JP2006287640A - 固体撮像素子パッケージ、固体撮像素子実装基板、デジタルカメラ及び固体撮像素子パッケージの実装方法 - Google Patents

固体撮像素子パッケージ、固体撮像素子実装基板、デジタルカメラ及び固体撮像素子パッケージの実装方法 Download PDF

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Abstract

【課題】実装基板に対して平行に実装することができる固体撮像素子パッケージ、固体撮像素子実装基板、デジタルカメラ及び固体撮像素子パッケージの実装方法を得る。
【解決手段】補強板108の裏面側の左右に、電極パッド116を設けると共に、電極パッド116の端部同士を結ぶ直線上にダミーパッド118を配置し、補強板108の周囲を取り囲むように設ける。そして、CCDパッケージ122の周囲を半田ボールを介して実装基板112に接続することで、CCDパッケージ122の左右のみを実装基板112に接続させる場合と比較して、実装基板112に対してCCDパッケージ122を水平に保持させることができる。これにより、デジタルカメラにおいて、CCD52の中心軸とレンズの光軸を一致させることができ、CCD52による光学性能を向上させ、デジタルカメラの品質を向上させることができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、CCD等の固体撮像素子パッケージ、固体撮像素子実装基板、デジタルカメラ及び固体撮像素子パッケージの実装方法に関する。
近年、撮像装置、特にデジタルカメラでは、CCD等の撮像素子を備えたものが数多く流通している。このようなデジタルカメラでは、撮影時には、CCDの受光面に被写体像が結像され、結像された被写体像は、CCDの各センサで入射光量に応じた量の信号電荷に変換される。そして、CCDに蓄積された信号電荷を画素毎に読み取って画像データに変換し、この画像データをメモリーカードなどの記録媒体に記録している。
このCCDを含む固体撮像素子は、超小型のデジタルカメラや携帯電話などへの適用の必要性から小型化への要求が高まっている。
例えば、特許文献1では、固体撮像素子が設けられた半導体基板と、固体撮像素子の受光領域に対向して空隙をもつように半導体基板に接続された封止用カバーガラスと、を一体に形成することで固体撮像装置の小型化を図っている。
また、特許文献2では、所定の波長領域の入射光をカットするためのフィルター部材をイメージセンサ・チップの表面に形成することで、フィルター部材とイメージセンサ・チップとの一体化によって、固体撮像装置の小型化を図っている。
ところで、このCCDによる光学性能は、CCDの中心軸とレンズの光軸を一致させることで確保されるが、固体撮像装置の小型化に伴って、CCDを実装基板に対して平行に実装することが非常に困難になっている。
特開2004−63751号公報 特開2004−200966号公報
本発明は上記事実を考慮し、実装基板に対して平行に実装することができる固体撮像素子パッケージ、固体撮像素子実装基板、デジタルカメラ及び固体撮像素子パッケージの実装方法を得ることを目的とする。
請求項1に記載の発明は、固体撮像素子パッケージにおいて、被写体の撮像信号を生成する固体撮像素子と、前記固体撮像素子の下部に位置し、互いに対向する一対の辺に配置され、導電性を有する第1電極パッドと、前記第1電極パッドと直交する方向に沿って設けられ、第1電極パッドの配置面の中心を通る線に対して線対称となる位置に配置された第1ダミーパッドと、前記第1電極パッド及び前記第1ダミーパッドに設けられ、実装基板と接続される導電部材と、を有することを特徴とする。
請求項1に記載の発明では、被写体の撮像信号を生成する固体撮像素子の下部には、導電性を有する第1電極パッドが互いに対向する一対の辺に配置されている。この第1電極パッドと直交する方向に沿って第1ダミーパッドを設け、固体撮像素子の下面の中心を通る線に対して線対称となる位置に配置している。
また、第1電極パッド及び第1ダミーパッドには、半田ボールなどの導電部材を設けており、該導電部材を実装基板に接続して、固体撮像素子パッケージが実装基板に実装される。
