JP2006289117A - 炊飯器 - Google Patents

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Abstract

【課題】炊飯器において鍋底周辺からの加熱のみでは、鍋内を加熱し均一に温度を上昇させ、より食味の良い米飯を提供することが困難である。
【解決手段】炊飯時に鍋内より発生する蒸気を加熱し、鍋上面の開口部より米と水に放出させることにより、鍋内を均一かつ乾燥を防止した加熱を行うことができ、炊きムラが少なく鍋内全体の米飯の食味をより向上させることが可能となる。
【選択図】図1

Description

本発明は炊飯器に関するものである。
従来の一般的な炊飯器の構成を図5に示す。本体30内に鍋31を着脱自在に内装し、鍋上面を覆う開閉自在の蓋32を設ける。また鍋31内の米と水を加熱するため鍋加熱手段33を鍋31の底部に配置しさらに蓋32内に蓋加熱手段34を配置する。さらに米飯の加熱状態を制御するため、鍋31底部に鍋31温度を検知する鍋温度検知手段35、さらに鍋31上面の温度を検知する蓋温度検知手段34を配置する。制御手段36はこの鍋温度検知手段35、蓋温度検知手段34の検知温度を元に鍋加熱手段33、蓋加熱手段34を適時動作させるものである。
以上の構成において、動作を説明する。鍋31に炊飯を行う量の米と米量に適した水を入れる。一般的な炊飯器の炊飯工程は浸水、炊き上げ、蒸らし工程に分類され、以上の工程を経て米はご飯となる。使用者が炊飯を開始させると、制御手段36は鍋温度検知手段35、蓋温度検知手段34の検知温度を元に鍋31内の米、水を前述の浸水、炊き上げ、蒸らし工程に必要な温度・時間に維持するものである。
米を蒸気の充満する雰囲気中に置くことで、米一粒一粒が均等な条件下で水分と熱を受けながら炊飯を行う蒸気炊飯がある。
蒸気を用いる炊飯装置は特開平02−283328号公報に示すようなものである。図11に示す蒸気炊飯装置について説明する。本体37は、内部中央部付近に炊飯トレイ33を係止し、その底部は米粒が通過できない多数の孔が開けられた仕切板39が設けられている。上部には給水シャワー40が設けられ、セットされた米粒に水を均一に噴射する。下部には蒸気供給部41が設けられ、給水ポンプ42から供給される水を蒸気化して下から蒸気を噴射する。
以上の構成において米に対して適時下方から蒸気を噴射、上方から水を噴射しながら炊飯を行うものである。
以上のように米粒に対して、水、熱の供給のため非常に大がかりな装置となるのが一般的である。
特開平02−283328号公報
一般的な家庭用の炊飯器において、鍋内の米と水を加熱するのは鍋底部に配置した鍋加熱手段が主となる。蓋内の蓋加熱手段は鍋内の米と水の上方の空間を介して加熱を行うため鍋底部からの加熱と状態が異なり、適切な加熱状態とすることが難しい。本来炊飯に必要となる加熱量が不足したり、または加熱量が多すぎると水が減少した状態で上面だけ乾燥してしまい食味を損なうこととなる。
また、蒸らし工程においては、米飯の焦げを防止するため特に鍋加熱手段の加熱量を減少させなければならず、鍋底からも十分な加熱を実現できていない。
以上の課題を解決する蒸気炊飯装置は米粒を加熱する蒸気以外に、米粒に対して蒸気炊飯では供給不足となる水分を補う給水手が必要となる。従って蒸気炊飯装置は構成が非常に複雑となり家庭用の炊飯器として応用することが困難である。
