JP2006279310A - 無線データ通信用携帯端末装置および無線データ通信方法 - Google Patents

無線データ通信用携帯端末装置および無線データ通信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】互いの接続通信経路がない独立した短距離無線通信可能エリア間でのデータの転送が可能な無線データ通信用携帯端末装置および無線データ通信方法の提供。
【解決手段】データの送信元の携帯端末装置と送信先の携帯端末装置とが同一の短距離無線通信可能エリア内に無い場合、データの送信元となる携帯端末装置は、発信可能な同一エリア内の携帯端末装置に対し送信対象となるデータを送信する。当該データを受信した各携帯端末装置は一時的にデータを保存する。各携帯端末装置のいずれかが、短距離無線通信可能エリア間を移動体に配置されることで移動して、データの送信先となる携帯端末装置と同一の短距離無線通信可能エリア内に入った時、当該端末装置は、規定の条件に基づいて、各端末に備えられている再送機能により、一時的に保存した当該データを送信先となる端末に向けて再送する。
【選択図】 図6

Description

本発明は、無線データ通信用携帯端末装置および無線データ通信方法に関し、特に、互いを接続する通信経路がない独立した短距離無線通信可能エリア間におけるデータの転送を可能とする無線データ通信用携帯端末装置および無線データ通信方法に関する。
従来、特に短距離無線データ通信においては、互いを接続する通信経路のない独立した短距離無線通信可能エリア間での通信ができないという問題があった。
このため、互いを接続する経路のない独立した短距離無線通信可能エリア間でのデータ転送を可能とする無線データ通信装置および無線データ通信方法が求められている。
上記技術に関連して、特開2002−217814号公報で開示されている「無線通信システム」では、一定距離以上離間した複数の領域にそれぞれ構内PHS電波網を形成し、これら構内PHS電波網同士をSS無線による通信手段によって中継することにより、異なる構内PHS電波網間の端末機器による音声およびデータ通信を可能とした無線通話システムが提案されている。
また、特開2002−233978号公報で開示されている「移動ロボット及び移動ロボット間のデータ通信制御方法」では、作業空間を自在に動き回るタイプの移動ロボットであって、移動ロボットの機体を作業空間内で移動させる駆動部と、無線データを送信する送信部と、無線データを受信する受信部と、送受信するデータを一時格納する記憶部と、駆動部並びに無線データの送受信を制御する制御部とを備え、制御部は、ある無線データ送受信可能領域において受信部で受信したデータを記憶部に一時格納するとともに、他の無線データ送受信可能領域に移動したことに応答して記憶部に記憶しておいたデータを送信部から送信する移動ロボットが提案されている。
特開2002−217814号公報 特開2002−233978号公報
本発明の目的は、互いを接続する通信経路がない独立した短距離無線通信可能エリア間におけるデータの転送を可能とする無線データ通信用携帯端末装置および無線データ通信方法を提供することである。
以下に、[発明を実施するための最良の形態]で使用する括弧付き符号を用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの符号は、[特許請求の範囲]の記載と[発明を実施するための最良の形態]の記載との対応関係を明らかにするために付加されたものであるが、[特許請求の範囲]に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
本発明の携帯端末装置350は、互いを接続する通信経路のない独立した複数の無線通信領域115,121のうち、何れかの前記無線通信領域の内部において通信を行うための通信モジュール303と、通信モジュールによるデータの送受信の制御を行う通信制御モジュール300と、データ108を保存するための記憶モジュール304とを備える携帯端末装置であって、通信制御モジュールは、データ送信指示に基づいて、データに含まれるデータ破棄条件200を確認し、確認の結果、データ破棄条件を満たさないデータを有効データとし、さらに複数の無線通信領域のうち、通信制御モジュールの位置しているのと同一の無線通信領域の内部に通信可能な他の携帯端末装置があるかを検索し、検索の結果、通信可能な他の携帯端末装置が存在する場合には、有効データを通信可能な他の携帯端末装置に向けて送信するように通信モジュールに送信指示を出し、通信可能な他の携帯端末装置が存在しない場合には、有効データを記憶モジュールに格納する。
また、本発明の携帯端末装置350において、データ送信指示の無い場合、通信制御モジュール300は、規定時間毎に、データ108に含まれるデータ破棄条件200を確認し、確認の結果、データ破棄条件を満たさないデータを有効データとし、さらに複数の無線通信領域115,121のうち、通信制御モジュール303の位置しているのと同一の無線通信領域の内部に通信可能な他の携帯端末装置があるかを検索し、検索の結果、通信可能な他の携帯端末装置がある場合には、有効データを通信可能な他の携帯端末装置に向けて送信するように通信モジュール303に送信指示を出し、通信可能な他の携帯端末装置が無い場合には、有効データを記憶モジュール304に格納する。
