JP2006280400A - Wheelchair pull-up apparatus - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、車椅子をスロープに沿って引き上げる車椅子引き上げ装置に関する。 The present invention relates to a wheelchair lifting device for lifting a wheelchair along a slope.
従来、車両後部室のフロア面と路面との間にスロープを掛け渡し、後部室への車椅子の乗り入れを容易とする車両が知られている。 2. Description of the Related Art Conventionally, there has been known a vehicle that spans a slope between a floor surface of a vehicle rear chamber and a road surface and facilitates entry of a wheelchair into the rear chamber.
このような車両において、後部室にウインチを設け、該ウインチから引き出されるワイヤを利用して車椅子の引き上げを補助する方法が考えられている。 In such a vehicle, a method has been considered in which a winch is provided in a rear chamber and a wheelchair is lifted using a wire drawn from the winch.
しかしながら、このような方法にあっては、車椅子へのワイヤの固定位置によって、引き上げられる車椅子に傾きが生じてしまうという問題があった。 However, in such a method, there is a problem that the lifted wheelchair is inclined depending on the position of the wire fixed to the wheelchair.
本発明は、このような従来の課題に鑑みてなされたものであり、引き上げ時での車椅子の傾きを防止することができる車椅子引き上げ装置を提供することを目的とするものである。 This invention is made | formed in view of such a conventional subject, and it aims at providing the wheelchair raising apparatus which can prevent the inclination of the wheelchair at the time of raising.
前記課題を解決するために本発明の請求項1の車椅子引き上げ装置にあっては、車両に設けられたスロープに沿って車椅子を車室内へ引き上げる際に、前記車椅子の引き上げを補助する車椅子引き上げ装置において、引き出されたベルトを巻き戻すウインチを前記車両に一対を設け、各ウインチから引き出された両ベルトを前記車椅子に係止して両ベルトを巻き戻すことにより前記車椅子を前記スロープに沿って前記車室内に案内可能に構成する一方、前記各ウインチを駆動する駆動手段を個別に設け、各ウインチによるベルトの巻取を独立して制御可能に構成するとともに、一方のウインチによるベルトの巻取量を基準として他方のウインチでの巻取量を参照し、前記一方のウインチによる巻取量と前記他方のウインチによる巻取量とに所定以上の差が生じた際に、前記一方のウインチによる巻取量と前記他方のウインチによる巻取量とが同じくなるように他方のウインチによる巻取速度を可変する制御手段を備えている。
In order to solve the above-described problem, the wheelchair lifting device according to
すなわち、車椅子を引き上げる際には、各ウインチから引き出された両ベルトを前記車椅子に係止して、各ウインチによって各ベルトを巻き戻す。すると、前記車椅子は、前記ベルトによりスロープに沿って引き上げられる。このとき、前記車椅子は、二カ所に係止されたベルトによって引き上げられるのため、一本のワイヤを係止して引き上げる場合と比較して、車椅子は安定的に引き上げられる。また、一つのウインチで引き上げる場合と比較して、引き上げトルクの増大が図られる。 That is, when pulling up a wheelchair, both belts pulled out from each winch are locked to the wheelchair, and each belt is rewound by each winch. Then, the wheelchair is pulled up along the slope by the belt. At this time, since the wheelchair is pulled up by the belts locked in two places, the wheelchair is lifted stably as compared with the case where the single wheel is locked and pulled up. In addition, the pulling torque can be increased as compared with the case of pulling with one winch.
また、前記各ウインチを駆動する駆動手段は個別に設けられており、各ウインチによるベルトの巻取を独立して制御することができる。このため、一方のウインチによる巻取のみを行うことによって、車椅子の進行方向を変えることができる。 The drive means for driving each winch is individually provided, and the winding of the belt by each winch can be controlled independently. For this reason, the traveling direction of the wheelchair can be changed by performing only winding by one winch.
