JP2006284626A - 表示装置 - Google Patents

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直紀 海瀬
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Abstract

【課題】 地震の発生を検知し、地震に対する処理を行なう表示装置を提供する。
【解決手段】 表示装置10において、加速度センサ8は、表示装置10に印加される加速度を検出し、その検出した加速度をマイコン5へ出力する。スイッチ11は、表示装置10が机等に設置されると、Hレベルの信号を出力する。マイコン5は、スイッチ11からHレベルの信号を受信しているときに、加速度センサ8からの加速度が所定時間の間にレベルLV1またはLV2を超えたとき、地震が発生したと判定する。そして、マイコン5は、加速度がレベルLV1を超え、かつ、レベルLV2を超えないとき、地震が発生したことを示す警告信号をスクリーン上へ表示し、加速度がレベルLV2を超えたとき、液晶パネル/光源部6の光源を直ぐに消灯する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、表示装置に関し、特に、地震を検出するとともに、その地震に対する対処を行なう表示装置に関するものである。
従来より、プロジェクター装置が異常状態になったとき、プロジェクター装置の動作を制御する種々の方法が提案されている。たとえば、プロジェクター装置内部の個々の照明ランプ、冷却装置および液晶パネル等の表示装置等に対して温度センサを設け、これらの部品が加熱破損または過熱劣化しているか否かをモニタし、異常を検出した場合、供給電力を抑えて過熱を抑制する技術が提案されている(特許文献1)。
また、照明ランプおよび電源装置の異常を検出して異常であることを表示する技術が知られている(特許文献2)。
さらに、プロジェクター装置の姿勢を検出するセンサを設け、このセンサからの出力値の変化が所定値以上になることが所定時間以上継続したか否かを判定し、その判定結果に応じて光源を制御する技術が知られている(特許文献3)。
特開平9−152575号公報 特開平11−112912号公報 特開2002−268142号公報
地震が発生した場合、建物が倒壊し、過重な力が加わることにより、プロジェクターが破損する可能性がある。したがって、地震を検知し、地震に対する対処を行なう必要があるが、従来の技術では、地震の発生を検知し、地震に対する対処を行なうことが困難であるという問題がある。
そこで、この発明は、かかる問題を解決するためになされたものであり、その目的は、地震の発生を検知し、地震に対する処理を行なう表示装置を提供することである。
この発明によれば、表示装置は、入力映像信号に基づいて形成された液晶パネル上の画像を液晶パネルへの照射光に基づいてスクリーン上に拡大表示する表示装置であって、光源と、加速度検出手段と、歪補正手段と、地震判定手段と、処理手段とを備える。光源は、照射光を液晶パネルに照射する。加速度検出手段は、当該表示装置の加速度を検出する。歪補正手段は、加速度検出手段によって検出された加速度に基づいて当該表示装置の傾斜角を検出し、その検出した傾斜角に基づいて台形歪を補正する。地震判定手段は、当該表示装置の設置が完了すると、加速度検出手段によって検出された加速度に基づいて地震が発生したか否かを判定する。処理手段は、地震判定手段による判定結果に基づいて地震に対する処理を行なう。
好ましくは、地震判定手段は、加速度検出手段によって検出された加速度が所定時間の間に基準値を超えたとき地震が発生したと判定する。
好ましくは、地震判定手段は、加速度検出手段によって検出された加速度のうち重力方向の加速度が所定時間の間に基準値を超えたとき地震が発生したと判定する。
好ましくは、地震判定手段は、加速度検出手段によって検出された加速度のうち重力方向の加速度が所定時間の間に基準値を超え、かつ、加速度検出手段によって検出された加速度のうち重力方向と略垂直な方向の加速度が所定時間の間に基準値を超えたとき、地震が発生したと判定する。
