトル(O’PZ’)の長さ1の正規化ベクトルをそれぞれi’,j’,k’とする。
つまり、次の式(19)〜(21)のように計算される。
Figure 2006289524
Figure 2006289524
Figure 2006289524
その時、次の式が成り立つ。
i’=M*i …(22)
j’=M*j …(23)
k’=M*k …(24)
これらの式から次の式が導かれる。
i’=(m11,m21,m31)T …(25)
j’=(m12,m22,m32)T …(26)
k’=(m13,m23,m33)T …(27)
これから、次の式(28)〜(36)のように変換マトリックスMの9要素(m11〜m33)を求めることができる。
Figure 2006289524
Figure 2006289524
Figure 2006289524
Figure 2006289524
Figure 2006289524
Figure 2006289524
Figure 2006289524
Figure 2006289524
Figure 2006289524
変換マトリックスMが求まれば、式(3)は未知数ΔA,ΔB,ΔC 以外は既知の値となった式である。変換マトリックスMには9要素あるので、式(3)は9個の連立方程式となる。したがって、未知数ΔA,ΔB,ΔCを求めるには十分であり、その連立方程式を解くことにより、ΔA,ΔB,ΔC を求めることができる。
さて、図1の説明の前でタッチプローブ2のプローブ径(プローブ球の半径)およびプローブ取付誤差の補正について後述する旨述べたが、プローブ径およびプローブ取付誤差の補正を行うと次のようになる。
プローブ径およびプローブ取付誤差のオフセットを考慮しても、3点(A,B,C)を通る平面、3点(D,E,F)を通る平面、3点(G,H,I)を通る平面は、(X’,Y’,Z’)座標系上でオフセット分平行移動するだけなので、回転方向誤差ΔA, ΔB, ΔCの補正は不要である。したがって、プローブ径およびプローブ取付誤差の補正は平行移動誤差ΔX,ΔY,ΔZに対して必要となる。
図5は、プローブ取付誤差の説明図である。タッチプローブ2の先端を、X’軸上十分マイナスの位置、Y’軸上十分マイナスの位置、Z’軸上十分プラスの位置から、(X’,Y’,Z’)座標系上の原点O’、X’軸およびY’軸がなす面に−Z’方向に移動してタッチさせ、原点O’、Y’軸およびZ’軸がなす面に+X’方向に移動してタッチさせ、さらに原点O’、Z’軸およびX’軸がなす面に+Y’方向に移動してタッチさせた時の状態を示している。図5中、符号SRはプローブ球の中心点、SSは検出位置として認識する位置である。プローブ径(プローブ球の半径)をr、およびプローブ取付誤差を(ΔPx,ΔPy,ΔPz)とすれば、(X’,Y’,Z’)座標系上のプローブ補正ベクトル(プローブ径およびプローブ取付誤差をあわせた補正ベクトル)Prcは次の式(37)のようになる。
Prc = (r+ΔPx, r+ΔPy,−r+ΔPz)T ・・・・・・(37)
(X,Y,Z)座標系上に変換したプローブ径補正Prc’は次の式(38)のようになる。
Prc’=M*Prc・・・・・・(38)
したがって、プローブ径補正も考慮した平行移動誤差ΔX’,ΔY’,ΔZ’は次の式(39)のようになる。
(ΔX’,ΔY’,ΔZ’) T =(ΔX,ΔY,ΔZ)T +Prc' ・・・・・・(39)
式(1)においてΔX,ΔY,ΔZの代わりにΔX’,ΔY’,ΔZ’を使用すれば、プローブ径補正も考慮した平行移動誤差となる。以降、平行移動誤差ΔX,ΔY,ΔZは、このプローブ径補正も考慮した平行移動誤差とする。
第2の実施形態
第2の実施形態として互いに直交する3面において2点ずつ、したがって、合計6点の測定を行う場合について説明する。
各面について、タッチプローブ2を図6に示すように動作させ、2点ずつA〜F点までの点の位置が測定されるとする。
点A,B,C,D,E,Fの(X,Y,Z)座標系上の位置ベクトルを、(XA,YA,ZA),
