JP2006281228A - ロール式管矯正機の制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 安定した矯正効果を得ることのできるロール式管矯正機の制御方法を提供する。
【解決手段】 本発明に係るロール式管矯正機1の制御方法は、オフセット量設定値と、少なくとも矯正機出側で測定した管Pの曲がり量との関係を予め算出する第1ステップと、少なくとも矯正機出側で管の曲がり量を測定する第2ステップと、第2ステップで測定した矯正機出側での管の曲がり量が目標範囲外である場合、第1ステップで算出したオフセット量設定値と少なくとも矯正機出側で測定した管の曲がり量との関係とに基づき、矯正機出側での管の曲がり量を目標範囲内とするために必要なオフセット量の変更量を算出する第3ステップと、第3ステップで算出したオフセット量の変更量に基づき、次の管を矯正する際のオフセット量設定値を決定する第4ステップとを含むことを特徴とする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、鋼管等の管を矯正するためのロール式管矯正機の制御方法に関し、特に安定した矯正効果を得ることのできるロール式管矯正機の制御方法に関する。
各種製管法により製造される管は、所定の品質を得るために各種処理を施して精整する必要がある。矯正工程は、このような精整工程の一つであり、管の曲がりを除去して真直にすると共に、楕円形状の外形を真円にすることを目的としている。
上記の目的を達成するため、一般的には図1に示すように、対向する一対の孔型圧延ロールR,Rが配設されたスタンドを3つ以上備え、少なくとも1つのスタンドに配設された孔型圧延ロール対R,Rを他のスタンドに配設された孔型圧延ロール対R,Rに対してオフセットさせると共に、各スタンドに配設された孔型圧延ロール対R,Rで管Pをクラッシュして矯正するロール式管矯正機(ストレートナー)が用いられている。なお、図1は、#1スタンド〜#3スタンドの3つのスタンドに、対向する一対の孔型圧延ロールR,Rが配設されている例を示す(#4スタンドに配設されている孔型圧延ロールRはガイドロールとしての機能を有する)。また、図1に示す例では、#2スタンドに配設された孔型圧延ロール対R,Rがオフセットされている。
ロール式管矯正機のオフセット量(オフセットされた孔型圧延ロール対R,Rの孔型中心と、他の孔型圧延ロール対R,Rの孔型中心との距離)やクラッシュ量(各スタンド入側での管Pの狙い外径D−対向する一対の孔型圧延ロールR,Rの溝底部間隔H)は、管Pの矯正効果を決定付ける重要な因子である。したがって、従来より、これらオフセット量やクラッシュ量の設定方法について種々の提案がなされている。
例えば、特許文献1には、各スタンドに配設された孔型圧延ロールに生じる荷重を測定し、これが予め決定した適切な荷重となるようにオフセット量及びクラッシュ量を設定する方法が提案されている。
また、特許文献2には、孔型圧延ロールの摩耗量を予測し、摩耗量に応じてオフセット量やクラッシュ量などを設定する方法が提案されている。
さらに、特許文献3には、矯正過程における管の変形挙動の理論式に基づいて、オフセット量及びクラッシュ量を設定する方法が提案されている。
特開2001−179340号公報 特開平2−207921号公報 特公平4−72619号公報
しかしながら、上記特許文献1〜3に開示された従来の方法は、あくまでも良好な管の矯正効果が得られるであろうという予測に基づく設定方法であって、矯正機出側での管の実際の曲がり量や楕円量を反映した設定方法ではないため、矯正効果が安定しない(曲がり量や楕円量が目標範囲内に収束し難い)という問題がある。
また、特許文献1〜3に開示された従来の方法に、矯正機出側での管の曲がり量や楕円量を反映させるとしても、管の曲がりや楕円の程度をオペレータが目視で確認し、オペレータの経験や勘に基づいてオフセット量やクラッシュ量を手動で調整しているのが現状である。従って、このようなオペレータの経験や勘に基づく調整では、依然として矯正効果が安定しない。
本発明は、斯かる従来技術の問題を解決するためになされたものであり、安定した矯正効果を得ることのできるロール式管矯正機の制御方法を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明は、対向する一対の孔型圧延ロールが配設されたスタンドを3つ以上備え、少なくとも1つのスタンドに配設された孔型圧延ロール対を他のスタンドに配設された孔型圧延ロール対に対してオフセットさせると共に、各スタンドに配設された孔型圧延ロール対で管をクラッシュして矯正するロール式管矯正機の制御方法であって、以下の4つのステップを含むことを特徴とするロール式管矯正機の制御方法を提供するものである。
第1ステップでは、オフセット量設定値と、少なくともロール式管矯正機出側で測定した管の曲がり量との関係を予め算出する。すなわち、各種の異なるオフセット量δoをそれぞれ設定して矯正した複数の管について、ロール式管矯正機出側でそれぞれ曲がり量rを測定することにより、両者の関係(すなわち、δo=f(r)の関数f)を予め算出する。
第2ステップでは、少なくともロール式管矯正機出側で管の曲がり量を測定する。すなわち、今回矯正された管Pについて曲がり量r1を測定する。
第3ステップでは、第2ステップで測定したロール式管矯正機出側での管の曲がり量(r1)が目標範囲外である場合、第1ステップで算出したオフセット量設定値と少なくともロール式管矯正機出側で測定した管の曲がり量との関係(δo=f(r))に基づき、ロール式管矯正機出側での管の曲がり量を目標範囲内とするために必要なオフセット量の変更量を算出する。すなわち、管の曲がり量の目標値(目標範囲内にある任意の値)をr’とすれば、当該目標値r’を得るために目標とするオフセット量設定値δo’は、δo’=f(r’)で求まるため、今回矯正された管についてのオフセット量設定値をδo1とすれば、必要なオフセット量の変更量Δδoは、Δδo=δo’−δo1で算出される。