そして、一方のウインチによるベルトの巻取量を基準として他方のウインチでの巻取量を参照するとともに、両ウインチによる巻取量に差が生じた際に、他方のウインチによる巻取速度を可変することで、両ウインチによる巻取量が同じくなるように制御することができる。このため、前記両ウインチによる各ベルトの引き上げ量が異なってしまう場合と比較して、引き上げ時での車椅子の傾きが防止される。また、始動時に生じた巻取速度差によって車椅子が傾いた場合であっても、この傾きを修正することができる。 Then, referring to the winding amount of the other winch with reference to the winding amount of the belt by one winch, the winding speed by the other winch can be changed when there is a difference in the winding amount by both winches. By doing so, the amount of winding by both winches can be controlled to be the same. For this reason, the inclination of the wheelchair at the time of raising is prevented compared with the case where the amount of lifting of each belt by both winches is different. Further, even when the wheelchair is tilted due to a difference in winding speed generated at the time of starting, the tilt can be corrected.
このとき、両ウインチによる巻取量が同じになるように制御するため、一方のウインチで巻取を行って車椅子の進行方向を変えた後に、両ウインチによる巻取量が同じくなるように前述した制御を行うことによって、車椅子の進路を可変することもできる。 At this time, in order to control the winding amount by both winches, the winding amount by both winches is the same as described above after winding with one winch and changing the traveling direction of the wheelchair. The course of the wheelchair can be changed by performing the control.
また、請求項2の車椅子引き上げ装置においては、前記制御手段は、前記両ウインチによる巻取量に差が生じた際に、巻取量が少ないウインチでの巻取量を基準とする。
In the wheelchair lifting apparatus according to
すなわち、両ウインチによる巻取量に差が生じた場合、巻取量が少ないウインチ側での負荷が大きい、あるいはこのウインチによるトルクが小さいことが考えられる。このため、巻取量が少ないウインチによる巻取速度を上げるには限界がある。 That is, when there is a difference in the winding amount between the winches, it is conceivable that the load on the winch side where the winding amount is small is large or the torque due to the winch is small. For this reason, there is a limit to increasing the winding speed with a winch having a small winding amount.
そこで、前記巻取量に差が生じた際には、巻取量が少ないウインチでの巻取量を基準とし、巻取量が多いウインチでの巻取速度を低下する制御が行われる。これにより、過負荷状態あるいはトルク不足のウインチの巻取速度を高める場合と比較して、制御可能領域が広められる。 Therefore, when a difference occurs in the winding amount, control is performed to reduce the winding speed in the winch having a large winding amount on the basis of the winding amount in the winch having a small winding amount. As a result, the controllable region is widened as compared with the case where the winding speed of the winch in an overloaded state or a torque shortage is increased.
以上説明したように本発明の請求項1の車椅子引き上げ装置にあっては、二カ所に係止したベルトによって車椅子を引き上げることができるため、一本のワイヤを係止して引き上げる場合と比較して、車椅子を安定的に引き上げることができる。また、一つのウインチで引き上げる場合と比較して、引き上げトルクを向上することができる。
As described above, in the wheelchair lifting device according to
そして、前記各ウインチに巻き取られる前記各ベルトの巻取量は、同じになるように制御されている。このため、各ウインチによる巻取量の差によって各ベルトによる引き上げ量が異なる場合と比較して、引き上げ時に生じ得る車椅子の傾きを確実に防止することができるとともに、始動時に生じた巻取速度差によって車椅子が傾いた場合であっても、この傾きを修正することができる。 The winding amount of each belt wound around each winch is controlled to be the same. For this reason, compared with the case where the amount of lifting by each belt differs depending on the amount of winding by each winch, it is possible to surely prevent the tilt of the wheelchair that may occur at the time of lifting, and the difference in winding speed that has occurred at the time of starting Even if the wheelchair is tilted, the tilt can be corrected.
これらによって、車椅子の安定した引き上げを実現することができる。 As a result, stable lifting of the wheelchair can be realized.
一方、前記各ウインチを駆動する駆動手段は個別に設けられており、各ウインチによるベルトの巻取を独立して制御することができる。このため、一方のウインチによる巻取のみを行うことによって、車椅子の進行方向を変えることができる。この状態において、両ウインチによる巻取量が同じになるように制御することによって、変更した進行方向へ車椅子を移動することができる。これにより、車椅子の移動軌跡を制御することもできる。 On the other hand, driving means for driving each winch is provided individually, and the winding of the belt by each winch can be controlled independently. For this reason, the traveling direction of the wheelchair can be changed by performing only winding by one winch. In this state, the wheelchair can be moved in the changed direction of travel by controlling the amount of winding by both winches to be the same. Thereby, the movement locus | trajectory of a wheelchair can also be controlled.