(XB,YB,ZB),(XC,YC,ZC),(XD,YD,ZD),(XE,YE,ZE),(XF,YF,ZF)とする。(ここでは、便宜上実施例1と同じ表記をするが、同じ位置を表すものではない。)
位置O’(XO,YO,ZO)と組合わせると、点O’から各点A,B,C,D,E,Fへのベクトル[O’A]、[O’B]、[O’C]、[O’D]、[O’E]、[O’F]は次のようになる。
[O’A]=(XA−XO,YA−YO,ZA−ZO) …(40)
[O’B]=(XB−XO,YB−YO,ZB−ZO) …(41)
[O’C]=(XC−XO,YC−YO,ZC−ZO) …(42)
[O’D]=(XD−XO,YD−YO,ZD−ZO) …(43)
[O’E]=(XE−XO,YE−YO,ZE−ZO) …(44)
[O’F]=(XF−XO,YF−YO,ZF−ZO) …(45)
次の式(46)〜(48)により、ベクトルu,v,wが生成される(図7参照)。
u=[O’A]×[O’B] …(46)
v=[O’E]×[O’F] …(47)
w=[O’C]×[O’D] …(48)
ここで、ベクトルuはX’方向に平行なベクトル、ベクトルvはY’方向に平行なベクトル、ベクトルwはZ’方向に平行なベクトル、演算子「×」は外積である。
つまり、具体的に記述すると次のようになる。
u=((YA-YO)(ZB-ZO) - (ZA-ZO)(YB-YO), (ZA-ZO)(XB-XO) - (XA-XO)(ZB-ZO),
(XA-XO)(YB-YO) - (YA-YO)(XB-XO)) ・・・・・・(49)
v=((YE-YO)(ZF-ZO) - (ZE-ZO)(YF-YO), (ZE-ZO)(XF-XO) - (XE-XO)(ZF-ZO),
(XE-XO)(YF-YO) - (YE-YO)(XF-XO)) ・・・・・・(50)
w=((YC-YO)(ZD-ZO) - (ZC-ZO)(YD-YO), (ZC-ZO)(XD-XO) - (XC-XO)(ZD-ZO),
(XC-XO)(YD-YO) - (YC-YO)(XD-XO)) ・・・・・・(51)
ベクトルu,v,w間はお互いに垂直なので、次の関係式が成立する。
u・v=0 …(52)
v・w=0 …(53)
w・u=0 …(54)
ここで、演算子「・」は内積である。
つまり、具体的に記述すると次のようになる。
式(52)から、
{(YA-YO)(ZB-ZO) - (ZA-ZO)(YB-YO)}*{(YE-YO)(ZF-ZO) - (ZE-ZO)(YF-YO)}
+ {(ZA-ZO)(XB-XO) - (XA-XO)(ZB-ZO)}*{(ZE-ZO)(XF-XO) - (XE-XO)(ZF-ZO)}
+ {(XA-XO)(YB-YO) - (YA-YO)(XB-XO)}*{(XE-XO)(YF-YO) - (YE-YO)(XF-XO)}
= 0 ・・・・・・・ ・・・・・・(55)
式(53)から、
{(YE-YO)(ZF-ZO) - (ZE-ZO)(YF-YO)}*{(YC-YO)(ZD-ZO) - (ZC-ZO)(YD-YO)}
+ {(ZE-ZO)(XF-XO) - (XE-XO)(ZF-ZO)}*{(ZC-ZO)(XD-XO) - (XC-XO)(ZD-ZO)}
+ {(XE-XO)(YF-YO) - (YE-YO)(XF-XO)}*{(XC-XO)(YD-YO) - (YC-YO)(XD-XO)}
= 0 ・・・・・・・・・・・・・(56)
式(54)から、
{(YC-YO)(ZD-ZO) - (ZC-ZO)(YD-YO)}*{(YA-YO)(ZB-ZO) - (ZA-ZO)(YB-YO)}
+ {(ZC-ZO)(XD-XO) - (XC-XO)(ZD-ZO)}*{(ZA-ZO)(XB-XO) - (XA-XO)(ZB-ZO)}
+ {(XC-XO)(YD-YO) - (YC-YO)(XD-XO)}*{(XA-XO)(YB-YO) - (YA-YO)(XB-XO)}
=0 ・・・・・・・・・・・・・(57)
