JP2006279668A - キャリブレーション装置 - Google Patents

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Abstract

【目的】 RFスイッチで切り替える信号数を少なくしたキャリブレーション装置を提供する。
【構成】 アレイアンテナの各アンテナ素子に入力する主信号の位相を校正するキャリブレーション装置において、キャリブレーション信号生成部62はキャリブレーション信号を発生して主信号に合成する。RFスイッチ63は、第1のアンテナ素子A5を介して他のアンテナ素子A0〜A4から放射された信号と、第2のアンテナ素子A0を介して他のアンテナ素子A1〜A5から放射された信号を交互に無線受信部に入力して復調させる。キャリブレーション抽出部65は該復調信号からキャリブレーション信号を抽出し、ウエイト生成部66はこの抽出したキャリブレーション信号を用いて各アンテナ素子に入力する主信号の位相を制御するキャリブレーションウエイトを計算して移相器53に設定する。
【選択図】 図1

Description

本発明はキャリブレーション装置に係わり、特に、アレーアンテナのアンテナ端における位相を揃えるキャリブレーション装置に関する。
次世代移動通信システムとして、DS-CDMA技術を用いたデジタルセルラー無線通信システムの開発が進められている。CDMA方式は、符号によりチャネルを割り当てて同時に通信を行う方式であるが、同時に通信を行っている他チャネルからの信号が干渉し、結果として同時通話可能なチャネル数、すなわちチャネル容量が制限される。このチャネル容量を増加するために、干渉を抑制する技術が有効である。
アダプティブアレーアンテナは、環境に応じて適応的に、希望ユーザにはビームを形成し、一方、大きな干渉源となるユーザにはヌル点を形成するものであり、チャネル容量の増加を可能とする技術である。すなわち、希望ユーザの方向にビームを形成し、大きな干渉源となるユーザの方向にはヌル点を向けることで、希望ユーザからは感度よく電波を受信し、大きな干渉源からは電波を受信しないようにすることができる。これにより、干渉量を減らすことができ、その結果、チャネル容量を増やすことができる。
ところで、アダプティブアレーアンテナは、アンテナ端での位相差を用いてビームを生成している。このため、各アンテナの無線部における位相変動が個々に異なると、ビームパターンを正しく制御することが不可能になる。そこで、ビームパターンを正しく制御するために、異なる位相変動に起因する各アンテナ端での位相差を補正する必要がある。この位相差の補正手段は、キャリブレーション信号を多重化して、その多重化された信号の位相差を検出して補正する(たとえば特許文献1参照)。
図14は該文献に記述されている従来のキャリブレーション機能を備えた送信装置の構成図で、キャリブレーション機能により直線配列のアレーアンテナを構成するアンテナ素子1−1〜1−6から放射される信号の位相特性及び振幅特性を揃える。このため、送信装置は、校正信号(キャリブレーション信号)を生成する校正信号発生器4、校正信号をユーザ多重信号(主信号)に加算するための加算器5、隣接するアンテナ素子から電磁的に結合した信号を取り出すためのサーキュレータ6、サーキュレータ6から取り出された信号を受信する受信機7、受信機7の入力信号を切り替えるRFスイッチ8、受信機7の出力から校正信号を検出して校正係数を計算する校正係数計算部9、校正係数計算部9で計算された校正係数を主信号に乗算する乗算器10、直線アレーアンテナの両端のアンテナ素子1−1、1−6に隣接するアンテナ素子1−2,1−5から電磁的に結合した信号を合成する電力合成器11、複数のユーザ信号を多重するユーザ信号多重部12、ユーザ(移動局)が存在する方向にピークが向くように各アレイアンテナ素子1−1〜1−6に入力する信号の位相・振幅を独立に制御して送信ビームパターンを形成するビームフォーマ13を備えており、校正信号発生器4から発生する校正信号C1〜C6は相関の無い直交信号となっており、受信機7で各校正信号を独立に取り出すことができるようになっている。
アンテナ素子1−1と1−3より送信された校正信号C1,C3はアンテナ素子間の電磁結合によりアンテナ素子1−2で受信される。受信された信号C1,C3はサーキュレータ6により取り出されRFスイッチ8のP1ポートに入力される。同様にしてP2ポートにはC2,C4が、P3ポートにはC3,C5が、P4にはC4,C6が、P5にはC2,C5が入力される。
RFスイッチ8を順番に切り替えて、P1〜P5ポートの入力信号を受信機7で復調してベースバンド信号に変換し、校正係数計算部9は各校正信号C1〜C6の位相を測定し、これら全信号C1〜Cの位相を揃えるための校正係数を求める。C1〜C6は等位相で送信機3に入力されるので、測定された信号C1〜C6の位相は送信機3、アンテナ素子1及びケーブルの位相特性のばらつきを示す。従って、これらの測定値から求めた校正係数を乗算部10で入力信号に乗算することにより各送信系の位相特性を揃えることができる。
特開2003−218621号公報
従来技術では、すべてのアンテナ素子が、隣接アンテナ素子から放射されるキャリブレーション信号を電磁的に受信する必要がある。このため、従来は、RFスイッチを用いて、アンテナ素子を切り換えて無線受信部に信号を入力する構成をとっている。しかし、RFスイッチはアンテナ素子数をNとすると、(N−1)個の信号を切り替える必要がある。RFスイッチは切り替える信号数が多くなるほど高価になるため、従来技術の構成は高価なRFスイッチを必要とする問題があった。
本発明の目的は、RFスイッチで切り替える信号数を少なくした構成、あるいはRFスイッチを使用しない構成のキャリブレーション装置を提供することである。
本発明の別の目的はダウンリンク及びアップリンクとも、RFスイッチで切り替える信号数を少なくした構成、あるいはRFスイッチを使用しない構成のキャリブレーション装置を提供することである。
本発明の第1のキャリブレーション装置は、アレイアンテナの各アンテナ素子に入力する主信号の位相を校正するキャリブレーション装置であり、キャリブレーション信号を発生するキャリブレーション信号生成部、各アンテナ素子に入力する主信号に前記キャリブレーション信号を合成する信号合成部、第1のアンテナ素子を介して他のアンテナ素子から放射された信号を入力され、第2のアンテナ素子を介して他のアンテナ素子から放射された信号を入力され、各入力信号を切り替えて出力するRFスイッチ、RFスイッチで切り換えられた信号を復調する受信部、復調信号からキャリブレーション信号を抽出するキャリブレーション信号抽出部、抽出した各アンテナ素子から出力されたキャリブレーション信号を用いて各アンテナ素子に入力する主信号の位相を制御するキャリブレーションウエイトを計算するウエイト生成部、該アンテナ素子に入力する主信号を前記計算されたキャリブレーションウエイトに基づいて移相制御する移相器を備えている。ウエイト生成部は、各アンテナ素子から受信したキャリブレーション信号の位相がアンテナ素子間隔から求まる位相となるようにキャリブレーションウエイトを計算することにより、送信時にビームフォーマから各アンテナ素子に入力する主信号の位相を希望通りに正しく制御することができる。
本発明の第2のキャリブレーション装置は、同一の信号を送信する第1、第2の送信部を備え、第1、第2送信部のアレイアンテナの各アンテナ素子に入力する主信号の位相をそれぞれ校正する送信ダイバーシチ無線装置におけるキャリブレーション装置であり、キャリブレーション信号を発生するキャリブレーション信号生成部、第1、第2送信部の各アンテナ素子に入力する主信号に前記キャリブレーション信号を合成する信号合成部、第1送信部の1つのアンテナ素子を介して第2送信部の全アンテナ素子から放射された信号を入力され、第2の送信部の1つのアンテナ素子を介して第1の送信部の全アンテナ素子から放射された信号を入力され、各入力信号を切り替えて出力するRFスイッチ、RFスイッチで切り換えられた信号を復調する受信部、復調信号からキャリブレーション信号を抽出するキャリブレーション信号抽出部、抽出した各アンテナ素子から出力されたキャリブレーション信号を用いて第1送信部の各アンテナ素子に入力する主信号の位相ならびに第2送信部の各アンテナ素子に入力する主信号の位相を制御するキャリブレーションウエイトをそれぞれ計算するウエイト生成部、第1、第2送信部の各アンテナ素子に入力する主信号を前記計算されたキャリブレーションウエイトに基づいて移相制御する移相器を備えている。ウエイト生成部は、各アンテナ素子から受信したキャリブレーション信号の位相がアンテナ素子間隔から求まる位相となるようにキャリブレーションウエイトを計算することにより、送信時にビームフォーマから各アンテナ素子に入力する主信号の位相を希望通りに正しく制御することができる。