また、請求項2の車椅子引き上げ装置においては、両ウインチでの巻取量に差が生じた際には、巻取量が少ないウインチでの巻取量を基準として、巻取量が多いウインチでの巻取速度を低下する制御が行われる。
Further, in the wheelchair lifting device according to
このため、巻取量が少ないのウインチでの巻取速度を高めて巻取量を合わせる場合と比較して、制御可能領域を広めることができる。 For this reason, the controllable region can be expanded as compared with the case where the winding amount is adjusted by increasing the winding speed in a winch having a small winding amount.
以下、本発明の一実施の形態を図に従って説明する。図1は、本実施の形態にかかる車椅子引き上げ装置1を備えた車両2を示す図であり、この車椅子引き上げ装置1は、車両2の後部室3のフロア面4と路面5との間に掛け渡されたスロープ6に沿って車椅子7を引き上げる際に、該車椅子7の引き上げを補助する装置である。
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. FIG. 1 is a view showing a
この車椅子引き上げ装置1は、図2に示すように、車室内Iに設けられたシート11の下部に配置されており、当該車椅子引き上げ装置1のケーシング12からは、左右へ向けてアーム部13,13が延出している。各アーム部13,13には、スルーアンカー14,14が固定されており、各スルーアンカー14,14に後述するベルトを挿通することによって、装置本体より側方に延出したベルトを車両後方RRへ向けて延出できるように構成されている。
As shown in FIG. 2, the
前記ケーシング12内には、図3に示すようなウインチユニット21,21が左右に設けられており(左方に設けられたウインチユニット21のみ図示)、左右のウインチユニット21,21は対を成し、同等の構造を備えるため他方の詳細は割愛する。このウインチユニット21は、駆動手段としての駆動モータ22を個別に備えており、該駆動モータ22からの出力は、ギアボックス23を介して、電磁クラッチ24の入力部25に入力されている。この電磁クラッチ24の出力部26には、減速ギア27が連結されており、該減速ギア27の出力軸28は、巻取部としてのドラム31の軸部32に接続されている。これにより、各ウインチユニット21,21においては、前記ドラム31による巻取を独立して制御できるように構成されている。
In the
前記電磁クラッチ24は、前記ギアボックス23と前記ドラム31との接続状態を、外部入力に応じて断続するように構成されており、前記駆動モータ22と前記ドラム31間の動力の伝達を断続できるように構成されている。
The
このドラム31は、図4の(a)にも示すように、中心部を構成する前記軸部32と、該軸部32の両側部に設けられた鍔部41,41とによって構成されており、前記軸部32には、図4の(b)に示すように、スリット33が形成されている。該スリット33には、ベルト34の終端部が挿入されており、この終端部は、折り返されて縫製されている。この折り返し部分35には、シャフト36が挿入された状態で固定されており、当該ベルト34の前記スリット33からの抜けが阻止されている。
As shown in FIG. 4A, the
このベルト34の他端には、図1に示したように、フック37が設けられており、該フック37を車椅子7のフレーム38に係止できるように構成されている。これにより、前記ドラム31を回動することで、前記ベルト34を前記軸部32に巻き付けて保持するとともに、前記ベルト34を巻き取るに従って当該ベルト34に係止された前記車椅子7を前記スロープ6に沿って車室内Iまで案内できるように構成されている。
As shown in FIG. 1, a
前記ドラム31の一側部には、図3に示したように、巻き戻し機構51が設けられていおり、図5に示すように、この巻き戻し機構51のカバー52内には、渦巻きバネ53が設けられている。該渦巻きバネ53は、その中心側の一端部が前記ドラム31の前記軸部32に係止されており、当該渦巻きバネ53の外側に設けられた他端部は、前記カバー52が取り付けられる壁面54の上部フランジ55に設けられた切欠溝56に挿入された状態で係止されている。これにより、前記ドラム31には、ベルト巻取方向へ向けた回転力が付与されている。
As shown in FIG. 3, a
