JP3785394B2 - 移動端末、通信制御方法及び通信システム - Google Patents

移動端末、通信制御方法及び通信システム Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、近距離無線通信にて他の移動端末との間で情報を送受信する機能を有する移動端末、当該移動端末における通信制御方法、及び当該移動端末を複数台含んで構成された通信システムに関する。
【0002】
なお、本明細書における「近距離無線通信」は、無線LANのアドホックモード及びBluetoothを含んだ概念とする。
【0003】
【従来の技術】
近年、無線LANやBluetooth等の近距離の無線通信に関する技術が多く提案されている(例えば、後述の特許文献1参照)。このうち無線LANには、アクセスポイントとステーションとの間で通信を行うインフラストラクチャーモードと、ステーション同士で通信を行うアドホックモードとが存在することが知られている。このうちアドホックモードにおいては、動画や画像等の大きなファイルの配信を行うためには、ファイルサーバを別途用意して、各端末に対してファイルサーバの所在地を別途通知し、各端末からの操作によって当該ファイルサーバにアクセスさせ、当該ファイルサーバから所望のファイルをダウンロードする必要があった。
【0004】
このため、各端末から無線LAN経由でアクセス可能な位置にファイルサーバを設置する必要があり、設備のコスト高の要因となっており、また、ファイルサーバを中継する処理手順であるため、ファイルの配信元の端末及び配信先の端末の双方において操作が煩雑となっていた。よって、ファイルサーバを設置せずとも、各端末が所望のファイルを獲得できるしくみを構築することが待望されていた。
【0005】
但し、ファイルの配信元の端末から配信先の端末へのファイル転送のしくみが構築されたとしても、ある端末の携帯者が、ファイルの配信元の端末に無線LAN経由でアクセス可能な領域から少しでも外部へ移動してしまうと、当該端末は所望のファイルをダウンロードすることができなくなるという問題点があった。また、上記と同様の問題は、Bluetooth等の他の近距離無線通信においても起こりうるものである。
【0006】
【特許文献1】
特開平8−274777号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記課題を解決するために成されたものであり、ファイルサーバの設置を必要とせず、ファイルの配信元の端末に近距離無線通信でアクセス可能な領域の外へ移動した場合でも、所望のファイルを獲得することができる移動端末、通信制御方法及び通信システムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係る移動端末は、請求項1に記載したように、近距離無線通信にて他の移動端末との間で情報を送受信する機能を有し、近距離無線通信にてファイルの配信元端末からファイルの受信を試みる移動端末であって、前記配信元端末からのファイルの受信に失敗した場合に、当該配信元端末から予め通知された当該ファイルの配信先の全ての移動端末のアドレスを含む通信制御情報に基づいて、当該ファイルの配信先の他の移動端末を近距離無線通信にて探索する探索手段と、探索により得られた他の移動端末に当該ファイルの送信を要求する送信要求手段と、当該要求に応じて送信されてきた当該ファイルを受信するファイル受信手段とを備えたことを特徴とする。
【0009】
上記移動端末はファイルの配信元端末からファイルの受信を試みる移動端末、即ち、当該ファイルを所望する移動端末である。この移動端末が、近距離無線通信にてファイルの配信元端末からファイルの受信を試みて配信元端末からのファイルの受信に失敗した場合、探索手段が、当該配信元端末から予め通知された当該ファイルの配信先の全ての移動端末のアドレスを含む通信制御情報に基づいて、当該ファイルの配信先の他の移動端末を近距離無線通信にて探索する。そして、送信要求手段が、探索により得られた他の移動端末に当該ファイルの送信を要求し、ファイル受信手段が、当該要求に応じて送信されてきた当該ファイルを受信する。
【0010】
これにより、本発明に係る移動端末が、ファイルの配信元の端末に近距離無線通信にてアクセス可能な領域の外へ移動した場合であっても、当該移動端末は所望のファイルを獲得することができる。また、本発明では、ファイルサーバの設置を一切必要としないため設備のコスト高を回避でき、また、ファイルサーバを中継する処理手順ではないためファイルの配信元の端末及び当該本発明に係る移動端末の双方において操作の煩雑さを回避することができる。
【0011】
上記目的を達成するために、本発明に係る移動端末は、請求項2に記載したように、近距離無線通信にて他の移動端末との間で情報を送受信する機能を有する移動端末であって、近距離無線通信にてファイルの配信元端末からファイルを受信した場合に、受信したファイルを保管するとともに、一定時間間隔で当該配信元端末に近距離無線通信における所定のコマンドを送信するファイル受信時制御手段と、自端末から前記配信元端末への前記コマンドの送信を検知した他の移動端末から、所定時間内に前記ファイルの送信要求を受信した場合に、前記保管されたファイルを当該他の移動端末に転送する要求受信時制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0012】
上記移動端末は、ファイルを所望する他の移動端末へのファイル転送を中継する移動端末である。この移動端末が、近距離無線通信にてファイルの配信元端末からファイルを受信した場合、ファイル受信時制御手段が、受信したファイルを保管するとともに、一定時間間隔で当該配信元端末に近距離無線通信における所定のコマンドを送信する。これにより、他の移動端末が、自端末から配信元端末への所定のコマンドの送信を検知する可能性が高くなる。そして、他の移動端末が自端末から配信元端末への所定のコマンドの送信を検知し、本発明に係る移動端末が、当該他の移動端末から所定時間内にファイルの送信要求を受信した場合、要求受信時制御手段が、保管されたファイルを当該他の移動端末に転送する。
【0013】
これにより、ファイルを所望する他の移動端末が、本発明に係る移動端末から配信元端末への所定のコマンドの送信を検知する可能性が高くなり、本発明に係る移動端末が、一旦受信し保管したファイルを当該他の移動端末に転送できる可能性が高くなるため、当該他の移動端末がファイルの配信元端末に対し近距離無線通信にてアクセス可能な領域の外へ移動した場合でも、所望のファイルを獲得できる可能性を向上させることができる。
【0014】
本発明は、上記のように移動端末の発明として記述できる他に、以下のように、通信制御方法の発明及び通信システムの発明としても記述できる。これらはカテゴリーが異なるだけで、実質的に同一の発明であり、同様の作用・効果を奏する。
【0015】