このように、ダミーパッドを設けて固体撮像素子パッケージの四方を半田ボールで実装基板に接続することで、固体撮像素子パッケージの二方、例えば、固体撮像素子パッケージの左右のみを実装基板に接続させる場合と比較して、実装基板に対して固体撮像素子パッケージを水平に保持させることができる。
これにより、デジタルカメラなどの撮像装置において、固体撮像素子の中心軸とレンズの光軸を一致させることができ、固体撮像素子による光学性能を向上させ、撮像装置の品質を向上させることができる。
請求項2に記載の発明は、固体撮像素子パッケージにおいて、被写体の撮像信号を生成する固体撮像素子と、前記固体撮像素子の下部に位置し、互いに対向する一対の辺に配置され、導電性を有する第1電極パッドと、前記第1電極パッドに設けられ、実装基板と接続される導電部材と、前記固体撮像素子の下部に設けられ、前記実装基板に対して固体撮像素子を水平に保持するスペーサと、を有することを特徴とする。
請求項2に記載の発明では、固体撮像素子の下部にスペーサを設けることで、固体撮像素子パッケージを実装基板に実装するとき、例えば、各半田ボールの潰れ量を一定にすることができる。これにより、請求項1に記載の発明よりも確実に、実装基板に対して固体撮像素子パッケージを水平に保持させることができる。
請求項3に記載の発明は、固体撮像素子実装基板において、請求項1又は2に記載の固体撮像素子パッケージが請求項1又は2に記載の実装基板に実装されたことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、デジタルカメラにおいて、請求項3に記載の固体撮像素子実装基板が備えられたことを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、固体撮像素子パッケージの実装方法において、請求項1に記載の固体撮像素子パッケージと、前記固体撮像素子パッケージを実装可能な実装基板と、を備え、前記実装基板側に前記第1電極パッドと対面可能に設けられ、導電性を有する第2電極パッドと、前記実装基板側に前記第1電極ダミーパッドと対面可能に設けられた第2ダミーパッドと、前記第1電極パッドと前記第2電極パッド及び前記第1ダミーパッドと前記第2ダミーパッドを電気的に接続して前記固体撮像素子パッケージを前記実装基板に実装させるダミー導電部材と、を有することを特徴とする。
請求項5に記載の発明では、実装基板側に、第1電極パッド又は第1電極ダミーパッドとそれぞれ対面可能な第2電極パッド又は第2ダミーパッドを設け、第1電極パッドと第2電極パッド及び第1ダミーパッドと第2ダミーパッドを電気的に接続して固体撮像素子パッケージを実装基板に実装させることで、請求項1に記載の発明と同一の効果を得ることができる。
請求項6に記載の発明は、被写体の撮像信号を生成する固体撮像素子を備えた固体撮像素子パッケージと、前記固体撮像素子パッケージを実装可能な実装基板と、を備えた固体撮像素子パッケージの実装方法において、前記固体撮像素子パッケージを前記実装基板に実装する前に、実装基板上の固体撮像素子パッケージの実装部分に請求項2に記載のスペーサを配置することを特徴とする。
請求項6に記載の発明では、固体撮像素子パッケージを実装基板に実装する前に、実装基板上の固体撮像素子パッケージの実装部分にスペーサを単に載置するだけで、半田ボールによって第1電極パッドと第2電極パッドを電気的に接続させた状態で固定撮像素子パッケージと実装基板との間にスペーサを固定させることができる。このため、接着剤等を介してスペーサを実装基板に固着する手間を省くことができる。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の固体撮像素子パッケージの実装方法において、前記スペーサが前記実装基板上に施された略矩形状のシルク印刷であることを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の固体撮像装置の製造方法において、前記シルク印刷が断続的に形成されたことを特徴とする。
通常、半田によるチップ部品の接続において、接続部の腐食防止、或いは接続部の機械的強度を図るため、該接続部をアンダーフィル剤によって封止する。請求項8に記載の発明では、シルク印刷を断続的に形成することで、このアンダーフィル剤を固体撮像素子パッケージの下部に流入させることができる。これにより、落下などによる衝撃力をアンダーフィル剤で吸収させることができ、固体撮像素子を保護することができる。
