JP2006283548A - 法枠構造体及び法枠構造体の施工方法 - Google Patents

法枠構造体及び法枠構造体の施工方法 Download PDF

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Abstract

【課題】地山の斜面に対してプレストレス付与することにより、地盤の変形を確実に抑制する。
【解決手段】地山25の斜面26に設けられる格子状の枠体2と、地山25に打設されて枠体2の交点を地山25に固定する固定手段10と、枠体2と地山25の斜面26との間に介装されて、枠体2を地山25から離れる方向に押圧する押圧手段14とを備える。押圧手段14は、枠体2と地山25との間に介装される膨張変形可能な袋体15と、袋体25内に加圧充填されて袋体15を介して枠体2を押圧する充填材20とから構成される。袋体25の膨張変形によって枠体2が弾性変形して湾曲し、枠体2の反力によって地山25の斜面26にプレストレスが付与される。
【選択図】図7

Description

本発明は、法枠構造体及び法枠構造体の施工方法に関し、特に、斜面の安定化を図るのに有効な法枠構造体及び法枠構造体の施工方法に関する。
地山の切土法面の安定化を図る工法の一例として、地山の斜面上に鉄筋を配筋し、金網製型枠を組み立てた後に、型枠内に吹付けコンクリートを打設することにより吹付け法枠工を構築し、この吹付け法枠工を切土補強土工の受圧構造体として機能させるように構成したものが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
また、他の例として、地山の斜面上にネットを敷設し、その上に高強力繊維製の袋を格子状に敷設し、その交点を地山に打設した固定手段であるロックボルトによって固定し、袋内にセメントモルタルを注入して硬化させることにより法枠工を構築し、この法枠工を受圧構造体として機能させるように構成したものが提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
特開平7−292679号公報 特許第2836489号公報
ところで、上記のような構成の工法のうち、特許文献1に記載されている工法は、法枠と地山との密着が不完全で、地盤の変形を許容する構造であるため、切土補強土工の効果が発揮されるまでに、大きな地盤変形が生じる場合があり、地盤の滑りを押さえきれない場合がある。
また、法枠が断面形状の大きな鉄筋コンクリート部材から構成されているため、法面の緑化を図る場合に、法枠の全面を植物で覆うことができず、格子状の法枠の一部が露出して景観を損ねてしまうことがある。
さらに、地山の斜面上で、人力作業によって型枠、鉄筋の組立て、コンクリートの吹付けを行わなければならないため、法枠工の構築に多大な労力と時間を要してしまう。
さらに、法枠工を吹付けコンクリートによって構築しているため、コールドジョイントによる構造上の欠陥が生じる場合があり、このため、切土補強土工を1段毎に逆巻き施工した場合に、品質の確保が困難になる。
また、特許文献2に記載されている工法は、法枠工の地盤との密着性を高めるために袋体の内部にセメントモルタルを注入して硬化させているが、地盤に対してプレストレスを与えていないため、地山が滑ったときに初めて法枠工が機能することになり、地盤の滑りが大きい場合に、それを止めるのが困難になる。
本発明は、上記のような従来の問題に鑑みなされたものであって、地盤の変形の大小に関わらず、確実に地盤の滑りを抑止することができるとともに、逆巻き施工によって切土補強土工を構築した場合にも、一定の良品質を確保することができ、さらに、緑化を図る場合に、一部が露出して景観を損ねるようなことがなく、植物で全体を覆うことができる、法枠構造体及び法枠構造体の施工方法を提供することを目的とする。
上記のような課題を解決するために、本発明は、以下のような手段を採用している。
すなわち、請求項1に係る発明は、地山の表面に設けられる格子状の枠体と、地山に打設されて前記枠体の交点を地山に固定する固定手段と、前記枠体と前記地山との間に介装されて、前記枠体を地山から離れる方向に押圧する押圧手段とを備え、該押圧手段は、前記枠体と前記地山との間に介装される膨張変形可能な袋体と、該袋体内に加圧充填されて該袋体を介して前記枠体を押圧する充填材とからなることを特徴とする。