また、本発明の携帯端末装置350は、さらに、上位モジュール305を備え、通信制御モジュール300は、通信モジュール303におけるデータ108の受信に基づいて、データに含まれるデータ破棄条件200を確認し、確認の結果、データ破棄条件を満たさないデータを受信データとし、さらに、受信データが自身宛てのものであるかを確認し、確認の結果、受信データが自身宛てのものである場合には、受信データを上位モジュールに送信し、受信データが自身宛てのもので無い場合には、受信データを記憶モジュール304に格納する。
また、本発明の携帯端末装置350において、データ破棄条件200は、データの有効時刻を示すデータタイムアウト時刻201と、データを転送することのできる上限回数202とを備える。
また、本発明の携帯端末装置350は、無線通信領域内で通信可能な携帯電話機である。
また、本発明の携帯端末装置350は、PHSである。
また、本発明の携帯端末装置350は、ノートパソコンである。
また、本発明の無線データ通信システム150は、複数の、請求項1から7までのいずれか一項に記載の携帯端末装置350A、350B1、350B2、350C、350D、350E,350Fと、互いを接続する通信経路のない独立した複数の無線通信領域のそれぞれの内部および間を移動可能な移動体100とを備え、複数の携帯端末装置のそれぞれは、複数の無線通信領域115,121のいずれかの内部位置に固定、または移動体に配置されることにより、複数の携帯端末装置のうち、第一の携帯端末装置350Aから第二の携帯端末装置350Fにデータを伝送する。
また、本発明の無線データ通信システム150において、内部位置は店舗であり、移動体は店舗間を配送する配送車である。
また、本発明の無線データ通信システムにおいて、内部位置は通信衛星であり、移動体は通信衛星からのデータを中継するためのデータ中継衛星である。
また、本発明の携帯端末装置350の無線データ通信方法は、互いを接続する通信経路のない独立した複数の無線通信領域の115,121のうち、何れかの無線通信領域の内部において通信を行うための通信モジュール303と、通信モジュールによるデータの送受信の制御を行う通信制御モジュール300と、データを保存するための記憶モジュール304とを有する携帯端末装置の無線データ通信方法であって、データ送信指示に基づいて、データ108に含まれるデータ破棄条件200を確認するデータ破棄条件確認ステップと、データ破棄条件確認ステップの結果に基づいて、データ破棄条件を満たさないデータを有効データとする有効データ確定ステップと、複数の無線通信領域のうち、通信制御モジュールの位置しているのと同一の無線通信領域内に通信可能な他の携帯端末装置があるかを検索する通信対象検索ステップと、通信対象検索ステップの結果に基づいて、通信可能な他の携帯端末装置が存在する場合には、有効データを通信可能な他の携帯端末装置に向けて送信するように通信モジュールに送信指示を出す送信指示ステップと、通信可能な他の携帯端末装置が存在しない場合には有効データを記憶モジュールに格納するデータ格納ステップとを備える。
また、本発明の携帯端末装置350の無線データ通信方法において、データ送信指示の無い場合、規定時間毎に、データ破棄条件確認ステップが行われる。
また、本発明の携帯端末装置350の無線データ通信方法において、携帯端末装置350は、さらに上位モジュール305を備え、データ108の受信に基づいて、データに含まれるデータ破棄条件200を確認するデータ破棄条件確認ステップと、データ破棄条件確認ステップの結果に基づいて、データ破棄条件を満たさないデータを受信データとする受信データ確定ステップと、受信データが自身宛てのものであるかを確認するデータ送信先確認ステップと、データ送信先確認ステップの結果、受信データが自身宛てのものである場合には、受信データを上位モジュールに送信するデータ送信ステップと、受信データが自身宛てのもので無い場合には、受信データを、記憶モジュール304に格納するデータ格納ステップとを備える。
また、本発明の携帯端末装置350の無線データ通信方法において、データ破棄条件200は、データの有効時刻を示すデータタイムアウト時刻201と、データを転送することのできる上限回数202とを備える。
また、本発明の無線データ通信プログラム309,310は、コンピュータにより読み込み可能であり、請求項11から14までの少なくとも一項に記載の携帯端末装置の無線データ通信方法を実現する。
本発明により、互いを接続する通信経路がない独立した短距離無線通信可能エリア間におけるデータの転送を可能とする無線データ通信用携帯端末装置および無線データ通信方法を提供することができる。
添付図面を参照して、本発明による無線データ通信用携帯端末装置および無線データ通信方法を実施するための最良の形態を以下に説明する。