本発明の第3のキャリブレーション装置は、アレイアンテナの各アンテナ素子に入力する主信号の位相を校正するキャリブレーション装置であり、キャリブレーション信号を発生するキャリブレーション信号生成部、各アンテナ素子に入力する主信号に前記キャリブレーション信号を合成する信号合成部、第1のアンテナ素子を介して他のアンテナ素子から放射された信号を入力されて復調する第1の受信部、第2のアンテナ素子を介して他のアンテナ素子から放射された信号を入力されて復調する第2の受信部、第1、第2の受信部で復調された復調信号からキャリブレーション信号を抽出するキャリブレーション信号抽出部、抽出した各アンテナ素子から出力されたキャリブレーション信号を用いて各アンテナ素子に入力する主信号の位相を制御するキャリブレーションウエイトを計算するウエイト生成部、各アンテナ素子に入力する主信号を前記計算されたキャリブレーションウエイトに基づいて移相制御する移相器を備えている。ウエイト生成部は、各アンテナ素子から受信したキャリブレーション信号の位相がアンテナ素子間隔から求まる位相となるようにキャリブレーションウエイトを計算することにより、送信時にビームフォーマから各アンテナ素子に入力する主信号の位相を希望通りに正しく制御することができる。
本発明の第4のキャリブレーション装置は、アレイアンテナの各アンテナ素子が受信した主信号の位相を校正するキャリブレーション装置であり、キャリブレーション信号を発生するキャリブレーション信号生成部、キャリブレーション信号を無線で送信する無線送信部、該無線送信部から出力する無線信号を切り替えて第1、第2のアンテナ素子に入力するRFスイッチ、各アンテナ素子が受信する信号を入力される無線受信部、各無線受信部の入力信号からキャリブレーション信号を抽出するキャリブレーション信号抽出部、抽出したキャリブレーション信号を用いて各アンテナ素子で受信した主信号の位相を制御するキャリブレーションウエイトを計算するウエイト生成部、各アンテナ素子で受信した主信号を前記計算されたキャリブレーションウエイトに基づいて移相制御する移相器を備えている。ウエイト生成部は、各アンテナ素子において受信したキャリブレーション信号の位相がアンテナ素子間隔から求まる位相となるようにキャリブレーションウエイトを計算することにより、受信時にアンテナ素子からビームフォーマに入力する主信号の位相を揃えることができる。
本発明の第5のキャリブレーション装置は、アレイアンテナの各アンテナ素子が受信した主信号の位相を校正するキャリブレーション装置であり、キャリブレーション信号を発生するキャリブレーション信号生成部、キャリブレーション信号を第1のアンテナから送信する第1の無線送信部、キャリブレーション信号を第2のアンテナから送信する第2の無線送信部、各アンテナ素子が受信する信号を入力される無線受信部、各無線受信部の受信信号からキャリブレーション信号を抽出するキャリブレーション信号抽出部、抽出したキャリブレーション信号を用いて各アンテナ素子で受信した主信号の位相を制御するキャリブレーションウエイトを計算するウエイト生成部、各アンテナ素子で受信した主信号を前記計算されたキャリブレーションウエイトに基づいて移相制御する移相器を備えている。ウエイト生成部は、各アンテナ素子において受信したキャリブレーション信号の位相がアンテナ素子間隔から求まる位相となるようにキャリブレーションウエイトを計算することにより、受信時にアンテナ素子からビームフォーマに入力する主信号の位相を揃えることができる。
本発明によれば、送信時にアレイアンテナのアンテナ素子数に関係なくRFスイッチで切り替える信号数を2つにでき、RFスイッチのコストを下げることができる。また、受信時にアレイアンテナのアンテナ素子数に関係なくRFスイッチで切り替える信号数を2つにでき、RFスイッチのコストを下げることができる。
本発明によれば、高価なRFスイッチを使用しないキャリブレーション装置を提供することができる。
本発明によれば、送信ダイバーシチ構成、あるいは受信ダイバーシチ構成の無線装置であっても、RFスイッチで切り替える信号数を2つにでき、RFスイッチのコストを下げることができる。
本発明によれば、主信号とキャリブレーション信号の合成信号の送信時に各アンテナ素子から受信したキャリブレーション信号の位相がアンテナ素子間隔から求まる位相となるようにキャリブレーションウエイトを計算することにより、ビームフォーマから各アンテナ素子に入力する主信号の位相を希望通りに正しく制御することができる。
また、本発明によれば、主信号とキャリブレーション信号の合成信号の受信時に各アンテナ素子から受信したキャリブレーション信号の位相がアンテナ素子間隔から求まる位相となるようにキャリブレーションウエイトを計算することにより、アンテナ素子からビームフォーマに入力する主信号の位相を揃えることができる。
本発明はアレイアンテナの各アンテナ素子に入力する主信号の位相を校正するキャリブレーション装置である。このキャリブレーション装置において、キャリブレーション信号生成部はキャリブレーション信号を発生し、信号合成部はビームフォーマから出力された各アンテナ素子に入力する主信号に前記キャリブレーション信号を合成する。RFスイッチは、第1のアンテナ素子を介して他のアンテナ素子から放射された信号と、第2のアンテナ素子を介して他のアンテナ素子から放射された信号を入力され、各入力信号を切り替えて次段の受信部に入力する。受信部は入力された無線信号を復調し、キャリブレーション信号抽出部は復調信号からキャリブレーション信号を抽出し、ウエイト生成部はこの抽出した各アンテナ素子から出力されたキャリブレーション信号を用いて各アンテナ素子に入力する主信号の位相を制御するキャリブレーションウエイトを計算する。移相器は各アンテナ素子に入力する主信号を前記計算されたキャリブレーションウエイトに基づいて移相制御する。ウエイト生成部は、具体的には、各アンテナ素子から受信したキャリブレーション信号の位相がアンテナ素子間隔から求まる位相となるようにキャリブレーションウエイトを計算する。これにより、送信時にビームフォーマから各アンテナ素子に入力する主信号の位相を揃えることができる。
図1は第1実施例のキャリブレーション装置を備えた無線送信装置の要部構成図である。
図示しない方向推定部は移動局から送信された信号を受信して移動局の方向を推定する。 ビームフォーマ511〜51nは移動局(ユーザ)1〜nが存在する方向にピークが向くようにアレイアンテナ50の各アンテナ素子A0〜A5に入力する信号の位相・振幅を独立に制御して送信ビームパターンを形成する。信号合成部52はビームフォーマ511〜51nから入力する信号をユーザに割り当てた拡散コードでそれぞれ拡散すると共に、アンテナ素子毎に各ユーザの信号を合成して出力する。アンテナ素子対応に設けられた移相器530〜535は後述するキャリブレーション用のウエイトを信号合成部52から出力する送信信号(主信号という)に乗算し、加算器540〜545を介して無線送信部550〜555に入力する。無線送信部550〜555は移相器530〜535から出力するベースバンド信号である主信号の周波数を無線周波数にアップコンバートした後、増幅してアンテナ素子A0〜A5から送信する。これにより、各ユーザ1〜n宛の主信号電波はそれぞれユーザ1〜nの移動局にピークが向くように送信される。
一方、位相キャリブレーションを行うには、キャリブレーション制御部61よりキャリブレーション信号生成部62、RFスイッチ63、キャリブレーション信号抽出部65、ウエイト生成部66にキャリブレーション開始を指示する。キャリブレーション信号生成部62はキャリブレーション開始指示に基づいてキャリブレーション信号C0〜C4を発生する。加算器540〜544は移相器530〜534の主信号にキャリブレーション信号C0〜C4を合成し、無線送信部550〜554は加算器540〜544から出力する合成信号の周波数を無線周波数にアップコンバートした後、増幅してアンテナ素子A0〜A4から送信する。