本発明による法枠構造体によれば、袋体の内部に加圧充填した充填材によって枠体が地山から離れる方向に押圧され、この枠体の反力によって地山にプレストレスが付与されることになる。従って、地盤の変形の大小に関わらず、地盤の滑りを確実に抑制することができる。また、地山に枠体を設置し、枠体を地山に固定手段によって固定し、袋体の内部に充填材を充填することにより、地山の表面に法枠構造体を構築することができるので、施工に要する手間と時間を削減することができ、施工性を大幅に高めることができる。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の法枠構造体であって、前記枠体は、前記地山の表面に格子状に配置される複数の鋼板からなり、各鋼板の両端部が前記固定手段によって地山に固定されていることを特徴とする。
本発明による法枠構造体によれば、枠体を鋼板によって構成しているので、枠体の断面積を小さくすることができる。従って、地山の斜面を緑化する場合に、枠体の全体を植物で覆うことができるので、景観をよくすることができる。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2に記載の法枠構造体であって、前記袋体を、前記鋼板の裏面側に取付手段によって予め取り付けておくことを特徴とする。
本発明による法枠構造体によれば、鋼板の裏面側に取付手段によって袋体を予め取り付けておくことができるので、施工現場で袋体を装着する手間を削減することができ、施工性を高めることができる。
請求項4に係る発明は、請求項1から3の何れかに記載の法枠構造体であって、前記固定手段は、前記地山に打設されるロックボルトと、該ロックボルトの頭部を前記枠体に固定するナットとを有し、該ロックボルトの先端部を前記地山のすべり面よりも深層側の部分に定着させ、該ロックボルトの先端部と頭部との間をスライド手段を介して前記地山に対して相対的にスライド可能に構成したことを特徴とする。
本発明による法枠構造体によれば、ロックボルトは、先端部のみが地山のすべり面よりも深層側の部分に定着され、先端部と頭部との間がスライド手段を介して地山に対して相対的にスライド可能に構成されるので、袋体の内部に加圧充填した充填材によって枠体を地山から離れる方向に押圧したときに、地山のすべり面よりも表層側の部分にすべり面から離れる方向への力が作用するようなことはなく、地山のすべり面よりも表層側の部分を袋体の反力によって深層側の方向へ押圧することができ、地山に対するプレストレス効果を高めることができる。
請求項5に係る発明は、請求項4に記載の法枠構造体であって、前記スライド支持手段は、管状のシース管と、該シース管の内部に充填される潤滑材とを備え、該シース管の外周側を地山側に固定し、該シース管の内周側に前記ロックボルトの先端部と頭部との間を相対的にスライド可能に挿通させたことを特徴とする。
本発明による法枠構造体によれば、地山に削孔した孔内にロックボルトをスライド支持手段を介して挿入し、孔内にセメントミルクを注入して固化させることにより、ロックボルトの先端部が地山の滑り面よりも深層側の部分に定着され、シース管の外周側が地山に定着され、ロックボルトの頭部と先端部との間がシース管(地山)に対して潤滑材を介して相対的にスライド可能となる。
請求項6に係る発明は、請求項2から5の何れかに記載の法枠構造体であって、前記枠体を構成する複数の鋼板は、隣接する鋼板の端部間が連結金具を介して相互に連結され、該連結金具が前記固定手段によって前記地山に固定されていることを特徴とする。
本発明による法枠構造体によれば、地山の表面の凹凸等によって固定手段の地山に対する打設位置に多少の誤差が生じても、その誤差を連結金具と鋼板の端部との連結部の重ね代等を調整することによって容易に吸収することができるので、固定手段の打設位置の精度に影響を受けることなく、地山の表面に枠体を敷設することができる。
請求項7に係る発明は、請求項2から5の何れかに記載の法枠構造体であって、前記枠体を構成する複数の鋼板は、各鋼板の略中心部が前記固定手段によって前記地山に固定されるとともに、隣接する鋼板の端部間が相互に連結されていることを特徴とする。
本発明による法枠構造体によれば、地山の表面の凹凸等によって固定手段の地山に対する打設位置に多少の誤差が生じても、その誤差を隣接する鋼板の端部間の連結部の重ね代等を調整することによって容易に吸収することができるので、固定手段の打設位置の精度に影響を受けることなく、地山の表面に枠体を敷設することができる。