好ましくは、基準値は、第1の基準値と第1の基準値よりもレベルが高い第2の基準値とからなる。そして、地震判定手段は、加速度検出手段によって検出された加速度が所定時間の間に第1の基準値を超え、かつ、第2の基準値を超えないとき第1のレベルの地震が発生したと判定し、加速度検出手段によって検出された加速度が所定時間の間に第2の基準値を超えたとき第2のレベルの地震が発生したと判定する。処理手段は、地震判定手段により記第1のレベルの地震が発生したと判定されると、警告信号をスクリーン上に表示し、地震判定手段により第2のレベルの地震が発生したと判定されると、光源をオフする。
好ましくは、表示装置は、停止判定手段をさらに備える。停止判定手段は、地震判定手段により地震が発生したと判定されると、当該表示装置を停止するか否かを判定する。処理手段は、停止判定手段により当該表示装置を停止すると判定されたとき、光源をオフする。
好ましくは、表示装置は、冷却手段と、冷却制御手段とをさらに備える。冷却手段は、当該表示装置の内部を冷却する。冷却制御手段は、地震判定手段により第1のレベルの地震が発生したと判定されると、加速度検出手段によって検出された加速度に基づいて、画像を照射光によってスクリーン上に投射するときの投射光軸方向に対する当該表示装置の傾斜角を演算し、その演算した傾斜角に応じて冷却手段の冷却能力を制御する。
好ましくは、冷却制御手段は、傾斜角が標準角度範囲であるとき、第1の冷却能力で冷却するように冷却手段を制御し、傾斜角が標準角度範囲を超えて打ち上げ角が大きくなると、第1の冷却能力よりも強い第2の冷却能力で冷却するように前記冷却手段を制御し、傾斜角が標準角度範囲を超えて打ち下げ角が大きくなると、第1の冷却能力よりも弱い第3の冷却能力で冷却するように冷却手段を制御する。
好ましくは、表示装置は、設置判定手段をさらに備える。設置判定手段は、当該表示装置の設置が完了したか否かを判定する。そして、地震判定手段は、設置判定手段によって当該表示装置の設置が完了したと判定されると、加速度に基づいて地震が発生したか否かを判定する。
好ましくは、設置判定手段は、当該表示装置が設置されるとオンされるスイッチと、スイッチからの信号に基づいて当該表示装置の設置が完了したか否かを判定する判定手段とを含む。そして、判定手段は、スイッチがオフされている時間が基準時間以下であるとき、当該表示装置の設置が完了したと判定し、スイッチがオフされている時間が基準時間を越えたとき、当該表示装置が移動中であると判定する。
好ましくは、加速度検出手段は、加速度センサからなる。
この発明による表示装置においては、加速度検出手段によって検出された加速度に基づいて、画像の台形歪を補正するための傾斜角が検出されるとともに、地震が発生したか否かが判定される。そして、地震が発生したと判定されると、その地震に対する処理が行なわれる。
したがって、この発明によれば、地震を検知し、その検知した地震に対する処理を行なうことができる。
本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
図1は、この発明の実施の形態による表示装置の概略ブロック図である。図1を参照して、この発明の実施の形態による表示装置10は、入力端子1と、ADC(Analog Digital Converter)回路2と、映像信号処理回路3と、ドライバ4と、マイクロコンピュータ(以下、「マイコン」という)5と、液晶パネル/光源部6と、光学系7と、加速度センサ8と、ファン9と、スイッチ11,12とを備える。
入力端子1は、ビデオおよびパーソナルコンピュータ等からアナログ信号からなる映像信号を受けるための端子である。ADC回路2は、入力端子1から受けた映像信号をアナログ信号からデジタル信号に変換し、その変換した映像信号を映像信号処理回路3へ出力する。
映像信号処理回路3は、マイコン5からの命令によって映像信号の画角を変換し、その変換した映像信号をドライバ4へ出力する。より具体的には、映像信号処理回路3は、マイコン5からの命令によって映像信号の台形歪補正を行ない、その補正を行なった映像信号をドライバ4へ出力する。
ドライバ4は、映像信号処理回路3から受けた映像信号をデジタル信号からアナログ信号に変換するとともに、その変換した映像信号を液晶パネル/光源部6へ出力し、映像信号に基づく画像を液晶パネル/光源部6の液晶パネルに表示する。
液晶パネル/光源部6は、液晶パネルの背面に存在する光源から出射された照射光により、液晶パネルに表示された画像を投射する。光学系7は、液晶パネル/光源部6からの投射光を変倍してスクリーン(図示せず)上に画像を投射する。