第4ステップでは、第3ステップで算出したオフセット量の変更量(Δδo)に基づき、次の管P’を矯正する際のオフセット量設定値を決定する。すなわち、次の管P’を矯正する際のオフセット量設定値をδo2とすれば、δo2=δo1+Δδoで決定されることになる(発散を防止するためΔδoに0〜1の緩和係数を乗算しても良い)。
以上のように、本発明に係るロール式管矯正機の制御方法は、矯正機出側で管の曲がり量を実測し、当該実測値が曲がり量の目標範囲内となるように、次の管を矯正する際のオフセット量を変更する構成である。すなわち、実測した矯正機出側での管の曲がり量をフィードバックしてオフセット量を変更する構成であるため、管の曲がり量に関して安定した矯正効果を得ることが可能である。なお、「管の曲がり量」とは、管断面中心のずれ量/管の測定対象部位の長さ(mm/m)で定義される値である。管の曲がり量は、例えば、ロール式管矯正機出側に管の外径を複数の径方向について測定するための外径計を設置し、この外径計による各径方向についての外径測定位置に基づいて管断面中心の位置を算出し、前記中心位置の管の長手方向の変動量を算出することにより測定可能である。
ここで、ロール式管矯正機出側での管の曲がり量ひいては必要なオフセット量の変更量は、ロール式管矯正機入側での管の曲がり量に応じて変動する。すなわち、ロール式管矯正機入側での曲がり量が前回矯正した管よりも大きければオフセット量を前回よりも大きくする必要があるし、逆に入側での曲がり量が前回矯正した管よりも小さければオフセット量を前回よりも小さくする必要がある。したがって、より一層安定した矯正効果を得るためには、ロール式管矯正機入側で管の曲がり量を測定し、当該測定した曲がり量をフィードフォワードしてオフセット量を変更することが好ましい。
したがって、本発明の好ましい態様では、第1ステップにおいて、オフセット量設定値と、ロール式管矯正機の入側及び出側で測定した管の曲がり量との関係を予め算出する。すなわち、各種の異なるオフセット量δoをそれぞれ設定して矯正した複数の管について、ロール式管矯正機入側及び出側でそれぞれ曲がり量ri及びroを測定することにより、これらの関係(すなわち、δo=f(ri,ro)の関数f)を予め算出する。
第2ステップでは、今回矯正した管Pについてロール式管矯正機出側で曲がり量ro1を測定すると共に、次に矯正する管P’についてロール式管矯正機入側で曲がり量ri2を測定する。
第3ステップでは、第2ステップで測定した今回矯正した管Pについてのロール式管矯正機出側での管の曲がり量ro1が目標範囲外である場合、第2ステップで測定した次に矯正する管についてのロール式管矯正機入側での曲がり量ri2と、第1ステップで算出したオフセット量設定値とロール式管矯正機の入側及び出側で測定した管の曲がり量との関係(δo=f(ri,ro))とに基づき、ロール式管矯正機出側での管の曲がり量を目標範囲内とするために必要なオフセット量の変更量を算出する。すなわち、ロール式管矯正機出側での管の曲がり量の目標値ro’を得るために目標とするオフセット量設定値δo’は、δo’=f(ri2,ro’)で求まるため、今回矯正された管についてのオフセット量設定値をδo1とすれば、必要なオフセット量の変更量Δδoは、Δδo=δo’−δo1で算出されることになる。
また、ロール式管矯正機出側での管の曲がり量ひいては必要なオフセット量の変更量は、ロール式管矯正機入側での管の温度に応じて変動する。すなわち、ロール式管矯正機入側での温度が前回矯正した管よりも高ければ変形し易くなるためオフセット量を前回よりも小さくする必要があるし、逆に入側での温度が前回矯正した管よりも低ければ前回よりもオフセット量を大きくする必要がある。したがって、より一層安定した矯正効果を得るためには、ロール式管矯正機入側で管の温度を測定し、当該測定した温度をフィードフォワードしてオフセット量を変更することが好ましい。
したがって、本発明の好ましい態様では、第1ステップにおいて、オフセット量設定値と、ロール式管矯正機の出側で測定した管の曲がり量及びロール式管矯正機入側で測定した管の温度との関係を予め算出する。すなわち、各種の異なるオフセット量δoをそれぞれ設定して矯正した複数の管について、ロール式管矯正機出側で曲がり量rを測定し、ロール式管矯正機入側で温度Tを測定することにより、これらの関係(すなわち、δo=f(r,T)の関数f)を予め算出する。
第2ステップでは、今回矯正した管Pについてロール式管矯正機出側で曲がり量r1を測定すると共に、次に矯正する管P’についてロール式管矯正機入側で温度T2を測定する。
第3ステップでは、第2ステップで測定した今回矯正した管Pについてのロール式管矯正機出側での管の曲がり量r1が目標範囲外である場合、第2ステップで測定した次に矯正する管P’についてのロール式管矯正機入側での管の温度T2と、第1ステップで算出したオフセット量設定値とロール式管矯正機出側で測定した管の曲がり量及びロール式管矯正機入側で測定した管の温度との関係(δo=f(r,T))とに基づき、ロール式管矯正機出側での管の曲がり量を目標範囲内とするために必要なオフセット量の変更量を算出する。すなわち、ロール式管矯正機出側での管の曲がり量の目標値r’を得るために目標とするオフセット量設定値δo’は、δo’=f(r’,T2)で求まるため、今回矯正された管についてのオフセット量設定値をδo1とすれば、必要なオフセット量の変更量Δδoは、Δδo=δo’−δo1で算出されることになる。