請求項9に記載の発明では、請求項6に記載の固体撮像素子パッケージの実装方法において、前記スペーサが薄型チップ部品であることを特徴とする。
薄型チップ部品を実装基板に実装したとき、薄型チップがいわゆるチップ立ちを起こしてしまう場合がある。請求項9に記載の発明では、スペーサとして薄型チップ部品を用い、固体撮像素子パッケージの実装部分に薄型チップ部品を実装後、固体撮像素子パッケージを実装することで、薄型チップ部品がスペーサの代わりを行うと共に、薄型チップ部品のチップ立ちを防止することができる。
本発明は、上記構成としたので、請求項1〜5及び7に記載の発明では、実装基板に対して固体撮像素子パッケージを水平に保持させることができるため、デジタルカメラなどの撮像装置において、固体撮像素子の中心軸とレンズの光軸を一致させることができ、固体撮像素子による光学性能を向上させ、撮像装置の品質を向上させることができる。
請求項6に記載の発明では、接着剤等を介してスペーサを実装基板に固着する手間を省くことができる。請求項8に記載の発明では、シルク印刷を断続的に形成することで、このアンダーフィル剤を固体撮像素子パッケージの下部に流入させることができる。これにより、落下などによる衝撃力をアンダーフィル剤で吸収させることができ、固体撮像素子を保護することができる。
請求項9に記載の発明では、スペーサとして薄型チップ部品を用い、固体撮像素子パッケージの実装部分に薄型チップ部品を実装後、固体撮像素子パッケージを実装することで、薄型チップ部品がスペーサの代わりを行うと共に、薄型チップ部品のチップ立ちを防止することができる。
本発明の実施の形態に係る固体撮像素子実装基板が備えられたデジタルカメラについて図面に基づき説明する。
図1には、本実施の形態に係るデジタルカメラ10の正面図(A)及び背面図(B)の一例が示されている。
このデジタルカメラ10の筐体11の正面には、被写体像を結像させるためのレンズ12、ファインダー窓14、ストロボ発光部16が設けられており、筐体11の側面には、メモリカード24を装着するためのカードスロット26が設けられている。
また、筐体11の上面には、シャッタボタン18及び電源スイッチ20が配設されている。シャッタボタン18は2段階式に構成されており、シャッタボタン18を軽く押して止める「半押し」の状態で自動ピント合わせ(オートフォーカス)を行うと共に自動露出処理(AE)が作動してオートフォーカスとAEをロックし、「半押し」から更に押し込む「全押し」の状態で撮影が実行される。一方、電源スイッチ20は、ユーザがデジタルカメラ10の各部への電源電力の供給/供給停止の切り換えを行うときに操作するためのものである。
また、デジタルカメラ10の筐体11の背面には、ファインダー28、LCD(液晶表示装置)30、ズームスイッチ32、十字ボタン34、メニューボタン38、実行ボタン40及びキャンセルボタン42が設けられている。
LCD30は、撮影時に画角確認用の電子ファインダーとして使用することができるとともに、各種メニュー項目、ユーザによる各種選択項目、及び撮影画像等を表示するためのものである。
ズームスイッチ32は、上下方向に操作可能なレバースイッチで構成され、ユーザが望遠(TELE)方向へのズーム移動指示や、広角(WIDE)方向へのズーム移動指示を行うときに操作するためのものである。
メニューボタン38は、ユーザがLCD30へ各種メニュー項目を表示するときに操作するためのものであり、十字ボタン34は、ユーザがLCD30に表示された各種メニューから任意のメニュー項目を選択する際に操作するためのものである。
実行ボタン40は、ユーザが各項目の実行開始を指示するときに操作するためのものであり、キャンセルボタン42は、ユーザが選択した項目の取消指示をする際に操作するためのものである。
図2には、本実施の形態に係るデジタルカメラ10の主要構成をブロック図として示している。デジタルカメラ10は、レンズ12を備えており、このレンズ12は、固定レンズ44、変倍レンズ46A、補正レンズ46B及びフォーカスレンズ48の4群型インナーフォーカス式ズームレンズで構成されている。
