JP2006281566A - 画像消去装置および研磨時に媒体を保持する固定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】被記録媒体に、画像形成材料により形成されたハードコピーから画像を消去する画像消去装置において、画像の消去ムラを低減し、かつ、被記録媒体の繰り返し利用可能な回数を向上させる。
【解決手段】この発明の画像消去装置1は、画像を擦過ベルトで擦過する擦過機構3と、擦過機構により画像(画材)が除去された用紙を加熱して画材の色を消去する画像消去部5と、を有し、擦過機構の搬送ドラムの周囲に複数のガイド部材を設けたことにより、搬送ドラムに巻きつけられる用紙をドラムの表面に密着させることができる。これにより、画像の消去ムラが低減される。
【選択図】 図1

Description

この発明は、呈色性化合物と顕色剤とバインダ樹脂を含有する画像形成材料で形成した画像を、画像形成材料の除去と熱による消色により消去する画像消去装置および研磨時に媒体を保持する固定装置に関する。
近年、OA化の普及により各種情報のデータ量は拡大の一途をたどり、プリンタによる情報紙へのハードコピー出力もそれに合わせて年々増加している。しかしながら、現在、環境(森林)保護や(木材)資源の保護は全世界的にも急務であり、その観点からハードコピー出力を最小限に抑え、紙を浪費しないことが極めて重要になっている。
なお、紙をリサイクルする方法としては、製紙工場における紙の繊維レベルまでの溶解と不純物の除去ならびに再加工(製紙)と、オフィスにおける画像形成材料の除去とが、既に実用化されている。
オフィスで紙をリサイクルする方法は、従来からいろいろな提案がなされている。大別して、次の2種の方法がある。
[1] 被記録媒体表面を擦過し、画像形成材料を削り取る。
[2] 被記録媒体を加熱し、転写により剥ぎ取る。
最初の([1]の)方法では、画像を、実用レベルまで消去することができない問題がある。すなわち、消去の品質を実用レベルまで高める(研磨の程度を増大する)と、紙を痛めるという欠点を完全に除去することができない問題がある。なお、特開平6−255229の提案では、研磨面に不透明塗料を塗付しているが、消耗品(不透明塗料)を消費すること、また塗料の乾燥に無視できない時間とエネルギーを必要とすることから、この改良提案も実用化されていない。
第二の([2]の)方法も、画像を実用レベルまで消去するには、熱剥離の前に紙表面に界面活性剤を塗付して、画材剥離後には被記録媒体を乾燥する機構を設ける必要があるため装置が大型化し、オフィス規模での紙リサイクルには適さないという問題がある。
なお、紙(被記録媒体)に表面処理を行う例も提案されているが、普通紙ではない、という問題がある。
一方、ハードコピーとして、画像形成材料(画材)が供給された紙(被記録媒体)から画材の色を除去する(消去可能なインクを用いる)リサイクル方法が提案されている(例えば、特許文献1)。
特許文献1には、消去可能なインクまたはトナーもしくは被記録媒体として、
塩基性染料もしくは染料前駆体と酸性有機化合物を用い、光照射により色を失う消色性トナーもしくは消色性感熱転写媒体が示されている。
また、特許文献1には、染料前駆体と酸性有機化合物と塩基性化合物とからなり、温度を与えることにより発色し、さらに高い温度に晒すことで消色する発/消色性トナーが示されている。
さらに、特許文献1には、熱により透明と不透明を繰り返す熱可逆性材料で、着色粒子の表面を被覆した構成のトナーが、示されている。
またさらに、特許文献1には、昇華性染料もしくは顔色剤を用いた画像材料を用いて、加熱することにより染料もしくは顔色剤を昇華させて呈色させる発色方法が示されている。
さらにまた、特許文献1には、染料前駆体と酸性有機化合物と塩基性化合物とを用い、加熱により、塩基性化合物を融解することにより、染料前駆体に作用して消色する消自性トナーもしくは発消色性感熱転写媒体が、開示されている。