また、前記課題を解決するため、本発明は、対向する一対の孔型圧延ロールが配設されたスタンドを3つ以上備え、少なくとも1つのスタンドに配設された孔型圧延ロール対を他のスタンドに配設された孔型圧延ロール対に対してオフセットさせると共に、各スタンドに配設された孔型圧延ロール対で管をクラッシュして矯正するロール式管矯正機の制御方法であって、以下の4つのステップを含むことを特徴とするロール式管矯正機の制御方法としても提供される。
第1ステップでは、クラッシュ量設定値と、少なくともロール式管矯正機出側で測定した管の楕円量との関係を予め算出する。すなわち、各種の異なるクラッシュ量δcをそれぞれ設定して矯正した複数の管について、ロール式管矯正機出側でそれぞれ楕円量φを測定することにより、両者の関係(すなわち、δc=g(φ)の関数g)を予め算出する。
第2ステップでは、少なくともロール式管矯正機出側で管の楕円量を測定する。すなわち、今回矯正された管Pについて楕円量φ1を測定する。
第3ステップでは、第2ステップで測定したロール式管矯正機出側での管の楕円量(φ1)が目標範囲外である場合、第1ステップで算出したクラッシュ量設定値と少なくともロール式管矯正機出側で測定した管の楕円量との関係(δc=g(φ))とに基づき、ロール式管矯正機出側での管の楕円量を目標範囲内とするために必要なクラッシュ量の変更量を算出する。すなわち、管の楕円量の目標値(目標範囲内にある任意の値)をφ’とすれば、当該目標値φ’を得るために目標とするクラッシュ量設定値δc’は、δc’=g(φ’)で求まるため、今回矯正された管についての楕円量設定値をδc1とすれば、必要なクラッシュ量の変更量Δδcは、Δδc=δc’−δc1で算出される。
第4ステップでは、第3ステップで算出したクラッシュ量の変更量(Δδc)に基づき、次の管P’を矯正する際のクラッシュ量設定値を決定する。すなわち、次の管P’を矯正する際のクラッシュ量設定値をδc2とすれば、δc2=δc1+Δδcで決定されることになる(発散を防止するためΔδcに0〜1の緩和係数を乗算しても良い)。
以上のように、本発明に係るロール式管矯正機の制御方法は、矯正機出側で管の楕円量を実測し、当該実測値が楕円量の目標範囲内となるように、次の管を矯正する際のクラッシュ量を変更する構成である。すなわち、実測した矯正機出側での管の楕円量をフィードバックしてクラッシュ量を変更する構成であるため、管の楕円量に関して安定した矯正効果を得ることが可能である。なお、「管の楕円量」とは、管断面における最大径−最小径(mm)、或いは、(最大径−最小径)/平均径×100(%)で定義される値である。管の楕円量は、例えば、ロール式管矯正機出側に管の外径を複数の径方向について測定するための外径計を設置し、この外径計による各径方向についての外径測定値に基づいて最大径及び最小径を算出(さらには、後者の定義の楕円量の場合には平均径も算出)することにより測定可能である。
ここで、ロール式管矯正機出側での管の楕円量ひいては必要なクラッシュ量の変更量は、ロール式管矯正機入側での管の楕円量に応じて変動する。すなわち、ロール式管矯正機入側での楕円量が前回矯正した管よりも大きければクラッシュ量を前回よりも大きくする必要があるし、逆に入側での楕円量が前回矯正した管よりも小さければクラッシュ量を前回よりも小さくする必要がある。したがって、より一層安定した矯正効果を得るためには、ロール式管矯正機入側で管の楕円量を測定し、当該測定した楕円量をフィードフォワードしてクラッシュ量を変更することが好ましい。
したがって、本発明の好ましい態様では、第1ステップにおいて、クラッシュ量設定値と、ロール式管矯正機の入側及び出側で測定した管の楕円量との関係を予め算出する。すなわち、各種の異なるクラッシュ量δcをそれぞれ設定して矯正した複数の管について、ロール式管矯正機入側及び出側でそれぞれ楕円量φi及びφoを測定することにより、これらの関係(すなわち、δc=g(φi,φo)の関数g)を予め算出する。
第2ステップでは、今回矯正した管Pについてロール式管矯正機出側で楕円量φo1を測定すると共に、次に矯正する管P’についてロール式管矯正機入側で楕円量φi2を測定する。
第3ステップでは、第2ステップで測定した今回矯正した管Pについてのロール式管矯正機出側での管の楕円量φo1が目標範囲外である場合、第2ステップで測定した次に矯正する管についてのロール式管矯正機入側での楕円量φi2と、第1ステップで算出したクラッシュ量設定値とロール式管矯正機の入側及び出側で測定した管の楕円量との関係(δc=g(φi,φo))とに基づき、ロール式管矯正機出側での管の楕円量を目標範囲内とするために必要なクラッシュ量の変更量を算出する。すなわち、ロール式管矯正機出側での管の楕円量の目標値φo’を得るために目標とするクラッシュ量設定値δc’は、δc’=g(φi2,φo’)で求まるため、今回矯正された管についてのクラッシュ量設定値をδc1とすれば、必要なクラッシュ量の変更量Δδcは、Δδc=δc’−δc1で算出されることになる。
また、ロール式管矯正機出側での管の楕円量ひいては必要なクラッシュ量の変更量は、ロール式管矯正機入側での管の温度に応じて変動する。すなわち、ロール式管矯正機入側での温度が前回矯正した管よりも高ければ変形し易くなるためクラッシュ量を前回よりも小さくする必要があるし、逆に入側での温度が前回矯正した管よりも低ければ前回よりもクラッシュ量を大きくする必要がある。したがって、より一層安定した矯正効果を得るためには、ロール式管矯正機入側で管の温度を測定し、当該測定した温度をフィードフォワードしてクラッシュ量を変更することが好ましい。