本発明は上記目的を達成するために、鍋と、前記鍋を加熱する鍋加熱手段と、前記鍋の開口部を覆う蓋と、炊飯中に鍋内から発生する蒸気を吸引する蒸気吸引手段と、前記蒸気吸引手段が吸引した蒸気から過熱蒸気を生成する過熱蒸気生成手段と、前記過熱蒸気を炊き上げ工程において前記鍋上方から前記鍋に導く蒸気循環経路とを有した炊飯器としたもので、鍋加熱手段による加熱に加えて、炊飯中に発生する蒸気を活用して、鍋上方から任意温度の蒸気を噴射し鍋の上方から米、水の加熱を行う構成とするものである。
本発明によれば、炊飯中に発生する蒸気を用いて過熱蒸気を生成させ、炊飯中の米に放射させることで、鍋内の米、水の加熱において不足する上方からの加熱を行う。かつ上方の乾燥を防止することで、食味を非常によくし、さらに小型の蒸気炊飯を実現する炊飯器を提供するものである。
請求項1に記載の発明は、鍋と、前記鍋を加熱する鍋加熱手段と、前記鍋の開口部を覆う蓋と、炊飯中に鍋内から発生する蒸気を吸引する蒸気吸引手段と、前記蒸気吸引手段が吸引した蒸気から過熱蒸気を生成する過熱蒸気生成手段と、前記過熱蒸気を炊き上げ工程において前記鍋上方から前記鍋に導く蒸気循環経路とを有した炊飯器としたもので、蒸気発生手段を配置し鍋の開口部から前記鍋内に蒸気を投入する構成を設けるもので、蒸気のみの炊飯では不足する炊飯に必用な水分を鍋内に初めからセットすることで、水分の補給手段を別途設ける必要がなく、炊飯時の米と水の加熱を上方から補う。さらに、炊飯中に発生する蒸気をさらに加熱して炊飯中の米に放射することで、鍋内上面の米を効果的に加熱することができ、鍋内をより均一に加熱させることができ、より食味の良い米飯を得ることができるものである。
請求項2に記載の発明は、特に請求項1記載の発明における蒸気吸引手段を構成する蒸気吸引手段駆動部と、過熱蒸気生成手段を構成する過熱蒸気生成手段駆動部を分割して蓋に配置し、蒸気吸引手段と過熱蒸気生成手段において蒸気に触れる部分と蒸気循環経路は着脱自在な構成とすることで、蒸気に曝される部分は常に清潔な状態を保つことが容易にできるものである。
請求項3に記載の発明は、特に請求項1または2に記載の発明において、過熱蒸気生成手段の動作を制御し過熱蒸気温度を任意に設定する温度制御手段を有するものである。したがって、各炊飯工程において最適な、また炊飯合数に対応した最適な温度の過熱蒸気を生成し米に放射させることできるものである。
(参考例1)
本発明の第1の参考例について図1を参照しながら説明する。図1に示す1は炊飯器の本体を示し、着脱自在の鍋2を内装する。さらに鍋2の上面開口部を覆う蓋3が開閉自在に設置されている。
また鍋2を加熱する鍋加熱手段4と鍋2の温度を検知する鍋温度検知手段5を本体1内部に配置する。蓋3には鍋2内を上面から加熱する蓋加熱手段6と、蓋外気を吸引する外気吸引手段7と、吸引された外気を加熱する外気加熱手段8と、さらに加熱された外気を鍋2の上面開口部に導入する外気送風経路9、さらに鍋2内から蒸気を外部へ放出させる蒸気筒10を配置する。
また、外気送風経路9の鍋2の上面開口部先端付近に、炊飯中の蒸気が外気送風経路9へ侵入することを防止する逆流防止手段11を設置するものである。
さらに、外気加熱手段7を制御し、外気の加熱温度を任意に調節する外気温度制御手段12を有するものである。