特開平5−297627号公報
しかしながら、特許文献1に記載された消色性トナーもしくは消色性感熱転写媒体は、(ハードコピーとしての)画像の耐光性を確保する要求から、消色には特別な光強度の光源による長時間の光照射(数分程度)が必要であり、特に、画像の一部分を消去することは、困難である。
また、特許文献1に示された発/消色性トナーは、本質的に、無色状熊が安定であり、画像が時間とともに消失する問題がある。なお、発色時にも加熱と急冷が供給されることから、使い勝手が悪い問題がある。
さらに、特許文献1に開示された熱可逆性材料を用いる方法は、内部色素に対する隠蔽力が不足であり、画像を白地にまで戻すことは困難である。
一方、特許文献1の染料もしくは顔色剤を昇華させる方法は、熱安定性が低く、室温でも徐々に消色することが避けられない問題がある。
なお、特許文献1に示された加熱により、塩基性化合物を融解することで染料前駆体に作用して消色する消自性トナーもしくは発消色性感熱転写媒体は、比較的画像形成材料としての特性が優れており、画像の安定性が高く、コントラストも十分得られ、消去時間も比較的短い、と考えることができる。
しかし、特許文献1に示されたいずれの方法においても、被記録媒体上の画像を熱消去した後に、バインダ樹脂と基材(紙)との反射率の違いから、消去したはずの画像を確認できる場合が多く、セキュリティの点で、十分ではない。
本願発明者らは、熱消去後に、例えば研磨ローラにより基材上に残った樹脂を除去することにより、画像表面に凹凸を加え、表面散乱を起こすことにより、より残存画像を視認しにくくする方法を既に提案している(特願平11−16252号)。
しかしながら、特願平11−16252号の発明によっても、バインダ樹脂を研磨した後の画像が目視可能である場合があることが認められている。また、バインダ樹脂の研磨を継続することにより、削り屑が落下し、あるいは削り屑が研磨ローラに付着する等により、研磨が不均一になることが確認されている。従って、大量の用紙の処理が困難である。
なお、染料と顔色剤を解離する性能を有すると同時に、バインダ樹脂を膨潤、もしくは一部溶解する性質の溶剤を用いることで、基材上に目視可能な画像が残存することを実質的に除去できるが、溶媒を用いるために要求される安全装置や、溶媒を回収する機構等が必要であり、オフィスでの利用には適さない問題がある。
本発明の目的は、被記録媒体に画像形成材料により形成されたハードコピーから画像を消去する画像消去装置において、画像の消去ムラを低減し、かつリサイクル性とセキュリティ性を高めること、ならびに研磨時に媒体を確実に保持できる固定装置を提供することである。
この発明は、上記問題点に基づきなされたもので、記録媒体を保持するドラムと、前記ドラムに所定の圧力で接触可能に形成され、前記ドラムにより保持されている前記記録媒体上に形成された所定の温度以上に昇温されることで消色する画像形成材料の像を削り取る擦過装置と、前記ドラムに対して所定の位置関係で、前記擦過装置による前記記録媒体上の前記画像形成材料の像の削り取りに影響を及ぼさない位置に設けられ、前記ドラムにより保持される前記記録媒体が前記ドラムの周面から離脱することを抑止する支持部材と、前記画像形成材料の像を形成する前記画像形成材料を、前記所定の温度以上に昇温させる加熱機構と、を有することを特徴とする画像消去装置、を提供するものである。
また、この発明は、上記問題点に基づきなされたもので、所定の温度以上に昇温されることで消色する画像形成材料を用いて画像形成した被記録媒体から前記画像形成材料を除去する研磨機構に、前記被記録媒体を前記画像形成材料が除去可能に保持する保持部材に前記被記録媒体を固定する固定装置において、前記固定装置は、前記保持部材の外周面で、前記保持部材の軸方向の端部に位置され、前記研磨機構から前記被記録媒体に提供される摩擦力により、前記保持部材で保持される前記被記録媒体が、前記保持部材の周面から離脱することを抑止する複数のローラを含むことを特徴とする固定装置、を提供するものである。