変倍レンズ46Aと補正レンズ46Bは、図示しないカム機構によって両者の位置関係が規制されながら光軸に沿って移動し、焦点距離を変更可能に設けられている。なお、本実施の形態では、変倍レンズ46Aと補正レンズ46Bから成る変倍光学系は、ズームレンズ46として機能する。
レンズ12を通過した光は、絞り50により光量が調節された後、固体撮像素子としてのCCD52(後述する)に入射される。CCD52の受光面には、フォトセンサが平面的に配列されており、レンズ12を介してCCD52の受光面に結像された被写体像は、各フォトセンサによって入射光量に応じた量の信号電荷に変換される。
なお、CCD52は、シャッターゲートパルスのタイミングによって各フォトセンサの電荷蓄積時間(シャッタースピード)を制御する、いわゆる電子シャッター機能を有している。各フォトセンサに蓄積された信号電荷は、CCDドライバ54から与えられるパルスに基づいて信号電荷に応じた電圧信号(画像データ)として順次読み出される。
また、CCD52から出力された画像データは、アナログ処理部56に送られる。このアナログ処理部56は、サンプリングホールド回路、色分離回路、ゲイン調整回路等の信号処理回路を含み、このアナログ処理部56において、相関二重サンプリング(CDS)処理並びにR,G,Bの各色信号に色分離処理され、各色信号の信号レベルの調整が行われる。
アナログ処理部56から出力された信号は、A/D変換器58によりデジタル信号に変換された後、メモリ60に格納される。ここで、タイミングジェネレータ(TG)62は、CPU64の指令に従ってCCDドライバ54、アナログ処理部56及びA/D変換器58に対してタイミング信号を与えており、このタイミング信号によって各回路の同期がとられる。
メモリ60に格納されたデータは、バス66を介して信号処理部68に送られる。この信号処理部68は、輝度・色差信号生成回路、ガンマ補正回路、シャープネス補正回路、コントラスト補正回路、ホワイトバランス補正回路等を含むデジタルシグナルプロセッサ(DSP)で構成された画像処理手段であり、CPU64からのコマンドに従って処理を実行する。
信号処理部68に入力された画像データは、輝度信号(Y信号)及び色差信号(Cr、Cb 信号)に変換されるとともに、ガンマ補正等の所定の処理が施された後、メモリ60に格納される。
そして、撮影画像を表示出力する場合、メモリ60から画像データが読み出され、表示用メモリ70に転送される。表示用メモリ70に記憶されたデータは、表示用の所定方式の信号に変換された後、D/A変換器72を介して液晶モニタ(LCD)30に出力される。このため、当該画像データの画像内容がLCD30の画面上に表示される。
ユーザがズームスイッチ32を操作すると、その指示信号がCPU64に入力され、CPU64はズームスイッチ32からの信号に基づいてズーム駆動部74を制御してズームレンズ46をテレ(TELE)方向又はワイド(WIDE)方向に移動させる。
ズーム駆動部74は図示しないモータを備えており、該モータの駆動力によってズームレンズ46が駆動される。このズームレンズ46の位置(ズーム位置)は、ズーム位置センサ76によって検出され、該ズーム位置センサ76の検出信号はCPU64に入力される。
同様に、フォーカス駆動部78は図示しないモータを備えており、該モータの駆動力によってフォーカスレンズ48が光軸に沿って前後動する。このフォーカスレンズ48の位置(フォーカス位置)は、フォーカス位置センサ80によって検出され、該フォーカス位置センサ80の検出信号はCPU64に入力される。
そして、シャッタボタン18による全押し指示がなされると、撮影開始指示(レリーズON)信号が発せられる。CPU64は、レリーズON信号を検知して記録用の撮像動作を実行する。
すなわち、CPU64は、後述する評価値演算の結果に基づいてフォーカス駆動部78を制御してフォーカスレンズ48を合焦位置に移動させるとともに、絞り50の開口径やCCD52の電子シャッターを制御することにより露出制御を行う。また、CPU64は必要に応じてストロボ制御回路82にコマンドを送り、ストロボ発光部16の発光を制御する。
このように、シャッタボタン18の押下操作に応じて、画像データの取り込みが開始される。画像データを圧縮記録するモードが選択されている場合、CPU64は圧縮伸張回路84にコマンドを送る。圧縮伸張回路84は、メモリ60に取り込まれた画像データをJPEGその他の所定の形式に従って圧縮する。
