JP2006211056A - 複数チャネルd級アンプ - Google Patents

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Abstract

【課題】仮想信号GNDを使用する場合に、各スピーカへのクロストーク特性を改善した複数チャネルD級アンプを得ること。
【解決手段】2チャネルである場合、信号側のD級アンプ1,2の各出力は、LPF4,5を介してスピーカ8,9の各駆動側入力端に供給される。一方、仮想信号GND側のD級アンプ3の出力側に、2つのLPF5,6を並列に設け、LPF5の出力をスピーカ8の接地側入力端に供給し、LPF6の出力をスピーカ9の接地側入力端に供給する。これによって、仮想信号GND側のLPFが2つのチャネルで共有する共通インピーダンスの影響がなく、各スピーカへのクロストーク特性が改善される。
【選択図】 図1

Description

この発明は、仮想信号GNDを使用する複数チャネルD級アンプに関するものである。
D級アンプは、入力するアナログ信号にパルス幅変調(PWM)やパルス密度変調(PDM)などを施したディジタル信号(PWM信号、PDM信号)に変換しそれを増幅する装置である。そして、出力段にインダクタンスLとキャパシタンスCと構成されるLCフィルタからなる低域通過フィルタ(LPF)設け、増幅した信号をLPFにて平滑化してアナログ信号とし、スピーカやヘッドフォンなどに与えることが行われる。つまり、D級アンプはLPFと組み合わせて用いられる。
図7は、従来の複数チャネルD級アンプの構成例を示す概念ブロック図である。図7では、2チャネルD級アンプが示されている。図7において、D級アンプ31は、一方のチャネルへの入力信号1について上記したディジタル変調処理を施して増幅する。D級アンプ32は、他方のチャネルへの入力信号2について上記したディジタル変調処理を施して増幅する。一方、D級アンプ33は、構成はD級アンプ31,32と同じであるが、無信号時にD級アンプ31,32が出力するレベルと同じレベルの信号出力を行う。
D級アンプ31にて増幅されたディジタル信号はLPF34にてアナログ信号となり、スピーカ37の駆動側入力端に印加される。また、D級アンプ32にて増幅されたディジタル信号はLPF36にてアナログ信号となり、スピーカ38の駆動側入力端に印加される。そして、D級アンプ33が出力する一定レベルのディジタル信号はLPF35にて一定レベルの直流電圧信号となり、スピーカ37,38の各接地側入力端に印加される。この一定レベルの直流電圧信号は、スピーカ37,38の各駆動側入力端に印加されるアナログ信号のゼロクロス点の電位(信号中心の電位)を与える。これを、この明細書では、“仮想信号GND”と称している。
特許第3415090号公報
しかしながら、上記した従来の2チャネルD級アンプでは、仮想信号GND側のLPFのL成分が複数のチャネルの共有となる共通インピーダンスとなるので、このLPFのアナログ出力点では仮想信号GNDに対してある周波数の信号成分が発生し、それが各スピーカにクロストークするという問題がある。
また、上記した従来の2チャネルD級アンプでは、仮想信号GND側に各スピーカの電流が流れ込むので、仮想信号GND側での損失が増大し、効率が悪化するという問題がある。
この発明は、上記に鑑みてなされたものであり、仮想信号GNDを使用する場合に、各スピーカへのクロストーク特性を改善した複数チャネルD級アンプを得ることを目的とする。
また、この発明は、仮想信号GNDを使用する場合に、仮想信号GND側への電流集中を緩和して効率を改善した複数チャネルD級アンプを得ることを目的とする。