アンテナ素子A5は他のアンテナ素子A0〜A4から放射される信号を電磁的に受信し、受信信号を、サーキュレータCIR5を介してRFスイッチ63に入力する。RFスイッチ63はアンテナ素子A5が受信した信号を無線受信部64に入力する。無線受信部64は受信信号をベースバンド信号に周波数変換すると共に、復調してキャリブレーション信号抽出部65に入力する。キャリブレーション信号抽出部65は復調信号よりアンテナ素子A0〜A4から放射されたキャリブレーション信号C0〜C4を抽出してウエイト生成部66に入力する。ウエイト生成部66は後述する方法でキャリブレーション信号C0〜C4の位相差をアンテナ素子間隔から求まる位相差にするウエイト係数W0〜W4を計算する。
ついで、キャリブレーション信号生成部62はキャリブレーション信号C1〜C5を発生する。加算器541〜545は移相器531〜535の主信号にキャリブレーション信号C1〜C5を合成し、無線送信部551〜555は加算器541〜545から出力する合成信号の周波数を無線周波数にアップコンバートした後、増幅してアンテナ素子A1〜A5から送信する。
アンテナ素子A0は他のアンテナ素子A1〜A5から放射される信号を電磁的に受信し、受信信号を、サーキュレータCIR0を介してRFスイッチ63に入力する。RFスイッチ63はアンテナ素子A0が受信した信号を無線受信部64に入力する。無線受信部64は受信信号をベースバンド信号に周波数変換すると共に、復調してキャリブレーション信号抽出部65に入力する。キャリブレーション信号抽出部65は復調信号よりアンテナ素子A4〜A5から放射されたキャリブレーション信号C4〜C5を抽出してウエイト生成部66に入力する。ウエイト生成部66はキャリブレーション信号C4〜C5の位相差をアンテナ素子間隔から求まる位相差にするウエイト係数W5を計算する。以上により、アンテナ端でキャリブレーション信号C0〜C5の位相差をアンテナ素子間隔から求まる位相差にするウエイト係数W0〜W5が求まり、ウエイト生成部66はこれらウエイト係数W0〜W5を移相器530〜535に入力する。移相器530〜535は該ウエイト係数W0〜W5を信号合成部52から出力する主信号に乗算する。これにより、アンテナ端におけるキャリブレーション信号C0〜C5の位相差がアンテナ素子間隔から求まる位相差になる。
・位相差検出方法
図2は図1の一部を示す位相差検出方法の説明図である。
まず、アンテナ素子A0〜A4からキャリブレーション信号C0〜C4を放射し(図2の点線参照)、アンテナ素子5で受信する。ただし、
アンテナ素子A0-A1の間隔:d01
アンテナ素子A0-A2の間隔:d02
アンテナ素子A0-A3の間隔:d03
アンテナ素子A0-A4の間隔:d04
アンテナ素子A0-A5の間隔:d05
アンテナ素子A1-A2の間隔:d12
アンテナ素子A2-A3の間隔:d23
アンテナ素子A3-A4の間隔:d34
アンテナ素子A4-A5の間隔:d45
とする。また、
アンテナ素子A0のキャリブレーション信号位相をψ0
アンテナ素子A1のキャリブレーション信号位相をψ1
アンテナ素子A2のキャリブレーション信号位相をψ2
アンテナ素子A3のキャリブレーション信号位相をψ3
アンテナ素子A4のキャリブレーション信号位相をψ4
アンテナ素子A5の受信位相をφ5
とする。
このとき、アンテナ素子A5において受信した各アンテナ素子からのキャリブレーション信号の位相は下式で表される。λは波長である
アンテナ素子A0からのキャリブレーション信号の位相:θ05=ψ0−2πd05/λ+φ5
アンテナ素子A1からのキャリブレーション信号の位相:θ15=ψ1−2πd15/λ+φ5
アンテナ素子A2からのキャリブレーション信号の位相:θ25=ψ2−2πd25/λ+φ5
アンテナ素子A3からのキャリブレーション信号の位相:θ35=ψ3−2πd35/λ+φ5
アンテナ素子A4からのキャリブレーション信号の位相:θ45=ψ4−2πd45/λ+φ5
となる。一例として隣接するアンテナ素子間の位相差を求める。上式より各アンテナ素子からのキャリブレーション信号の差を求めると、
θ15−θ05=ψ1−ψ0+2πd01/λ (1)
θ25−θ15=ψ2−ψ1+2πd12/λ (2)
θ35−θ25=ψ3−ψ2+2πd23/λ (3)
θ45−θ35=ψ4−ψ3+2πd34/λ (4)
となる。なお。(1)式はアンテナ素子A0−A1間の位相差、(2)式はアンテナ素子A1−A2間の位相差、(3)式はアンテナ素子A2−A3間の位相差、(4)式はアンテナ素子A3−A4間の位相差である。ここで、アンテナ素子間隔は既知であり、また、ψ0を基準とすることにより、各アンテナ素子のキャリブレーション信号の位相差が求まる。
同様に、アンテナ素子A4とアンテナ素子A5からキャリブレーション信号を放射し、アンテナ素子A0で受信し、キャリブレーション信号の位相差を求めることによりアンテナ素子A4及びアンテナ素子A5の間のキャリブレーション信号の位相差を次式
θ40−θ50=ψ4−ψ5+2πd45/λ (5)
により求めることができる。
ウエイト生成部66はψ0を基準にして(1)〜(5)式より位相差を求め、各位相差が+2πdxx/λとなるようにするウエイト係数W0〜W5を計算して移相器530〜535に入力する。
第1実施例によれば移動局への送信時にアレイアンテナのアンテナ素子数に関係なくRFスイッチで切り替える信号数を2つにでき、RFスイッチのコストを下げることができる。また、第1実施例によれば、主信号とキャリブレーション信号の合成信号の送信時に各アンテナ素子から受信したキャリブレーション信号の位相がアンテナ間隔から求まる位相となるようにキャリブレーションウエイトを計算することにより、ビームフォーマから各アンテナ素子に入力する主信号の位相を揃えることができる。
図3は第2実施例のキャリブレーション装置を備えた無線受信装置の要部構成図である。
アレイアンテナ50の各アンテナ素子A0〜A5に入力された各移動局からの無線信号はアンテナ素子対応の無線受信部710〜715に入力する。無線受信部710〜715は無線信号をベースバンド信号に周波数変換して移相器720〜725に入力する。720〜725は後述するキャリブレーション用のウエイトW0〜W5を、無線受信部710〜715から出力する受信信号(主信号という)に乗算し、信号分配器73に入力する。信号分配器73は移相器720〜725から入力する信号をユーザに割り当てた拡散コードでそれぞれ逆拡散すると共に、ユーザ毎に分離して各ユーザのビームフォーマ741〜74nに入力する。各ビームフォーマ741〜74nは移動局(ユーザ1〜n)が存在する方向から電波を受信するようにアレイアンテナ50の各アンテナ素子A0〜A5から入力する信号の位相・振幅を独立に制御して合成して出力する。
一方、位相キャリブレーションを行うには、キャリブレーション制御部81よりキャリブレーション信号生成部82、RFスイッチ83、キャリブレーション信号抽出部85、ウエイト生成部86にキャリブレーション開始を指示する。
キャリブレーション信号生成部82はキャリブレーション開始指示に基づいてキャリブレーション信号Cを発生して無線送信部84に入力する。無線送信部84はキャリブレーション信号の周波数をアップコンバートして無線信号にしてRFスイッチ83に入力する。RFスイッチ83は最初はサーキュラCIR5を介してアンテナ素子A5より無線でキャリブレーション信号を送信する。他のアンテナ素子A0〜A4はアンテナ素子A5から放射された無線のキャリブレーション信号を受信して無線受信部710〜714に入力する。無線受信部710〜714は無線信号をベースバンドのキャリブレーション信号に周波数変換すると共に、復調してキャリブレーション信号抽出部85に入力する。キャリブレーション信号抽出部85は復調信号よりアンテナ素子A0〜A4が受信したキャリブレーション信号C0〜C4を抽出してウエイト生成部86に入力する。ウエイト生成部86は後述する方法でキャリブレーション信号C0〜C4の位相差がアンテナ素子間隔から求まる位相にするウエイト係数W0〜W4を計算する。