さらに、この発明は、上記問題点に基づきなされたもので、所定の温度以上に昇温されることで消色する画像形成材料を用いて画像形成した被記録媒体から前記画像形成材料を除去する研磨機構に、前記被記録媒体を前記画像形成材料が除去可能に保持する保持部材に前記被記録媒体を固定する固定装置において、前記固定装置は、前記保持部材の外周面の所定の位置に、前記保持部材により保持される前記被記録媒体の先端部またはその近傍を支持可能な板状であることを特徴とする固定装置、を提供するものである。
以上記述したように、本発明の画像消去装置および方法は、バインダ樹脂を含む画像形成材料により形成された画像を、被記録媒体から確実に除去可能で、また被記録媒体の再利用回数も向上できる。従って、紙資源のリサイクルに有効であり、その工業的価値は、大なるものがある。
以下、図面を参照して、この発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、基材すなわち紙等の被記録媒体に、呈色性化合物、顕色剤およびバインダ等を含有する画像形成材料により形成された画像(可視画像)を、擦過ベルトあるいはローラにより擦過することで削り落とし、その後、画像形成材料(および基材)を所定温度まで過熱して無色化する画像消去装置の一例を示す。
画像消去装置1は、被処理対象すなわち加熱により消去可能な画像形成材料(消色可能トナー)により形成された画像を有する基材すなわち用紙からトナーを除去する擦過(研磨)部3、擦過(研磨)部3により表面から画像が削り取られた用紙を加熱して用紙に残ったトナーを無色化する画像消去部5を有する。
なお、擦過(研磨)部3は、消去すべき画像を有する用紙を保持する搬送ドラム30、搬送ドラム30とその周囲の所定の位置で接触可能に形成された擦過(研磨)装置40を含む。また、擦過(研磨)部3と画像消去部5との間、および図示しないが擦過(研磨)部3に画像を保持した用紙を供給する供給側、ならびに図示しないが画像消去部5により画像が消去された用紙を外部へ案内するための排出側のそれぞれには、例えばローラ体や板状体、およびそれらが組み合わせられた用紙搬送ガイドが設けられている。
擦過装置40は、例えばグラビアロール、ブレード、メッシュ、やすり、あるいはブラシ等の様々な機構で可能であるが、擦過による紙の痛みの発生と画材を除去する能力とのバランスから、擦過面の表面粗さは、#240より細かい範囲、より好ましくは#400以上#1200程度の荒さが与えられた擦過ベルト41を有する。なお、擦過ベルト41は、例えばローラ状に形成されてもよいことはいうまでもない。
擦過ベルト41は、図示しないモータ等により所定の回転が与えられた駆動ローラ42の回転とテンションローラ43,44による支持により、任意の位置が所定の方向に移動される。なお、擦過ベルト41は、所定の位置で、搬送ドラム30すなわちドラム30に巻きつけられた用紙に、図2を用いて後段に説明する押し付け機構、例えばガイドローラ31−1,〜,31−nを介して所定の圧力で押し付けられる。
画像消去部5は、詳述しないが、例えば発熱体が埋め込まれ、あるいは中空円筒状のローラ体に図示しないヒータが組み込まれた発熱ローラ51と、発熱ローラ51に対して所定の圧力で接触される対向ローラ52とを有し、発熱ローラ51の温度が所定温度に設定された状態で、両ローラ間に用紙が搬送されることで、用紙に残存しているトナーの色材を無色化する。なお、発熱ローラ51は、例えば交流磁界により生じる渦電流で発熱する誘導加熱体と交流磁界を提供可能な誘導コイルにより上温されるものであってもよい。
また、画像消去部5は、画像形成材料に含まれるバインダの軟化点を超える温度に加熱することが可能であれば、その構造もしくは加熱方法は、問わない。具体的には、温風送風機、赤外線照射装置、ホットプレス、サーマルプリンタヘッド、レーザ光、サーマルバー等が利用可能である。この場合、加熱温度と加熱時間には、適正な範囲があり、加熱部を被記録媒体が通過する時間から、加熱温度の範囲が決定される。