上記の構成において動作を説明する。炊飯を行う米とその米量に対応する水を鍋2入れ、本体1の所定の状態に内装する。炊飯開始スイッチ(図示せず。)を使用者が操作すると、炊飯工程が実施される。一般的に炊飯工程は浸水、炊き上げ、蒸らしの各工程に大分されている。それぞれの工程において、鍋2内部の水と米の状態が適正値として設定された温度や所定時間維持するため、鍋温度検知手段5の出力を検出しながら鍋加熱手段4を駆動させる。
その炊き上げ工程において、鍋2内の米と水は沸騰状態となるまで加熱され、鍋2内の水が無くなるまで沸騰状態が維持される。この間に、米と水は加熱された鍋2から直接熱エネルギを受け沸点に到達し、米は高温の水を吸水しながら糊化を進行させ、水は蒸気へと変化し続ける。この時、鍋2上部の開口部からは蓋加熱手段により加熱され米と水の上部空間は高温に保たれる。しかし、この空間に充満する蒸気が加熱されて、蒸気はそのまま蒸気筒10から本体1外へ放出される熱量も多い。したがって、炊き上げ工程において上部から十分な加熱はなされていない。
この炊き上げ工程の間に上部からも積極的に加熱を行うために、外気を吸引する外気吸引手段7を動作させ、鍋開口部に連通する外気送風経路9へ外気を送り込む。
外気送風経路内9に送り込まれた外気は、外気加熱手段7において100℃以上の温度に加熱され、鍋2開口部より鍋内に放出される。加熱された外気は、鍋2内の米・水の上部空間において鍋2内で発生した蒸気と混合し、100℃以上の蒸気となる。
この100℃以上の蒸気は、鍋開口部となる上方から米と水に対して、吹きつけ米と水を上方から加熱する働きをするものである。
外気温度制御手段11は、予め炊飯器が認識している炊飯を行う合数により加熱される外気温度を調整するために、外気加熱手段8の動作時間を制御する。具体的には、各炊飯合数に合わせた外気加熱手段8の動作時間を設定し、外気温度制御手段11に予め記憶させておく。炊飯合数が多いほど、外気加熱手段8の動作時間を長く設定し、鍋2内の米、水を確実に温度上昇をさせるものである。炊飯器が炊飯を開始し炊飯を行う合数に合わせた炊飯を実施し、炊き上げ工程を開始する。炊き上げ工程において外気温度制御手段11は、炊飯合数に合わせて記憶した所定時間を設定して、前述のように外気を加熱して鍋2内に投入する動作を行うものである。
さらに、外気送風経路9の鍋2開口部側の先端付近には炊飯中の蒸気の侵入を防止する逆流防止手段11を着脱自在に設けるために、炊飯中に鍋2内で発生する蒸気が外気送風経路9内に侵入して細菌の増殖の原因となることを防止する。また、蒸気に接触する逆流防止手段11を着脱自在とすることで、適時使用者が洗浄できて、より容易に衛生に保つことができるものである。
なお、外気吸引手段7、外気加熱手段8、外気送風経路9、外気温度制御手段12は蓋3内ではなく、本体1内に配置することも可能である。しかしながら、蓋3内に設ける方が、構成を簡素化できる。
また、外気吸引手段7と外気加熱手段8の配置は、図1と逆であっても同様の効果を得られる。
また、外気吸引手段7の吸引側にフィルターを設けることで、異物を吸い込むことを容易に防止する。また、外気加熱手段8には、外気加熱手段8の異常加熱状態を防止する一般的な温度検知手段(図示せず)を設けることで安全性を確保する。さらに前記温度検知手段の温度を検知して、外気加熱手段8の動作を制御することで、より目的温度に対して正確な外気を得ることができるものである。