請求項8に係る発明は、地山の所定の位置に所定の間隔ごとに複数本の固定手段を打設し、隣接する固定手段間に鋼板を敷設して、その鋼板の両端部を固定手段に固定し、このような鋼板の敷設作業を連続して行うことにより、地山の表面に複数の鋼板を格子状に配置し、各鋼板と地山の表面との間にそれぞれ膨張変形可能な袋体を介装させ、各袋体の内部に充填材を加圧充填することにより各鋼板を地山から離れる方向に押圧し、各鋼板の反力により地山にプレストレスを付与することを特徴とする。
本発明による法枠構造体の施工方法によれば、地山に複数本の固定手段を打設し、隣接する固定手段間に鋼板を敷設し、鋼板の両端部を固定手段に固定することにより、地山の斜面上に格子状の枠体を構築することができる。そして、各鋼板と地山との間にそれぞれ袋体を介装させ、各袋体の内部に充填材を加圧充填することにより、充填材によって各鋼板を地山から離れる方向に押圧し、このときの各鋼板の反力によって地山に対してプレストレスを与えることができる。
請求項9に係る発明は、地山の所定の位置に所定の間隔ごとに複数本の固定手段を打設し、各固定手段にそれぞれ連結金具を固定し、隣接する固定手段間にそれぞれ鋼板を配置し、各鋼板の端部をそれぞれ前記連結金具に連結し、各鋼板と地山の表面との間にそれぞれ膨張変形可能な袋体を介装させ、各袋体の内部に充填材を加圧充填することにより各鋼板を地山から離れる方向に押圧し、各鋼板の反力により地山にプレストレスを付与することを特徴とする。
本発明による法枠構造体の施工方法によれば、地山に複数本の固定手段を打設し、各固定手段にそれぞれ連結金具を固定し、隣接する固定手段間にそれぞれ鋼板を配置し、各鋼板の端部をそれぞれ連結金具に連結することにより、地山の斜面上に格子状の枠体を構築することができる。この場合、地山の表面の凹凸等によって固定手段の地山に対する打設位置に多少の誤差が生じても、その誤差を連結金具と鋼板の端部との連結代を調整することによって吸収することができる。そして、各鋼板と地山との間にそれぞれ袋体を介装させ、各袋体の内部に充填材を加圧充填することにより、充填材によって各鋼板を地山から離れる方向に押圧し、このときの各鋼板の反力によって地山に対してプレストレスを与えることができる
請求項10に係る発明は、地山の所定の位置に所定の間隔ごとに複数本の固定手段を打設し、各固定手段にそれぞれ鋼板の略中心部を固定して、地山の表面に複数の鋼板を格子状に配置し、隣接する鋼板の端部間をそれぞれ相互に連結し、各鋼板と地山の表面との間にそれぞれ膨張変形可能な袋体を介装させ、各袋体の内部に充填材を加圧充填することにより各鋼板を地山から離れる方向に押圧し、各鋼板の反力により地山にプレストレスを付与することを特徴とする。
本発明による法枠構造体の施工方法によれば、地山に複数本の固定手段を打設し、各固定手段にそれぞれ鋼板の略中心部を固定し、隣接する鋼板の端部間をそれぞれ連結することにより、地山の斜面上に格子状の枠体を構築することができる。この場合、地山の表面の凹凸等によって固定手段の地山に対する打設位置に多少の誤差が生じても、その誤差を隣接する鋼板の端部間の連結代を調整することによって吸収することができる。そして、各鋼板と地山との間にそれぞれ袋体を介装させ、各袋体の内部に充填材を加圧充填することにより、充填材によって各鋼板を地山から離れる方向に押圧し、このときの各鋼板の反力によって地山に対してプレストレスを与えることができる
請求項11に係る発明は、請求項8から10に記載の法枠構造体の施工方法であって、前記袋体は、前記鋼板の裏面側に取付手段によって予め取り付けられていることを特徴とする。
本発明による法枠構造体の施工方法によれば、鋼板を地山に敷設する際に、鋼板と地山との間に同時に袋体を介装させることができるので、施工に要する手間と時間を削減することができ、施工性を高めることができる。
以上、説明したように、本発明の法枠構造体及び法枠構造体の施工方法によれば、地山に対してプレストレスを与えることができるので、地盤の変形の大小に関わらず、地盤に発生する滑りを確実に抑止することができる。また、枠体を複数の鋼板によって構成しているので、枠体の断面積を小さくすることができ、地山の斜面の緑化を図る場合に、枠体の全体を植物で覆うことができ、景観を良くすることができる。さらに、固定手段で鋼板を固定し、鋼板と地山との間に袋体を介装し、袋体の内部に充填材を加圧充填することによって施工することができるので、施工に要する手間と労力を削減することができる。さらに、袋体を鋼板の裏面側に予め取り付けておくことにより、施工性をさらに高めることができる。
