JP2006283677A - 流路切替バルブ - Google Patents

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【課題】 オイルの流路回路における流路切替バルブにおいて、2つの出力流路の切替を1つの入力流路の流路切替を機械方式と電磁バルブ方式にそれぞれ分けて行うことができる流路切替バルブを提供すること。
【解決手段】 バルブケーシング1の円周内室1a内に扇形状の弁体Aが前記円周内室1aの直径方向中心に位置する揺動軸7に揺動自在に設けられ、前記円周内室1aは、1箇所の入力流路、2箇所の第1及び第2出力流路とそれぞれ連通されること。入力流路から流入するオイルの吐出圧力が設定圧力より小さいときは、前記バルブケーシング1に設けられた弾性体が弁体Aを付勢することにより前記弧状閉鎖面2が前記第2出力流路が閉鎖されると共に、吐出圧力が設定圧力を超えたときは、前記バルブケーシング1に設けられた電磁駆動部Bの動作による前記揺動軸7の回動にて弁体Aを揺動させ前記弧状閉鎖面2が前記第1出力流路が閉鎖されるように制御されること。
【選択図】 図1

Description

本発明は、オイルの流路回路における流路切替バルブにおいて、2つの出力流路の切替を1つの入力流路の流路切替を機械方式と電磁バルブ方式にそれぞれ分けて行うことができる流路切替バルブに関する。
従来技術としては、特許文献1に示すように、切替バルブ20において、パワートレイン用回路32から流路としてフィードバック通路36として設け、切替バルブ20の入力流路としている(図5参照)。これは、切替バルブ20の入力用の流路として新たに流路(フィードバック通路36)を設けたことで、コストアップの要因となり、また、製品レイアウトとして複雑となっている。また、特許文献2では、同様に機械式であり、別体のバルブとスプリングの精度によって切替圧力にバラツキが生じるおそれがある。また、回路としては一流路切替で、スプリング、バルブに異常が起きて、切替不能となった場合、エンジン等の機器に支障を生じるおそれがある。
特開2003−193819 特開平11−2570404号
このように、従来技術では、切替バルブにおいて、フィードバック通路を必須としており、油路切替バルブが構成されている。このため、本発明が解決しようとする課題(技術的課題又は目的等)は、流路切替バルブにおいて2つの出力流路の切替を流路切替バルブの入力流路のみの必要油圧によって流路切替を行うことができ、且つ流路切替バルブ関連の設置レイアウトを簡単にすることを実現することである。
そこで、発明者は上記課題を解決すべく鋭意,研究を重ねた結果、請求項1の発明を、バルブケーシングの円周内室内に、弧状閉鎖面を有する扇形状の弁体が前記円周内室の直径方向中心に位置する揺動軸に揺動自在に設けられ、前記円周内室は、1箇所の入力流路、2箇所の第1及び第2出力流路とそれぞれ連通され、前記入力流路から流入するオイルの吐出圧力が設定圧力より小さいときは、前記バルブケーシングに設けられた弾性体が弁体を付勢することにより前記弧状閉鎖面にて前記第2出力流路が閉鎖されると共に、吐出圧力が設定圧力を超えたときは、前記バルブケーシングに設けられた電磁駆動部の動作による前記揺動軸の回動により弁体を揺動させ前記弧状閉鎖面にて前記第1出力流路が閉鎖されるように制御されてなる流路切替バルブとしたことにより、上記課題を解決した。請求項2の発明は、前述の構成において、前記第1及び第2出力流路を、リリーフバルブ側出力流路及びオイルパン側出力流路としてなる流路切替バルブとしたことにより、上記課題を解決した。
次に、請求項3の発明は、円周内室を有するバルブケーシングと、弧状閉鎖面を有する扇形状の弁体と、前記円周内室にて前記弁体を揺動させる揺動軸と、前記バルブケーシングに連通する入力流路,第1出力流路,第2出力流路と、前記弁体を付勢する弾性体と、該弾性体に抗して前記弁体を揺動させる電磁駆動部と、該電磁駆動部を動作させる制御手段とからなり、前記入力流路から流入するオイルの吐出圧力が設定圧力より小さいときは、前記弾性体によって付勢された前記弁体の弧状閉鎖面にて、前記第2出力流路は閉鎖されると共に、吐出圧力が設定圧力を超えたときは、前記電磁駆動部の動作による弁体の揺動にて前記第1出力流路は閉鎖され、流路が前記第1出力流路から前記第2出力流路に切り替わり、前記2つの異なる出力流路に流出できるように制御されてなる流路切替バルブとしたことにより、上記課題を解決した。