前述した請求項1記載の移動端末の発明は、請求項3のように通信制御方法の発明として、また、請求項5のように通信システムの発明として、記述することができる。
【0016】
即ち、本発明に係る通信制御方法は、請求項3に記載したように、近距離無線通信にて他の移動端末との間で情報を送受信する機能を有する移動端末における通信制御方法であって、近距離無線通信にてファイルの配信元端末からファイルの受信を試みる受信試行工程と、前記配信元端末からのファイルの受信に失敗した場合に、当該配信元端末から予め通知された当該ファイルの配信先の全ての移動端末のアドレスを含む通信制御情報に基づいて、当該ファイルの配信先の他の移動端末を近距離無線通信にて探索する探索工程と、探索により得られた他の移動端末に当該ファイルの送信を要求する送信要求工程と、当該要求に応じて送信されてきた当該ファイルを受信するファイル受信工程とを有することを特徴とする。
【0017】
また、本発明に係る通信システムは、請求項5に記載したように、近距離無線通信にて他の移動端末との間で情報を送受信する機能を有する複数の移動端末から成り、当該複数の移動端末が、送信すべきファイルを持つ配信元端末と、前記配信元端末から近距離無線通信で通信可能な範囲外に位置し当該ファイルの受信を所望する配信先端末と、前記配信元端末から近距離無線通信で通信可能な範囲内に位置し所定の場合に前記配信先端末へのファイルの送信を中継する中継端末とを含んで構成される通信システムであって、前記配信元端末は、前記ファイルの配信先の全ての移動端末のアドレスを含む通信制御情報を同報送信する同報送信手段と、近距離無線通信で通信可能な範囲に位置する移動端末に、近距離無線通信にて前記ファイルを送信するファイル送信手段とを備え、前記中継端末は、前記配信元端末から前記ファイルを受信するファイル受信手段と、前記配信先端末から前記ファイルの送信要求を受信した場合、当該要求に応じて前記ファイルを前記配信先端末に転送するファイル転送手段とを備え、前記配信先端末は、前記配信元端末からファイルの受信を試みて失敗した場合に、前記配信元端末からの前記通信制御情報に基づいて、当該ファイルの配信先の他の移動端末を近距離無線通信にて探索する探索手段と、探索により得られた他の移動端末としての前記中継端末に当該ファイルの送信を要求する送信要求手段と、当該要求に応じて送信されてきた当該ファイルを受信する要求ファイル受信手段とを備えたことを特徴とする。
【0018】
前述した請求項2記載の移動端末の発明は、請求項4のように通信制御方法の発明として、また、請求項6のように通信システムの発明として、記述することができる。
【0019】
即ち、本発明に係る通信制御方法は、請求項4に記載したように、近距離無線通信にて他の移動端末との間で情報を送受信する機能を有する移動端末における通信制御方法であって、近距離無線通信にてファイルの配信元端末からファイルの受信を試みる受信試行工程と、前記配信元端末からのファイルの受信に成功した場合に、受信したファイルを保管するとともに、一定時間間隔で当該配信元端末に近距離無線通信における所定のコマンドを送信するファイル受信時制御工程と、自端末から前記配信元端末への前記コマンドの送信を検知した他の移動端末から、所定時間内に前記ファイルの送信要求を受信した場合に、前記保管されたファイルを当該他の移動端末に転送する要求受信時制御工程とを有することを特徴とする。
【0020】
また、本発明に係る通信システムは、請求項6に記載したように、近距離無線通信にて他の移動端末との間で情報を送受信する機能を有する複数の移動端末から成り、当該複数の移動端末が、送信すべきファイルを持つ配信元端末と、前記配信元端末から近距離無線通信で通信可能な範囲外に位置し当該ファイルの受信を所望する配信先端末と、前記配信元端末から近距離無線通信で通信可能な範囲内に位置し所定の場合に前記配信先端末へのファイルの送信を中継する中継端末とを含んで構成される通信システムであって、前記配信元端末は、前記ファイルの配信先の全ての移動端末のアドレスを含む通信制御情報を同報送信する同報送信手段と、近距離無線通信で通信可能な範囲に位置する配信先の移動端末に、近距離無線通信にて前記ファイルを送信するファイル送信手段とを備え、前記中継端末は、前記配信元端末から前記ファイルを受信するファイル受信手段と、前記配信元端末から前記ファイルを受信した場合に、受信したファイルを保管するとともに、一定時間間隔で当該配信元端末に近距離無線通信における所定のコマンドを送信するファイル受信時制御手段と、自端末から前記配信元端末への前記コマンドの送信を検知した他の移動端末から、所定時間内に前記ファイルの送信要求を受信した場合に、前記保管されたファイルを当該他の移動端末に転送する要求受信時制御手段とを備え、前記配信先端末は、前記配信元端末からファイルの受信を試みて失敗し、他の移動端末から前記配信元端末へ送信された前記コマンドを傍受した場合に、前記配信元端末からの前記通信制御情報及び傍受した前記コマンドに基づいて、当該ファイルの配信先の他の移動端末を近距離無線通信にて探索する探索手段と、探索により得られた他の移動端末としての前記中継端末に当該ファイルの送信を要求する送信要求手段と、当該要求に応じて送信されてきた当該ファイルを受信する要求ファイル受信手段とを備えたことを特徴とする。
【0021】
上記目的を達成するために、本発明に係る移動端末は、請求項7に記載したように、無線LANのアドホックモードにて情報を送受信する機能を有し、アドホックモードにてファイルの配信元端末からファイルの受信を試みる移動端末であって、前記配信元端末からのファイルの受信に失敗した場合に、当該配信元端末から予め通知された当該ファイルの配信先の全ての移動端末のアドレスを含む通信制御情報に基づいて、当該ファイルの配信先の他の移動端末を無線LANにて探索する探索手段と、探索により得られた他の移動端末に当該ファイルの送信を要求する送信要求手段と、当該要求に応じて送信されてきた当該ファイルを受信するファイル受信手段とを備えたことを特徴とする。
【0022】
上記移動端末はファイルの配信元端末からファイルの受信を試みる移動端末、即ち、当該ファイルを所望する移動端末である。この移動端末が、アドホックモードにてファイルの配信元端末からファイルの受信を試みて配信元端末からのファイルの受信に失敗した場合、探索手段が、当該配信元端末から予め通知された当該ファイルの配信先の全ての移動端末のアドレスを含む通信制御情報に基づいて、当該ファイルの配信先の他の移動端末を無線LANにて探索する。そして、送信要求手段が、探索により得られた他の移動端末に当該ファイルの送信を要求し、ファイル受信手段が、当該要求に応じて送信されてきた当該ファイルを受信する。
【0023】
これにより、本発明に係る移動端末が、ファイルの配信元の端末に無線LAN経由でアクセス可能な領域の外へ移動した場合であっても、当該移動端末は所望のファイルを獲得することができる。また、本発明では、ファイルサーバの設置を一切必要としないため設備のコスト高を回避でき、また、ファイルサーバを中継する処理手順ではないためファイルの配信元の端末及び当該本発明に係る移動端末の双方において操作の煩雑さを回避することができる。