さらに、固定手段のロックボルトの先端部を地山のすべり面よりも深層側の部分に定着させ、ロックボルトの頭部と先端部との間をスライド手段を介して地山に対して相対的にスライド可能に構成したので、袋体の内部に充填材を加圧充填して枠体を地山から離れる方向に押圧したときに、地山のすべり面よりも表層側の部分にすべり面から離れる方向への力が作用するようなことはなく、地山のすべり面よりも表層側の部分を袋体の反力によって深層側の方向へ押圧することができ、地山に対するプレストレスを高めることができる。
さらに、地山の表面の凹凸等によって固定手段の地山に対する打設位置に多少の誤差が生じても、その誤差を連結金具と鋼板の端部との連結部の重ね代等を調整することにより、又は隣接する鋼板の端部間の連結部の重ね代等を調整することにより吸収することができるので、固定手段の打設位置の精度に影響を受けることなく、地山の表面に枠体を敷設することができる。
以下、図面に示す本発明の実施の形態について説明する。
図1〜図3には、本発明による法枠構造体の第1の実施の形態が示されていて、図1は全体の平面図、図2は図1のA−A線断面図、図3は図1の部分拡大図、図4は図3のB−B線断面図、図5は鋼板と袋体との関係を示した斜視図、図6は袋体の内部に充填材を充填する前の状態を示した説明図、図7は袋体の内部に充填材を充填した後の状態を示した説明図である。
すなわち、本実施の形態に示す法枠構造体1は、図1及び図2に示すように、地山25の斜面26上に格子状に設けられる枠体2と、枠体2を地山25の斜面26上に固定する固定手段10であるロックボルト10と、枠体2と地山25の斜面26との間に介装されて、枠体2を地山25の斜面から離れる方向に押圧する押圧手段14とを備えている。
枠体2は、地山25の斜面26上に複数の鋼板3を格子状に配置し、各交点をロックボルト10により地山25に固定することにより、斜面26上に四角形格子状又は三角形格子状(この実施の形態においては四角形格子状)に形成したものであって、この枠体2の反力によって地山25の斜面26に対してプレストレスが付与される。
各鋼板3は、長方形板状をなすものであって、図5及び図6に示すように、長手方向の両端中央部にそれぞれロックボルト挿通用の孔4が貫通した状態で設けられ、このロックボルト挿通用の孔4内に地山25に打設したロックボルト10の頭部11を挿通させることにより、ロックボルト10を介して地山25の斜面26上に固定される。
各鋼板3の表面には、耐候性を高めるためにメッキ等による防錆処理が施され、経時的に劣化するのを防止している。各鋼板3の裏面側には、一方の長辺に沿って所定の間隔ごとに複数の棒状のずれ止め5が一体に立設され、このずれ止め5によって後述する袋体15が各鋼板3の裏面側の所定の位置からずれるのを防止している。なお、ずれ止め5を設ける代わりに、袋体15を接着剤により各鋼板3の裏面側に接着してもよい。
枠体2は、各辺を1枚の鋼板3によって構成してもよいし、2枚以上の鋼板3を重ねて構成してもよい。2枚以上の鋼板3を重ねて構成する場合には、隣接する鋼板3間を接合してもよいし、非接合状態としてもよい。隣接する鋼板3間を接合するには、溶接、ボルト等の接合手段が挙げられる。
ロックボルト10は、異形鉄筋等からなるものであって、地山25の斜面26に所定の間隔ごとに複数本打設される。各ロックボルト10は、周知のロックボルト打設工法によって地山25に打設され、例えば、図4に示すように、削孔ロッドによって地山25の斜面26に所定の深さの孔27を削孔し、削孔ロッドを引き抜いた後の孔27内に異形鉄筋等からなるロックボルト10を挿入し、ロックボルト10の頭部11を斜面26から所定の長さ突出させた状態で孔27内にセメントミルク21を注入し、セメントミルク21を硬化させることによりロックボルト10を地山25に固定する。
各ロックボルト10の地山25の斜面26から突出している頭部11にはネジが螺設され、各ロックボルト10の頭部11を各鋼板3のロックボルト挿通用の孔4内を挿通させ、各鋼板3の表面から突出させた各ロックボルト10の頭部11にプレート12を介してナット13を螺着させ、所定のトルクで締め付けることにより、各鋼板3がロックボルト10を介して地山25に固定される。