請求項4の発明は、前述の構成において、前記制御手段は、油圧センサ又は回転センサ等によるエンジンの運転状態を検知できるセンサによって、前記電磁駆動部Bを動作するようにしてなる流路切替バルブとしたことにより、上記課題を解決した。請求項5の発明は、前述の構成において、前記弾性体は、コイル状のリターンスプリングとしてなり、該リターンスプリングは前記バルブケーシング内にて前記揺動軸を包囲するようにしてなる流路切替バルブとしたことにより、上記課題を解決した。請求項6の発明は、前述の構成において、前記電磁駆動部は、前記揺動軸が前記弁体と共に揺動するものとし、前記揺動軸の一部又は全体が鉄心部として構成され、バルブケーシング1には前記揺動軸を駆動させるコイルが設けられてなる流路切替バルブとしたことにより、上記課題を解決したものである。
請求項1の発明においては、流路切替バルブにおいて2つ以上の出力流路の切替を1つの入力流路の必要(設定)油圧によって流路切替ができるため、入力流路のための管流路を増加する必要がなく、流路回路も簡素とすることができる。また流路の切替を電磁駆動部および弾性体による機械方式の構成としたので、流路切替を早く行なうことができ、切替は油圧特性(温度等)に左右されることなく安定した切替ができる。さらに、入力流路と流路切替バルブにおける通常の流路を構成しているときには、弾性体は弁体をオイルパン側流路方向を閉鎖するように付勢しているので、この状態は電磁バルブがOFF(オフ)の状態で、電力は使用されていないことから、電力の使用量が軽減される。
さらに、弾性体は、フェールセーフとしての役目を有することができ、弾性体をリターンスプリングとしたときに電子制御系並びに電磁誘導装置の故障時により弁体制御ができない場合、流路として、リリーフバルブ側を開放、連通させてエンジンの焼き付きを防止できるのでバルブ機能として信頼性が高いものにできる。次に、請求項2の発明においては、前記第1及び第2出力流路を、リリーフバルブ側出力流路及びオイルパン側出力流路としてなることにより、リリーフバルブ側出力流路及びオイルパン側出力流路の切替えを、1箇所の入力流路にて簡単に制御できる。
請求項3の発明は、前記電磁駆動部をセンサ等の機器による制御手段を介して行なうことで、センサにより、精度の高い状態で電磁駆動部を作動させることができ、正確に流路の切替を行なうことができる。その他の効果は請求項1の発明と略同等である。請求項4の発明は、制御手段に油圧又は回転センサ等によるエンジンの運転状態を検知できるセンサを使用することで、流体の変化に正確に応じて電磁駆動部の作動させることができ、より一層正確に流路の切替を行なうことができる。次に、請求項5の発明は、リターンスプリングにより、スムーズな切替え動作を提供でき、構造を簡単にすることができる。次に、請求項6発明においては、電磁駆動部の機構を揺動軸に鉄心部を装着する等、揺動軸を略そのままの状態で使用することができ、構造を最も簡単にできる。
以下、本発明の実施形態について図面に基づいて説明すると、図4はオイルの流路回路である。オイルポンプユニットPYはオイルポンプP1とオイルポンプP2とからなり、オイルパンQよりそれぞれ吸入される。オイルポンプP2の吐出側の流路は、リリーフバルブRVを経由し、エンジンへオイルを圧送している。尚、リリーフバルブRVに流れ込むオイルの圧力によって、オイルパンQ側へ油路を切り替える。オイルポンプP1の吐出側の流路は流路切替バルブに接続され、該流路切替バルブで、設定圧力以下であればリリーフバルブRV側へ、それ以上であればオイルパンQ側へ油路を切り替えるように構成されている。
本発明の流路切替バルブは、図1に示すように、弾性体による機械式動作方法と、電磁駆動部Bによる電磁式動作方法が具備されたものである。本発明は、主にバルブケーシング1、弁体A、弾性体、揺動軸7、及び電磁駆動部Bにて構成されている。そのバルブケーシング1は、扁平な円筒形状に形成された円周内室1aを有している。その円周内室1aの円周状の内壁面は、内周側面1a1 と称される。そして円周内室1aには、入力流路9、第1出力流路としてのリリーフバルブ側出力流路10、第2出力流路としてのオイルパン側出力流路11が連通しており、これらの前記内周側面1a1 にはそれぞれの入力開口9a,第1出力開口10a,第2出力開口11aが適宜の間隔をおいて形成されている。