なお、画像形成材料すなわち画材(消色可能トナー)は、本願発明者らにより既に特願2000−219446や特願平9−197290により提案されている加熱により消色する熱消色性トナーであり、被記録媒体上をバインダ樹脂の軟化点より低い温度で擦過する第一の機構と、被記録媒体の擦過面を前記バインダ樹脂の軟化点より高い温度に加熱する第二の機構とを具備したことを特徴とする。
擦過(研磨)部2の搬送ドラム30の周囲には、図2(a),(b)に一例を示すが、搬送ドラム30の回転に合わせて回転され、ドラム2の表面との間で画像を保持した用紙を保持する複数のガイドローラ31−1,・・・,31−nが設けられている。それぞれのガイドローラ31(1〜n)は、その表面に、所定の摩擦係数および弾性を有する、例えばゴムあるいは発泡ゴム等が所定厚さに形成されている。
それぞれのローラの表面は、図示しない駆動機構(回転機構)を介して、ドラム30の周面が移動される速度と実質的に等しい速度、あるいは以下に説明するが、擦過(研磨)装置40から用紙に提供される搬送ドラム30の表面の移動方向と反対方向の力に対し、用紙を搬送ドラム30の表面に密着状態で保持させることのできる所定の速度で、ドラム30と接する位置でドラム30の表面が移動する方向と同じ方向に移動される(回転軸の回転方向は逆になる)。
なお、ガイドローラ31(1〜n)は、擦過装置40の擦過ベルト(またはローラ体)41から紙に提供される紙の進行方向に対して反対方向に働く摩擦力に耐え得る力で紙を固定できることが要求されることから、例えばA4サイズの用紙を短辺が回転軸の方向と平行になるよう搬送する場合に、(確認実験により求められた)2kg以上の力で用紙をドラム30に押し付けることが可能に形成されている。
また、ガイドローラ31(1〜n)の幅は、搬送ドラム30の軸方向長さすなわち幅に比較して小さく、ドラム30上に位置される用紙に対して、その両端のみを保持する形状に規定されている。このように、ローラを複数設け、それぞれのローラを、ローラ表面がドラム30の表面が移動される方向と同じ方向に所定の速度で移動するよう、回転させることで、ドラム上に密着される用紙が、ドラムの回転方向(表面の移動方向)とは異なる方向に搬送されることが防止できる。
なお、個々のガイドローラ31(1〜n)は、図2(c)に概略を示すが、軸31aが擦過装置40の擦過ベルト(またはローラ体)41による紙の表面すなわち画像の研磨の邪魔にならないよう、ドラム30上に差し掛かる(投影した場合に影を落とす)領域に、軸の端部が存在しない形状(長さ)に規定される。これにより、ガイドローラ31(1〜n)により用紙をドラム表面に押し付けながら搬送する際に、紙の表面の画像を研磨(擦過)すべき領域に、研磨(擦過)の障害となる軸のない構造が得られる。
次に、画像消去装置1による基材(用紙)上の画像形成材料(画材)の除去および消色(無色化すなわち非可視化)を確実に達成するための搬送ドラム30への用紙の搬送と、搬送ドラム30表面への用紙の固定について説明する。
図2において、詳述しないが用紙供給側から表面の画像を研磨(擦過)すべき用紙が供給されると、図示しないセンサにより用紙が挿入されたことが検知され、搬送ドラム30およびその周囲に設けられたガイドローラ31(1〜n)が所定の速度で回転される。
図示しないガイド部材を介して搬送ドラム30の近傍に案内された用紙は、搬送ドラム30と最も用紙供給側に位置されているガイドローラ31−1との間に、案内され、搬送ドラム30の回転に伴って、搬送ドラム30の周面にまきつけられる。なお、搬送ローラ20が回転されることにより、用紙は、順次、ガイドローラ31−2,・・・,31−n−1,31−nと対応する位置で,ドラム30の周面に密着される。