加速度センサ8は、表示装置10の加速度を検出し、その検出した加速度をマイコン5へ出力する。ファン9は、マイコン5からの命令によって指定された冷却能力で、液晶パネル/光源部6に含まれる光源等の表示装置10の内部を冷却する。
スイッチ11は、表示装置11が机等に設置されたときオンされ、表示装置11が机等に設置されないときオフされる。そして、スイッチ11は、オンされたときH(論理ハイ)レベルの信号をマイコン5へ出力し、オフされたときL(論理ロー)レベルの信号をマイコン5へ出力する。
スイッチ12は、地震を検知したときに表示装置10を停止する停止処理をキャンセルするか否かを表示装置10に入力するためのスイッチである。そして、スイッチ12は、オンされたとき、表示装置10の停止処理をキャンセルすることを示すHレベルの信号CANをマイコン5へ出力し、オフされたとき、表示装置10の停止処理をキャンセルしないことを示すLレベルの信号CANをマイコン5へ出力する。
マイコン5は、加速度センサ8からの加速度に基づいて、表示装置10の傾斜角を検出し、その検出した傾斜角に基づいて台形歪補正を行なうための命令を映像信号処理回路3へ出力する。
また、マイコン5は、加速度センサ8からの加速度と、スイッチ11からの信号とに基づいて、後述する方法によって地震が発生しているか否かを判定し、その判定結果に応じて後述するように地震に対する各種の処理を行なう。
さらに、マイコン5は、スイッチ12からのHレベルまたはLレベルの信号CANによって、地震に対する処理を停止するか否かを判定し、その判定結果に応じて地震に対する処理を続行し、または地震に対する処理を停止する。
図2は、図1に示す液晶パネル/光源部6の概略図である。図2を参照して、液晶パネル/光源部6は、光源61と、電源62と、光分離部63と、液晶パネル64〜66と、光結合部67とを含む。光源61は、電源62により点灯されると、白色光を光分離部63に出射する。
電源62は、マイコン5によりオン/オフされる。そして、電源62は、マイコン5によりオンされると、光源61を点灯する。
光分離部63は、光源61からの白色光を赤色の光LT1、緑色の光LT2および青色の光LT3に分離し、その分離した赤色の光LT1、緑色の光LT2および青色の光LT3をそれぞれ液晶パネル64〜66へ導く。
液晶パネル64〜66の各々は、ドライバ4から映像信号を受け、その受けた映像信号に基づく画像を表面に表示する。そして、液晶パネル64は、その表示した画像を光分離部63からの赤色の光LT1によって投射し、その投射した赤色の投射光を光結合部67へ導く。また、液晶パネル65は、表面に表示した画像を光分離部63からの緑色の光LT2によって投射し、その投射した緑色の投射光を光結合部67へ導く。さらに、液晶パネル66は、表面に表示した画像を光分離部63からの青色の光LT3によって投射し、その投射した青色の投射光を光結合部67へ導く。
光結合部67は、液晶パネル64〜66からそれぞれ赤色の投射光、緑色の投射光および青色の投射光を受け、その受けた赤色の投射光、緑色の投射光および青色の投射光を結合して光学系7へ導く。
図3は、図1に示す加速度センサ8によって検出される加速度の方向を示す図である。図3を参照して、加速度センサ8は、Y軸が投射光軸方向になり、Z軸が重力方向になり、X軸が投射光軸方向および重力方向に垂直な方向になるように設置される。
そして、加速度センサ8は、X軸方向、Y軸方向およびZ軸方向の加速度を検出し、その検出した加速度をマイコン5へ出力する。
図4は、図1に示す表示装置10が設置された状態を示す図である。図4を参照して、表示装置10は、机面20に対して打ち上げ角がθになるように設置される。なお、打ち上げ角とは、表示装置10から出射される投射光が机面20の面内方向と平行な方向よりも上側へ進行する場合に投射光が机面20の面内方向と平行な方向と成す角度である。そして、打ち上げ角θは、通常、30度に設定される。
加速度センサ8は、表示装置10の内部のほぼ中央部に設置される。スイッチ11は、表示装置10の裏面10Aに設けられる。そして、スイッチ11は、表示装置10が机面20に設置されるとオンされ、表示装置10が机面20から離されるとオフされる。スイッチ12は、表示装置10の裏面10Aと反対の上面10Bに設けられ、表示装置10の操作者によってオン/オフされる。