本発明に係わる無線データ通信用携帯端末装置および無線データ通信方法では、互いを接続する通信経路のない独立した短距離無線通信可能エリア内のそれぞれにおいて、データの送信元となる携帯端末装置と送信先となる携帯端末装置とが同一の短距離無線通信可能エリア内に無い場合、データの送信元となる携帯端末装置は、発信可能な同一エリア内の携帯端末装置に対して送信対象となるデータを送信する。そして、当該データを受信した各携帯端末装置は一時的にデータを保存する。各携帯端末装置のいずれかが、短距離無線通信可能エリア間を移動体に配置されることにより移動して、データの送信先となる携帯端末装置と同一の短距離無線通信可能エリア内に入った時、当該端末装置は、規定の条件に基づいて、各端末に備えられている再送機能により、一時的に保存していた当該データを送信先となる端末に向けて再送する。これにより、互いを接続する通信経路のない独立した短距離無線通信エリア内に限定された通信方式を用いて、各エリア間に渡った広帯域なデータ通信が可能となる。
(実施の形態1)携帯端末装置
図1に、本発明の実施の形態1に係わる携帯端末装置の概略構成を示す。本実施の形態の携帯端末装置350は、互いを接続する通信経路のない独立した複数の短距離無線通信領域のうち、何れかの短距離無線通信領域の内部において通信を行うための通信モジュール303および通信モジュール303に接続されるアンテナ部307と、通信制御モジュール300と、記憶モジュール304と、上位モジュール305とを備えている。通信モジュール303と、通信制御モジュール300と、記憶モジュール304と、上位モジュール305とは、それぞれバスライン308で接続されている。また、通信制御モジュール300は、受信制御部301と送信制御部302とを備えている。受信制御部301は、通信モジュール303におけるデータの受信と破棄、受信したデータの記憶モジュール304への格納、記憶モジュール304に格納されているデータの読み出し、上位モジュール305へのデータの送信を行う。送信制御部302は、通信モジュール303へのデータの送信要求、記憶モジュール304に格納されているデータ108の読み取りと破棄、およびデータ108に対して送信回数の参照と送信履歴600の更新とを行う。また、記憶モジュール304には、予めデータ受信を行うためのデータ受信プログラム309と、データ送信を行うためのデータ送信プログラム310とが格納されている。
図2に、本実施の形態に係わる携帯端末装置350により送受信されるデータ108のフォーマット例を示す。データ108は、データ破棄条件200と、データの本文203と、グローバルデータ識別子204とを備えている。データ破棄条件200は、受信したデータもしくは記憶モジュール304に格納されているデータを破棄するか否かの条件に関する情報を有している。データを破棄するか否かの条件に関する情報として、データタイムアウト時刻201とデータ送信回数の上限202とを有している場合、データタイムアウト時刻201が現在の時刻を過ぎている場合、あるいは、当該携帯端末装置350からこのデータを送信した回数が、データ送信回数の上限202を超えている場合、このデータは破棄される。また、グローバルデータ識別子204は、送信元を一意に示す情報205、宛先を一意に示す情報206、およびローカルデータ識別子207を有している。ローカルデータ識別子207は、当該データを特定の送信元から特定の宛先へ伝送する際の、データタイムアウト時刻201を一意に示す情報を備えている。図3には、データ108の送信履歴データ600のフォーマット例を示す。図3に示される送信履歴データ600は、宛先を一意に示す情報206と、ローカルデータ識別子207と、データタイムアウト時刻201とにより構成される組が、時系列順に格納されている。
なお、本実施の形態に係わる携帯端末装置350の具体例としては、PHS,ノートパソコン、短距離通信機能を備えた携帯電話機、通信衛星および中継衛星に搭載されて衛星間通信を行う無線データ通信装置等が挙げられる。
(実施の形態1における動作原理)
図4に基づいて、本実施の形態に係わる携帯端末装置350におけるデータ108の送信フローについて説明する。本実施の形態に係わる携帯端末装置350において、上部モジュール305からデータ108送信の指示が出されると(ステップS500)、通信制御モジュール300に備わる送信制御部302の図示せぬCPUは、データ108送信の指示受信に基づいて、記憶モジュール304に格納されているデータ送信プログラム310を読み込んで実行する。データ送信プログラム310が実行されると、通信制御モジュール300の送信制御部302は、送信対象となるデータ108に対するデータ破棄条件200である、データタイムアウト時刻201とデータ送信回数の上限202とを初期設定する(ステップS501)。また、データ108送信の指示の情報に基づいて、ローカルデータ識別子207を作成する(ステップS502)。また、データの送信元を一意に示す情報205と、データの宛先を一意に示す情報206と、ステップS502で作成したローカルデータ識別子207とに基づいてグローバルデータ識別子204を設定する(ステップS503)。次に、現在、携帯端末装置350の所属している短距離無線通信が可能なエリア内に、無線通信が可能な携帯端末装置が存在するか否かが確認される(ステップS504)。当該短距離無線通信が可能なエリア内に無線通信が可能な携帯端末装置が存在することが確認された場合、送信制御部302は、通信モジュール303に対してデータ108の送信を指示する(ステップS512)。また、当該短距離無線通信が可能なエリア内に無線通信が可能な携帯端末装置が存在しないことが確認された場合、送信制御部302は、記憶モジュール304に、送信対象となるデータ108を格納し(ステップS505)、ステップS500の状態に戻る。