押圧手段14は、枠体2の各鋼板3と地山25の斜面との間にそれぞれ介装される袋体15と、各袋体15の内部に加圧充填される充填材20とから構成されている。袋体15は、袋状をなすものであって、耐圧性を有する材料(例えば、合成樹脂、ゴム等)から形成される。袋体15の材料としては、透水性を有するもの、又は非透水性を有するものを用いることができる。透水性を有するものは、表面から汗をかく程度の透水性を有するものが好ましい。充填材20としては、流動性があり、かつ所定の時間経過後に硬化する性質を有するもの、例えば、懸濁型充填材、溶液型充填材が挙げられる。
各袋体15は、図3に示すように、各鋼板3の全長よりもやや短く、全幅よりもやや大幅に形成され、内部に充填材20を加圧充填することにより膨張変形し、各鋼板3を地山25の斜面26から離れる方向に押圧し、各鋼板3を湾曲変形させる。
各袋体15の内部に加圧充填された充填材20は、所定の時間経過することによって硬化し、各鋼板3を湾曲変形した状態に保持する。これにより、各鋼板3の反力が各袋体15(充填材20)を介して地山25の斜面26に付与され、地山25の斜面26に対してプレストレスが与えられる。
袋体15を鋼板3の裏面側に接着剤等の取付手段によって予め取り付けておいてもよい。このように鋼板3の裏面側に袋体15を予め取り付けておくことにより、鋼板3を地山25の斜面26上に設置する際に、袋体15も同時に所定の位置に設置することができるので、袋体15の設置工程を新たに設ける必要はなく、施工性を高めることができる。
次に、上記のような構成の法枠構造体1の施工方法について説明する。
まず、図6に示すように、地山25の斜面26の所定の位置(枠体2の交点に対応する部分)に削孔ロッドにより所定の深さの孔27を削孔し、削孔ロッドを抜いた後の孔27内に異形鉄筋等からなるロックボルト10を挿入し、ロックボルト10の頭部11を斜面から所定の長さ突出させ、孔27内にセメントミルク21を注入して硬化させることにより、孔27内にセメントミルク21を介してロックボルト10を固定する。
次に、隣接するロックボルト10、10間にそれぞれ鋼板3を配置し、鋼板3の両端部のロックボルト挿通用の孔4内にロックボルト10の頭部11を挿通させ、鋼板3の表面から突出させたロックボルト10の頭部11にプレート12を介してナット13を螺着させる。
そして、各鋼板3と地山25の斜面26との間にそれぞれ袋体15を介装させ、各ナット13を所定のトルクで締め付け、各鋼板3を地山25の斜面26上にロックボルト10を介して固定する。なお、袋体15が予め鋼板3の裏面側に取り付けられている場合には、袋体15を鋼板3と地山25の斜面26との間に介装させる作業を省略することができる。
そして、図7に示すように、各袋体15の内部に充填材20を加圧充填して各袋体15を膨張変形させ、各鋼板3を地山25の斜面26から離れる方向に押圧し、各鋼板3を弾性変形させて湾曲させる。この場合、各鋼板3が降伏しない程度に各袋体15の内部に充填材20を加圧充填する。
そして、各袋体15の内部に充填材20を加圧充填した状態を所定の時間保持し、充填材20が硬化した後に加圧状態を解除する。又は、袋体15の注入口に予め逆止弁(図示せず)を設けておき、所要の圧力になった時に注入を停止するようにしてもよい。このようにして、地山25の斜面26上に法枠構造体1を構築することができ、この法枠構造体1の枠体2からの反力によって地山25の斜面26にプレストレスを付与することができる。
上記のように構成した本実施の形態による法枠構造体1及び法枠構造体1の施工方法にあっては、枠体2の各鋼板3からの反力によって地山25の斜面26にプレストレスを与えることができるので、地盤の変形の大小に関わらず、地盤の変形(滑り)を抑制することができる。
また、枠体2を構成する各鋼板3の断面積は小さいものであるので、地山25の斜面26の緑化を図る場合に、斜面26に植栽した植物によって枠体2の全体を覆うことができる。従って、枠体2の一部が植物中から露出するようなことはないので、景観をよくすることができる。なお、地山25の斜面26の緑化を図る場合に、枠体2の各鋼板3に取り付けた袋体15に予め種苗等を設けておいてもよい。また、枠体2に植生基板(不織布、椰子マット等)を取り付けておき、この植生基板に種苗を吹き付けるようにしてもよい。
さらに、地山25の斜面26にロックボルト10を打設し、ロックボルト10に鋼板3の端部を固定し、ロックボルト10と地山25の斜面26との間に介装させた袋体15内に充填材20を加圧充填することにより、地山25の斜面26上に法枠構造体1を構築することができるので、法枠構造体1の施工に要する手間と時間を削減することができ、施工性を大幅に高めることができる。