これらの式(55),(56),(57)は独立しているので、連立方程式とすることができ、XO,YO,ZOについて解くことによって、位置O’(XO,YO,ZO)を求めることができる。点O’の位置が求まれば、各面において位置(O’,A,B)、(O’,C,D)、(O’,E,F)の3点ずつの測定点が与えられたのと同等と見なすことができる。そのことによって、第1の実施形態と同様に計算を進めることができ、座標系(X,Y,Z)から座標系(X’,Y’,Z’)への変換式を求めることができる。
具体的には、第1の実施形態において3点(A,B,C)を通る平面を式(7)で表すところを、3点(O’,A,B)を通る平面を式(7)と同様な式で表す。つまり、3点(O’,A,B)の座標値から式(7) と同様な式を作成する。また、3点(D,E,F)を通る平面を式(9)で表すところを、3点(O’,C,D)を通る平面を式(9) と同様な式で表す。つまり、3点(O’,C,D)の座標値から式(9) と同様な式を作成する。また、3点(G,H,I)を通る平面を式(11)で表すところを、3点(O’,E,F)を通る平面を式(11) と同様な式で表す。つまり、3点(O’,E,F)の座標値から式(11)と同様な式を作成する。
後は第1の実施形態のやり方にしたがって計算を進めることができ、その結果、座標系(X,Y,Z)から座標系(X’,Y’,Z’)への変換式を求めることができる。
すなわち、平行移動誤差ΔX, ΔY,ΔZおよび回転方向誤差ΔA, ΔB,ΔCを求めることができる。
第3の実施形態
互いに直交する3面において3点、2点、1点ずつ、したがって、合計6点の測定を行う場合について説明する。
各面について、タッチプローブ2を図8のように動作させ、互いに直交する面に対して3点、1点、2点ずつA〜F点まで測定されるとする。
点A,B,C,D,E,Fの(X,Y,Z)座標系上の位置ベクトルを、(XA,YA,ZA),
(XB,YB,ZB),(XC,YC,ZC),(XD,YD,ZD),(XE,YE,ZE),(XF,YF,ZF)とする。(ここでも、便宜上第1,第2の実施形態と同じ表記をするが、同じ位置を表すものではない。)
ここで、図9に示すように、Y’軸上にO’−Qの長さがある一定長Lとなるような点Q(XQ,YQ,ZQ)を置く。
点O’(XO,YO,ZO)は3点(A,B,C)が生成する面上に存在するので、行列式を使用した次の式(58)が成立する。
Figure 2006289524
この式(58)を展開して、次の式(59)とする。
LABCO+mABCO+nABCO−pABC=0 …(59)
ここで、LABC 、mABC 、nABC 、−pABCは、それぞれ、式(58)を展開した時の、XO,YO,ZOの係数および定数である。
点Q(XQ,YQ,ZQ)も3点(A,B,C)が生成する面上に存在するので、行列式を使用した次の式(60)が成立する。
Figure 2006289524
この式(60)を展開して、次の式(61)とする。
LABCQ+mABCQ+nABCQ−pABC=0 …(61)
また、位置O’(XO,YO,ZO)と組合わせると、点O'から各点A,B,D,E,F,Qへのベクトル[O’A]、[O’B]、[O’D]、[O’E]、[O’F]、[O’Q]は次のようになる。
[O’A]=(XA−XO,YA−YO,ZA−ZO) …(62)
[O’B]=(XB−XO,YB−YO,ZB−ZO) …(63)
[O’D]=(XD−XO,YD−YO,ZD−ZO) …(64)
[O’E]=(XE−XO,YE−YO,ZE−ZO) …(65)
[O’F]=(XF−XO,YF−YO,ZF−ZO) …(66)
[O’Q]=(XQ−XO,YQ−YO,ZQ−ZO) …(67)
次の式(68)〜(70)により、ベクトルu,v,wが生成される。(ここでも、便宜上第2の実施形態と同じ表記をするが、同じベクトルを表すものではない。)
u=[O’A]×[O’B] …(68)
v=[O’E]×[O’F] …(69)
w=[O’D]×[O’Q] …(70)
ここで、ベクトルuはX’方向に平行なベクトル、ベクトルvはY’方向に平行なベクトル、ベクトルwはZ’方向に平行なベクトル、演算子「×」は外積である。