前記ドラム31の他側部には、図3に示したように、ラチェット機構61が設けられている。該ラチェット機構61は、図6にも示すように、前記ドラム31の前記軸部32に外嵌した状態で固定された爪車62と、該爪車62の周縁部と係合する係合爪63とを備えており、この係合爪63は、側壁部64,64の中央部が固定軸65によって回動自在に支持されている。一方の側壁部64の一端部は、スプリング66によって付勢されており、当該係合爪63の爪部67が前記爪車62周縁の爪歯68,・・・と係合する方向へ付勢されている。これにより、前記爪部67が前記爪歯68,・・・に係合することによって、図6の(b)に示しように、前記ドラム31のベルト引出方向71への回転は阻止する一方、前記ドラム31のベルト巻取方向72への回動は許容できるように構成されている。
A
また、前記係合爪63の他方の側壁部64の一端部は、ソレノイド81から延出した作動軸82にピン83で止められており、当該ソレノイド81を通電して前記作動軸82を後退させた際には、前記爪部67を前記爪車62周縁から離間して前記爪部67と前記爪歯68,・・・との係合状態を解除できるように構成されている。
One end of the
そして、前記減速ギア27の出力軸28には、図3に示したように、前記ドラム31の回転を検出する為の回転検出機構91が設けられている。該回転検出機構91は、図7にも示すように、前記出力軸28に外嵌した状態で固定されたロータ92と、該ロータ92の周縁部を挟むようにして設けられたフォトセンサ93とによって構成されている。前記ロータ92は、円板状に形成されており、その周縁部には、複数のスリット94,・・・が周縁に沿って配置されている。
The
前記フォトセンサ93の本体部101からは、光を投光する発光部102と、該発光部102からの光を受光する受光部103とが対面するように延出しており、前記ロータ92が回転した際には、前記発光部102からの光が前記スリット94を介して前記受光部103で受光された状態と、前記ロータ92の周縁部で遮断され前記受光部103で受光されない状態とを検出して、各状態に対応したON/OFF信号を出力するように構成されている。これにより、このフォトセンサ93より出力されるON/OFF信号によって前記ロータ92の回転を検出するとともに、そのパルスの入力間隔からベルト34を巻き取るドラム31の回転速度を検出することができる。また、その積算値から前記ドラム31の回転数を把握し、当該ドラム31でのベルト34の巻取量を把握できるように構成されている。
From the
図8は、前記車椅子引き上げ装置1を示すブロック図であり、該車椅子引き上げ装置1は、制御部111を中心に構成されている。
FIG. 8 is a block diagram showing the
この制御部111には、左右のウインチユニット21,21でベルト34を巻き取る為の巻取スイッチ112と、各ウインチユニット21,21からベルト34を引き出す為の引き出しスイッチ113とが接続されている。また、前記制御部111には、右側のウインチユニット21Rに設けられた前記駆動モータ22Rと、前記電磁クラッチ24Rと、前記フォトセンサ93Rと、前記ソレノイド81Rが接続されるとともに、左側のウインチユニット21Lに設けられた前記駆動モータ22Lと、前記電磁クラッチ24Lと、前記フォトセンサ93Lと、前記ソレノイド81Lが接続されている(なお、右側のウインチユニット21Rでの各部の符号には枝番として「R」を付し、左側のウインチユニット21Lでの各部の符号には枝番として「L」を付して表現する)。これにより、前記各スイッチ112,113からの入力に応じて各部を作動するように構成されている。
The
以上の構成にかかる本実施の形態において、車椅子7をスロープ6に沿って引き上げる際には、図10にも示すように、各ウインチユニット21L,21Rから引き出された左右のベルト34L,34Rを前記車椅子7の左右のフレーム38に係止して、巻取スイッチ112をオン操作することで、各ウインチユニット21L,21Rにより各ベルト34L,34Rを巻き戻す。すると、前記車椅子7は、左右のベルト34L,34Rにより前記スロープ6に沿って引き上げられる。
In the present embodiment according to the above configuration, when the
このとき、前記車椅子7は、左右の二カ所に係止されたベルト34L,34Rによって引き上げられるのため、一本のワイヤを係止して引き上げる場合と比較して、当該車椅子7を安定して引き上げることができる。
At this time, since the
また、一つのウインチユニットで引き上げる場合と比較して、引き上げトルクを向上することができる。これにより、介助者Mの負担を軽くすることができる。 Further, the pulling torque can be improved as compared with the case of pulling up with one winch unit. Thereby, the burden of the assistant M can be lightened.