上述した目的を達成するために、この発明は、チャネル数分設けられ、それぞれ対応する音響信号をPWM信号やPDM信号などのディジタル変調信号に変換して増幅する複数の信号側D級アンプと、前記複数の信号側D級アンプと1対1の関係で設けられ、対応するD級アンプが出力するディジタル変調信号を平滑化してアナログ信号を復元し、対応する発音機器の一端に供給する複数の信号側低域通過フィルタと、無信号時における前記複数の信号側D級アンプの出力レベルと同じレベルの信号出力を行う仮想信号GND側D級アンプと、前記仮想信号GND側D級アンプの出力段に前記チャネル数分並列に設けられ、それぞれ前記仮想信号GND側D級アンプの出力信号を平滑化して生成した一定レベルの直流電圧信号を複数の前記発音機器の他端に供給する複数の仮想信号GND側低域通過フィルタとを備えることを特徴とする。
この発明によれば、仮想信号GND側低域通過フィルタは、発音機器毎に設けられるので、複数のチャネルが共有する共通インピーダンスとなることはない。したがって、各発音機器へのクロストーク特性が改善される。
この発明によれば、共通インピーダンスの影響をなくすことができるので、各発音機器へのクロストーク特性を改善することができるという効果を奏する。
以下に図面を参照して、この発明にかかる複数チャネルD級アンプの好適な実施の形態を詳細に説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1による複数チャネルD級アンプの構成を示す概念ブロック図である。図1では、2チャネルD級アンプが示されている。図1において、D級アンプ1は、一方のチャネルへの入力信号1についてPWMやPDMなどのディジタル変調処理を施して増幅する。D級アンプ2は、他方のチャネルへの入力信号2についてPWMやPDMなどのディジタル変調処理を施して増幅する。一方、D級アンプ3は、構成はD級アンプ1,2と同じであるが、無信号時にD級アンプ1,2が出力するレベルと同じレベルの信号出力を行う。これが仮想信号GNDを与える。
D級アンプ1にて増幅されたディジタル信号はLPF4にてアナログ信号となり、スピーカ8の駆動側入力端に印加される。また、D級アンプ2にて増幅されたディジタル信号はLPF7にてアナログ信号となり、スピーカ9の駆動側入力端に印加される。そして、この実施の形態では、D級アンプ3が出力する一定レベルのディジタル信号はLPF5,6にてそれぞれ一定レベルの直流電圧信号となり、LPF5の出力は、スピーカ8の接地側入力端に印加され、LPF6の出力は、スピーカ9の接地側入力端に印加される。
この構成によれば、仮想信号GND側のLPF5,6は、各チャネルの共有にならないので、共通インピーダンスの影響がなくなり、各スピーカへのクロストーク特性が改善される。
ここで、図2は、ポップノイズの発生を抑えるために行うLPFの時定数調整を説明する図である。電源立ち上げ時やミュート時、立ち下げ時などで発生するポップノイズは、信号出力側のチャネルと仮想信号GND側のチャネルとが同じ挙動をするようにすれば抑制することができる。そこで、D級アンプ1,2,3は、応答性が殆ど同じになるように構成している。また、信号出力側のLPF4,7も、アナログ信号を復元しているので、応答性に影響しないように、時定数を揃えて構成している(図2(1))。
また、仮想信号GND側のチャネルでは、LPF5,6を並列に接続するので、D級アンプから見たインピーダンスが等しくなるように、LPF5,6の時定数を合わせるようにしている(図2(2))。図2(2)において、インダクタンスLはnチャネル分並列であるのでnLとなり、時定数を合わせるためにキャパシタンスCは1/nとなる。
このように、実施の形態1によれば、仮想信号GND側チャネルでは、LPFをチャネル数分並列に設け、複数のチャネルで共有しないようにしたので、クロストーク特性を改善することができる。
また、電源立ち上げ時やミュート時、立ち下げ時などでは、信号出力側のチャネルと仮想信号GND側のチャネルとが同じ挙動をするので、ポップノイズの発生を抑えることができる。
実施の形態2.