したがって、本発明の好ましい態様では、第1ステップにおいて、クラッシュ量設定値と、ロール式管矯正機の出側で測定した管の楕円量及びロール式管矯正機入側で測定した管の温度との関係を予め算出する。すなわち、各種の異なるクラッシュ量δcをそれぞれ設定して矯正した複数の管について、ロール式管矯正機出側で楕円量φを測定し、ロール式管矯正機入側で温度Tを測定することにより、これらの関係(すなわち、δc=g(φ,T)の関数g)を予め算出する。
第2ステップでは、今回矯正した管Pについてロール式管矯正機出側で楕円量φ1を測定すると共に、次に矯正する管P’についてロール式管矯正機入側で温度T2を測定する。
第3ステップでは、第2ステップで測定した今回矯正した管Pについてのロール式管矯正機出側での管の楕円量φ1が目標範囲外である場合、第2ステップで測定した次に矯正する管P’についてのロール式管矯正機入側での管の温度T2と、第1ステップで算出したクラッシュ量設定値とロール式管矯正機出側で測定した管の楕円量及びロール式管矯正機入側で測定した管の温度との関係(δc=g(φ,T))とに基づき、ロール式管矯正機出側での管の楕円量を目標範囲内とするために必要なクラッシュ量の変更量を算出する。すなわち、ロール式管矯正機出側での管の楕円量の目標値φ’を得るために目標とするクラッシュ量設定値δc’は、δc’=g(φ’,T2)で求まるため、今回矯正された管についてのクラッシュ量設定値をδc1とすれば、必要なクラッシュ量の変更量Δδcは、Δδc=δc’−δc1で算出されることになる。
本発明に係るロール式管矯正機の制御方法によれば、安定した矯正効果を得ることが可能である。
以下、添付図面を参照しつつ、本発明の一実施形態について説明する。
図2は、本発明の一実施形態に係るロール式管矯正機の制御方法を適用するための装置構成を概略的に示す図である。図1に示すように、本実施形態に係る制御方法は、対向する一対の孔型圧延ロールR,Rが配設されたスタンドを3つ以上(本実施形態では#1〜#3スタンドの計3つのスタンド)備え、少なくとも1つのスタンド(本実施形態では#2スタンド)に配設された孔型圧延ロール対R,Rを他のスタンドに配設された孔型圧延ロール対R,Rに対してオフセットさせると共に、各スタンド#1〜#3に配設された孔型圧延ロール対で管Pをクラッシュして矯正するロール式管矯正機(以下、適宜「矯正機」と略称する)1に適用される。
矯正機1の出側には、矯正後の管Pの外径を複数の径方向について測定するための外径計2が設置される。図3は、本実施形態に係る外径計2の概略構成を示す模式図である。図3に示すように、本実施形態に係る外径計2は、レーザビームを走査(図に示す白抜き矢符の方向に平行に走査)しながら管Pに向けて投光するようにレーザ光源や走査光学系から構成された投光部21と、管Pを介して投光部21に対向配置され前記レーザビームを受光するように集光光学系や光電変換素子から構成された受光部22とを備え、前記レーザビームが管Pによって遮蔽された時間によって外径を算出する(遮蔽された時間を寸法に換算する)ように構成されている。なお、図示の便宜上、図3に示す外径計2は、一対の投光部21及び受光部22を備えた構成としているが、実際には投光部21及び受光部22の光軸(レーザビームを投受光する方向)がそれぞれ異なる複数の投光部21及び受光部22の対を備えた構成とされ、これにより、管Pの外径を複数の径方向について測定することが可能とされている。
また、外径計2は、各投光部21及び受光部22の対による外径測定位置(管Pの断面において外径を測定した管両端部に相当する位置であり、図3に示す点a1及び点a2の位置)の中間位置をそれぞれ算出し、幾何学計算によって管Pの断面中心の位置を算出するように構成されている。
本実施形態では、好ましい態様として、矯正機1の入側にも矯正前の管Pの外径を複数の径方向について測定する(さらには、矯正前の管Pの断面中心位置を算出する)ため、外径計2と同様の構成を有する外径計3が設置されている。また、好ましい態様として、矯正機1の入側に管Pの温度を測定するための放射温度計4が設置されている。
演算制御装置5には、外径計2及び3の出力信号(管Pの外径測定値及び断面中心位置測定値)と、放射温度計4の測温値とが入力され、次の管Pを矯正する際のオフセット量設定値及びクラッシュ量設定値を演算する。そして、演算制御装置5は、演算したオフセット量設定値及びクラッシュ量設定値が得られるように、矯正機1の孔型圧延ロール対R,Rの位置を制御する。以下、演算制御装置5における演算内容について具体的に説明する。
まず最初に、次の管Pを矯正する際のオフセット量設定値の演算内容について説明する。演算制御装置5は、#2スタンドに配設された孔型圧延ロールR,R対のオフセット量設定値と、矯正機1出側で測定した管Pの曲がり量との関係を予め算出する。すなわち、#2スタンドに対して各種の異なるオフセット量δoをそれぞれ設定して矯正した複数の管Pについて、矯正機1出側でそれぞれ曲がり量rを測定することにより、両者の関係(すなわち、δo=f(r)の関数f)を予め算出し記憶する。なお、曲がり量rは、外径計2から入力された管Pの断面中心の位置の管Pの長手方向の変動量を算出することによって測定される。
より具体的に説明すれば、オフセット量δoと矯正機1出側での曲がり量rとの関係は、実際には#2スタンドに配設された孔型圧延ロール対R,Rの傾斜角、矯正した管Pの本数、管Pの外径や肉厚等によっても変動するため、これら各種パラメータの値に応じた複数の関数f1・・・fnが算出され記憶されることになる。さらに具体的に説明すれば、例えば、矯正機1出側での曲がり量r(及び上記の各種パラメータ)を入力データとし、オフセット量δoを出力データとする多数の組合せの入出力データを用いてニューラルネットワーク等の非線形モデルを学習させることにより、矯正機1出側での曲がり量r(及び上記の各種パラメータ)を入力すれば、これに対応するオフセット量δoが出力される非線形モデルを同定する。