圧縮された画像データは、カードインターフェース86を介してメモリカード24に記録される。非圧縮の画像データを記録するモード(非圧縮モード)が選択されている場合には、圧縮伸張回路84による圧縮処理は省略され、非圧縮のまま画像データがメモリカード24に記録される。
ところで、CPU64は、各回路を統括制御する制御部であり、電源スイッチ20、シャッタボタン18、ズームスイッチ32その他の操作部から入力される入力信号に基づき、対応する回路の動作を制御するとともに、LCD30における表示制御、オートフォーカス処理及び自動露出処理等を行う。
次に、本発明の実施の形態に係る固体撮像素子実装基板の要旨について説明する。
図3(A)に示すように、CCD52が設けられたシリコン基板100の表面には、CCD52の表面よりも突出するスペーサ102が設けられており、スペーサ102にはガラス基板104が接合されている。このガラス基板104の表面にはマイクロレンズ106が設けられており、マイクロレンズ106によって集光された光のみがCCD52のフォトセンサ(図示省略)へ入射されるようになっている。
また、シリコン基板100の裏面には、補強板108が設けられており、シリコン基板100を補強している。シリコン基板100及び補強板108にはスルーホール110形成されており、スルーホール110には回路パターン114が配設されている。この回路パターン114を介してCCD52と実装基板112とが電気的に接続されるようになっている。
補強板108の裏面側には、回路パターン114と導通する電極パッド116が複数設けられている。この電極パッド116は、図3(B)に示すように、補強板108の互いに対向する一対の辺(ここでは、補強板108の左右)に配置されている。そして、複数配置された電極パッド116の端部同士を結ぶ直線上には、ダミーパッド118を複数配置して、補強板108の周囲を取り囲むようにしている。
ここで、電極パッド116及びダミーパッド118はそれぞれ同じピッチで配置されており、補強板108の中心を通る線に対して線対称となるようにしている。この電極パッド116及びダミーパッド118に半田ボール120(図4参照)が設けられる。
一方、CCD52及びマイクロレンズ106等によって構成されたCCDパッケージ122を実装する実装基板112(図3(C)参照)側には、電極パッド116及びダミーパッド118と対面可能となる電極パッド124及びダミーパッド126がそれぞれ設けられている。
図4に示すように、CCDパッケージ122を実装基板112に実装する際、半田ボール120を溶融させ、半田ボール120を介して、電極パッド116と電極パッド124を電気的に接続させる。これにより、CCD52が導通可能となる。
ところで、ダミーパッド118とダミーパッド126も半田ボール120を介して導通可能となるが、ダミーパッド118、126は回路パターン114と接続されておらず、ダミーパッド118とダミーパッド126の導通によって、実装基板112の回路パターン114に電気的影響を及ぼすことはない。
前述したように、レンズ12を介してCCD52の受光面に結像された被写体像は、CCD52の受光面に配列された各フォトセンサによって入射光量に応じた量の信号電荷に変換されるため、CCD52の中心軸とレンズ12の光軸を一致させることが重要となる。
ここで、CCD52を実装する実装基板112は、図示はしないが、レンズ12を保持する保持部材に固定された状態で、レンズ12の光軸に対して直交して配置される。このため、CCD52の中心軸とレンズ12の光軸を一致させるには、CCD52を実装基板112に対して水平に実装することができれば良いことになる。
半田ボール120は表面張力による高さ保持のため、該高さにおいてバラツキが生じる。このため、本発明では、ダミーパッド118、126を設けてCCDパッケージ122の周囲を半田ボール120で実装基板112に接続することで、例えば、図5(A)〜(C)に示すように、CCDパッケージ131の左右のみを実装基板133に接続させる場合と比較して、実装基板112に対してCCDパッケージ122を水平に保持させることができる。
これにより、デジタルカメラ10(図2参照)において、CCD52の中心軸とレンズ12の光軸を一致させることができ、CCD52による光学性能を向上させ、デジタルカメラ10の品質を向上させることができる。