さらに、施工に要する時間を短縮することができるので、品質のばらつき等の構造上の欠陥を解消でき、切土補強土工の1段ごとの施工が可能になり、逆巻き施工が可能になる。
図8及び図9には、本発明による法枠構造体1の第2の実施の形態が示されていて、この法枠構造体1は、ロックボルト10をスライド手段31を介して地山25の孔27内に設けて、ロックボルト10の先端部(定着部16)を地山25のすべり面28よりも深層側の部分29に定着させ、先端部16と頭部11との間(スライド部17)を地山25に対して相対的にスライド可能に構成したものであって、その他の構成は前記第1の実施の形態に示すものと同様である。
この場合、スライド手段31は、図9に示すように、塩化ビニル等からなる管状のシース管32と、シース管32の内部に充填されるグリス等の潤滑材33とから構成され、シース管32の両端開口部は潤滑材33が漏れるのを防止するために、塩化ビニル等からなる蓋材34によって閉塞されている。
このような構成のスライド手段31のシース管32の中心部にロックボルト10を挿通させ、この状態でシース管を32地山25の孔27内に挿入し、孔27内にセメントミルク21を注入して固化させることにより、ロックボルト10の先端部(定着部16)が地山25のすべり面28よりも深層側の部分29に定着され、ロックボルト10の先端部16と頭部11との間(スライド部17)が潤滑材33を介してシース管32、すなわち地山25に対して相対的にスライド可能に構成することができる。
なお、スライド手段31は、上記の組合せのものに限らず、ロックボルト10の先端部(定着部16)と頭部11との間(スライド部17)を地山25に対してスライド可能に構成することができるものであればよい。
そして、上記のように構成した本実施の形態による法枠構造体1にあっても、前記第1の実施の形態に示すものと同様の作用効果を奏する他に、ロックボルト10の先端部(定着部16)を地山25のすべり面28よりも深層側の部分29に定着させ、ロックボルト10の頭部11と先端部16との間(スライド部17)を地山25に対して相対的にスライド可能に構成しているので、袋体15の内部に加圧充填した充填材20によって枠体2を地山25から離れる方向に押圧したときに、地山25のすべり面28よりも表層側の部分30にすべり面28から離れる方向への力が作用するようなことはない。従って、地山25のすべり面28よりも表層側の部分30を袋体15の反力によって深層側の部分29の方向へ押圧することができるので、地山25に対するプレストレスをより高めることができ、すべり面28よりも表層側の部分29にすべりが生じるのを確実に防止できる。
図10及び図11には、本発明による法枠構造体の第3の実施の形態が示されていて、この法枠構造体1は、地山25に打設した固定手段のロックボルト10の頭部11に連結金具35を固定し、この連結金具35によって格子状の枠体2の隣接する鋼板3の端部間を連結するように構成したものであって、その他の構成は前記第1の実施の形態に示すものと同様である。
連結金具35は、図11に示すように、十字板状をなすものであって、中心部に固定手段のロックボルト10を挿通させるためのロックボルト挿通用孔36が穿設され、各突出部38にそれぞれ連結手段であるボルト39を挿通させるためのボルト挿通用孔37が穿設されている。
このような構成の連結金具35を用いて枠体2の隣接する鋼板3同士を連結するには、連結金具35のロックボルト挿通用孔36内に固定手段のロックボルト10の頭部11を挿通させ、連結金具35から突出させたロックボルト10の頭部11にナット13を螺合させて締め付けることにより、連結金具35を地山25の表面に固定する。
そして、隣接する固定手段のロックボルト10間にそれぞれ枠体2を構成する鋼板3を配置し、各鋼板3の端部と連結金具35の各突出部38との間を連結手段であるボルト、39ナット40、又は溶接により一体に連結し、地山25の表面上に格子状の枠体2を構成すればよい。なお、連結手段としてボルト39、ナット40を使用する場合には、固定手段のロックボルト10に連結金具35を固定した状態で、連結金具35の突出部38に鋼板3の端部を重ね合わせ、連結金具35のボルト挿通用孔37に対応する鋼板3の部分にボルト挿通用の孔(図示せず)を穿設し、両ボルト挿通用孔間37にボルト39を挿通させてナット40で締め付ければよい。
そして、この後に、各鋼板3と地山25の表面との間に袋体15を挿入し、袋体15の内部に充填材20を加圧充填し、各袋体15を膨張変形させることにより、各鋼板3を地山25の斜面26から離れる方向に押圧し、各鋼板3を弾性変形させて湾曲させる。