【0024】
なお、上記通信制御情報は、請求項8に記載したように、電子メールによって配信元端末から、本発明に係る移動端末へ予め通知される構成とすることができる。
【0025】
上記目的を達成するために、本発明に係る移動端末は、請求項9に記載したように、無線LANのアドホックモードにて情報を送受信する機能を有する移動端末であって、アドホックモードにてファイルの配信元端末からファイルを受信した場合に、受信したファイルを保管するとともに、一定時間間隔で当該配信元端末に無線LAN上の所定のコマンドを送信するファイル受信時制御手段と、自端末から前記配信元端末への前記コマンドの送信を検知した他の移動端末から、所定時間内に前記ファイルの送信要求を受信した場合に、前記保管されたファイルを当該他の移動端末に転送する要求受信時制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0026】
上記移動端末は、ファイルを所望する他の移動端末へのファイル転送を中継する移動端末である。この移動端末が、アドホックモードにてファイルの配信元端末からファイルを受信した場合、ファイル受信時制御手段が、受信したファイルを保管するとともに、一定時間間隔で当該配信元端末に無線LAN上の所定のコマンドを送信する。これにより、他の移動端末が、自端末から配信元端末への所定のコマンドの送信を検知する可能性が高くなる。そして、他の移動端末が自端末から配信元端末への所定のコマンドの送信を検知し、本発明に係る移動端末が、当該他の移動端末から所定時間内にファイルの送信要求を受信した場合、要求受信時制御手段が、保管されたファイルを当該他の移動端末に転送する。
【0027】
これにより、ファイルを所望する他の移動端末が、本発明に係る移動端末から配信元端末への所定のコマンドの送信を検知する可能性が高くなり、本発明に係る移動端末が、一旦受信し保管したファイルを当該他の移動端末に転送できる可能性が高くなるため、当該他の移動端末がファイルの配信元端末に対し無線LAN経由でアクセス可能な領域の外へ移動した場合でも、所望のファイルを獲得できる可能性を向上させることができる。
【0028】
なお、上記の所定のコマンドは、請求項10に記載したように、PINGコマンドで構成することができる。
【0029】
本発明は、上記のように移動端末の発明として記述できる他に、以下のように、通信制御方法の発明及び通信システムの発明としても記述できる。これらはカテゴリーが異なるだけで、実質的に同一の発明であり、同様の作用・効果を奏する。
【0030】
前述した請求項7記載の移動端末の発明は、請求項11のように通信制御方法の発明として、また、請求項13のように通信システムの発明として、記述することができる。
【0031】
即ち、本発明に係る通信制御方法は、請求項11に記載したように、無線LANのアドホックモードにて情報を送受信する機能を有する移動端末における通信制御方法であって、アドホックモードにてファイルの配信元端末からファイルの受信を試みる受信試行工程と、前記配信元端末からのファイルの受信に失敗した場合に、当該配信元端末から予め通知された当該ファイルの配信先の全ての移動端末のアドレスを含む通信制御情報に基づいて、当該ファイルの配信先の他の移動端末を無線LANにて探索する探索工程と、探索により得られた他の移動端末に当該ファイルの送信を要求する送信要求工程と、当該要求に応じて送信されてきた当該ファイルを受信するファイル受信工程とを有することを特徴とする。
【0032】
また、本発明に係る通信システムは、請求項13に記載したように、無線LANのアドホックモードにて情報を送受信する機能を有する複数の移動端末から成り、当該複数の移動端末が、送信すべきファイルを持つ配信元端末と、前記配信元端末から無線LANで通信可能な範囲外に位置し当該ファイルの受信を所望する配信先端末と、前記配信元端末から無線LANで通信可能な範囲内に位置し所定の場合に前記配信先端末へのファイルの送信を中継する中継端末とを含んで構成される通信システムであって、前記配信元端末は、前記ファイルの配信先の全ての移動端末のアドレスを含む通信制御情報を同報送信する同報送信手段と、無線LANで通信可能な範囲に位置する移動端末に、アドホックモードにて前記ファイルを送信するファイル送信手段とを備え、前記中継端末は、前記配信元端末から前記ファイルを受信するファイル受信手段と、前記配信先端末から前記ファイルの送信要求を受信した場合、当該要求に応じて前記ファイルを前記配信先端末に転送するファイル転送手段とを備え、前記配信先端末は、前記配信元端末からファイルの受信を試みて失敗した場合に、前記配信元端末からの前記通信制御情報に基づいて、当該ファイルの配信先の他の移動端末を無線LANにて探索する探索手段と、探索により得られた他の移動端末としての前記中継端末に当該ファイルの送信を要求する送信要求手段と、当該要求に応じて送信されてきた当該ファイルを受信する要求ファイル受信手段とを備えたことを特徴とする。
【0033】
前述した請求項9記載の移動端末の発明は、請求項12のように通信制御方法の発明として、また、請求項14のように通信システムの発明として、記述することができる。
【0034】
即ち、本発明に係る通信制御方法は、請求項12に記載したように、無線LANのアドホックモードにて情報を送受信する機能を有する移動端末における通信制御方法であって、アドホックモードにてファイルの配信元端末からファイルの受信を試みる受信試行工程と、前記配信元端末からのファイルの受信に成功した場合に、受信したファイルを保管するとともに、一定時間間隔で当該配信元端末に無線LAN上の所定のコマンドを送信するファイル受信時制御工程と、自端末から前記配信元端末への前記コマンドの送信を検知した他の移動端末から、所定時間内に前記ファイルの送信要求を受信した場合に、前記保管されたファイルを当該他の移動端末に転送する要求受信時制御工程とを有することを特徴とする。
【0035】
また、本発明に係る通信システムは、請求項14に記載したように、無線LANのアドホックモードにて情報を送受信する機能を有する複数の移動端末から成り、当該複数の移動端末が、送信すべきファイルを持つ配信元端末と、前記配信元端末から無線LANで通信可能な範囲外に位置し当該ファイルの受信を所望する配信先端末と、前記配信元端末から無線LANで通信可能な範囲内に位置し所定の場合に前記配信先端末へのファイルの送信を中継する中継端末とを含んで構成される通信システムであって、前記配信元端末は、前記ファイルの配信先の全ての移動端末のアドレスを含む通信制御情報を同報送信する同報送信手段と、無線LANで通信可能な範囲に位置する配信先の移動端末に、アドホックモードにて前記ファイルを送信するファイル送信手段とを備え、前記中継端末は、前記配信元端末から前記ファイルを受信するファイル受信手段と、前記配信元端末から前記ファイルを受信した場合に、受信したファイルを保管するとともに、一定時間間隔で当該配信元端末に無線LAN上の所定のコマンドを送信するファイル受信時制御手段と、自端末から前記配信元端末への前記コマンドの送信を検知した他の移動端末から、所定時間内に前記ファイルの送信要求を受信した場合に、前記保管されたファイルを当該他の移動端末に転送する要求受信時制御手段とを備え、前記配信先端末は、前記配信元端末からファイルの受信を試みて失敗し、他の移動端末から前記配信元端末へ送信された前記コマンドを傍受した場合に、前記配信元端末からの前記通信制御情報及び傍受した前記コマンドに基づいて、当該ファイルの配信先の他の移動端末を無線LANにて探索する探索手段と、探索により得られた他の移動端末としての前記中継端末に当該ファイルの送信を要求する送信要求手段と、当該要求に応じて送信されてきた当該ファイルを受信する要求ファイル受信手段とを備えたことを特徴とする。