搬送ドラム30の回転に伴って、擦過装置40の擦過ベルト(またはローラ体)41と対向する位置(擦過(研磨)位置)に搬送された用紙の表面に固着しているトナー像は、所定のタイミングで、擦過ベルト(またはローラ体)41が用紙の表面に所定圧力で接触されることで、(用紙すなわち基材とともに)所定厚さ(深さ)削り落とされる。なお、研磨の到達目安は、擦過後の画像形成部の反射濃度と、用紙自身の反射濃度の差が0.2以下、更に好ましくは0.1以下の範囲である。
擦過装置40の擦過ベルト(またはローラ体)41は、図示しない制御装置による制御により、搬送ドラム30の周面に用紙が存在しない場合に、搬送ドラム30の表面を削り落とすことのない退避位置に退避されている。従って、擦過装置40の擦過ベルト(またはローラ体)41は、ドラム30上に用紙が存在する場合であって、制御装置により画像の研磨(削り落とし)が指示された場合にのみ、用紙上のトナー(画像)を擦過(または研磨)する。このことは、用紙のエッジ(端部)の厚さが減少した場合、もしくは用紙の端部が研磨された場合に、用紙が破れ易くなることを避けるためにも有益である。
搬送ドラム30の引き続く回転に伴い、擦過装置40の擦過ベルト(またはローラ体)41と対向する位置において用紙の表面に固着しているトナー像が削り落とされたのち、さらに搬送されている用紙は、最も用紙排出側に位置されたガイドローら31−nと搬送ドラム30とが接触する位置を越えた時点で、用紙自身の腰(紙自体の「曲げ」に対する抗力)によりドラム30の密着から解放され、用紙排出側に案内される。なお、必要に応じて、ドラム30から用紙を剥離する爪部材やブレード等が設けられてもよいことはいうまでもない。また、擦過ベルト(またはローラ体)41との摩擦により生じることのある静電気の影響を除去するための除電機構(接地されたブラシ状の金属繊維等や、交流電界を提供する装置)が設けられてもよいことはいうまでもない。
画材(トナー)が除去された用紙は、図示しない排出側搬送機構により、画像消去部5に案内され、既に説明した通り、所定温度に管理されている発熱ローラ51と対向ローラ52との間に搬送される。従って、用紙に残存している色材(トナー)は、供給される熱により、無色化(消色)される。なお、発熱ローラ51と対向される対向ローラ52は、弾性体であり、発熱ローラ51との間で用紙に所定の圧力を提供することにより、用紙の表面を平滑化するために有益である。これにより、基材(用紙)に画材が残っていた場合であっても、利用者による認識は、困難となる。
なお、必要に応じて、擦過ベルト(ローラ)41や搬送ドラム30あるいは搬送される用紙からの削り屑(用紙の粉やトナーのパーティクル等)が集成され、あるいは落下・堆積される領域および構造に、図示しないがクリーナが設けられてもよいことは言うまでもない。また、クリーナが設けられる場合、そのクリーナにより除去された削り屑を、一時的に保持する回収部が設けられてもよい。
また、図3に示すように、個々のガイドローラ31(1〜n)の表面(周面)に、用紙が搬送される方向に対して所定の角度の凹凸状の滑り止めの溝が設けられてもよい。
なお、図3に示す例では、用紙が搬送される際に、搬送方向(ドラム30の表面が移動する方向)と直交する方向で、用紙の端部(先頭と直交する左右方向)に圧力を提供可能に方向が規定された溝が設けられている。これにより、用紙は、搬送方向に直交する両側に向かう張力を受けることから、研磨の際に(用紙の)中央付近にたるみが生じて、研磨が不均一となることが防止できる。
また、図4に示すように、個々のガイドローラを搬送ドラム30の回転中心(回転軸)に対して非平行とすることも可能である。
例えば、搬送ドラム20の回転中心と個々のガイドローラ31(1〜n)のそれぞれの軸とのなす角(平面に投影した状態)θを、1〜10°とし、用紙の先頭と直交する左右方向において、互いに用紙の端部に向けて逆向きとすることで、図3に示した凹凸の溝を設ける例と同様に、用紙に、進行方向に直交する左右方向に向かうテンション(張力)を常時提供することできる。
