JP2006280595A - ミスト発生装置 - Google Patents
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- Y02E10/00—Energy generation through renewable energy sources
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Abstract
【課題】 ミストの発生量を高めるために温湯の供給量を増加し、水車を高回転させても、破砕音に起因した高周波発生の高まりを抑制する。
【解決手段】温湯を水車7の羽根に供給することによって、水車を回転させると共に供給した温湯を破砕し、その際発生したミストとマイナスイオンとを、前記水車7と一体的に回転される吸気ファン6及び送風ファン8の支援によって、ミスト室4の前面に開口した吹き出し口14より放出する。水車7には、ノズル10から供給された温湯が水車7の羽根を直撃しないように、ステンレス製網体9を周設する。
【選択図】 図1
【解決手段】温湯を水車7の羽根に供給することによって、水車を回転させると共に供給した温湯を破砕し、その際発生したミストとマイナスイオンとを、前記水車7と一体的に回転される吸気ファン6及び送風ファン8の支援によって、ミスト室4の前面に開口した吹き出し口14より放出する。水車7には、ノズル10から供給された温湯が水車7の羽根を直撃しないように、ステンレス製網体9を周設する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、回転自在に支持された水車の羽根に温湯を供給し、その供給した温湯を前記水車の羽根との衝突で破砕することによって供給された温湯をミスト化し、発生したミストを低温サウナ用として利用するミスト発生装置に関する。
尚、本発明において水車とは、複数枚の羽根を有する回転自在に設けられた羽根車を総称したものである。
尚、本発明において水車とは、複数枚の羽根を有する回転自在に設けられた羽根車を総称したものである。
低温サウナ用のミスト発生装置としては、特許文献1や特許文献2に記載のように、ハウジング内に組み込まれた水車の羽根に温湯を供給し、その供給された温湯を羽根との衝突で破砕することによりミスト化し、ハウジング内で発生したミストを、吸気口から導入した空気と共に吹き出し口からハウジング外へと放出する温湯破砕方式が知られている。 この温湯破砕方式は、ミスト浴の効果に加え、温湯(水)が破砕される際にレナード効果によってマイナスイオンが発生するので、美容や健康に対して好ましい効果が得られることも実証されている。
特に、水車の回転力を利用して吸気及び排気用のファンを駆動するタイプは電源が不要のため、浴室内に備えられた温湯供給口と接続するだけで、浴室内を低温サウナ環境に一変させることができる。
特に、水車の回転力を利用して吸気及び排気用のファンを駆動するタイプは電源が不要のため、浴室内に備えられた温湯供給口と接続するだけで、浴室内を低温サウナ環境に一変させることができる。
従来のミスト発生装置では、図4に示すように、ノズル10から供給された温湯が水車7の羽根7aへダイレクトに吹き付けられるようになっていて、温湯の供給量を増やして水車の回転を速度を速めると、破砕力が高まってミストの発生量も増大するが、音量が増大するだけでなく、水車が高回転するに従って、羽根との衝突によって発生する破砕音の周波数が高くなってしまう傾向がある。
温湯の破砕音が発生するのは構造上致し方ないが、閉じられた浴室内で響き渡る周波数の高い音は耳障りで、せっかくのリラックス感を損なわれてはミスト効果が半減してしまう。
温湯の破砕音が発生するのは構造上致し方ないが、閉じられた浴室内で響き渡る周波数の高い音は耳障りで、せっかくのリラックス感を損なわれてはミスト効果が半減してしまう。
そのため水車の周囲にバリケードを設け、跳ね返り量を抑制して音量を下げる試みをしたが、予想以上の消音効果達成できたものの、水車の高速回転に伴う高音域の破砕音を減少させる効果は薄い。
本発明は、高音域の破砕音発生を抑制したミスト発生装置の提供にある。
本発明は、高音域の破砕音発生を抑制したミスト発生装置の提供にある。
本発明は、回転自在に支持された水車の羽根に温湯を供給し、その供給した温湯を前記水車の羽根との衝突で破砕することにより供給された温湯をミスト化し、発生したミストを低温サウナ用として利用するミスト発生装置にあって、前記水車に、羽根の温湯供給面側を覆うメッシュ状カバーを一体に設けたことにある。
前記メッシュ状カバーは、羽根の温湯供給面に密着させないことが望ましく、総ての羽根が一括して覆われるように周設したり、各羽根毎を対象として、個別に設けることができる。