一方、ステップS500において、上位モジュール305からの送信要求が無い場合、送信制御部302は、記憶モジュール304に送信対象となるデータ108が格納されているか確認する(ステップS506)。そして、データの存在が確認されると、格納されているデータ108のそれぞれについて、データ破棄条件200を満たしているかを確認する(ステップS507)。ステップS507における確認の結果、データ破棄条件200を満たしているデータは、記憶モジュール304から削除される(ステップS508)。また、ステップS507における確認の結果、データ破棄条件200を満たしていないデータについては、規定された一定の時間待機する(ステップS509)。そして、規定された一定の通信間隔毎に、同じ短距離無線通信エリア内に通信可能な携帯端末装置があるかどうかが確認される(ステップS510)。ステップS510による確認の結果、同じ短距離無線通信エリア内に通信可能な携帯端末装置がある場合には、記憶モジュール304に格納される当該データ108のデータ送信回数の上限202において、記録されている上限値から数値が1ずつ減らされて上限値が更新される(ステップS511)。そして、送信制御部302は、通信モジュールに対して当該データ108を送信するように送信要求を出す(ステップS512)。
次に、図5に基づいて、本実施の形態に係わる携帯端末装置350におけるデータの受信フローについて説明する。本実施の形態の携帯端末装置350においては、通信モジュール303でデータ108を受信すると(ステップS400)、データ108の受信に基づいて、通信制御モジュール300の受信制御部301においては、図示せぬCPUが記憶モジュール304に格納されているデータ受信プログラム309を読み込んで実行する。データ受信プログラム309が実行されると、受信制御部301は、受信した当該データ108のデータ破棄条件200に備えられるデータタイムアウト時刻201に基づいて、受信したデータを破棄するか否かを判断する(ステップS401)。ステップS401の結果、受信したデータ108がデータ破棄条件を満たしている場合には、受信したデータを破棄する(ステップS407)。一方、受信したデータ108が、データ破棄条件200を満たしていない場合には、記憶モジュール304に格納されているデータ破棄条件200を満たしていないデータのうち、それぞれのデータに備えられているグローバルデータ識別子204と、今回受信したデータ108に備えられているグローバルデータ識別子204とを照合して、一致していないかを確認する(ステップS402)。そして、照合の結果、一致したものがあれば受信した当該データ108を破棄する(ステップS407)。また、一致するものが無い場合、受信した当該データ108が自身宛てのものかどうかを確認する(ステップS404)。そして、ステップS404において自身宛てのデータであることが確認された場合においては、当該データ108の本文203を、上位モジュール305に向けて送信する(ステップS406)。また、ステップS404において自身宛てのデータでは無いことが確認された場合においては、受信制御部301は、当該データ108を記憶モジュール305に一時格納する(ステップS405)。
本実施の形態においては、互いを接続する通信経路のない独立した短距離無線通信可能エリア内のそれぞれにおいて、データの送信元となる携帯端末装置と送信先となる携帯端末装置とが同一の短距離無線通信可能エリア内に無い場合、データの送信元となる携帯端末装置は、送信対象となるデータを同一エリア内に存在する通信可能な他の携帯端末装置に送信する。そして、いずれかの携帯端末装置が短距離無線通信可能エリア間を移動してデータの送信元となる携帯端末装置と同一の短距離無線通信可能エリア内に入った時、規定の条件に基づいて、データを有した当該携帯端末装置は、各携帯端末装置に備えられている再送機能により、一時的に保存していたデータを送信先となる端末に向けて再送する。このとき、送信対象となるデータは、その破棄条件に基づいた管理がなされる。そして、破棄条件を満たすデータは、データの送受信、あるいは記憶部格納時に破棄される。これにより、短距離無線データ通信方式を有する携帯端末装置のみで、互いを接続する通信経路のない複数の独立した短距離無線通信可能エリアを渡った遠隔地間でデータの転送を実現可能とする。
(実施の形態2)無線データ通信システム
図6に、本発明の実施の形態2に係わる無線データ通信システムのシステム構成を示す。本実施の形態は、互いを接続する通信経路のない独立した短距離無線通信エリアA115と、短距離無線通信エリアB121との間において、短距離無線通信機能を備えた携帯端末装置を用いたデータの送受信を実現するものである。図6に示されるように、短距離無線通信エリアA115には、複数の携帯端末装置350A、350B1,350C、360Dと、データの送受信の際にアクセスポイントとなる基地局106とが含まれている。また、短距離無線通信エリアB121には、複数の携帯端末装置350B2、350E,350Fと、データの送受信の際にアクセスポイントとなる基地局107とが含まれている。各携帯端末装置の構成要件および動作原理については、実施の形態1における各々と同様であるのでここではその説明を省略する。