そして、各袋体15の内部に充填材20を加圧充填した状態を所定の時間保持し、充填材20が硬化した後に加圧状態を解除する。このようにして、地山25の斜面26上に法枠構造体1を構築することができ、この法枠構造体1の枠体2からの反力によって地山25の斜面26にプレストレスを付与することができる。
上記のように構成した本実施の形態による型枠構造体1にあっても、前記第1の実施の形態に示すものと同様の作用効果を奏する他に、固定手段のロックボルト10に連結金具35を固定し、この連結金具35に枠体2の鋼板3の端部を連結手段であるボルト39、ナット40を介して連結するように構成したので、地山25の表面の凹凸等によって固定手段(ロックボルト10)の地山25に対する打設位置に多少の誤差が生じても、その誤差を連結金具35と鋼板3の端部との連結部の重ね代を調整することによって容易に吸収することができる。従って、固定手段のロックボルト10の打設位置の精度に影響を受けることなく、地山25の表面に枠体2を敷設することができる。
図12及び図13には、本発明による法枠構造体の第4の実施の形態が示されていて、この法枠構造体1は、枠体2を構成する鋼板3の略中心部に固定手段のロックボルト10を挿通させるロックボルト挿通用孔3aを穿設し、この鋼板3のロックボルト挿通用孔3aにロックボルト10の頭部11を挿通させてナット13で締め付けることにより、ロックボルト10の頭部11に鋼板3を固定し、隣接するロックボルト10に固定した鋼板3の端部間を重ね合わせて、重ね合わせた部分をボルト、ナット、溶接等の連結手段によって一体に連結することにより、地山25の表面に格子状の枠体を構成したものであって、その他の構成は前記第1の実施の形態に示すものと同様である。
そして、本実施の形態に示す法枠構造体1にあっても、前記第1の実施の形態に示すものと同様の作用効果を奏する他に、各固定手段のロックボルト10に鋼板3の中心部を固定し、その後に隣接する鋼板3の端部間を重ね合わせて連結手段によって連結しているので、地山25の表面の凹凸等によって固定手段(ロックボルト10)の地山25に対する打設位置に多少の誤差が生じても、その誤差を隣接する鋼板3の端部同士の連結部の重ね代を調整することによって容易に吸収することができる。従って、固定手段のロックボルト10の打設位置の精度を高める必要はなく、地山25の表面に枠体2を敷設することができる。
なお、前記各実施の形態においては、枠体2の隣接する鋼板3同士の交点、連結金具35、又は鋼板3の略中心部を固定手段であるロックボルト10によって地山25の斜面26に固定したが、固定手段10としてロックボルト10の代わりにグラウンドアンカー(図示せず)を使用してもよい。
また、前記の説明においては、枠体2を複数の鋼板3を格子状に配置して構成したが、鋼材を梯子状に組み合わせたものによって枠体を構成してもよいし、その他の形状の鋼材によって枠体を構成してもよい。さらに、枠体2を、合成繊維、炭素繊維等を素材としてベルト状に織り込んだものによって構成してもよい。ベルト状に折り込んだものとして、図14に示すように、強度の異なる2つの部分(強度の低い疎の部分2a及び強度の高い密の部分2b)を有する素材(ジオテキスタイル等)が挙げられ、このような素材を地山25の表面に敷設し、密の部分2bによって枠体2を構成し、疎の部分2aによって枠体2の内側の地山25の表面を被覆するように構成してもよい。枠体2は、要は、袋体15の膨張変形よって湾曲変形して、反力を地山25の斜面26側に付与することができる形状、素材であればよい。
本発明による法枠構造体の第1の実施の形態を示した平面図である。 図1のA−A線断面図である。 図1の部分拡大図である。 図3のB−B線断面図である。 鋼板と袋体との関係を示した斜視図である。 袋体の内部に充填材を充填する前の状態を示した説明図である。 袋体の内部に充填材を充填した後の状態を示した説明図である。 本発明による法枠構造体の第2の実施の形態を示した概略断面図である。 図8の部分拡大図である。 本発明による法枠構造体の第3の実施の形態を示した平面図である。 図10の部分拡大図である。 本発明による法枠構造体の第4の実施の形態を示した平面図である。 図12の部分拡大図である。 本発明による法枠構造体の枠体の変形例を示した模式図である。
符号の説明
1 法枠構造体 2 枠体
2a 疎の部分 2b 密の部分