つまり、具体的に記述すると次のようになる。
u=((YA-YO)(ZB-ZO) - (ZA-ZO)(YB-YO), (ZA-ZO)(XB-XO) - (XA-XO)(ZB-ZO),
(XA-XO)(YB-YO) - (YA-YO)(XB-XO)) ・・・・・・(71)
v=((YE-YO)(ZF-ZO) - (ZE-ZO)(YF-YO), (ZE-ZO)(XF-XO) - (XE-XO)(ZF-ZO),
(XE-XO)(YF-YO) - (YE-YO)(XF-XO)) ・・・・・・(72)
w=((YD-YO)(ZQ-ZO) - (ZD-ZO)(YQ-YO), (ZD-ZO)(XQ-XO) - (XD-XO)(ZQ-ZO),
(XD-XO)(YQ-YO) - (YD-YO)(XQ-XO)) ・・・・・・(73)
ベクトルu,v,w間はお互いに垂直なので、次の関係式が成立する。
u・v=0 ・・・・・・・・・・(74)
v・w=0 ・・・・・・・・・・(75)
w・u=0 ・・・・・・・・・・(76)
ここで、演算子「・」は内積である。
つまり、具体的に記述すると次のようになる。
式(74)から、
{(YA-YO)(ZB-ZO) - (ZA-ZO)(YB-YO)}*{(YE-YO)(ZF-ZO) - (ZE-ZO)(YF-YO)}
+ {(ZA-ZO)(XB-XO) - (XA-XO)(ZB-ZO)}*{(ZE-ZO)(XF-XO) - (XE-XO)(ZF-ZO)}
+ {(XA-XO)(YB-YO) - (YA-YO)(XB-XO)}*{(XE-XO)(YF-YO) - (YE-YO)(XF-XO)}
= 0 ・・・・・・・・・・・・・(77)

式(75)から、
{(YE-YO)(ZF-ZO) - (ZE-ZO)(YF-YO)}*{(YD-YO)(ZQ-ZO) - (ZD-ZO)(YQ-YO)}
+ {(ZE-ZO)(XF-XO) - (XE-XO)(ZF-ZO)}*{(ZD-ZO)(XQ-XO) - (XD-XO)(ZQ-ZO)}
+ {(XE-XO)(YF-YO) - (YE-YO)(XF-XO)}*{(XD-XO)(YQ-YO) - (YD-YO)(XQ-XO)}
= 0 ・・・・・・・・・・・・・(78)

式(76)から、
{(YD-YO)(ZQ-ZO) - (ZD-ZO)(YQ-YO)}*{(YA-YO)(ZB-ZO) - (ZA-ZO)(YB-YO)}
+ {(ZD-ZO)(XQ-XO) - (XD-XO)(ZQ-ZO)}*{(ZA-ZO)(XB-XO) - (XA-XO)(ZB-ZO)}
+ {(XD-XO)(YQ-YO) - (YD-YO)(XQ-XO)}*{(XA-XO)(YB-YO) - (YA-YO)(XB-XO)}
=0 ・・・・・・・・・・・・・(79)
また、ベクトル(O’,Q)の長さはLとして与えられているので、
2 =(XQO)2+(YQO)2+(ZQO)2・・・・・(80)
これらの式(59),(61),(77),(78),(79),(80)は独立しているので、連立方程式とすることができ、XO,YO,ZO,XQ,YQ,ZQについて解くことによって、点O’の位置(XO,YO,ZO)と点Qの位置(XQ,YQ,ZQ)を求めることができる。
点O’と点Qの位置が求まれば、各面において(O’,A,B)、(O’,D,Q)、(O’,E,F)の3点ずつの測定点が与えられたのと同等と見なすことができる。そのことによって、第1の実施形態と同様に計算を進めることができ、座標系(X,Y,Z)から座標系(X’,Y’,Z’)への変換式を求めることができる。
具体的には、第1の実施形態において3点(A,B,C)を通る平面を式(7)で表すところを、3点(O’,A,B)を通る平面を式(7)と同様な式で表す。つまり、3点(O’,A,B)の座標値から式(7) と同様な式を作成する。また、3点(D,E,F)を通る平面を式(9)で表すところを、3点(O’,D,Q)を通る平面を式(9) と同様な式で表す。つまり、3点(O’,D,Q)の座標値から式(9) と同様な式を作成する。また、3点(G,H,I)を通る平面を式(12)で表すところを、3点(O’,E,F)を通る平面を式(12) と同様な式で表す。つまり、3点(O’,E,F)の座標値から式(12) と同様な式を作成する。