なお、蓋3からの加熱を行う蓋加熱手段6の無い構成の炊飯器においても効果はかわらない。また、この炊飯器の鍋2の加熱手段としては、鍋加熱手段4に加え、鍋2側面からの加熱を行う加熱手段を追加するものに対しても、同様の効果を得るものであり、鍋加熱手段4を含む鍋側面、蓋からの加熱手段において、電磁誘導加熱、ヒータ加熱、ガス加熱等を用いても同様である。
(実施の形態1)
本発明の第1の実施の形態について図2、図3を参照しながら説明する。図1と同様に1は炊飯器の本体を示し、着脱自在の鍋2を内装する。さらに鍋2の上面開口部を覆う蓋3が開閉自在に設置されている。また鍋2を加熱する鍋加熱手段4と鍋2の温度を検知する鍋温度検知手段5を本体1内部に配置する。蓋3には鍋2内を上面から加熱する蓋加熱手段6と、炊飯中に鍋2内から発生する蒸気を吸引する蒸気吸引手段13と、吸引した蒸気を加熱し過熱蒸気を生成する過熱蒸気生成手段14と、生成した過熱蒸気を鍋2内に投入し米と水に放射する蒸気循環経路15と、さらに鍋2内から蒸気を外部へ放出させる蒸気筒10を配置するものである。
前記蒸気吸引手段13は、直接蒸気に触れる蒸気吸引部16と蒸気吸引部16を動作させる蒸気吸引部駆動手段17からなる。また、前記過熱蒸気生成手段14は内部を蒸気が通過する蒸気通過部18と蒸気通過部18を加熱する蒸気通過部加熱手段19からなる。
さらに、前記蒸気吸引手段11を構成する蒸気吸引部16を、蒸気吸引部駆動手段17と分離し、さらに過熱蒸気生成手段14を構成する蒸気通過部18を蒸気通過部加熱手段19と分離して、蒸気吸引部駆動手段17と蒸気通過部加熱手段19とを蓋内部に配置し、直接蒸気に触れる蒸気吸引部16と蒸気通過部18と蒸気循環経路15は着脱自在な構成とするものである。
また、生成する過熱蒸気の温度を任意に調節する蒸気温度制御手段20を蓋3内に有するものである。
上記の構成において動作を説明する。炊飯行程を開始する準備は参考例1と同様である。炊き上げ行程に入り、鍋2内の米と水の加熱が進み蒸気が発生する時期となり鍋温度検知手段5が沸騰状態を検出すると、蒸気吸引手段11を動作させ蒸気を吸引し、過熱蒸気生成手段12の蒸気通過部14へ吸引した蒸気を誘導する。蒸気通過部18は、すでに蒸気通過部加熱手段19によって加熱されており、吸引された蒸気が蒸気通過部18内を通過する間に、さらに高温に加熱され過熱蒸気となる。この過熱蒸気は蒸気循環経路15により、米と水に向けて放出され米と水を確実に加熱する。その後過熱蒸気蒸気は蒸気筒10より外部へ放出される。
蒸気温度制御手段20は、予め炊飯器が認識している炊飯を行う合数により加熱される蒸気温度を調整するために、過熱蒸気生成手段14の動作時間を制御する。具体的には、各炊飯合数に合わせた過熱蒸気生成手段14の動作時間を設定し、蒸気温度制御手段20に予め記憶させておく。炊飯合数が多いほど、過熱蒸気生成手段14の動作時間を長く設定し、鍋2内の米と水を確実に温度上昇をさせるものである。炊飯器が炊飯を開始し炊飯を行う合数に合わせた炊飯を実施し、炊き上げ工程を開始する。炊き上げ工程において蒸気温度制御手段20は、炊飯合数に合わせて記憶した所定時間を設定して、前述のように外気を加熱して鍋2内に投入する動作を行うものである。
なお、蒸気吸引手段13、過熱蒸気生成手段14、蒸気循環経路15、蒸気温度制御手段20は、図2の通り蓋3の下面に配置する場合以外に、蓋3の内部や本体1内部に配置することも可能である。しかしながら、図3の場合の方が、構成を簡素化できる。