打ち上げ角θが30度である場合、Z軸方向の加速度は、9.8m/s×cos30≒8.4m/sになり、X軸方向およびY軸方向の加速度は、0m/sである。したがって、加速度センサ8は、表示装置10が通常の状態で机面20上に設置されている定常状態では、X軸方向の加速度=0m/s、Y軸方向の加速度=0m/s、Z軸方向の加速度=8.4m/sをマイコン5へ出力する。
図5は、地震の発生を検知する方法を説明するための図である。図5において、レベルLV0は、基底レベルを表し、上述したX軸方向の加速度=0m/s、Y軸方向の加速度=0m/s、Z軸方向の加速度=8.4m/sからなる。
また、レベルLV1は、地震が発生したことを検知し、地震が発生したことを警告する警告信号を発生するレベルであり、レベルLV2は、地震が発生したことを検知し、光源61を消灯するレベルである。
マイコン5は、X軸方向の加速度=0m/s、Y軸方向の加速度=0m/s、Z軸方向の加速度=8.4m/sからなる基底レベルを保持している。図5の領域RGE1に示すように、加速度センサ8からの加速度がレベルLV1を超え、かつ、レベルLV2を超えないとき、マイコン5は、地震を検知し、警告をスクリーン上に表示する。
図5において、波形WV1は、地震波のP波を表し、波形WV2は、地震波のS波を表す。P波は、Z軸方向の振動であり、S波は、X軸方向の振動およびY軸方向の振動の合成である。そして、地震波は、通常、P波がS波よりも先に到達する。
したがって、マイコン5は、加速度センサ8からのZ軸方向の加速度がレベルLV1を超えたことを最初に検知し、その後、加速度センサ8からのX軸方向の加速度およびY軸方向の加速度の合成加速度がレベルLV1を超えたことを検知する。
そうすると、マイコン5は、地震が発生したことを知らせる内容からなる警告信号を生成して映像信号処理回路3へ出力する。そして、映像信号処理回路3は、マイコン5からの警告信号の内容をADC回路2からの映像信号に重畳してドライバ4へ出力する。これにより、地震が発生したことを知らせる内容がスクリーン上に表示される。
この場合、表示装置10の操作者は、スクリーン上に表示された警告内容を見て、表示装置10を停止する停止処理を実行するとき、スイッチ12をオンし、停止処理を実行しないとき、スイッチ12をオンしない。
そして、マイコン5は、スイッチ12がオンされたとき、スイッチ12からHレベルの信号CANを受け、その受けたHレベルの信号CANに応じて光源61の電源62をオフする。これにより、光源61は、消灯される。また、マイコン5は、スイッチ12がオンされないとき、スイッチ12からLレベルの信号CANを受け、その受けたLレベルの信号CANに応じて表示装置10の通常の動作を継続する。
マイコン5は、レベルLV1からレベルLV2までの範囲の加速度を加速度センサ8から受けたとき、その受けた加速度に基づいて表示装置10の傾斜角を演算し、その演算した傾斜角に応じてファン9の冷却能力を決定する。そして、マイコン5は、その決定した冷却能力で光源61等を冷却するようにファン9を制御する。
より具体的には、マイコン5は、加速度センサ8からの加速度に基づいて演算した傾斜角が−45度〜+45度の範囲であるとき、地震が発生していない正常時の冷却能力で冷却するようにファン9を制御する。
なお、+45度は、打ち上げ角が45度であることを意味し、−45度は、打ち下げ角が45度であることを意味する。そして、打ち下げ角とは、図4に示す投射光Lが机面20の面内方向と平行な方向よりも下側へ進行する場合に投射光Lが机面20の面内方向と平行な方向と成す角度である。
また、マイコン5は、演算した傾斜角が+45度よりも大きいとき、通常の冷却能力の約1.083倍の冷却能力で光源61等を冷却するようにファン9を制御する。
さらに、マイコン5は、演算した傾斜角が−45度よりも小さいとき、通常の冷却能力の約0.74倍の冷却能力で光源61等を冷却するようにファン9を制御する。
このように、マイコン5は、打ち上げ角が通常の範囲(−45度〜+45度の範囲)を超えて大きくなったとき、冷却能力を高くして光源61等を冷却するようにファン9を制御し、打ち下げ角が通常の範囲(−45度〜+45度の範囲)を超えて大きくなったとき、冷却能力を低くして光源61等を冷却するようにファン9を制御する。
表示装置10の打ち上げ角が+45度よりも大きくなると、表示装置10の内部の空気の流れが悪くなり、表示装置10の内部の温度が正常時よりも上昇し易くなるので、ファン9の冷却能力を高くすることにしたものである。