図3は、この発明の実施の形態2による複数チャネルD級アンプの構成を示す概念ブロック図である。なお、図3では、図1(実施の形態1)に示した構成要素と同一ないしは同等である構成要素には同一の符号が付されている。ここでは、実施の形態2に関わる部分を中心に説明する。
図3に示すように、この実施の形態2による複数チャネルD級アンプでは、図1(実施の形態1)に示した構成において、D級アンプ3の出力側には、1つのLPF10が設けられ、LPF10のアナログ出力点がスピーカ8,9の接地側入力端に接続されるが、そのアナログ出力点がフィードバック回路(N.F.B)11を介してD級アンプ3の入力側に接続されている。
この構成によれば、仮想信号GND側のチャネルでは、LPF10はフィードバック系の内部に入っているので、共通インピーダンスにならない。つまり、クロストーク特性を改善することができる。
また、D級アンプ1,2,3の応答性は、実施の形態1にて説明したように、殆ど同じになるよう構成してある。したがって、D級アンプ1,2,3は、電源立ち上げ時やミュート時、立ち下げ時などでは、同じ挙動をするので、ポップノイズの発生を抑えることができる。
この実施の形態2によれば、仮想信号GND側のチャネルではLPFは1つであるが、フィードバック系の内部に入っているので共通インピーダンスにならない。したがって、実施の形態1と同様に、クロストーク特性を改善することができる。また、仮想信号GND側のチャネルでは、LPFは1つで済むので、回路規模を減少させることができる。さらに、電源立ち上げ時やミュート時、立ち下げ時などでは、各D級アンプが同じ挙動をするので、ポップノイズの発生を抑制することができる。
実施の形態3.
図4は、この発明の実施の形態3による複数チャネルD級アンプの構成を示す概念ブロック図である。なお、図4では、図3(実施の形態2)に示した構成要素と同一ないしは同等である構成要素には同一の符号が付されている。ここでは、実施の形態3に関わる部分を中心に説明する。
図4に示すように、この実施の形態3による複数チャネルD級アンプでは、図3(実施の形態2)に示した構成において、LPF4のアナログ出力点がフィードバック回路(N.F.B)15を介してD級アンプ1の入力側に接続されている。また、LPF7のアナログ出力点がフィードバック回路(N.F.B)16を介してD級アンプ2の入力側に接続されている。
実施の形態2では、仮想信号GND側のチャネルをフィードバック構成にしたので、その応答性が信号出力側のチャネルと異なる可能性がある。そこで、実施の形態3では、図4に示すように、信号出力側のチャネルもフィードバック構成にし、双方の応答性を揃えるようしている。これによって、ポップノイズの発生を実施の形態2よりも少なくすることができる。
実施の形態4.
図5は、この発明の実施の形態4による複数チャネルD級アンプの構成を示す概念ブロック図である。図5において、D級アンプ21は、一方のチャネルへの入力信号1についてPWMやPDMなどのディジタル変調処理を施して増幅する。D級アンプ22は、位相反転回路24にて位相反転操作された他方のチャネルへの入力信号2についてPWMやPDMなどのディジタル変調処理を施して増幅する。一方、D級アンプ23は、構成はD級アンプ21,22と同じであるが、無信号時にD級アンプ21,22が出力するレベルと同じレベルの信号出力を行う。これが信号中心の電位である仮想信号GNDを与える。
D級アンプ21にて増幅されたディジタル信号はLPF25にてアナログ信号となり、スピーカ28の駆動側入力端(+)に印加される。また、D級アンプ22にて増幅されたディジタル信号はLPF26にてアナログ信号となり、スピーカ29の接地側入力端(−)に印加される。そして、D級アンプ3が出力する一定レベルのディジタル信号はLPF27にて一定レベルの直流電圧信号となり、スピーカ28の接地側入力端(−)とスピーカ29の駆動側入力端(+)とに印加される。
入力信号1と入力信号2は、ステレオ音響信号の左右のチャネル信号である。ステレオ音響信号では、メインの信号を中心に定位させるので、左右のチャネルには同相成分が多く含まれ、かつ同じレベルである。したがって、図5に示す構成では、D級アンプ22への入力信号2は位相反転回路24を介して入力するので、D級アンプ21とD級アンプ22では、同相でかつ同レベルある信号が逆相の関係で入力される。
つまり、D級アンプ21が信号中心よりも高い電圧を発生し、LPF25を介してスピーカ28に流し込むとき、D級アンプ22では信号中心よりも低い電圧を発生し、LPF26を介してスピーカ29から電流を吸い込む。スピーカ28,29間では、電流はスピーカ28→LPF27のアナログ出力点P→スピーカ29の向きに流れる。
逆に、D級アンプ21が信号中心よりも低い電圧を発生し、LPF25を介してスピーカ28から電流を吸い込むとき、D級アンプ22では信号中心よりも高い電圧を発生し、LPF26を介してスピーカ29に流し込む。スピーカ28,29間では、電流はスピーカ29→LPF27のアナログ出力点P→スピーカ28の向きに流れる。
その結果、仮想信号GND側のチャネルにおけるLPF27のアナログ出力点Pでは、双方の電流の中で元々同相であった成分が相殺されるので、仮想信号GND側のチャネルに流れ込む電流は大幅に減ることが理解できる。これによって、D級アンプ23で電流をやりとりすることによって発生する損失を減らすことができる。
このとき、スピーカ28,29間では、端子接続を逆にしてあるので、位相関係を元の位相に戻す操作が行われることになり、音響学的な位相関係は正常であるので、聴感上違和感が生ずことはない。
このように、この実施の形態4によれば、ステレオ音響信号の特性を利用して左右のチャネルに存する同相成分を打ち消すようにしたので、仮想信号GND側のチャネルへの電流集中を緩和することができ、効率を改善することができる。
実施の形態5.