本実施の形態の適用例としては、(1)携帯電話、PHSおよびノートパソコン等を用いて複数の短距離無線通信エリア間に渡って通信を行う広域通信システム、(2)携帯端末装置350が、複数の店舗と、それぞれの店舗間を配送する配送車とに設置された店舗間広域通信システム、(3)携帯端末装置350と同等の機能を備えた無線データ通信器が、複数の通信衛星、および複数の通信衛星のそれぞれの送受信データを中継するためのデータ中継衛星に備えられる、衛星間データ中継システム等が挙げられる。
(実施の形態2における動作原理)
以下に、本実施の形態の動作原理について説明する。ここでは、実施の形態1に係わる端末装置が、複数の店舗と、それぞれの店舗間を配送する配送車とに設置された店舗間広域通信システムに適用される場合を例に挙げて説明する。
図6に示される短距離無線通信エリアA115には、それぞれ店舗に固定されて使用される携帯端末装置350Aと、携帯端末装置350Cと、携帯端末装置350Dと、それぞれの店舗間を配送する配送車100に配置される携帯端末装置350Bと、アクセスポイントとなる基地局106とが含まれている。また、短距離無線通信エリアB121には、それぞれ店舗に固定されて使用される携帯端末装置350Eと、携帯端末装置350Fと、アクセスポイントとなる基地局107とが含まれている。
ここで、短距離無線通信エリアA115内の店舗に固定されている携帯端末装置350Aから、短距離無線通信エリアB121内の店舗に固定されている携帯端末装置350Fに向けてデータ108を送信するフローを説明する。
図6に示されるように、現在の状態においては、短距離無線通信エリアA115内の店舗に固定されている携帯端末装置350Aから、短距離無線通信エリアB121内の店舗に固定されている携帯端末装置350Fに向けて、直接に短距離無線通信することは出来ない。一方、短距離無線通信エリアA115内においては、それぞれ店舗に固定されて使用される携帯端末装置350Aと、携帯端末装置350Cと、携帯端末装置350Dと、それぞれの店舗間を配送する配送車100に配置される携帯端末装置350Bとの間で、直接に、あるいはアクセスポイントとなる基地局106を介して短距離無線通信をすることが可能である。また、短距離無線通信エリアB121内においても、それぞれ店舗に固定されて使用される携帯端末装置350Eと、携帯端末装置350Fとの間で、直接に、あるいはアクセスポイントとなる基地局107を介して短距離無線通信をすることが可能である。
携帯端末装置350Aに備えられる上位モジュール305から、携帯端末装置350Fにデータ108を送信するように送信指示が出される。携帯端末装置350Aに備わる通信制御モジュール300の送信制御部302では、この送信指示の受信に基づいて、送信対象であるデータ108のデータ破棄条件200を確認する。そして、当該データ108がデータ破棄条件200を満たしていなかった場合には、送信指示の情報に従って、当該データ108に対応するローカルデータ識別子207を作成する。このとき、携帯端末装置350Fを一意に示す情報206と、データ破棄条件200のデータタイムアウト時刻201と、作成したローカルデータ識別子207とによって、送信履歴600の内容が更新される。
次に、短距離無線通信エリアA115内に、携帯端末装置350Aと短距離無線通信が可能な携帯端末装置350B1,350C,350Dが存在することが確認され、携帯端末装置350Aの送信制御部302は、通信モジュール303に対して、携帯端末装置350B1,350C,350Dへのデータ108の送信指示を出す。但し、携帯端末装置350Aから短距離無線通信が可能な携帯端末装置を確認できない場合は、自身の記憶モジュール304にデータ108を一時的に格納する。携帯端末装置350Aの通信モジュール303から送信されたデータ108は、短距離無線通信経路[110−アクセスポイント106−112],[110−アクセスポイント106−114],[111],[113]を経由して、それぞれ携帯端末装置350B1,350C,350Dへ伝送される。
配送車100に配置された携帯端末装置350B1の通信モジュール303においては、データ108の受信に基づいて、通信モジュール303の受信制御部301は、受信したデータ108のデータタイムアウト時刻201が受信時の時刻を経過していないことを確認する。次に、自身の記憶モジュール304に格納しているデータの中に、データタイムアウト時刻201が当該データ108受信時の時刻を経過しておらず、さらに、受信したデータ108のグローバルデータ識別子204と同一のグローバルデータ識別子204が存在しないことを確認する。次に、受信したデータ108の宛先を確認し、宛先が自身でない場合、受信したデータ108を記憶モジュール304に一時的に格納する。携帯端末装置350B1の通信制御モジュール300の送信制御部302は、上位モジュール305からのデータ送信指示が無い限り、設定された時間間隔毎に、記憶モジュール300にデータ108が格納されていることを確認し、データ108のデータ破棄条件200が満たされていないことを確認する。