なお、ここでは、ダミーパッド118、126を設けることで、CCDパッケージ122を実装基板112に対して水平に保持できるようにしたが、CCDパッケージ122を実装基板112に対して水平に保持できれば良いため、これに限るものではない。
例えば、図6(B)に示すように、ダミーパッド118、126の代わりに、CCDパッケージ131と実装基板133の間にスペーサ128を配置しても良い。具体的には、図6(A)、(C)に示すように、CCDパッケージ131の補強板108の裏面の、電極パッド116の内側に、全周の高さが同じ矩形状のスペーサ128を設ける。
このスペーサ128はフォトリソグラフィを用いたエッチング法により形成したレジストパターンをマスクとして、エッチングを行って形成しても良いし、また、角状のスペーサ128を接着剤を介して補強板108に固着しても良い。
このように、スペーサ128を設けることで、CCDパッケージ131を実装基板133に実装するとき、各半田ボール120の潰れ量は一定することができる。このため、より確実に実装基板133に対してCCDパッケージ131を水平に保持することができる。
また、図7(A)、(C)に示すように、実装基板133側にスペーサ130を設けても良い。この場合、CCDパッケージ131を実装基板133に実装する前に、実装基板133上のCCDパッケージ131の実装部分にスペーサ130を配置する。
図7(B)に示すように、半田ボール120によって電極パッド116と電極パッド124を電気的に接続させた状態でCCDパッケージ131と実装基板133との間にスペーサ130を固定させることができるため、接着剤等を介してスペーサ130を実装基板133に固着する手間を省くことができる。
ここで、実装基板133の表面には、絶縁性のレジストがコーティングされているが、このレジストをスペーサ130の大きさに合わせて剥離させることで、実装基板133の表面に凹部(図示省略)が形成されることとなる。スペーサ130を実装基板133に配置させるとき、該凹部内にスペーサ130を配置することで、スペーサ130を位置決めすることができる。
また、実装基板133側にスペーサ130を設ける方法として、単にスペーサ130を実装基板133上に載置する方法もあるが、これ以外にも、例えば、図8(A)、(B)に示すように、実装基板133上に略矩形状のシルク印刷を施し、これによってスペーサ132を形成しても良い。
ところで、通常、半田ボール120による接続において、接続部の腐食防止、或いは接続部の機械的強度を図るため、該接続部をアンダーフィル剤によって封止する。このため、図8(C)に示すように、スペーサ132を断続的に形成することで、このアンダーフィル剤をCCDパッケージ131の下部に流入させることができる。これにより、落下などによる衝撃力をアンダーフィル剤で吸収させることができ、CCD52を保護することができる。
また、スペーサ132等の代わりに、図9(A)、(B)に示すように、抵抗やコンデンサ等の複数の薄型チップ部品134を、複数配置された電極パッド124の端部側に配置しても良い。
薄型チップ部品134を実装基板133に実装したとき、薄型チップ部品134がいわゆるチップ立ちを起こしてしまう場合がある。このため、スペーサとして薄型チップ部品134を用い、実装基板133のCCDパッケージ131の実装部分に薄型チップ部品134を実装後、CCDパッケージ131を実装基板133に実装することで、薄型チップ部品134がスペーサの代わりを行うと共に、薄型チップ部品134のチップ立ちを防止することができる。
以上、ここでは、撮像装置としてデジタルカメラについて説明したが、撮像可能な装置であればよいため、デジタルカメラに限らず、携帯電話等であっても良いのは勿論のことである。
