JP2006282258A - 梱包装置 - Google Patents

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Tetsuya Murase
哲也 村瀬
Toru Honda
透 本田
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

【課題】構造を複雑化すること無く荷扱い時の外箱の破損を防止し、荷扱い時の作業性に優れた梱包装置を提供することこと。
【解決手段】四辺を折り曲げて形成したトレイ状の底板2に収めて被梱包物1の下部を支持する下部緩衝材3と、被梱包物1の上部を支持する上部緩衝材5を左右に配置し、上部の開口部の四辺に内フラップ6と外フラップ7を備え下部を開放した外箱8を被せ、外箱8の対向する外フラップ7双方の先端に設けた凸状部9と凹状部10が互いに嵌め合うように折り曲げて外側にバンド11を巻き付けて被梱包物1を支持することで、封函面がフラットとなり、積み込みや積み降ろし等の輸送時に荷扱いを行う際に梱包装置の外側に巻き付けているバンド等に引っ掛かることなく荷扱い作業が行え、荷扱い時の作業性に優れ外箱の破れを防止する効果を得ることができ品質の向上が図れる。
【選択図】図1

Description

本発明は分離型空気調和機の室外機の梱包に用いられる梱包装置に関するものである。
従来、この種の梱包装置は箱状に形成された底板と、この底板の内部左右に配置して被梱包物を支持する下部緩衝材と、被梱包物の上部左右に被せて角隅部を衝撃等から保護する一対の上部緩衝材と、下部を底板の内角面と下部緩衝材の間に挿入し、上部内面を対応する上部緩衝材の外角面に当接させるようにした断面L字状のコーナー補強板を配置し、上部緩衝材の上面に折り曲げられる内フラップと外フラップとを備えた外箱を被せてなり、この外箱には対向する外フラップ双方の先端に、同外フラップ同士の上面を交互に押える凸状部が設けられ、この凸状部が交互に重なるようにして折り曲げられ外側にバンドを巻き付けて結束され梱包を完成させるものであった(例えば、特許文献1参照)。
図5は、特許文献1に記載された従来の梱包装置の分解斜視図を示すものである。図5に示すように、箱状に形成された底板2と、下部緩衝材3と、上部緩衝材5と、断面L字状のコーナー補強板12と、内フラップ13と外フラップ14とを備えた外箱8と、バンド11から構成され、対向する外フラップ14双方の先端に、同外フラップ14同士の上面を交互に押える凸状部15が設けられている。
特開2003−237877号公報
しかしながら、前記従来の構成では、外フラップ14双方の先端に設けられた凸状部15が交互に押え合うようにして外箱8の上部封函を行う構成であるため、それぞれの凸状部が重なり合っているために段差が形成され、積み込みや積み降ろし等の輸送時に荷扱いを行う際に凸状部に梱包装置の外側に巻き付けているバンドが引っ掛かり作業性を悪くする課題を有していた。
さらには、凸状部が破れたりして外観を損なうだけでなく、発生した隙間から埃等が入り、内部を汚す恐れがあるという課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、構造を複雑化すること無く荷扱い時の外箱の破損を防止し、荷扱い時の作業性に優れた梱包装置を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の梱包装置は、外箱の対向する外フラップ双方の先端に互いに嵌め合う凸状部と凹状部を設けてバンドによりそれぞれの凸状部と凹状部を押さえ込むものである。
これによって、封函面がフラットとなる構造となるため、積み込みや積み降ろし等の輸送時に荷扱いを行う際に梱包装置の外側に巻き付けているバンド等に引っ掛かることなく荷扱い作業が行うことができる。
本発明の梱包装置は、構造を複雑化すること無く荷扱い時の外箱の破損を防止し、荷扱い時の作業性に優れ、また外観を損なわず、内部を汚す恐れがない梱包装置を提供することができる。
第1の発明は、四辺を折り曲げて形成したトレイ状の底板に収めて被梱包物の下部を支持する下部緩衝材と、被梱包物の上部を支持する上部緩衝材を左右に配置し、上部の開口部の四辺に内フラップと外フラップを備え下部を開放した外箱を被せ、外箱の対向する外フラップ双方の先端に互いに嵌め合う凸状部と凹状部を設け、外箱外側に縦方向にバンドを巻き付けることでそれぞれの凸状部と凹状部を押さえる構造になるため、封函面がフラットとなり、積み込みや積み降ろし等の輸送時に荷扱いを行う際に梱包装置の外側に巻き付けているバンド等に引っ掛かることなく荷扱い作業が行え、荷扱い時の作業性に優れ外箱の破れを防止する効果を得ることができ品質の向上が図れる。また、テープなどの補助材料で封函する必要がなく被梱包物の梱包時および廃棄時の作業性を向上することができる。
第2の発明は、特に、第1の発明の対向する外フラップ双方先端の凸状部と凹状部を所定の間隔で複数設けることにより、外フラップ双方の突合せ部を均等にバンドで押さえる構造であるため、外箱の破れを防止する効果を向上することができる。また、突合せ部が増えることでかかる力が分散し、梱包強度が大きくなる。
