JP2006279510A - アンプ出力制御装置、オーディオ装置及びアンプ出力制御方法 - Google Patents
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Abstract
本発明は、スピーカのボイスコイルによる逆起電力の影響を除去した高音質な音を出力できるようにする。
【解決手段】
本発明は、PWM音声データS1を再生用D級アンプ3により所定レベルに増幅し、その増幅結果をアナログ信号に変換し、再生用D級アンプ3とスピーカ6との間に設けられた電流検出抵抗5により、当該スピーカ6による影響を受けて歪を生じた出力オーディオ信号S3の電流波形を検出し、歪の生じていない基準アナログ信号の電流波形とアナログ信号の電流波形との差分を歪成分として算出し、当該歪成分に基づいてアンプの駆動電圧を補正することにより、スピーカ6のボイスコイル29による逆起電力の影響を除去した高音質な音を出力できる。
【選択図】 図1
Description
(1−1)電流負帰還D級アンプ装置の構成
図1において1は全体として、本発明のアンプ出力制御装置としての電流負帰還D級アンプ装置の構成を示し、歪補正動作を行わない通常モードにおいて、CPU(Central Processing Unit)構成でなるマイクロコンピュータ2からマスタークロックMCLK及びPWM(Pulse Wide Modulation)音声データS1を再生用D級アンプ3へ送出する。
以上の構成において、電流負帰還D級アンプ装置1では、再生用D級アンプ3とスピーカ6との間に電流検出抵抗5を設け、当該スピーカ6へ出力する出力オーディオ信号S3の電流波形を電流検出抵抗5及び差動アンプ8により電流検出信号S4として検出し、誤差電圧算出器9により当該電流検出信号S4と、基準用D級アンプ10により生成された基準オーディオ信号S5とに基づいて誤差電圧dV1を算出し、これをドライバ電源帰還アンプ7にフィードバックする。
(2−1)オーディオ装置の構成
図1との対応箇所に同一符号を付して示す図7において、60は全体として第2の実施の形態におけるオーディオ装置を示し、電流負帰還D級アンプ装置1を2台用いた構成となっている。
以上の構成においてオーディオ装置60の電流負帰還D級アンプ装置1R及び1L(図7)は、第1の実施の形態における電流負帰還D級アンプ装置1(図1)と同様、再生用D級アンプ3R及び3Lと右側音響ユニット77R及び左側音響ユニット77Lとの間に電流検出抵抗5R及び5Lをそれぞれ設け、当該右側音響ユニット77R及び左側音響ユニット77Lへ供給する出力オーディオ信号S3R及びS3Lの電流波形を当該電流検出抵抗5R、5L及び差動アンプ8R、8Lにより電流検出信号S4R及びS4Lとして検出し、誤差電圧算出器9R及び9Lにより当該電流検出信号S4R及びS4Lと歪の含まれていない基準オーディオ信号S5R及びS5Lとの差分を誤差電圧dV1R及びdV1Lとして算出し、当該誤差電圧dV1R及びdV1Lをドライバ電源帰還アンプ7R及び7Lにフィードバックする。
なお上述した第1の実施の形態においては、電流検出抵抗5を用いてスピーカ6に流れる電流波形を検出するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えばソレノイドコイル等を用いて当該スピーカ6に流れる電流波形を検出するようにしても良い。これは第2の実施の形態についても同様である。
Claims (5)
- パルス幅変調されたパルス幅変調データを所定レベルに増幅して出力するアンプと、
上記アンプによる増幅結果をアナログ信号に変換するアナログ変換手段と、
上記アンプと上記アナログ信号の出力先となる所定のアンプ出力対象との間に設けられ、当該アンプ出力対象による影響を受けて歪を生じた電流波形でなる上記アナログ信号を検出する検出手段と、
上記パルス幅変調データを所定レベルに増幅した後、アナログ信号に変換することにより上記歪の生じていない電流波形でなる基準アナログ信号を生成する基準アナログ信号生成手段と、
上記アナログ信号の電流波形と上記基準アナログ信号の電流波形との差分を歪成分として算出し、当該歪成分に基づいて上記アンプの駆動電圧を補正する演算手段と
を具えることを特徴とするアンプ出力制御装置。 - 上記検出手段は、
上記アンプと上記アンプ出力対象との間に直列接続された純抵抗の両端における電位差を基に上記電流波形を検出する
ことを特徴とする請求項1に記載のアンプ出力制御装置。 - 上記アンプ出力対象は、スピーカであり、
上記演算手段は、上記スピーカのボイスコイルにおいて発生する逆起電力による影響を受けて生じた上記歪を算出する
ことを特徴とする請求項1に記載のアンプ出力制御装置。 - 複数チャンネルのパルス幅変調データをそれぞれ増幅し、各チャンネルで共用化されたグランド線を介して当該各チャンネルのスピーカへそれぞれ送出するオーディオ装置であって、
各チャンネル毎に上記パルス幅変調データを所定レベルに増幅して出力するアンプと、
各チャンネル毎に上記アンプによる増幅結果をアナログ信号に変換するアナログ変換手段と、
各チャンネル毎に上記アンプと上記アナログ信号の出力先となるスピーカとの間に設けられ、上記アナログ信号が当該アンプから当該スピーカへ送出される際に当該スピーカの影響及び上記グランド線を介した他のチャンネルからの影響による歪成分が重畳された電流波形でなるアナログ信号をそれぞれ検出する検出手段と、
各チャンネル毎に上記パルス幅変調データを所定レベルに増幅した後、アナログ信号に変換することにより上記歪の生じていない電流波形でなる基準アナログ信号を生成する基準アナログ信号生成手段と、
各チャンネル毎に上記アナログ信号の電流波形と上記基準アナログ信号の電流波形との差分を歪成分としてそれぞれ算出し、当該歪成分に基づいて上記アンプの駆動電圧をそれぞれ補正する演算手段と
を具えることを特徴とするオーディオ装置。 - パルス幅変調されたパルス幅変調データをアンプにより所定レベルに増幅して出力する増幅ステップと、
上記アンプによる増幅結果をアナログ信号に変換するアナログ変換ステップと、
上記アンプと上記アナログ信号の出力先となる所定のアンプ出力対象との間に設けられた検出手段により、当該アンプ出力対象による影響を受けて歪を生じた上記アナログ信号の電流波形を検出する検出ステップと、
上記パルス幅変調データを所定レベルに増幅した後、アナログ信号に変換することにより上記歪の生じていない電流波形でなる基準アナログ信号を生成する基準信号生成ステップと、
上記アナログ信号の電流波形と上記基準アナログ信号の電流波形との差分を歪成分として算出し、当該歪成分に基づいて上記アンプの駆動電圧を補正する演算ステップと
を具えることを特徴とするアンプ出力制御方法。
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