【0036】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら、本発明に係る実施の形態を説明する。以下では、移動端末10が、近距離無線通信のうち、無線LANのアドホックモードにて情報を送受信する実施形態について説明する。
【0037】
[第1実施形態]
第1実施形態では、請求項1、3、5、7、8、11、13に記載の発明に関する実施形態を説明する。
【0038】
図1には本実施形態の通信システムの構成を示す。同図に示すように、本実施形態の通信システム1は、同様の内部構成(図2に基づき後述する)を持った3台以上の移動端末10A、10B、10C(移動端末10と総称する)を含んで構成されており、移動端末10は無線LANのアドホックモードにて情報を送受信する機能を有している。
【0039】
ここでは、移動端末10Aが、送信すべきファイルを持つ配信元端末に相当し、移動端末10Cが、配信元端末としての移動端末10Aから無線LANで通信可能な領域範囲30の外側に位置し当該ファイルの受信を所望する配信先端末に相当し、そして、移動端末10Bが、上記領域範囲30の内側に位置し所定の場合に、配信先端末としての移動端末10Cへのファイルの送信を中継する中継端末に相当する。以下、説明をわかり易くするため、移動端末10Aを「送信端末10A」、移動端末10Bを「中継端末10B」、移動端末10Cを「受信端末10C」と、それぞれ呼ぶこととする。
【0040】
図2には、各移動端末10の構成図を示す。同図に示すように、移動端末10は、CPU11と、入力部12と、表示部13と、音声処理部14と、メモリ15と、FTPサーバ部16と、ファイル記憶部17と、無線LAN部18と、電子メール送受信部19とを含んで構成され、これら各部はバス20を介して相互に接続されている。
【0041】
入力部12は、電源のオン/オフ、機能の選択等を指示する各種操作釦を備えて構成され、これら各種操作釦は、単独で又は組み合せて押下されることにより、指示内容に応じた入力信号をCPU11に出力する。表示部13は、LCD(Liquid Crystal Display)やEL(Electro Luminescence)等により構成され、画面上に表示データの表示を行う。音声処理部14は、変換器、増幅器等により構成され、図示しないマイク及びスピーカを備える。メモリ15は、ROMやRAMにより構成される。
【0042】
また、ファイル記憶部17は、配信対象となる動画や画像等の大きいサイズのファイルを記憶するためのEEPROM(Electrically Erasable and Programmable ROM)等の不揮発性の記憶装置により構成され、FTPサーバ部16は、上記記憶されたファイルを配信する機能、即ち、FTPサーバと同様の機能を持つ。無線LAN部18は、IEEE802.11b規格に基づいて所定の近距離の範囲内に位置する他の移動端末へデータを送信する機能を持ち、電子メール送受信部19は、指定されたメールアドレスの移動端末宛てに、主にテキストデータを送信したり、他の移動端末から受信する機能を持つ。なお、FTPサーバ部16は、無線LAN部18による無線LAN手順によって上記ファイルを他の移動端末へ送信するものとする。
【0043】
上記構成の各移動端末10は、本発明に係る配信元端末(送信端末)、配信先端末(受信端末)及び中継端末の全ての機能を備える。即ち、各移動端末10は、ある時点では配信元端末となり、別の時点では配信先端末となり、更に別の時点では中継端末となりうる。
【0044】
次に、図3及び図4を用いて本実施形態での通信制御処理を説明する。
【0045】
まず、送信端末10Aは、送信先となる移動端末(ここでは中継端末10Bと受信端末10C)の宛先を設定するとともに、以下のような各種の設定情報を電子メールの本文に設定する(図3のS1)。ここでの設定情報としては、例えば、▲1▼無線LANで使用する無線チャネル番号、▲2▼無線LANのグループを示すSSID、▲3▼無線LANの暗号化の際に使用するWEPキー、▲4▼自端末のIPアドレス、▲5▼メールを受信した相手に付与するIPアドレス、▲6▼自端末のFTPサーバ部16にアクセスするためのユーザ名及びパスワード、▲7▼送信すべきファイルが保管されたフォルダ名及びファイル名等の情報が挙げられる。
【0046】
そして、送信端末10Aは、各種の設定情報を含むメール本文を中継端末10Bと受信端末10Cへメール送信する(S2)。その後、無線LAN部18をオンして、上記各種の設定情報に従って各種の無線LANに関する設定をして、無線LANにて他の移動端末からのデータを待ち受ける(S3)。
【0047】
中継端末10B及び受信端末10Cは、それぞれ、S2で送信された電子メールを受信し(T1、R1)、受信したメール本文より各種の設定情報を抽出し(T2、R2)、そして、無線LAN部18をオンして上記各種の設定情報に従って各種の無線LANに関する設定をする(T3、R3)。さらに、中継端末10B及び受信端末10Cは、それぞれ、送信端末10Aに対しPINGコマンドを送信する(T4、R4)。
【0048】
このとき、中継端末10Bは、送信端末10Aから無線LANで通信可能な領域範囲30の内側に位置しているため、中継端末10BからのPINGコマンドは送信端末10Aにより受信され、送信端末10Aから中継端末10BへPINGコマンドに対する応答コマンドが返送される(S4)。一方の受信端末10Cは、送信端末10Aから無線LANで通信可能な領域範囲30の外側に位置しているため、受信端末10CからのPINGコマンドは送信端末10Aに届かない。このため、受信端末10Cは、PINGコマンドに対する応答コマンドを送信端末10Aから受信できない。
【0049】
なお、中継端末10BからのPINGコマンドと受信端末10CからのPINGコマンドとの競合は無線LANのCSMA/CDによって制御される。そのため、PINGコマンドの送信の順番は、受信端末10Cが先になることもあるし、中継端末10Bが先になることもある。
【0050】