ウエイト係数W0〜W4の計算が終了すれば、RFスイッチ83は次にキャリブレーション信号CをサーキュラCIR0を介してアンテナ素子A0より無線で送信する。他のアンテナ素子A1〜A5はアンテナ素子A0から放射された無線のキャリブレーション信号を受信して無線受信部711〜715に入力する。無線受信部711〜715は無線信号をベースバンドのキャリブレーション信号に周波数変換すると共に、復調してキャリブレーション信号抽出部85に入力する。キャリブレーション信号抽出部85は復調信号よりアンテナ素子A4〜A5が受信したキャリブレーション信号C4〜C5を抽出してウエイト生成部86に入力する。ウエイト生成部86は後述する方法でキャリブレーション信号C4〜C5の位相差をアンテナ素子間隔から求まる位相差にするウエイト係数W5を計算する。
以上により、信号分配器73の入力端でアンテナ素子A0〜A5が受信したキャリブレーション信号C0〜C5の位相差を零にするウエイト係数W0〜W5が求まり、ウエイト生成部86はこれらウエイト係数W0〜W5を移相器720〜725に入力する。移相器720〜725は該ウエイト係数W0〜W5を信号分配器73に入力する主信号に乗算する。これにより、信号分配器73の入力端でキャリブレーション信号C0〜C5の位相差がアンテナ素子間隔から求まる位相差になる。
・位相差検出方法
図4は図3の一部を示す位相差検出方法の説明図である。
まず、アンテナ素子A5からキャリブレーション信号Cを放射し(図4の実線参照)、アンテナ素子A0〜A4で受信する。ただし、
アンテナ素子A0-A1の間隔:d01
アンテナ素子A0-A2の間隔:d02
アンテナ素子A0-A3の間隔:d03
アンテナ素子A0-A4の間隔:d04
アンテナ素子A0-A5の間隔:d05
アンテナ素子A1-A2の間隔:d12
アンテナ素子A2-A3の間隔:d23
アンテナ素子A3-A4の間隔:d34
アンテナ素子A4-A5の間隔:d45
とする。また、
アンテナ素子A0の受信部位相をψ0
アンテナ素子A1の受信部位相をψ1
アンテナ素子A2の受信部位相をψ2
アンテナ素子A3の受信部位相をψ3
アンテナ素子A4の受信部位相をψ4
アンテナ素子A5の送信位相をφ5
とする。
このとき、各アンテナ素子で受信されてキャリブレーション信号抽出部85に入力する各キャリブレーション信号の位相は下式で表される。λは波長である
アンテナ素子A0受信のキャリブレーション信号の位相:θ05=ψ0−2πd05/λ+φ5
アンテナ素子A1受信のキャリブレーション信号の位相:θ15=ψ1−2πd15/λ+φ5
アンテナ素子A2受信のキャリブレーション信号の位相:θ25=ψ2−2πd25/λ+φ5
アンテナ素子A3受信のキャリブレーション信号の位相:θ35=ψ3−2πd35/λ+φ5
アンテナ素子A4受信のキャリブレーション信号の位相:θ45=ψ4−2πd45/λ+φ5
となる。一例として隣接するアンテナ素子間の位相差を求める。上式より各アンテナ素子受信のキャリブレーション信号の差を求めると、
θ15−θ05=ψ1−ψ0+2πd01/λ (6)
θ25−θ15=ψ2−ψ1+2πd12/λ (7)
θ35−θ25=ψ3−ψ2+2πd23/λ (8)
θ45−θ35=ψ4−ψ3+2πd34/λ (9)
となる。なお。(6)式はアンテナ素子A0−A1間の位相差、(7)式はアンテナ素子A1−A2間の位相差、(8)式はアンテナ素子A2−A3間の位相差、(9)式はアンテナ素子A3−A4間の位相差である。ここで、アンテナ素子間隔は既知であり、また、ψ0を基準とすることにより、各アンテナ素子のキャリブレーション信号の位相差が求まる。
同様に、アンテナ素子A0から無線のキャリブレーション信号を放射し(図4点線参照)、アンテナ素子A1〜A5で受信し、アンテナ素子A4〜A5のキャリブレーション信号の位相差を求めることによりアンテナ素子A4及びアンテナ素子A5の間のキャリブレーション信号の位相差を次式
θ40−θ50=ψ4−ψ5+2πd45/λ (10)
により求めることができる。
ウエイト生成部86はψ0を基準にして(9)〜(10)式より位相差を求め、各位相差が2πdxx/λとなるようにするウエイト係数W0〜W5を計算して移相器720〜725に入力する。
第2実施例によれば移動局からの受信時にアレイアンテナのアンテナ素子数に関係なくRFスイッチで切り替える信号数を2つにでき、RFスイッチのコストを下げることができる。また、第2実施例によれば、主信号とキャリブレーション信号の合成信号の受信時に各アンテナ素子から受信したキャリブレーション信号の位相が2πdxx/λとなるようにキャリブレーションウエイトを計算することにより、アンテナ素子からビームフォーマに入力する主信号の位相を揃えることができる。
図5は第3実施例のキャリブレーション装置を備えた無線送信装置の要部構成図であり、図1の第1実施例と同一部分には同一符号を付している。異なる点は、RFスイッチ63を除去し、2系統のキャリブレーション無線受信系(無線受信部64a,キャリブレーション信号抽出部65a:無線受信部64b、キャリブレーション信号抽出部65b)を設けた点である。
位相キャリブレーションを行うには、キャリブレーション制御部61よりキャリブレーション信号生成部62、キャリブレーション信号抽出部65a、65b、ウエイト生成部66にキャリブレーション開始を指示する。キャリブレーション信号生成部62はキャリブレーション開始指示に基づいてキャリブレーション信号C0〜C4を発生する。加算器540〜544は移相器530〜534の主信号にキャリブレーション信号C0〜C4を合成し、無線送信部550〜554は加算器540〜544から出力する合成信号の周波数を無線周波数にアップコンバートした後、増幅してアンテナ素子A0〜A4から送信する。
アンテナ素子A5は他のアンテナ素子A0〜A4から放射される信号を電磁的に受信し、受信信号を、サーキュレータCIR5を介して無線受信部64aに入力する。無線受信部64aは受信信号をベースバンド信号に周波数変換すると共に、復調してキャリブレーション信号抽出部65aに入力する。キャリブレーション信号抽出部65aは復調信号よりアンテナ素子A0〜A4から放射されたキャリブレーション信号C0〜C4を抽出してウエイト生成部66に入力する。ウエイト生成部66は第1実施例と同一の方法でキャリブレーション信号C0〜C4の位相差を零にするウエイト係数W0〜W4を計算する。
ついで、キャリブレーション信号生成部62はキャリブレーション信号C1〜C5を発生する。加算器541〜545は移相器531〜535の主信号にキャリブレーション信号C1〜C5を合成し、無線送信部551〜555は加算器541〜545から出力する合成信号の周波数を無線周波数にアップコンバートした後、増幅してアンテナ素子A1〜A5から送信する。アンテナ素子A0は他のアンテナ素子A1〜A5から放射される信号を電磁的に受信し、受信信号を、サーキュレータCIR0を介して無線受信部64bに入力する。無線受信部64bは受信信号をベースバンド信号に周波数変換すると共に、復調してキャリブレーション信号抽出部65bに入力する。キャリブレーション信号抽出部65bは復調信号よりアンテナ素子A4〜A5から放射されたキャリブレーション信号C4〜C5を抽出してウエイト生成部66に入力する。ウエイト生成部66はキャリブレーション信号C4〜C5の位相差をアンテナ素子間隔から求まる位相にするウエイト係数W5を計算する。以上により、アンテナ端でキャリブレーション信号C0〜C5の位相差を零にするウエイト係数W0〜W5が求まり、ウエイト生成部66はこれらウエイト係数W0〜W5を移相器530〜535に入力する。移相器530〜535は該ウエイト係数W0〜W5を信号合成部52から出力する主信号に乗算する。これにより、アンテナ端でキャリブレーション信号C0〜C5の位相差がアンテナ素子間隔から求まる位相になる。
第3実施例によれば、高価なRFスイッチを使用しないでキャリブレーション装置を構成することができる。
図6は第4実施例のキャリブレーション装置を備えた無線受信装置の要部構成図であり、図3の第2実施例と同一部分には同一符号を付している。異なる点は、RFスイッチ83を除去し、2台の無線送信部84a、84bを設けた点である。
