JP2006285636A - 位置管理システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 ICタグ10が交信範囲に入るとICタグ10が電波をエネルギーに変換し、ICタグ識別情報をリーダ/ライタ20に送信し、ICタグ識別情報に基づき本人対応記憶手段31により本人情報を読み出し、リーダ識別情報に基づき位置対応記憶手段32により位置情報を読み出し、取得した位置情報及び本人情報を現在情報記憶手段34に書き込む。
【選択図】 図1
Description
各実施形態では、主にシステムについて説明するが、所謂当業者であれば明らかな通り、本発明はコンピュータで使用可能なプログラム及び方法としても実施できる。また、本発明は、ハードウェア、ソフトウェア、または、ソフトウェア及びハードウェアの実施形態で実施可能である。プログラムは、ハードディスク、CD−ROM、DVD−ROM、光記憶装置または磁気記憶装置等の任意のコンピュータ可読媒体に記録できる。さらに、プログラムはネットワークを介した他のコンピュータに記録することができる。
本発明の第1の実施形態に係る位置管理システムについて、図に基づき説明する。
本実施形態に係る位置管理システムは、図1に示すように、複数のICタグ10と、複数のリーダ/ライタ20と、位置の処理を行うシステムコンピュータ40と、スケジュールの処理を行うスケジュールコンピュータ50と、システムコンピュータ40及びスケジュールコンピュータ50に問い合わせるクライアントコンピュータ60とを含む。システムコンピュータ40上には、本人対応記憶手段31、位置対応記憶手段32、連絡先対応記憶手段33、現在情報記憶手段34、本人情報取得手段41、位置情報取得手段42、連絡先情報取得手段43、現在情報取得手段44、現在情報更新手段45及び報知制御手段46が実装されている。スケジュールコンピュータ50には、スケジュール記憶手段51及びスケジュール管理手段52が実装されている。
前記本人対応記憶手段31、位置対応記憶手段32、連絡先対応記憶手段33に格納される情報は、予め、システム運用者又は利用者本人が設定する必要がある。
ICタグ10には、ICタグ10の所持者である従業員に知らせる報知手段を有する。報知手段は、具体的には、LED13、アラーム、バイブレーション等であり、本実施形態ではLED13とする。すなわち、ICタグ10のアンテナ12を介した外部からの報知制御信号に基づいてLED13が点灯する。
リーダ/ライタ20は、ICタグ10が交信範囲にあって、ICタグ10からICタグ識別情報を含めた情報の受信がないか否かを判断する(図4参照。ステップ101)。このステップ101において、リーダ/ライタ20がICタグ識別情報を受信したと判断した場合には、ICタグ識別情報と、このリーダ/ライタ20を識別するリーダ識別情報をシステムコンピュータ40に送信する(ステップ102)。リーダ/ライタ20から受信したICタグ識別情報に基づき本人対応記憶手段31から本人情報取得手段41が本人情報ID及び名前を取得する(ステップ103)。リーダ/ライタ20から受信したリーダ識別情報に基づき位置対応記憶手段32から位置情報取得手段42が位置ID及び位置名を取得する(ステップ104)。取得した本人情報ID及び取得した位置IDに基づき連絡先情報取得手段43が連絡先対応記憶手段33から連絡先ID及び連絡先を読み出す(ステップ105)。本人情報取得手段41が取得した本人情報ID及び名前と、位置情報取得手段42が取得した位置ID及び位置名と、連絡先情報取得手段43が取得した連絡先ID及び連絡先と、更新日時とを現在情報更新手段45が現在情報記憶手段34に書き込む(ステップ106)。このステップ101ないしステップ106の処理は、建物内に複数配置されたリーダ/ライタ20が複数のICタグ10からの受信を受け、システムコンピュータ40がリーダ/ライタ20からの情報の受信を受けて行われる。これらの処理により、最新且つ正確な現在情報を現在情報記憶手段34に格納することができる。