前記メッシュ状カバーは、羽根の温湯供給面に密着させないことが望ましく、総ての羽根が一括して覆われるように周設したり、各羽根毎を対象として、個別に設けることができる。
供給された温湯は、メッシュ状カバーを突き抜けて水車の羽根に到達するようになるので、そのメッシュ状カバーを突き抜ける際、破砕されて拡散し、それによって羽根に作用する供給圧が減少する。
即ち、温湯の供給圧は、トータル的にメッシュ状カバーと羽根との両方に作用するので水車の高速回転は維持され、その反面、温湯の供給圧がメッシュ状カバーと羽根とに分散されるので、羽根に対する温湯の当たりはソフトとなる。
その結果、水車の高回転時には高音域の破砕音発生が抑制され、又、メッシュ状カバーを突き抜ける際に大量のミストが発生する。
即ち、温湯の供給圧は、トータル的にメッシュ状カバーと羽根との両方に作用するので水車の高速回転は維持され、その反面、温湯の供給圧がメッシュ状カバーと羽根とに分散されるので、羽根に対する温湯の当たりはソフトとなる。
その結果、水車の高回転時には高音域の破砕音発生が抑制され、又、メッシュ状カバーを突き抜ける際に大量のミストが発生する。
本発明に係るミスト発生装置を図面に基づいて説明する。
図1はミスト発生装置の全体を示したもので、底面の両サイドに脚体1a、1aを備えた脚付きのハウジング1内は、下部が解放された仕切壁2によって水車室3とミスト室4とに区画されており、それら区画された水車室3とミスト室4とは、仕切壁の下方において互いに連通されている。
又ハウジング1の内底部には、前記水車室3とミスト室4とに跨って温湯を貯留しておく温水プール5が設けられている。
図1はミスト発生装置の全体を示したもので、底面の両サイドに脚体1a、1aを備えた脚付きのハウジング1内は、下部が解放された仕切壁2によって水車室3とミスト室4とに区画されており、それら区画された水車室3とミスト室4とは、仕切壁の下方において互いに連通されている。
又ハウジング1の内底部には、前記水車室3とミスト室4とに跨って温湯を貯留しておく温水プール5が設けられている。
前記水車室3内には、吸気ファン6が隣り合わせに一体形成された水車7が、又、ミスト室4内には排気用の横長い送風ファン8がそれぞれ配置されており、両者は同一軸にて連結され、互いに一体となって回転自在に支持されている。
又、前記水車7の外周には、メッシュ状カバーとして、目の細かいのステンレス製網体9が周設されており、そのステンレス製網体9は水車7と一体的に回転する。
又、前記水車7の外周には、メッシュ状カバーとして、目の細かいのステンレス製網体9が周設されており、そのステンレス製網体9は水車7と一体的に回転する。
更に、前記水車室3内にはノズル10が装備されており、給湯口11よりパイプ11aを介して送り込まれた温湯が、図2に示すように、ノズル10の先から水車7の羽根7a、7a・・に向けて供給(吹き付け)されるようになっている。
このノズル10には、先絞り先端にストレート部を設け、供給する温湯の方向性を安定させたタイプが採用されている。
このノズル10には、先絞り先端にストレート部を設け、供給する温湯の方向性を安定させたタイプが採用されている。
ノズル10から供給された温湯はステンレス製網体9を突き抜けて水車7の羽根7aに衝突し、砕け散ると共に、衝突力により水車7を回転させる。
水車7が回転すると、その水車7と一体形成されている前記吸気ファン6、及び同軸の送風ファン8も回転する。
前記羽根7aとの衝突によって砕け散った温湯の一部はミスト化され、その際ミストと共にマイナスイオンも発生し、ミスト化されなかった飛沫は落下して温水プール5内に貯留され、余剰分はドレン口12より排出される。
水車7が回転すると、その水車7と一体形成されている前記吸気ファン6、及び同軸の送風ファン8も回転する。
前記羽根7aとの衝突によって砕け散った温湯の一部はミスト化され、その際ミストと共にマイナスイオンも発生し、ミスト化されなかった飛沫は落下して温水プール5内に貯留され、余剰分はドレン口12より排出される。
吸気ファン6と送風ファン8との回転によって、水車室3の側面に形成された吸気口13より吸い込まれた外気が、ミスト室4の前面に開口した吹き出し口14より放出され、この掃気の流れに乗って、水車室3内で発生したミストとマイナスイオンとが仕切壁2の下を潜り抜け、吹き出し口14よりハウジング1の外へと放出される。
前記ミストを含んだ空気の流れが仕切壁2の下を潜り抜ける際には、温水プール5内に満たされた温湯を押し下げ、湯面に沿って流れるので、温水プール5内に貯留されている温湯との熱交換作用により、保温効果が期待できる。
前記ミストを含んだ空気の流れが仕切壁2の下を潜り抜ける際には、温水プール5内に満たされた温湯を押し下げ、湯面に沿って流れるので、温水プール5内に貯留されている温湯との熱交換作用により、保温効果が期待できる。