後は第1の実施形態のやり方にしたがって計算を進めることができ、その結果、座標系(X,Y,Z)から座標系(X’,Y’,Z’)への変換式を求めることができる。
すなわち、平行移動誤差ΔX,ΔY,ΔZおよび回転方向誤差ΔA,ΔB,ΔCを求めることができる。
図10は、上述した各設置誤差測定原理による設置誤差測定を行う各実施形態における加工物設置誤差測定装置の要部ブロック図である。この各実施形態では、工作機械を制御する数値制御装置がこの加工物設置誤差測定装置を兼ねるものとしている。数値制御装置以外にもパーソナルコンピュータにタッチプローブを取りつけることによって、この加工物設置誤差測定装置を構成するようにしてもよいものである。
図10において、プロセッサ11には、バス20を介して、ROM,RAM,不揮発性メモリ等からなるメモリ12,CRTや液晶等で構成される表示装置13、キーボード等の入力手段14、工作機械の各送り軸のサーボモータを駆動制御する軸制御回路15、工作機械の主軸を駆動制御する主軸制御回路16、入出力回路17が接続されている。
さらに、軸制御回路15にはサーボアンプ18を介して送り軸を駆動するサーボモータが接続されている(図10では、1軸の系統だけ軸制御回路、サーボアンプ、サーボモータを代表して表している)。また、主軸制御回路16は主軸アンプ19が接続され、該主軸アンプ19を介して主軸モータを駆動制御するように構成されている。
さらに、入出力回路17には、タッチプローブ2が接続され、数値制御装置を本発明の加工物設置誤差測定装置として構成している。なお、入出力回路17にタッチプローブ2が接続され、タッチプローブ2が加工物にタッチすると信号が入力されその時の各軸の位置が検出されメモリ12のRAMに書き込まれた位置はCPUが読むことが可能である点以外は、従来の数値制御装置とそのハードウェア構成は同じである。他の相違点は、メモリ12内に後述する加工物設置誤差を求めるソフトウェアが格納されている点で従来の数値制御装置と相違し、加工物設置誤差測定装置を構成するものである。
図11は、前述した第1の実施形態としてこの加工物設置誤差測定装置10のプロセッサ11が実行する加工物設置誤差測定処理のアルゴリズムを示すフローチャートである。
まず、工作機械のテーブルに設置された加工物1’の互いに直交する3つの面に対してそれぞれ3つの点にタッチプローブ2をタッチさせて、9つの点A〜Iの測定位置(XA,YA,ZA)〜(XI,YI,ZI)を得る(ステップ100)。
得られた9つの測定位置(XA,YA,ZA)〜(XI,YI,ZI)に基づいて、それぞれ3つの点が通る平面の行列式(7),(9),(11)を展開した式(8),(10),(12)の3式を連立方程式として解き、基準座標系である(X,Y,Z)座標系の原点Oに対応する点(3つの平面が公差する点)O’の位置(XO,YO,ZO)を求める(ステップ101)。この位置(XO,YO,ZO)は平行移動誤差(ΔX,ΔY,ΔZ)を意味している。
3点(A,B,C)を通る平面の式を展開した式(8)及び3点(D,E,F)を通る平面の式を展開した式(10)の変数Yに、YOに適当な長さLを加算したY=YO+Lを代入し、2つの連立方程式を解くことによって、XPY,ZPYを求める。3点(D,E,F)を通る平面の式を展開した式(10)及び3点(G,H,I)を通る平面の式を展開した式(12)の変数Xに、X=XO+Lを代入し、2つの連立方程式を解くことによって、YPX,ZPXを求める。3点(G,H,I)を通る平面の式を展開した式(12)及び3点(A,B,C)を通る平面の式を展開した式(8)の変数Zに、Z=ZO+Lを代入し、2つの連立方程式を解くことによって、XPZ,YPZを求める(ステップ102)。