なお、角度θが大き過ぎると、用紙を搬送ドラム30に巻きつける際に、抵抗(負荷)となる場合があり、角度θは、最大で20°以下とする。
また、図5に示すように、個々のガイドローラ相互間に、用紙がよじれる等により搬送ドラム30の表面から外れる(離脱する)ことを防止するために、ガイド部材(板状体)32−1,・・・,32−nを設けてもよい。なお、ガイド部材32−1,・・・,32−nは,樹脂または金属等の任意の材質が利用可能である。
またさらに、図6に示すように、図2により先に説明した複数のガイドローラ相互を、例えばゴム製の無端ベルト(継ぎ目がないことが好ましい)33,33により一体化し、搬送ドラム30の表面との接触面積を増大することも有益である。これにより、ローラ間で用紙が搬送ドラムから浮き上がることが防止される。
さらにまた、図7に示すように、図6の無端ベルトの表面に図3に示した溝に類似した用紙が搬送される方向に対して所定の角度の溝が設けられてもよい。これにより、研磨の際に(用紙の)中央付近にたるみが生じて、研磨が不均一となることが防止できる。
またさらに、図2ないし図7に示したガイドローラまたはベルトによる用紙の巻きつけ(保持)方法に換えて、図8に示すように、用紙の先端を保持する用紙固定部材34を搬送ドラム30の外周の所定の位置に設けてもよい。
なお、固定部材34は、図9に示すように、予め用紙が入り込めるように所定の隙間が与えられた状態で待機され、詳述しないが、図10に示すように、例えばカム機構やソレノイド等により所定のタイミングでドラム30の表面に密着されるもので、例えば図示しないセンサにより用紙が挿入されたことが検知された時点で、搬送ドラム30に対して密着されることで、隙間に用紙を挟みこんだ状態で、回転される。
以下、先に説明したと同様に、擦過装置40の擦過ベルト41と対向する位置で、研磨された用紙が、搬送ドラム30の引き続く回転により搬送され、予め決められた解除位置まで搬送された時点で、図11に示すように、固定部材が再び解放される(ドラム30との間に隙間が形成される)ことにより、ガイドローラにより引き続き押し出された用紙が搬送ドラム30の表面との密着から解放される(ドラム表面から剥離される)。
すなわち、図9から図11に示した用紙と搬送ドラムの固定部材との位置関係は、
用紙の先端部が搬送ドラムの挟持部(固定部材)まで搬送されたことが検知されることにより、先頭側のガイドローラ31−1により用紙の先端部が搬送ドラム30に押し付けられ、
固定部材34の隙間に用紙が挿入された時点で、ドラムが回転されることで図示しないカム機構により固定部材34が動作され、用紙の先端部が固定され、
ドラムの引き続く回転により、用紙がドラム30の表面に沿って密着されながら、搬送される。
一方、用紙の排出位置(固定部材解除位置)においては、固定部材34は、図示しないカム機構により、ドラムに対して所定の間隔を提供する位置まで開放され、
搬送ドラムの回転により、用紙の先端がドラムから浮き上がるとともに、ガイドローラからの推進力により、ドラムの表面から分離され、画像消去部5側に案内される。
なお、用紙の先端(または)後端は、摩擦や研磨等により厚さが減少し、あるいは傷がついた場合、紙つまり(ジャミング)の原因になる。
このため、用紙の端部(特に先端、好ましくは4辺)は、研磨されない(研磨から保護される)ことが好ましい。従って、用紙の先端を覆う固定部材34は、この用紙の端部の保護にも有益である。
また、図9においては、用紙の先端がドラムの固定部材(固定用のつめ)34の部分に挿入されたあとに、用紙の位置が図示しないセンサにより検出される。