また、表示装置10の打ち下げ角が−45度を超えて大きくなったとき、表示装置10の内部の空気の流れが正常時よりも良くなるので、ファン9の冷却能力を低くすることにしたものである。
上述したように、マイコン5は、加速度センサ8からの加速度がレベルLV1のみを超えたとき、光源61を直ぐに消灯せずに表示装置10の内部温度が大きく変化しないように制御する。
次に、図5の領域RGE2に示すように、加速度センサ8からの加速度がレベルLV2を超えたとき、マイコン5は、地震が発生したことを検知し、直ぐに光源61の電源62をオフする。
図5において、波形WV3は、地震波のP波を表し、波形WV4は、地震波のS波を表す。したがって、マイコン5は、加速度センサ8からのZ軸方向の加速度がレベルLV2を超えたことを最初に検知し、その後、加速度センサ8からのX軸方向の加速度およびY軸方向の加速度の合成加速度がレベルLV2を超えたことを検知する。
この発明においては、マイコン5は、Z軸方向の加速度がレベルLV1またはレベルLV2を超えたことを検出して地震が発生したことを検知してもよいが、Z軸方向の加速度がレベルLV1またはレベルLV2を超え、かつ、X軸方向の加速度とY軸方向の加速度の合成加速度がレベルLV1またはレベルLV2を超えたことを検出して地震の発生を検知するようにしてもよい。
地震の振動は、約1Hz〜10Hz程度の周波数を持っている。したがって、マイコン5は、加速度センサ8からの加速度がレベルLV1またはレベルLV2を連続して0.1秒〜10秒の間、超えているとき、地震が発生したことを検知するようにしてもよい。
図6は、図1に示す表示装置10における動作を説明するためのフローチャートである。一連の動作が開始されると、マイコン5は、電源62がオンされ、光源61が点灯したか否かを判定する(ステップS1)。そして、光源61が点灯されると、マイコン5は、所定時間が経過したか否かを判定する(ステップS2)。
所定時間が経過すると、マイコン5は、加速度センサ8からの加速度に基づいて表示装置10の傾斜角を演算し、その演算した傾斜角に基づいて台形歪補正の補正量を決定し、台形歪補正を行なうための命令を映像信号処理回路3へ出力する。
映像信号庶処理回路3は、マイコン5からの命令に基づいて、ADC回路2から受けた映像信号に台形歪補正を施し、台形歪補正後の映像信号をドライバ4へ出力する。ドライバ4は、映像信号処理回路3からの映像信号をデジタル信号からアナログ信号に変換して液晶パネル/光源部6へ出力する。
そして、液晶パネル/光源部6は、上述した方法によって、映像信号による画像を光学系7を介してスクリーン上に表示する。これにより、台形歪補正がされた画像がスクリーン上に表示される(ステップS3)。
その後、マイコン5は、スイッチ11(=設置センサー)がオフされている時間が基準時間Aを超えたか否かを判定する(ステップS4)。スイッチ11がオフされている時間が基準時間Aを超えているときは、表示装置10が机面20等に設置されていないことを意味するので、マイコン5は、ステップS4において、スイッチ11がオフされている時間が基準時間Aを超えていると判定したとき、表示装置10が移動中であると認識し、加速度センサ8からの加速度に基づいて、地震が発生したか否かを判定しない。
そして、ステップS4において、スイッチ11がオフされている時間が基準時間Aを超えていないと判定されたとき、すなわち、表示装置10が机面20等に設置されたと判定されたとき、マイコン5は、加速度センサ8からの加速度に基づいて、地震が発生したか否かを判定する。
すなわち、マイコン5は、加速度センサ8からの加速度がレベルLV2を超えたか否かを判定し(ステップS5)、加速度がレベルLV2を超えていないとき、さらに、加速度がレベルLV1を超えたか否かを判定する(ステップS6)。
そして、ステップS6において、加速度がレベルLV1を超えていないと判定されたとき、一連の動作は、ステップS3へ移行し、上述したステップS3〜ステップS6が繰り返し実行される。
一方、ステップS6において、加速度がレベルLV1を超えていると判定されたとき、マイコン5は、上述した方法によって、警告信号を映像信号処理回路3へ出力し、スクリーン上(On Screen Display)で警告を表示する(ステップS7)。