このとき、前記各ウインチユニット21,21で巻き取られる左右のベルト34L,34Rの巻取量は、同じになるように制御されている。
At this time, the winding amounts of the left and
すなわち、車椅子引き上げ装置1の制御部111が車椅子7の軌跡制御を開始した際には、図10に示すように、左右のウインチユニット21L,21Rの回転検出装置91L,91Rに設けられたフォトセンサ93L,93RからのON/OFF信号を入力して、軌跡制御開始時からのON/OFF信号の積算値をカウントするとともに、この積算値から各ドラム31L,31Rによるベルト34L,34Rの巻取量を算出する(S1)。そして、どちらのウインチユニット21L,21Rによる巻取量が少ないかを判断して、巻取量が少ないウインチユニット21を基準として選択する(S2)。このとき、前記両ウインチユニット21L,21Rによる巻取量に差が無い場合には、右側のウインチユニット21Rを基準とする。
That is, when the
この選択において、右側のウインチユニット21Rが選択された際には(以下、右側のウインチユニット21Rが選択されたものとして説明する)、右側のウインチユニット21Rによるベルト34Rの巻取量を基準として左側のウインチユニット21Lでの巻取量を参照し、前記右側のウインチユニット21Rによる巻取量と前記左側のウインチユニット21Lによる巻取量とに所定以上の差が生じたか否かを判断する(S3)。その具体的手法としては、右側のウインチユニット21Rでの巻取量から前記左側のウインチユニット21Lによる巻取量の目標値を算出し、この目標値と実際に左側のウインチユニット21Lが巻き取ったベルト34Lの巻取量との差を演算することによって、左側のウインチユニット21Lによる目標軌跡とのズレを求める。
In this selection, when the
このとき、前記左側のウインチユニット21Lによる巻取量が予め定められた一定幅以上遅れている、すなわち前記巻取量が前記目標値より一定量以上少ない場合には(S4)、その差に基づいて当該左側のウインチユニット21Lの駆動モータ22Lへの出力を大きくして駆動モータ22Lの回転速度を加速し(S5)、前記ステップS1へ移行する。これにより、左側のウインチユニット21Lによる巻取量と右側のウインチユニット21Rによる巻取量とが同じくなるように前記ドラム31Lによるベルト34Lの巻取速度を高速化することができる。
At this time, when the winding amount by the
また、前記ステップS4において、前記左側のウインチユニット21Lによる巻取量が遅れていない場合には、前記左側のウインチユニット21Lによる巻取量が予め定められた一定幅以上進んでいる、すなわち前記巻取量が前記目標値より一定量以上多いか否かを判断し(S6)、一定量以上多い場合には、その差に基づいて当該左側のウインチユニット21Lの駆動モータ22Lへの出力を小さくして駆動モータ22Lの回転速度を減速し(S7)、前記ステップS1へ移行する。これにより、左側のウインチユニット21Lによる巻取量と右側のウインチユニット21Rによる巻取量とが同じくなるように前記ドラム31Lによるベルト34Lの巻取速度を低速化することができる。
In step S4, when the winding amount by the
そして、前記左側のウインチユニット21Lによる巻取量が遅れても進んでもおらず、当該巻取量が前記目標値から一定の範囲内にある場合には(S6)、当該軌跡制御処理を終了して、メインルーチンへ戻る。
When the winding amount by the
このようにして、左右のウインチユニット21L,21Rによる巻取量が一致するように制御することができるため、前記両ウインチユニット21L,21Rによる各ベルト34L,34Rの引き上げ量が異なってしまう場合と比較して、引き上げ時での車椅子38の傾きを防止することができる。また、始動時に生じた巻取速度差によって車椅子38が傾いた場合であっても、この傾きを修正することができる。
In this way, since the amount of winding by the right and left
一方、前記各ウインチユニット21L,21Rを駆動する駆動モータ22L,22Rは個別に設けられており、各ウインチユニット21L,21Rによるベルト34L,34Rの巻取を独立して制御することができる。
On the other hand, the
このため、図11の(a)に示すように、両各ウインチユニット21L,21Rに対して真っ直ぐに配置された車椅子7のフレーム38に、各ウインチユニット21L,21Rから引き出された左右のベルト34L,34Rを係止した状態で、左側のウインチユニット21Lによる巻取のみを行うことによって、図11の(b)に示すように、当該車椅子7を右方に旋回して、その進行方向を右方に変えることができる。
Therefore, as shown in FIG. 11A, the left and
この状態において、両ウインチユニット21L,21Rによる巻取量が同じになるように前述した軌跡制御を実行することによって、図12に示すように、変更した進行方向、すなわち右方へ車椅子7を移動することができる。
In this state, by executing the trajectory control described above so that the winding amounts by the
このように、車椅子7の移動軌跡を変更することができるため、車椅子7の引き上げ方向を変更したり、障害物との干渉を回避するための制御を行うことができる。
Thus, since the movement locus | trajectory of the
そして、前述の移動軌跡処理においては、前記両ウインチユニット21L,21Rによる巻取量に差が生じた際に、巻取量が少ないウインチユニットでの巻取量を基準として他方のウインチユニットにおけるモータ制御を行うように構成されている。