図4は、演算制御装置5によって算出され記憶される、#2スタンドに配設された孔型圧延ロール対R,Rのオフセット量δoと、矯正機1出側での曲がり量rとの関係の一例を示すグラフである。図4に示すように、オフセット量δoが適正なオフセット量(図4に示す例では6mm近辺)よりも小さ過ぎれば、曲がりの矯正不足となる一方、適正なオフセット量より大き過ぎても、座屈現象が生じる結果、曲がりが矯正されないことになる。
次に、演算制御装置5は、今回矯正された管Pについて矯正機1出側での曲がり量r1を測定する。そして、測定した曲がり量r1が目標範囲外である場合(例えば、図4に示す例において曲がり量が0.6mm/mより大きい場合)、前述のように予め算出したオフセット量設定値と矯正機1出側で測定した管の曲がり量との関係δo=f(r)に基づき、矯正機1出側での管の曲がり量を目標範囲内とするために必要なオフセット量の変更量を算出する。すなわち、管の曲がり量の目標値をr’(例えば、図4に示す例において曲がり量r’=0.6mm/mを目標値とする)とすれば、当該目標値r’を得るために目標とするオフセット量設定値δo’は、δo’=f(r’)で求まるため、今回矯正された管Pについてのオフセット量設定値をδo1とすれば、必要なオフセット量の変更量Δδoは、Δδo=δo’−δo1で算出されることになる。
最後に、演算制御装置5は、上記のようにして算出したオフセット量の変更量Δδoに基づき、次の管P’を矯正する際のオフセット量設定値を決定する。すなわち、次の管P’を矯正する際のオフセット量設定値をδo2とすれば、δo2=δo1+Δδoで決定されることになる(発散を防止するためΔδoに0〜1の緩和係数を乗算しても良い)。
図5は、以上に説明した本実施形態に係るオフセット量設定値に関する制御方法の効果の一例を示すグラフであり、図5(a)は矯正機1出側での管の曲がり量の変動を、図5(b)は#2スタンドにおけるオフセット量設定値の変動を示す。図5に示す例では、5本目以降に矯正した管について、本実施形態に係る制御方法を適用している。なお、曲がり量の目標値は0.5mm/mとし、前述した緩和係数は0.5に設定した。図5に示すように、5本目以降に矯正した管については曲がり量が徐々に改善され、8本目に矯正した管で目標値である0.5mm/mに到達したため、その後のオフセット量設定値は固定されている。
次に、次の管Pを矯正する際のクラッシュ量設定値の演算内容について説明する。演算制御装置5は、各スタンド#1〜#3に配設された孔型圧延ロール対のクラッシュ量設定値と、矯正機1出側で測定した管Pの楕円量との関係を予め算出する。すなわち、各スタンド#1〜#3に対して各種の異なるクラッシュ量δcをそれぞれ設定して矯正した複数の管Pについて、矯正機1出側でそれぞれ楕円量φを測定することにより、両者の関係(すなわち、δc=g(φ)の関数g)を予め算出し記憶する。なお、本実施形態における楕円量φは、外径計2から入力された管Pの複数の径方向についての外径に基づき、管Pの長手方向中央部(全長の50%の長さを有する部位)の管断面における(最大径−最小径)/平均径×100(%)を管長手方向に平均化して算出した値である。
より具体的に説明すれば、クラッシュ量δcと矯正機1出側での楕円量φとの関係は、実際には各スタンドに配設された孔型圧延ロール対R,Rの傾斜角、矯正した管Pの本数、管Pの外径や肉厚等によっても変動するため、これら各種パラメータの値に応じた複数の関数g1・・・gnが算出され記憶されることになる。さらに具体的に説明すれば、例えば、矯正機1出側での楕円量φ(及び上記の各種パラメータ)を入力データとし、クラッシュ量δcを出力データとする多数の組合せの入出力データを用いてニューラルネットワーク等の非線形モデルを学習させることにより、矯正機1出側での楕円量φ(及び上記の各種パラメータ)を入力すれば、これに対応するクラッシュ量δcが出力される非線形モデルを同定する。
図6は、演算制御装置5によって算出され記憶される、#2スタンドに配設された孔型圧延ロール対R,Rのクラッシュ量δcと、矯正機1出側での楕円量φとの関係の一例を示すグラフである。図6に示すように、クラッシュ量δcが適正なクラッシュ量(図6に示す例では7mm近辺)よりも小さ過ぎれば、楕円の矯正不足となる一方、適正なクラッシュ量より大き過ぎても、外面角張り現象が生じる結果、楕円が矯正されないことになる。
次に、演算制御装置5は、今回矯正された管Pについて矯正機1出側での楕円量φ1を測定する。そして、測定した楕円量φ1が目標範囲外である場合(例えば、図6に示す例において楕円量が0.4%より大きい場合)、前述のように予め算出したクラッシュ量設定値と矯正機1出側で測定した管の楕円量との関係δc=g(φ)に基づき、矯正機1出側での管の楕円量を目標範囲内とするために必要なクラッシュ量の変更量を算出する。すなわち、管の楕円量の目標値をφ’(例えば、図6に示す例において楕円量=0.4%を目標値とする)とすれば、当該目標値φ’を得るために目標とするクラッシュ量設定値δc’は、δc’=g(φ’)で求まるため、今回矯正された管Pについてのクラッシュ量設定値をδc1とすれば、必要なクラッシュ量の変更量Δδcは、Δδc=δc’−δc1で算出されることになる。
最後に、演算制御装置5は、上記のようにして算出したクラッシュ量の変更量Δδcに基づき、次の管P’を矯正する際のクラッシュ量設定値を決定する。すなわち、次の管P’を矯正する際のクラッシュ量設定値をδc2とすれば、δc2=δc1+Δδcで決定されることになる(発散を防止するためΔδcに0〜1の緩和係数を乗算しても良い)。