本発明の実施の形態に係るデジタルカメラの(A)は正面図であり、(B)は背面図である。 本発明の実施の形態に係るデジタルカメラの概略構成を示すブロック図である。 (A)は、本発明の実施の形態に係るCCDパッケージの断面図であり、(B)はCCDパッケージの裏面図、(C)はCCDパッケージを実装する実装基板の平面図である。 本発明の実施の形態に係るCCDパッケージを実装基板に実装させた状態を示す断面図である。 (A)〜(C)は、図3(A)〜(C)の比較例である。 本発明の実施の形態に係るCCDパッケージの実装方法の第1の変形例を示す図であり、(A)、(B)は、CCDパッケージ及び実装基板の断面図、(C)はCCDパッケージの裏面図である。 本発明の実施の形態に係るCCDパッケージの実装方法の第2の変形例を示す図であり、(A)、(B)は、CCDパッケージ及び実装基板の断面図、(C)は実装基板の平面図である。 本発明の実施の形態に係るCCDパッケージの実装方法の第3の変形例を示す図であり、(A)は、CCDパッケージ及び実装基板の断面図、(B)は実装基板の平面図であり、(C)は(B)の変形例である。 本発明の実施の形態に係るCCDパッケージの実装方法の第4の変形例を示す図であり、(A)は、CCDパッケージ及び実装基板の断面図、(B)は実装基板の平面図である。
符号の説明
10 デジタルカメラ
12 レンズ
52 CCD(固体撮像素子)
112 実装基板
116 電極パッド(第1電極パッド)
118 ダミーパッド(第1ダミーパッド)
120 半田ボール(導電部材)
122 CCDパッケージ(固体撮像素子パッケージ)
124 電極パッド(第2電極パッド)
126 ダミーパッド(第2ダミーパッド)
128 スペーサ
130 スペーサ
131 CCDパッケージ(固体撮像素子パッケージ)
132 スペーサ
133 実装基板
134 薄型チップ部品(スペーサ)

Claims (9)

  1. 被写体の撮像信号を生成する固体撮像素子と、
    前記固体撮像素子の下部に位置し、互いに対向する一対の辺に配置され、導電性を有する第1電極パッドと、
    前記第1電極パッドと直交する方向に沿って設けられ、第1電極パッドの配置面の中心を通る線に対して線対称となる位置に配置された第1ダミーパッドと、
    前記第1電極パッド及び前記第1ダミーパッドに設けられ、実装基板と接続される導電部材と、
    を有することを特徴とする固体撮像素子パッケージ。
  2. 被写体の撮像信号を生成する固体撮像素子と、
    前記固体撮像素子の下部に位置し、互いに対向する一対の辺に配置され、導電性を有する第1電極パッドと、
    前記第1電極パッドに設けられ、実装基板と接続される導電部材と、
    前記固体撮像素子の下部に設けられ、前記実装基板に対して固体撮像素子を水平に保持するスペーサと、
    を有することを特徴とする固体撮像素子パッケージ。
  3. 請求項1又は2に記載の固体撮像素子パッケージが請求項1又は2に記載の実装基板に実装されたことを特徴とする固体撮像素子実装基板。
  4. 請求項3に記載の固体撮像素子実装基板が備えられたことを特徴とするデジタルカメラ。
  5. 請求項1に記載の固体撮像素子パッケージと、前記固体撮像素子パッケージを実装可能な実装基板と、を備え、
    前記実装基板側に前記第1電極パッドと対面可能に設けられ、導電性を有する第2電極パッドと、
    前記実装基板側に前記第1電極ダミーパッドと対面可能に設けられた第2ダミーパッドと、
    前記第1電極パッドと前記第2電極パッド及び前記第1ダミーパッドと前記第2ダミーパッドを電気的に接続して前記固体撮像素子パッケージを前記実装基板に実装させるダミー導電部材と、
    を有することを特徴とする固体撮像素子パッケージの実装方法。
  6. 被写体の撮像信号を生成する固体撮像素子を備えた固体撮像素子パッケージと、前記固体撮像素子パッケージを実装可能な実装基板と、を備えた固体撮像素子パッケージの実装方法において、
    前記固体撮像素子パッケージを前記実装基板に実装する前に、実装基板上の固体撮像素子パッケージの実装部分に請求項2に記載のスペーサを設けることを特徴とする固体撮像素子パッケージの実装方法。
  7. 前記スペーサが前記実装基板上に略矩形状に施されたシルク印刷であることを特徴とする請求項6に記載の固体撮像素子パッケージの実装方法。
  8. 前記シルク印刷が断続的に形成されたことを特徴とする請求項7に記載の固体撮像素子パッケージの実装方法。
  9. 前記スペーサが薄型チップ部品であることを特徴とする請求項6に記載の固体撮像素子パッケージの実装方法。
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