その後、受信端末10Cは、無線LAN上を流れているIPパケットをリスニングする(R5)。
【0051】
そうした中、中継端末10Bは、送信端末10Aに対しFTPサーバ接続要求を送信し(T5)、当該接続がなされると、送信端末10Aはファイルの一部を中継端末10Bに転送する(S5)。この転送を受けた中継端末10Bは、肯定応答(ACK)を送信端末10Aに送信する(T6)。
【0052】
上記FTPサーバ接続要求及びACKは、IPパケットにて中継端末10Bから送信端末10Aへ送信されるため、受信端末10CはFTPサーバ接続要求及びACKを傍受することができる。そして、受信端末10Cは、例えば、ACKに添付された送信元アドレス情報(即ち、中継端末10BのIPアドレス)を得て、当該中継端末10BのIPアドレスが、R1で受信したメールに記載のあったIPアドレスと比較し、それらが一致することを確認する(R6)。
【0053】
その後、送信端末10Aから中継端末10Bへのファイルの一部の転送と、転送を受けた中継端末10Bから送信端末10AへのACK送信とが繰り返され、ファイルの一部の最終部分が転送されると(S6)、中継端末10BはACKを返送した後(T7)、送信端末10Aに切断要求を送信する(T8)。
【0054】
これにより、送信端末10Aと中継端末10B間の通信経路は切断される。その後、送信端末10Aでは、一定時間接続要求がないことを検知した後(図4のS7)、無線LAN部18をオフして(S8)、処理を終了する。
【0055】
一方、中継端末10Bでは、送信端末10Aとの通信経路の切断後は、ダウンロードを終了し(図3のT9)、FTPサーバ部16をオンすることでFTPサーバ機能をオンする(T10)。
【0056】
また、受信端末10Cは、T7のACK及びT8の切断要求を傍受することで、送信端末10Aから中継端末10Bへのファイル転送が完了したことを認識することができる。そこで、受信端末10Cは、中継端末10Bに対しFTPサーバ接続要求を送信し(図4のR7)、当該接続がなされると、中継端末10Bはファイルの一部を受信端末10Cに転送する(T11)。この転送を受けた受信端末10Cはファイルの一部を獲得することができ、そして、ACKを中継端末10Bに返送する(R8)。
【0057】
その後、中継端末10Bから受信端末10Cへのファイルの一部の転送と、転送を受けた受信端末10Cから中継端末10BへのACK送信とが繰り返され、ファイルの一部の最終部分が転送されると(T12)、受信端末10CはACKを返送した後(R9)、中継端末10Bに切断要求を送信する(R10)。これにより、中継端末10Bと受信端末10C間の通信経路は切断される。このとき、受信端末10Cはファイルの全部を獲得完了している。
【0058】
その後、中継端末10Bでは、一定時間接続要求がないことを検知した後(T13)、無線LAN部18をオフするとともに、受信されたファイルをファイル記憶部17の所定領域に移動して(T14)、処理を終了する。
【0059】
一方、受信端末10Cでは、中継端末10Bとの通信経路の切断後は、ダウンロードを終了し(R11)、FTPサーバ部16をオンすることでFTPサーバ機能をオンする(R12)。その後、受信端末10Cでは、一定時間接続要求がないことを検知した後(R13)、無線LAN部18をオフするとともに、受信されたファイルをファイル記憶部17の所定領域に移動して(R14)、処理を終了する。
【0060】
以上の図3、4の処理により、受信端末10Cは、送信端末10Aから無線LAN経由でアクセス可能な領域範囲30の外側へ移動した場合であっても、中継端末10B経由で所望のファイルを獲得することができる。
【0061】
また、このような移動端末同士のファイル中継を実現する通信システム1は、ファイルサーバの設置を一切必要としないため設備のコスト高を回避でき、また、ファイルサーバを中継する処理手順ではないため、各移動端末において操作の煩雑さを回避することができる。
【0062】
[第2実施形態]
第2実施形態では、請求項2、4、6、9、10、12、14に記載の発明に関する実施形態を説明する。なお、通信システム1の構成及び移動端末10の構成は、第1実施形態と同様であるので、説明を省略する。
【0063】
この第2実施形態は、中継端末10Bが、送信端末10Aからファイルを受信した場合に、一定時間間隔でPINGコマンドを送信端末10Aに送信することで、自端末がファイルを受信した端末であることを周囲の移動端末(受信端末10C等)に対して通知する態様である。
【0064】
次に、図5及び図6を用いて本実施形態での通信制御処理を説明する。
【0065】
まず、送信端末10Aは、送信先となる移動端末(ここでは中継端末10Bと受信端末10C)の宛先を設定するとともに、前述したような各種の設定情報を電子メールの本文に設定する(図5のS21)。そして、各種の設定情報を含むメール本文を中継端末10Bと受信端末10Cへメール送信する(S22)。その後、無線LAN部18をオンして、上記各種の設定情報に従って各種の無線LANに関する設定をして、無線LANにて他の移動端末からのデータを待ち受ける(S23)。
【0066】
中継端末10B及び受信端末10Cは、それぞれ、S22で送信された電子メールを受信し(T21、R21)、受信したメール本文より各種の設定情報を抽出し(T22、R22)、そして、無線LAN部18をオンして上記各種の設定情報に従って各種の無線LANに関する設定をする(T23、R23)。
【0067】
このあと、本実施形態では、受信端末10CによるIPパケットのリスニング(図6のR25)の実行タイミングが遅れ、受信端末10Cが、中継端末10Bから送信端末10AへのFTPサーバ接続要求やACKを傍受できなかったものとする。
【0068】
即ち、先に、中継端末10Bが送信端末10Aに対しPINGコマンドを送信する(T24)。このとき、中継端末10Bは、送信端末10Aから無線LANで通信可能な領域範囲30の内側に位置しているため、中継端末10BからのPINGコマンドは送信端末10Aにより受信され、送信端末10Aから中継端末10BへPINGコマンドに対する応答コマンドが返送される(S24)。そして、中継端末10Bは、送信端末10Aに対しFTPサーバ接続要求を送信し(T25)、当該接続がなされると、送信端末10Aはファイルを中継端末10Bに転送する(S25)。なお、図5では説明を簡単にするため、送信端末10Aがファイルを一度に中継端末10Bに転送するように記述しているが、図3のようにファイル転送は一部ずつ複数回に分けて行ってもよい。
【0069】
ファイルの転送を受けた中継端末10Bは、ACKを送信端末10Aに返送した後(T26)、送信端末10Aに切断要求を送信する(T27)。これにより、送信端末10Aと中継端末10B間の通信経路は切断される。
【0070】