位相キャリブレーションを行うには、キャリブレーション制御部81よりキャリブレーション信号生成部82、キャリブレーション信号抽出部85、ウエイト生成部86にキャリブレーション開始を指示する。キャリブレーション信号生成部82はキャリブレーション開始指示に基づいてキャリブレーション信号Cを発生して無線送信部84aに入力する。無線送信部84aはキャリブレーション信号の周波数をアップコンバートして無線信号にしてサーキュラCIR5を介してアンテナ素子A5より無線でキャリブレーション信号を送信する。他のアンテナ素子A0〜A4はアンテナ素子A5から放射された無線のキャリブレーション信号を受信して無線受信部710〜714に入力する。無線受信部710〜714は無線信号をベースバンドのキャリブレーション信号に周波数変換すると共に、復調してキャリブレーション信号抽出部85に入力する。キャリブレーション信号抽出部85は復調信号よりアンテナ素子A0〜A4が受信したキャリブレーション信号C0〜C4を抽出してウエイト生成部86に入力する。ウエイト生成部86は第2実施例と同一の方法でキャリブレーション信号C0〜C4の位相差をアンテナ素子間隔から求まる位相にするウエイト係数W0〜W4を計算する。
ウエイト係数W0〜W4が求まれば、キャリブレーション信号生成部82はキャリブレーション信号Cを無線送信部84bに入力する。無線送信部84bはキャリブレーション信号の周波数をアップコンバートして無線信号にしてサーキュラCIR0を介してアンテナ素子A0より無線でキャリブレーション信号を送信する。他のアンテナ素子A1〜A5はアンテナ素子A0から放射された無線のキャリブレーション信号を受信して無線受信部711〜715に入力する。無線受信部711〜715は無線信号をベースバンドのキャリブレーション信号に周波数変換すると共に、復調してキャリブレーション信号抽出部85に入力する。キャリブレーション信号抽出部85は復調信号よりアンテナ素子A4〜A5が受信したキャリブレーション信号C4〜C5を抽出してウエイト生成部86に入力する。ウエイト生成部86は後述する方法でキャリブレーション信号C4〜C5の位相差をアンテナ素子間隔から求まる位相にするウエイト係数W5を計算する。
以上により、信号分配器73でキャリブレーション信号C0〜C5の位相差をアンテナ素子間隔から求まる位相にするウエイト係数W0〜W5が求まり、ウエイト生成部86はこれらウエイト係数W0〜W5を移相器720〜725に入力する。移相器720〜725は該ウエイト係数W0〜W5を信号分配器73に入力する主信号に乗算する。これにより、信号分配器73の入力端でキャリブレーション信号C0〜C5の位相差がアンテナ素子間隔から求まる位相になる。
第4実施例によれば、高価なRFスイッチを使用しないでキャリブレーション装置を構成することができる。
図7は第5実施例のキャリブレーション装置を備えた無線送信装置の要部構成図であり、図1の第1実施例と同一部分には同一符号を付している。異なる点は、(1)送信ダイバーシチ構成になっており、同一構成の第1、第2の送信部100,101が設けられている点、(2)第2送信部101の全アンテナ素子A0′〜A2′から放射された信号が第1送信部100の1つのアンテナ素子A2により受信されてRFスイッチ63に入力している点、(3) 第1の送信部100の全アンテナ素子A0〜A2から放射された信号が第2の送信部101の1つのアンテナ素子A0′により受信されてRFスイッチ63に入力している点、(4)通常のデータ送信時において送信部100、送信部101は同一の信号を同時にダイバーシチ送信する点である。
このダイバーシチ構成の無線送信装置で位相キャリブレーションを行うには、キャリブレーション制御部61よりキャリブレーション信号生成部62、RFスイッチ63、キャリブレーション信号抽出部65、ウエイト生成部66にキャリブレーション開始を指示する。キャリブレーション信号生成部62はキャリブレーション開始指示に基づいて、第1の送信部100のキャリブレーションを行うために、キャリブレーション信号C0〜C2を発生する。第1送信部100の加算器540〜542は移相器530〜532の主信号にキャリブレーション信号C0〜C2を合成し、無線送信部550〜552は加算器540〜542から出力する合成信号の周波数を無線周波数にアップコンバートした後、増幅してアンテナ素子A0〜A2から送信する。
第2送信部101のアンテナ素子A0′は第1の送信部100のアンテナ素子A0〜A2から放射される信号を電磁的に受信し、受信信号を、サーキュレータCIR′を介してRFスイッチ63に入力する。RFスイッチ63はアンテナ素子A0′が受信した信号を無線受信部64に入力する。無線受信部64は受信信号をベースバンド信号に周波数変換すると共に、復調してキャリブレーション信号抽出部65に入力する。キャリブレーション信号抽出部65は復調信号よりアンテナ素子A0〜A2から放射されたキャリブレーション信号C0〜C2を抽出してウエイト生成部66に入力する。ウエイト生成部66は第1実施例で説明した方法でキャリブレーション信号C0〜C2の位相差をアンテナ素子間隔から求まる位相にするウエイト係数W0〜W2を計算する。
以上により、アンテナ端でキャリブレーション信号C0〜C2の位相差をアンテナ素子間隔から求まる位相にするウエイト係数W0〜W2が求まり、ウエイト生成部66はこれらウエイト係数W0〜W2を第1送信部100の移相器530〜532に入力する。移相器530〜532は該ウエイト係数W0〜W2を信号合成部52から出力する主信号に乗算する。これにより、アンテナ端でキャリブレーション信号C0〜C2の位相差がアンテナ素子間隔から求まる位相になる。
第1送信部100のウエイト係数の計算が終了すれば、キャリブレーション信号生成部62は第2の送信部101のキャリブレーションを行うために、キャリブレーション信号C0′〜C2′を発生する。第2送信部101の加算器540′〜542′は移相器530′〜532′の主信号にキャリブレーション信号C0′〜C2′を合成し、無線送信部550′〜552′は加算540′〜542′から出力する合成信号の周波数を無線周波数にアップコンバートした後、増幅してアンテナ素子A0′〜A2′から送信する。第1送信部100のアンテナ素子A2は第2の送信部101のアンテナ素子A0′〜A2′から放射される信号を電磁的に受信し、受信信号を、サーキュレータCIRを介してRFスイッチ63に入力する。RFスイッチ63はアンテナ素子A2が受信した信号を無線受信部64に入力する。以後、第1送信部100の場合と同様に第2送信部101のウエイト係数W0′〜W2′が求まるから、該ウエイト係数W0′〜W2′を第2送信部101の移相器530′〜532′に入力することにより、アンテナ端でキャリブレーション信号C0′〜C2の位相差をアンテナ素子間隔から求まる位相にすることができる。
第5実施例によれば、送信ダイバーシチ構成の無線装置であっても、アンテナ数に関係なくRFスイッチで切り替える信号数を2つにでき、RFスイッチのコストを下げることができる。また、実施例5の様に受信部を2つにする構成もできる。
図8は第6実施例のキャリブレーション装置を備えた無線受信装置の要部構成図であり、図3の第2実施例と同一部分には同一符号を付している。異なる点は、(1)受信ダイバーシチ構成になっており、同一構成の第1、第2の送信部200,201が設けられている点、(2)第2受信部201のアンテナ素子A0′から放射された信号が第1受信部200の全アンテナ素子A1〜A2により受信されている点、(3) 第1受信部200のアンテナ素子A2から放射された信号が第2受信部201の全アンテナ素子A0′〜A2′により受信されている点、(4)データ受信時において第1、第2受信部200,201は同一の信号を同時にダイバーシチ受信し合成してビームフォーマに入力する点である。