第3の発明は、特に、第1または第2の発明の対向する外フラップ双方先端の凸状部と凹状部を凸状の先端が狭く根元部が広くなるようなテーパ状に形成することにより、バンド等が引っ掛かる抵抗が軽減される構造となり、荷扱い時の作業性に優れ、外箱の破れを防止する効果が向上することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における梱包装置の分解斜視図、図2は、本発明の第1の実施の形態における梱包装置の(a)は外箱の斜視図、(b)は外箱の平面図を示すものである。
図1において、四辺を折り曲げて形成したダンボール等からなるトレイ状の底板2に被梱包物1の下部を支持する下部緩衝材3が接着などにて固定されており、被梱包物1はこの下部緩衝材3の上に配置されてほこりなどから被梱包物1を保護する袋4が被せられ、上部には一対の上部緩衝材5を左右に配置して被梱包物1を支持し、上部の開口部の四辺に内フラップ6と外フラップ7を備え下部を開放した外箱8を被せられる。
この外箱8の対向する外フラップ7双方の先端には互いに嵌め合う凸状部9と凹状部10が設けられている。
以上のように構成された梱包装置について、以下その動作、作用を説明する。
まず、内フラップを上部緩衝材の上に折り曲げ、最後に外フラップを同外フラップに設けられた凸状部と凹状部が互いに嵌め合うように折り曲げて外側に横方向と縦方向の双方にバンドを巻き付けて結束し梱包を完成している。
この構成によって、バンドによりそれぞれの凸状部と凹状部を押さえる構造になるため、テープなどの補助材料で封函する必要がなく被梱包物の梱包時および廃棄時の作業性を向上することができる。さらには、凸状部と凹状部が互いに嵌め合わされているので封函面がフラットとなる構造になるため、積み込みや積み降ろし等の輸送時に荷扱いを行う際
に梱包装置の外側に巻き付けているバンド等に引っ掛かることなく荷扱い作業が行え、外箱の破れを防止する効果を得ることができ品質の向上が図れる。
以上のように、本実施の形態においては被梱包物上下角部を保護する緩衝材と、トレイ状の底板と、上部の開口部の四辺に内フラップと外フラップを備え下部を開放した外箱とからなる梱包装置であって、外箱の対向する外フラップ双方の先端には互いに嵌め合う凸状部と凹状部を設けることにより、凸状部と凹状部が互いに嵌め合うように折り曲げて更に外側にバンドを巻き付けて結束しそれぞれの凸状部と凹状部を押さえる構造の梱包となるため、封函面がフラットとなり、荷扱時にバンド等に引っ掛かることなく荷扱い作業が行え、外箱の破れを防止する効果を得ることができ品質の向上を図ることができる。
また、図3の本発明の第1の実施の形態における梱包装置の外箱の斜視図に示すように、本実施の形態の対向する外フラップ双方先端の凸状部と凹状部を所定の間隔で複数設けることにより、外フラップ双方の突合せ部を均等にバンドで押さえる構造であるため、外箱の破れを防止する効果を向上することができる。また、突合せ部が増えることでかかる力が分散し、梱包強度が大きくなる。
また、図4の本発明の第1の実施の形態における梱包装置の外箱の斜視図に示すように、本実施の形態の対向する外フラップ双方先端の凸状部と凹状部を凸状の先端が狭く根元部が広くなるようなテーパ状に形成することにより、バンド等が引っ掛かる抵抗が軽減される構造となり、荷扱い時の作業性に優れ、外箱の破れを防止する効果が向上することができる。
以上のように、本発明にかかる梱包装置は、構造を複雑化すること無く荷扱い時の外箱の破損を防止し、荷扱い時の作業性に優れたもので、バンドを用いて梱包を行う製品の梱包装置の用途にも適用できる。
本発明の実施の形態1における梱包装置の分解斜視図 本発明の実施の形態1における梱包装置の(a)外箱の斜視図(b)外箱の平面図 本発明の実施の形態1における梱包装置の外箱の斜視図 本発明の実施の形態1における梱包装置の外箱の斜視図 従来の梱包装置の分解斜視図
符号の説明
1 被梱包物
2 底板
3 下部緩衝材
4 袋
5 上部緩衝材
6 内フラップ
7 外フラップ
8 外箱
9 凸状部
10 凹状部
11 バンド
12 コーナー補強板
13 内フラップ
14 外フラップ
15 凸状部

Claims (3)

  1. 四辺を折り曲げて形成したトレイ状の底板と、前記底板に収めて被梱包物の下部を支持する下部緩衝材と、前記被梱包物の上部を支持する上部緩衝材を左右に配置し、上部の開口部の四辺に内フラップと外フラップを備え下部を開放した外箱を被せ、前記底板と前記外箱の外側にバンドを巻き付けて分離型空気調和機室外機を支持する梱包装置であって、前記外箱の対向する前記外フラップ双方の先端に互いに嵌め合う凸状部と凹状部を設けてなることを特徴とする梱包装置。
  2. 対向する外フラップ双方先端の凸状部と凹状部を所定の間隔で複数設けたことを特徴とする請求項1に記載の梱包装置。
  3. 対向する外フラップ双方先端の凸状部と凹状部は、凸状の先端が狭く根元部が広くなるようなテーパ状に形成したことを特徴とする請求項1または2に記載の梱包装置。
JP2005107263A 2005-04-04 2005-04-04 梱包装置 Pending JP2006282258A (ja)

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