図7は、以上に説明した本実施形態に係るクラッシュ量設定値に関する制御方法の効果の一例を示すグラフであり、図7(a)は矯正機1出側での管の楕円量の変動を、図7(b)は#2スタンドにおけるクラッシュ量設定値の変動を示す。図7に示す例では、5本目以降に矯正した管について、本実施形態に係る制御方法を適用している。なお、楕円量の目標値は0.4%とし、前述した緩和係数は0.5に設定した。図7に示すように、5本目以降に矯正した管については楕円量が徐々に改善され、8本目に矯正した管で目標値である0.4%に到達したため、その後のクラッシュ量は固定されている。
なお、本実施形態においては、好ましい態様として、前述のように演算制御装置5に外径計3の出力信号(矯正機1入側における管Pの外径測定値及び断面中心位置測定値)が入力されている。したがって、演算制御装置5は、斯かる外径計3の出力信号をも用いて次の管Pを矯正する際のオフセット量設定値及びクラッシュ量設定値を演算することが可能である。
まず最初に、外径計3の出力信号をも用いて次の管Pを矯正する際のオフセット量設定値を演算する場合の演算内容について説明する。この場合、演算制御装置5は、#2スタンドに配設された孔型圧延ロールR,R対のオフセット量設定値と、矯正機1の入側及び出側で測定した管Pの曲がり量との関係を予め算出する。すなわち、#2スタンドに対して各種の異なるオフセット量δoをそれぞれ設定して矯正した複数の管Pについて、矯正機1入側及び出側でそれぞれ曲がり量ri及びroを測定することにより、これらの関係(すなわち、δo=f(ri,ro)の関数f)を予め算出し記憶する。
より具体的に説明すれば、オフセット量δoと矯正機1出側での曲がり量roとの関係は、実際には#2スタンドに配設された孔型圧延ロール対R,Rの傾斜角、矯正した管Pの本数、管Pの外径や肉厚等によっても変動するため、これら各種パラメータの値に応じた複数の関数f1・・・fnが算出され記憶されることになる点は、前述したものと同様である。
次に、演算制御装置5は、今回矯正された管Pについて矯正機1出側で曲がり量ro1を測定すると共に、次に矯正する管P’について矯正機入側で曲がり量ri2を測定する。そして、測定した曲がり量ro1が目標範囲外である場合、前述のように予め算出したオフセット量設定値と矯正機1の入側及び出側で測定した管の曲がり量との関係δo=f(ri,ro)に基づき、矯正機1出側での管の曲がり量を目標範囲内とするために必要なオフセット量の変更量を算出する。すなわち、管の曲がり量の目標値をro’とすれば、当該目標値ro’を得るために目標とするオフセット量設定値δo’は、δo’=f(ri2,ro’)で求まるため、今回矯正された管Pについてのオフセット量設定値をδo1とすれば、必要なオフセット量の変更量Δδoは、Δδo=δo’−δo1で算出されることになる。
最後に、演算制御装置5は、上記のようにして算出したオフセット量の変更量Δδoに基づき、次の管P’を矯正する際のオフセット量設定値を決定する。すなわち、次の管P’を矯正する際のオフセット量設定値をδo2とすれば、δo2=δo1+Δδoで決定されることになる(発散を防止するためΔδoに0〜1の緩和係数を乗算しても良い)。
図8は、以上に説明したオフセット量設定値に関する好ましい制御方法の効果の一例を示すグラフであり、図8(a)は矯正機1出側での管の曲がり量の変動を、図8(b)は#2スタンドにおけるオフセット量設定値の変動を示す。図8に示す例でも、図5に示す例と同様に、5本目以降に矯正した管について、本実施形態に係る好ましい制御方法を適用している。なお、曲がり量の目標値は0.5mm/mとし、前述した緩和係数は0.5に設定した。図8に示すように、5本目以降に矯正した管については曲がり量が急速に改善され、6本目に矯正した管で目標値である0.5mm/mに到達したため、その後のオフセット量設定値は固定されている。すなわち、図5に示す例よりも急速に曲がり量を改善することが可能であった。
次に、外径計3の出力信号をも用いて次の管Pを矯正する際のクラッシュ量設定値を演算する場合の演算内容について説明する。この場合、演算制御装置5は、各スタンド#1〜#3に配設された孔型圧延ロールR,R対のクラッシュ量設定値と、矯正機1の入側及び出側で測定した管Pの楕円量との関係を予め算出する。すなわち、各スタンド#1〜#3に対して各種の異なるクラッシュ量δcをそれぞれ設定して矯正した複数の管Pについて、矯正機1入側及び出側でそれぞれ楕円量φi及びφoを測定することにより、これらの関係(すなわち、δc=g(φi,φo)の関数g)を予め算出し記憶する。
より具体的に説明すれば、クラッシュ量δoと矯正機1出側での楕円量φoとの関係は、実際には各スタンド#1〜#3に配設された孔型圧延ロール対R,Rの傾斜角、矯正した管Pの本数、管Pの外径や肉厚等によっても変動するため、これら各種パラメータの値に応じた複数の関数g1・・・gnが算出され記憶されることになる点は、前述したものと同様である。
次に、演算制御装置5は、今回矯正された管Pについて矯正機1出側で楕円量φo1を測定すると共に、次に矯正する管P’について矯正機入側で楕円量φi2を測定する。そして、測定した楕円量φo1が目標範囲外である場合、前述のように予め算出したクラッシュ量設定値と矯正機1の入側及び出側で測定した管の楕円量との関係δc=g(φi,φo)に基づき、矯正機1出側での管の楕円量を目標範囲内とするために必要なクラッシュ量の変更量を算出する。すなわち、管の楕円量の目標値をφo’とすれば、当該目標値φo’を得るために目標とするクラッシュ量設定値δc’は、δc’=g(φi2,φo’)で求まるため、今回矯正された管Pについてのクラッシュ量設定値をδc1とすれば、必要なクラッシュ量の変更量Δδcは、Δδc=δc’−δc1で算出されることになる。