クライアントコンピュータ60を利用する利用者が、本システムに係るソフトの標章となるアイコンをクリックすると、本システムのクライアント手段が起動する(図5参照。ステップ201)。クライアント手段は、表示するために必要となる本人情報ID(クライアント手段を操作している人の本人情報IDに限られない。また、本人情報IDが不明な場合には、名前であっても処理可能である)をシステムコンピュータ40に送信する(ステップ202)。現在情報取得手段44が、クライアント手段から受信した本人IDに基づき現在情報記憶手段34から、名前、位置ID、位置名、状態ID、状態名、更新日時、連絡先ID及び連絡先を取得する(ステップ203)。システムコンピュータ40は、受信した本人IDと、現在情報記憶手段34が取得した名前、位置ID、位置名、状態ID、状態名、更新日時、連絡先ID及び連絡先とをクライアントコンピュータ60に送信する(ステップ204)。クライアント手段が、システムコンピュータ40から受信した本人ID、名前、位置ID、位置名、状態ID、状態名、更新日時、連絡先ID及び連絡先を、クライアントコンピュータ60のディスプレイに表示する(図6参照。ステップ205)。ここで、これらの項目のうち、利用者の設定に応じて必要な情報のみを、表示する。通常であれば、本人ID、位置ID、状態ID、連絡先IDはシステム内の識別番号であるため、表示を行わない。ステップ205の後、クライアント手段は、所定時間毎に、ステップ201に移行して、クライアントコンピュータ60のディスプレイの表示と、現在情報記憶手段34に格納されている現在情報との整合性を保って、最新の状態としている。ここで、クライアント手段の動作の終了をしめしていないが、ユーザや他のプログラムが実行した操作(イベント)に対応して処理を行なうイベントドリブン型の実行形式であって、利用者からの終了操作がトリガとなって動作を終了する。
クライアント手段を用いる利用者は、現在情報の本人である場合もある。この場合、本人である利用者は、自己の状態を変更することができる。例えば、単に本人の席から見た「在席」「離席」だけでなく、「会議中」「食事中」「電話中」「休憩中」、より詳細には仕事の中身(「概要設計中」「詳細設計中」「実装中」「単体テスト中」「全体テスト中」「取扱説明書作成中」)を指定することができる。
ここで、前記ステップ305で送信対象となるクライアントコンピュータ60は、該当日に少なくとも1回でも、該当する本人の現在情報を読み出したコンピュータであるとすることもでき、無駄なトラフィック及び処理を生じさせない。
スケジュール管理システムは、既に多数存在する。ここでは、スケジュール管理システムの一例を示す。スケジュール管理システムは、本人情報ID、名前、日時、時間、位置ID、位置名、表題、詳細の属性を有するテーブルをスケジュール記憶手段51に構築している。このスケジュール記憶手段51に対してクライアントコンピュータ60の要求に応じて、レコードを読み出したり、書き込んだりするスケジュール管理手段52を、スケジュール管理システムは有する。このスケジュール管理システムは、スケジュールコンピュータ50上に、実装されている。ここで、本人情報ID、名前、位置ID、位置名は、本発明のシステムと同じものである(正確には位置名は必ずしも同一ではない。社内であればよいが、社外での会議等があるからである。)。スケジュール記憶手段51のテーブルの1レコードは、1つのスケジュールを意味する。例えば、2005年3月7日に夕方5時から2時間かけて会議を会議室Aで、「要求仕様の変更による作業増加」についてプロジェクトマネージャー3人で行う場合には、属性日時の値が「2005年3月7日17:00」、属性時間の値が「2時間」、属性位置名の値が「会議室A」、属性表題が「要求仕様の変更による作業増加」、属性詳細が「プロジェクトマネジャー田中、鈴木、山本で行う。会議録の要旨及び詳細はメールにてプロジェクトメンバー及び客先に迅速に送信する。」となる。このような設定を、利用者がディスプレイに表示される専用のウィンドウ(フォーム)に入力して行う。入力が完了し、確定の操作を利用者が行うと、クライアントコンピュータ60からスケジュールコンピュータ50へ、各種属性の値が送信される。スケジュール管理手段52は、受信した属性値を1つのスケジュールのレコードとして、スケジュール記憶手段51に登録する。
本発明の第2の実施形態に係る位置管理システムについて、図に基づき説明する。