また、つめ(固定部材)34は、機械的な(カム機構等)もしくは電気的(ソレノイド等)な動作によりドラム30との間に用紙を保持することのできる間隔に移動され、その結果、用紙を固定できる。つめ34は、ドラム20に設けられたくぼみに、はまり込むことができ、この範囲の小さな動きで用紙を押さえることができる。なお、つめ34が用紙を押さえた状態では、ドラム30の周面よりも内側に位置される。また、つめ34により用紙が固定される強さは、図2により先に説明したとおり、用紙が搬送ドラムの回転進行方向と逆方向の力によって摩擦される際の力に十分対抗できるものである。
なお、つめ(固定部材)34によりドラム30との間に挟まれた部分は、研磨されない(画像がある場合には消去できない)が、多くの場合用紙の先端部は、画像(トナー)のない余白であるから、特別な問題とはならない。
一方、図10に示すように、つめ(固定部材)34を動作させる機構を、例えばドラム30の外周に接するローラ体35とし、ドラム30の外部からローラ体35によりつめを押し付ける構造とすることで、ドラム内部につめ34を動作させる機構を設けることを必要としない構造が得られる(つめを動作させる構造を簡略化できる)。
例えば、ドラム30の外部の所定の位置に、(用紙を押さえる)つめ34を押すための回転ローラ35を設け。つめ34をドラム30の中心に向けて押し付ける構成とする。
すなわち、つめ34には、ローラ35によって、位置が変えられたことにより、用紙を挟む適度な圧力、具体的には、詳述しないばね等により、ドラム30の中心に向かう力が印加される。
なお、図8(図9〜図11)に示した用紙の先端を保持する用紙固定部材は、図12に示すように、用紙の先端を覆う面積が制限されてもよい。この構成によれば、削り残しとなる領域の大きさを最小に抑えることができることはいうまでもない。この場合、用紙を抑えるために利用される固定部(つめの突出部)34aの形状は、矩形でも円弧状でもかまわない。
ところで、図8(図9〜図11)および図12に示した用紙の先端を保持する用紙固定部材は、図13に示すように、用紙の先端をドラム上の突出させる構造であってもよい。カバーである。
例えば、図13に示すように、固定部材(つめ)36を、ドラム30の半径方向に移動可能とすることで、用紙を搬送ドラム30の周面に押し付けることができる。
また、つめ(固定部材)36がドラム30側に移動された際に、ドラム30の外周から突出することのないよう、ドラム30の所定の領域に、くぼみが設けられてもよいことは言うまでもない。
なお、つめ(固定部材)36を動作させる位置およびタイミングは、図9ないし図11により説明した例と実質的に同一でかまわない。
また、カム機構やソレノイドを用いたつめ(固定部材)の動作に加えて、あるいは併用して、例えば圧搾空気により、つめを上下(ドラムの半径方向)に移動させることも可能である。
また、つめ(固定部材)のドラム側(用紙と接する側)に、図14に示すように、ゴム等の滑り止めが設けられることが好ましい。
なお、この発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、その実施の段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々な変形もしくは変更が可能である。また、個々の実施の形態は、可能な限り適宜組み合わせて実施されてもよく、その場合、組み合わせによる効果が得られる。
本発明が適用される画像消去装置の一例を示す概略図。 図1に示した画像消去装置における用紙の保持構造の一例を説明する概略図。 図2に示した用紙の保持構造の別の一例を説明する概略図。 図2に示した用紙の保持構造のさらに別の一例を説明する概略図。 図2に示した用紙の保持構造のさらにまた別の一例を説明する概略図。 図2に示した用紙の保持構造のまたさらに別の一例を説明する概略図。 図2に示した用紙の保持構造のさらにまた別の一例を説明する概略図。 図2に示した用紙の保持構造のまたさらに別の一例を説明する概略図。 図8に示した用紙の保持構造による巻きつけ動作の一例を説明する概略図。 図8に示した用紙の保持構造による巻きつけ動作の別の例を説明する概略図。 図8に示した用紙の保持構造による用紙分離動作の一例を説明する概略図。 図8に示した用紙の保持構造の別の一例を説明する概略図。 図2に示した用紙の保持構造のさらに別の一例を説明する概略図。 図13に示した用紙の保持構造の別の一例を説明する概略図。