最後に、演算制御装置5は、上記のようにして算出したクラッシュ量の変更量Δδcに基づき、次の管P’を矯正する際のクラッシュ量設定値を決定する。すなわち、次の管P’を矯正する際のクラッシュ量設定値をδc2とすれば、δc2=δc1+Δδoで決定されることになる(発散を防止するためΔδoに0〜1の緩和係数を乗算しても良い)。
図9は、以上に説明したクラッシュ量設定値に関する好ましい制御方法の効果の一例を示すグラフであり、図9(a)は矯正機1出側での管の楕円量の変動を、図9(b)は#2スタンドにおけるクラッシュ量設定値の変動を示す。図9に示す例でも、図7に示す例と同様に、5本目以降に矯正した管について、本実施形態に係る好ましい制御方法を適用している。なお、楕円量の目標値は0.4%とし、前述した緩和係数は0.5に設定した。図9に示すように、5本目以降に矯正した管については楕円量が急速に改善され、6本目に矯正した管で目標値である0.4%に到達したため、その後のクラッシュ量設定値は固定されている。すなわち、図7に示す例よりも急速に楕円量を改善することが可能であった。
なお、本実施形態においては、好ましい態様として、前述のように演算制御装置5に放射温度計4の測温値が入力されている。したがって、演算制御装置5は、斯かる放射温度計4の測温値をも用いて次の管Pを矯正する際のオフセット量設定値及びクラッシュ量設定値を演算することが可能である。
放射温度計4の測温値をも用いて次の管Pを矯正する際のオフセット量設定値を演算する場合の演算内容は、前述した矯正機1入側での曲がり量riの代わりに、矯正機1入側での管Pの温度Tを用いるだけであり、その他は同様の内容であるため具体的な演算内容の説明は省略し、効果の一例のみを説明する。
図10は、放射温度計4の測温値をも用いて次の管Pを矯正する際のオフセット量設定値を演算する制御方法の効果の一例を示すグラフであり、図10(a)は矯正機1出側での管の曲がり量の変動を、図10(b)は#2スタンドにおけるオフセット量設定値の変動を示す。図10に示す例でも、図5に示す例と同様に、5本目以降に矯正した管について、本実施形態に係る好ましい制御方法を適用している。なお、曲がり量の目標値は0.5mm/mとし、前述した緩和係数は0.5に設定した。図10に示すように、5本目以降に矯正した管については曲がり量が急速に改善され、7本目に矯正した管で目標値である0.5mm/mに到達したため、その後のオフセット量設定値は固定されている。すなわち、図5に示す例よりも急速に曲がり量を改善することが可能であった。
放射温度計4の測温値をも用いて次の管Pを矯正する際のクラッシュ量設定値を演算する場合の演算内容は、前述した矯正機1入側での楕円量φiの代わりに、矯正機1入側での管Pの温度Tを用いるだけであり、その他は同様の内容であるため具体的な演算内容の説明は省略し、効果の一例のみを説明する。
図11は、放射温度計4の測温値をも用いて次の管Pを矯正する際のクラッシュ量設定値を演算する制御方法の効果の一例を示すグラフであり、図11(a)は矯正機1出側での管の楕円量の変動を、図11(b)は#2スタンドにおけるクラッシュ量設定値の変動を示す。図11に示す例でも、図7に示す例と同様に、5本目以降に矯正した管について、本実施形態に係る好ましい制御方法を適用している。なお、楕円量の目標値は0.4%とし、前述した緩和係数は0.5に設定した。図11に示すように、5本目以降に矯正した管については楕円量が急速に改善され、7本目に矯正した管で目標値である0.4%に到達したため、その後のクラッシュ量設定値は固定されている。すなわち、図7に示す例よりも急速に楕円量を改善することが可能であった。
図1は、ロール式管矯正機の一般的な構成を概略的に示す図である。 図2は、本発明の一実施形態に係るロール式管矯正機の制御方法を適用するための装置構成を概略的に示す図である。 図3は、図2に示す外径計の概略構成を示す模式図である。 図4は、図2に示す演算制御装置によって算出され記憶される、#2スタンドに配設された孔型圧延ロール対のオフセット量と、矯正機出側での曲がり量との関係の一例を示すグラフである。 図5は、本発明の一実施形態に係るオフセット量設定値に関する制御方法の効果の一例を示すグラフである。 図6は、図2に示す演算制御装置によって算出され記憶される、#2スタンドに配設された孔型圧延ロール対のクラッシュ量と、矯正機出側での楕円量との関係の一例を示すグラフである。 図7は、本発明の一実施形態に係るクラッシュ量設定値に関する制御方法の効果の一例を示すグラフである。 図8は、本発明の他の実施形態に係るオフセット量設定値に関する制御方法の効果の一例を示すグラフである。 図9は、本発明の他の実施形態に係るクラッシュ量設定値に関する制御方法の効果の一例を示すグラフである。 図10は、本発明のさらに他の実施形態に係るオフセット量設定値に関する制御方法の効果の一例を示すグラフである。 図11は、本発明のさらに他の実施形態に係るクラッシュ量設定値に関する制御方法の効果の一例を示すグラフである。
符号の説明
1・・・ロール式管矯正機
2,3・・・外径計
4・・・放射温度計
5・・・演算制御装置
P・・・管
R・・・孔型圧延ロール

Claims (6)

  1. 対向する一対の孔型圧延ロールが配設されたスタンドを3つ以上備え、少なくとも1つのスタンドに配設された孔型圧延ロール対を他のスタンドに配設された孔型圧延ロール対に対してオフセットさせると共に、各スタンドに配設された孔型圧延ロール対で管をクラッシュして矯正するロール式管矯正機の制御方法であって、
    オフセット量設定値と、少なくともロール式管矯正機出側で測定した管の曲がり量との関係を予め算出する第1ステップと、