一方、受信端末10Cも、送信端末10Aに対しPINGコマンドを送信する(R24)。このとき、受信端末10Cは、送信端末10Aから無線LANで通信可能な領域範囲30の外側に位置しているため、受信端末10CからのPINGコマンドは送信端末10Aに届かない。このため、受信端末10Cは、PINGコマンドに対する応答コマンドを送信端末10Aから受信することができない。そこで、受信端末10Cは、無線LAN上を流れているIPパケットをリスニングする(図6のR25)。
【0071】
ここで、中継端末10Bでは、送信端末10Aとの通信経路の切断後は、ダウンロードを終了し(T28)、FTPサーバ部16をオンすることでFTPサーバ機能をオンする(T29)。そして、中継端末10Bは、一定時間間隔でPINGコマンドを送信端末10Aに送信する(T30)。これにより、中継端末10Bは、自端末がファイルを受信した端末であることを周囲の移動端末(受信端末10C等)に対して通知することができる。
【0072】
これにより、受信端末10Cは、中継端末10Bから送信端末10AへのPINGコマンドを傍受することができる。そこで、受信端末10Cは、PINGコマンドに添付された送信元アドレス情報(即ち、中継端末10BのIPアドレス)を得て、当該中継端末10BのIPアドレスが、R21で受信したメールに記載のあったIPアドレスと比較し、それらが一致することを確認する(R26)。そこで、受信端末10Cは、中継端末10Bに対しFTPサーバ接続要求を送信する(R27)。
【0073】
中継端末10Bは、T30のPINGコマンド送信開始から所定時間内に上記FTPサーバ接続要求を受信すると、FTPサーバ接続をし、ファイルを受信端末10Cに転送する(T31)。この転送を受けた受信端末10Cは、ファイルを獲得することができる。そして、ACKを中継端末10Bに返送した後(R28)、中継端末10Bに切断要求を送信する(R29)。これにより、中継端末10Bと受信端末10C間の通信経路は切断される。
【0074】
その後、中継端末10Bでは、一定時間接続要求がないことを検知した後(T32)、無線LAN部18をオフするとともに、受信されたファイルをファイル記憶部17の所定領域に移動して(T33)、処理を終了する。
【0075】
なお、中継端末10Bは、T30のPINGコマンド送信開始から所定時間内にFTPサーバ接続要求を受信しない場合は、図示は略したが、近傍にファイルを所望する他の移動端末が存在しないと判断できるため、PINGコマンドの送信を中止し、無線LAN部18をオフするとともに、受信されたファイルをファイル記憶部17の所定領域に移動して、処理を終了する。
【0076】
一方、受信端末10Cでは、中継端末10Bとの通信経路の切断後は、ダウンロードを終了し(R30)、FTPサーバ部16をオンすることでFTPサーバ機能をオンする(R31)。その後、受信端末10Cでは、一定時間接続要求がないことを検知した後(R32)、無線LAN部18をオフするとともに、受信されたファイルをファイル記憶部17の所定領域に移動して(R33)、処理を終了する。
【0077】
なお、送信端末10Aでは、中継端末10Bとの間の通信経路が切断された後は、中継端末10BからPINGコマンドを受信するものの、無線LANの接続要求は受信しないため、一定時間接続要求がないことを検知した後(S26)、無線LAN部18をオフして(S27)、処理を終了する。
【0078】
以上の図5、6の処理により、中継端末10Bが、送信端末10Aからファイルを受信した場合に、一定時間間隔でPINGコマンドを送信端末10Aに送信することで、自端末がファイルを受信した端末であることを周囲の移動端末(受信端末10C等)に対して通知するため、仮に、受信端末10CによるIPパケットのリスニング(図6のR25)の実行タイミングが遅れ、受信端末10Cが、中継端末10Bから送信端末10AへのFTPサーバ接続要求やACKを傍受できなかったとしても、上記PINGコマンドを傍受できることとなり、ファイルを所望する受信端末10Cはファイルを獲得することができる。即ち、受信端末10Cが、送信端末10Aから無線LAN経由でアクセス可能な領域範囲30の外側へ移動した場合であっても、中継端末10B経由で所望のファイルを獲得できる可能性を向上させることができる。
【0079】
なお、上記の実施形態では、移動端末10が無線LANのアドホックモードにて情報を送受信する形態について説明したが、移動端末10が他の近距離無線通信方式、例えば、Bluetoothにて情報を送受信する形態についても、本発明は適用可能である。
【0080】
Bluetoothにて情報を送受信する形態では、送信端末10Aは、図3のS1又は図5のS21において、送信先となる移動端末(中継端末10Bと受信端末10C)の宛先を設定するとともに、▲1▼全端末のBDアドレス、▲2▼リンクキー、▲3▼自端末のIPアドレス、▲4▼メールを受信した相手に付与するIPアドレス、▲5▼自端末のFTPサーバ部16にアクセスするためのユーザ名及びパスワード、▲6▼送信すべきファイルが保管されたフォルダ名及びファイル名等の設定情報を電子メールの本文に設定し、個人ネットワークエリア(PAN:Personal Area Networking)プロファイルを使用することで、それ以降の処理を同様に実行することができ、同様の効果を得ることができる。
【0081】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る移動端末において、配信元端末からのファイルの受信に失敗した場合、探索手段が、当該配信元端末から予め通知された当該ファイルの配信先の全ての移動端末のアドレスを含む通信制御情報に基づいて、当該ファイルの配信先の他の移動端末を近距離無線通信にて探索し、送信要求手段が、探索により得られた他の移動端末に当該ファイルの送信を要求し、ファイル受信手段が、当該要求に応じて送信されてきた当該ファイルを受信する。これにより、本発明に係る移動端末が、ファイルの配信元の端末に近距離無線通信にてアクセス可能な領域の外へ移動した場合であっても、当該移動端末は所望のファイルを獲得することができる。また、本発明では、ファイルサーバの設置を一切必要としないため設備のコスト高を回避でき、また、ファイルサーバを中継する処理手順ではないためファイルの配信元の端末及び当該本発明に係る移動端末の双方において操作の煩雑さを回避することができる。
【0082】
また、本発明に係る移動端末において、ファイル受信時制御手段が、受信したファイルを保管するとともに一定時間間隔で当該配信元端末に近距離無線通信における所定のコマンドを送信する。そして、他の移動端末が自端末から配信元端末への所定のコマンドの送信を検知し、本発明に係る移動端末が、当該他の移動端末から所定時間内にファイルの送信要求を受信すると、要求受信時制御手段が、保管されたファイルを当該他の移動端末に転送する。これにより、ファイルを所望する他の移動端末が、本発明に係る移動端末から配信元端末への所定のコマンドの送信を検知する可能性が高くなり、本発明に係る移動端末が、一旦受信し保管したファイルを当該他の移動端末に転送できる可能性が高くなるため、当該他の移動端末がファイルの配信元端末に対し近距離無線通信にてアクセス可能な領域の外へ移動した場合でも、所望のファイルを獲得できる可能性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明の実施形態における通信システムの構成図である。