ステップS7の後、マイコン5は、スイッチ12からHレベルの信号CANおよびLレベルの信号CANのいずれを受けたか否かを判定することにより、地震時に表示装置10を停止する停止処理がキャンセルされたか否かを判定する(ステップS8)。
この場合、マイコン5は、スイッチ12からHレベルの信号を受けると、停止処理がキャンセルされたと判定し、スイッチ12からLレベルの信号CANを受けると、停止処理がキャンセルされなかったと判定する。
そして、ステップS8において、停止処理がキャンセルされたと判定されたとき、一連の動作は、ステップS3へ移行し、上述したステップS3〜ステップS8が繰り返し実行される。
一方、ステップS8において、停止処理がキャンセルされなかったと判定されたとき、一連の動作は、ステップS9へ移行する。
そして、マイコン5は、ステップS5において、加速度がレベルLV2を超えたと判定したとき、またはステップS8において、表示装置10の停止処理がキャンセルされなかったと判定されたとき、電源62をオフし、光源61を消灯する(ステップS9)。
これにより、一連の動作は、終了する。
上述したように、この発明においては、加速度センサ8により検出された加速度に基づいて、地震の発生が発生したか否かを判定し、その判定結果に応じて、地震に処理を行なう(ステップS5,S6,S7,S9参照)。したがって、地震の発生を検知し、地震に対する処理を行なうことができる。
また、この発明においては、加速度センサ8により検出された加速度を表示装置10の傾斜角の検出と、地震の発生の検出とに用いることにより、特に、部品を追加させることなく、地震の発生を検知し、地震に対する処理を行なうことができる。
なお、加速度を検出する加速度センサ8は、「加速度検出手段」を構成する。
また、加速度センサ8によって検出された加速度に基づいて地震が発生したか否かを判定するマイコン5は、「地震判定手段」を構成する。
さらに、加速度センサ8によって検出された加速度に基づいて表示装置10の傾斜角を検出し、その検出した傾斜角に基づいて台形歪を補正するための画角を決定して映像信号処理回路3へ出力するマイコン5と、マイコン5からの画角に基づいて台形歪補正を行なう映像信号処理回路3とは、「歪補正手段」を構成する。
さらに、HレベルまたはLレベルの信号をマイコン5へ出力するスイッチ11およびスイッチ11からの信号によって表示装置10の設置が完了したか否かを判定するマイコン5は、「設置判定手段」を構成する。
さらに、HレベルまたはLレベルの信号をマイコン5へ出力するスイッチ12およびスイッチ11からの信号によって地震に対する処理を停止するか否かを判定するマイコン5は、「停止判定手段」を構成する。
さらに、地震に対する処理を行なうマイコン5は、「処理手段」を構成する。
ファン9は、「冷却手段」を構成する。
ファンを制御するマイコン5は、「冷却制御手段」を構成する。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明は、地震の発生を検知し、地震に対する処理を行なう表示装置に適用される。
この発明の実施の形態による表示装置の概略ブロック図である。 図1に示す液晶パネル/光源部の概略図である。 図1に示す加速度センサによって検出される加速度の方向を示す図である。 図1に示す表示装置が設置された状態を示す図である。 地震の発生を検知する方法を説明するための図である。 図1に示す表示装置における動作を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1 入力端子、2 ADC回路、3 映像信号処理回路、4 ドライバ、5 マイコン、6 液晶パネル/光源部、7 光学系、8 加速度センサ、9 ファン、10 表示装置、10A 裏面、10B 上面、11,12 スイッチ、20 机面、61 光源、62 電源、63 光分離部、64〜66 液晶パネル、67 光結合部。

Claims (11)

  1. 入力映像信号に基づいて形成された液晶パネル上の画像を前記液晶パネルへの照射光に基づいてスクリーン上に拡大表示する表示装置であって、
    前記照射光を前記液晶パネルに照射する光源と、
    当該表示装置の加速度を検出する加速度検出手段と、
    前記加速度検出手段によって検出された加速度に基づいて当該表示装置の傾斜角を検出し、その検出した傾斜角に基づいて台形歪を補正する歪補正手段と、