    少なくともロール式管矯正機出側で管の曲がり量を測定する第2ステップと、
    前記第2ステップで測定したロール式管矯正機出側での管の曲がり量が目標範囲外である場合、前記第1ステップで算出したオフセット量設定値と少なくともロール式管矯正機出側で測定した管の曲がり量との関係とに基づき、ロール式管矯正機出側での管の曲がり量を目標範囲内とするために必要なオフセット量の変更量を算出する第3ステップと、
    前記第3ステップで算出したオフセット量の変更量に基づき、次の管を矯正する際のオフセット量設定値を決定する第4ステップとを含むことを特徴とするロール式管矯正機の制御方法。
  2. 前記第1ステップにおいて、オフセット量設定値と、ロール式管矯正機の入側及び出側で測定した管の曲がり量との関係を予め算出し、
    前記第2ステップにおいて、今回矯正した管についてロール式管矯正機出側で曲がり量を測定すると共に、次に矯正する管についてロール式管矯正機入側で曲がり量を測定し、
    前記第3ステップにおいて、前記第2ステップで測定した今回矯正した管についてのロール式管矯正機出側での曲がり量が目標範囲外である場合、前記第2ステップで測定した次に矯正する管についてのロール式管矯正機入側での曲がり量と、前記第1ステップで算出したオフセット量設定値とロール式管矯正機の入側及び出側で測定した管の曲がり量との関係とに基づき、ロール式管矯正機出側での管の曲がり量を目標範囲内とするために必要なオフセット量の変更量を算出することを特徴とする請求項1に記載のロール式管矯正機の制御方法。
  3. 前記第1ステップにおいて、オフセット量設定値と、ロール式管矯正機の出側で測定した管の曲がり量及びロール式管矯正機入側で測定した管の温度との関係を予め算出し、
    前記第2ステップにおいて、今回矯正した管についてロール式管矯正機出側で曲がり量を測定すると共に、次に矯正する管についてロール式管矯正機入側で温度を測定し、
    前記第3ステップにおいて、前記第2ステップで測定した今回矯正した管についてのロール式管矯正機出側での曲がり量が目標範囲外である場合、前記第2ステップで測定した次に矯正する管についてのロール式管矯正機入側での温度と、前記第1ステップで算出したオフセット量設定値とロール式管矯正機出側で測定した管の曲がり量及びロール式管矯正機の入側で測定した管の温度との関係とに基づき、ロール式管矯正機出側での管の曲がり量を目標範囲内とするために必要なオフセット量の変更量を算出することを特徴とする請求項1に記載のロール式管矯正機の制御方法。
  4. 対向する一対の孔型圧延ロールが配設されたスタンドを3つ以上備え、少なくとも1つのスタンドに配設された孔型圧延ロール対を他のスタンドに配設された孔型圧延ロール対に対してオフセットさせると共に、各スタンドに配設された孔型圧延ロール対で管をクラッシュして矯正するロール式管矯正機の制御方法であって、
    クラッシュ量設定値と、少なくともロール式管矯正機出側で測定した管の楕円量との関係を予め算出する第1ステップと、
    少なくともロール式管矯正機出側で管の楕円量を測定する第2ステップと、
    前記第2ステップで測定したロール式管矯正機出側での管の楕円量が目標範囲外である場合、前記第1ステップで算出したクラッシュ量設定値と少なくともロール式管矯正機出側で測定した管の楕円量との関係とに基づき、ロール式管矯正機出側での管の楕円量を目標範囲内とするために必要なクラッシュ量の変更量を算出する第3ステップと、
    前記第3ステップで算出したクラッシュ量の変更量に基づき、次の管を矯正する際のクラッシュ量設定値を決定する第4ステップとを含むことを特徴とするロール式管矯正機の制御方法。
  5. 前記第1ステップにおいて、クラッシュ量設定値と、ロール式管矯正機の入側及び出側で測定した管の楕円量との関係を予め算出し、
    前記第2ステップにおいて、今回矯正した管についてロール式管矯正機出側で楕円量を測定すると共に、次に矯正する管についてロール式管矯正機入側で曲がり量を測定し、
    前記第3ステップにおいて、前記第2ステップで測定した今回矯正した管についてのロール式管矯正機出側での管の楕円量が目標範囲外である場合、前記第2ステップで測定した次に矯正する管についてのロール式管矯正機入側での楕円量と、前記第1ステップで算出したクラッシュ量設定値とロール式管矯正機の入側及び出側で測定した管の楕円量との関係とに基づき、ロール式管矯正機出側での管の楕円量を目標範囲内とするために必要なクラッシュ量の変更量を算出することを特徴とする請求項4に記載のロール式管矯正機の制御方法。
  6. 前記第1ステップにおいて、クラッシュ量設定値と、ロール式管矯正機の出側で測定した管の楕円量及びロール式管矯正機入側で測定した管の温度との関係を予め算出し、
    前記第2ステップにおいて、今回矯正した管についてロール式管矯正機出側で楕円量を測定すると共に、次に矯正する管についてロール式管矯正機入側で温度を測定し、
    前記第3ステップにおいて、前記第2ステップで測定した今回矯正した管についてのロール式管矯正機出側での楕円量が目標範囲外である場合、前記第2ステップで測定した次に矯正する管についてのロール式管矯正機入側での管の温度と、前記第1ステップで算出したクラッシュ量設定値とロール式管矯正機出側で測定した管の楕円量及びロール式管矯正機の入側で測定した管の温度との関係とに基づき、ロール式管矯正機出側での管の楕円量を目標範囲内とするために必要なクラッシュ量の変更量を算出することを特徴とする請求項4に記載のロール式管矯正機の制御方法。
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