符号の説明
1…画像消去装置、3…擦過(研磨)部、5…画像消去部、30…搬送ドラム、31−1〜31−n,32−1〜32−n…ガイドローラ、33…ガイドベルト、34…固定部材、34a…(固定部材の)突起部、35…固定部材押し付け構造(ローラ体)、36…固定部材(つめ)、40…擦過装置、41…擦過ベルト(ローラ)、42…駆動ローラ、43,44…テンションローラ、51…発熱ローラ、52…対向ローラ。

Claims (10)

  1. 記録媒体を保持するドラムと、
    前記ドラムに所定の圧力で接触可能に形成され、前記ドラムにより保持されている前記記録媒体上に形成された所定の温度以上に昇温されることで消色する画像形成材料の像を削り取る擦過装置と、
    前記ドラムに対して所定の位置関係で、前記擦過装置による前記記録媒体上の前記画像形成材料の像の削り取りに影響を及ぼさない位置に設けられ、前記ドラムにより保持される前記記録媒体が前記ドラムの周面から離脱することを抑止する支持部材と、
    前記画像形成材料の像を形成する前記画像形成材料を、前記所定の温度以上に昇温させる加熱機構と、
    を有することを特徴とする画像消去装置。
  2. 前記支持部材は、前記ドラムの外周面に沿う位置、かつ前記ドラムにより保持される前記記録媒体の端部を支持可能に設けられることを特徴とする請求項1記載の画像消去装置。
  3. 前記支持部材は、前記ドラムの外周面が移動される速度と等しい速度で移動される周面を有する円筒状であって、前記ドラムの軸方向の両端に、少なくとも一対設けられることを特徴とする請求項2記載の画像消去装置。
  4. 前記支持部材は、前記ドラムの軸方向の両端に、複数配置されるローラに掛け渡されたベルト状であることを特徴とする請求項2記載の画像消去装置。
  5. 前記支持部材は、前記ドラムの外周面の所定の位置に、前記ドラムにより保持される前記記録媒体の先端部またはその近傍を支持可能に設けられることを特徴とする請求項1記載の画像消去装置。
  6. 前記ドラムの外周面の長さは、前記画像形成材料の像を保持する前記記録媒体の長さよりも長いことを特徴とする請求項5記載の画像消去装置。
  7. 所定の温度以上に昇温されることで消色する画像形成材料を用いて画像形成した被記録媒体から前記画像形成材料を除去する研磨機構に、前記被記録媒体を前記画像形成材料が除去可能に保持する保持部材に前記被記録媒体を固定する固定装置において、
    前記固定装置は、前記保持部材の外周面で、前記保持部材の軸方向の端部に位置され、前記研磨機構から前記被記録媒体に提供される摩擦力により、前記保持部材で保持される前記被記録媒体が、前記保持部材の周面から離脱することを抑止する複数のローラを含むことを特徴とする固定装置。
  8. 前記複数のローラは、前記被記録媒体に所定の張力を提供可能に前記保持部材の軸方向に対して所定の角度が与えられて回転されることを特徴とする請求項7記載の固定装置。
  9. 前記複数のローラには、前記被記録媒体を前記保持部材に密着させるベルトが掛け渡されていることを特徴とする請求項7記載の固定装置。
  10. 所定の温度以上に昇温されることで消色する画像形成材料を用いて画像形成した被記録媒体から前記画像形成材料を除去する研磨機構に、前記被記録媒体を前記画像形成材料が除去可能に保持する保持部材に前記被記録媒体を固定する固定装置において、
    前記固定装置は、前記保持部材の外周面の所定の位置に、前記保持部材により保持される前記被記録媒体の先端部またはその近傍を支持可能な板状であることを特徴とする固定装置。
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