このダイバーシチ構成の無線受信装置で位相キャリブレーションを行うには、キャリブレーション制御部81よりキャリブレーション信号生成部82、RFスイッチ83、キャリブレーション信号抽出部85、ウエイト生成部86にキャリブレーション開始を指示する。キャリブレーション信号生成部82はキャリブレーション開始指示に基づいてキャリブレーション信号Cを発生する。無線送信部84はキャリブレーション信号の周波数をアップコンバートして無線信号にしてRFスイッチ83に入力する。RFスイッチ83は最初、サーキュラCIR′を介して第2受信部201のアンテナ素子A0′より無線でキャリブレーション信号を送信する。第1受信部200の全アンテナ素子A0〜A2はアンテナ素子A0′から放射された無線のキャリブレーション信号を受信して無線受信部710〜712に入力する。無線受信部710〜712は無線信号をベースバンドのキャリブレーション信号に周波数変換すると共に、復調してキャリブレーション信号抽出部85に入力する。キャリブレーション信号抽出部85は復調信号よりアンテナ素子A0〜A2が受信したキャリブレーション信号C0〜C2を抽出してウエイト生成部86に入力する。ウエイト生成部86は第2実施例で説明した方法でキャリブレーション信号C0〜C2の位相差をアンテナ素子間隔から求まる位相にするウエイト係数W0〜W2を計算し、これらウエイト係数W0〜W2を移相器720〜722に入力する。移相器720〜722は該ウエイト係数W0〜W2を信号分配器73に入力する主信号に乗算する。これにより、信号分配器73の入力端でアンテナ素子A0〜A2が受信したキャリブレーション信号C0〜C2の位相差がアンテナ素子間隔から求まる位相になる。
ついで、RFスイッチ83はサーキュラCIRを介して第1受信部200のアンテナ素子A2より無線でキャリブレーション信号を送信する。第2受信部201の全アンテナ素子A0′〜A2′はアンテナ素子A2から放射された無線のキャリブレーション信号を受信して第2受信部の無線受信部710′〜712′に入力する。以後、第1受信部200の場合と同様に第2受信部201のウエイト係数W0′〜W2′が求まるから、該ウエイト係数W0′〜W2′を第2受信部201の移相器720′〜722′に入力することにより、信号分配器73′の入力端でアンテナ素子A0′〜A2′が受信したキャリブレーション信号C0′〜C2′の位相差がアンテナ素子間隔から求まる位相になる。
第6実施例によれば、受信ダイバーシチ構成の無線装置であっても、アンテナ数に関係なくRFスイッチで切り替える信号数を2つにでき、RFスイッチのコストを下げることができる。また、実施例4の様に受信部を2つとする構成もできる。
図9は第7実施例のキャリブレーション装置を備えた無線送信装置の要部構成図であり、図1の第1実施例と同一部分には同一符号を付している。異なる点は、(1)RFスイッチ63を削除した点、(2)アレイアンテナを構成する全アンテナ素子A0〜A5から放射されたキャリブレーション信号を受信するダミーアンテナATdumを設け、受信信号を無線受信部64に入力する点である。
リニアアレーアンテナはビームパターンを整えるため、両側にダミーアンテナがある。この無線送信装置で位相キャリブレーションを行うには、キャリブレーション制御部61よりキャリブレーション信号生成部62、キャリブレーション信号抽出部65、ウエイト生成部66にキャリブレーション開始を指示する。キャリブレーション信号生成部62はキャリブレーション開始指示に基づいてキャリブレーション信号C0〜C5を発生する。加算器540〜545は移相器530〜535の主信号にキャリブレーション信号C0〜C5を合成し、無線送信部550〜555は加算器540〜545から出力する合成信号の周波数を無線周波数にアップコンバートした後、増幅してアンテナ素子A0〜A5から送信する。
ダミーアンテナ素子ATdum はアンテナ素子A0〜A5から放射される信号を電磁的に受信し、受信信号を無線受信部64に入力する。無線受信部64は受信信号をベースバンド信号に周波数変換すると共に、復調してキャリブレーション信号抽出部65に入力する。キャリブレーション信号抽出部65は復調信号よりアンテナ素子A0〜A5から放射されたキャリブレーション信号C0〜C5を抽出してウエイト生成部66に入力する。ウエイト生成部66は第1実施例で説明した方法でキャリブレーション信号C0〜C5の位相差をアンテナ素子間隔から求まる位相にするウエイト係数W0〜W5を計算し、これらウエイト係数W0〜W5を移相器530〜535に入力する。移相器530〜535は該ウエイト係数W0〜W5を信号合成部52から出力する主信号に乗算する。これにより、アンテナ端でキャリブレーション信号C0〜C5の位相差がアンテナ素子間隔から求まる位相になる。
第7実施例によれば、RFスイッチを除去すると共に、ダミーアンテナを設けることにより短時間でウエイト係数の計算が可能になる。
図10は第8実施例のキャリブレーション装置を備えた無線送信装置の要部構成図であり、図3の第2実施例と同一部分には同一符号を付している。異なる点は、(1)RFスイッチ83を削除した点、(2)アレイアンテナを構成する全アンテナ素子A0〜A5へキャリブレーション信号を送信するダミーアンテナATdum ′を設けた点である。
この無線受信装置で位相キャリブレーションを行うには、キャリブレーション制御部81よりキャリブレーション信号生成部82、キャリブレーション信号抽出部85、ウエイト生成部86にキャリブレーション開始を指示する。キャリブレーション信号生成部82はキャリブレーション開始指示に基づいてキャリブレーション信号Cを発生する。無線送信部84はキャリブレーション信号の周波数をアップコンバートして無線信号にしてダミーアンテナ素子ATdum ′よりキャリブレーション信号を送信する。アレイアンテナを構成する全アンテナ素子A0〜A5はダミーアンテナATdum ′から放射されたキャリブレーション信号を受信して無線受信部710〜715に入力する。無線受信部710〜715は無線信号をベースバンドのキャリブレーション信号に周波数変換すると共に、復調してキャリブレーション信号抽出部85に入力する。キャリブレーション信号抽出部85は復調信号よりアンテナ素子A0〜A5が受信したキャリブレーション信号C0〜C5を抽出してウエイト生成部86に入力する。ウエイト生成部86は第2実施例で説明した方法でキャリブレーション信号C0〜C5の位相差をアンテナ素子間隔から求まる位相にするウエイト係数W0〜W5を計算し、移相器720〜725に入力する。移相器720〜725は該ウエイト係数W0〜W5を信号分配器73に入力する主信号に乗算する。これにより、信号分配器73の入力端においてアンテナ素子A0〜A5で受信したキャリブレーション信号C0〜C5の位相差がアンテナ素子間隔から求まる位相になる。
第8実施例によれば、RFスイッチを除去すると共に、ダミーアンテナを設けることにより短時間でウエイト係数の計算が可能になる。
・ウエイト計算タイミング
図11はキャリブレーション信号を時分割多重する場合のタイミング説明図であり、図1に適用する例であるが、他の実施例においても同様に多重することができる。
キャリブレーション信号生成部62は図示する(a)〜(f)の順序でキャリブレーション信号C0〜C5を発生して対応する主信号に多重する。この結果、アンテナ素子A5、A0は(g)、(h)に示すキャリブレーション信号を受信する。キャリブレーション制御部61は(i)に示すRFスイッチ切り換え信号をRFスイッチ63に入力するから、RFスイッチ63は(j)に示すように最初のタイミングT1において、アンテナ素子A5が受信したキャリブレーション信号C0〜C4を無線受信部64に入力し、次のタイミングT2においてアンテナ素子A0が受信したキャリブレーション信号C1〜C5を無線受信部64に入力する。キャリブレーション信号抽出部65はキャリブレーション信号C0〜C5が時分割多重されているため、これらを分離することができる。
図12はキャリブレーション信号をコード多重する場合のタイミング説明図であり、図1に適用する例であるが、他の実施例においても同様に多重することができる。
キャリブレーション信号生成部62は図12の(a)〜(f)に示すように互いに直交するコード0〜コード5で拡散変調してキャリブレーション信号C0〜C5を発生して対応する主信号に多重する。この結果、アンテナ素子A5は(g)に示すコード多重されたキャリブレーション信号C0〜C4を受信し、アンテナ素子A0は(h)に示すコード多重されたキャリブレーション信号C1〜C5を受信する。キャリブレーション制御部61は(i)に示すRFスイッチ切り換え信号をRFスイッチ63に入力するから、RFスイッチ63は(j)に示すように最初のタイミングT1において、アンテナ素子A5が受信したコード多重されたキャリブレーション信号C0〜C4を無線受信部64に入力し、次のタイミングT2においてアンテナ素子A0が受信したコード多重されたキャリブレーション信号C1〜C5を無線受信部64に入力する。キャリブレーション信号抽出部65はキャリブレーション信号C0〜C5がコード多重されているため、これらを分離することができる。