これら入力開口9a,第1出力開口10a,第2出力開口11aの具体的な位置関係は、図1(B)に示すように、略T字形状の流路となるように形成され、前記入力開口9aと第1出力開口10aとは、前記円周内室1aの直径中心を通して直線状に位置しており、また前記入力開口9aと第2出力開口11aとは、直径中心を通して、直角となる位置関係となっている。
前記弁体Aは、略扇形状の立体であり、その横断平面形状が扇形状である。具体的には、図1(A),(C)に示すように、中心角が直角となる(1/4)円弧とした立体扇形状である。その弁体Aの外周側面が弧状閉鎖面2であり、該弧状閉鎖面2の円周方向の両端面は、弧状中心に向かって平坦な面に形成されている。その一方側が第1案内面3aであり、また、その第1案内面3aの反対側に位置する面は、第2案内面3bである。さらに、前記弁体Aには、円弧状扇形の頂面5及び底面6が存在する〔図1(A),図1(B)参照〕。
前記弧状閉鎖面2は、前記弁体Aが揺動動作を行なうと共に、前記内周側面1a1 に沿って摺動し、前記第1出力開口10a又は第2出力開口11aを閉鎖する役目をなしている〔図2(A)乃至(D)参照〕。また、前記円周内室1aの内周側面1a1 には、前記弁体Aの揺動範囲を規制するための第1ストッパ12及び第2ストッパ13が設けられている。前記弁体Aの揺動動作によって、第1ストッパ12に第2案内面3bが当接したり、又は第2ストッパ13に第1案内面3aが当接して、前記弧状閉鎖面2が第2出力開口11a又は前記第1出力開口10aを確実に閉鎖することができるようになっている〔図2(A),(C)参照〕。
また、前記第1案内面3aは、前記入力流路9から入力開口9aを介して吐出された流体を前記第1出力開口10aからリリーフバルブ側出力流路10へ送りだす役目を行なう部位である。前記第2案内面3bは、前記弁体Aが揺動して流路が切り替わったときに入力流路9から第2出力開口11aを介してオイルパン側出力流路11へ送り出す流体を案内をする役目をなす部位である〔図2(A)参照〕。
その弁体Aは、後述する揺動軸7を介して、前記バルブケーシング1の円周内室1a内を所定範囲内で揺動し、前記弁体Aの弧状閉鎖面2は、前記円周内室1aの内周側面1a1 と油密状態を保持しつつ摺動可能となっている。その揺動軸7は、図1(A)に示すように、前記バルブケーシング1の円周内室1aの直径方向中心に位置して設けられている。この揺動軸7に前記弁体Aが装着される。
また、前記弁体Aとバルブケーシング1との間には、弾性体としてリターンスプリング8が装着される。該リターンスプリング8は、コイルバネであり、その長手方向一端が弁体Aの底面6側に差し込むようにして係止固着され、他端はバルブケーシング1側に差し込むようにして係止固着される。具体的には、バルブケーシング1には、スプリング室1bが設けられている。該スプリング室1bは、前記円周内室1aに直径中心が同一となるようにして隣接して設けられたものである。
また、該スプリング室1bには、前記揺動軸7が挿入されており、前記弾性体としてのリターンスプリング8は、前記揺動軸7を包囲するようにして、リターンスプリング8の長手方向他端がスプリング室1bの底部箇所に係止固着される。このリターンスプリング8は、常時は、前記弁体Aの弧状閉鎖面2が第2出力開口11aを閉鎖するように弾性付勢するものである。このリターンスプリング8は、弾性力を有していれば、如何なる材質、形成のものも含まれる。
この弾性体としてのリターンスプリング8は、前記入力流路9から流入するオイルの吐出圧力が設定圧力より小さいときに、前記弁体Aの弧状閉鎖面2が前記第2出力流路(オイルパン側出力流路11)の第2出力開口11aを閉鎖する位置に留まらせるように前記弁体Aを弾性的に付勢させるものである。具体的には、そのリターンスプリング8は、前記弁体Aを前記第1ストッパ12の当接させた状態に弾性付勢するものである。