ここで、携帯端末装置350Cから、携帯端末装置350Dへデータ108が送信されたとする。携帯端末装置350Dでは、携帯端末装置350Dの通信モジュール303による受信データ108を確認し、データ108を受信した時刻がデータタイムアウト時刻201を経過していないことを確認する。次に、記憶モジュール304に格納しているデータの中に、データ108を受信した時刻がデータタイムアウト時刻201を経過しておらず、さらに、受信したデータ108のグローバルデータ識別子204と一致するグローバルデータ識別子204を有するものが存在するか確認する。その結果、データ108を受信した時刻がデータタイムアウト時刻201を経過していたり、受信したデータ108のグローバルデータ識別子204と一致するグローバルデータ識別子204を有するデータが既に格納されている場合には、受信したデータ108を破棄する。一方、データ108を受信した時刻がデータタイムアウト時刻201を経過しておらず、且つ、受信したデータ108のグローバルデータ識別子204と一致するグローバルデータ識別子204を有するデータが存在しない場合には、受信したデータ108を記憶モジュール304に一時保存する。
ここで、配送車100に配置された携帯端末装置350B1は、短距離無線通信エリアA115から短距離無線通信エリアB121に配送をしながら移動109する。これにより、配送車に配置された携帯端末装置350B1は、短距離無線通信エリアB121内においては、図6に示される携帯端末装置350B2となる。そして、配送車100に配置されている携帯端末装置350B2は、短距離無線通信エリアB121内において、短距離通信経路[119−アクセスポイント107−117],[119−アクセスポイント107−116],[116−アクセスポイント107−117],[118],[120]を用いて、それぞれ店舗に固定されて配置されている携帯端末装置350Eおよび携帯端末装置350Fとの間において短距離無線通信の実施が可能となる。そして、配送車100に配置された携帯端末装置350B1が、携帯端末装置350Fと短距離無線通信可能な短距離無線通信エリアB121に移動109したとする。このとき、携帯端末装置350B1は、携帯端末装置350B2となる。
配送車100に配置されている携帯端末装置350B2の送信制御部302は、短距離無線通信エリアB121において、設定された時間間隔毎に、短距離無線通信可能な携帯端末装置350E、350Fがあることを確認する。そして、通信可能な携帯端末装置350E,350Fを確認すると、送信対象であるデータ108のデータ送信回数の上限202の上限数の値から1を減らしてデータ更新する。その後、通信モジュール303に対して、携帯端末装置350E,350Fへのデータ108の送信指示を出す。データ108は、短距離通信経路[119−アクセスポイント107−117],[119−アクセスポイント107−116],[116−アクセスポイント107−117],[118],[120]を経由して、それぞれの携帯端末装置350E,350Fに伝送される。
データ108の最終的な宛先となる携帯端末装置350Fの通信制御モジュール300の受信制御部301は、通信モジュール303によりデータ108を受信すると、受信したデータ108のデータタイムアウト時刻201が現在の時刻を経過していないことを確認する。次に、自身の記憶モジュール304に格納しているデータの中に、データタイムアウト時刻201が現在の時刻を経過しておらず、且つ、受信したデータ108のグローバルデータ識別子204と同一のグローバルデータ識別子204を有するデータが無いことを確認する。
次に、受信したデータ108が自身宛のデータであることを確認すると、データの本文203を上位モジュール305に渡す。
これにより、短距離無線通信エリアA115の店舗に配置されている携帯端末装置350Aから、短距離無線通信エリアB121の店舗に配置されている携帯端末装置350Fへの配送車100に配置された携帯端末装置350B1/350B2を介したデータ108の伝送が完了する。
現在の時刻がデータ108のデータタイムアウト時刻201を経過すると、いずれの携帯端末装置の記憶モジュール304に一時格納されているデータ108も破棄される。また、現在送受信されているデータ108についても、それぞれの携帯端末装置で受信された後破棄される。
本実施の形態においては、互いを接続する通信経路のない独立した短距離無線通信可能エリア内のそれぞれにおいて、データの送信元となる携帯端末装置と送信先となる携帯端末装置とが同一の短距離無線通信可能エリア内に無い場合、データの送信元となる携帯端末装置は、発信可能な同一エリア内の携帯端末装置に対して送信対象となるデータを送信する。そして、当該データを受信した各携帯端末装置は一時的にデータを保存する。各携帯端末装置のいずれかが、短距離無線通信可能エリア間を移動体に配置されることにより移動して、データの送信先となる携帯端末装置と同一の短距離無線通信可能エリア内に入った時、当該端末装置は、規定の条件に基づいて、各端末に備えられている再送機能により、一時的に保存していた当該データを送信先となる端末に向けて再送する。これにより、互いを接続する通信経路のない独立した短距離無線通信エリア内に限定された通信方式を用いて、各エリア間に渡った広帯域なデータ通信が可能となる。また、送信対象となるデータは、常にその破棄条件が管理されて、破棄条件を満たすデータは、条件を満たすことが認められた時点で破棄されることにより、実質的に有効なデータのみを遠隔地の携帯端末装置へデータ転送する短距離無線データ通信システムが実現される。