また、過熱蒸気生成手段14内の蒸気通過部過熱手段19には異常加熱状態を防止する一般的な温度検知手段(図示せず)を設けることで安全性を確保する。さらに前記温度検知手段の温度を検知して、蒸気通過部加熱手段19の動作を制御することで、より目的温度に対して正確な外気を得ることができるものである。
なお、蓋3からの加熱を行う蓋加熱手段6の無い構成の炊飯器においても効果はかわらない。また、この炊飯器の鍋2の加熱手段としては、鍋加熱手段4に加え、鍋2側面からの加熱を行う加熱手段を追加するものに対しても、同様の効果を得るものであり、鍋加熱手段4を含む鍋側面、蓋からの加熱手段において、電磁誘導加熱、ヒータ加熱、ガス加熱等を用いても同様である。
(参考例2)
本発明の第2の参考例について図4、図5を参照しながら説明する。図1と同様に1は炊飯器の本体を示し、着脱自在の鍋2を内装する。さらに鍋2の上面開口部を覆う蓋3が開閉自在に設置されている。
また鍋2を加熱する鍋加熱手段4と鍋2の温度を検知する鍋温度検知手段5を本体1内部に配置する。蓋3には鍋2内を上面から加熱する蓋加熱手段6と、炊飯中に鍋2内から発生する蒸気を吸引し液化させる蒸気回収手段21と、回収し液化した水を加熱し過熱蒸気を生成する過熱蒸気生成手段22と、生成した過熱蒸気を鍋2内に投入し米と水に放射する蒸気経路23、蒸気経路23の鍋2側の開口部に逆流防止手段10を設ける。また、蒸気をさらに鍋2内から蒸気を外部へ放出させる蒸気筒10を配置するものである。
前記蒸気回収手段21は、直接蒸気に触れる蒸気吸引部24と蒸気冷却部25、蒸気吸引部24と蒸気冷却部25を動作させる蒸気回収部駆動手段26からなる。また、前記過熱蒸気生成手段22は、蒸気冷却部25で液化した水を回収する貯水部27と貯水部27を加熱する貯水部加熱手段28からなる。
さらに、前記蒸気回収手段21を構成する蒸気吸引部24と蒸気冷却部25を、蒸気回収部駆動手段26と分離し、さらに過熱蒸気生成手段22を構成する貯水部27を貯水部過熱手段28と分離して、蒸気回収部駆動手段26と貯水部加熱手段28とを蓋内部に配置し、直接蒸気に触れる蒸気吸引部24と蒸気冷却部25と貯水部27、さらに蒸気経路23と逆流防止手段10は着脱自在な構成とするものである。
また、生成する過熱蒸気の温度を任意に調節する蒸気温度制御手段29を蓋3内に有するものである。
上記の構成において動作を説明する。炊飯行程を開始する準備は参考例1と同様である。炊き上げ行程に入り、鍋2内の米と水の加熱が進み蒸気が発生する時期となり鍋温度検知手段5が沸騰状態を検出すると、蒸気回収手段21を動作させる。蒸気回収手段21は蒸気回収駆動手段26により蒸気吸引部24を動作させ、蒸気を吸引し蒸気冷却部25へ送風する。蒸気冷却部25において蒸気は熱交換をして液化し、水として回収する。回収された水は過熱蒸気生成手段22内の貯水部27に一旦貯められ、必要に応じて貯水部加熱手段28において加熱され過熱蒸気となる。生成された過熱蒸気は蒸気経路23を介して鍋2の上面の開口部から米と水を確実に加熱する。
また、炊き上げ工程が終了し蒸らし工程になり鍋から蒸気の発生が少なくなった場合においても、一旦貯水部27に貯められた水を加熱して過熱蒸気を鍋2内に投入する。蒸らし工程において過熱蒸気を投入することができれば、蒸らし工程において鍋加熱手段や蓋加熱手段では不足する加熱を十分補うことができるものである。