ステップ101で求めたXO,YO,ZOと、ステップ102で求めた、XPY,ZPY
PX,ZPX,XPZ,YPZ及びLを用いて式(28)〜式(36)により、変換マトリックスMを求める(ステップ103)。
式(3)に求めた変換マトリックスMを代入し、回転方向誤差ΔA,ΔB,ΔCを求める(ステップ104)。
以上の処理によって、設置位置誤差(XO=ΔX,YO=ΔY,ZO=ΔZ,ΔA,ΔB,ΔC)が求められる。
なお、タッチプローブ2におけるプローブ取付誤差を含めてプローブ径補正を行って、平行移動誤差(ΔX,ΔY,ΔZ)を求める場合には、設定されたプローブの径rとプローブ取付誤差(ΔPx,ΔPy,ΔPz)より式(37)で示すプローブ補正ベクトルPrcを求め、該プローブ補正ベクトルPrcと変換マトリックスMより式(38)の演算を行って、(X,Y,Z)座標系上のプローブ径補正Prc’を求め、式(39)式の演算を行い、プローブ取付誤差を含めてたプローブ径補正をも行った平行移動誤差(ΔX’,ΔY’,ΔZ’)を求める。
図12は、前述した第2の実施形態としてこの加工物設置誤差測定装置10のプロセッサ11が実行する加工物設置誤差測定処理のアルゴリズムを示すフローチャートである。
まず、工作機械のテーブルに設置された加工物1’の互いに直交する3つの面に対してそれぞれ2つの点にタッチプローブ2をタッチさせて、6つの点A〜Fの測定位置(XA,YA,ZA)〜(XF,YF,ZF)を得る(ステップ200)。
得られた(XA,YA,ZA)〜(XF,YF,ZF)を式(55)、(56)、(57)に代入し、3つの式の連立方程式を解いて、基準座標系である(X,Y,Z)座標系の原点Oに対応する点(3つの平面が公差する点)O’の位置(XO,YO,ZO)=(ΔX,ΔY,ΔZ)を求める(ステップ201)。
3点(O’,A,B)を通る平面の行列式を展開した式、3点(O’,C,D)を通る平面の行列式を展開した式、3点(O’,E,F)を通る平面の行列式を展開した式に基づいて、第1の実施形態における式(13)〜式(18)に対応する式を求め、2式の連立方程式を解くことにより、XPY,ZPY,YPX,ZPX,XPZ,YPZを求める(ステップ202)。
以後は、第1の実施形態のステップ103,104と同一のステップ203,204の処理を行い、設置位置誤差(XO=ΔX,YO=ΔY,ZO=ΔZ,ΔA,ΔB,ΔC)が求められる。なお、この第2の実施形態においても、プローブ取付誤差を含めてたプローブ径補正をもした平行移動誤差を求める場合は、第1の実施形態と同じである。
図13は、前述した第3の実施形態としてこの加工物設置誤差測定装置10のプロセッサ11が実行する加工物設置誤差測定処理のアルゴリズムを示すフローチャートである。
まず、工作機械のテーブルに設置された加工物1’の互いに直交する3つの面に対してタッチプローブ2を3点、2点、1点だけそれぞれタッチさせて、6つの点A〜Fの測定位置(XA,YA,ZA)〜(XF,YF,ZF)を得る(ステップ300)。
Y’軸上のO’Qの長さが一定長Lとなる点Q(XQ,YQ,ZQ)をおき、点O’,A,B,Cが同一平面であることから、行列式(58)が成立し、その展開式(59)を得る。同様に点Q,A,B,Cが同一平面であることから、行列式(60)が成立し、その展開式(61)を得る。この式(59),(61)と式(77),(78),(79),(80)の連立方程式を解き、位置O’(XO,YO,ZO)=(ΔX,ΔY,ΔZ)と、位置Q(XQ,YQ,ZQ)を求める(ステップ301)。
以後は、それぞれ3つの点を通る平面の式に基づいて変換マトリックスを求めるものであり、第1、第2の実施形態と同様の処理である。すなわち、3点(O’,A,B)を通る平面の行列式を展開した式、3点(O’,D,Q)を通る平面の行列式を展開した式、3点(O’,E,F)を通る平面の行列式を展開した式に基づいて、第1の実施形態における式(13)〜式(18)に対応する式を求め、2式の連立方程式を解くことにより、XPY,ZPY,YPX,ZPX,XPZ,YPZを求める(ステップ302)。