【図2】移動端末の構成図である。
【図3】第1実施形態における通信制御処理の前半を示すフロー図である。
【図4】第1実施形態における通信制御処理の後半を示すフロー図である。
【図5】第2実施形態における通信制御処理の前半を示すフロー図である。
【図6】第2実施形態における通信制御処理の後半を示すフロー図である。
【符号の説明】
1…通信システム、10…移動端末、10A…送信端末、10B…中継端末、10C…受信端末、11…CPU、12…入力部、13…表示部、14…音声処理部、15…メモリ、16…FTPサーバ部、17…ファイル記憶部、18…無線LAN部、19…電子メール送受信部、20…バス、30…領域範囲。

Claims (14)

  1. 近距離無線通信にて他の移動端末との間で情報を送受信する機能を有し、近距離無線通信にてファイルの配信元端末からファイルの受信を試みる移動端末であって、
    前記配信元端末からのファイルの受信に失敗した場合に、当該配信元端末から予め通知された当該ファイルの配信先の全ての移動端末のアドレスを含む通信制御情報に基づいて、当該ファイルの配信先の他の移動端末を近距離無線通信にて探索する探索手段と、
    探索により得られた他の移動端末に当該ファイルの送信を要求する送信要求手段と、
    当該要求に応じて送信されてきた当該ファイルを受信するファイル受信手段と、
    を備えた移動端末。
  2. 近距離無線通信にて他の移動端末との間で情報を送受信する機能を有する移動端末であって、
    近距離無線通信にてファイルの配信元端末からファイルを受信した場合に、受信したファイルを保管するとともに、一定時間間隔で当該配信元端末に近距離無線通信における所定のコマンドを送信するファイル受信時制御手段と、
    自端末から前記配信元端末への前記コマンドの送信を検知した他の移動端末から、所定時間内に前記ファイルの送信要求を受信した場合に、前記保管されたファイルを当該他の移動端末に転送する要求受信時制御手段と、
    を備えた移動端末。
  3. 近距離無線通信にて他の移動端末との間で情報を送受信する機能を有する移動端末における通信制御方法であって、
    近距離無線通信にてファイルの配信元端末からファイルの受信を試みる受信試行工程と、
    前記配信元端末からのファイルの受信に失敗した場合に、当該配信元端末から予め通知された当該ファイルの配信先の全ての移動端末のアドレスを含む通信制御情報に基づいて、当該ファイルの配信先の他の移動端末を近距離無線通信にて探索する探索工程と、
    探索により得られた他の移動端末に当該ファイルの送信を要求する送信要求工程と、
    当該要求に応じて送信されてきた当該ファイルを受信するファイル受信工程と、
    を有する通信制御方法。
  4. 近距離無線通信にて他の移動端末との間で情報を送受信する機能を有する移動端末における通信制御方法であって、
    近距離無線通信にてファイルの配信元端末からファイルの受信を試みる受信試行工程と、
    前記配信元端末からのファイルの受信に成功した場合に、受信したファイルを保管するとともに、一定時間間隔で当該配信元端末に近距離無線通信における所定のコマンドを送信するファイル受信時制御工程と、
    自端末から前記配信元端末への前記コマンドの送信を検知した他の移動端末から、所定時間内に前記ファイルの送信要求を受信した場合に、前記保管されたファイルを当該他の移動端末に転送する要求受信時制御工程と、
    を有する通信制御方法。
  5. 近距離無線通信にて他の移動端末との間で情報を送受信する機能を有する複数の移動端末から成り、当該複数の移動端末が、送信すべきファイルを持つ配信元端末と、前記配信元端末から近距離無線通信で通信可能な範囲外に位置し当該ファイルの受信を所望する配信先端末と、前記配信元端末から近距離無線通信で通信可能な範囲内に位置し所定の場合に前記配信先端末へのファイルの送信を中継する中継端末とを含んで構成される通信システムであって、
    前記配信元端末は、
    前記ファイルの配信先の全ての移動端末のアドレスを含む通信制御情報を同報送信する同報送信手段と、
    近距離無線通信で通信可能な範囲に位置する移動端末に、近距離無線通信にて前記ファイルを送信するファイル送信手段とを備え、
    前記中継端末は、
    前記配信元端末から前記ファイルを受信するファイル受信手段と、
    前記配信先端末から前記ファイルの送信要求を受信した場合、当該要求に応じて前記ファイルを前記配信先端末に転送するファイル転送手段とを備え、
    前記配信先端末は、
    前記配信元端末からファイルの受信を試みて失敗した場合に、前記配信元端末からの前記通信制御情報に基づいて、当該ファイルの配信先の他の移動端末を近距離無線通信にて探索する探索手段と、
    探索により得られた他の移動端末としての前記中継端末に当該ファイルの送信を要求する送信要求手段と、
    当該要求に応じて送信されてきた当該ファイルを受信する要求ファイル受信手段とを備えた、
    ことを特徴とする通信システム。
  6. 近距離無線通信にて他の移動端末との間で情報を送受信する機能を有する複数の移動端末から成り、当該複数の移動端末が、送信すべきファイルを持つ配信元端末と、前記配信元端末から近距離無線通信で通信可能な範囲外に位置し当該ファイルの受信を所望する配信先端末と、前記配信元端末から近距離無線通信で通信可能な範囲内に位置し所定の場合に前記配信先端末へのファイルの送信を中継する中継端末とを含んで構成される通信システムであって、
    前記配信元端末は、
    前記ファイルの配信先の全ての移動端末のアドレスを含む通信制御情報を同報送信する同報送信手段と、
    近距離無線通信で通信可能な範囲に位置する配信先の移動端末に、近距離無線通信にて前記ファイルを送信するファイル送信手段とを備え、
    前記中継端末は、
    前記配信元端末から前記ファイルを受信するファイル受信手段と、
    前記配信元端末から前記ファイルを受信した場合に、受信したファイルを保管するとともに、一定時間間隔で当該配信元端末に近距離無線通信における所定のコマンドを送信するファイル受信時制御手段と、
    自端末から前記配信元端末への前記コマンドの送信を検知した他の移動端末から、所定時間内に前記ファイルの送信要求を受信した場合に、前記保管されたファイルを当該他の移動端末に転送する要求受信時制御手段とを備え、
    前記配信先端末は、
    前記配信元端末からファイルの受信を試みて失敗し、他の移動端末から前記配信元端末へ送信された前記コマンドを傍受した場合に、前記配信元端末からの前記通信制御情報及び傍受した前記コマンドに基づいて、当該ファイルの配信先の他の移動端末を近距離無線通信にて探索する探索手段と、