    当該表示装置の設置が完了すると、前記加速度検出手段によって検出された加速度に基づいて地震が発生したか否かを判定する地震判定手段と、
    前記地震判定手段による判定結果に基づいて前記地震に対する処理を行なう処理手段とを備える表示装置。
  2. 前記地震判定手段は、前記加速度検出手段によって検出された加速度が所定時間の間に基準値を超えたとき地震が発生したと判定する、請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記地震判定手段は、前記加速度検出手段によって検出された加速度のうち重力方向の加速度が前記所定時間の間に前記基準値を超えたとき地震が発生したと判定する、請求項1に記載の表示装置。
  4. 前記地震判定手段は、前記加速度検出手段によって検出された加速度のうち重力方向の加速度が前記所定時間の間に前記基準値を超え、かつ、前記加速度検出手段によって検出された加速度のうち前記重力方向と略垂直な方向の加速度が前記所定時間の間に前記基準値を超えたとき、地震が発生したと判定する、請求項1に記載の表示装置。
  5. 前記基準値は、第1の基準値と前記第1の基準値よりもレベルが高い第2の基準値とからなり、
    前記地震判定手段は、前記加速度検出手段によって検出された加速度が前記所定時間の間に前記第1の基準値を超え、かつ、前記第2の基準値を超えないとき第1のレベルの地震が発生したと判定し、前記加速度検出手段によって検出された加速度が前記所定時間の間に前記第2の基準値を超えたとき第2のレベルの地震が発生したと判定し、
    前記処理手段は、前記地震判定手段により記第1のレベルの地震が発生したと判定されると、警告信号を前記スクリーン上に表示し、前記地震判定手段により前記第2のレベルの地震が発生したと判定されると、前記光源をオフする、請求項2から請求項4のいずれか1項に記載の表示装置。
  6. 前記地震判定手段により地震が発生したと判定されると、当該表示装置を停止するか否かを判定する停止判定手段をさらに備え、
    前記処理手段は、前記停止判定手段により当該表示装置を停止すると判定されたとき、前記光源をオフする、請求項5に記載の表示装置。
  7. 当該表示装置の内部を冷却する冷却手段と、
    前記地震判定手段により前記第1のレベルの地震が発生したと判定されると、前記加速度検出手段によって検出された加速度に基づいて、前記画像を前記照射光によって前記スクリーン上に投射するときの投射光軸方向に対する当該表示装置の傾斜角を演算し、その演算した傾斜角に応じて前記冷却手段の冷却能力を制御する冷却制御手段とをさらに備える、請求項5に記載の表示装置。
  8. 前記冷却制御手段は、前記傾斜角が標準角度範囲であるとき、第1の冷却能力で冷却するように前記冷却手段を制御し、前記傾斜角が前記標準角度範囲を超えて打ち上げ角が大きくなると、前記第1の冷却能力よりも強い第2の冷却能力で冷却するように前記冷却手段を制御し、前記傾斜角が前記標準角度範囲を超えて打ち下げ角が大きくなると、前記第1の冷却能力よりも弱い第3の冷却能力で冷却するように前記冷却手段を制御する、請求項7に記載の表示装置。
  9. 当該表示装置の設置が完了したか否かを判定する設置判定手段をさらに備え、
    前記地震判定手段は、前記設置判定手段によって当該表示装置の設置が完了したと判定されると、前記加速度に基づいて地震が発生したか否かを判定する、請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の表示装置。
  10. 前記設置判定手段は、
    当該表示装置が設置されるとオンされるスイッチと、
    前記スイッチからの信号に基づいて当該表示装置の設置が完了したか否かを判定する判定手段とを含み、
    前記判定手段は、前記スイッチがオフされている時間が基準時間以下であるとき、当該表示装置の設置が完了したと判定し、前記スイッチがオフされている時間が前記基準時間を越えたとき、当該表示装置が移動中であると判定する、請求項9に記載の表示装置。
  11. 前記加速度検出手段は、加速度センサからなる、請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の表示装置。
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