また、本実施の形態においては、データを送信した後にも、一定の条件を満たすまでは当該データを記憶モジュールに一時保存し、他の携帯端末装置に送信することが可能である。これにより、データの伝送先となる携帯端末装置にデータを伝送出来る確立を向上させ、伝送に必要な時間を短くすることができる。
本実施の形態の動作原理の説明においては、携帯端末装置が、複数の店舗と、それぞれの店舗間を配送する配送車とに設置された店舗間広域通信システムを例に挙げたが、本実施の形態は、携帯端末装置が複数の通信衛星と、それぞれの衛星間におけるデータ中継を行うデータ中継衛星とに配置されて、通信衛星間におけるデータ中継システムに適用可能である。
つまり、本実施の形態は、短距離無線データ通信可能で、一時的に通信対象となるデータを保存することのできる記憶部と、一定の条件に基づいて当該データを再送可能な機能を備えた携帯端末装置と、上記携帯端末装置を搭載可能な移動体との構成により、互いを接続する通信経路のない複数の独立した短距離無線通信可能エリアを渡った遠隔地間でデータの転送を実現可能とする無線データ通信システムを実現する。
本発明の実施の形態に係わる無線データ通信装置の概略構成を示す図である。 データのフォーマット例を示す図である。 送信履歴データのフォーマット例を示す図である。 本実施の形態に係わる無線データ通信装置によるデータの送信フローを示す図である。 本実施の形態に係わる無線データ通信装置によるデータの受信フローを示す図である。 本実施の形態に係わる無線データ通信装置により無線データ通信を行うための無線データ通信システム構成を示す図である。
符号の説明
350、350A、350B1、350B2…携帯端末装置
350C、350D、350E,350F…携帯端末装置
106、107…アクセスポイント
108…データのフォーマット
100…移動体
110、111、112、113、114…通信経路
116、117、118、119、120…通信経路
115…短距離無線通信可能エリアA
121…短距離無線通信可能エリアB
150…無線データ通信システム
200…データ破棄条件
201…データタイムアウト時刻
202…データ送信回数の上限
203…データの本文
204…グローバルデータ識別子
205…送信元を一意に示す情報
206…宛先を一意に示す情報
207…ローカルデータ識別子
300…通信制御モジュール
301…受信制御部
302…送信制御部
303…通信モジュール
304…記憶モジュール
305…上位モジュール
306…CPU
307…アンテナ部
308…バスライン
309…データ受信プログラム
310…データ送信プログラム
600…送信履歴データのフォーマット

Claims (15)

  1. 互いを接続する通信経路のない独立した複数の無線通信領域のうち、何れかの前記無線通信領域の内部において通信を行うための通信モジュールと、前記通信モジュールによるデータの送受信の制御を行う通信制御モジュールと、前記データを保存するための記憶モジュールとを具備する携帯端末装置であって、
    前記通信制御モジュールは、データ送信指示に基づいて、前記データに含まれるデータ破棄条件を確認し、前記確認の結果、前記データ破棄条件を満たさない前記データを有効データとし、さらに前記複数の無線通信領域のうち、前記通信制御モジュールの位置しているのと同一の前記無線通信領域の内部に通信可能な他の携帯端末装置があるかを検索し、前記検索の結果、前記通信可能な他の携帯端末装置が存在する場合には、前記有効データを前記通信可能な他の携帯端末装置に向けて送信するように前記通信モジュールに送信指示を出し、前記通信可能な他の携帯端末装置が存在しない場合には、前記有効データを前記記憶モジュールに格納する
    携帯端末装置。
  2. 請求項1に記載の携帯端末装置において、
    前記データ送信指示の無い場合、前記通信制御モジュールは、規定時間毎に、前記データに含まれるデータ破棄条件を確認し、前記確認の結果、前記データ破棄条件を満たさない前記データを有効データとし、さらに前記複数の無線通信領域のうち、前記通信制御モジュールの位置しているのと同一の前記無線通信領域の内部に通信可能な他の携帯端末装置があるかを検索し、前記検索の結果、前記通信可能な他の携帯端末装置がある場合には、前記有効データを前記通信可能な他の携帯端末装置に向けて送信するように前記通信モジュールに送信指示を出し、前記通信可能な他の携帯端末装置が無い場合には、前記有効データを前記記憶モジュールに格納する
    携帯端末装置。
  3. 請求項1または2に記載の携帯端末装置において、
    さらに、上位モジュールを備え、