    探索により得られた他の移動端末としての前記中継端末に当該ファイルの送信を要求する送信要求手段と、
    当該要求に応じて送信されてきた当該ファイルを受信する要求ファイル受信手段とを備えた、
    ことを特徴とする通信システム。
  7. 無線LANのアドホックモードにて情報を送受信する機能を有し、アドホックモードにてファイルの配信元端末からファイルの受信を試みる移動端末であって、
    前記配信元端末からのファイルの受信に失敗した場合に、当該配信元端末から予め通知された当該ファイルの配信先の全ての移動端末のアドレスを含む通信制御情報に基づいて、当該ファイルの配信先の他の移動端末を無線LANにて探索する探索手段と、
    探索により得られた他の移動端末に当該ファイルの送信を要求する送信要求手段と、
    当該要求に応じて送信されてきた当該ファイルを受信するファイル受信手段と、
    を備えた移動端末。
  8. 前記通信制御情報は、電子メールによって前記配信元端末から予め通知されることを特徴とする請求項7記載の移動端末。
  9. 無線LANのアドホックモードにて情報を送受信する機能を有する移動端末であって、
    アドホックモードにてファイルの配信元端末からファイルを受信した場合に、受信したファイルを保管するとともに、一定時間間隔で当該配信元端末に無線LAN上の所定のコマンドを送信するファイル受信時制御手段と、
    自端末から前記配信元端末への前記コマンドの送信を検知した他の移動端末から、所定時間内に前記ファイルの送信要求を受信した場合に、前記保管されたファイルを当該他の移動端末に転送する要求受信時制御手段と、
    を備えた移動端末。
  10. 前記所定のコマンドは、PINGコマンドであることを特徴とする請求項9記載の移動端末。
  11. 無線LANのアドホックモードにて情報を送受信する機能を有する移動端末における通信制御方法であって、
    アドホックモードにてファイルの配信元端末からファイルの受信を試みる受信試行工程と、
    前記配信元端末からのファイルの受信に失敗した場合に、当該配信元端末から予め通知された当該ファイルの配信先の全ての移動端末のアドレスを含む通信制御情報に基づいて、当該ファイルの配信先の他の移動端末を無線LANにて探索する探索工程と、
    探索により得られた他の移動端末に当該ファイルの送信を要求する送信要求工程と、
    当該要求に応じて送信されてきた当該ファイルを受信するファイル受信工程と、
    を有する通信制御方法。
  12. 無線LANのアドホックモードにて情報を送受信する機能を有する移動端末における通信制御方法であって、
    アドホックモードにてファイルの配信元端末からファイルの受信を試みる受信試行工程と、
    前記配信元端末からのファイルの受信に成功した場合に、受信したファイルを保管するとともに、一定時間間隔で当該配信元端末に無線LAN上の所定のコマンドを送信するファイル受信時制御工程と、
    自端末から前記配信元端末への前記コマンドの送信を検知した他の移動端末から、所定時間内に前記ファイルの送信要求を受信した場合に、前記保管されたファイルを当該他の移動端末に転送する要求受信時制御工程と、
    を有する通信制御方法。
  13. 無線LANのアドホックモードにて情報を送受信する機能を有する複数の移動端末から成り、当該複数の移動端末が、送信すべきファイルを持つ配信元端末と、前記配信元端末から無線LANで通信可能な範囲外に位置し当該ファイルの受信を所望する配信先端末と、前記配信元端末から無線LANで通信可能な範囲内に位置し所定の場合に前記配信先端末へのファイルの送信を中継する中継端末とを含んで構成される通信システムであって、
    前記配信元端末は、
    前記ファイルの配信先の全ての移動端末のアドレスを含む通信制御情報を同報送信する同報送信手段と、
    無線LANで通信可能な範囲に位置する移動端末に、アドホックモードにて前記ファイルを送信するファイル送信手段とを備え、
    前記中継端末は、
    前記配信元端末から前記ファイルを受信するファイル受信手段と、
    前記配信先端末から前記ファイルの送信要求を受信した場合、当該要求に応じて前記ファイルを前記配信先端末に転送するファイル転送手段とを備え、
    前記配信先端末は、
    前記配信元端末からファイルの受信を試みて失敗した場合に、前記配信元端末からの前記通信制御情報に基づいて、当該ファイルの配信先の他の移動端末を無線LANにて探索する探索手段と、
    探索により得られた他の移動端末としての前記中継端末に当該ファイルの送信を要求する送信要求手段と、
    当該要求に応じて送信されてきた当該ファイルを受信する要求ファイル受信手段とを備えた、
    ことを特徴とする通信システム。
  14. 無線LANのアドホックモードにて情報を送受信する機能を有する複数の移動端末から成り、当該複数の移動端末が、送信すべきファイルを持つ配信元端末と、前記配信元端末から無線LANで通信可能な範囲外に位置し当該ファイルの受信を所望する配信先端末と、前記配信元端末から無線LANで通信可能な範囲内に位置し所定の場合に前記配信先端末へのファイルの送信を中継する中継端末とを含んで構成される通信システムであって、
    前記配信元端末は、
    前記ファイルの配信先の全ての移動端末のアドレスを含む通信制御情報を同報送信する同報送信手段と、
    無線LANで通信可能な範囲に位置する配信先の移動端末に、アドホックモードにて前記ファイルを送信するファイル送信手段とを備え、
    前記中継端末は、
    前記配信元端末から前記ファイルを受信するファイル受信手段と、
    前記配信元端末から前記ファイルを受信した場合に、受信したファイルを保管するとともに、一定時間間隔で当該配信元端末に無線LAN上の所定のコマンドを送信するファイル受信時制御手段と、
    自端末から前記配信元端末への前記コマンドの送信を検知した他の移動端末から、所定時間内に前記ファイルの送信要求を受信した場合に、前記保管されたファイルを当該他の移動端末に転送する要求受信時制御手段とを備え、
    前記配信先端末は、
    前記配信元端末からファイルの受信を試みて失敗し、他の移動端末から前記配信元端末へ送信された前記コマンドを傍受した場合に、前記配信元端末からの前記通信制御情報及び傍受した前記コマンドに基づいて、当該ファイルの配信先の他の移動端末を無線LANにて探索する探索手段と、
    探索により得られた他の移動端末としての前記中継端末に当該ファイルの送信を要求する送信要求手段と、
    当該要求に応じて送信されてきた当該ファイルを受信する要求ファイル受信手段とを備えた、
    ことを特徴とする通信システム。
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