In the above-described movement trajectory process, when there is a difference in the winding amount between the
ここで、両ウインチユニット21L,21Rによる巻取量に差が生じた場合、巻取量が少ないウインチユニット側での負荷が大きい、あるいはこのウインチユニットによるトルクが小さいことが考えられる。このため、巻取量が少ないウインチユニットによる巻取速度を上げるには限界がある。
Here, when there is a difference in the winding amount between the
そこで、前記巻取量に差が生じた際には、巻取量が少ないウインチユニットでの巻取量を基準とし、巻取量が多いウインチユニットでの巻取速度を低下する制御が行われる。これにより、過負荷状態あるいはトルク不足のウインチユニットでの巻取速度を高める場合と比較して、制御可能領域を広めることができる。 Therefore, when a difference occurs in the winding amount, control is performed to reduce the winding speed in the winch unit with a large winding amount on the basis of the winding amount in the winch unit with a small winding amount. . Thereby, compared with the case where the winding speed in the overload state or the winch unit with insufficient torque is increased, the controllable region can be widened.
1 車椅子引き上げ装置
2 車両
3 後部室
6 スロープ
7 車椅子
21 ウインチユニット
34 ベルト
91 回転検出装置
92 ロータ
93 フォトセンサ
111 制御部
DESCRIPTION OF
Claims (2)
引き出されたベルトを巻き戻すウインチを前記車両に一対を設け、各ウインチから引き出された両ベルトを前記車椅子に係止して両ベルトを巻き戻すことにより前記車椅子を前記スロープに沿って前記車室内に案内可能に構成する一方、
前記各ウインチを駆動する駆動手段を個別に設け、各ウインチによるベルトの巻取を独立して制御可能に構成するとともに、一方のウインチによるベルトの巻取量を基準として他方のウインチでの巻取量を参照し、前記一方のウインチによる巻取量と前記他方のウインチによる巻取量とに所定以上の差が生じた際に、前記一方のウインチによる巻取量と前記他方のウインチによる巻取量とが同じくなるように他方のウインチによる巻取速度を可変する制御手段を備えたことを特徴とする車椅子引き上げ装置。 In the wheelchair lifting device for assisting the lifting of the wheelchair when the wheelchair is pulled up along the slope provided in the vehicle,
A pair of winches for rewinding the pulled-out belts are provided on the vehicle, and both the belts pulled out from the winches are locked to the wheelchairs, and the both belts are rewound to rewind the wheelchairs along the slope. While being configured to be able to guide
The drive means for driving each winch is individually provided so that the winding of the belt by each winch can be independently controlled, and the winding by the other winch is based on the winding amount of the belt by one winch. When the difference between the winding amount by the one winch and the winding amount by the other winch is more than a predetermined difference, the winding amount by the one winch and the winding amount by the other winch are referred to. A wheelchair lifting device comprising control means for varying the winding speed of the other winch so that the amount is the same.
The wheelchair lifting device according to claim 1, wherein the control means uses a winding amount in a winch with a small winding amount as a reference when a difference occurs in a winding amount between the winches.
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