以後は、第1の実施形態のステップ103,104と同一のステップ303,304の処理を行い、設置位置誤差(XO=ΔX,YO=ΔY,ZO=ΔZ,ΔA,ΔB,ΔC)が求められる。なお、この第2の実施形態においても、プローブ取付誤差を含めてたプローブ径補正をもした平行移動誤差を求める場合は、第1の実施形態と同じである。
本発明の第1の実施形態における加工物における各面の位置測定の説明図である。 同第1の実施形態における本来の座標系の(X,Y,Z)座標系から、加工物を設置した時の設置位置誤差を持つ座標系の(X’,Y’,Z’)座標系への変換の説明図である。 回転マトリックスと平行移動の説明図である。 正規化ベクトル等の設置位置誤差を求める途中の説明図である。 プローブ補正ベクトルの説明図である。 本発明の第2の実施形態における加工物における各面の位置測定の説明図である。 同第2の実施形態における(X,Y,Z)座標系から、(X’,Y’,Z’)座標系への変換と設置位置誤差を求める途中の説明図である。 本発明の第3の実施形態における加工物における各面の位置測定の説明図である。 同第3の実施形態における(X,Y,Z)座標系から、(X’,Y’,Z’)座標系への変換と設置位置誤差を求める途中の説明図である。 本発明の第1〜第3の実施形態を実施する加工物設置誤差測定装置の概要図である。 第1の実施形態の動作アルゴリズムのフローチャートである。 第2の実施形態の動作アルゴリズムのフローチャートである。 第3の実施形態の動作アルゴリズムのフローチャートである。 本来の座標系の(X,Y,Z)座標系から、加工物を設置した時の設置位置誤差を持つ座標系の(X’,Y’,Z’)座標系への変換の説明図である。
符号の説明
1 本来設置されるべき位置姿勢の加工物
1’ 実際に設置され設置位置誤差を含む加工物
2 タッチプローブ
10 加工物設置誤差測定装置

Claims (4)

  1. 工作機械のテーブルに取付けられた少なくとも互いに直交する3面を持つ加工物の設置誤差を測定する加工物設置誤差測定装置であって、
    前記互いに直交する3面における少なくとも6点の位置を測定する手段と、
    前記測定された少なくとも6点の位置から加工物の設置時のX,Y,Z軸方向平行移動誤差ΔX,ΔY,ΔZ、と各X,Y,Z軸回りの回転方向誤差ΔA,ΔB,ΔCを求める手段を、
    備えた加工物設置誤差測定装置。
  2. 工作機械のテーブルに取付けられた少なくとも互いに直交する3面を持つ加工物の設置誤差を測定する加工物設置誤差測定装置であって、
    前記互いに直交する3面におけるそれぞれ3点ずつ合計9点の位置を測定する手段と、
    前記測定された9点の位置から加工物の設置時のX,Y,Z軸方向平行移動誤差ΔX,ΔY,ΔZ、と各X,Y,Z軸回りの回転方向誤差ΔA,ΔB,ΔCを求める手段を、
    備えた加工物設置誤差測定装置。
  3. 工作機械のテーブルに取付けられた少なくとも互いに直交する3面を持つ加工物の設置誤差を測定する加工物設置誤差測定装置であって、
    前記互いに直交する3面におけるそれぞれ2点ずつ合計6点の位置を測定する手段と、
    前記測定された6点の位置から加工物の設置時のX,Y,Z軸方向平行移動誤差ΔX,ΔY,ΔZ、と各X,Y,Z軸回りの回転方向誤差ΔA,ΔB,ΔCを求める手段を、
    備えた加工物設置誤差測定装置。
  4. 工作機械のテーブルに取付けられた少なくとも互いに直交する3面を持つ加工物の設置誤差を測定する加工物設置誤差測定装置であって、
    前記互いに直交する3面におけるそれぞれ3点、2点、1点の合計6点の位置を測定する手段と、
    前記測定された6点の位置から加工物の設置時のX,Y,Z軸方向平行移動誤差ΔX,ΔY,ΔZ、と各X,Y,Z軸回りの回転方向誤差ΔA,ΔB,ΔCを求める手段を、
    備えた加工物設置誤差測定装置。
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