図6は、この発明の実施の形態5による複数チャネルD級アンプの構成を示す概念ブロック図である。なお、図6では、図5(実施の形態4)に示した構成要素と同一ないしは同等である構成要素には同一の符号が付されている。ここでは、実施の形態5に関わる部分を中心に説明する。
図6に示すように、この実施の形態5による複数チャネルD級アンプでは、図5(実施の形態4)に示した構成において、LPF25,26,27がそれぞれ削除され、D級アンプ21の出力が直接スピーカ28の駆動側入力端(+)に印加され、D級アンプ22の出力が直接スピーカ29の接地側入力端(−)に印加され、D級アンプ23の出力が直接スピーカ28の接地側入力端(−)とスピーカ29の駆動側入力端(+)とに印加されている。
実施の形態5に示したように、ステレオ音響信号の左右のチャネル信号側の2つD級アンプの一方の入力段に位相反転回路を設け、左右のスピーカの接続関係を逆にするようにしたので、図6に示すように、各D級アンプの出力後にLPFを用いないシステムにも適用できるようになる。
なお、図6では、信号側のチャネルと仮想信号GND側のチャネルの全てにおいてLPFを省いた構成を示したが、特定のチャネルのみLPFを用い、特定のチャネルのみLPFを用いないといった変則的な構成に対しても適用することができる。
以上のように、この発明にかかる複数チャネルD級アンプは、仮想信号GNDを使用して構成する場合に、各発音機器へのクロストーク特性を改善し、また効率の向上を図るのに有用である。
この発明の実施の形態1による複数チャネルD級アンプの構成を示す概念ブロック図である。 ポップノイズの発生を抑えるために行うLPFの時定数調整を説明する図である。 この発明の実施の形態2による複数チャネルD級アンプの構成を示す概念ブロック図である。 この発明の実施の形態3による複数チャネルD級アンプの構成を示す概念ブロック図である。 この発明の実施の形態4による複数チャネルD級アンプの構成を示す概念ブロック図である。 この発明の実施の形態5による複数チャネルD級アンプの構成を示す概念ブロック図である。 従来の複数チャネルD級アンプの構成例を示す概念ブロック図である。
符号の説明
1,2,3,21,22,23 D級アンプ
4,5,6,7,10,25,26,27 LPF
8,9,28,29 スピーカ(発音機器)
11,15,16 フィードバック回路(N.F.B)
24 位相反転回路

Claims (6)

  1. チャネル数分設けられ、それぞれ対応する音響信号をPWM信号やPDM信号などのディジタル変調信号に変換して増幅する複数の信号側D級アンプと、
    前記複数の信号側D級アンプと1対1の関係で設けられ、対応するD級アンプが出力するディジタル変調信号を平滑化してアナログ信号を復元し、対応する発音機器の一端に供給する複数の信号側低域通過フィルタと、
    無信号時における前記複数の信号側D級アンプの出力レベルと同じレベルの信号出力を行う仮想信号GND側D級アンプと、
    前記仮想信号GND側D級アンプの出力段に前記チャネル数分並列に設けられ、それぞれ前記仮想信号GND側D級アンプの出力信号を平滑化して生成した一定レベルの直流電圧信号を複数の前記発音機器の他端に供給する複数の仮想信号GND側低域通過フィルタと、
    を備えることを特徴とする複数チャネルD級アンプ。
  2. 前記複数の信号側D級アンプおよび前記仮想信号GND側D級アンプの応答性は、それぞれ殆ど同じになるように構成され、前記複数の信号側低域通過フィルタの時定数は、それぞれ同じになるように構成され、前記複数の仮想信号GND側低域通過フィルタの時定数は、それぞれ同じになるように構成されている、ことを特徴とする請求項1に記載の複数チャネルD級アンプ。