さらに、前記弾性体としてのリターンスプリング8には、フェールセーフとしての役目もある。これは、電磁駆動部Bを含む電子制御系並びに電磁誘導装置の故障時により電子制御による、前記弁体Aの制御ができなくなった場合(電源ONしない場合)、前記弾性体としてのリターンスプリング8によって、前記第1出力流路(リリーフバルブ側出力流路10)と連通する流路として固定し、エンジンの焼き付きを防止することができるものである。
また、前記円周内室1aに設けた第1ストッパ12は、図2(A)に示すように、前記弾性体としてのリターンスプリング8による弾性力にて前記弧状閉鎖面2が第2出力開口11aを閉鎖した状態となるように前記弁体Aを留めておく役目をなす。さらに第2ストッパ13は、図2(C)に示すように、前記弁体Aの第1案内面3aが設定圧以上の場合に、前記電磁駆動部Bにより揺動軸7が回動し、揺動する弁体Aの弧状閉鎖面2が第1出力開口10aを閉鎖する位置となるように、前記弁体Aを正確に留める役目をなす。
前記揺動軸7は、前記バルブケーシング1の円周内室1aの直径方向中心に位置して設けられている。この揺動軸7に前記弁体Aが装着される。該揺動軸7は、金属材又は合成樹脂にて形成されている。前記揺動軸7は、それ自身が軸周方向に回動自在に枢支され、前記弁体Aと共に揺動するものである。その弁体Aと揺動軸7とは、一体的に形成されたり、或いは、別部材として弁体Aと揺動軸7とが接合される実施形態も存在する。また、前記揺動軸7は、軸本体7aと揺動円筒部7bとから構成され、前記軸本体7aがバルブケーシング1内に、軸周方向に固定される。さらに前記弁体Aは、揺動円筒部7bに接合されたり、或いは一体的に形成される。そして前記揺動円筒部7bが前記軸本体7aに回動自在に装着され、前記弁体Aが揺動円筒部7bと共に前記軸本体7aを中心として揺動することができるものである〔図3(A)乃至(C)参照〕。
次に、電磁駆動部Bの構成の第1実施形態としては、前記揺動軸7は一部又は全体が、鉄心部15として構成されたものであり、前記バルブケーシング1には、コイル室1cが設けられ、該コイル室1cにコイル14が収納配置されている。そのコイル室1cは、前記円周内室1aに隣接して設けられたもので、前記スプリング室1bとは、前記円周内室1aを間に介して配置されたものである。前記揺動軸7は、前記バルブケーシング1内にて軸周方向に回動する構成となっており、前記鉄心部15はリング状に形成され、前記揺動軸7の軸方向端部の周囲に装着されている〔図1(A)乃至(C)参照〕。そして、前記鉄心部15は、前記コイル14に包囲されるように構成され、該コイル14に通電させて、前記鉄心部15と共に揺動軸7を回動させて前記弁体Aを揺動させる。
さらに、電磁駆動部Bの構成の第2実施形態としては、前記揺動軸7が軸本体7aと揺動円筒部7bとから構成されたものが使用されるものであって、前記揺動円筒部7bに鉄心部15が装着されるものである。そして、前記コイル14に通電されることにより、揺動円筒部7bと共に該揺動円筒部7bに接合された(又は一体的に形成された)弁体Aが揺動動作を行うものである。前記電磁駆動部Bの作動は、制御手段16によって行われる。該制御手段16は、エンジン内部の油圧やエンジンの回転数等をパラメータとし、感知する油圧センサや回転センサ等によるエンジンの運転状態を検知できるセンサ16aを備えた制御を行うものである〔図3(A)乃至(B)参照〕。
エンジンの回転数は、ECUによって監視され、エンジンが低回転の場合は、前記弁体Aの弧状閉鎖面2が、オイルパン側出力流路11(第2出力流路)を閉じる位置とし、オイルはリリーフバルブ側出力流路10(第1出力流路)と連通される。さらに、エンジンが高回転の場合には弁体Aの弧状閉鎖面2がリリーフバルブ側出力流路10(第1出力流路)を閉ざす位置とし、オイルパン側出力流路11(第2出力流路)と連通する。
本発明の流路切替バルブの作用について説明する。車両エンジンの通常回転の場合、すなわち、オイルの吐出圧力が設定圧力より小さいときは、前記弁体Aは、リターンスプリング8の弾性力Tによって付勢され、前記弧状閉鎖面2が第2出力流路であるオイルパン側出力流路11の第2出力開口11aを閉鎖している。そして、前記バルブケーシング1の入力流路9から流入して、前記リリーフバルブ側出力流路10(第1出力流路)に連通し、オイル(流体)は、リリーフバルブ側に流出する〔図2(A)参照〕。