このミスト発生装置は、水車7の外周にステンレス製網体9が周設されているので、ノズル10から供給された温湯は、ステンレス製網体9を突き抜ける際に砕かれ、羽根7aには砕かれた温湯が吹き付けられる。
そのため羽根7aに対する当たりがソフトになり、衝突した際の発生音が低くなる。
そのため羽根7aに対する当たりがソフトになり、衝突した際の発生音が低くなる。
温湯がステンレス製網体を突き抜ける際には、メッシュ状カバーにも供給圧が作用するし、破砕作用によってミストも発生するので、水車(吸気ファン、送風ファン)は供給量に応じた速度で回転され、ミスト発生量の低下はほとんどない。
このようにミスト発生量を減少させることなく、水車を高回転させても周波数の高い耳障りな音の高温域の打音発生を抑制することができるので、閉め切られた浴室内での使用にあって、不快感を抱くことなくリラックスできる。
前記実施例は、メッシュ状カバーとしてのステンレス製網体にて水車の全周が覆われているが、各羽根に、温湯供給面と距離を隔ててメッシュ状カバーを設けることも可能であり、例えば図3に示すように、各羽根7a、と羽根7aとの間にメッシュ状カバー9が配置されるよう取り付けることもできる。
羽根の温湯供給面を覆うように配置されるメッシュ状カバーは、羽根の温湯供給面に密着させないことが望ましく、ステンレス製の網体に限らず、銅製や真鍮製の網体、金属或いは合成樹脂製の不織布等を採用することも可能で、銅や銀などで形成されたメッシュ状カバーを採用すれば、レジオネラ菌などに有効な殺菌作用が期待できる。
尚、吸気ファンと水車とは、必ずしも一体成形されていなくとも差し支えなく、水車と吸気ファン、及び送風ファンとが一体回転可能な温湯破砕方式であれば、ハウジング内を区画する仕切壁、ハウジング内に配置される吸気ファン、水車、送風ファンの数、形状、大きさなどは適宜変更することができる。
このように本発明によれば、メッシュ状カバーを設けることにより、水車を高速回転させた場合、発生する破砕音の周波数が高くならないので、大量のミストを発生させるようにしても耳障りとならない。
因みに、吹き出し口より1m離れた位置における音量は、メッシュ状カバーを有しない従来機種では68.4デシベルであったのが、メッシュ状カバーを装備することにより62.3デシベルにまで低減されることが確認され、又、同じ条件下の浴室内においては、昇温能力、マイナスイオンの発生量などに差異はみられなかった。
因みに、吹き出し口より1m離れた位置における音量は、メッシュ状カバーを有しない従来機種では68.4デシベルであったのが、メッシュ状カバーを装備することにより62.3デシベルにまで低減されることが確認され、又、同じ条件下の浴室内においては、昇温能力、マイナスイオンの発生量などに差異はみられなかった。
1・・ハウジング、1a・・脚体、2・・仕切壁、3・・水車室、4・・ミスト室、5・・温水プール、6・・吸気ファン、7・・水車、7a・・羽根、8・・送風ファン、9・・ステンレス製網体、10・・ノズル、11・・給湯口、11a・・パイプ、12・・ドレン口、13・・吸気口、14・・吹き出し口。
Claims (4)
- 回転自在に支持された水車の羽根に温湯を供給し、その供給した温湯を前記水車の羽根との衝突で破砕することによって供給された温湯をミスト化し、その発生したミストを低温サウナ用として利用するミスト発生装置にあって、前記水車に、羽根の温湯供給面側を覆うメッシュ状カバーを一体に設けたことを特徴とするミスト発生装置。
- 前記メッシュ状カバーが、羽根における温湯供給面に密着されていない請求項1に記載のミスト発生装置。
- 前記メッシュ状カバーが、総ての羽根が一括して覆われるように周設されている請求項1又は2に記載のミスト発生装置。
- 前記メッシュ状カバーが、各羽根毎を対象に、それぞれ個別に設けられている請求項1又は2に記載のミスト発生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Family Applications (1)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008090637A1 (ja) * | 2007-01-24 | 2008-07-31 | Electra Co., Ltd. | 蒸発装置及び該蒸発装置を含む海水淡水化装置ならびに海水を蒸発させる方法 |
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-
2005
- 2005-03-31 JP JP2005104133A patent/JP2006280595A/ja active Pending
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