    前記通信制御モジュールは、前記通信モジュールにおける前記データの受信に基づいて、前記データに含まれるデータ破棄条件を確認し、前記確認の結果、前記データ破棄条件を満たさない前記データを受信データとし、さらに、前記受信データが自身宛てのものであるかを確認し、前記確認の結果、前記受信データが自身宛てのものである場合には前記受信データを前記上位モジュールに送信し、前記受信データが自身宛てのもので無い場合には前記受信データを、前記記憶モジュールに格納する
    携帯端末装置。
  4. 請求項1から3までの少なくとも一項に記載の携帯端末装置において、
    前記データ破棄条件は、前記データの有効時刻を示すデータタイムアウト時刻と、前記データを転送することのできる上限回数とを備える
    携帯端末装置。
  5. 請求項1から4までの少なくとも一項に記載の携帯端末装置において、
    前記携帯端末装置は、前記無線通信領域内で通信可能な携帯電話機である
    携帯端末装置。
  6. 請求項1から4までの少なくとも一項に記載の携帯端末装置において、
    前記携帯端末装置は、PHSである携帯端末装置。
  7. 請求項1から4までの少なくとも一項に記載の携帯端末装置において、
    前記携帯端末装置は、ノートパソコンである携帯端末装置。
  8. 複数の、請求項1から7までのいずれか一項に記載の携帯端末装置と、
    互いを接続する通信経路のない独立した複数の無線通信領域のそれぞれの内部および間を移動可能な移動体と
    を具備し、
    前記複数の前記携帯端末装置のそれぞれは、前記複数の無線通信領域のいずれかの内部位置に固定、または前記移動体に配置されることにより、前記複数の前記携帯端末装置のうち、第一の携帯端末装置から第二の携帯端末装置にデータを伝送する
    無線データ通信システム。
  9. 請求項8に記載の無線データ通信システムにおいて、
    前記内部位置は店舗であり、前記移動体は前記店舗間を配送する配送車である無線データ通信システム。
  10. 請求項8に記載の無線データ通信システムにおいて、
    前記内部位置は通信衛星であり、前記移動体は前記通信衛星からの前記データを中継するためのデータ中継衛星である無線データ通信システム。
  11. 互いを接続する通信経路のない独立した複数の無線通信領域のうち、何れかの前記無線通信領域の内部において通信を行うための通信モジュールと、前記通信モジュールによるデータの送受信の制御を行う通信制御モジュールと、前記データを保存するための記憶モジュールとを具備する携帯端末装置の無線データ通信方法であって、
    データ送信指示に基づいて、前記データに含まれるデータ破棄条件を確認するデータ破棄条件確認ステップと、
    前記データ破棄条件確認ステップの結果に基づいて、前記データ破棄条件を満たさない前記データを有効データとする有効データ確定ステップと、
    前記複数の無線通信領域のうち、前記通信制御モジュールの位置しているのと同一の無線通信領域内に通信可能な他の携帯端末装置があるかを検索する通信対象検索ステップと、
    前記通信対象検索ステップの結果に基づいて、前記通信可能な他の携帯端末装置が存在する場合には、前記有効データを前記通信可能な他の携帯端末装置に向けて送信するように前記通信モジュールに送信指示を出す送信指示ステップと、
    前記通信可能な他の携帯端末装置が存在しない場合には前記有効データを前記記憶モジュールに格納するデータ格納ステップと
    を具備する携帯端末装置の無線データ通信方法。
  12. 請求項11に記載の携帯端末装置の無線データ通信方法において、
    前記データ送信指示の無い場合、規定時間毎に、前記データ破棄条件確認ステップが行われる携帯端末装置の無線データ通信方法。
  13. 請求項11または12に記載の携帯端末装置の無線データ通信方法において、
    前記携帯端末装置は、さらに上位モジュールを備え、
    前記データの受信に基づいて、前記データに含まれるデータ破棄条件を確認するデータ破棄条件確認ステップと、
    前記データ破棄条件確認ステップの結果に基づいて、前記データ破棄条件を満たさない前記データを受信データとする受信データ確定ステップと、
    前記受信データが自身宛てのものであるかを確認するデータ送信先確認ステップと、
    前記データ送信先確認ステップの結果、前記受信データが自身宛てのものである場合には、前記受信データを前記上位モジュールに送信するデータ送信ステップと、
    前記受信データが自身宛てのもので無い場合には、前記受信データを、前記記憶モジュールに格納するデータ格納ステップと
    を具備する携帯端末装置の無線データ通信方法。
  14. 請求項11から13までの少なくとも一項に記載の携帯端末装置の無線データ通信方法において、
    前記データ破棄条件は、前記データの有効時刻を示すデータタイムアウト時刻と、前記データを転送することのできる上限回数とを備える
    携帯端末装置の無線データ通信方法。
  15. 請求項11から14までの少なくとも一項に記載の携帯端末装置の無線データ通信方法を実現するためのコンピュータ読み込み可能な無線データ通信プログラム。
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