また、車両エンジンの高回転域となった場合、すなわち、吐出圧力が設定圧力を超えた場合は、前記制御手段16のセンサ16aによって、前記電磁駆動部Bが前記揺動軸7を回動させ、該揺動軸7が前記弁体Aが前記弾性体(リターンスプリング8)の弾性力Tに抵抗して、揺動が開始させる〔図2(B)参照〕。そして、バルブケーシング1内の流路がリリーフバルブ側出力流路10(第1出力流路)からオイルパン側出力流路11(第2出力流路)に切り替わり、オイルは、オイルパンQ側に流出する〔図2(C)参照〕。このとき、前記弁体Aの弧状閉鎖面2によって、リリーフバルブ側出力流路10(第1出力流路)は閉ざされ、油路が遮断される。
そして、吐出圧力が再度通常の圧力に戻った場合は、制御手段16のセンサ16aがこの状態を感知して、電磁駆動部Bの通電を遮断し、前記弁体Aは弾性体(リターンスプリング8)の弾性力Tにより、第2出力流路であるオイルパン側出力流路11の第2出力開口11aを閉鎖するものである。
(A)は本発明の第1実施形態の簡易構成図、(B)は(A)のX1 −X1 矢視断面図、(C)は弁体,リターンスプリング及び一部切除した揺動軸の斜視図である。 (A)乃至(C)は流路が切り替わる過程を示す作用図である。 (A)は本発明の変形例の簡易構成図、(B)は(A)のX2 −X2 矢視断面図、(C)は弁体及び揺動円筒部の斜視図である。 本発明を設けた流路回路である。 従来技術を示す簡易構成図である。
符号の説明
1…バルブケーシング、1a…円周内室、2…弧状閉鎖面、A…弁体、
7…揺動軸、10…リリーフバルブ側出力流路、11…オイルパン側出力流路、
14…コイル、15…鉄心部。

Claims (6)

  1. バルブケーシングの円周内室内に、弧状閉鎖面を有する扇形状の弁体が前記円周内室の直径方向中心に位置する揺動軸に揺動自在に設けられ、前記円周内室は、1箇所の入力流路、2箇所の第1及び第2出力流路とそれぞれ連通され、前記入力流路から流入するオイルの吐出圧力が設定圧力より小さいときは、前記バルブケーシングに設けられた弾性体が弁体を付勢することにより前記弧状閉鎖面にて前記第2出力流路が閉鎖されると共に、吐出圧力が設定圧力を超えたときは、前記バルブケーシングに設けられた電磁駆動部の動作による前記揺動軸の回動により弁体を揺動させ前記弧状閉鎖面にて前記第1出力流路が閉鎖されるように制御されてなることを特徴とする流路切替バルブ。
  2. 請求項1において、前記第1及び第2出力流路を、リリーフバルブ側出力流路及びオイルパン側出力流路としてなることを特徴とする流路切替バルブ。
  3. 円周内室を有するバルブケーシングと、弧状閉鎖面を有する扇形状の弁体と、前記円周内室にて前記弁体を揺動させる揺動軸と、前記バルブケーシングに連通する入力流路,第1出力流路,第2出力流路と、前記弁体を付勢する弾性体と、該弾性体に抗して前記弁体を揺動させる電磁駆動部と、該電磁駆動部を動作させる制御手段とからなり、前記入力流路から流入するオイルの吐出圧力が設定圧力より小さいときは、前記弾性体によって付勢された前記弁体の弧状閉鎖面にて、前記第2出力流路は閉鎖されると共に、吐出圧力が設定圧力を超えたときは、前記電磁駆動部の動作による弁体の揺動にて前記第1出力流路は閉鎖され、流路が前記第1出力流路から前記第2出力流路に切り替わり、前記2つの異なる出力流路に流出できるように制御されてなることを特徴とする流路切替バルブ。
  4. 請求項3において、前記制御手段は、油圧センサ又は回転センサ等によるエンジンの運転状態を検知できるセンサによって、前記電磁駆動部を動作するようにしてなることを特徴とする流路切替バルブ。
  5. 請求項1,2,3又は4のいずれか1項の記載において、前記弾性体は、コイル状のリターンスプリングとしてなり、該リターンスプリングは前記バルブケーシング内にて前記揺動軸を包囲するようにしてなることを特徴とする流路切替バルブ。
  6. 請求項1,2,3,4又は5のいずれか1項の記載において、前記電磁駆動部は、前記揺動軸が前記弁体と共に揺動するものとし、前記揺動軸の一部又は全体が鉄心部として構成され、バルブケーシングには前記揺動軸を駆動させるコイルが設けられてなることを特徴とする流路切替バルブ。
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