3 鋼板 3a ロックボルト挿通用孔
4 ロックボルト挿通用の孔 5 ずれ止め
10 固定手段(ロックボルト) 11 頭部
12 プレート 13 ナット
14 押圧手段 15 袋体
16 先端部(定着部) 17 スライド部
20 充填材 21 セメントミルク
25 地山 26 斜面
27 孔 28 すべり面
29 深層側の部分 30 表層側の部分
31 スライド手段 32 シース管
33 潤滑材 34 蓋材
35 連結金具 36 ロックボルト挿通用孔
37 ボルト挿通用孔 38 突出部
39 ボルト 40 ナット

Claims (11)

  1. 地山の表面に設けられる格子状の枠体と、地山に打設されて前記枠体の交点を地山に固定する固定手段と、前記枠体と前記地山との間に介装されて、前記枠体を地山から離れる方向に押圧する押圧手段とを備え、
    該押圧手段は、前記枠体と前記地山との間に介装される膨張変形可能な袋体と、該袋体内に加圧充填されて該袋体を介して前記枠体を押圧する充填材とからなることを特徴とする法枠構造体。
  2. 前記枠体は、前記地山の表面に格子状に配置される複数の鋼板からなり、各鋼板の両端部が前記固定手段によって地山に固定されていることを特徴とする請求項1に記載の法枠構造体。
  3. 前記袋体を、前記鋼板の裏面側に取付手段によって予め取り付けておくことを特徴とする請求項1又は2に記載の法枠構造体。
  4. 前記固定手段は、前記地山に打設されるロックボルトと、該ロックボルトの頭部を前記枠体に固定するナットとを有し、該ロックボルトの先端部を前記地山のすべり面よりも深層側の部分に定着させ、該ロックボルトの先端部と頭部との間をスライド手段を介して前記地山に対して相対的にスライド可能に構成したことを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の法枠構造体。
  5. 前記スライド支持手段は、管状のシース管と、該シース管の内部に充填される潤滑材とを備え、該シース管の外周側を地山側に固定し、該シース管の内周側に前記ロックボルトの先端部と頭部との間を相対的にスライド可能に挿通させたことを特徴とする請求項4に記載の法枠構造体。
  6. 前記枠体を構成する複数の鋼板は、隣接する鋼板の端部間が連結金具を介して相互に連結され、該連結金具が前記固定手段によって前記地山に固定されていることを特徴とする請求項2から5の何れかに記載の法枠構造体。
  7. 前記枠体を構成する複数の鋼板は、各鋼板の略中心部が前記固定手段によって前記地山に固定されるとともに、隣接する鋼板の端部間が相互に連結されていることを特徴とする請求項2から5の何れかに記載の法枠構造体。
  8. 地山の所定の位置に所定の間隔ごとに複数本の固定手段を打設し、隣接する固定手段間に鋼板を敷設して、その鋼板の両端部を固定手段に固定し、このような鋼板の敷設作業を連続して行うことにより、地山の表面に複数の鋼板を格子状に配置し、各鋼板と地山の表面との間にそれぞれ膨張変形可能な袋体を介装させ、各袋体の内部に充填材を加圧充填することにより各鋼板を地山から離れる方向に押圧し、各鋼板の反力により地山にプレストレスを付与することを特徴とする法枠構造体の施工方法。
  9. 地山の所定の位置に所定の間隔ごとに複数本の固定手段を打設し、各固定手段にそれぞれ連結金具を固定し、隣接する固定手段間にそれぞれ鋼板を配置し、各鋼板の端部をそれぞれ前記連結金具に連結し、各鋼板と地山の表面との間にそれぞれ膨張変形可能な袋体を介装させ、各袋体の内部に充填材を加圧充填することにより各鋼板を地山から離れる方向に押圧し、各鋼板の反力により地山にプレストレスを付与することを特徴とする法枠構造体の施工方法。
  10. 地山の所定の位置に所定の間隔ごとに複数本の固定手段を打設し、各固定手段にそれぞれ鋼板の略中心部を固定して、地山の表面に複数の鋼板を格子状に配置し、隣接する鋼板の端部間をそれぞれ相互に連結し、各鋼板と地山の表面との間にそれぞれ膨張変形可能な袋体を介装させ、各袋体の内部に充填材を加圧充填することにより各鋼板を地山から離れる方向に押圧し、各鋼板の反力により地山にプレストレスを付与することを特徴とする法枠構造体の施工方法。
  11. 前記袋体は、前記鋼板の裏面側に取付手段によって予め取り付けられていることを特徴とする請求項8から10の何れかに記載の法枠構造体の施工方法。

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