図13はキャリブレーション信号を周波数多重する場合のタイミング説明図であり、図1に適用する例であるが、他の実施例においても同様に多重することができる。
キャリブレーション信号生成部62は図13の(a)〜(f)に示すように異なる周波数(周波数0〜周波数5)で周波数変調してキャリブレーション信号C0〜C5を発生して対応する主信号に多重する。この結果、アンテナ素子A5は(g)に示す周波数多重されたキャリブレーション信号C0〜C4を受信し、アンテナ素子A0は(h)に示す周波数多重されたキャリブレーション信号C1〜C5を受信する。キャリブレーション制御部61は(i)に示すRFスイッチ切り換え信号をRFスイッチ63に入力するから、RFスイッチ63は(j)に示すように最初のタイミングT1において、アンテナ素子A5が受信した周波数多重されたキャリブレーション信号C0〜C4を無線受信部64に入力し、次のタイミングT2においてアンテナ素子A0が受信した周波数多重されたキャリブレーション信号C1〜C5を無線受信部64に入力する。キャリブレーション信号抽出部65はキャリブレーション信号C0〜C5が周波数多重されているため、これらを分離することができる。
・付記
(付記1) アレイアンテナの各アンテナ素子に入力する主信号の位相を校正するキャリブレーション装置において、
キャリブレーション信号を発生するキャリブレーション信号生成部、
各アンテナ素子に入力する主信号に前記キャリブレーション信号を合成する信号合成部、
第1のアンテナ素子を介して他のアンテナ素子から放射された信号を入力され、第2のアンテナ素子を介して他のアンテナ素子から放射された信号を入力され、各入力信号を切り替えて出力するRFスイッチ、
RFスイッチで切り換えられた信号を復調する受信部、
復調信号からキャリブレーション信号を抽出するキャリブレーション信号抽出部、
抽出した各アンテナ素子から出力されたキャリブレーション信号を用いて各アンテナ素子に入力する主信号の位相を制御するキャリブレーションウエイトを計算するウエイト生成部、
各アンテナ素子に入力する主信号を前記計算されたキャリブレーションウエイトに基づいて移相制御する移相器、
を備えたことを特徴とするキャリブレーション装置。
(付記2) 同一の信号を送信する第1、第2の送信部を備え、第1、第2送信部のアレイアンテナの各アンテナ素子に入力する主信号の位相をそれぞれ校正する送信ダイバーシチ無線装置におけるキャリブレーション装置において、
キャリブレーション信号を発生するキャリブレーション信号生成部、
第1、第2送信部の各アンテナ素子に入力する主信号に前記キャリブレーション信号を合成する信号合成部、
第1送信部の1つのアンテナ素子を介して第2送信部の全アンテナ素子から放射された信号を入力され、第2の送信部の1つのアンテナ素子を介して第1の送信部の全アンテナ素子から放射された信号を入力され、各入力信号を切り替えて出力するRFスイッチ、
RFスイッチで切り換えられた信号を復調する受信部、
復調信号からキャリブレーション信号を抽出するキャリブレーション信号抽出部、
抽出した各アンテナ素子から出力されたキャリブレーション信号を用いて第1送信部の各アンテナ素子に入力する主信号の位相ならびに第2送信部の各アンテナ素子に入力する主信号の位相を制御するキャリブレーションウエイトをそれぞれ計算するウエイト生成部、
第1、第2送信部の各アンテナ素子に入力する主信号を前記計算されたキャリブレーションウエイトに基づいて移相制御する移相器、
を備えたことを特徴とするキャリブレーション装置。
(付記3) アレイアンテナの各アンテナ素子に入力する主信号の位相を校正するキャリブレーション装置において、
キャリブレーション信号を発生するキャリブレーション信号生成部、
各アンテナ素子に入力する主信号に前記キャリブレーション信号を合成する信号合成部、
第1のアンテナ素子を介して他のアンテナ素子から放射された信号を入力されて復調する第1の受信部、
第2のアンテナ素子を介して他のアンテナ素子から放射された信号を入力されて復調する第2の受信部、
第1、第2の受信部で復調された復調信号からキャリブレーション信号を抽出するキャリブレーション信号抽出部、
抽出した各アンテナ素子から出力されたキャリブレーション信号を用いて各アンテナ素子に入力する主信号の位相を制御するキャリブレーションウエイトを計算するウエイト生成部、
各アンテナ素子に入力する主信号を前記計算されたキャリブレーションウエイトに基づいて移相制御する移相器、
を備えたことを特徴とするキャリブレーション装置。
(付記4) アレイアンテナの各アンテナ素子に入力する主信号の位相を校正するキャリブレーション装置において、
キャリブレーション信号を発生するキャリブレーション信号生成部、
各アンテナ素子に入力する主信号に前記キャリブレーション信号を合成する信号合成部、
アレイアンテナの各アンテナ素子から放射された信号を受信するキャリブレーション用アンテナ、
該キャリブレーション用アンテナで受信した信号を復調する受信部、
復調信号からキャリブレーション信号を抽出するキャリブレーション信号抽出部、
抽出した各アンテナ素子から出力されたキャリブレーション信号を用いて各アンテナ素子に入力する主信号の位相を制御するキャリブレーションウエイトを計算するウエイト生成部、
各アンテナ素子に入力する主信号を前記計算されたキャリブレーションウエイトに基づいて移相制御する移相器、
を備えたことを特徴とするキャリブレーション装置。
(付記5) 前記ウエイト生成部は、各アンテナ素子から受信したキャリブレーション信号の位相がアンテナ素子間隔から求まる位相となるようにキャリブレーションウエイトを計算する、
ことを特徴とする付記1乃至4記載のキャリブレーション装置。
(付記6) アレイアンテナの各アンテナ素子が受信した主信号の位相を校正するキャリブレーション装置において、
キャリブレーション信号を発生するキャリブレーション信号生成部、
キャリブレーション信号を無線で送信する無線送信部、
該無線送信部から出力する無線信号を切り替えて第1、第2のアンテナ素子に入力するRFスイッチ、
各アンテナ素子が受信する信号をそれぞれ入力される無線受信部、
各無線受信部の受信信号からキャリブレーション信号を抽出するキャリブレーション信号抽出部、
抽出したキャリブレーション信号を用いて各アンテナ素子で受信した主信号の位相を制御するキャリブレーションウエイトを計算するウエイト生成部、
各アンテナ素子で受信した主信号を前記計算されたキャリブレーションウエイトに基づいて移相制御する移相器、
を備えたことを特徴とするキャリブレーション装置。
(付記7) 第1、第2の受信部を備え、第1、第2受信部のアレイアンテナの各アンテナ素子が受信した主信号の位相をそれぞれ校正するダイバーシチ構成の無線装置におけるキャリブレーション装置において、
キャリブレーション信号を発生するキャリブレーション信号生成部、
キャリブレーション信号を無線で送信する無線送信部、
第1受信部の1つのアンテナ素子および第2受信部の1つのアンテナ素子にキャリブレーション信号を切り替え入力するRFスイッチ、
第1、第2受信部の各アンテナ素子が受信した信号をそれぞれ入力される無線受信部、
各無線受信部の受信信号からキャリブレーション信号を抽出するキャリブレーション信号抽出部、
抽出したキャリブレーション信号を用いて第1受信部の各アンテナ素子で受信した主信号の位相ならびに第2受信部の各アンテナ素子で受信した主信号の位相を制御するキャリブレーションウエイトを計算するウエイト生成部、
第1、第2受信部の各アンテナ素子で受信した主信号を前記計算されたキャリブレーションウエイトに基づいて移相制御する移相器、
を備えたことを特徴とするキャリブレーション装置。
(付記8) アレイアンテナの各アンテナ素子が受信した主信号の位相を校正するキャリブレーション装置において、
キャリブレーション信号を発生するキャリブレーション信号生成部、
キャリブレーション信号を第1のアンテナから送信する第1の無線送信部、
キャリブレーション信号を第2のアンテナから送信する第2の無線送信部、
各アンテナ素子が受信する信号をそれぞれ入力される無線受信部、
各無線受信部の受信信号からキャリブレーション信号を抽出するキャリブレーション信号抽出部、
抽出したキャリブレーション信号を用いて各アンテナ素子で受信した主信号の位相を制御するキャリブレーションウエイトを計算するウエイト生成部、