蒸気温度制御手段29は、予め炊飯器が認識している炊飯を行う合数により加熱される蒸気温度を調整するために、過熱蒸気生成手段22の動作時間を制御する。具体的には、各炊飯合数に合わせた過熱蒸気生成手段22の動作時間を設定し、蒸気温度制御手段29に予め記憶させておく。炊飯合数が多いほど、過熱蒸気生成手段22の動作時間を長く設定し、鍋2内の米と水を確実に温度上昇をさせるものである。炊飯器が炊飯を開始し炊飯を行う合数に合わせた炊飯を実施し、炊き上げ工程を開始する。炊き上げ工程において蒸気温度制御手段29は、炊飯合数に合わせて記憶した所定時間を設定して、前述のように外気を加熱して鍋2内に投入する動作を行うものである。
さらに、炊き上げ工程が終了し蒸らし工程においては、各炊飯合数ごとの蒸らし工程に適した蒸気温度を蒸気温度制御手段29に記憶させ、炊き上げ工程と同様に過熱蒸気生成手段22の動作時間を制御するものである。
なお、蒸気回収手段21、過熱蒸気生成手段22、蒸気経路23、蒸気温度制御手段29は蓋3内ではなく、本体1内に配置することも可能である。しかしながら、蓋3内に設ける方が、構成を簡素化できる。
また、過熱蒸気生成手段22内の貯水部手段28には異常加熱状態を防止する一般的な温度検知手段(図示せず)を設けることで安全性を確保する。さらに前記温度検知手段の温度を検知して、貯水部加熱手段28の動作を制御することで、より目的温度に対して正確な外気を得ることができるものである。
なお、蓋3からの加熱を行う蓋加熱手段6の無い構成の炊飯器においても効果はかわらない。また、この炊飯器の鍋2の加熱手段としては、鍋加熱手段4に加え、鍋2側面からの加熱を行う加熱手段を追加するものに対しても、同様の効果を得るものであり、鍋加熱手段4を含む鍋側面、蓋からの加熱手段において、電磁誘導加熱、ヒータ加熱、ガス加熱等を用いても同様である。
本発明の参考例1における炊飯器の断面図 本発明の実施の形態1における炊飯器の断面図 本発明の実施の形態1における炊飯器の断面図 本発明の参考例2における炊飯器の断面図 従来の炊飯器の断面図 従来の蒸気炊飯装置の断面図
符号の説明
2 鍋
3 蓋
4 鍋加熱手段
5 鍋温度検知手段
7 外気吸引手段
8 外気加熱手段
9 外気送風経路
11 逆流防止手段
12 外気温度制御手段
13 蒸気吸引手段
14 過熱蒸気生成手段
15 蒸気循環経路
16、24 蒸気吸引部
17 蒸気吸引部加熱手段
18 蒸気通過部
19 蒸気通過部加熱手段
20、29 蒸気温度制御手段
21 蒸気回収手段
22 過熱蒸気生成手段
23 蒸気経路
25 蒸気冷却部
26 蒸気回収部駆動手段
27 貯水部
28 貯水部加熱手段

Claims (3)

  1. 鍋と、前記鍋を加熱する鍋加熱手段と、前記鍋の開口部を覆う蓋と、炊飯中に鍋内から発生する蒸気を吸引する蒸気吸引手段と、前記蒸気吸引手段が吸引した蒸気から過熱蒸気を生成する過熱蒸気生成手段と、前記過熱蒸気を炊き上げ工程において前記鍋上方から前記鍋に導く蒸気循環経路とを有した炊飯器。
  2. 蒸気吸引手段は、蒸気吸引部駆動手段と、蒸気吸引部とを有し、過熱蒸気生成手段は、蒸気通過部加熱手段と、蒸気通過部とを有し、蒸気吸引部と蒸気通過部と蒸気循環経路とは着脱自在とした請求項1記載の炊飯器。
  3. 過熱蒸気生成手段の動作を制御し、過熱蒸気温度を任意に設定する蒸気温度制御手段を有する請求項1または2に記載の炊飯器。
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