本実施形態に係る位置管理システムは、前記第1の実施形態に係る位置管理システムと同様に構成され、さらに、図9及び図10に示すように、以下の差異を有する。第1の差異として、位置に対応する優先レベルに応じて前記報知制御手段46による報知制御信号の出力を制止する報知制止手段47を有する。第2の差異として、現在情報更新手段45が予め登録されている位置に更新する場合にかかる更新を登録されている位置に対応する時間の間制止する更新制止手段48を有する。第3の差異として、現在情報更新手段45が更新により位置ID、位置名を更新する場合に、更新前の位置ID及び位置名を前の位置として更新する。
報知制止手段47は、属性として位置IDと優先レベルを有するテーブルを構築している位置優先記憶手段35に問い合わせる。位置優先記憶手段35に格納されている位置IDと優先レベルは予めシステム運用者によって設定されている。例えば、社長室の位置IDには優先レベル1を(優先レベルは5段階で昇順で低くなる)、役員会議室の位置IDには優先レベル2を、自席には優先レベル3を、データ室には優先レベル4を設定している。報知制御手段46は、前記第1の実施形態の動作に加え、スケジュール管理手段52に問い合わせ、スケジュールの時刻を経過している場合であってスケジュールの位置に現在情報記憶手段34の位置が更新されないときに、報知制御信号を出力する。
このように報知制止手段47を有することで、より優先的な状況にある場合には、ICタグ10の報知手段が駆動せず、状況にあった利便性の高いサービスを提供することができる。
更新制止手段48は、属性として位置IDと所定時間を有するテーブルを構築している所定時間例外記憶手段36に問い合わせる。所定時間例外記憶手段36に格納されている位置IDは、システム運用者の手によって設定されているものであり、全ての位置IDが登録されているわけではない。システム運用者が必要に応じて設定を行っている。例えば、トイレの位置IDに対して10分、喫煙場所の位置IDに対して10分、給湯室の位置IDに対して15分を設定している。
現在情報更新手段45は、第1の実施形態の動作によれば、更新の動作を行う場合には、前の位置ID、位置名を上書きして、新しい位置ID、位置名を現在情報記憶手段34に格納する。そうすると、前の位置ID、位置名は実質的に削除されているに等しいこととなる。しかしながら、人の移動は前の位置と現在の位置とに相関があるため、位置をより確実に把握する場合には重要となってくる。そこで、現在情報更新手段45が更新により位置ID、位置名を更新する場合に、更新前の位置ID及び位置名を前の位置として格納する。
このように現在情報更新手段45が前の位置の情報をも保持しているので、必要に応じて利用者は本人の位置を把握する場合に前の位置をも参照することができ、より正確に把握することができる。
なお、前の位置だけでなく、それよりも以前の位置を連続して保持することもでき、本人の移動を把握することができる。この場合において、前記更新の制止がなされていれば、一時的な移動は以前の位置情報として保持されず、データ量を抑制するだけでなく、従業員が監視されているという意識も芽生えることがない。
本発明の第3の実施形態に係る位置管理システムについて、図に基づき説明する。
本実施形態に係る位置管理システムは、前記第2の実施形態に係る位置管理システムと同様に構成され、現在情報記憶手段34に格納された前の位置名を現在の位置名と共に表示し、且つ、前の位置名と現在の位置名の違いを明示して表示することを異にする構成である。
なお、本実施形態においては、他の前の位置名と現在の位置名の違いを明示した表示としては、別々にセルを設け「現在の位置」「前の位置」とすることができる。
また、位置を表示させる必要のない位置に本人が移動した場合には、位置のセルでは「会議室A→(離席中)」と表示することができる。
本発明の第4の実施形態に係る位置管理システムについて、図に基づき説明する。
本実施形態に係る位置管理システムは、前記第3の実施形態と同様に構成され、ウィンドウの表示形態を異にするものである。
図12は現在情報の表示の画面の一部を示しており、次に、同図(a)ないし(h)をそれぞれ説明する。
図12(b)は、図12(a)の示す状態から従業員「山中 太郎」が社長室に移動したことを示す。この場合、会議室Aから社長室への移動は、現時点で所定時間以内であるため、状態も一時移動となっており、移動元から移動先を示す矢印も点線となっている。図12(c)は、かかる所定時間以内に社長室から会議室Aに戻ってきていることを示し、戻ってきてから所定時間が経過していないために、状態も一時移動となっており、移動元から移動先を示す矢印も点線となっている。