各アンテナ素子で受信した主信号を前記計算されたキャリブレーションウエイトに基づいて移相制御する移相器、
を備えたことを特徴とするキャリブレーション装置。
(付記9) アレイアンテナの各アンテナ素子が受信した主信号の位相を校正するキャリブレーション装置において、
キャリブレーション信号を発生するキャリブレーション信号生成部、
キャリブレーション信号を無線で送信するための無線送信部、
キャリブレーション信号を無線で送信するキャリブレーション用アンテナ、
各アンテナ素子が受信する信号をそれぞれ入力される無線受信部、
各無線受信部の受信信号からキャリブレーション信号を抽出するキャリブレーション信号抽出部、
抽出したキャリブレーション信号を用いて、各アンテナ素子で受信した主信号の位相を制御するキャリブレーションウエイトを計算するウエイト生成部、
各アンテナ素子で受信した主信号を前記計算されたキャリブレーションウエイトに基づいて移相制御する移相器、
を備えたことを特徴とするキャリブレーション装置。
(付記10) 前記ウエイト生成部は、各アンテナ素子から受信したキャリブレーション信号の位相がアンテナ素子間隔から求まる位相となるようにキャリブレーションウエイトを計算する、
ことを特徴とする付記6乃至9記載のキャリブレーション装置。
第1実施例のキャリブレーション装置を備えた無線送信装置の要部構成図である。 図1の一部を示す位相差検出方法の説明図である。 第2実施例のキャリブレーション装置を備えた無線受信装置の要部構成図である。 図3の一部を示す位相差検出方法の説明図である。 第3実施例のキャリブレーション装置を備えた無線送信装置の要部構成図である。 第4実施例のキャリブレーション装置を備えた無線受信装置の要部構成図である。 第5実施例のキャリブレーション装置を備えた無線送信装置の要部構成図である。 第6実施例のキャリブレーション装置を備えた無線受信装置の要部構成図である。 第7実施例のキャリブレーション装置を備えた無線送信装置の要部構成図である。 第8実施例のキャリブレーション装置を備えた無線送信装置の要部構成図である。 キャリブレーション信号を時分割多重合成する場合のタイミング説明図である。 キャリブレーション信号をコード多重合成する場合のタイミング説明図である。 キャリブレーション信号を周波数多重合成する場合のタイミング説明図である。 従来のキャリブレーション機能を備えた送信装置の構成図である。
符号の説明
50 アレイアンテナ
A0〜A5 アンテナ素子
511〜51n ビームフォーマ
52 信号合成部
530〜535 移相器
540〜545 加算器
550〜555 無線送信部
61 キャリブレーション制御部
62 キャリブレーション信号生成部
63 RFスイッチ
64 無線受信部
65 キャリブレーション信号抽出部
66 ウエイト生成部

Claims (5)

  1. アレイアンテナの各アンテナ素子に入力する主信号の位相を校正するキャリブレーション装置において、
    キャリブレーション信号を発生するキャリブレーション信号生成部、
    各アンテナ素子に入力する主信号に前記キャリブレーション信号を合成する信号合成部、
    第1のアンテナ素子を介して他のアンテナ素子から放射された信号を入力され、第2のアンテナ素子を介して他のアンテナ素子から放射された信号を入力され、各入力信号を切り替えて出力するRFスイッチ、
    RFスイッチで切り換えられた信号を復調する受信部、
    復調信号からキャリブレーション信号を抽出するキャリブレーション信号抽出部、
    抽出した各アンテナ素子から出力されたキャリブレーション信号を用いて各アンテナ素子に入力する主信号の位相を制御するキャリブレーションウエイトを計算するウエイト生成部、
    各アンテナ素子に入力する主信号を前記計算されたキャリブレーションウエイトに基づいて移相制御する移相器、
    を備えたことを特徴とするキャリブレーション装置。
  2. 同一の信号を送信する第1、第2の送信部を備え、第1、第2送信部のアレイアンテナの各アンテナ素子に入力する主信号の位相をそれぞれ校正する送信ダイバーシチ無線装置におけるキャリブレーション装置において、
    キャリブレーション信号を発生するキャリブレーション信号生成部、
    第1、第2送信部の各アンテナ素子に入力する主信号に前記キャリブレーション信号を合成する信号合成部、
    第1送信部の1つのアンテナ素子を介して第2送信部の全アンテナ素子から放射された信号を入力され、第2の送信部の1つのアンテナ素子を介して第1の送信部の全アンテナ素子から放射された信号を入力され、各入力信号を切り替えて出力するRFスイッチ、
    RFスイッチで切り換えられた信号を復調する受信部、
    復調信号からキャリブレーション信号を抽出するキャリブレーション信号抽出部、
    抽出した各アンテナ素子から出力されたキャリブレーション信号を用いて第1送信部の各アンテナ素子に入力する主信号の位相ならびに第2送信部の各アンテナ素子に入力する主信号の位相を制御するキャリブレーションウエイトをそれぞれ計算するウエイト生成部、
    第1、第2送信部の各アンテナ素子に入力する主信号を前記計算されたキャリブレーションウエイトに基づいて移相制御する移相器、
    を備えたことを特徴とするキャリブレーション装置。
  3. アレイアンテナの各アンテナ素子に入力する主信号の位相を校正するキャリブレーション装置において、
    キャリブレーション信号を発生するキャリブレーション信号生成部、
    各アンテナ素子に入力する主信号に前記キャリブレーション信号を合成する信号合成部、
    第1のアンテナ素子を介して他のアンテナ素子から放射された信号を入力されて復調する第1の受信部、
    第2のアンテナ素子を介して他のアンテナ素子から放射された信号を入力されて復調する第2の受信部、
    第1、第2の受信部で復調された復調信号からキャリブレーション信号を抽出するキャリブレーション信号抽出部、
    抽出した各アンテナ素子から出力されたキャリブレーション信号を用いて各アンテナ素子に入力する主信号の位相を制御するキャリブレーションウエイトを計算するウエイト生成部、
    各アンテナ素子に入力する主信号を前記計算されたキャリブレーションウエイトに基づいて移相制御する移相器、
    を備えたことを特徴とするキャリブレーション装置。
  4. アレイアンテナの各アンテナ素子が受信した主信号の位相を校正するキャリブレーション装置において、
    キャリブレーション信号を発生するキャリブレーション信号生成部、
    キャリブレーション信号を無線で送信する無線送信部、
    該無線送信部から出力する無線信号を切り替えて第1、第2のアンテナ素子に入力するRFスイッチ、
    各アンテナ素子が受信する信号がそれぞれ入力される無線受信部、
    各無線受信部の受信信号からキャリブレーション信号を抽出するキャリブレーション信号抽出部、
    抽出したキャリブレーション信号を用いて各アンテナ素子で受信した主信号の位相を制御するキャリブレーションウエイトを計算するウエイト生成部、
    各アンテナ素子で受信した主信号を前記計算されたキャリブレーションウエイトに基づいて移相制御する移相器、
    を備えたことを特徴とするキャリブレーション装置。
  5. アレイアンテナの各アンテナ素子が受信した主信号の位相を校正するキャリブレーション装置において、
    キャリブレーション信号を発生するキャリブレーション信号生成部、
    キャリブレーション信号を第1のアンテナから送信する第1の無線送信部、
    キャリブレーション信号を第2のアンテナから送信する第2の無線送信部、
    各アンテナ素子が受信する信号がそれぞれ入力される無線受信部、
    各無線受信部の受信信号からキャリブレーション信号を抽出するキャリブレーション信号抽出部、
    抽出したキャリブレーション信号を用いて各アンテナ素子で受信した主信号の位相を制御するキャリブレーションウエイトを計算するウエイト生成部、
    各アンテナ素子で受信した主信号を前記計算されたキャリブレーションウエイトに基づいて移相制御する移相器、
    を備えたことを特徴とするキャリブレーション装置。
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