  3. チャネル数分設けられ、それぞれ対応する音響信号をPWM信号やPDM信号などのディジタル変調信号に変換して増幅する複数の信号側D級アンプと、
    前記複数の信号側D級アンプと1対1の関係で設けられ、対応するD級アンプが出力するディジタル変調信号を平滑化してアナログ信号を復元し、対応する発音機器の一端に供給する複数の信号側低域通過フィルタと、
    無信号時における前記複数の信号側D級アンプの出力レベルと同じレベルの信号出力を行う仮想信号GND側D級アンプと、
    前記仮想信号GND側D級アンプの出力信号を平滑化して生成した一定レベルの直流電圧信号を複数の前記発音機器の他端に供給する仮想信号GND側低域通過フィルタと、
    前記仮想信号GND用低域通過フィルタのアナログ信号出力点と前記仮想信号GND側D級アンプの入力端との間に設けられるフィードバック回路と、
    を備えることを特徴とする複数チャネルD級アンプ。
  4. 前記複数の信号側低域通過フィルタの各アナログ信号出力点と対応する前記信号側D級アンプの入力端との間には、それぞれ、フィードバック回路が設けられている、ことを特徴とする請求項3に記載の複数チャネルD級アンプ。
  5. ステレオ音響信号の一方のチャネル信号をPWM信号やPDM信号などのディジタル変調信号に変換して増幅する第1の信号側D級アンプと、
    前記第1の信号側D級アンプが出力するディジタル変調信号を平滑化してアナログ信号を復元し、対応する第1の発音機器の駆動側入力端と接地側入力端のうち一方の入力端に供給する第1の信号用低域通過フィルタと、
    前記ステレオ音響信号の他方のチャネル信号に位相反転操作を施して出力する位相反転回路と、
    前記位相反転回路の出力信号をPWM信号やPDM信号などのディジタル変調信号に変換して増幅する第2の信号側D級アンプと、
    前記第2の信号側D級アンプが出力するディジタル変調信号を平滑化してアナログ信号を復元し、対応する第2の発音機器の駆動側入力端と接地側入力端のうち前記第1の発音機器での一方の入力端とは逆極性である他方の入力端に供給する第2の信号用低域通過フィルタと、
    無信号時における前記第1および第2の信号側D級アンプの出力レベルと同じレベルの信号出力を行う仮想信号GND側D級アンプと、
    前記仮想信号GND側D級アンプの出力信号を平滑化して生成した一定レベルの直流電圧信号を、前記第1の発音機器では駆動側入力端と接地側入力端のうち他方の入力端に供給し、前記第2の発音機器では駆動側入力端と接地側入力端のうち前記第1の発音機器での他方の入力端とは逆極性である一方の入力端に供給する仮想信号GND用低域通過フィルタと、
    を備えることを特徴とする複数チャネルD級アンプ。
  6. 前記第1の信号用低域通過フィルタと前記第2の信号用低域通過フィルタと前記仮想信号GND用低域通過フィルタとの全部または一部が省かれていることを特徴とする請求項5に記載の複数チャネルD級アンプ。


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Cited By (3)

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JP2009094779A (ja) * 2007-10-09 2009-04-30 Asahi Kasei Electronics Co Ltd スピーカ用駆動装置及びスイッチングアンプ
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