図12(g)は、従業員「山中 太郎」が会社内から外出した場合を示しており、セカンダリーとなる現在位置2及び矢印のセルの部分に表示はない。逆に、社外から社内に戻ってきて自席に在席している場合の表示が図12(h)となる。
11 ICチップ
12 アンテナ
13 LED
20 リーダ/ライタ
31 本人対応記憶手段
32 位置対応記憶手段
33 連絡先対応記憶手段
34 現在情報記憶手段
35 位置優先記憶手段
36 所定時間例外記憶手段
40 システムコンピュータ
41 本人情報取得手段
42 位置情報取得手段
43 連絡先情報取得手段
44 現在情報取得手段
45 現在情報更新手段
46 報知制御手段
47 報知制止手段
48 更新制止手段
50 スケジュールコンピュータ
51 スケジュール記憶手段
52 スケジュール管理手段
60 クライアントコンピュータ
Claims (5)
- 他のICタグと識別するICタグ識別情報を有するICタグと、ICタグと無線通信を行ってICタグから情報を読み取るリーダ又はリーダ/ライタと、ICタグ識別情報と本人を特定する本人情報とを対応づけて記録する本人対応記憶手段と、リーダ識別情報と位置情報とを対応づけて記録する位置対応記憶手段と、現在の位置情報と本人情報とを対応づけて記録する現在情報記憶手段と、ICタグ識別情報に基づき本人対応記憶手段により本人情報を読み出す手段と、リーダ識別情報に基づき位置対応記憶手段により位置情報を読み出す手段と、取得した位置情報及び本人情報を現在情報記憶手段に書き込む手段と、問い合わせ要求に対応して現在情報記憶手段から位置情報及び本人情報を読み出す手段とを備える、位置管理システム。
- 設定したスケジュールの時刻が経過している場合であって、且つ、本人の状態を示す本人状態情報が外出である場合又は位置情報がシステム対象外又は不明である場合には、スケジュール上の行き先を位置情報とする手段を備える、前記請求項1に記載の位置管理システム。
- ICタグ又はリーダ若しくはリーダ/ライタに配設される報知手段と、
本人の状態を示す本人状態情報が外出又は位置情報がシステム対象外又は不明に移行した場合であって、且つ、現在時刻にスケジュールが設定されていない場合又はスケジュールが設定されていた場合であっても行き先が設定されていない場合には、報知手段を報知させる手段とを備える、前記請求項1に記載の位置管理システム。 - 特定のリーダ識別情報又は位置情報を記録する所定時間例外記憶手段を備え、リーダ又はリーダ/ライタからリーダ識別情報を受信した場合に、リーダ識別情報又はリーダ識別情報と対応する位置情報が所定時間例外記憶手段内に記録されているか否かを判断し、記録されている場合には、所定時間の間、前記取得した位置情報及び本人情報を現在情報記憶手段に書き込む手段の書き込みを制止する、前記請求項1に記載の位置管理システム。
- ICタグがリーダ又はリーダ/ライタの交信範囲に入って無線通信を行い、ICタグ識別情報を送信するステップと、
送信されたICタグ識別情報をリーダ又はリーダ/ライタが受信してリーダ又はリーダ/ライタの識別情報であるリーダ識別情報をともなって一または複数のシステム内のコンピュータに送信するステップと、
一または複数のシステム内のコンピュータが、ICタグ識別情報及びリーダ識別情報を受信し、ICタグ識別情報と本人情報とを対応づけて記録する本人対応記憶手段から受信したICタグ識別情報に対応づいている本人情報を読み出すと共に、リーダ識別情報と位置情報とを対応づけて記録する位置対応記憶手段から受信したリーダ識別情報に対応する位置情報を読み出すステップと、
一または複数のシステム内のコンピュータが、読み出した本人情報及び位置情報を現在の位置情報と本人情報とを対応づけて記録する現在情報記憶手段に書き込むステップと、
一または複数のシステム内のコンピュータが、問い合わせ要求に対応して現在情報記憶手段から位置情報及び本人情報を読み出すステップとを含む位置管理方法。
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